JP7280056B2 - 積載状況監視装置および積載状況監視方法 - Google Patents
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Description
(1) 車両における荷物の積載状況を監視する積載状況監視装置であって、
前記車両の停車状態を検知する停車検知部と、
前記車両が走行を開始した後で、前記停車状態の検知に基づいて、積載状況を計測し、当該積載状況を反映した荷物監視情報を生成する自動計測部と、
前記荷物監視情報に基づいて少なくとも前記積載状況に起因する異常の有無を識別する異常識別部と、
を備え、
前記異常識別部は、前記荷物監視情報に含まれる最新の車両重心座標が、事前に定めた位置許容範囲内にあるか否かにより、前記異常の有無を識別し、且つ、前記最新の車両重心座標と前記車両の走行開始前に計測された車両重心座標との差分である相対移動量が、前記位置許容範囲とは別に事前に定めた移動許容範囲内にあるか否かにより、前記異常の有無を識別する、
ことを特徴とする積載状況監視装置。
ことを特徴とする上記(1)に記載の積載状況監視装置。
ことを特徴とする上記(2)に記載の積載状況監視装置。
少なくとも前記車両が走行を開始した後で、前記車両の停車状態検知に基づいて、積載状況の計測を繰り返し実行し、当該積載状況を反映した荷物監視情報を生成し、
前記荷物監視情報に基づいて少なくとも前記積載状況に起因する異常の有無を識別し、
前記荷物監視情報に含まれる最新の車両重心座標が、事前に定めた位置許容範囲内にあるか否かにより、前記異常の有無を識別し、且つ、前記最新の車両重心座標と前記車両の走行開始前に計測された車両重心座標との差分である相対移動量が、前記位置許容範囲とは別に事前に定めた移動許容範囲内にあるか否かにより、前記異常の有無を識別する、
ことを特徴とする積載状況監視方法。
更に、上記(1)の構成の積載状況監視装置によれば、荷物監視情報に含まれる最新の車両重心座標と、事前に定めた範囲とを比較することにより、例えば重心の偏りに起因して車両の横転が生じやすい状況か否かを把握することが容易になる。また、最新の車両重心座標と、車両の走行開始前に計測された車両重心座標とを比較することにより、輸送中の走行に起因する重心変化量の異常を正しく把握することが容易になる。
更に、上記(4)の構成の積載状況監視方法によれば、荷物監視情報に含まれる最新の車両重心座標と、事前に定めた範囲とを比較することにより、例えば重心の偏りに起因して車両の横転が生じやすい状況か否かを把握することが容易になる。また、最新の車両重心座標と、車両の走行開始前に計測された車両重心座標とを比較することにより、輸送中の走行に起因する重心変化量の異常を正しく把握することが容易になる。
積載状況監視装置の構成例を図1に示す。
図1に示した積載状況監視装置は、車載器の本体として車両に搭載される電子制御装置10を備えている。また、この電子制御装置10に記録カード21、警報出力部22、車両電源23、車速検出部24、4つの荷重センサ25A~25D、および3つの傾斜センサ26A~26Cが接続されている。
車両電源23は、車両に搭載されているバッテリーなどの電源であり、電子制御装置10等の車載器に対して所定の直流電力を供給することができる。
本体メモリ12は、事前に定めた各種定数データや電子制御装置10の動作に必要なプログラムが書き込まれた不揮発性メモリ(EEPROMなど)と、一時データを保持するためのメモリ(RAM)とを備えている。
警報出力部14は、電子制御装置10に内蔵された警報ランプやブザーなどを用いて異常の発生を運転手に報知するために利用される。
入出力I/F18は、車速検出部24、荷重センサ25A~25D、傾斜センサ26A~26C等の各信号を制御部16に入力するための信号処理を実施する。
荷重センサ25の構成例を図2に示す。図1中に示した荷重センサ25A~25Dのそれぞれが図2の荷重センサ25に相当する。
監視対象のトラック車両41の構成例を図3(a)~図3(c)に示す。図3(a)、図3(b)、および図3(c)は、それぞれトラック車両41の正面図、右側面図、および底面図である。
トラック車両41を後方から視た場合の車体と重心位置との関係の例を図4に示す。
なお、図4において、x軸がトラック車両41の車幅方向、z軸がその高さ方向をそれぞれ示している。y軸は前後方向を表している。そして、x軸をトラック車両41の前方側及び後方側の各々の車軸43A、43Bと設定したときに、x軸とz軸とを通るようにトラック車両41の断面Pを設定している。これは、トラック車両41の前方側及び後方側の車軸43A、43Bの各々は傾斜角θが異なるためである。
各断面Pの重心位置Cは、トラック車両41に加わる荷重に応じて変化する前記車両の重心の断面Pにおける位置を示し、二次元の重心座標(x1,z1)で示すことができる。そして、重心位置Cは、荷物等を積載していない空荷状態が初期位置となり、荷物等が積載されて重量が増加することで、重心は高さ方向の上方に向かって重量の増加量に応じた分だけ移動することになる。重心高さhは、地面100から重心位置Cまでの高さを示している。
x1=(W2/(W1+W2))×b ・・・(式1)
z1=(x1-(W2’/(W1+W2)×b))/tanθ ・・・(式2)
((mg・sinθ)+(-ma・cosθ))h > ((mg・cosθ)+(ma・sinθ))b1
・・・(式3)
積載状況監視装置における設定動作を図5に示す。すなわち、トラック車両41における積載後の荷物の異常を検出するための事前準備として、図5に示す設定動作を電子制御装置10の制御部16が実行する。
積載状況監視装置における走行開始後の動作例を図6に示す。すなわち、トラック車両41への荷積み作業が完了し、図5に示した設定動作も完了した後で、トラック車両41の運行が開始されると、図6に示す通常の動作を電子制御装置10の制御部16が繰り返し実行する。
制御部16は、S24で傾斜センサ26A、26Bの出力をそれぞれ読み取って前後の各車軸43A、43Bの傾斜角度θを計測する。
制御部16は、S26で傾斜センサ26Cの出力を読み取って前後方向の車軸における傾斜角度θを計測する。そして、S23、S26で得られた荷重および傾斜角度の計測値を利用して、S27で重心位置Cの前後方向の二次元座標(y,z)を算出する。
重心位置に関する3種類の表示例を図7(a)~図7(c)にそれぞれ示す。
図7(a)に示した表示例においては、トラック車両41の三次元形状を、トラック車両41の後方斜め右上から見下ろした状況を二次元画面に投影した状態を模擬した立体的な表示画像61を表示部15の画面に表示する場合を想定している。
車載器を含む通信システムの構成例を図8に示す。
図8に示した通信システムにおいては、車載器としてトラック車両41に搭載された電子制御装置10に、無線通信モジュール51が接続されている状況を想定している。したがって、図8に示した電子制御装置10は車両外部の装置との間で無線通信することができる。
(1)荷積みはしっかりしていたが、運転操作が乱暴であった。
(2)運転操作は適正であったが、荷積みが適正でなかった。
ここで、運行情報に含まれている重心位置Cの三次元座標、車速変化、旋回加速度を全体的に評価することにより、上記(1)、(2)のいずれが原因なのかを明確にできる。
例えば図1に示した電子制御装置10が図5、図6に示した処理を実行する場合には、トラック車両41が走行を開始した後の運行状態において、交差点の交通信号機などに従って停車する毎に、S23~S29の処理を実行し、重心位置Cの三次元座標を計測することができる。しかも、停車中は走行に伴う振動や加速度の影響がないので、正確な重心位置Cの三次元座標のデータが得られる。
[1] 車両(トラック車両41)における荷物の積載状況を監視する積載状況監視装置(電子制御装置10)であって、
前記車両の停車状態を検知する停車検知部(制御部16、S22)と、
前記車両が走行を開始した後で、前記停車状態の検知に基づいて、積載状況を計測し、当該積載状況を反映した荷物監視情報を生成する自動計測部(制御部16、S23~S29)と、
前記荷物監視情報に基づいて少なくとも前記積載状況に起因する異常の有無を識別する異常識別部(制御部16、S30~S33)と、
を備えたことを特徴とする積載状況監視装置。
ことを特徴とする上記[1]に記載の積載状況監視装置。
ことを特徴とする上記[2]に記載の積載状況監視装置。
ことを特徴とする上記[1]乃至[3]のいずれかに記載の積載状況監視装置。
少なくとも前記車両が走行を開始した後で、前記車両の停車状態検知に基づいて、積載状況の計測を繰り返し実行し、当該積載状況を反映した荷物監視情報を生成し、
前記荷物監視情報に基づいて少なくとも前記積載状況に起因する異常の有無を識別する、
ことを特徴とする積載状況監視方法。
11 旋回加速度検出部
12 本体メモリ
13 外部出力I/F
14 警報出力部
15 表示部
16 制御部
17 電源部
18 入出力I/F
21 記録カード
22 警報出力部
23 車両電源
24 車速検出部
25,25A,25B,25C,25D 荷重センサ
26A,26B,26C 傾斜センサ
31 歪み検出素子
32 専用IC
33 V/F変換回路
34 MCU
35 入出力I/F
36 電源回路
41 トラック車両
42 荷台
43A,43B 車軸
44A,44B,44C,44D 車輪
51 無線通信モジュール
52 データセンタ
53 事務所PC
54 インターネット
55 無線基地局
61,62,63 表示画像
C,C1,C2,C3 重心位置
Claims (4)
- 車両における荷物の積載状況を監視する積載状況監視装置であって、
前記車両の停車状態を検知する停車検知部と、
前記車両が走行を開始した後で、前記停車状態の検知に基づいて、積載状況を計測し、当該積載状況を反映した荷物監視情報を生成する自動計測部と、
前記荷物監視情報に基づいて少なくとも前記積載状況に起因する異常の有無を識別する異常識別部と、
を備え、
前記異常識別部は、前記荷物監視情報に含まれる最新の車両重心座標が、事前に定めた位置許容範囲内にあるか否かにより、前記異常の有無を識別し、且つ、前記最新の車両重心座標と前記車両の走行開始前に計測された車両重心座標との差分である相対移動量が、前記位置許容範囲とは別に事前に定めた移動許容範囲内にあるか否かにより、前記異常の有無を識別する、
ことを特徴とする積載状況監視装置。 - 前記異常識別部は、前記異常として、荷物の位置ずれ、荷崩れ、危険な状況、および車両上の重心移動の少なくとも1つを識別し、その結果を出力に反映する、
ことを特徴とする請求項1に記載の積載状況監視装置。 - 前記異常識別部は、前記異常を検知した場合に、異常の警報出力、異常有無のデータ出力、異常状態の表示、および評価用の異常データ記録の少なくとも1つを実行する、
ことを特徴とする請求項2に記載の積載状況監視装置。 - 車両における荷物の積載状況変化を把握するための積載状況監視方法であって、
少なくとも前記車両が走行を開始した後で、前記車両の停車状態検知に基づいて、積載状況の計測を繰り返し実行し、当該積載状況を反映した荷物監視情報を生成し、
前記荷物監視情報に基づいて少なくとも前記積載状況に起因する異常の有無を識別し、
前記荷物監視情報に含まれる最新の車両重心座標が、事前に定めた位置許容範囲内にあるか否かにより、前記異常の有無を識別し、且つ、前記最新の車両重心座標と前記車両の走行開始前に計測された車両重心座標との差分である相対移動量が、前記位置許容範囲とは別に事前に定めた移動許容範囲内にあるか否かにより、前記異常の有無を識別する、
ことを特徴とする積載状況監視方法。
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