JP2016222417A - 監視装置 - Google Patents

監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016222417A
JP2016222417A JP2015110787A JP2015110787A JP2016222417A JP 2016222417 A JP2016222417 A JP 2016222417A JP 2015110787 A JP2015110787 A JP 2015110787A JP 2015110787 A JP2015110787 A JP 2015110787A JP 2016222417 A JP2016222417 A JP 2016222417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
state
threshold
detected
detector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015110787A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6564619B2 (ja
Inventor
倍 李
Bai Yi
倍 李
安昭 山口
Yasuaki Yamaguchi
安昭 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SBS Toshiba Logistics Corp
Original Assignee
Toshiba Logistics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Logistics Corp filed Critical Toshiba Logistics Corp
Priority to JP2015110787A priority Critical patent/JP6564619B2/ja
Publication of JP2016222417A publication Critical patent/JP2016222417A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6564619B2 publication Critical patent/JP6564619B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】物流過程における対象物の状態の良否判断を容易に行うことが可能な監視装置を提供すること。
【解決手段】監視装置1は、対象物100に印加される負荷を検出する検出器22、検出器22で検出された負荷を記憶可能な第1記憶部23、及び、第1記憶部23に記憶された負荷を送信する第1通信部24を有するセンサタグ11と、第1通信部24と無線又は有線により通信する第2通信部42、及び、対象物100の状態が不良となる負荷の値を閾値として記憶する第2記憶部45を備える判断装置12と、センサタグ11又は判断装置12に設けられ、検出器22で検出された負荷及び閾値を比較し、負荷が閾値以下であるときに対象物100の状態を良と判断し、負荷が閾値を越えた場合に、対象物100の状態を不良と判断する制御部28、46と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、対象物の状態を監視可能な監視装置に関する。
例えば、製造した製品をダンボールや木箱等のコンテナに収納した対象物を納品先に納品するまでの物流過程において、コンベア、フォークリフト、トラック及び手作業等により当該対象物を搬送する技術が知られている。この物流過程において、対象物には負荷が印加される。
例えば、対象物は、温度や湿度等の外部環境の変化に曝される虞がある。また、例えば、搬送時に対象物に振動や衝撃が印加される。このような負荷は、対象物に収納された製品に影響を与える虞がある。当該負荷により対象物に影響が生じると、対象物の性能の低下や破損の要因となり、結果として、物流過程において製品に不良が生じさせる虞がある。
そこで、対象物に加速度センサや温湿度センサ等の検出器を取り付け、対象物の搬送後に当該検出器を回収し、PC等の処理装置に検出器を接続して、搬送時のデータを抽出し、搬送作業の影響における対象物の状態の良否判断を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような技術は、対象物の状態の良否判断を行うことで、対象物に印加された負荷によって、製品に不良が生じた虞があるか否かを判断する。この判断結果に基づいて、製品を納品先に納品する前に、不良が生じた虞のある製品を回収することが可能となる。
特開2006−248728号公報
上述した装置では、以下の問題があった。即ち、対象物に取り付けた検出器を回収し、回収した検出器を処理装置に接続して情報を抽出し、当該情報に基づいて対象物の状態の良否を判断する作業が必要であり、作業が繁雑となる。このため、対象物の数が多いと、時間的及び人員的な負荷が増大する、という問題がある。また、対象物の状態の良否判断を行うまでは、搬送後の対象物を納品することができず、また、不良が生じた虞がある場合には、再度、新たな対象物を搬送先まで搬送する必要があり、迅速な物流に影響がある。
また、検出器によって検出した情報は、物流過程におけるピークの値である。このため、対象物に影響を与える負荷が物流過程のいずれにおいて生じたのか、また、物流過程において生じた対象物の状態を不良とする虞のある負荷の回数及び時間を把握することが困難である。このため、物流過程において負荷が生じる過程を改善する等の物流品質管理に、検出情報を生かすことが難しく、物流品質管理が困難である、という問題がある。
そこで本発明は、物流過程における対象物の状態の良否判断を容易に行うことが可能な監視装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の監視装置は、次のように構成されている。
本発明の一態様として、監視装置は、対象物に印加される負荷を検出する検出器、前記検出器で検出された前記負荷を記憶可能な第1記憶部、及び、前記第1記憶部に記憶された前記負荷を送信する第1通信部を有するセンサタグと、前記第1通信部と無線又は有線により通信する第2通信部、及び、前記対象物の状態が不良となる前記負荷の値を閾値として記憶する第2記憶部を備える判断装置と、前記センサタグ又は前記判断装置に設けられ、前記検出器で検出された前記負荷及び前記閾値を比較し、前記負荷が前記閾値以下であるときに前記対象物の状態を良と判断し、前記負荷が前記閾値を越えた場合に、前記対象物の状態を不良と判断する制御部と、を備える。
本発明の一態様として、監視装置は、対象物に印加される負荷を検出する検出器、前記検出器で検出された前記負荷を記憶可能な第1記憶部、前記第1記憶部に記憶された前記負荷を送信する第1通信部、及び、前記検出器で検出された前記負荷を前記第1記憶部に記憶させる第1制御部を有するセンサタグと、前記第1通信部から送信された前記負荷を受信する第2通信部、前記対象物の状態が不良となる前記負荷の値を閾値として記憶する第2記憶部、前記第2通信部で受信した前記負荷及び前記閾値を比較し、前記負荷が前記閾値以下であるときに前記対象物の状態を良と判断し、前記負荷が前記閾値を越えた場合に、前記対象物の状態を不良と判断する第2制御部を備える判断装置と、を備える。
本発明によれば、物流過程における対象物の搬送作業の良否判断を容易に行うことが可能な監視装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る監視装置の構成を模式的に示す説明図。 同監視装置の構成を模式的に示すブロック図。 同監視装置に用いられる判断装置の表示部の画像の一例を示す説明図。 同判断装置の表示部の画像の一例を示す説明図。 同監視装置を用いた物流過程の一例を示す流れ図。
以下、本発明の一実施形態に係る監視装置1を、図1乃至図5を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る監視装置1の構成を模式的に示す説明図、図2は監視装置1に用いられるセンサタグ11及び判断装置12の構成を模式的に示すブロック図、図3は判断装置12の表示部43の画像の一例を示す説明図、図4は判断装置12の表示部43の画像の一例を示す説明図、図5は監視装置1を用いた物流過程の一例を示す流れ図である。
監視装置1は、例えば、物流過程における対象物100の状態を監視し、物流過程における対象物100に印加される負荷から、対象物100の状態の良及び不良の判断である良否判断を行う装置である。
ここで、対象物100とは、製品、例えば、衝撃に脆弱な製品、具体例としては、太陽光パネルが複数梱包されて、ダンボールや木箱等のコンテナに収容されることで構成される。対象物100は、手作業にてパレット200まで搬送されるとともに、パレット200に複数載置された状態で、フォークリフト210及びトラック220等の搬送手段によって搬送される。
また、例えば、対象物100の不良とは、物流過程において印加された負荷により、対象物100内に収容された製品に性能低下や損傷等の影響が生じ、結果製品が不良品となっている虞があることを意味する。
監視装置1は、対象物100の状態変化を検出するセンサタグ11と、センサタグ11で検出した情報等の情報をセンサタグ11と送受信し、且つ、対象物100の状態の良否判断を行う判断装置12と、を備えている。また、監視装置1は、BlueTooth(登録商標)やケーブル等により無線又は有線でセンサタグ11と接続されるとともに、ローカルネットワーク、インターネット又は3G通信等によるネットワーク110を介してセンサタグ11及び判断装置12と接続される複数の処理装置13を備えている。
センサタグ11は、第1外郭体21と、検出器22と、第1記憶部23と、第1通信部24と、電力供給源25と、報知手段26と、スイッチ27と、第1制御部28と、を備えている。
なお、図1中、センサタグ11は、複数の対象物100に一つのみ設ける構成を示しているが、センサタグ11は、単数又は複数用いられる。例えば、複数のセンサタグ11が用いられる例としては、複数の対象物100が載置されたパレット200一つに対してセンサタグ11を一つ設け、センサタグ11及び対象物100が載置されたパレット200が複数、トラック220に載置される例が挙げられる。他の例としては、対象物100一つに対してセンサタグ11が設けられる例が挙げられる。なお、センサタグ11は、製品の種類や物流過程において、適宜単数又は複数用いられる。
第1外郭体21は、樹脂材料又は金属材料により形成された防水性を有する箱体である。第1外郭体21は、内部に検出器22、第1記憶部23、第1通信部24、電力供給源25、報知手段26及び第1制御部28を収納可能に形成された箱状の容器である。
検出器22は、第1外郭体21に印加される負荷、即ち、対象物100に印加される負荷を検出可能なセンサである。ここで、例えば、負荷とは、加速度、温度及び湿度等である。例えば、検出器22は、加速度センサ31と、温度センサ32と、湿度センサ33と、を備えている。
第1記憶部23は、所謂ロガーやR−ROMと呼ばれる記憶媒体である。第1記憶部23は、検出器22で検出された情報を記憶可能に形成されている。
第1通信部24は、判断装置12とBlueTooth(登録商標)等による無線通信、及び、処理装置13と3G通信等によるネットワーク110を介した無線通信が可能な無線通信部35と、処理装置13と有線で接続されることで、処理装置13と通信が可能な有線通信部36と、を備えている。有線通信部36は、所謂有線用の通信インターフェイスである。
電力供給源25は、乾電池又は二次電池等のバッテリーである。
報知手段26は、センサタグ11の電源のON/OFFを表示可能なLEDや、ブザーを外部に報知可能なスピーカ等である。
スイッチ27は、第1外郭体21の外面に配置される。スイッチ27は、センサタグ11内部の回路を切り換えることで、電力供給源25から各構成への電力供給をON/OFFすることが可能に構成されている。
第1制御部28は、検出器22、第1記憶部23、第1通信部24、電力供給源25及び報知手段26に信号線99等を介して電気的に接続される。第1制御部28は、日付及び時刻を計時する時計機能を有している。
第1制御部28は、検出器22で検出した情報、並びに、当該情報を検出した日付及び時間を検出情報として第1記憶部23に記憶させる機能を有している。例えば、第1制御部28は、全物流過程における検出情報を、当該検出情報を検出した日付及び時間を関連付けて第1記憶部23に記憶可能に構成される。
第1制御部28は、第1通信部24を制御することで、第1記憶部23に記憶された検出情報を、第1通信部24を介して外部に送信可能に構成されている。
第1制御部28は、第1記憶部23に記憶された検出情報の書き換えを防止可能に構成されている。また、第1制御部28は、第1記憶部23に記憶された情報を、判断装置12及び処理装置13等からのパスワード入力によりアクセスが可能、且つ、当該アクセス後に外部指示に基づいて削除可能に構成されている。
第1制御部28は、報知手段26により各情報を報知可能に構成されている。例えば、第1制御部28は、電力供給源25から各構成品に電力が供給され、電源がONである場合に報知手段26のLEDを点灯させる。また、例えば、第1制御部28は、各構成品の故障発生等の異常時に、又は、検出器22で検出された情報が異常な値を示したときに、スピーカから音を発することで当該異常を外部に報知させる。
判断装置12は、物流過程において、対象物100が通過する搬送経路上の地面に設置される端末か、又は、タブレット等の携帯端末である。判断装置12は、第2外郭体41と、第2通信部42と、表示部43と、入力装置44と、第2記憶部45と、第2制御部46と、を備えている。
第2外郭体41は、第2通信部42、第2記憶部45、及び、第2制御部46を収容し、且つ、表示部43及び入力装置44を外部に配置する。第2外郭体41は、物流過程における対象物100の搬送経路上の地面に設置可能に形成されるか、又は、当該搬送経路上に作業員が使用可能に配置される。
第2通信部42は、第1通信部24とBlueTooth(登録商標)等の無線通信が可能な第1無線通信部51と、3GやWi−Fi(登録商標)等によりネットワーク110を介して処理装置13と通信可能な第2無線通信部52と、を備えている。
表示部43は、情報を表示可能なディスプレイである。入力装置44は、例えば、タッチパネルである。入力装置44は、表示部43に表示された画像に当て嵌められた入力範囲が操作されることで、外部指示を入力可能に形成されている。
第2記憶部45は、センサタグ11で検出され、第1通信部24から送信された検出情報を記憶可能に形成されている。第2記憶部45は、物流過程における対象物100に印加される負荷、本実施形態においては振動及び衝撃により、加速度が所定の値を越えた場合に対象物100の製品に破損等の影響が生ずる虞がある加速度が閾値として記憶されている。
当該閾値は、検出器22の検出情報、即ち、加速度センサ31で検出された加速度と閾値とを比較し、検出された加速度が閾値を越えた場合に対象物100の製品が不良品となる虞があると判断する、対象物100の状態の良否判断に用いられる。
換言すると、当該閾値は、対象物100の物流過程において、対象物100にある一定以上の負荷が印加されていない対象物100に適した搬送であったか否かである、物流過程の良否判断を行う基準の値である。
当該閾値は、加速度であり、例えば、対象物100に応じて作業者が任意に設定することが可能に、複数の閾値が記憶されている。
また、第2記憶部45は、複数の補正値が記憶されている。補正値とは、第2制御部46において処理を行う、検出された加速度のピークの上限値、及び、処理に用いる検出された加速度の波形の周波数(パルス幅)の上限値である。
第2記憶部45は、図3及び図4に示すように、表示部43に所定の情報を表示する画像パターンが記憶されている。
画像パターンは、例えば、第2記憶部45に記憶された複数の閾値を任意に選択するために表示される第1画像パターン61と、検出情報を表示する範囲又は感度等を任意に選択するために表示される第2画像パターン62と、検出情報を表示する第3画像パターン63と、センサタグ11の状態を表示する第4画像パターン64と、を備えている。また、画像パターンは、これら以外に適宜設定される。
第1画像パターン61は、例えば、図3中に「NG検出G」及び「1G」乃至「4G」と示すように、対象物100の状態の良否判断を行うための複数の閾値であり、作業者が当該複数の閾値から任意の一の閾値を選択するための表示を有している。また、第1画像パターン61は、例えば、図3中に「警報レベル」及び「1G」乃至「4G」と示すように、対象物100の状態に影響を与える可能性のある旨を警報する閾値を複数の閾値であり、作業者が当該閾値から任意の一の閾値を選択するための表示を有している。第1画像パターン61は、複数の閾値からいずれか一が選択されたときに、選択された閾値と、非選択の閾値とが、異なる色で表示可能に構成される。
第2画像パターン62は、例えば、図3中に「レンジ」、「2G」、「4G」、「8G」及び「16G」と示すように、加速度センサ31で検出した加速度のうち、表示部43で表示する等の第2制御部46において処理を行う検出された加速度のピーク値の上限を選択する表示を有している。また、第2画像パターン62は、図3中に「周波数」、「OFF」、「5Hz」、「10Hz」、「20Hz」、「41Hz」、「92Hz」、「184Hz」及び「460Hz」と示すように、閾値と比較する等の第2制御部46において処理を行うための、検出された加速度のパルス幅の上限を選択する表示から構成される。
第3画像パターン63は、例えば、図3中に示すように、検出情報の詳細、具体的には、加速度センサ31で検出した日付、時刻及び加速度の一覧の表示、並びに、温度センサ32及び湿度センサ33で検出した日付、時刻、温度及湿度の一覧の表示を有している。
第4画像パターン64は、図3及び図4に示すように、各センサタグ11で検出された物流過程における対象物100の状態の良否の表示を有している。
より具体的には、第4画像パターン64は、対象物100の状態が良好の場合に緑、警告の場合に黄色、不良の場合に赤色といったように、対象物100の状態の良否の状態に応じて色を識別したタイムチャートの表示を有している。また、第4画像パターン64は、図4に示すように、単数又は複数のセンサタグ11で検出された対象物100の状態の良否判断の結果の一覧の表示を有している。
第2制御部46は、センサタグ11と所定の距離となったときに、第2通信部42を制御し、第1通信部24と通信することで、センサタグ11から検出情報を受信し、第2記憶部45に記憶させる機能を有している。
また、第2制御部46は、以下の(1)乃至(4)の機能を有している。
(1)入力装置44により、複数の閾値及び検出情報を表示する範囲を選択可能とする機能。
(2)第2記憶部45に記憶された複数の閾値の内、選択された一の閾値と検出情報とを比較し、物流過程の良否を判断する機能。
(3)物流過程の良否判断結果を表示部43に表示する機能。
(4)物流過程の良否判断結果を処理装置13に送信する機能。
次に、上記機能(1)乃至(4)について、説明する。
機能(1)は、第2記憶部45に記憶された表示部43の画像パターンに基づいて、表示部43に情報を表示するとともに、当該表示部43に表示される画像に基づいて、入力装置44の外部指示を入力するための入力範囲を設定する機能である。
例えば、第1画像パターン61及び第2画像パターン62の表示のうち、複数の閾値を選択する範囲、及び、検出情報を表示するレンジを選択する範囲に、入力装置44の入力範囲を設定し、入力装置44が操作されたときに、当該範囲のいずれかの閾値又はレンジを選択可能に表示部43及び入力装置44を制御する。
具体例として、第2制御部46は、図3に示すように、第1画像パターン61に基づいて、複数の閾値を選択する画像を表示部43に表示させるとともに、入力装置44の入力範囲を、第1画像パターン61の「NG検出G」及び「警報レベル」に記載された複数の閾値に当て嵌める。
同様に、第2画像パターン62に基づいて、複数の補正値を選択する画像を表示部43に表示させるとともに、入力装置44の入力範囲を、当該第2画像パターン62の「レンジ」及び「周波数」に記載されたピーク値の上限及びパルス幅の上限に当て嵌める。
また、入力範囲のうち、いずれかの閾値に該当する範囲が作業者により操作された場合、換言すると、作業者によりいずれかの閾値及び補正値が選択された場合に、当該閾値及び補正値に基づいて対象物100の状態の良否を判断する。
併せて、第3画像パターン63に基づいて、補正された検出情報、具体的には、各時間における検出した温度及湿度の表示と、各時間における検出した加速度の表示を表示部43に表示させる。
このように、機能(1)は、入力装置44を制御して入力範囲を変更することで、作業者によって、物流過程の良否判断に用いられる複数の閾値及び複数の補正値を表示する範囲から、いずれかの閾値及び補正値を選択可能とする機能である。
機能(2)は、入力装置44により任意に選択された複数の閾値と検出情報とを比較し、物流過程の良否を判断する機能である。具体的には、まず、センサタグ11から送信された検出情報の加速度のピーク値を、入力装置44により任意に選択されたレンジを上限とする補正を行う。また、ローパスフィルタとして、当該検出情報から任意に選択された周波数を越える加速度を排除する。このように、任意に選択された補正値に基づいて、検出された加速度を補正する。
次に、補正した検出情報と任意に選択された閾値とを比較し、検出した加速度が閾値を越えるか否かを判断する。このとき、NG検出Gで選択された閾値が警告レベルで選択された閾値よりも高い場合には、検出した加速度は、NG検出Gの閾値及び警告レベルの閾値のそれぞれに対して判断される。
加速度がNG検出Gの閾値を越えた場合には、物流過程の良否判断は不良と判断される。加速度がNG検出Gの閾値以下であり、且つ、警告レベルの閾値を越えた場合は、物流過程の良否判断は警告と判断される。加速度がNG検出Gの閾値以下であって、且つ、警告レベルの閾値以下である場合は、物流過程の良否判断は良と判断される。
なお、NG検出Gで選択された閾値と警告レベルで選択された閾値が同じ、又は、警告レベルで選択された閾値がNG検出Gで選択された閾値よりも高い場合には、加速度とNG検出Gの閾値とを比較して、物流過程の良否を判断する。
このように、機能(2)は、補正した検出情報と選択された閾値とを比較し、選択された閾値及び物流過程において印加された負荷から、対象物100の製品の状態が良好か不良か、即ち、物流過程において搬送が適切になされたか否かを判断する機能である。
機能(3)は、機能(2)で行った物流過程の良否判断の結果を表示部43に表示する機能である。具体的には、第4画像パターン64に基づいて、図4に示すように、対象物100の物流過程における検出情報を受信した複数のセンサタグ11毎の物流過程の良否判断の一覧を表示部43に表示させる。例えば、複数のセンサタグ11の識別表示として、予めセンサタグ11に設定された識別表示「TAG101」、「TAG102」「TAG103」と表示部43に表示する。併せて、それぞれの物流過程の良否判断の結果を表示部43に表示する。
例えば、結果が良の場合には、図4に示すように、センサタグ11が設けられた対象物100の状態が良好であるとして「OK」と表示するとともに、緑色でチェックマークを表示する。例えば、結果が不良の場合には、図4に示すように、センサタグ11が設けられた対象物100の状態が不良である虞があるとして「NG」と表示するとともに、赤色でエクスクラメーションマークを表示する。例えば、結果が警告の場合には、「警告」と表示するとともに、黄色でエクスクラメーションマークを表示する。
また、複数のセンサタグ11のいずれかを選択可能に、入力装置44を制御して、各センサタグ11の識別表示に、具体的には「TAG101」、「TAG102」「TAG103」に、入力範囲を当て嵌める。
第4画像パターン64に基づいて、各センサタグ11の検出情報の詳細を確認可能に、第1画像パターン61、第2画像パターン62及び第3画像パターン63が表示される画面上に、物流過程の良否の状態に応じて色を識別したタイムチャートを表示する。
また、第1画像パターン61乃至第4画像パターン64のタイムチャートが表示される画面は、センサタグ11毎に生成される。また、当該各画面は、入力装置44を操作し、図4に示す各センサタグ11の識別表示を選択することで表示するように関連づけられる。
このように機能(3)は、機能(2)で行った物流過程の良否判断の結果を複数のセンサタグ11をまとめて一括表示するとともに、各センサタグ11の詳細な結果を表示する機能である。
機能(4)は、機能(2)で行った物流過程の良否判断の結果を、第2通信部42の第2無線通信部52から、ネットワーク110を介して処理装置13に当該情報を送信する機能である。
次に、このように構成された監視装置1を用いた対象物100の物流の一例を、図1及び図6を用いて説明する。
先ず、製品をコンテナに収容した対象物100を、例えばパレット200上に複数載置するとともに、最上段の対象物100上にセンサタグ11を載置する。次に、当該パレット200をフォークリフト210によりトラック220まで搬送する(ステップST1)。このとき、フォークリフト210で搬送しているときにセンサタグ11に印加される負荷が検出器22により検出される(ステップST2)。
なお、フォークリフト210を用いてトラック220まで搬送する搬送経路上には、判断装置12が設置されている。この判断装置12の近くを通過するときに、トラック220の一次側に配置された判断装置12とパレット200上のセンサタグ11とが通信することで、判断装置12は、検出情報を受信する(ステップST3)。
検出情報を受信すると、判断装置12の第2制御部46は、受信した検出情報を、予め作業者により入力装置44を介して入力された補正値に基づいて補正する(ステップST4)。次に、補正した検出情報、及び、予め作業者により選択された閾値に基づいて、対象物100の状態の良否判断を行う(ステップST5)。
検出した加速度が閾値以内である場合には、対象物100の状態が良好、即ち、異常なしと判断し(ステップST6のYES)、対象物100の状態の良否判断の結果を、第2通信部42からネットワーク110を介して処理装置13に送信する(ステップST7)。次に、作業者は、対象物100の状態が良好である旨を確認すると、対象物100の搬送が終了したか否か、即ち、納品直前であるか否かを判断する(ステップST8)。
搬送が終了していない場合(ステップST8のNO)には、処理装置13に送信された判断結果に基づいて、作業者は、フォークリフト210の運転者にトラック220へ対象物100が載置されたパレット200の搬入指示を行う。次いで、フォークリフト210の運転者は、トラック220へパレット200を載置し、トラック220の荷台上に、所定の数のパレット200を載置するまで、ステップST1以降の作業を繰り返す。
トラック220へ所定の数のパレット200を載置後、トラック220を運転者が運転し、次の目的地まで対象物100を搬送する(ステップST1)。なお、トラック220を用いて納品先まで対象物100を搬送するときに、運転者は、判断装置12を持参し、車内に装備(搭載)する。また、納品先においては、作業者が判断装置12を持って待機している。即ち、トラック220の運転者や納品先の作業車は、判断槽値12を形態し、納品直前までの間、ステップST1乃至ステップST7の工程が繰り返される。
納品直前まで対象物100の搬送が終了した場合(ステップST8のYES)には、作業者は、対象物100の納品の指示を行うとともに、判断装置12又は処理装置13を介してパスワードを解除してセンサタグ11にアクセスし、センサタグ11の第1記憶部23に記憶された検出情報を削除する。これにより、センサタグ11は、次回の対象物100の搬送時に、新たに負荷を検出し、検出情報を第1記憶部23に記憶することが可能となる。
ステップST5において、検出した加速度が閾値を越えていた場合には、対象物100の状態が不良、即ち、対象物100が不良品となっている虞ありと判断する(ステップST6のNO)。第2制御部46は、対象物100の状態の良否判断の結果を、第2通信部42からネットワーク110を介して処理装置13に送信する(ステップST9)。
作業者は、対象物100の状態が不良である旨を確認すると、対象物100の搬送作業時においては、作業者に対して、対象物100の搬送の停止指示を行う(ステップST10)。具体的には、納品先へ移動途中の場合においては、当該搬送経路の途中の段階で搬送作業の停止指示を運転者に行う。フォークリフト210での搬送作業の場合においては、トラック220にパレット200を載置せず、新たなパレット200をトラック220まで搬送する。トラック220での搬送作業の場合においては、納品先へ移動せず、出荷場所へ引き返す。トラック220の荷台から対象物100が載置されたパレット200が荷下ろしされた場合には、作業者は、納品作業の停止指示を行い、出荷先にパレット200を搬送する。併せて、新たな対象物100の搬送作業の指示を行う。
このように構成された監視装置1によれば、センサタグ11で検出した対象物100に印加された負荷の検出情報を、判断装置12と無線を介して非接触に行うことが可能となる。また、判断装置12は、対象物100の搬送経路上に固定又は配置するだけでよい。また、対象物100を開封する必要が無く、且つ、センサタグ11も直接的に判断装置12や処理装置13と接続することを要しない。このため、監視装置1は、検出された検出情報に基づいて、容易、且つ、瞬時に、対象物100の状態の良否判断を行うことが可能となる。
また、判断装置12は、所定の位置に設置可能な構成とすることで、同一の搬送経路上で対象物100を繰り返し搬送する工程においては、高い作業性を有する。即ち、工場内等の定まった経路をフォークリフト210等で搬送する場合には、当該搬送経路上に判断装置12を設置する構成でよく、運転者等の搬送作業を行う作業者は、搬送経路に沿って対象物100を搬送するだけでよく、作業性がよい。
また、判断装置12は、持ち運び可能な構成とすることで、異なる搬送経路で対象物100を搬送する工程、又は、対象物100が地面上等に置かれた状態の工程においては、高い作業性を有する。
即ち、納品先が違う場合や道路状況等により異なる搬送経路で対象物100を搬送する場合においては、トラック220に車載した(携帯した)判断装置12により、ドライブインでの休憩時等に、トラック220内で対象物100の状態の良否判断を行うことが可能となる。このため、搬送途中で対象物100の状態が不良と分かった場合には、その時点で搬送作業を中断し、搬送元へ戻ることが可能となる。
また、納品先でパレット200がトラック220から積み下ろしされ、複数のパレット200が納品先の搬入エリアに載置されている場合には、作業者が判断装置12を持参して、これらパレット200の周囲を移動するだけで、対象物100の状態の良否判断を行うことが可能となる。なお、パレット200が載置又は収用されたトラック220やコンテナが複数台並んでいる場合であっても同様である。このように、パレット200上のセンサタグ11から離間している場合や、トラック220の荷台やコンテナ等の遮蔽物があっても、無線通信が可能であれば、移動するだけで対象物100の状態の良否判断が可能であり、高い作業性を有する。
また判断装置12で判断された対象物100の状態の良否判断の結果は、センサタグ11をまとめて確認することが可能であるとともに、センサタグ11毎に、タイムチャートによる詳細な日時毎の良否判断の結果を確認することが可能となる。
これにより、納品までの物流過程の全工程においては、良否に基づいて搬送作業の継続及び停止を行うことが可能となり、作業者は迅速な指示を搬送者に行うことが可能となる。
また、作業者は、対象物100の良否判断の結果において、警告又は不良の結果が発生したときは、第4画像パターン64により表示されるタイムチャートの色に基づいて、容易に識別することが可能となる。このため、当該タイムチャートに基づいて対象物100に印加される負荷が大きい物流プロセスを見直すことが可能となる。これにより、物流品質管理において不適切な物流プロセスを容易に洗い出すことが可能となり、作業性を向上することが可能となる。
より具体的に説明すると、対象物100の負荷の測定を開始してから終了するまでに検出した検出情報を閾値と比較し、検出した情報毎に対象物100の状態の良否を判断する。このため、全物流過程において、検出情報毎の対象物100の状態の良否判断を行うことから、時系列的にデータを分析することが可能となる。また、タイムチャートに検出情報毎の対象物100の状態の良否判断結果を色によるアラーム表示することで、全物流過程における、不適切な物流プロセス、即ち、対象物100に対して大きな負荷を与える物流プロセスの見直しが容易となる。
例えば、フォークリフト210やトラック220の移動時に加速度が閾値を超えた場合には、急発進や急ブレーキ等による要因や、段差等の路面状況が要因と判断可能となり、運転者への指導や搬送経路の改善が可能となる。このように、監視装置1において、時系列的にデータを分析可能とし、且つ、タイムチャートにより対象物100の状態の良否判断結果をアラーム表示することで、管理の作業性の向上が可能となる。
また、第1制御部28は、第1記憶部23に記憶された情報を、判断装置12又は処理装置13等からのパスワード入力を経たアクセスによる外部指示に基づいて削除可能な構成である。このため、第1記憶部23に記憶された検出情報は、権限あるものしか削除等ができないことから、検出情報の改ざん等を防止することが可能となる。
上述したように本発明の一実施形態に係る監視装置1によれば、センサタグ11で検出した負荷の情報を、無線により搬送経路上に配置された又は作業者等が携帯した判断装置12と通信して、閾値と検出情報を比較することで、物流過程における対象物100の状態の良否判断を容易に行うことが可能となる。
なお、本発明は上述した一実施形態に限定されるものではない。上述した例では、機能(2)として、判断装置12で入力された閾値及び補正値に基づいて、第2制御部46が検出情報を補正し、その後、閾値と比較することで、対象物100の状態の良否判断を行う構成を説明したが、これに限定されない。他の実施形態として、監視装置1は、判断装置12で入力された閾値及び補正値に基づいて、第1制御部28が検出情報を補正し、且つ、閾値と比較することで、対象物100の状態の良否判断を行う構成であってもよい。
具体的に説明すると、第2制御部46の機能(1)は、入力装置44を制御して入力範囲を変更し、いずれかの閾値及び補正値を選択可能とする機能に加え、選択された閾値及び補正値を、第2通信部42から、センサタグ11の第1通信部24に送信する機能を有する。
機能(2)は、第2制御部46が有さず、第1制御部28が有する。また、処理装置13は、判断装置12と同様に、複数の閾値及び補正値から、作業者が任意に閾値及び補正値を選択可能に形成される。
第1制御部28の機能(2)は、まず、判断装置12又は処理装置13からセンサタグ11に送信された任意に選択された閾値及び補正値を第1記憶部23に記憶する。次に、判断装置12又は処理装置13から送信された任意に選択された複数の閾値と検出情報とを比較し、物流過程の良否を判断する機能である。具体的には、まず、検出器22の加速度センサ31で検出された検出情報である加速度のピーク値を、任意に選択されたレンジを上限とする補正を行う。また、ローパスフィルタとして、当該検出情報から任意に選択された周波数を越える加速度を排除する。このように、任意に選択された補正値に基づいて、検出された加速度を補正する。
次に、補正した検出情報と任意に選択された閾値とを比較し、検出した加速度が閾値を越えるか否かを判断する。このとき、NG検出Gで選択された閾値が警告レベルで選択された閾値よりも高い場合には、検出した加速度は、NG検出Gの閾値及び警告レベルの閾値のそれぞれに対して判断される。
加速度がNG検出Gの閾値を越えた場合には、物流過程の良否判断は不良と判断される。加速度がNG検出Gの閾値以下であり、且つ、警告レベルの閾値を越えた場合は、物流過程の良否判断は警告と判断される。加速度がNG検出Gの閾値以下であって、且つ、警告レベルの閾値以下である場合は、物流過程の良否判断は良と判断される。
なお、NG検出Gで選択された閾値と警告レベルで選択された閾値が同じ、又は、警告レベルで選択された閾値がNG検出Gで選択された閾値よりも高い場合には、加速度とNG検出Gの閾値とを比較して、物流過程の良否を判断する。
次に、補正した検出情報のうち、NG検出Gで選択された閾値を超えた加速度及び警告レベルで選択された閾値を超えた加速度を第1記憶部23に記憶させる。即ち、対象物100の状態が不良であると判断された加速度、及び、対象物100の状態が警告レベルであると判断された加速度を、第1記憶部23に記憶させる。併せて、これら不良又は警告と判断された検出情報を検出した日付及び時間を検出情報として第1記憶部23に記憶させる。
また、センサタグ11と判断装置12とが所定の距離に近づいたときに、第1通信部24により、判断装置12に第1記憶部23に記憶された不良又は警告と判断された検出情報及び検出した日付及び時間を、判断装置12に送信する。
このように、機能(2)は、補正した検出情報と選択された閾値とを比較し、選択された閾値に対して物流過程において印加された負荷に対して、対象物100の製品の状態が良好か不良かを判断し、不良又は警告と判断した検出情報を第1記憶部23に記憶する機能である。また、機能(2)は、当該記憶した検出情報を、判断装置12に送信する機能である。
このため、第2制御部46の機能(3)は、第1制御部28の機能(2)により判断され、送信された物流過程の良否判断の結果を受信し、複数のセンサタグ11をまとめて一括表示するとともに、各センサタグ11の詳細な結果を表示する。
このように構成された本発明の他の実施形態に係る監視装置1によれば、上述した一実施形態と同様の効果を奏する。また、本実施形態においては、対象物100の状態の良否判断を行い、不良又は警告と判断した検出情報のみを第1記憶部23に記憶するとともに、判断装置12に送信され、同様に、判断装置12においても、当該情報が第2記憶部45に記憶される。
第1記憶部23及び第2記憶部45に記憶される検出情報は、不良又は警告と判断された検出情報並びに日付及び時間の情報のみでよく、記憶される検出情報量を低減できる。このため、第1記憶部23及び第2記憶部45の記憶容量が小さくてすみ、センサタグ11及び判断装置12のコストを低減することが可能となる。また、検出情報量を低減できることから、物流過程が長い場合であっても、物流過程の途中において第1記憶部23の記憶容量不足を防止できるため、物流過程の全工程において、センサタグ11により検出情報を検出し、対象物100の状態の良否判断を行うことが可能となる。結果、監視装置1の信頼性が向上することとなる。
また、本発明は、上述した一実施形態及び他の実施形態に限定されるものではない。上述した例では、監視装置1は、物流過程において、対象物100に収容された製品の状態の良否判断を加速度センサ31で検出した加速度に基づいて判断する構成を説明したがこれに限定されない。例えば、閾値として、さらに、温度及び湿度条件から、製品への結露の虞がある値を設定し、加速度による判断に加えて、さらに結露についても対象物100の状態の良否判断に加えても良い。また、製品が冷蔵及び冷凍状態で搬送が必要な場合には、閾値として所定の温度を設定する構成であってもよい。
また、上述した例では、検出器22が加速度センサ31、温度センサ32及び湿度センサ33を備える構成を説明したがこれに限定されない。例えば、対象物100に収容される製品が、搬送時に所定の姿勢で搬送される必要がある場合には、検出器22は、さらに傾斜センサ又はジャイロセンサを備える構成としてもよい。このような場合においては、所定の傾斜角度又は回転角度を閾値と設定し、検出情報と当該閾値を比較することで、対象物100の状態の良否判断を行えば良い。
また、上述した例では、第1外郭体21は、樹脂材料又は金属材料により形成された箱状の容器である構成を説明したがこれに限定されない。例えば、第1外郭体21は、略全面又は稜部に防振ゴム等の樹脂材料により形成された被覆部材を設ける構成であってもよい。この被覆部材を第1外郭体21に設けることで、例えば、搬送により発生することで対象物100に印加される振動及び衝撃とは別に、搬送時に対象物100と第1外郭体21が直接的に接触や衝突することで第1外郭体21に生じる振動及び衝撃を吸収可能となる。これにより、センサタグ11で検出された加速度が対象物100に印加された加速度と同等となり、検出された加速度の信頼性が向上する。また、同様の効果を得るために、接着シール、バンド及びラッピングシート等によって、対象物100や対象物100内の製品に直接的に、且つ、密着させてセンサタグ100を固定する構成であってもよい。
また、上述した例では、監視装置1は、物流過程における対象物100の搬送において、対象物100の状態の良否を監視する構成を説明したがこれに限定されない。例えば、工場や建設現場におけるクレーンによる吊り作業において、加速度センサ31及び傾斜センサを検出器22として有するセンサタグ11を対象物100に取り付けて、クレーン作業時の対象物100の状態の良否判断を行う構成であってもよい。このような構成とすることで、センサタグ11及び判断装置12の距離が離間していても、無線通信によって検出情報を判断装置12が受信可能であるから、作業者がクレーンから離れた状態で、対象物100の状態を監視可能となり、高い安全性を有する作業が可能となる。
また、検出器22に歪みゲージ等を用いたセンサタグ11をトンネルや架橋に設置し、経年変化により破損の虞がある歪みを閾値と設定し、判断装置12を搭載した車両でトンネルや架橋を通過することで、対象物であるトンネルや架橋の状態の良否判断を行う構成であってもよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1…監視装置、11…センサタグ、12…判断装置、13…処理装置、21…第1外郭体、22…検出器、3…第1記憶部、24…第1通信部、25…電力供給源、26…報知手段、27…スイッチ、28…第1制御部、31…加速度センサ、32…温度センサ、33…湿度センサ、35…無線通信部、36…有線通信部、41…第2外郭体、42…第2通信部、43…表示部、44…入力装置、45…第2記憶部、46…第2制御部、51…第1無線通信部、52…第2無線通信部、61…第1画像パターン、62…第2画像パターン、63…第3画像パターン、64…第4画像パターン、99…信号線、100…対象物、110…ネットワーク、200…パレット、210…フォークリフト、220…トラック。

Claims (10)

  1. 対象物に印加される負荷を検出する検出器、前記検出器で検出された前記負荷を記憶可能な第1記憶部、及び、前記第1記憶部に記憶された前記負荷を送信する第1通信部を有するセンサタグと、
    前記第1通信部と無線又は有線により通信する第2通信部、及び、前記対象物の状態が不良となる前記負荷の値を閾値として記憶する第2記憶部を備える判断装置と、
    前記センサタグ又は前記判断装置に設けられ、前記検出器で検出された前記負荷及び前記閾値を比較し、前記負荷が前記閾値以下であるときに前記対象物の状態を良と判断し、前記負荷が前記閾値を越えた場合に、前記対象物の状態を不良と判断する制御部と、
    を備えることを特徴とする監視装置。
  2. 前記制御部は、日付及び時刻を計時する機能を有し、前記検出器で検出された前記負荷とともに、前記負荷を検出した前記日付及び時刻を前記第1記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記制御部は、前記センサタグに設けられた第1制御部であり、
    前記第1制御部は、前記第1記憶部に記憶された前記負荷並びに前記負荷を検出した前記日付及び時刻を、前記第1通信部を制御することで前記第2通信部に送信し、
    前記判断装置は、情報を表示する表示部及び外部指示を入力する入力装置と、前記第2通信部で受信した前記負荷、前記負荷を検出した前記日付及び時刻、並びに、前記対象物の状態を判断した結果を前記表示部に表示する第2制御部と、を具備することを特徴とする請求項2に記載の監視装置。
  4. 前記第1記憶部に記憶させる前記負荷は、前記対象物の状態を不良と判断された負荷であることを特徴とする請求項3に記載の監視装置。
  5. 前記第2制御部は、前記負荷を検出した前記日付及び時刻に基づいて、前記負荷及び前記対象物の状態を判断した結果を前記表示部に時系列に表示することを特徴とする請求項3に記載の監視装置。
  6. 前記センサタグは複数設けられ、
    前記第2制御部は、複数の前記センサタグで検出された前記負荷と前記閾値とを比較した前記対象物の状態を判断した結果を、前記表示部の一の画像に表示するとともに、前記センサタグ毎の前記負荷及び前記対象物の状態を判断した結果を時系列に前記表示部の他の画像に表示することを特徴とする請求項4に記載の監視装置。
  7. 前記センサタグと直接的又はネットワークを介して接続されるとともに、前記判断装置と前記ネットワークを介して接続される処理装置をさらに備え、
    前記第2制御部は、前記対象物の状態を判断した結果を前記処理装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の監視装置。
  8. 前記第2記憶部には、前記対象物に応じた閾値が複数記憶され、
    前記入力装置は、複数の前記閾値から一の閾値を選択する入力手段を有し、
    前記第1制御部は、前記入力装置で選択された前記閾値と前記負荷を比較することを特徴とする請求項3に記載の監視装置。
  9. 前記対象物は、物流過程において搬送される製品を収容し、
    前記検出器は、加速度センサであり、
    前記負荷は、前記搬送時に前記対象物に印加される加速度であり、
    前記閾値は、前記搬送時に前記対象物に印加されることで前記製品の状態を不良とする前記加速度の値であることを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  10. 対象物に印加される負荷を検出する検出器、前記検出器で検出された前記負荷を記憶可能な第1記憶部、前記第1記憶部に記憶された前記負荷を送信する第1通信部、及び、前記検出器で検出された前記負荷を前記第1記憶部に記憶させる第1制御部を有するセンサタグと、
    前記第1通信部から送信された前記負荷を受信する第2通信部、前記対象物の状態が不良となる前記負荷の値を閾値として記憶する第2記憶部、前記第2通信部で受信した前記負荷及び前記閾値を比較し、前記負荷が前記閾値以下であるときに前記対象物の状態を良と判断し、前記負荷が前記閾値を越えた場合に、前記対象物の状態を不良と判断する第2制御部を備える判断装置と、
    を備えることを特徴とする監視装置。
JP2015110787A 2015-05-29 2015-05-29 監視装置 Expired - Fee Related JP6564619B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015110787A JP6564619B2 (ja) 2015-05-29 2015-05-29 監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015110787A JP6564619B2 (ja) 2015-05-29 2015-05-29 監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016222417A true JP2016222417A (ja) 2016-12-28
JP6564619B2 JP6564619B2 (ja) 2019-08-21

Family

ID=57747138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015110787A Expired - Fee Related JP6564619B2 (ja) 2015-05-29 2015-05-29 監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6564619B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021215863A1 (ko) * 2020-04-23 2021-10-28 Bae Sung Hoon 스마트 물류 모니터링을 수행하는 장치 및 그 제어 방법
JP6968252B1 (ja) * 2020-12-24 2021-11-17 菱洋エレクトロ株式会社 IoTシステム、ノード端末、及びプログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000302211A (ja) * 1999-04-19 2000-10-31 Shin Sangyo Souzou Kenkyu Kiko データキャリアおよび物流過程の品質保証方法
JP2004284825A (ja) * 2003-03-21 2004-10-14 Xerox Corp 輸送物データ取得システム
JP2006112855A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Matsushita Electric Works Ltd 衝撃記録装置及び梱包体
JP2006248728A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Matsushita Electric Works Ltd 輸送状況検知装置
JP2012197136A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Tokio Marine & Nichido Fire Insurance Co Ltd 物流品質検査システム及びその構成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000302211A (ja) * 1999-04-19 2000-10-31 Shin Sangyo Souzou Kenkyu Kiko データキャリアおよび物流過程の品質保証方法
JP2004284825A (ja) * 2003-03-21 2004-10-14 Xerox Corp 輸送物データ取得システム
JP2006112855A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Matsushita Electric Works Ltd 衝撃記録装置及び梱包体
JP2006248728A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Matsushita Electric Works Ltd 輸送状況検知装置
JP2012197136A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Tokio Marine & Nichido Fire Insurance Co Ltd 物流品質検査システム及びその構成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021215863A1 (ko) * 2020-04-23 2021-10-28 Bae Sung Hoon 스마트 물류 모니터링을 수행하는 장치 및 그 제어 방법
US11934990B2 (en) 2020-04-23 2024-03-19 Willog Co., Ltd. Apparatus and method for outputting a continuously changed QR code by reflecting a monitored logistics status
JP6968252B1 (ja) * 2020-12-24 2021-11-17 菱洋エレクトロ株式会社 IoTシステム、ノード端末、及びプログラム
JP2022101303A (ja) * 2020-12-24 2022-07-06 菱洋エレクトロ株式会社 IoTシステム、ノード端末、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6564619B2 (ja) 2019-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10504343B2 (en) Systems and methods of tracking products during transport
US11315423B2 (en) System for monitoring tank truck operation platform and for guiding and positioning vehicle and method for using the same
US20190034863A1 (en) Shipping accuracy
KR101531702B1 (ko) 물류운영시스템의 배송이력정보 관리장치
CA2844548C (en) Fire detection system
US20180039940A1 (en) Environmental parameter monitor with wide area communication
KR20160094597A (ko) 실시간 모니터링 기능을 갖는 운송화물 관리 시스템
AU2020223710A1 (en) Systems and methods for weight determination and closed loop speed control
JP2004323169A (ja) 物流管理システム
JP6564619B2 (ja) 監視装置
US11597641B2 (en) Industrial truck and method for operating the same
CN112262415B (zh) 用于监测货物运输期间的振动的系统和方法
US20210284449A1 (en) Wireless cargo manifest tracker and hazard protection system
US10055647B2 (en) Method and system for monitoring logistics facilities
US20180077519A1 (en) Systems and methods of controlling an association between wireless devices while in an assigned domain
JP7280056B2 (ja) 積載状況監視装置および積載状況監視方法
MX2014005118A (es) Sistemas y metodos de calibracion de vehiculos con bascula de pesaje.
CN207748804U (zh) 一种叉车安全提示装置及叉车
JP2018077802A (ja) 監視装置
WO2019027321A1 (en) PALLET LOAD PROTECTIVE DEVICE, FORK LIFTING TRUCK EQUIPPED WITH THE SAME, AND METHOD FOR LOAD PROTECTION ON A PALLET
JP2019034803A (ja) 車載器および荷物管理システム
KR20180001334U (ko) 컨테이너의 무게 측정 장치
JP2023085019A (ja) 遠隔操作システム
KR20230105695A (ko) 화물 고박장치 이상징후 감지 모니터링 시스템 및 그 방법
CN115443405A (zh) 用于填充物位和极限物位测量装置的自给式显示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6564619

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees