JP7364367B2 - 経路提示装置及び経路提示システム - Google Patents

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Description

本発明は、経路提示装置、車載器及び経路提示システムに関する。
昨今、自動車の安全運転にスポットが当てられており、出発地から目的地までの経路を案内する経路案内装置に、安全運転を支援する機能を持たせる技術が提案されている(例えば、特許文献1~4参照。)。特許文献1は、車高制限、道路勾配等の通行制限を考慮した配送ルートを案内する配送車両案内表示装置を開示する。また、特許文献2は、凍結路面を予測して、迂回ルートの指示入力を促す画面を出力する走行不安定路面予測装置を開示する。また、特許文献3は、データセンタから配信された路面情報に自車両の車格情報を適用して推定した影響レベルを、ナビゲーション表示に反映させる路面情報収集システムを開示する。さらに、特許文献4は、車両の特性情報及び候補経路に含まれる道路の特性情報に基づいて最終経路を探索する経路探索装置を開示する。この経路探索装置は、車両の特性情報である車幅、車高等と、道路の特性情報である道路幅、高さ制限等との比較により、候補経路に含まれる道路(リンク)の通行可否を判断する。
特開2011-179956号公報 特開2013-20288号公報 特開2018-205972号公報 特開2015-31533号公報
従来の経路案内装置において、一般道、高速道、道路幅、及び最短など、いずれを優先するかの選択肢が設けられており、運転者等は自由に設定することができる。しかしながら、従来の経路案内装置は、時々刻々と変化し得る車両の状況と路面の状況とを考慮していないため、例えば、重量物を積載している車両で凍結している路面を通る経路を案内する場合がある。また、上記特許文献1~3においても、現在の車両の状況と路面の状況とを紐づける機能はない。さらに、上記特許文献4においては、車両自体の重量は考慮されているものの、積載物については考慮されず、車両の状況が変化することは想定されていない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、現在の車両の状況及び路面の状況に応じて、より安全な経路を提示できる経路提示装置び経路提示システムを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る経路情報提示装置、経路提示システム及び車載器は、下記(1)~(8)を特徴としている。
(1) 出発地から目的地へ向かう対象車両に搭載された第一車載器から、前記対象車両における積載物の積載状況を示す車両積載情報を受信する第一受信部と、
前記対象車両以外の他車両に搭載された第二車載器が収集した、前記他車両が走行した路面の状況を示す路面情報を受信する第二受信部と、
前記出発地及び前記目的地の情報並びに前記車両積載情報及び前記路面情報に基づいて、前記出発地から前記目的地までの経路を算出する算出部と、
算出した前記経路を示す情報を前記第一車載器に送信する送信部と、を備え、
前記算出部は、前記車両積載情報に変更があった場合、前記対象車両の現在位置から前記目的地までの経路を算出する
ことを特徴とする経路提示装置。
(2) 前記車両積載情報は、前記積載物の輸送における慎重度又は危険度を表すものである
ことを特徴とする上記(1)に記載の経路提示装置。
(3) 前記慎重度は前記積載物の品目に基づいて判定され、又は、前記危険度は積載重量及び車両重心位置に基づいて判定される
ことを特徴とする上記(2)に記載の経路提示装置。
(4) 前記第二車載器が収集した前記路面情報を蓄積する蓄積装置を備える
ことを特徴とする上記(1)~(3)のいずれか一に記載の経路提示装置。
(5) 上記(1)~(4)のいずれか一に記載の経路提示装置と
前記経路提示装置と通信可能であり、前記対象車両に搭載された車載器と、
を備える経路提示システムであって、
前記車載器は、
前記対象車両に設けられた荷重センサの出力に基づいて、前記車両積載情報を生成する生成部と、
生成した前記車両積載情報を前記経路提示装置へ送信する送信部と、
前記経路提示装置が算出した前記経路を示す情報を受信する受信部と、を備える
ことを特徴とする経路提示システム
(6) 前記生成部は、前記荷重センサの出力を用いて算出した積載重量又は車両重心位置に基づいて前記車両積載情報を生成する
ことを特徴とする上記(5)に記載の経路提示システム
(7) 上記(1)~(4)のいずれか一に記載の経路提示装置と
前記経路提示装置と通信可能であり、前記他車両に搭載された車載器と、
を備える経路提示システムであって、
前記車載器は、
前記他車両に設けられたカメラにより前記路面を撮影した画像、前記他車両におけるCAN(Controller Area Network)情報、及び前記他車両に設けられたGセンサの出力の少なくともいずれか一に基づいて、前記路面の状況が、凍結、圧雪、ウェット、凹凸あり、のいずれかに該当するか否かを判定する判定部と、
前記判定部の判定結果を前記路面情報として前記経路提示装置に送信する送信部と、を備える
ことを特徴とする経路提示システム
(8) 上記(1)~(4)のいずれか一に記載の経路提示装置と、
前記経路提示装置と通信可能であり、前記対象車両に搭載された第1車載器と、
前記経路提示装置と通信可能であり、前記他車両に搭載された第2車載器と、
を備える経路提示システムであって、
前記第1車載器は、
前記対象車両に設けられた荷重センサの出力に基づいて、前記車両積載情報を生成する生成部と、
生成した前記車両積載情報を前記経路提示装置へ送信する送信部と、
前記経路提示装置が算出した前記経路を示す情報を受信する受信部と、を備え、
前記第2車載器は、
前記他車両に設けられたカメラにより前記路面を撮影した画像、前記他車両におけるCAN(Controller Area Network)情報、及び前記他車両に設けられたGセンサの出力の少なくともいずれか一に基づいて、前記路面の状況が、凍結、圧雪、ウェット、凹凸あり、のいずれかに該当するか否かを判定する判定部と、
前記判定部の判定結果を前記路面情報として前記経路提示装置に送信する送信部と、を備える
ことを特徴とする経路提示システム。
上記(1)の構成の経路提示装置及び上記(5)~(8)の構成の経路提示システムによれば、受信した車両の積載状況及び路面状況に応じて経路を算出することにより、車両の積載状況が変化した場合であっても、現在の車両の状況及び路面の状況に応じた適切な経路が送信されるので、対象車両は、より安全な経路を走行できる。例えば、重量物を積載している車両の場合には、凍結している路面を避けた経路が提示されることにより、車両は、より安全な経路を走行可能となる。
更に、上記(1)の構成の経路提示装置及び上記(5)~(8)の構成の経路提示システムによれば、例えば、輸送先が複数箇所あり、最終目的地前に取り扱い品目の輸送が完了(荷卸し)した場合のように、車両状態が変更された(車両積載情報に変更があった)場合、経路を再計算することで、現在の車両状況で最適な経路を提示できる。
上記(2)及び(3)の構成の経路提示装置によれば、積載物の輸送における慎重度又は危険度を反映した経路算出がなされるため、例えば慎重度が高い積載物の場合には制限速度の高い高速道路等を除外した、安全な経路を提示できる。
上記()の構成の経路提示装置によれば、車両の積載状況が変化する都度、新たな経路が算出され、現在の車両の状況及び路面の状況に応じた適切な経路が提示されるので、車両は、より安全な経路を走行できる。
上記(5)及び(6)の構成の経路提示システムによれば、車載器が、荷重センサの出力に基づいて車両の積載状況を経路提示装置に提供し、現在の自車両の積載状況及び路面の状況に応じた経路の情報を受信することで、対象車両がより安全な経路を走行可能となる。
上記(7)の構成の経路提示システムによれば、経路提示装置は、他車両が走行した路面の状況が、凍結、圧雪ウェット、凹凸ありのいずれの状態であるかを表す把握でき、対象車両の経路算出(検索)に路面状況を反映させることができる。
本発明によれば、現在の車両の状況及び路面の状況に応じて、より安全な経路を提示できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態の経路提示システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、車載器の構成例を示すブロック図である。 図3は、荷重センサの構成例を示すブロック図である。 図4は、経路提示対象となる車両の構成例を表す図であり、図4(a)、図4(b)、及び図4(c)は、それぞれ正面図、右側面図、及び底面図である。 図5は、対象車両の車載器における、車両積載情報の生成及び送信動作例を表すフローチャートである。 図6は、車両状態に関する設定テーブルの一例を示す図である。 図7は、対象車両の車載器における、積載物による慎重度判定の動作例を表すフローチャートである。 図8は、対象車両の車載器における、積載重量による危険度判定の動作例を表すフローチャートである。 図9は、対象車両の車載器における、車両重心による危険度判定の動作例を表すフローチャートである。 図10は、車両重心位置による危険度判定値テーブルの具体例を示す図である。 図11は、車両重心位置を三次元ブロックに割り当てた一例を示す図である。 図12は、対象車両の車載器における、車両重心位置の算出動作例を表すフローチャートである。 図13は、他車両の車載器における、CAN情報に基づく路面状態の判定動作例を表すフローチャートである。 図14は、他車両の車載器における、ドライブレコーダーの撮影画像に基づく路面状態の判定動作例を表すフローチャートである。 図15は、他車両の車載器における、Gセンサの出力に基づく路面状態の判定動作例を表すフローチャートである。 図16は、クラウドサーバーによる経路算出動作例を表すフローチャートである。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
図1は、経路提示システムの構成例を示すブロック図である。図1に示す経路提示システムは、出発地から目的地へ向かうトラック(対象車両)における積載物の積載状況及び路面状況に応じた経路を算出し、対象車両に提示するものである。図1に示す経路提示システムは、対象車両としての車両41に搭載された電子制御装置10(車載器)と、経路提示装置として機能するクラウドサーバー52と、車両41を管理する事務所PC53と、を備える。電子制御装置10は、無線機器20に接続されており、車両外部の装置との間で無線通信することができる。クラウドサーバー52及び事務所PC53は、インターネット54を介して互いに接続されている。また、車両41に搭載された無線機器20は、無線基地局55を介してクラウドサーバー52又は事務所PC53との間で通信することができる。尚、図1には、対象車両としての車両41を示すが、対象車両以外の他車両についても、その構成、すなわち車両41に搭載された電子制御装置10等の構成は、同様である。
クラウドサーバー52は、電子制御装置10から対象車両における積載物の積載状況を示す車両積載情報を取得し、対象車両以外の他車両に搭載された電子制御装置10が収集した、他車両が走行した路面の状況を示す路面情報を取得する。クラウドサーバー52は、取得した車両積載情報及び路面情報を内部の蓄積装置に蓄積する。またクラウドサーバー52は、取得した車両積載情報及び路面情報に基づいて、出発地から目的地までの経路を算出し、算出した経路を、事務所PC53及び対象車両の電子制御装置10に送信する。尚、クラウドサーバー52は、経路提示装置及び蓄積装置の機能を備える単一のサーバーとして構成されるが、経路提示装置と蓄積装置とが別体として構成され、互いに有線又は無線通信可能に接続されてもよい。
事務所PC53は、車両41の運行を管理する企業等の事務所内に設置され、車両41の運行管理や各運転手の労務管理、安全管理などの用途で使用される。
図2は、電子制御装置10を含む車載器の構成例を示すブロック図である。
図1に示した積載状況監視装置は、車載器の本体として車両41に搭載される電子制御装置10を備えている。また、この電子制御装置10に無線機器20、記録カード21、警報出力部22、車両電源23、車速検出部24、4つの荷重センサ25A~25D、3つの傾斜センサ26A~26C、操舵角速度検出部27、車両位置検出部28、およびドライブレコーダー29が接続されている。
また、電子制御装置10は、旋回加速度検出部11、本体メモリ12、外部出力I/F
(インタフェース)13、警報出力部14、表示部15、制御部16、電源部17、入出力I/F18、および無線機器19を備えている。なお、電子制御装置10は、無線機器19を内蔵する場合は、外付けの無線機器20と接続されなくてもよい。
記録カード21は、電子制御装置10に対して着脱自在な不揮発性のメモリカードであり、運転者毎に個別に用意される。この記録カード21は、荷物(積載物)を輸送する車両41の運行記録情報を記録するために利用できる。運行記録情報は、車両41の現在位置、時刻、車速、旋回加速度、各車輪位置の荷重、各軸の傾斜角度などの情報を含む。また、この記録カード21は、車両41が輸送する荷物(積載物)に関する情報を記録することができる。
警報出力部22は、荷物の異常に関連する警報を、表示、警報音、文字情報などの形態で自車両の運転手や管理者などに報知するために利用される。
車両電源23は、車両に搭載されているバッテリーなどの電源であり、電子制御装置10等の車載器に対して所定の直流電力を供給することができる。
車速検出部24は、変速機の出力軸、あるいは各車輪の回転に連動して発生する車速パルス信号を生成する。電子制御装置10は、車速検出部24が出力する車速パルス信号に基づいて、各時点の車速(km/h)を算出できる。なお、電子制御装置10が車速パルス信号以外の情報に基づいて車速を把握することも可能である。例えば、GPS(Global Positioning System)受信機を搭載する場合には、この受信信号から車速の情報を算出できる。
荷重センサ25A、25B、25C、および25Dは、それぞれ、前方左側(FL)、
前方右側(FR)、後方左側(RL)、および後方右側(RR)の各位置の車輪を支持するサスペンションに加わる荷重の大きさを計測できるように設置されている。
傾斜センサ26Aは、前方左側の車輪回転軸と、前方右側の車輪回転軸との間を結ぶ軸
(前輪側車軸)の水平方向に対する傾斜角度の大きさを検出できる位置に設置されている。また、傾斜センサ26Bは、後方左側の車輪回転軸と、後方右側の車輪回転軸との間を結ぶ軸(後輪側車軸)の水平方向に対する傾斜角度の大きさを検出できる位置に設置されている。また、傾斜センサ26Cは、前輪側車軸と後輪側車軸とを結ぶ軸(前後方向車軸)の水平方向に対する傾斜角度の大きさを検出できる位置に設置されている。
操舵角速度検出部27は、車両41の操舵用の回動軸の回転角度である操舵角の変化速度を出力する。
車両位置検出部28は、複数のGPS衛星からの電波を受信することにより、受信地点である車両41の位置(緯度、経度)を算出して出力する。
ドライブレコーダー29は、車両周囲(前方)の画像を撮影するカメラ機能を有し、得られた画像のデータを自動的に記録する車載器である。ドライブレコーダー29は、交通事故発生時の衝撃などの特定のイベントを検知した時にだけ画像を記録する一時記録機能と、イベントの発生とは無関係に常時記録を実行する常時記録機能とを有する。
旋回加速度検出部11は、自車両の旋回時に荷物等に加わる水平面内の加速度の方向および大きさを表す電気信号を出力できる。
本体メモリ12は、事前に定めた各種定数データや電子制御装置10の動作に必要なプログラムが書き込まれた不揮発性メモリ(EEPROMなど)と、一時データを保持するためのメモリ(RAM)とを備えている。
外部出力I/F13は、制御部16が記録カード21のデータにアクセスするための信号処理と、警報出力部22への信号出力のための制御を実施する。
警報出力部14は、電子制御装置10に内蔵された警報ランプやブザーなどを用いて異常の発生を運転手に報知するために利用される。
表示部15は、自車両の運転手の位置から視認が容易な状態で配置された平面ディスプレイを備えている。この平面ディスプレイの二次元画面に、カラー画像や文字情報などを必要に応じて表示できる。本実施形態では、クラウドサーバー52から受信した、出発地から目的地までの経路を示す経路情報を、地図データ上に重ねた経路表示画像を二次元画面に表示できる。
制御部16は、マイクロコンピュータを主体とする電子回路により構成され、事前に用意されたプログラムを実行することにより、電子制御装置10に必要とされる各種の制御機能を実現する。
電源部17は、車両電源23から供給される電力に基づいて、安定した直流電力を生成し、この直流電力を電子制御装置10内部の各回路と、荷重センサ25A~25Dおよび傾斜センサ26A~26Cへ電源として供給する。
入出力I/F18は、車速検出部24、荷重センサ25A~25D、傾斜センサ26A~26C等の各信号を制御部16に入力するための信号処理を実施する。
図3は、荷重センサ25の構成例を示すブロック図である。図2中に示した荷重センサ25A~25Dのそれぞれが図3の荷重センサ25に相当する。
図3に示すように、この荷重センサ25は歪み検出素子31、専用IC(ASIC)32、V/F変換回路33、MCU(マイクロコントローラ)34、入出力I/F35、および電源回路36を内蔵している。
歪み検出素子31は、これが設置されている箇所に加わる荷重により生じる歪み量を検出する。専用IC32は、歪み検出素子31が検出した歪み量、すなわち荷重に相当する電圧(V)の電気信号を生成する。V/F変換回路33は、専用IC32が出力する信号の電圧変化を周波数(F)の変化に変換する。具体的には、V/F変換回路33が出力するパルス信号の周波数が、歪み検出素子31に加わった荷重に相当する。
MCU34は、V/F変換回路33が出力するパルス信号の周波数に基づいて、検出された荷重の大きさを表すデータを生成する。MCU34が生成した荷重の検出データは、
入出力I/F35を経由して電子制御装置10に入力される。
図4は、経路提示対象となる車両41(対象車両)の構成例を表す図であり、図4(a)、図4(b)、及び図4(c)は、それぞれ正面図、右側面図、及び底面図である。
図4(a)に示した例では、車両41の運転席の近傍に電子制御装置10が設置されている。電子制御装置10に接続された4つの荷重センサ25A、25B、25C、および25Dは、それぞれ、左前方の車輪44A、右前方の車輪44B、左後方の車輪44C、および右後方の車輪44Dの近傍に設置されている。また、電子制御装置10に接続されたドライブレコーダー29は、車両41の前面に設置されている。
また、傾斜センサ26Aは前方側の車軸43A近傍に設置され、傾斜センサ26Bは後方側の車軸43B近傍に設置されている。傾斜センサ26Cは、車軸43A、43Bの中間位置に設置されている。つまり、傾斜センサ26Aは横方向の前方車軸43Aの傾斜角度を検出し、傾斜センサ26Bは横方向の後方車軸43Bの傾斜角度を検出し、傾斜センサ26Cは前後方向の車軸の傾斜角度を検出する。
車両41の荷台42の内部空間には、様々な荷物が積載される。荷物の積載状況に応じて、各車輪44C、44D等の位置における荷重が変動する。また、各位置の荷重のバランスに応じて、車軸43Aの傾斜角度、車軸43Bの傾斜角度、および前後方向の車軸の傾斜角度が変動する。
図5は、対象車両の車載器における、車両積載情報の生成及び送信動作例を表すフローチャートである。対象車両41への荷積み作業が完了し、荷積み完了ボタンが押下されるか、又は、電源部17からの電力供給が開始されると、電子制御装置10の制御部16が、図5に示す処理を実行する。図5に示す処理は、対象車両41の目的地(輸送先)が複数箇所ある場合において、最終目的地到着前に取り扱い品目の輸送が完了(荷卸し)した場合等、車両の状態に変更があった場合にも実行される。
まず制御部16は、積載物の品目による慎重度判定(S10)、積載重量による危険度判定(S20)、車両重心による危険度判定(S30)を行う。各判定処理S10,S20,S30の詳細は後述する。次に制御部16は、予め定められた、車両状態に関する設定テーブル(図6参照)を参照して、各判定値から、現在の車両状態に対応した車両41の運行制限に関する閾値を決定する(S40)。制御部16は、各判定値、決定した閾値、荷重センサ25A~25D及び傾斜センサ26A~26Cから電子制御装置10に送られたデータ、並びに積載物の重量(図8参照)を、現在の車両41の状態を示す車両積載情報としてクラウドサーバー52に送信する。運行制限に関する閾値は、車両速度や操舵角速度の上限を規定するものである。
図6は、車両状態に関する設定テーブルの一例を示す図である。この設定テーブルは、記録カード21又は無線機器19,20を介して制御部16に取得され、本体メモリ12に保持されている。図6の例では、積載物による慎重度は、0(安全)、1(注意)、2(要注意)の三段階で判定される。積載重量による危険度は、1(5t未満)、2(5~10t)、3(10t以上)の三段階で判定される。車両重心による危険度は、1(安全)、2(普通)、3(注意)、4(危険)、5(超危険)の五段階で判定される。各判定値に応じて車両速度及び操舵角速度の上限(運行制限に関する閾値)が規定され、これらの閾値は、判定値が低いほど大きく、判定値が高いほど小さくなるよう設定される。一例として、積載物による慎重度が0(安全)、積載重量による危険度が1(5t未満)、車両重心による危険度が1(安全)の場合、車両速度は70km/h、操舵角速度は60deg/sと閾値が設定される。また、積載物による慎重度が1(注意)、積載重量による危険度が1(5t未満)、車両重心による危険度が1(安全)の場合、車両速度は35km/h、操舵角速度は30deg/sと設定される。尚、車両の状況を示す情報には、積載物の積載状況に加え、車両41が運行する時間帯及び位置情報を含むことができ、時間帯や位置情報に応じて、運行制限に関する閾値を設定することができる。
図7を参照して、図5の積載物による慎重度判定処理(S10)を説明する。図7は、対象車両の車載器における、積載物による慎重度判定の動作例を表すフローチャートである。電子制御装置10の制御部16は、慎重度判定値を0に設定し(S11)、本体メモリ12から積載物の品目を入力する(S12)。積載物に関する情報は、記録カード21から読み込まれるか、又は、無線機器19,20を介した無線通信により、制御部16に取得され、本体メモリ12に保持される。制御部16は、予め定められたテーブルを参照して、積載物の品目が、判定値0(安全)、1(注意)、2(要注意)のいずれに該当するかを判定する(S13)。
図8を参照して、図5の積載重量による危険度判定処置(S20)を説明する。図8は、対象車両の車載器における、積載重量による危険度判定の動作例を表すフローチャートである。電子制御装置10の制御部16は、荷重センサ25A~25Dの出力に基づいて、車両41の積載物の重量(車両積載量)を算出する(S21)。制御部16は、算出した重量が5t以上か否かを判断し(S22)、5t以上でなければ積載危険度判定値を1(5t未満)に設定する(S23)。算出した重量が5t以上の場合、制御部16は、算出した重量が10t以上か否かを判断し(S24)、10t以上でなければ積載危険度判定値を2(5~10t)に設定する(S25)。算出した重量が10t以上であれば積載危険度判定値を3(10t以上)に設定する(S26)。
図9を参照して、図5の車両重心位置による危険度判定処理(S30)を説明する。図9は、対象車両の車載器における、車両重心位置による危険度判定の動作例を表すフローチャートである。電子制御装置10の制御部16は、荷重センサ25A~25D及び傾斜センサ26A~26Cの各出力に基づいて、車両重心位置を算出する(S31)。車両重心位置の算出処理の詳細については後述する。制御部16は、危険度判定値テーブル(図10参照)を参照して、算出した車両重心位置に対応した危険度判定値を、1~5のいずれかに設定する(S32)。
図10は、車両重心位置による危険度判定値テーブルの具体例を示す図であり、図11は、車両重心位置を三次元ブロックに割り当てた一例を示す図である。図10に示す例では、車両重心位置に応じて、危険度判定値が、1(安全)、2(普通)、3(注意)、4(危険)、5(超危険)の5段階に区分されている。車両重心位置は、図11に示す三次元ブロックであらわされる。図11において、X軸が車両41の車幅方向、Z軸がその高さ方向をそれぞれ示している。Y軸は前後方向を表している。
図11に示すように、荷台42の内部空間は、立体的なブロック(三次元ブロック)状に区画され、荷台42上の積載物の重心位置(三次元重心座標)が各三次元ブロックに割り当てられる。具体的には、荷台42の内部空間は、各軸方向に4分割され、X軸方向に1~4、Y軸方向にA~D,Z軸方向にa~dの符号で識別される。例えば、重心位置Pは、三次元ブロック(3,A,c)に割り当てられているため、図10に示す危険度判定値テーブルに基づいて、危険度判定値が「3(注意)」に設定される。
図12を参照して、図9の車両重心位置算出処理(S31)を説明する。図12は、対象車両の車載器における、車両重心位置の算出動作例を表すフローチャートである。制御部16は、例えば車速検出部24が出力する信号に基づいて現在の車両41の走行速度(車速:km/h)を検出し(S41)、検出した車速を事前に定めた車速閾値と比較する(S42)ことにより、自車両が停車状態か否かを識別する。停車状態を検知すると、S43以降の処理に進む。つまり、車両41の走行に起因して発生する振動や加速度の影響を受けない状態で、S43以降の処理に進み正しい重心位置を算出することができる。
制御部16は、荷重センサ25A~25Dの出力をそれぞれ読み取って各車輪位置の荷重を計測する(S43)。また、制御部16は、傾斜センサ26A、26Bの出力をそれぞれ読み取って前後の各車軸43A、43Bの傾斜角度を計測する(S44)。
制御部16は、S43、S44で得られた荷重および傾斜角度の計測値を利用して、重心位置Cの二次元座標(x,z)を車軸毎に算出する(S45)。
制御部16は、傾斜センサ26Cの出力を読み取って前後方向の車軸における傾斜角度を計測する(S46)。そして、S43、S46で得られた荷重および傾斜角度の計測値を利用して、重心位置Cの前後方向の二次元座標(y,z)を算出する(S47)。
制御部16は、S45で得られた車軸毎の重心位置の二次元座標(x,z)と、S47で得られた前後方向の重心位置の二次元座標(y,z)とを合成することにより、重心位置Cの三次元座標(x,y,z)を算出する(S48)。
制御部16は、S48で算出した最新の重心位置Cの三次元座標(x,y,z)を、図11に示した三次元ブロックに割り当てる(S49)。
次に、図13~図15を参照して、荷物を輸送する車両41(対象車両)以外の他車両としての車両41が走行した路面の状況を示す路面情報を、他車両41の電子制御装置10が収集してクラウドサーバー52に送信する動作について説明する。他車両41の電子制御装置10は、他車両41が走行を開始すると、図13~図15の処理を所定の間隔で繰り返し実行する。クラウドサーバー52は、他車両41の電子制御装置10が収集した路面情報を、内部の蓄積装置又はクラウドサーバー52に接続されたデータベースに蓄積し、対象車両41の経路算出に用いる。
図13は、他車両の車載器における、CAN(Controller Area Network)情報に基づく路面状態の判定動作例を表すフローチャートである。電子制御装置10の制御部16は、スリップ判定値を0に設定する(S51)。制御部16は、CAN情報(車輪速度、車体速度)に基づいて、タイヤの空転回数を計測し(S52)、所定の閾値との比較により、他車両41がスリップしているか否かを判断する(S53)。スリップしている場合、制御部16は、計測したタイヤの空転回数と所定の閾値との比較により、路面状態が、アイスバーン、凍結状態、又はその他の状態のいずれであるかを判定する(S54)。アイスバーン(ブラックアイスバーン)は、雨などで濡れた路面の水分が凍って路面に薄い氷の膜ができた状態であり、凍結状態は、溶けた雪が凍る等によりアイスバーンよりも厚い氷の膜ができた状態である。制御部16は、判定結果をクラウドサーバー52に送信する(S55)。制御部16は、S53でスリップしていないと判断した場合、本処理を終了する。CAN情報を用いることにより、後述するドライブレコーダー29の撮影画像からは判断できない路面状態を判別できる。
図14は、他車両の車載器における、ドライブレコーダー29の撮影画像に基づく路面状態の判定動作例を表すフローチャートである。他車両41のドライブレコーダー29は、他車両41前方の路面を含む画像を撮影して制御部16に入力する(S61)。制御部16は、撮影画像に基づいて、路面に変化があるかを判定する(S62)。制御部16は、圧雪状態、積雪状態、ウェット状態の各サンプル画像と、撮影画像との比較により、路面状態を判定する(S63)。積雪状態は、新雪が降り積もった状態であり、圧雪状態は、降雪後に車両が走行することで、雪が踏み固められた状態である。ウェット状態は、降雨後に路面が濡れた状態である。制御部16は、判定結果をクラウドサーバー52に送信する(S64)。制御部16は、S62で変化がないと判断した場合、本処理を終了する。尚、路面状態の判定(S63)において、図13のS54で判定した凍結、アイスバーンや、ドライ、凹凸あり、等の路面状態を判定してもよい。
図15は、他車両の車載器における、Gセンサの出力に基づく路面状態の判定動作例を表すフローチャートである。制御部16は、他車両41に加わる加速度の大きさを検出するGセンサの設定値を0にして、入出力I/F18を介してGセンサの出力値を監視する(S71)。制御部16は、Gセンサの出力値が所定の設定値以上であるか否かを判断し(S72)、設定値以上であれば、路面状態が、工事中であるか、砂利道であるか、平らであるか、を各状態に予め定められた閾値との比較により、判定する(S73)。制御部16は、判定結果をクラウドサーバー52に送信する(S74)。制御部16は、S72で設定値以上でないと判断した場合、本処理を終了する。路面状態が凹凸ありであることは、前述したドライブレコーダー29の撮影画像によっても判断できる。
図16は、クラウドサーバー52による経路算出動作例を表すフローチャートである。クラウドサーバー52のCPU(Central Processing Unit)は、対象車両41の経路検索要求を受けつけると、図16に示す処理を実行する。この経路検索要求には、対象車両41の出発地(現在地)、目的地、車両重量、積載物の品目、優先順位(安全優先か到着時刻優先か等)等の情報が含まれ、対象車両41の電子制御装置10又は事務所PC53からクラウドサーバー52に送信される。クラウドサーバー52は、対象車両41の経路検索要求に基づいて、対象車両41の現在地、目的地、積載物の品目を入力する(S81~S83)。クラウドサーバー52は、一般的な経路検索方法により、現在地から目的地までの経路を経路候補として算出し、蓄積された路面情報に基づいて、予め除外設定された路面状態が経路候補に含まれるか否かを判定する(S84)。例えば、積載物が慎重に輸送すべきものである場合には、路面状態が凍結状態及び工事中の道路を経路から除外する。
クラウドサーバー52は、過去に運行管理者(事務所PC53)による判定でNGとなった経路を、経路候補から除外する(S85)。クラウドサーバー52は、蓄積されている路面情報及び対象車両41の現在の状態を示す車両積載情報に基づいて、出発地から目的地までの最適な経路を算出(検索)する(S86)。最適な経路の算出は、積載物の品目、車両重量、路面状況、優先順位及び運行制限に関する閾値を考慮して行われる。例えば、車両速度の閾値が50km/hと設定されている場合において、経路候補に高速道路が含まれるときは、当該部分を除外した経路を算出する。
クラウドサーバー52は、算出した経路を事務所PC53(運行管理者)へ送信する(S87)。クラウドサーバー52は、運行管理者(事務所PC53)による判定結果を受け付け、OKかNGかを判定する(S88)。NGの場合クラウドサーバー52は、S85の処理に戻って再度経路算出を行う。OKの場合クラウドサーバー52は、算出した経路の情報(経路情報)を対象車両41の電子制御装置10に送信する(S89)。
対象車両41の目的地(輸送先)が複数箇所あり、最終目的地到着前に取り扱い品目の輸送が完了(荷卸し)した場合、クラウドサーバー52は、再度経路の算出を行い、現在の車両状況で最適な経路を再計算する。また、経路情報は、変更される都度、事務所PC53へ送信されるため、運行管理者は常に対象車両41の状況を把握することができる。尚、経路情報は、クラウドサーバー52から事務所PC53を経由して対象車両41の電子制御装置10(車載器)に送信されてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、クラウドサーバー52が取得した対象車両41の積載状況及び蓄積された路面状況に応じて経路を算出する。したがって、対象車両41の積載状況が変化した場合であっても、現在の対象車両41の状況及び路面の状況に応じた適切な経路が提示されるので、より安全な経路を走行できる。例えば、重量物を積載している車両の場合には、凍結している路面を避けた経路が提示されることにより、対象車両41は、より安全な経路を走行可能となる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、前述した実施形態では、荷物を輸送する対象車両と、対象車両以外の他車両とで、同様の構成の車載器が搭載されている例を示したが、対象車両と他車両とで車載器の構成が異なってもよい。具体的には、自車両に搭載される車載器は、車両積載情報の取得及び送信、並びに経路情報の受信に関する機能を備えればよく、道路情報の収集、送信に関する機能は備えなくてもよい。また、他車両に搭載される車載器は、道路情報を収集してクラウドサーバー52に送信する機能を備えればよく、車両積載情報の取得及び送信、並びに経路情報の受信に関する機能は備えなくてよい。
また、前述した実施形態では、車載器(電子制御装置)がトラックに搭載された例を示したが、電子制御装置が搭載される車両はトラックに限らず、タクシーやバス(特に長距離バス)にも搭載可能である。この場合、本実施形態における車両積載情報に代えて、対象車両における乗客の有無を含む乗車状況を示す乗車情報を用いることができる。電子制御装置をタクシーやバスに搭載することにより、乗客の有無に応じた経路選択が可能となり、乗客輸送における安全性の向上が可能となる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る経路情報提示装置、経路提示システム及び車載器の特徴をそれぞれ以下[1]~[10]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 出発地から目的地へ向かう対象車両に搭載された第一車載器(電子制御装置10)から、前記対象車両における積載物の積載状況を示す車両積載情報を受信する第一受信部(S40)と、
前記対象車両以外の他車両に搭載された第二車載器(電子制御装置10)が収集した、前記他車両が走行した路面の状況を示す路面情報を受信する第二受信部(S55,S64,S74,S84)と、
前記出発地及び前記目的地の情報並びに前記車両積載情報及び前記路面情報に基づいて、前記出発地から前記目的地までの経路を算出する算出部(S86)と、
算出した前記経路を示す情報を前記第一車載器に送信する送信部(S89)と、を備える
ことを特徴とする経路提示装置(クラウドサーバー52)。
[2] 前記車両積載情報は、前記積載物の輸送における慎重度又は危険度を表すものである
ことを特徴とする上記[1]に記載の経路提示装置。
[3] 前記慎重度又は危険度は、前記積載物の品目、積載重量、及び車両重心位置の少なくともいずれか一に基づいて判定される
ことを特徴とする上記[2]に記載の経路提示装置。
[4] 前記車両積載情報は、前記積載物の品目、積載重量、及び車両重心位置の少なくともいずれか一に基づいて生成され、
前記算出部は、前記車両積載情報に変更があった場合、前記対象車両の現在位置から前記目的地までの経路を算出する
ことを特徴とする上記[1]~[3]のいずれか一に記載の経路提示装置。
[5]
前記第二車載器が収集した前記路面情報を蓄積する蓄積装置(クラウドサーバー52)を備える
ことを特徴とする経路提示システム。
[6] 上記[1]~[5]のいずれか一に記載の経路提示装置と通信可能であり、前記対象車両に搭載された車載器(電子制御装置10)であって、
前記対象車両に設けられた荷重センサ(25A~25D)の出力に基づいて、前記車両積載情報を生成する生成部(制御部16、図5)と、
生成した前記車両積載情報を前記経路提示装置へ送信する送信部(無線機器19、20)と、
前記経路提示装置が算出した前記経路を示す情報を受信する受信部(無線機器19、20)と、を備える
ことを特徴とする車載器。
[7] 前記生成部は、前記荷重センサの出力を用いて算出した積載重量又は車両重心位置に基づいて前記車両積載情報を生成する
ことを特徴とする上記[6]に記載の車載器。
[8] 上記[1]~[5]のいずれか一に記載の経路提示装置と通信可能であり、前記他車両に搭載された車載器(電子制御装置10)であって、
前記他車両に設けられたカメラ(ドライブレコーダー29)により前記路面を撮影した画像、前記他車両におけるCAN(Controller Area Network)情報、及び前記他車両に設けられたGセンサの出力の少なくともいずれか一に基づいて、前記路面の状況が、凍結、圧雪、ウェット、凹凸あり、のいずれかに該当するか否かを判定する判定部(制御部16、S54,S63,S73)と、
前記判定部の判定結果を前記路面情報として前記経路提示装置に送信する送信部(S55,S64,S74)と、を備える
ことを特徴とする車載器。
[9] 出発地から目的地へ向かう対象車両に搭載された第一車載器(電子制御装置10)から、前記対象車両における乗客の有無を含む乗車状況を示す乗車情報を受信する第一受信部(S40)と、
前記対象車両以外の他車両に搭載された第二車載器(電子制御装置10)が収集した、前記他車両が走行した路面の状況を示す路面情報を受信する第二受信部(S55,S64,S74,S84)と、
前記出発地及び前記目的地の情報並びに前記乗車情報及び前記路面情報に基づいて、前記出発地から前記目的地までの経路を算出する算出部(S86)と、
算出した前記経路を示す情報を前記第一車載器に送信する送信部(S89)と、を備える
ことを特徴とする経路提示装置(クラウドサーバー52)。
[10] 上記[1]~[5]のいずれか一に記載の経路提示装置(クラウドサーバー52)と、
上記[6]又は[7]に記載の車載器(対象車両41の電子制御装置10)と、
上記[8]に記載の車載器(他車両41の電子制御装置10)と、を備える
ことを特徴とする経路提示システム。
10 電子制御装置(車載器)
11 旋回加速度検出部
12 本体メモリ
13 外部出力I/F
14 警報出力部
15 表示部
16 制御部
17 電源部
18,35 入出力I/F
19,20 無線機器
21 記録カード
22 警報出力部
23 車両電源
24 車速検出部
25,25A~25D 荷重センサ
26A~26C 傾斜センサ
27 操舵角速度検出部
28 車両位置検出部
29 ドライブレコーダー
31 歪み検出素子
32 AISC(専用IC)
33 V/F変換回路
34 MCU
36 電源回路
41 車両(対象車両、他車両)
42 荷台
43A 前方車軸
43B 後方車軸
44A~44D 車輪
52 クラウドサーバー
53 事務所PC
54 インターネット
55 無線基地局

Claims (8)

  1. 出発地から目的地へ向かう対象車両に搭載された第一車載器から、前記対象車両における積載物の積載状況を示す車両積載情報を受信する第一受信部と、
    前記対象車両以外の他車両に搭載された第二車載器が収集した、前記他車両が走行した路面の状況を示す路面情報を受信する第二受信部と、
    前記出発地及び前記目的地の情報並びに前記車両積載情報及び前記路面情報に基づいて、前記出発地から前記目的地までの経路を算出する算出部と、
    算出した前記経路を示す情報を前記第一車載器に送信する送信部と、を備え、
    前記算出部は、前記車両積載情報に変更があった場合、前記対象車両の現在位置から前記目的地までの経路を算出する
    ことを特徴とする経路提示装置。
  2. 前記車両積載情報は、前記積載物の輸送における慎重度又は危険度を表すものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の経路提示装置。
  3. 前記慎重度は前記積載物の品目に基づいて判定され、又は、前記危険度は積載重量及び車両重心位置に基づいて判定される
    ことを特徴とする請求項2に記載の経路提示装置。
  4. 前記第二車載器が収集した前記路面情報を蓄積する蓄積装置を備える
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の経路提示装置。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載の経路提示装置と
    前記経路提示装置と通信可能であり、前記対象車両に搭載された車載器と、
    を備える経路提示システムであって、
    前記車載器は、
    前記対象車両に設けられた荷重センサの出力に基づいて、前記車両積載情報を生成する生成部と、
    生成した前記車両積載情報を前記経路提示装置へ送信する送信部と、
    前記経路提示装置が算出した前記経路を示す情報を受信する受信部と、を備える
    ことを特徴とする経路提示システム
  6. 前記生成部は、前記荷重センサの出力を用いて算出した積載重量又は車両重心位置に基づいて前記車両積載情報を生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の経路提示システム
  7. 請求項1~4のいずれか一項に記載の経路提示装置と
    前記経路提示装置と通信可能であり、前記他車両に搭載された車載器と、
    を備える経路提示システムであって、
    前記車載器は、
    前記他車両に設けられたカメラにより前記路面を撮影した画像、前記他車両におけるCAN(Controller Area Network)情報、及び前記他車両に設けられたGセンサの出力の少なくともいずれか一に基づいて、前記路面の状況が、凍結、圧雪、ウェット、凹凸あり、のいずれかに該当するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果を前記路面情報として前記経路提示装置に送信する送信部と、を備える
    ことを特徴とする経路提示システム
  8. 請求項1~4のいずれか一項に記載の経路提示装置と、
    前記経路提示装置と通信可能であり、前記対象車両に搭載された第1車載器と、
    前記経路提示装置と通信可能であり、前記他車両に搭載された第2車載器と、
    を備える経路提示システムであって、
    前記第1車載器は、
    前記対象車両に設けられた荷重センサの出力に基づいて、前記車両積載情報を生成する生成部と、
    生成した前記車両積載情報を前記経路提示装置へ送信する送信部と、
    前記経路提示装置が算出した前記経路を示す情報を受信する受信部と、を備え、
    前記第2車載器は、
    前記他車両に設けられたカメラにより前記路面を撮影した画像、前記他車両におけるCAN(Controller Area Network)情報、及び前記他車両に設けられたGセンサの出力の少なくともいずれか一に基づいて、前記路面の状況が、凍結、圧雪、ウェット、凹凸あり、のいずれかに該当するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果を前記路面情報として前記経路提示装置に送信する送信部と、を備える
    ことを特徴とする経路提示システム。
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