JP2002128233A

JP2002128233A - 情報収集方法，情報収集システム、および記録媒体

Info

Publication number: JP2002128233A
Application number: JP2000325278A
Authority: JP
Inventors: Sumio Yamamoto; 純夫山本
Original assignee: PFU Ltd
Current assignee: PFU Ltd
Priority date: 2000-10-25
Filing date: 2000-10-25
Publication date: 2002-05-09

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は、荷物の温度などのデータを収集す
る情報収集方法、情報収集システム、および記録媒体に
関し、荷物および室内の温度などをそれぞれ自動検出し
て無線でセンタに所定時間あるいは随時送信してセンタ
で履歴を保存すると共に運搬車およびセンタで監視して
異常発生時に運転手および顧客に自動通知し、荷物およ
び室内の温度などの情報をリアルタイムに収集して監視
することを目的とする。【解決手段】荷物に測定器を取りつけて搬送車の荷物
室に搬入すると共に当該荷物の配送情報をセンタに送信
するステップと、一定時間あるいは随時、上記荷物に取
りつけた測定器によって測定した当該荷物のデータおよ
び荷物室に取り付けた測定器によって測定した当該荷物
室のデータを収集してセンタに送信するステップとを有
する情報収集方法である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、荷物の温度などの
データを収集する情報収集方法、情報収集システム。お
よび記録媒体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、食品などの温度管理が必要な荷物
をトラックなどで運送する場合、自動記録温度計をトラ
ックの室内に取り付けて運送中に連続して室内温度を記
録し、運送後に記録紙を取り出してチェックなどしてい
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の自動記
録温度計を取りつけてトラックの冷蔵室の温度を自動記
録していたのでは、１日の配達を終えて記録紙を見た後
でないと所定温度を所定時間超えたかチェックできない
という問題があった。また、自動記録は、冷蔵トラック
の冷蔵室のみであって荷物個別に温度などを自動記録で
きないという問題もあった。

【０００４】本発明は、これらの問題を解決するため、
荷物および室内の温度などをそれぞれ自動検出して無線
でセンタに所定時間あるいは随時送信してセンタで履歴
を保存すると共に運搬車およびセンタで監視して異常発
生時に運転手および顧客に自動通知し、荷物および室内
の温度などの情報をリアルタイムに収集して監視するこ
とを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】図１を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図１において、車載装置
１は、車である例えば自動車と当該自動車に乗せる装置
であって、ここでは、２から８などから構成されるもの
である。

【０００６】荷室２は、自動車に設けて荷３を搬入して
所定温度，湿度などに保持するものである。荷３は、測
定装置（測定器）４を取りつけたものである。測定装置
４は、荷室２および荷３に取り付けた測定装置であっ
て、例えば温度計であり、搬送装置を合わせて持つもの
である。

【０００７】運転者操作卓８は、測定装置４からのデー
タを表示したりなどするものである。センタ２２は、車
載装置１から通知された測定装置４で測定されたデータ
を収集するものである。

【０００８】端末３１は、荷３および荷室２に取りつけ
た測定装置４で測定したデータをセンタ２２からダウン
ロードして表示などするものである。次に，動作を説明
する。車載装置１が荷３に測定装置４を取りつけて搬送
車の荷室２に搬入すると共に当該荷３の配送情報をセン
タ２２に送信、および一定時間あるいは随時、荷３に取
りつけた測定装置４によって測定した荷３のデータおよ
び荷室２に取り付けた測定装置４によって測定した荷室
２のデータを収集し、センタ２２に送信するようにして
いる。

【０００９】また、前回の測定したデータと今回の測定
したデータとの差分をセンタ２２に送信するようにして
いる。また、前回の測定したデータと今回の測定したデ
ータとの差分が所定値以上のときにのみデータをセンタ
２２に送信するようにしている。

【００１０】また、荷３に測定装置４を取りつけたとき
に荷３の集荷情報をセンタ２２に送信、および荷３を配
達して測定装置４を取り外したときに荷３の配達終了情
報をセンタ２２に送信するようにしている。また、測定
したデータが指定範囲外となったときに荷３の管理者に
異常通知および必要に応じて異常発生時のデータを通知
するようにしている。

【００１１】また、測定したデータが指定範囲外となっ
たときに、搬送車に知らせて異常回避対策を実行させる
ようにしている。従って、荷４および荷室２の温度など
をそれぞれ自動検出して無線で所定時間あるいは随時送
信してセンタ２２で履歴を保存すると共に車載装置１お
よびセンタ２２で監視して異常発生時に運転手および顧
客に自動通知することにより、荷物および室内の温度な
どの情報をリアルタイムに収集して監視することが可能
となる。

【００１２】

【発明の実施の形態】次に、図１から図１１を用いて本
発明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。図
１は、本発明のシステム構成図を示す。

【００１３】図１において、車載装置１は、車である例
えば運送業者の自動車と当該自動車に乗せる装置であっ
て、ここでは、２から８などから構成されるものであ
る。荷室２は、自動車に設けて荷３を搬入して所定温
度，湿度などに保持するものである。

【００１４】荷３は、測定装置（測定器）４を取りつけ
たものであって、例えば低温で運送する必要のある荷物
である。測定装置４は、荷室２および荷３に取り付けた
測定装置であって、例えば温度計であり、搬送装置（無
線で測定データを送信する無線送信機）を合わせて持つ
ものである。

【００１５】制御装置５は、全体を統括制御するもので
あって、下段に示すように、携帯電話１１、車載マイコ
ン１２、測定装置／受信機１３、アンテナ６などから構
成されるものである。アンテナ６は、電波を放射した
り、受信したりするものである。

【００１６】運転者７は、車の運転者であって、運転者
操作卓８に表示された指示に従い各種処理を行うもので
あり、例えば荷室２の温度が所定範囲を越えたときにそ
の旨のメッセージに対応して温度を低下されるように温
度調整装置を調整したりなどするものである。

【００１７】運転者操作卓８は、運転者７が各種操作を
行うためのものである。携帯電話１１は、無線でデータ
を送信するものである。車載マイコン１２は、統括制御
するものであって、アンテナ６からセンタ２２に向けて
測定データを送信したり、運手者操作卓８に測定データ
や異常を通知したりなどするものである。

【００１８】測定装置／受信器１３は、荷室２内の測定
装置４から無線で送信された測定データを受信するもの
である。携帯電話網２１は、車載装置１に搭載した携帯
電話１１との間でデータの授受を行うものである（パケ
ットでデータの授受を行うものである）。

【００１９】センタ２２は、携帯電話網２１と接続して
車載装置１に搭載した携帯電話１１から送信された測定
データを受信して保存したりなどするものであって、管
理情報センタ２３などから構成されるものである。管理
情報センタ２３は、測定したデータを管理したりなどす
るものである。

【００２０】携帯電話網２４は、顧客（荷主）が持つ携
帯電話との間で送受信するための網である。インターネ
ット２５は、顧客（荷主）が接続して管理情報センタ２
３のホームページにアクセスして、荷３の温度変化など
のグラフをダウンロードしたり、現在の荷物の温度を問
い合わせて表示したりなどするものである。

【００２１】端末３１は、顧客（荷主）が持つものであ
って、ここでは、携帯電話３２、荷主業者システム３
３、運送業者システム３６などから構成されるものであ
る。携帯電話３２は、管理値の逸脱時は荷主の携帯電話
に通知したりなどするものである。

【００２２】荷主業者システム３３は、荷主のシステム
であって、パソコン３４，ｅ−ｍａｉｌ測定値ログ３５
などから構成されるものである。運送業者システム３６
は、運送業者のシステムであって、パソコン３４，ｅ−
ｍａｉｌ測定値ログ３５などから構成されるものであ
る。ここでは、運送終了時に管理情報のログを送付す
る。また、Ｗｅｂによる運送中の常時監視を行う。

【００２３】次に、図２のフローチャートの順番に従い
図１の構成動作を詳細に説明する。図２は、本発明の動
作説明フローチャートを示す。図２において、Ｓ１は、
荷物に温度計をつけるか判別する。これは、例えば顧客
（荷主）から配送依頼を受けた荷物（例えば生鮮食料
品）について温度計をつけるか判別する（荷主から温度
計をつける依頼があったか判別する）。ＹＥＳの場合に
は、Ｓ２で荷物に温度計をつけ、Ｓ３に進む。ＮＯの場
合には、そのままＳ３に進む。

【００２４】Ｓ３は、荷物を積み込む。これは、荷主か
ら預かった荷物を図１の車載装置１の荷室２に積み込
む。Ｓ４は、荷物の登録およびセンタ送信する。これ
は、Ｓ３で図１の車載装置１の荷室２に積み込んだ荷３
について、伝票番号、荷主、配送先、配送先電話番号、
更に、温度計をつけたときはその旨などを作業領域に登
録すると共に、センタ２２に無線（携帯電話）で送信す
る。例えば右側に記載したように、Ａ１はＸ１１とＸ１２Ａ２はＸ１２のみと登録，例えば図３の（ａ）に示すように、伝票番号Ａ
１に対応づけた温度計Ｘ１１（荷物個別に取りつけた温
度計）と、室温計Ｘ１２（図１の荷室２内にとりつけた
１つの温度計）とを登録する。

【００２５】Ｓ５は、一定時間経過か判別する。ＹＥＳ
の場合には、Ｓ６に進む。ＮＯの場合には、Ｓ５に戻り
一定時間が経過するまで待機する。，Ｓ６は、温度，室
温を検出する。これは、図１の制御装置５が荷室２内に
搭載された荷３に個別に取りつけた温度計から無線で現
在の温度を検出、および荷室２内に取り付けた室温計か
ら無線で現在の室温を検出する。

【００２６】Ｓ７は、温度変化ありか判別する。これ
は、前回検出した温度，室温に対して現在検出した温
度、室温の変化があるか判別する。ＹＥＳの場合には、
温度，室温の変化があると判明したので、Ｓ８で温度，
室温（あるいは前回との差分）をセンタ２２に無線（例
えば携帯電話）で送信し、Ｓ９に進む。一方、ＮＯの場
合には、Ｓ９に進む。

【００２７】Ｓ９は、配達か判別する。ＹＥＳの場合に
は、荷３を配送先に配達したと判明したので、Ｓ１０で
配達情報をセンタ２２に送信し，終了する。一方、ＮＯ
の場合には、Ｓ５に戻り繰り返す。以上によって、荷主
から荷３の配送依頼を受けたときに荷３に温度計を取り
つけてセンタ２２に伝票番号、荷主、配達先、温度計と
室温計の取りつけの有無などを送信して保存し、一定時
間毎に荷３に取りつけた温度計および荷室２に取り付け
た温度計で検出した温度が前回と変化したときにセンタ
２２に送信することにより、リアルタイムに荷３の温度
を検出してセンタ２２に保存してリアルタイムに情報を
荷主に提供したり、荷３の配達中の温度履歴をリアルタ
イムに荷主がネットワークを介して取得して監視などす
ることが可能となる。

【００２８】図３は、本発明のデータベース例を示す。
図３の（ａ）は、荷物データベース例（トラック内）を
示す。これは、図１の車載装置(トラック)１内の荷３の
情報であって、図示の下記の情報を登録したものであ
る。

【００２９】・伝票番号：・温度計：・室温計：・その他：ここで、伝票番号は車載装置１内の荷３を配送依頼を受
けたときに付与した一意の伝票番号である。温度計は、
荷３に個別に取りつけた温度計ＩＤである。室温計は、
荷３を積み込んだ車載装置１の荷室２内に取り付けた室
温計のＩＤである。

【００３０】以上のように、車載装置１の荷室２内に積
み込んだ荷３毎に、個別の温度計を付けたときはその温
度計ＩＤ，および荷室２に取り付けた室温計のＩＤを登
録した管理することが可能となる。図３の（ｂ）は、荷
物データベース例(センタ)を示す。これは、図１のセン
タ２２の荷３の情報であって、図示の下記の情報を登録
したものである。

【００３１】・トラック：・伝票番号：・時刻：・温度計：・室温計：・その他：ここで、トラックは、センタ２２で管理するトラックの
ＩＤである。伝票番号は車載装置１内の荷３を配送依頼
を受けたときに付与した一意の伝票番号である。時刻、
温度計，室温計は、温度を検出した時刻と、そのときの
荷３に個別に取りつけた温度計の温度、および荷室２内
の室温である。

【００３２】以上のように、車載装置（トラック）１に
搭載した荷３毎に、伝票番号、時刻に対応づけてそのと
きの温度，室温の履歴を登録して保存することにより、
荷３の配送中の温度をリアルタイムにセンタ２２の荷物
データベースに保存し、荷主からの問い合わせに対して
リアルタイムに温度，室温の履歴情報を提供することが
可能となる。

【００３３】図３の（ｃ）は、荷主データベース例を示
す。この荷主データベースは、図示の下記の情報を対応
づけて登録する。・荷主：・伝票番号：・有効情報：・荷主宛先：・ｅ−ｍａｉｌアドレス：・その他：ここで、荷主は、荷３の配送依頼をした顧客である。伝
票番号は配送依頼を受けたときに一意に付与した伝票の
番号である。有効情報は、荷３の配送情報に関する情報
である。荷主宛先は、荷３の配送先である。ｅ−ｍａｉ
ｌアドレスは、荷３に取りつけた温度計および室温計の
温度や、温度が異常となったときにその旨を通知するた
めのものである。

【００３４】以上のように、有効情報を管理し、荷主か
らの取い合わせに対してリアルタイムに状況を通知した
り、異常発生時に異常発生した旨およびデータをｅ−ｍ
ａｉｌアドレス宛に簡易に送信したりすることが可能と
なる。図４は、本発明の動作説明フローチャート（収
集)を示す。

【００３５】図４において、Ｓ１１は、トラックの接続
待機する。Ｓ１２は、接続有りか判別する。ＹＥＳの場
合には、Ｓ１３に進む。ＮＯの場合には、Ｓ１１に戻り
繰り返す。Ｓ１３は、荷受情報収集する。これは、既述
した図２のＳ４で車載装置(トラック）１から送信され
た荷受情報を収集する。

【００３６】Ｓ１４は、測定データを受信する。これ
は、既述した図２のＳ８で車載装置１から送信された測
定データを受信する。Ｓ１５は、指定温度範囲外か判別
する。これは、Ｓ１３で車載装置１から送信された温度
が、指定温度範囲外か判別する。ＹＥＳの場合には、荷
３に取りつけた温度計あるいは／および荷室２に取り付
けた室温計の温度異常（指定された温度範囲外）と判明
したので、Ｓ１９からＳ２１を実行する。一方、ＮＯの
場合には、Ｓ１６に進む。

【００３７】Ｓ１６は、配達する。これは、既述した図
２のＳ１０で車載装置１から送信された配達情報を受信
し、荷３が配達されたことを認識する。Ｓ１７は、トラ
ック帰着か判別する。ＹＥＳの場合には、Ｓ１８でトラ
ックの接続終了する。ＮＯの場合には、Ｓ１３に戻り繰
り返す。

【００３８】Ｓ１９は、温度計あるか判別する。これ
は、荷３に個別の温度計が取りつけられているか判別す
る。ＹＥＳの場合には、Ｓ２０に進む。ＮＯの場合に
は、Ｓ２１で異常通知（ｅ−ｍａｉｌなどで荷主に温度
が指定温度範囲外のなった旨を通知）し、Ｓ１６にもど
る。

【００３９】Ｓ２０は、温度計の温度異常か判別する。
これは、荷３に個別に取りつけた温度計の温度異常(指
定範囲外）か判別する。ＹＥＳの場合には、Ｓ２１で異
常通知し、Ｓ１６にもどる。ＮＯの場合には、Ｓ１６に
もどる。以上のように、トラック(車載装置１）がセン
タ２２と接続してから配送業務に出かけた後、トラック
からの荷受情報を収集して保存し、荷３に取りつけた温
度計および荷室２に取りつけた室温計から温度を受信し
て収集し、指定範囲外となったときに荷主などに異常通
知を行うと共に履歴を保存することが可能となる。

【００４０】図５は、本発明の動作説明フローチャート
（異常通知)を示す。図５において、Ｓ３１は、伝票よ
り荷主データベースを見て、荷主宛先を取り出す。これ
は、既述した図４のＳ２１の異常通知する場合に、伝票
をもとに図３の（ｃ）の荷主データベースを参照して該
当荷主の荷主宛先を取り出す。

【００４１】Ｓ３２は、宛先に異常通知する。これは、
Ｓ３１で取り出した荷主宛先に指定温度範囲外となった
旨を通知する。以上によって、検出した温度が指定温度
範囲外となったときに伝票番号をもとに荷主データベー
スを参照して荷主の宛先を取り出して当該宛先に異常通
知することが可能となる。

【００４２】図６は、本発明の動作説明フローチャート
（荷主への送信)を示す。図６において、Ｓ４１は、荷
主を読み込む。Ｓ４２は、荷主データベースより有効の
伝票番号のみ抽出する。例えば既述した図３の（ｃ）の
荷主データベースから有効情報が有効（例えば運送中）
のもののみを抽出する（例えば運送中の伝票番号Ａ１，
Ａ２を抽出する）。

【００４３】Ｓ４３は、荷物データベース(センタ）か
ら履歴情報を取り出す。これは、既述した図３の（ｂ）
の荷物データベース(センタ）から、Ｓ４２で抽出した
伝票番号の履歴情報を取り出す。Ｓ４４は、荷主に送信
する。これにより、例えばブラウザにグラフィカルに表
示し、荷主がこれを見る。例えば図７に示すように伝票
番号Ａ１の指定した上限，下限の範囲、あるいは範囲外
に温度が変化した様子をグラフィカルに見ることが可能
となる。

【００４４】図７は、本発明の説明図（データ表示)を
示す。これは、図６のフローチャートに従い抽出した伝
票番号Ａ１について、図３の（ｂ）の荷物データベース
(センタ）から時刻毎の温度および室温の履歴を取り出
してグラフィカルに表示したものである。

【００４５】以上の図７に示すように、荷主は該当伝票
(荷物）の温度および室温の履歴をグラフィカルに表示
されたものを見てどのような温度，室温で荷物が運送さ
れたかを認識したり、監視したりすることが可能とな
る。図８は、本発明の動作説明フローチャート（配送通
知)を示す。

【００４６】図８において、Ｓ５１は、配達されたか判
別する。ＹＥＳの場合には，Ｓ５２に進む。ＮＯの場合
には，終了する。Ｓ５２は、伝票番号をもとに荷物デー
タベース(センタ）から履歴情報を取り出す。これは、
配達された伝票番号をもとに、既述した図３の（ｂ）の
荷物データベース(センタ）から該当履歴情報を取り出
す。

【００４７】Ｓ５３は、荷主データベースよりＥメール
アドレスを取り出す。これは、既述した図３の（ｃ）の
荷主データベースから伝票番号をもとにＥメールアドレ
スを取り出す。Ｓ５４は、宛先に添付ファイルにして送
信する。これは、Ｓ５３で取り出した荷主のＥメールア
ドレスに、Ｓ５２で取り出した該当伝票番号の履歴情報
を例えば図８の（ｃ）に示すように添付ファイルにして
送信する。

【００４８】以上によって、配達されたときに荷主に、
運送中の温度の履歴情報を取り出して図８の（ｃ）に示
すような添付ファイルにして送信することにより、配達
完了したときに荷主は自動的に荷物に取りつけた温度計
の温度および荷室２の室温の一定時間舞の履歴情報を添
付ファイルとして受け取り、指定温度範囲外になったか
チェックしたり、認識したりすることが可能となる。

【００４９】図８の（ｂ）は、Ｅメールの例を示す。こ
れは、図８の（ａ）のＳ５４で荷主宛に送信するＥメー
ルの例であって、ここでは、図示の下記の情報を設定し
て送信する。・伝票番号Ａ１の荷物を配達完了。温度情報は添付ファ
イルのとおりです。

【００５０】図８の（ｃ）は、添付ファイルの例を示
す。ここでは、配達完了した荷物の伝票番号をもとに、
既述した図３の（ｂ）の荷物データベース(センタ）か
ら該当伝票番号の温度履歴を取り出し、添付ファイルと
したものである。図９は、本発明の説明図を示す。

【００５１】図９の（ａ）は、トラックＸ１に搭載した
荷物、荷主、温度計の配置を分かりやすく表示したもの
である。図示では、・荷主Ａは、荷物Ａ１，Ａ２を配送依頼し・荷物Ａ１は、荷物温度計Ｘ１１を個別に取りつけ・荷物Ａ２は、荷物温度計Ｘ１２を個別に取りつけ・荷主Ｂは、荷物Ｂ１を配送依頼し・荷物Ｂ１は、荷物温度計Ｘ１３を個別に取りつけ・荷室には、室内温度計Ｘ１０が取りつけられている。

【００５２】図９の（ｂ）は、荷物Ｂ１が室内放置で１
５℃に上昇したため、室内温度および荷物Ａ１で異常を
通知する例を示す。ここでは、で荷物Ｂ１の温度異常
の発生が検出され、で荷物Ｂ１の影響（温度上昇の影
響）で荷物Ａ１の温度計Ｘ１１および室内温度を検出す
る温度計Ｘ１０が温度異常をそれぞれ検出し、これら異
常を通知する例を示す。

【００５３】以上のように、いずれかの荷物の温度計が
指定温度範囲外となったときにその荷主に異常通知する
と共に、その影響で他の荷物の温度および室内の温度の
異常が検出された場合にはその該当する荷主にも温度異
常を通知することが可能となる。

【００５４】図１０は、本発明の説明図を示す。図１０
の（ａ）は、、、が異常通知有り、が異常通知
無しの例を示す。ここでは、（１）設定温度上限が１０℃、設定温度下限が５℃と
指定されている。

【００５５】（２）荷物Ａ１，Ａ２が既に集荷されト
ラックの荷室に搭載されている。（３）（２）の状態で、新たに荷物Ｂ１が集荷されて
荷室に搭載されると、当該荷物Ｂ１が常温から除除に温
度が低下するが、当該荷物Ｂ１の影響で、・で室内温度計Ｘ０が設定温度上限以上で設定時間を
越えたので異常通知する。

【００５６】・で荷物Ａ１は設定温度上限以上で，設
定時間を超えたので、異常通知する。・で荷物Ａ２は設定温度上限以上で、設定時間を超過
してないので、異状通知しない。

【００５７】・で荷物Ｂ１は設定温度上限以上で、設
定時間を超えたので、以上通知する。以上のように、荷物の温度計、および室温計をもとに、
荷物Ｂ１が搭載されたときにそれぞれの温度計および室
温計の温度をもとに異常通知あるいは異常通知しないと
判定し、異常通知と判定されたときにその荷物の荷主に
異常通知することが可能となる。

【００５８】図１０の（ｂ）は、荷物Ａ１が発熱し１５
℃に上昇したため、室内温度および荷物Ａ１で異常通知
する例を示す。ここでは、・で荷物Ａ２は上限温度以上で設定時間を超過してな
いので、異常通知なしとする。

【００５９】・で荷物Ａ１は上限温度以上で設定時間
を超過したので、異常通知する。以上のように、荷物の温度と室内温度をもとに、設定範
囲外の温度となり、かつ設定時間以上のときに異常通知
することが可能となる。図１１は、本発明の説明図を示
す。これは、からの順番でトラック(車載装置１）
からデータをセンタ２２に送信、あるいは送信抑止した
例を示す。

【００６０】は、荷主Ｂ(食品メーカなど）が荷物の
配送依頼し、荷物に温度計を取りつけて室内２に搭載す
る。は、時刻１０：００に測定値１０℃を検出したの
で、荷受けデータ送信後、測定値１０℃を送信する。

【００６１】は、時刻１０：０２に測定値６℃を検出
したので、前回のの１０℃との差分ー４℃を送信す
る。は、時刻１０：０４に測定値６℃を検出したの
で、前回のの６℃との差分が無く、データ送信しな
い。

【００６２】は、時刻１０：０６に測定値６℃を検出
したので、前回のの６℃との差分が無く、データ送信
しない。は、時刻１０：１２に測定値６℃を検出した
ので、指定時間（１０分間）データ送信していないの
で、通信路確認のデータを送信する。

【００６３】は、時刻１０：１４に測定値６℃を検出
したので、前回のの６℃との差分が無く、データ送信
しない。は、時刻１０：１６に測定値８℃を検出した
ので、前回のの６℃との差分＋２℃を送信する。

【００６４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
荷４および荷室２の温度などをそれぞれ自動検出して無
線で所定時間あるいは随時送信してセンタ２２で履歴を
保存すると共に車載装置１およびセンタ２２で監視して
異常発生時に運転手および顧客に自動通知する構成を採
用しているため、荷物および室内の温度などの情報をリ
アルタイムに収集して監視することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のシステム構成図である。

【図２】本発明の動作説明フローチャートである。

【図３】本発明のデータベース例である。

【図４】本発明の動作説明フローチャート（収集）であ
る。

【図５】本発明の動作説明フローチャート（異常通知）
である。

【図６】本発明の動作説明フローチャート（荷主への送
信）である。

【図７】本発明の説明図（データ表示）である。

【図８】本発明の動作説明フローチャート（配送通知）
である。

【図９】本発明の説明図である。

【図１０】本発明の説明図である。

【図１１】本発明の説明図である。

【符号の説明】

１：車載装置(トラック）２：荷室３．荷４：測定装置５：制御装置６：アンテナ７：運転者８：運転者操作卓１１：携帯電話１２：車載マイコン１３：測定装置／受信機２１：携帯電話網２２：センタ２３：管理情報センタ２４：携帯電話網２５：インターネット３１：端末３２：携帯電話３３：荷主業者システム３４：パソコン３５：ｅメール測定値ログ３６：運送業者システム３７：パソコン３８：ｅメール測定値ログ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 2F073 AA02 AA32 AB01 BB01 BC02 CC03 CC08 CC09 CC12 DD02 DE06 FF01 FG01 GG01 GG04 GG06 GG08 GG09 3F022 AA00 BB00 MM03 MM07 MM11 MM42 5H180 AA15 BB05 FF01 FF10

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】荷物の温度などのデータを収集する情報収
集方法において、荷物に測定器を取りつけて搬送車の荷物室に搬入すると
共に当該荷物の配送情報をセンタに送信するステップ
と、一定時間あるいは随時、上記荷物に取りつけた測定器に
よって測定した当該荷物のデータおよび荷物室に取り付
けた測定器によって測定した当該荷物室のデータを収集
してセンタに送信するステップとを有する情報収集方
法。
【請求項２】前回の測定したデータと今回の測定したデ
ータとの差分をセンタに送信することを特徴とする請求
項１記載の情報収集方法。
【請求項３】前回の測定したデータと今回の測定したデ
ータとの差分が所定値以上のときにのみ当該データをセ
ンタに送信することを特徴とする請求項１あるいは請求
項２記載の情報収集方法。
【請求項４】上記荷物に測定器を取りつけたときに当該
荷物の集荷情報をセンタに送信、および荷物を配達して
測定器を取り外したときに当該荷物の配達終了情報をセ
ンタに送信することを特徴とする請求項１から請求項３
のいずれかに記載の情報収集方法。
【請求項５】上記測定したデータが指定範囲外となった
ときに該当荷物の管理者に異常通知および必要に応じて
異常発生時のデータを通知することを特徴とする請求項
１から請求項４のいずれかに記載の情報収集方法。
【請求項６】上記測定したデータが指定範囲外となった
ときに、搬送車に知らせて異常回避対策を実行させるこ
とを特徴とする請求項１から請求項５のいずれかに記載
の情報収集方法。
【請求項７】荷物の温度などのデータを収集する情報収
集システムにおいて、荷物に測定器を取りつけて搬送車の荷物室に搬入すると
共に当該荷物の配送情報をセンタに送信する手段と、一定時間あるいは随時、上記荷物に取りつけた測定器に
よって測定した当該荷物のデータおよび荷物室に取り付
けた測定器によって測定した当該荷物室のデータを収集
してセンタに送信する手段とを有する情報収集システ
ム。
【請求項８】上記荷物に測定器を取りつけたときに当該
荷物の集荷情報をセンタに送信、および荷物を配達して
測定器を取り外したときに当該荷物の配達終了情報をセ
ンタに送信することを特徴とする請求項７記載の情報収
集システム。
【請求項９】荷物に測定器を取りつけて搬送車の荷物室
に搬入すると共に当該荷物の配送情報をセンタに送信す
る手段と、一定時間あるいは随時、上記荷物に取りつけた測定器に
よって測定した当該荷物のデータおよび荷物室に取り付
けた測定器によって測定した当該荷物室のデータを収集
してセンタに送信する手段として機能させるプログラム
を記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。