JP2017007442A - 情報提供装置、車両、および情報提供方法 - Google Patents

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陽平 岡崎
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Abstract

【課題】貨物がたとえばコンテナなどに積載され、その後に移動した車両の偏荷重情報の変化を知らせることができる情報提供装置、車両、および情報提供方法を提供する。【解決手段】 被牽引車シャーシ(荷台)に貨物がコンテナに積載されたときの連結車(車両)のロール角度(偏荷重情報)を記憶部54に記憶させ、その記憶されたロール角度と、その後に移動した連結車において、所定の車両状態を満たすときのロール角度との差分を算出し、その算出された差分情報と所定の値とを比較して、その比較結果を出力し、出力された比較結果に基づく情報を表示部に表示させる情報提供装置25とする。【選択図】図3

Description

本発明は、情報提供装置、車両、および情報提供方法に関する。
コンテナを積載する車両では、コンテナ内の積荷の偏りが運転に大きく影響する。たとえばコンテナ内の積荷がこのコンテナを積載した車両の進行方向に対して左右のいずれか一方に大きく偏っているような場合(以下では、単に「左右」といえば進行方向に対して「左右」であることとする。)、コンテナを積載した車両の重心位置も左右のいずれか一方に大きく偏ることになる。この場合、車両の運転者は、重心位置が偏っている側の反対側への旋回については左右方向の傾斜角度が大きくならないように注意深く配慮しながら運転を行う必要がある。
一方、一般的に、コンテナは荷主が所有するものであり、通常、コンテナへの貨物の積載は、運送業者の監視下では行われない。さらに、コンテナは荷主によって封印が施される。このため運送業者が荷主の許可を得ずコンテナを開封することはできない。したがって、運送業者側では、目視によってコンテナ内の貨物の積載状況を確認することは困難である。
このような問題を解決するために、たとえば特許文献1に開示される横転警報装置では、荷台へのコンテナの積載完了時の車両のロール角度に基づいて横転の危険性を示す指標を表示させている。これにより、特許文献1の装置では、運転開始に先立って、運転者が車両の横転し易さを直接的に把握することができるようになっている。
特許第5550544号
特許文献1に開示される横転警報装置では、運転開始に先立って、運転者が車両の横転し易さを直接的に把握することが可能であるが、荷台にコンテナが積載され、運転開始後におけるコンテナ内の積荷の偏り具合などを知らせるものとはなっていない。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、貨物がたとえばコンテナなどに積載され、その後に移動した車両の偏荷重情報の変化を知らせることができる情報提供装置、車両、および情報提供方法を提供することを目的とする。
本発明の一つの観点は、情報提供装置としての観点である。本発明の情報提供装置は、荷台を有する車両の走行時の車両状態に基づく情報を提供する情報提供装置であって、車両が有するセンサから出力される車両の偏荷重情報を記憶する記憶部と、荷台に貨物が積載されたときの車両の偏荷重情報を記憶部に記憶させる記憶処理部と、記憶処理部により記憶部に記憶された車両の偏荷重情報と、その後に移動した車両において、所定の車両状態を満たすときの車両の偏荷重情報との差分を算出し、その差分情報を出力する差分情報出力部と、差分情報出力部から出力される差分情報と所定の値とを比較して、その比較結果を出力する比較部と、比較部から出力される比較結果に基づく情報を表示する表示部と、を有するものである。
また、上述した情報提供装置の車両の偏荷重情報は、車両の荷台の左右方向の傾きを示す数値情報であることが好ましい。
また、上述した情報提供装置の車両は、牽引車と被牽引車とを有し、牽引車と被牽引車を連結されるカプラーを有し、車両の偏荷重情報は、カプラーにかかる重量を含んでいることが好ましい。
本発明の他の観点は、車両である。本発明の車両は、本発明の情報提供装置を有するものである。
本発明の他の観点は、情報提供方法である。本発明の情報提供方法は、記憶部と、記憶処理部と、差分情報出力部と、比較部と、表示部とを有する情報提供装置の情報提供方法において、記憶処理部が、荷台に貨物が積載されたときの車両の偏荷重情報を記憶部に記憶させる記憶処理ステップと、差分情報出力部が、記憶処理ステップにより記憶部に記憶された車両の偏荷重情報と、その後に移動した車両において、所定の車両状態を満たすときの車両の偏荷重情報との差分を算出し、その差分情報を出力する差分情報出力ステップと、比較部が、差分情報出力ステップにより出力される差分情報と所定の値とを比較して、その比較結果を出力する比較ステップと、表示部が、比較ステップにより出力される比較結果に基づく情報を表示する表示ステップとを有するものである。
本発明によれば、貨物がたとえばコンテナなどに積載され、その後に移動した車両の偏荷重情報の変化を知らせることができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る情報提供装置を有する連結車の全体構成図である。 図2は、図1の牽引車および被牽引車の要部構成を示す図である。 図3は、図1の牽引車に搭載される本発明の第1の実施の形態に係る情報提供装置のブロック構成図である。 図4は、図3のロール角度検出部が実行するロール角度検出処理を示すフローチャートである。 図5は、ロール角度検出部の計測タイミングを説明するための図である。 図6は、図3に示す情報提供装置が表示させる表示画面例を示す図であり、(A)は、測定結果が有効と判断されたタイミングでの計測中の表示例であり、(B)は計測結果から所定値を超えた場合の表示例を示す図である。 図7は、図1の牽引車に搭載される本発明の第2の実施の形態に係る情報提供装置70のブロック構成図である。 図8は、図7に示す情報提供装置70が実行する処理を示すフローチャートである。 図9は、図7に示すカプラー重量検出部の計測タイミングを説明するための図である。 図10は、図1の牽引車11に搭載される実施の形態3に係る情報提供装置110のブロック構成図である。
(概要)
本発明の情報提供装置は、運送業者側で、運送業者が荷主の許可無しにコンテナ内の積荷の状態を目視確認できない場合に有効である。よって、以下では、運送業者が荷主の許可無しに積荷の状態を目視確認できないコンテナなどを積載することを主な業務とする連結車を例示して説明する。しかしながら、本発明の情報提供装置は、連結車以外の貨物車両においても適用することができるものであり、本発明の適用範囲は連結車に限定されるものではない。
なお、本発明の情報提供装置について3つの実施形態について順番に説明するが、これらの実施形態において連結車の構成は共通しているが、連結車に含まれる情報提供装置の構成および動作が異なる。そのため、初めに共通する連結車の構成を説明し、その後に各実施形態の情報提供装置の構成および動作について説明することとする。
(構成)
図1は、本発明の一実施の形態に係る情報提供装置を有する連結車の全体構成図である。図2は、図1の牽引車および被牽引車の要部構成を示す図である。図1に示すように、連結車1は、牽引車11および被牽引車12を有している。また、図1および図2に示すように、牽引車11は、カプラー21、牽引車前輪22、牽引車後輪23、および牽引車シャーシ24を有している。また、以下の説明で、左右にそれぞれ配置されている部材については必要に応じて符号にRまたはLをさらに付し、左右を区別することとする。図1では、被牽引車シャーシ43にコンテナが積載されている状態を示している。
牽引車11は、不図示のエンジンを搭載し、カプラー21を介して被牽引車12に連結される。牽引車11は、牽引車後輪23を駆動輪として走行する。また、牽引車11は、情報提供装置25を搭載する。情報提供装置25は、表示画面55等を有する。この表示画面55は、運転席の計器パネルなどに配置される。
また、図2に示すように、牽引車後輪23R,23L付近に車高センサ26R,26Lが配置される。さらに、図2に示すように、牽引車11は、エアサスペンションを構成するエアスプリング29R,29Lを有する。エアスプリング29R,29Lは、フレーム構成部材27に取り付けられ、支持部28R,28Lを介して牽引車シャーシ24を支えている。また、エアスプリング29R,29Lには、圧力センサ30R,30Lが取り付けられている。
被牽引車12は、被牽引車輪41,42および被牽引車シャーシ43を有している。なお、請求項でいう「荷台」は、被牽引車シャーシ43に相当する。被牽引車12は、荷物を搭載するスペースを有し、カプラー21を介して牽引車11に連結される。図1に示した被牽引車12は、2軸(2組の被牽引車輪41,42を有する。)であるが3軸のものであってもよい。なお、被牽引車12は、牽引車11に連結されていないときには、不図示のランディングギヤによって水平を保ち自立することができる。
(実施形態1の情報提供装置25)
図3は、図1の牽引車11に搭載される本発明の第1の実施の形態に係る情報提供装置25のブロック構成図である。情報提供装置25は、ロール角度検出部51、表示制御部52、入力制御部53、記憶部54、および表示画面55を有する。この情報提供装置25は、牽引車11が被牽引車シャーシ43にコンテナを積載したときのロール角度と、連結車1が移動した後の所定の車両状態におけるロール角度との変化(積載当初の左右方向の傾きと比較した場合の傾き変化)について運転者に対して知らせることができる。
車高センサ26R,26Lは、牽引車後輪23R,23L付近に設置され、牽引車11のフレーム構成部材27と牽引車シャーシ24との間の距離(これを車高という)を検出する。
圧力センサ30R,30Lは、牽引車11のエアスプリング29R,29Lの空気圧を検出する。なお、エアスプリング29R,29Lは、いわゆるエアサスペンションを構成し、不図示のエアサスペンション制御機能の制御に応じて不図示のエアタンクから空気が供給される。
ロール角度検出部51は、牽引車2のロール角度を検出する。ロール角度検出部51は、所定のサンプリング周期毎に、車高センサ26Rの検出結果と車高センサ26Lの検出結果との差分aを算出し、車高センサ26Rと車高センサ26Lの距離bとから、牽引車2のロール角度(=tan−1(a/b))を検出する。ロール角度検出部51が検出するロール角度は、記憶部54に書き込まれる。また、ロール角度検出部51は、圧力センサ30R,30Lの検出結果に基づいて、被牽引車3にコンテナが積載されたか否かを判断し、被牽引車3にコンテナが積載される直前のロール角度を原点とし、被牽引車3にコンテナが積載された後のロール角度の変化量を検出して、これを初期値のロール角度とする。また、ロール角度検出部51は、この初期値となるロール角度と所定の車両状態でのロール角度との変化量を計測し、ロール角度の変化量に応じた偏荷重情報を表示制御部52へと通知する。ロール角度検出部51は、図3に示すように、車両状態判定部51Aと、ロール角度取得処理部51Bと、変化量算出部51Cと、注意喚起判定部51Dと、変化量通知処理部51Eとを有する。
車両状態判定部51Aと、ロール角度の計測値について、有効な値であるか否かを判定する。車両状態判定部51Aは、たとえば、車両の一時停止時、平地での定速走行時の場合に計測されたロール角度については有効な値として判定する。一方で、車両状態判定部51Aは、上記の場合以外の走行、たとえば、急カーブ、坂道などの傾斜のある道路を走行中に計測されたロール角度については無効な値として判定する。なお、車両状態判定部51Aの有効であるか否かの判定基準については、上述した車両の一時停止時、平地での定速走行時にのみに限定されるものではなく、荷崩れの危険性が高くなる走行においては有効な値であると判断することが好ましい。しかしながら、ロール角度の計測値について、常に有効な値として判定することは好ましくない。なぜなら、車両の走行状態、走行する道路の環境によっては情報提供の精度が低くなることがあるからである。たとえば、高低差が極端にある道路への進入時、傾斜のきつい坂道を走行時、急カーブを曲がる時点などの外部環境がロール角度の計測値に大きな影響を及ぼすと想定される場合には、荷崩れの危険性は実際にはそれほど高くないのに、異常な計測値が検出され、運転者に対して注意喚起が頻繁に通知されてしまう。
ロール角度取得処理部51Bと、基準となる荷物積載時のロール角度(○°)と、車両状態判定部51Aが有効と判断した現在のロール角度(△°)とを記憶部54に記憶させる処理を実行する。なお、ロール角度取得処理部51Bは、基準となるロール角度(○°)の取得方法については後述の図4で説明する。また、ロール角度取得処理部51Bは、現在のロール角度については、車高センサ26R,11Lからロール角度を算出することで取得することができる。
変化量算出部51Cと、記憶部54に記憶された現在のロール角度(△°)と基準となる荷物積載時のロール角度(○°)とのロール角度の差分の絶対値(□°)を算出する。変化量算出部51Cは、算出したロール角度の差分の絶対値(□°)を、記憶部54に記憶させる。
注意喚起判定部51Dは、変化量算出部51Cで算出されたロール角度の差分の絶対値(□°)が所定値(たとえば3.0°)より大きいか否かを判定する。注意喚起判定部51Dは、所定値より大きいと判定した場合には、後述する表示制御部52に注意喚起に対応する表示指示を行う。一方、注意喚起判定部51Dは、所定値以下と判定した場合には、変化量通知処理部51Eに対して、変化量算出部51Cで算出されたロール角度の差分の絶対値を示す情報を表示制御部52に供給するように指示をする。
変化量通知処理部51Eは、注意喚起判定部51Dからの指示に基づいて、変化量算出部51Cで算出されたロール角度の差分の絶対値を示す情報を表示制御部52に供給する。
表示制御部52は、表示画面55に偏荷重情報を表示させることができる。すなわち、表示制御部52は、ロール角度検出部51が検出したロール角度の変化量を表示画面55に表示させる。また、表示制御部52は、注意喚起判定部51Dの表示指示により、ロール角度の変化量が所定値を超えた場合には、注意喚起を促す情報(たとえば図形情報、画像情報、または文字情報による注意喚起情報)を左右方向の偏荷重情報として表示画面55に表示させる。
入力制御部53は、表示画面55に重畳されているタッチパネル(不図示)から入力される運転者の指示情報や入力情報を、ロール角度検出部51へ供給する。なお、本実施形態ではタッチパネルを介して指示情報や入力情報が入力されるが、表示画面とは別に操作ボタンなどの操作部を設けて運転者からの指示情報や入力情報を入力できるようにしてもよい。
記憶部54は、ロール角度検出部51が所定のサンプリング周期毎に検出するロール角度に関する情報などを記憶する。
表示画面55は、表示制御部52の制御によって、ロール角度の変化量を表示させるか、その変化量が所定の値を超えた場合には注意喚起を促す情報(たとえば図形情報、画像情報、または文字情報)を表示する。なお、表示画面55に加えてランプおよび/またはスピーカを設け、ランプの点滅または点灯、および/またはスピーカの鳴動または合成音声などによって、注意喚起を促すことを行うようにしてもよい。
(ロール角度の検出処理について)
続いて、ロール角度の検出処理について説明する。図4は、図3のロール角度検出部51が実行するロール角度検出処理を示すフローチャートである。
START:運転者のキー操作などにより、情報提供装置25が起動されると、情報提供装置25は、ステップS1の手続きに進む。
ステップS1:ロール角度検出部51は、コンテナが被牽引車シャーシ43に積載されたときの左右傾き角度情報(すなわち初期値)を取得して、記憶部54に保存する。なお、コンテナが被牽引車シャーシ43に積載されたときの左右傾き角度情報をどのように取得するかについては後述の図5にて具体的に説明する。手続きは、ステップS2に進む。
ステップS2:車両状態判定部51Aは、左右傾き角度の計測が有効であるか否かを判定する。車両状態判定部51Aは、有効である場合(ステップS2でYES)には、ステップS3へと進み、無効である場合(ステップS2でNo)である場合には、この判定を繰り返す。なお、ここで、左右傾き角度の計測が有効であるか否かは、たとえば、一時停車時、定速走行時などの場合であれば、左右傾き角度の計測が有効であると判断することが好ましい。
ステップS3:ロール角度取得処理部51Bは、現在の傾き角度を示す情報を取得する。
ステップS4:変化量算出部51Cは、コンテナが被牽引車シャーシ43に積載されたときの左右傾き角度(初期値)と現在の左右傾き角度の変化量を算出する。変化量算出部51Cにより算出された左右傾き角度の変化量は注意喚起判定部51Dに供給されて、手続きはステップS5に進む。
ステップS5:注意喚起判定部51Dは、ステップS4にて変化量算出部51Cが算出した変化量が所定値より大きいか否かを判定する。所定値より大きい場合には、手続きは、ステップS6へ進み、所定値以下の場合にはステップS7へ進む。
ステップS6:注意喚起判定部51Dは、ステップS5にて変化量が所定値より大きいと判定されたため、注意喚起処理を実行してから処理を終了する(END)。ここで注意喚起処理とは、たとえば、注意喚起に対応する表示指示を表示制御部52に行って注意喚起を促す情報(たとえば図形情報、画像情報、または文字情報による注意喚起情報)を表示画面55に表示させる処理である。
ステップS7:一方、注意喚起判定部51DによりステップS5にて変化量が所定値以下と判定されると、変化量通知処理部51Eが表示制御部52に対してその計測値に基づく表示をするように指示をして処理を終了する(END)。
(ロール角度の検出タイミングについて)
次に、上述した図4のSTEP1のコンテナが被牽引車シャーシ43に積載されたときの左右傾き角度(すなわち、ロール角度の初期値)について、ロール角度検出部51がどのような計測タイミングで計測して保存しているのかについて説明する。図5は、ロール角度検出部51の計測タイミングを説明するための図である。なお、牽引車11においてロール角度をそもそもどのように検出するか、ロール角度と横転の危険性との関係性については、既に特許文献2の図4、図5、図6、図7などで説明されて公知の技術であり、かつ本実施例においても同様であることから、この計測タイミングの説明においては省略する。
図5の中段は、圧力センサ30R,30Lの検出結果(圧力センサ30Rの検出結果+圧力センサ30Lの検出結果)から得られたエアスプリング29R,29L内の空気圧を縦軸にとり、横軸に時間の経過をとったものである。一方、図5の下段は、車高センサ26R,26Lの検出結果に基づき計算されたロール角度を縦軸にとり、横軸に時間の経過をとったものである。なお、図5の上段は、牽引車11にコンテナが積載される過程における後述するa〜dまでのそれぞれのタイミングを示したものである。
(コンテナが被牽引車シャーシ43に積載されたときのロール角度の検出タイミングについて)
図5の上段において、ロール角度検出部51は、初期値測定開始から5秒前のロール角度をゼロ値(図5中の「a」のタイミング、ゼロ値計測の時点)に設定する。なお、ロール角度検出部51は、ロール角度を所定のサンプリング周期で検出して記憶部54に記録しているので、初期値測定開始前の値を得ることができる。そして、ロール角度検出部51は、カプラー荷重変化が0.25トン/秒以上で測定を開始する(図5中の「b」のタイミング、ハイトコントロール開始)。さらに、ロール角度検出部51は、カプラー荷重変化が0.25トン/秒未満で測定を終了し(図5中の「c」のタイミング、ハイトコントロール終了)、その終了点から3秒後のロール角を最終値として計測を終了し((図5中の「d」のタイミング、計測終了)、ゼロ値から最終値の変化量を出力する。ロール角度検出部51は、そのゼロ値から最終値の変化量をコンテナが被牽引車シャーシ43に積載されたときの左右傾き角度の初期値として記憶部54に記憶させている。そして、ロール角度検出部51は、たとえば、dのタイミングの後であって、牽引車11の走行中のT1のタイミングでのロール角度、T2のタイミングでのロール角度を取得して、dのタイミングでのロール角度(初期値)との差分が所定値を超えるか否かに応じて注意喚起を促す表示または測定値を出力するものである。なお、T1やT2のタイミングは車両状態判定部51Aが有効と判定した時点である。
次に、ロール角度を用いた左右方向の偏荷重情報の表示例について説明する。図6は、図3に示す情報提供装置25が表示させる表示画面例を示す図であり、(A)は、測定結果が有効と判断されたタイミングでの計測中の表示例であり、(B)は計測結果から所定値を超えた場合の表示例を示す図である。図6の(A)に示す表示画面55Aは、ロール角度を牽引車11の背後から見た画像アイコンにより示している。なお、図6の(A)に示す表示画面55Aは、測定中となっている。一方、図6の(B)に示す表示画面55Bは、具体的なロール角度(ここでは+3.0度)を表示させると共に、画像アイコンが左側に傾いている。しかし、表示画面55A、55Bには、角度の数値を表示せず、たとえば「大」、「小」として表示し、これをロール角度による左右方向の偏荷重情報として表示させるようにしてもよい。
(効果について)
以上のように、被牽引車シャーシ43(荷台)にコンテナが積載されたときの連結車1(車両)のロール角度(偏荷重情報)を記憶部54に記憶させ(図4のステップS1)、その記憶されたロール角度と、その後に移動した連結車1において、所定の車両状態を満たすときのロール角度との差分を算出し(図4のステップS2〜S4)、その算出された差分情報と所定の値とを比較して、その比較結果を出力し(たとえばステップS5)、出力された比較結果に基づく情報を表示するようにしたので(たとえば、ステップS6またはステップS7)、運転者は、荷台にコンテナが積載されたときと比較して、現在の偏荷重の状態や横転の危険性がどの程度であり、更に、コンテナ内の積荷の偏りの程度が連結車1の左右のいずれの方向であるのかを直感的に認識できる。また、重心位置推定などの複雑な処理を行う必要が無く、処理時間の短縮が図れると共に、センサ類などを少なくし、コストを削減させることができる。さらに、ロール角度は、連結車1が走行を開始する以前の状態と比較した状態に基づいて通知されるので、運転者は、連結車1の運行を開始後の偏荷重の状態を相対的に把握することができる。これによれば、運転者は、連結車1の偏荷重によるコンテナの安全性や横転の危険度を小さくするための措置を、連結車1の運行を開始後であっても察知することができ、連結車1の安全な運行を実現できる。
(実施形態2)
続いて、本発明の第2の実施の形態に係る情報提供装置について説明する。なお、情報提供装置以外の連結車1の構成は図1および図2に示した構成と共通である。そのため、連結車1の共通する構成に関しては同一の符号を付し、それらの図示および詳細な説明は省略する。図7は、図1の牽引車11に搭載される本発明の第2の実施の形態に係る情報提供装置70のブロック構成図である。情報提供装置70は、車高センサ26R,26L、圧力センサ30R,30L、カプラー重量検出部71、表示制御部72、入力制御部73、記憶部74、および表示画面75を有する。この情報提供装置70は、被牽引車シャーシ43にコンテナを積載したときのカプラー重量と、連結車1が移動した後の所定の車両状態におけるカプラー重量との変化(積載当初の荷重と比較した場合の荷重変化)について運転者に対して知らせることができる。
カプラー重量検出部71は、圧力センサ30R,30Lが出力する圧力値から荷重を算出し、カプラー荷重として検出することができる。また、カプラー重量検出部71は、被牽引車シャーシ43にコンテナが積載されたときのカプラー重量値と、連結車1が移動した後であって所定の車両状態での車両のカプラー重量の変化とを計測し、カプラー重量の変化に応じて荷崩れを伝えるための注意喚起を促す表示指示や測定値の表示指示を表示制御部52へと通知することができる。カプラー重量検出部71は、図8に示すように、車両状態判定部72Aと、カプラー重量取得処理部72Bと、変化量算出部72Cと、注意喚起判定部72Dと、変化量通知処理部72Eとを有する。
車両状態判定部72Aは、カプラー重量の計測値について、有効な値であるか否かを判定する。車両状態判定部72Aは、たとえば、車両の一時停止時、平地での定速走行時の場合に計測されたカプラー重量については有効な値として判定する。一方で、車両状態判定部72Aは、上記の場合以外の走行、たとえば、急カーブ、坂道などの傾斜のある道路を走行中に計測されたカプラー重量については無効な値として判定する。なお、車両状態判定部72Aの有効であるか否かの判定基準については、上述した車両の一時停止時、平地での定速走行時にのみに限定されるものではなく、荷崩れの危険性が高くなる走行においては有効な値であると判断することが好ましい。しかしながら、常に有効な値として判定することは好ましくない。なぜなら、車両の走行状態、走行する道路の環境によっては情報提供の精度が低くなることがあるからである。たとえば、高低差が極端にある道路への進入時、傾斜のきつい坂道を走行時、急カーブを曲がる時点などの外部環境がカプラー重量の計測値に大きな影響を及ぼす場合には、荷崩れの危険性は実際にはそれほど高くないのに、異常な計測値となり、運転者に注意喚起が頻繁に通知されてしまう。
カプラー重量取得処理部72Bは、基準となる荷物積載時のカプラー重量(○ton)と、車両状態判定部72Aが有効と判断した現在のカプラー重量(△ton)とを記憶部54に記憶させる処理を実行する。なお、カプラー重量取得処理部72Bは、基準となるカプラー重量(○ton)の取得方法については後述の図8で説明する。また、カプラー重量取得処理部72Bは、現在のカプラー重量については、圧力センサ30R,30Lから荷重を算出して、カプラー重量に換算することで取得することができる。
変化量算出部72Cは、記憶部54に記憶された現在のカプラー重量(△ton)と基準となる荷物積載時のカプラー重量(○ton)とのカプラー重量の差分の絶対値(□ton)を算出する。変化量算出部72Cは、算出したカプラー重量の差分の絶対値(□ton)を、記憶部54に記憶させる。
注意喚起判定部72Dは、変化量算出部72Cで算出されたカプラー重量の差分の絶対値(□ton)が所定の重量(たとえば3ton)より大きいか否かを判定する。注意喚起判定部72Dは、所定の重量より大きいと判定した場合には、表示制御部52に前後方向の偏荷重情報に関する注意喚起を促す表示指示を行う。一方、注意喚起判定部72Dは、所定の重量より小さいと判定した場合には、変化量通知処理部72Eに対して、変化量算出部72Cで算出されたカプラー重量の差分の絶対値を示す情報を表示制御部52に供給するように指示をする。変化量通知処理部72Eは、注意喚起判定部72Dからの指示に基づいて、変化量算出部72Cで算出されたカプラー重量の差分の絶対値を示す情報を表示制御部52に供給する。
表示制御部52は、注意喚起判定部72Dの判定に応じて前後方向の偏荷重情報に関する注意喚起情報を表示画面55に表示させるか、カプラー重量の差分の絶対値を示す情報をそのまま表示画面55に表示させる。
図8は、図7に示す情報提供装置70が実行する処理を示すフローチャートである。
START:運転者のキー操作などにより、情報提供装置70が起動されると、情報提供装置70は、ステップS11の手続きに進む。
ステップS11:カプラー重量検出部71は、コンテナが被牽引車シャーシ43に積載されたときの前後方向の偏荷重情報(すなわち初期値)を取得して、記憶部54に保存する。なお、コンテナが被牽引車シャーシ43に積載されたときのカプラー重量情報をどのように取得するかについては後述の図9にて具体的に説明する。手続きは、ステップS12に進む。
ステップS12:車両状態判定部72Aは、カプラー重量の計測が有効であるか否かを判定する。車両状態判定部72Aは、有効である場合(ステップS12でYES)には、ステップS13へと進み、無効である場合(ステップS12でNo)である場合には、この判定を繰り返す。なお、ここで、カプラー重量の計測が有効であるか否かは、たとえば、一時停車時、定速走行時などの場合であれば、カプラー重量の計測が有効であると判断することが好ましい。
ステップS13:カプラー重量取得処理部72Bは、現在のカプラー重量情報を取得する。
ステップS14:変化量算出部72Cは、コンテナが被牽引車シャーシ43に積載されたときのカプラー重量(初期値)と現在のカプラー重量の変化量を算出する。変化量算出部72Cにより算出されたカプラー重量の変化量は注意喚起判定部72Dに供給されて、手続きはステップS15に進む。
ステップS15:注意喚起判定部72Dは、変化量算出部72CにてステップS14にて算出された変化量が所定重量より大きいか否かを判定する。所定重量より大きい場合には、手続きは、ステップS16へ進み、所定値以下の場合にはステップS17へ進む。
ステップS16:注意喚起判定部72Dは、ステップS15にて所定重量より大きいと判定されたため、注意喚起処理を実行してから処理を終了する(END)。なお、ここでいう注意喚起処理とは、たとえば、前後方向の偏荷重情報を「大」として表示し、カプラー重量に基づく前後方向の偏荷重情報の指標を運転者に対して表示させる処理などである。
ステップS17:一方、注意喚起判定部72DによりステップS15にて所定重量以下と判定されると、変化量通知処理部72Eが表示制御部52に対してその計測値に基づく表示をするように指示をして処理を終了する(END)。
(カプラー重量の検出タイミングについて)
次に、上述した図8のSTEP11のコンテナが被牽引車シャーシ43に積載されたときのカプラー重量(すなわち、カプラー重量の初期値)について、カプラー重量検出部71がどのような計測タイミングで計測して保存しているのかについて説明する。図9は、図7に示すカプラー重量検出部71の計測タイミングを説明するための図である。なお、図9の上段は、図5の上段と同様で、牽引車11にコンテナが被牽引車シャーシ43に積載される過程における後述するa〜dまでのそれぞれのタイミングを示したものである。また、図9の下段の図は、カプラー重量を縦軸にとり、横軸に時間の経過をとったものである。
図9の下段において、カプラー重量検出部71は、被牽引車シャーシ43にコンテナの積載が完了した時点でのカプラー重量の値を初期値として記憶部54に記憶させている。カプラー重量検出部71は、これらの図9のa〜dの処理が完了した時点でのカプラー重量を特定すると共に、これをコンテナが被牽引車シャーシ43に積載されたときのカプラー重量の初期値として記憶部54に記憶させる。そして、カプラー重量検出部71は、たとえば、dのタイミングの後であって、牽引車11の走行中のT3のタイミングでのカプラー重量、またはT4のタイミングでのカプラー重量を取得して、dのタイミングでのカプラー重量(初期値)との差分が所定値を超えるか否かに応じて注意喚起を促す表示または測定値を出力するものである。なお、T3やT4のタイミングは車両状態判定部71Aが有効と判定した時点である。
なお、カプラー重量を用いた前後方向の偏荷重情報の表示は、たとえば、表示画面に具体的なカプラー重量の数値(たとえば10t)を表示させてもよいし、カプラー重量の数値を表示せず、前後方向の偏荷重情報を「大」、「小」として表示し、カプラー重量に基づく前後方向の偏荷重情報の指標として表示させるようにしてもよい。これにより、運転者は、前後方向の偏荷重の程度によって運転操作を調整したり、コンテナ内の積荷の安全性を確認することができる。
(効果について)
図7〜図9で説明したように、被牽引車シャーシ43(荷台)にコンテナが積載されたときの連結車1(車両)のカプラー重量(偏荷重情報)を記憶部54に記憶させ(図8のステップS11)、その記憶されたカプラー重量と、その後に移動した連結車1において、所定の車両状態を満たすときのカプラー重量との差分を算出し(図8のステップS12〜S14)、その算出された差分情報と所定の値とを比較して、その比較結果を出力し(図8のステップS15)、出力された比較結果に基づく情報を表示するようにしたので(図8のステップS16またはステップS17)、運転者は、前後方向の荷崩れの程度(偏荷重の状態)がどの程度であるのか認識できる。また、重心位置推定などの複雑な処理を行う必要が無く、処理時間の短縮が図れると共に、センサ類などを少なくし、コストを削減させることができる。さらに、カプラー重量について、被牽引車シャーシ43(荷台)にコンテナが積載されたときの状態と現在の状態を比較して通知されるので、運転者は、連結車1の運行を開始してからも前後方向の荷崩れの程度を把握することができる。これによれば、運転者は、連結車1の前後方向の荷崩れによるコンテナ内の積荷の損傷等の危険性を、連結車1の運行を開始後であっても察知することができ、連結車1の安全な運行を実現できる。
(実施形態3)
続いて、本発明の第3の実施の形態に係る情報提供装置について説明する。なお、情報提供装置以外の構成は図1および図2に示した構成と共通である。また、共通する機能に関しては同一の符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。図10は、図1の牽引車11に搭載される実施の形態3に係る情報提供装置110のブロック構成図である。情報提供装置110は、車高センサ26R,26L、圧力センサ30R,30L、表示制御部52、入力制御部53、記憶部54、および表示画面55に加えて、図3で示したロール角度検出部51と図7で示したカプラー重量検出部71の両方を有する検出部111を有する。そのため、この情報提供装置110は、上述した情報提供装置25,70で示した検出情報の両方について運転者に対して知らせることができる。そのため、情報提供装置110の実行する処理は図4および図8で示した処理と同一であるため、これらの図示および説明は省略する。
以上、情報提供装置110での処理は、図4および図8で示した各処理がそれぞれ実行されて表示されるものである。したがって、たとえば、左右方向での荷崩れが発生した場合には、ロール角度の変化量で検出して運転者に対して左右方向の偏荷重情報を提供することができ、かつ前後方向に荷崩れが発生した場合にはカプラー重量の変化を検出して運転者に対して前後方向の偏荷重情報を提供することができる。
(プログラムを用いた実施の形態について)
また、情報提供装置25,70,110の各部(ロール角度検出部51、カプラー重量検出部71、検出部111、表示制御部52、記憶部54など)は、所定のプログラムにより動作する汎用の情報処理装置によって構成されてもよい。例えば、汎用の情報処理装置は、メモリ、CPU(Central Processing Unit)、入出力ポートなどを有する。汎用の情報処理装置のCPUは、メモリなどから所定のプログラムとして制御プログラムを読み込んで実行する。これにより、汎用の情報処理装置には、情報提供装置25,70,110の各部の機能が実現される。また、その他の機能についてもソフトウェアにより実現可能な機能については汎用の情報処理装置とプログラムとによって実現することができる。なお、上述したCPUの代わりにASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSP(Digital Signal Processor)などを用いてもよい。
なお、汎用の情報処理装置が実行する制御プログラムは、情報提供装置25,70,110の出荷前に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであっても、情報提供装置25,70,110の出荷後に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。また、制御プログラムの一部が、情報提供装置25,70,110の出荷後に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。情報提供装置25,70,110の出荷後に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶される制御プログラムは、例えば、CD−ROMなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶されているものをインストールしたものであっても、インターネットなどの伝送媒体を介してダウンロードしたものをインストールしたものであってもよい。
また、制御プログラムは、汎用の情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。このように、汎用の情報処理装置とプログラムによって情報提供装置25,70,110の機能を実現することにより、大量生産や仕様変更(または設計変更)に対して柔軟に対応可能となる。
(その他の実施の形態)
エンジンは、内燃機関であると説明したが、外燃機関を含む熱機関であってもよい。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであってもよいし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであってもよい。
また、図4のステップS5で取得したロール角度が所定の値以上、または超えている場合、図8のステップS15で取得したカプラー重量が所定の重量以上、または超えている場合、運転者に確実に左右方向、または前後方向の偏荷重情報を報知する必要がある。したがって、このような場合、図6で説明した表示に加え、運転者に報知するための警報手段を有するようにしてもよい。この警報手段としては、たとえばランプの点滅、ブザーの鳴動、合成音声による報知など、様々な形態とすることができる。あるいは、図6の表示例の中に、警報ランプや警報表示部を設けてもよい。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1…連結車、11…牽引車、12…被牽引車、25,70,110…情報提供装置、43…被牽引車シャーシ(荷台)、51…ロール角度検出部、51B…ロール角度取得処理部(記憶処理部)、51C…変化量算出部(差分情報出力部、比較部)、72…カプラー重量検出部、72B…カプラー重量取得処理部(記憶処理部)、52…表示制御部、54…記憶部、55,55A,55B,55C,55D…表示画面(表示部)、

Claims (5)

  1. 荷台を有する車両の走行時の車両状態に基づく情報を提供する情報提供装置であって、
    前記車両が有するセンサから出力される車両の偏荷重情報を記憶する記憶部と、
    前記荷台に貨物が積載されたときの前記車両の偏荷重情報を前記記憶部に記憶させる記憶処理部と、
    前記記憶処理部により前記記憶部に記憶された前記車両の偏荷重情報と、その後に移動した前記車両において、所定の車両状態を満たすときの車両の偏荷重情報との差分を算出し、その差分情報を出力する差分情報出力部と、
    前記差分情報出力部から出力される前記差分情報と所定の値とを比較して、その比較結果を出力する比較部と、
    前記比較部から出力される前記比較結果に基づく情報を表示する表示部と、
    を有することを特徴とする情報提供装置。
  2. 請求項1に記載の情報提供装置であって、
    前記車両の偏荷重情報は、前記車両の荷台の左右方向の傾きを示す数値情報であることを特徴とする情報提供装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報提供装置であって、
    前記情報提供装置を有する車両は、牽引車と被牽引車とを有するものであり、
    前記牽引車と前記被牽引車とはカプラーにより連結されるものであり、
    前記車両の偏荷重情報は、前記カプラーにかかる重量情報であることを特徴とする情報提供装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の情報提供装置を有することを特徴とする車両。
  5. 記憶部と、記憶処理部と、差分情報出力部と、比較部と、表示部とを有する情報提供装置の情報提供方法において、
    前記記憶処理部が、前記荷台に貨物が積載されたときの前記車両の偏荷重情報を前記記憶部に記憶させる記憶処理ステップと、
    前記差分情報出力部が、前記記憶処理ステップにより前記記憶部に記憶された前記車両の偏荷重情報と、その後に移動した前記車両において、所定の車両状態を満たすときの車両の偏荷重情報との差分を算出し、その差分情報を出力する差分情報出力ステップと、
    前記比較部が、前記差分情報出力ステップにより出力される前記差分情報と所定の値とを比較して、その比較結果を出力する比較ステップと、
    前記表示部が、前記比較ステップにより出力される前記比較結果に基づく情報を表示する表示ステップと
    を有することを特徴とする情報提供方法。
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