JP2015069358A - 物品管理システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品に付された識別コードを認識する際に当該物品の状態を正確に判断することができる物品管理システム及び方法を提供する。【解決手段】コンピュータ1Bは、カメラ1Aが撮影した物品を含む物品画像中の識別コードをコンピュータによって認識し、識別コードが付された物品に関する物品情報を、識別コードから抽出し、物品情報を物品画像に重畳してディスプレイ1Cに表示する。コンピュータ3Bは、物品画像を物品情報と関連付けてデータベース3Aに記憶させる。コンピュータ4Aは、コンピュータ3Bがデータベース3Aから抽出した物品画像をディスプレイ4Bに表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、物品管理システム及び方法に関する。
従来、画像として読取可能な一次元コード(例えば、バーコード)、二次元コード(例えば、QRコード(登録商標))等の識別コードを撮影し、撮影した画像中の識別コードに対応する情報(すなわち、オーバーレイ情報)を取得する識別コード読取システムが知られている。特許文献1〜3は、取得した情報(例えば、識別コードが付される物品名)を、撮影した画像に重畳して表示部の画面に表示することを提案している。このシステムによれば、このように取得した情報を撮影した画像に重畳して表示部の画面に表示するので、撮影した画像中の識別コードが付された物品についての情報(例えば、物品名)を、表示部の画面上で把握することができる。
識別コードは、物品の格納位置を管理する物品管理システムでも用いられ(例えば、特許文献4〜7)、物品の格納位置を管理するためにRFIDタグを用いた管理システム(例えば、特許文献8〜11)及び物品を管理するためにカラービット(登録商標)を用いた管理システム(例えば、特許文献12)も提案されている。
特開2012−215989号公報 特開2012−181705号公報 特開2011−55250号公報 特開平10−35827号公報 特開2005−96956号公報 特開2000−259717号公報 特開2012−16883号公報 特開2004−186057号公報 特開2006−8301号公報 特開2011−37571号公報 特開2010−44724号公報 特開2011−24663号公報
しかしながら、従来の位置情報表示システム及び物品管理システムでは、識別コードを認識することによって物品の存在を確認しているが、物品の状態は記録されないので、物品の状態を確認することができない。したがって、認識した識別コードが付された物品の状態が異常状態(物品の収納場所が不正である状態、物品が破損している状態等)であるか否かを判断することができない。例えば、ハンガーに取り付けられている識別コードを認識する場合、ハンガーに服がかかっていない状態又はハンガーにかかっている服が本来ハンガーにかけるべき服とは異なる状態(例えば、ジャケットをかけるためのハンガーにカーディガンがかかっている状態)でも物品(服)の状態が正常であると誤った判断がされるおそれがある。
本発明の目的は、物品に付された識別コードを認識する際に当該物品の状態を正確に判断することができる物品管理システム及び方法を提供することである。
本発明による物品管理システムは、画像として読取可能な識別コードが付された物品を撮影する撮影手段と、撮影した物品を含む物品画像中の識別コードを認識する識別コード認識手段と、識別コードが付された物品に関する物品情報を、識別コードから抽出する物品情報抽出手段と、物品情報を物品画像に重畳して表示する第1の表示手段と、物品画像を物品情報と関連付けて記憶するデータベースと、物品画像をデータベースから抽出する物品画像抽出手段と、物品画像抽出手段が抽出した物品画像を表示する第2の表示手段と、を備えることを特徴とする。
好適には、データベースは、撮影手段が識別コードが付された物品を撮影する度に取得した複数の物品画像を物品情報と関連付けて記憶する。
本発明による物品管理方法は、画像として読取可能な識別コードが付された物品をカメラで撮影する撮影ステップと、撮影した物品を含む物品画像中の識別コードをコンピュータによって認識する識別コード認識ステップと、コンピュータが、識別コードが付された物品に関する物品情報を、識別コードから抽出する物品情報抽出ステップと、物品情報を物品画像に重畳して第1のディスプレイに表示する第1の表示ステップと、コンピュータが、物品画像を物品情報と関連付けてデータベースに記憶させる記憶ステップと、コンピュータが、物品画像をデータベースから抽出する物品画像抽出ステップと、物品画像抽出ステップで抽出した物品画像を第2のディスプレイに表示する第2の表示ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮影した物品を含む物品画像を、識別コードが付された物品に関する物品情報と関連付けてデータベースに記憶させ、物品画像をデータベースから抽出し、抽出した物品画像を表示することによって、物品に付された識別コードを認識する際に当該物品の状態を正確に判断することができる。
本発明による物品管理システムの実施の形態のブロック図である。 図1のデータベースに格納されるデータの一例を示す図である。 図1に示す物品管理システムで用いられる識別コードの一例を示す図である。 図1の物品管理システムにおいて物品画像を物品情報と関連付けてデータベースに記憶させる動作のフローチャートである。 図1の物品管理システムにおいて物品画像を物品情報と関連付けてデータベースに記憶させる動作のフローチャートである。 撮影した物品画像の表示例を示す図である。 物品情報が重畳された物品画像の表示例を示す図である。 識別コードの中心座標の算出を説明するための図である。 図1の物品管理システムにおいて撮影した物品画像を抽出してディスプレイの画面に表示させる動作のフローチャートである。 物品確認の際の物品画像の表示例を示す図である。 物品確認後にデータベースに格納されるデータの一例を示す図である。
本発明による物品管理システム及び方法の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明による物品管理システムの実施の形態のブロック図である。図1に示す物品管理システムは、端末1と、ネットワーク(通信経路)2と、サーバ3と、端末4と、を備える。
本実施の形態では、四つの位置検出パターンを有する二次元コードを識別コードとして用いる場合について説明する。位置検出パターンの座標は、例えば、撮影画像を解析することによって検出可能である。
端末1は、カメラ機能付きスマートホン、カメラが接続されたパーソナルコンピュータ(PC)等として実現され、撮影手段としてのカメラ(撮影部)1Aと、識別コード認識手段及び物品情報抽出手段としてのコンピュータ(識別コード認識部及び物品情報抽出部)1Bと、第1の表示手段としてのディスプレイ1Cと、通信手段としての通信インタフェース1Dと、を有する。
カメラ1Aは、画像として読取可能な識別コードが付された物品を撮影する。このために、カメラ1Aは、レンズ1aと、イメージセンサ1bと、アナログ・デジタル変換器(AD)1cと、を有し、撮影した識別コードのデジタル画像データをコンピュータ1Bに出力する。
コンピュータ1Bは、通常のコンピュータと同様の構成で実現され、端末1の動作を制御する。本実施の形態では、コンピュータ1Bは、カメラ1Aが撮影した物品を含む物品画像の識別コードを認識し、認識した識別コードを識別コード情報に変換し、変換した識別コード情報を、物品画像とともに通信インタフェース1D及びネットワーク2を介してサーバ3に送信する。また、コンピュータ1Bは、後に説明するように識別コード情報に基づいて算出した識別コードの中心座標についての位置座標情報も通信インタフェース1D及びネットワーク2を介してサーバ3に送信する。さらに、コンピュータ1Bは、識別コードを認識した時刻(日時)を記録する図示しないタイマを内蔵し、識別コードを認識した時刻(日時)についての時刻情報も通信インタフェース1D及びネットワーク2を介してサーバ3に送信する。
ディスプレイ1Cは、識別コードが付された物品に関する物品情報(オーバーレイ情報)を、物品画像に重畳して表示する。物品情報は、後に説明するようにコンピュータ1Bによって識別コードから抽出される。
サーバ3は、データベース3Aと、物品画像抽出手段としてのコンピュータ(物品画像抽出部)3Bと、通信インタフェース3Cと、を備える。データベース3Aは、物品画像を物品情報と関連付けて記憶する。データベース3Aに格納されるデータの一例を図2に示す。図2に示す例において、ID、物品名及び管理者についての情報は、識別コードに含まれる物品情報に対応し、現品確認、確認日時、物品画像等についての情報は、データベース3Aのみで保存される。また、データベース3Aは、カメラ1Aが識別コードが付された物品を撮影する度に取得した複数の物品画像を物品情報と関連付けて記憶することもできる。
コンピュータ3Bは、サーバ3の動作を制御する。本実施の形態では、コンピュータ3Bは、識別コード情報を、通信インタフェース1D、ネットワーク2及び通信インタフェース3Cを介してコンピュータ1Bから受信する。そして、コンピュータ3Bは、受信した識別コード情報に基づいて、物品画像を物品情報と関連付けてデータベース3Aに記憶させる。更に詳しく説明すると、コンピュータ3Bは、識別コード情報に含まれるIDがデータベース3Aに保存されたデータ中に存在するか否か判断し、識別コード情報に含まれるIDがデータベース3Aに保存されたデータ中に存在しない場合には、物品画像をIDに関連付けてデータベース3Aに記憶させる。一方、識別コード情報に含まれるIDがデータベース3Aに保存されたデータ中に存在する場合には、コンピュータ3Bは、物品画像をデータベース3Aに保存しない。また、コンピュータ3Bは、後に説明するように、図示しないマウス等の操作部を用いて端末4が指定した物品に応じて、端末4が指定した物品に対応する物品画像をデータベース3Aから抽出し、抽出した物品画像を、通信インタフェース3C及びネットワーク2を介して端末4に送信する。
端末4は、スマートホン、パーソナルコンピュータ(PC)等として実現され、コンピュータ4Aと、第2の表示手段としてのディスプレイ4Bと、通信手段としての通信インタフェース4Cと、を有する。
コンピュータ4Aは、ディスプレイ4Bに表示すべき物品画像に対応する物品を、図示しないマウス等の操作部を用いて指定し、指定した物品に対応する物品画像を抽出するための指令を、通信インタフェース4C、ネットワーク2及び通信インタフェース3Cを介してコンピュータ3Bに送信する。そして、コンピュータ4Aは、コンピュータ3Bがデータベース3Aから抽出した物品画像を、通信インタフェース3C、ネットワーク2及び通信インタフェース4Cを介して受信し、受信した物品画像を、ディスプレイ4Bに表示する。
本実施の形態では、コンピュータ1Bは、ディスプレイ1Cの画面内の物品画像をラスター走査する際に物品画像から抽出される識別コードの数を判断することによって、ディスプレイ1Cの画面内に存在する単数又は複数の識別コードを認識する。コンピュータ1Bがディスプレイ1Cの画面内に存在する単数の識別コードを認識する場合、コンピュータ1Bは、コンピュータ1Bが抽出した単数の識別コードに対応する物品情報を、ディスプレイ1Cの画面内の単数の識別コードに対応付けてディスプレイ1Cに表示する。それに対し、コンピュータ1Bがディスプレイ1Cの画面内に存在する複数の識別コードを認識する場合、ディスプレイ1Cは、コンピュータ1Bが抽出した複数の識別コードに対応する物品情報を、ディスプレイ1Cの画面内の複数の識別コードに対応付けてディスプレイ1Cに表示する。
本実施の形態では、コンピュータ1Bは、識別コードに含まれる物品情報を抽出し、抽出した物品情報を、カメラ1Aが撮影した物品画像に重畳して表示する。次いで、コンピュータ1Bは、カメラ1Aが識別コードが付された物品を撮影する前に、コンピュータ3Bが抽出した物品画像をディスプレイ1Cに表示する。このために、コンピュータ1Bは、ディスプレイ1Cに表示すべき物品画像に対応する物品を、図示しないテンキー等の操作部を用いて指定し、指定した物品に対応する物品画像を抽出するための指令を、通信インタフェース1D、ネットワーク2及び通信インタフェース3Cを介してコンピュータ3Bに送信する。そして、コンピュータ1Bは、コンピュータ3Bがデータベース3Aから抽出した物品画像を、通信インタフェース3C、ネットワーク2及び通信インタフェース1Dを介して受信し、カメラ1Aによって撮影する物品を迅速に見つけることができるようにするために、受信した物品画像を、ディスプレイ1Cに表示する。
図3は、図1に示す識別コード読取システムで用いられる識別コードの一例を示す図である。図3に示す識別コード11は、35×35セルの大きさを有し、9×9のブロックに分割され、隣接するブロック間に1セルの明の分離スペース23を有する二次元コードである。したがって、分離スペースは、8×8列の1セル幅のブロック間隔の格子状パターンになる。右下の3×3ブロック及び3×3分離スペースの部分には第1位置検出パターン12Aが、左上の2×2ブロック及び2×2分離スペースの部分には第2位置検出パターン12Dが、右上の3(横)×2(縦)ブロック及び3×2分離スペースの部分には第3位置検出パターン12Bが、左下の2(横)×3(縦)ブロック及び2×3分離スペースの部分には第4位置検出パターン12Cが、それぞれ設けられている。したがって、識別コード11の第1から第4位置検出パターン以外のブロックに、第1から第4位置検出パターン以上の大きさの連続したパターンが出現することはない。
識別コード11のコード部分の最小単位はセルである。識別コード11は、通常正方形又は長方形の形状をとる。他の形状も可能だが、二次元コードの多くは四角形であり、第1実施形態の二次元コードも正方形であるが、これに限定されるものではなく、長方形でも他の形状でもよい。
一般に、二次元コードは明暗のセルでデータを表し、識別コード11もコード部は明暗のセルでデータを表す。さらに、識別コード11は、35×35セルの正方形であるが、これよりサイズの大きなコードや、長方形のような縦横の大きさを変えた形状にすることも可能である。35×35セルの正方形の二次元コードを、これをバージョン2×2と呼ぶ。ここで、最小のバージョンは1×1であり、この時のセルサイズは27×27となる。絵柄の埋込は、縦横のバージョンが共に2以上の場合に可能とする。バージョンが1×1の際に絵柄を埋め込まない理由は、データ量が少ないにも関わらず、絵柄を埋め込むと、さらにデータ量が少なくなり、認識してもほとんどデータが得られないことになるため、上記のような制限を加えた。識別コード11は、縦方向及び横方向にそれぞれ伸張できる。横バージョンが2、縦バージョンが3の場合、バージョン2×3と表記する。バージョンが1上がるごとに、セルサイズが8大きくなり、ブロック数が2大きくなる。よって、バージョン3×4では、セルサイズは43×51になる。バージョンは1から20まで選択可能であるが、これに限定されるものではない。
第1位置検出パターン12Aは、暗セルの部分が、8×8セルの1セル幅の正方形枠と、正方形枠の中心の2×2の正方形と、を有する。第2位置検出パターン12Dは、暗セルの部分が、4×4セルの1セル幅の正方形枠を有する。第3位置検出パターン12Bは、暗セルの部分が、8×4セルの1セル幅の長方形枠を有する、横長の長方形枠である。第4位置検出パターン12Cは、暗セルの部分が、4×8セルの1セル幅の長方形枠を有する、縦長の長方形枠である。
識別コード11では、正方形の二次元コードの4隅に4個の異なる位置検出パターンを配置する。なお、位置検出パターンが異なるというのは、形状、大きさ、二次元コード上での配置方向が異なる場合であり、線幅の比率が異なる場合も含まれる。ただし、撮影条件等の影響を受けるため、色の違いは対象とせず、明暗の二値画像を対象とする。
識別コード11では、位置検出パターンは、正方形又は長方形の各頂点付近に配置する。これは、1箇所に配置する場合より、できるだけ離れて配置する方が汚れの影響を分散できるためである。ただし、位置検出パターンの配置位置は、4隅に限定されるものではない。識別コード11のように、位置検出パターンとして、正方形だけでなく、長方形のものを用いることで、形状・傾き・大きさの区別が容易にできるため、高速に認識できる。また中抜きした長方形は、他の写り込みと区別するのが容易であり、データの無駄が少ない。
4個の位置検出パターンを配置する理由は、解析において高精度で座標のマッピングを計算するのに用いる二次元の射影変換では、コードのセルと、そのセルに対応する撮影画像の座標を計算するために、4組の座標の組をパラメータとして与えることが望ましいためである。位置検出パターン数が2個又は3個しかない場合でも、座標を補間することで、4点を算出した上で射影変換を行うことは可能であるが、ななめからの撮影や、歪み、ぼけなどで正確な座標が得にくく、データ抽出の精度に大きく影響するため、識別コード11では4個の位置検出パターンを配置している。
また、位置検出パターンが異なる理由は、認識できなかった位置検出パターンがあった場合でも、認識できなかった位置検出パターンが確実に特定でき、認識できなかった位置検出パターンの座標の予測が可能になり、位置検出パターンの訂正が可能になるためである。すべて同じ位置検出パターンを用いた場合、認識できなかった位置検出パターンの特定は、すべて異なる位置検出パターンを用いた場合ほど容易ではなく、位置検出パターンの訂正が困難になる。
識別コード11の4個の位置検出パターン以外の56ブロックは、データ部であり、実データブロック、誤り訂正符号ブロック、バージョン情報ブロック、フォーマット情報ブロック、及び絵柄埋込情報ブロックと、を含む。
上記のように、データ部は3×3セルを1ブロックとし、ブロック単位でデータを埋め込む。データ部は、バージョン情報ブロック15及び16と、フォーマット情報ブロック17と、絵柄埋込情報ブロック18A、18B、19A及び19Bと、を有し、残りのブロックが実データブロック22である。識別コード11では、実データブロック22の一部を、誤り訂正符号と、位置補正パターンとして利用する。
したがって、位置検出パターン、バージョン情報ブロック、フォーマット情報ブロック、絵柄埋込情報ブロック、位置補正パターンを設けるブロック、さらに誤り訂正符号ブロックを除いた、残りのブロック22が、実データブロックである。もし、絵柄の埋め込みが行われる場合には、絵柄埋込情報ブロックが指示する絵柄埋め込みブロックも実データブロックから除く。実データは、実データブロックに属するブロックについて、左上から右に順にデータを敷き詰め、敷き詰め終わったら1ブロック下の左から敷き詰めるという具合に順に記録する。
ブロックは、3×3セルを有し、各セルは明と暗の1ビットを表すので、1ブロックは最大9ビットの情報を持つ(9ビット表現)が、ここでは画像のぼけ・ぶれに対する耐性を高めるため、1ブロック当たりのデータ量を9ビットのデータ量より小さく設定できるようにしている。なお、識別コード11では、ブロックを3×3セルのサイズとしたが、ブロックサイズはこれに限定されるものではなく、最小である1×1セルのサイズや、縦と横のセルサイズが異なるなどのブロックサイズも可能である。
バージョン情報ブロックは、識別コード11のサイズに関する情報を記録し、縦バージョン情報ブロック15と、横バージョン情報ブロック16の2種類存在し、それぞれ対応するバージョン情報が記録される。縦バージョン情報ブロック15及び横バージョン情報ブロック16は、それぞれ同じ情報を記憶した2個のブロックを離れた2箇所に配置することにより、汚れ等で欠損するリスクを分散させる。バージョン情報として、バージョン数(縦横各1から20)までの数値を表すブロックを配置する。
フォーマット情報ブロック17は、絵柄埋込フラグ(1ビット)と、データブロック種別データ(2ビット)からなるフォーマット情報を記録し、同じ情報を記憶した3個のブロックを離れた3箇所に配置する。絵柄埋込フラグは、絵柄埋込の有無、すなわち絵柄埋込領域が設けられているか否かを示す。絵柄埋込が有の場合、絵柄埋込情報ブロックが設けられる。データブロック種別データは、データブロックの種別を示し、データブロックの種別とは、1ブロック当たりのデータ容量であり、6、7、9ビット/ブロックのいずれかを選択する。データ量は9ビット>7ビット>6ビット表現の順に少なくなるが、データの読み取りのしやすさは、6ビット>7ビット>9ビットの順であり、ぼけやぶれの発生具合と、データ量を勘案して、選択する。これについては後述する。
埋め込まれる絵柄は、ブロック単位で埋め込まれ、隣接した複数のブロックが絵柄埋込領域である場合には、その間の分離スペースも絵柄埋込領域に含まれる。埋め込まれる絵柄の外形は四角形であり、絵柄の画像は、セル単位の2値画像に限定されず、どのようなものでもよい。また、絵柄を埋め込む四角形のブロックは、複数個あってもよい。例えば、絵柄は、セルより高分解能の多値画像でも、カラー画像でもよく、もちろんセル単位の2値画像でもよい。第1実施形態では、絵柄埋め込みの制限として、コード上側ブロック2行、左側ブロック2列、下側ブロック3行、右ブロック3列には絵柄を埋め込まないものとする。この範囲は二次元コードの仕様により、絵柄の埋め込み範囲外の部分に画像の情報を持つ絵柄埋込情報ブロックを配置する。
絵柄埋込情報ブロックは、絵柄を埋め込む領域のサイズ及びブロック位置に関する情報を縦横それぞれで記録し、縦埋込情報ブロック18A及び18Bと、横埋込情報ブロック19A及び19Bの2種類存在し、それぞれ対応するバージョン情報が記録される。縦埋込情報ブロック18A及び18Bは、絵柄埋め込み高さ(3ビット又は6ビット)及び絵柄埋込オフセット高さ(3ビット又は6ビット)を記録する。横埋込情報ブロック19A及び19Bは、絵柄埋込幅(3ビット又は6ビット)及び絵柄埋込オフセット幅(3ビット又は6ビット)を指定する。なお、3ビット又は6ビットにするかは、後述するようにバージョン情報に関係し、バージョンが2〜4の場合には3ビット、バージョンが5〜20の場合には6ビット必要であり、バージョン2〜4の場合には、縦埋込情報ブロック18B及び横埋込情報ブロック19Bは不要である。
絵柄埋込情報ブロックは、フォーマット情報ブロックで絵柄埋込フラグが立っていた場合のみ存在する。識別コード11は、埋込絵柄の個数が1つのみの場合を想定しており、複数の埋込絵柄を複数領域に埋め込むことを想定した場合には、フォーマット情報ブロックで絵柄埋込フラグのビット数を増加させて絵柄埋込領域数を示すようにすると共に、上記の絵柄埋込情報ブロックを絵柄枚数分設ける。絵柄のサイズと絵柄の埋込開始位置は、ブロック単位で指定する。ブロックの座標を左上隅のブロックを原点として(n,m)と表現し、横ブロック数をblW個、縦ブロック数をblH個とする。第1実施形態では、絵柄の埋め込み領域は、左上(2,2)、右下((blW−4,blH−4)からなる矩形の領域に限定される。絵柄の最大横ブロック数はblW−5個、最大縦ブロック数はblH−5個となる。
絵柄の位置は、始点(左上)となるブロック座標と、ブロックサイズの情報を絵柄埋込情報ブロックとしてコード内に埋め込むことで、コード解析時にどの位置に絵柄が入っているかを認識できるようにする。バージョン情報ブロックと同様に、横と縦で別々に扱う。横はblW−5が8未満の時(横バージョン2〜4)と、それ以外の場合(横バージョン5〜20)でデータ量を分け、縦も同様にする。blWと、blHの値は、横と縦のバージョンを解析することで求められる。
blWが13未満の時、横のブロックサイズは最小1、最大8ブロックであり、8通りは3ビットで表すことができ、同様に横のオフセットブロック数は2から8まで7通りあり、これも3ビットで表せるため、合計が6ビットとなる。そのため、ブロックを6ビット表現し、これらは1ブロックで表現可能である。縦も同様にする。blWが13以上の時、横のブロックサイズは6ビットで表し、同様に横のオフセットブロック数も6ビットで表す。よって、2ブロックを使って表現することになる。縦も同様にする。
横埋込情報ブロック19A及び19Bは、左上及び右下の横バージョン情報ブロックの外側(上側及び下側)に、縦埋込情報ブロック18A及び18Bは、左下及び右下の縦バージョン情報ブロックの外側(左側及び右側)に配置する。
絵柄を埋め込まない場合、すなわちフォーマット情報ブロックの絵柄埋込フラグが「無し」を示す場合、絵柄埋込情報ブロック及び絵柄埋め込みの領域が不要になるため、コードが効率的になる。
位置補正パターンは、実データブロック、誤り訂正符号ブロック、絵柄が埋め込まれている場合には絵柄埋込情報ブロックの座標補正に用いる目的のパターンである。識別コード11における概ねの座標は位置検出パターンから取得できるが、紙のよれ、曲がり、レンズの歪み、位置検出パターン取得時のズレによりデータ部の座標に誤差がでるので、これを修正する目的で設ける。位置補正パターンは、位置検出パターンと異なり、他のノイズと区別する必要がなく、位置検出パターンが算出できれば位置補正パターンの位置は容易に判明する。したがって、位置補正パターンは細かな座標補正がしやすい形状が望ましい。
識別コード11では、位置補正パターンは、決められたセルの組合せからなるブロック(位置補正ブロック)を実データの代わりに等間隔に配置する。ブロックの中心1セルを暗、その周囲を明にしたブロックを、ブロック座標(7n,7m)(n,mは0以上の整数)がデータ部であれば配置する。ただし、その座標に、位置検出ブロック、バージョン情報ブロック、フォーマット情報ブロック、絵柄埋込情報ブロック及び絵柄が存在すべき時は、配置しない。ここでは、ブロック座標は、ブロックの左上の座標基準座標を(0,0)とし、右隣のブロックを(1,0)と表現している。なお、位置補正パターンを設けるブロックは、上記に限られない。
実データは、メッセージと、メッセージを修飾するヘッダー(メッセージ種類(メッセージのエンコード)・メッセージサイズ)を合わせたセグメントを、メッセージ数だけ並べる。また特殊なセグメントとして、メッセージを含まない、終端フラグだけが入ったセグメントを用意し、実データの容量が余った場合に終端フラグのセグメントを配置し、その後に埋め草を配置する。実データはデータブロック種別データが示す1ブロック当たりのデータ容量に従い、ブロック単位に分割する。同様に誤り訂正符号も、ブロック単位に分割する。コンピュータ1Bは、識別コードを認識すると共に、実データに含まれる情報も合わせて抽出する。
誤り訂正符号にリードソロモン符号を使った場合、誤り訂正はワード単位で行われるため、1ワードを1ブロックとすることが望ましい。1ワードが複数のブロックにまたがる場合、1つのブロックに汚れが発生した場合でも、そのブロックが関係する全てのワードが誤り訂正の対象となり、訂正の効率が悪くなる。訂正原因となる汚れや、スポットライトによる色とびは、1箇所に集中することが多いが、ブロックにすることにより同時に訂正対象となるデータを1箇所にまとめる効果があり、効率的な訂正を可能にし、コードを認識させる可能性を高める。
図4及び図5は、図1の物品管理システムにおいて物品画像を物品情報と関連付けてデータベースに記憶させる動作のフローチャートである。ここでは、端末1が指定する物品を含む物品画像が予めデータベース3Aに予め保存されており、図2に示す保管箱A及び保管箱Cにそれぞれ貼り付けられた図3に示す識別コードを撮影する場合について説明する。また、データベース3Aに予め保存される物品画像としては、以前の撮影した物品画像と登録時に予め用意した物品画像のいずれを用いてもよい。
先ず、ディスプレイ1Cに表示すべき物品画像に対応する物品が、図示しないテンキー等の操作部を用いて指定されるので、コンピュータ1Bは、指定された物品に対応する物品画像を抽出するための指令をコンピュータ3Bに送信する(ステップS1)。
次に、コンピュータ3Bは、コンピュータ1Bが指定した物品に対応する物品画像を抽出するための指令を、コンピュータ1Bから受信する(ステップS2)。次に、コンピュータ3Bは、データベース3Aにアクセスして、コンピュータ1Bが指定した物品に対応する物品画像を抽出する(ステップS3)。
次に、コンピュータ3Bは、データベース3Aから抽出した物品画像をコンピュータ1Bに送信する(ステップS4)。次に、コンピュータ1Bは、コンピュータ3Bがデータベース3Aから抽出した物品画像を受信し(ステップS5)、カメラ1Aによって撮影する物品を迅速に見つけることができるようにするために、受信した物品画像を、ディスプレイ1Cの画面に表示する(ステップS6)。
次に、カメラ1Aが、物品を撮影し(ステップS7)、コンピュータ1Bは、カメラ1Aが撮影した物品を含む物品画像を、ディスプレイ1Cの画面に表示する(ステップS8)。図6は、撮影した物品画像の表示例を示す図である。図6において、画面30に表示される一つの物品画像30’に含まれる物品31,32は、保管箱A,Cにそれぞれ対応し、印刷された識別コード31A,32Aが物品31,32にそれぞれ貼り付けられている。
識別コード31A,32Aは、それぞれカメラ1Aにより撮影され、コンピュータ1Bにより読み取られる。図6に示す例において画面30(物品画像30’)の幅及び長さをそれぞれw,hとし、左上のコーナーの座標を原点O(すなわち、(0,0))とした場合、右上のコーナーAの座標、右下のコーナーBの座標及び左下のコーナーCの座標はそれぞれ、(w−1,0),(w−1,h−1)及び(0,h−1)で表される。
次に、コンピュータ1Bは、カメラ1Aが撮影した画像中の識別コード31A,32Aを認識し、物品名及び管理者についての情報である物品情報を識別コード31A,32Aからそれぞれ抽出し(ステップS9)、抽出した物品情報を物品画像30’に重畳して表示する(ステップS10)。
図7は、物品情報が重畳された物品画像の表示例を示す図である。図7の物品画像30’において、物品名が保管箱Aであり、管理者が管理人1であることを示す物品情報31Bが識別コード31Aを含む物品31の画像上に、物品名が保管箱Cであり、管理者が管理人2であることを示す物品情報32Bが識別コード32Aを含む物品32の画像上に、それぞれ重畳して表示される。
次に、コンピュータ1Bは、物品画像及び物品情報をコンピュータ3Bに送信し(ステップS11)、コンピュータ3Bは、物品画像及び物品情報をコンピュータ1Bから受信する(ステップS12)。次に、コンピュータ3Bは、物品画像を物品情報に関連付けてデータベース3Aに保存し、処理フローを終了する。
したがって、保管箱Aに対応する物品31を含む物品画像30’は、物品情報31B(IDが0001であり、物品名が保管箱Aであり、管理者が管理人1であることを示す情報)に関連してデータベース3Aに保存され、保管箱Cに対応する物品32を含む物品画像30’は、物品情報32B(IDが0003であり、物品名が保管箱Cであり、管理者が管理人2であることを示す情報)に関連してデータベース3Aに保存される。
本実施の形態では、コンピュータ1Bは、物品情報を識別コード31A,32Aからそれぞれ抽出するのと同時に、認識した識別コード31A,32Aをそれぞれ識別コード情報に変換する。また、本実施の形態では、コンピュータ1Bは、物品情報31B,32Bの画面30(物品画像30’)内での表示位置を決定するために、変換した識別コード情報に基づいて、識別コード31A,32Aの中心座標CA(cxa,cya),CB(cxb,cyb)をそれぞれ計算する。図8は、識別コードの中心座標の算出を説明するための図である。図8に示す識別コードXは、図2に示す識別コードと同一の形式を有し、識別コード31A,32Aにそれぞれ対応する。
コンピュータ1Bは、物品画像30’を解析することによって、識別コードXの位置検出パターンX0のコーナーP0の座標(px0,py0)、位置検出パターンXのコーナーP1の座標(px1,py1)、位置検出パターンX2のコーナーP2の座標(px2,py2)及び位置検出パターンX3のコーナーP3の座標(px3,py3)を取得することができる。
位置検出パターンXの中心座標C(cx,cy)を、コーナーP0,P1,P2,P3の座標、識別コードXの対角線上にあるコーナーP0,P2の座標、又は識別コードXの対角線上にあるコーナーP1,P3の座標から求めることができる。中心座標C(cx,cy)をコーナーP0,P1,P2,P3の座標から求める場合、中心座標Cのx座標cxは、(px0+px1+px2+px3)/4となり、中心座標Cのy座標cyは、(py0+py1+py2+py3)/4となる。また、中心座標C(cx,cy)を識別コードXの対角線上にあるコーナーP0,P2の座標から求める場合、中心座標Cのx座標cxは、(px0+px2)/2となり、中心座標Cのy座標cyは、(py0+py2)/2となる。
コンピュータ1Bは、識別コード31A,32Aの中心座標CA(cxa,cya),CB(cxb,cyb)をそれぞれ、識別コード情報と同一のフォーマットの位置座標情報に変換し、識別コード情報及び位置座標情報を、物品画像、物品情報及び識別コードを認識した時刻(日時)についての時刻情報とともにコンピュータ3Bに送信する。
図9は、図1の物品管理システムにおいて撮影した物品画像を抽出してディスプレイの画面に表示させる動作のフローチャートである。この処理フローは、図4及び図5に示す処理フローで撮影された物品画像中の物品の状態を確認するために図4及び図5に示す処理フローの終了直後又は図4及び図5に示す処理フローを終了してから所定の期間(例えば、1日)経過した後に実行される。ここでは、図2に示す保管箱A又は保管箱Cに対応する物品を含む物品画像30’をデータベース3Aから抽出する場合について説明する。
先ず、ディスプレイ4Bに表示すべき物品画像に対応する物品が、図示しないマウス等の操作部を用いて指定されるので、コンピュータ4Aは、指定された物品に対応する物品画像を抽出するための指令をコンピュータ3Bに送信する(ステップS21)。
次に、コンピュータ4Bは、コンピュータ4Aが指定した物品に対応する物品画像を抽出するための指令を、コンピュータ4Bから受信する(ステップS22)。次に、コンピュータ3Bは、データベース3Aにアクセスして、コンピュータ4Aが指定した物品に対応する物品画像を抽出する(ステップS23)。
次に、コンピュータ3Bは、データベース3Aから抽出した物品画像をコンピュータ4Aに送信する(ステップS24)。次に、コンピュータ4Aは、コンピュータ3Bがデータベース3Aから抽出した物品画像を受信し(ステップS25)、受信した物品画像を、ディスプレイ4Bの画面に表示し(ステップS26)、処理フローを終了する。
図10は、物品確認の際の物品画像の表示例を示す図である。図10に示すように、物品名が保管箱Aであり、管理者が管理人1であり、確認日時が2013年4月1日であることを示す物品情報31B’と、物品名が保管箱Cであり、管理者が管理人2であり、確認日時が2013年4月1日であることを示す物品情報32B’とが、物品画像30’に重畳して表示される。
図11は、物品確認後にデータベースに格納されるデータの一例を示す図である。図11に示すように、保管箱A及び保管箱Cにそれぞれ対応する物品画像の欄には、物品画像30’がそれぞれ保存され、保管箱Aに対応する物品31及び保管箱Cに対応する物品32がいずれも正常な状態であることを示すために、保管箱A及び保管箱Cにそれぞれ対応する物品確認の欄に「実施済み」と記入され、確認日時の欄に実際に確認した日時(2013年4月1日)が記入される。一方、物品画像30’に含まれる物品の状態が異常である(例えば、保管箱Aが保管箱Cではなく保管箱Bに隣接している)場合、物品確認の欄を「未実施」のままにするとともに確認日時の欄をブランクにすることによって、物品画像30’に含まれる物品の状態が異常であることを示し、物品が異常状態であるために問題を解決する旨を端末4側(管理者側)から端末1側(例えば、棚卸業者側)に連絡することができる。
本実施の形態によれば、撮影した物品31,32を含む物品画像30’を、識別コード31A,32Aが付された物品31,32に関する物品情報31B,32Bと関連付けてデータベース3Aに記憶させ、物品画像30’をデータベース3Aから抽出し、抽出した物品画像30’をディスプレイ4Bの画面表示することによって、物品31,32に付された識別コード31A,32Aを認識する際に物品31,32の状態を正確に判断することができる。したがって、端末1側で物品31,32の正常な状態を知らない場合でも、端末4側で物品31,32が正常な状態であるか否か(物品31,32の収納場所が正確であるか否か、物品31,32が破損していないか否か等)を判断することができる。
また、本実施の形態によれば、カメラ1Aが識別コード31A,32Aが付された物品31,32を撮影する前に、コンピュータ3Bがデータベース3Aから抽出した物品画像をディスプレイ1Cの画面に表示するので、端末1側で物品31,32の形状を知らない場合でも物品31,32を迅速に見つけることができる。したがって、物品31,32の状態を確認したうえで物品31,32の検索、個数の確認作業を実施できるので、物品31,32を探す時間を短縮することができる。
また、カメラ1Aが識別コードが付された物品を撮影する度に取得した複数の物品画像を物品情報と関連付けてデータベース3Aに記憶させた場合には、データベース3Aに保存された複数の物品画像を互いに比較することによって、物品31,32の状態変化を確認することができる。
また、識別コード31A,32Aとして二次元コードを利用することによって、物品画像30’内の位置座標(例えば、中心座標)を取得することができるので、物品情報31B,32Bを識別コード31A,32Aに重ねて表示させることで物品画像30’内の物品31,32の位置を示すことができる。
また、二次元コードのデータ量が一次元コードのデータ量より多いので、コード解析のみで多くの情報を物品画像に重畳して表示することができる。さらに、コンピュータ1Bが1回の撮影で複数の識別コードを同時に認識することができるので、物品画像30’内に複数の物品情報を表示することによって物品同士の配置状態を示すことができる。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。例えば、データベースをサーバの代わりに端末に設けることもできる。また、図4及び図5の処理フローにおいて、ステップS1〜S6を省略することもできる。また、物品確認の際の物品画像として、図6又は図7に示す物品画像をディスプレイの画面上に表示してもよい。
識別コードを解析して得られた位置座標として、識別コードの中心座標の代わりに、識別コードに含まれる位置検出パターンの任意の位置(例えば、位置検出パターンのコーナー)の座標、識別コードの上端から所定の距離(例えば、10画素)離れた位置の座標等を用いることができる。識別コードを解析して得られた位置座標の数は単数でも複数でもよい。
1,4 端末
1A カメラ(撮影部)
1a レンズ
1B コンピュータ(識別コード認識部及び物品情報抽出部)
1b イメージセンサ
1C,4B ディスプレイ
1c アナログ・デジタル変換器(AD)
1D,3C,4C 通信インタフェース
2 ネットワーク(通信経路)
3 サーバ
3A データベース
3B コンピュータ(物品画像抽出部)
4A コンピュータ
11,31A,32A 識別コード
12A 第1位置検出パターン
12B 第3位置検出パターン
12C 第4位置検出パターン
12D 第2位置検出パターン
15 バージョン情報ブロック(縦)
16 バージョン情報ブロック(横)
17 フォーマット情報ブロック
18A,18B 絵柄埋込情報ブロック(縦)
19A,19B 絵柄埋込情報ブロック(横)
30 画面
30’ 物品画像
31,32 物品
31B,32B,31B’,32B’ 物品情報

Claims (3)

  1. 画像として読取可能な識別コードが付された物品を撮影する撮影手段と、
    撮影した物品を含む物品画像中の識別コードを認識する識別コード認識手段と、
    前記識別コードが付された物品に関する物品情報を、前記識別コードから抽出する物品情報抽出手段と、
    前記物品情報を前記物品画像に重畳して表示する第1の表示手段と、
    前記物品画像を前記物品情報と関連付けて記憶するデータベースと、
    前記物品画像を前記データベースから抽出する物品画像抽出手段と、
    前記物品画像抽出手段が抽出した前記物品画像を表示する第2の表示手段と、
    を備えることを特徴とする物品管理システム。
  2. 前記データベースは、前記撮影手段が前記識別コードが付された物品を撮影する度に取得した複数の物品画像を前記物品情報と関連付けて記憶する請求項1に記載の物品管理システム。
  3. 画像として読取可能な識別コードが付された物品をカメラで撮影する撮影ステップと、
    撮影した物品を含む物品画像中の識別コードをコンピュータによって認識する識別コード認識ステップと、
    コンピュータが、前記識別コードが付された物品に関する物品情報を、前記識別コードから抽出する物品情報抽出ステップと、
    前記物品情報を前記物品画像に重畳して第1のディスプレイに表示する第1の表示ステップと、
    コンピュータが、前記物品画像を前記物品情報と関連付けてデータベースに記憶させる記憶ステップと、
    コンピュータが、前記物品画像を前記データベースから抽出する物品画像抽出ステップと、
    前記物品画像抽出ステップで抽出した前記物品画像を第2のディスプレイに表示する第2の表示ステップと、
    を備えることを特徴とする物品管理方法。
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