JP2024011482A - 搬送車管理システム - Google Patents

搬送車管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2024011482A
JP2024011482A JP2022113478A JP2022113478A JP2024011482A JP 2024011482 A JP2024011482 A JP 2024011482A JP 2022113478 A JP2022113478 A JP 2022113478A JP 2022113478 A JP2022113478 A JP 2022113478A JP 2024011482 A JP2024011482 A JP 2024011482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
time
management system
guided vehicle
freezer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022113478A
Other languages
English (en)
Inventor
昇 和田
Noboru Wada
克彦 小柴
Katsuhiko Koshiba
晋 廣
Susumu Hiro
健 中路
Ken Nakaji
友夫昌 春日井
Yusuke Kasugai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON RATSUSERU KK
Asco KK
Original Assignee
NIPPON RATSUSERU KK
Asco KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON RATSUSERU KK, Asco KK filed Critical NIPPON RATSUSERU KK
Priority to JP2022113478A priority Critical patent/JP2024011482A/ja
Publication of JP2024011482A publication Critical patent/JP2024011482A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】運送者が適切に温度管理して荷物を運送したことを証明する。【解決手段】搬送車管理システム(100)は、冷凍車(10)と、サーバ(30)とを備える。冷凍車(10)は、冷凍庫(11)と、冷凍庫(11)の内部の第1温度を測定する第1温度センサ(13)と、前記第1温度、および、前記第1温度を測定した時刻である第1時刻を外部装置に送信する通信部(15)と、を備える。サーバ(30)は、前記第1温度および前記第1時刻を取得する通信部(31)と、前記第1温度および前記第1時刻を記憶する記憶部(33)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送車による荷物の運送の管理を行う搬送車管理システムに関する。
搬送車の運行を管理するシステムが知られている。例えば、特許文献1には、冷凍車に搭載される少なくとも車両制御ユニットと、冷凍機制御ユニットとが通信配線で連結され、冷凍車と外部との間が無線通信装置で通信されて、冷凍車の状況が外部からモニターされる冷凍車管理システムが開示されている。
特開2014-152981号公報
ここで、例えば冷凍車による荷物の運送において、運送された荷物の品質が運送後に損なわれていたことが運送後に発見された場合に、その原因が、冷凍庫を冷却するための冷凍機の故障、冷凍庫の温度の設定の誤りなどの運送者によるものであるのか、または、運送前または運送後の処理によるものであるのかが明確とならない場合があり、トラブルが生じる場合がある。
特許文献1に記載された技術は、冷凍車の故障対策を目的としたものであり、上述したトラブルへの対応は考慮されていない。また、冷凍車以外の搬送車について言及されていない。さらに、搬送車の搬送に関する効率についても言及されていない。
本発明の一態様は、適切に管理された状態で荷物を運送したことを証明することができる搬送車管理システムを実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る搬送車管理システムは、(1)荷物を格納する1つまたは複数の温度調整可能な格納庫と、(2)前記格納庫の内部の温度である第1温度を測定する第1温度センサと、(3)前記第1温度、および、前記第1温度を測定した時刻である第1時刻を外部装置に送信する通信部と、を備える搬送車、および、(1)前記通信部から送信された、前記第1温度および前記第1時刻を取得する取得部と、(2)前記取得部が取得した、前記第1温度および前記第1時刻を記憶する記憶部と、を備えるサーバ、を備える。
前記の構成によれば、管理者が搬送車の庫内の温度および時刻を適切に把握することができ、搬送車により荷送された荷物の品質が損なわれた場合等であっても、荷物の運送が適切に行われたものであることを証明することができる。
本発明の一態様に係る搬送車管理システムでは、前記搬送車は、前記格納庫の外部の温度である第2温度を測定する第2温度センサをさらに備え、前記通信部は、前記第2温度および前記第2温度を測定した時刻である第2時刻をさらに前記サーバに送信するものであってもよい。
前記の構成によれば、搬送車の庫内だけではなく、搬送庫の外部の温度も把握することができるので、庫内に温度変化が生じた場合に、当該変化が格納庫の内部の事情によるものか、外気温によるものかの判断の材料にすることができる。
本発明の一態様に係る搬送車管理システムでは、前記搬送車は、前記格納庫に荷物を積み込んだ時刻である第3時刻と、前記荷物を前記格納庫から積み降ろした時刻である第4時刻とを取得する時刻取得部と、前記搬送車の位置を取得する位置取得部と、をさらに備え前記通信部は、前記第3時刻および当該第3時刻における搬送車の位置、ならびに、前記第4時刻および当該第4時刻における搬送車の位置を前記サーバに送信するものであってもよい。
前記の構成によれば、管理者は積み込みおよび積み降ろしの位置および時刻を把握することができるので、適切な位置、時刻において積み込みおよび積み降ろしが行われたか否かを把握することができる。
本発明の一態様に係る搬送車管理システムでは、前記搬送車は、前記第1温度センサを複数備え、少なくとも前記格納庫の天井、および、前記格納庫の側面の下部に、前記第1温度センサが配置されているものであってもよい。
前記の構成によれば、格納庫内の温度を適切に把握することができる。
本発明の一態様に係る搬送車管理システムでは、前記第1温度センサが、前記格納庫の天井において、前記搬送車の前後方向に沿って複数配置されているものであってもよい。
前記の構成によれば、格納庫内の温度を適切に把握することができる。
本発明の一態様に係る搬送車管理システムでは、前記第1温度センサが、前記格納庫の側面の下部において、前記搬送車の前後方向に沿って複数配置されているものであってもよい。
本発明の一態様に係る搬送車管理システムでは、前記格納庫は、複数の格納室に区分されており、前記複数の格納室のそれぞれについて、少なくとも天井、および、前記側面の下部に、前記第1温度センサが配置されているものであってもよい。
前記の構成によれば、格納室内の温度を適切に把握することができる。
本発明の一態様に係る搬送車管理システムは、前記搬送車は、前記第1温度が予め設定された範囲外の温度となったことを示す警告を行う警告部を備えるものであってもよい。
前記の構成によれば、格納庫内の温度が異常となったときに運転者にその旨を認識させることができる。
本発明の一態様に係る搬送車管理システムは、前記警告部は、前記サーバからの指示により、前記警告を行うものであってよい。
前記の構成によれば、格納庫内の温度が異常となったときに運転者にその旨を認識させることができる。
本発明の一態様に係る搬送車管理システムは、前記搬送車は、当該搬送車の現在位置を取得する位置取得部と、当該搬送車の前記格納庫の余力量を示す余力情報を取得する余力情報取得部と、を備え、前記通信部は、前記搬送車の現在位置および前記余力情報を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記通信部から送信された前記搬送車の前記現在位置を取得する現在位置取得部と、前記通信部から送信された前記余力情報を用いて、前記格納庫の余力量を取得する余力量取得部と、を備えるものであってよい。
前記の構成によれば、新たな荷物の運送の依頼を受けた場合に、当該荷物を搬送する搬送車を、現在搬送処理を行っている搬送車の中から割り当てることができる。そのため、搬送車および運転手の利用効率を向上させることができるので、運送コストを削減することができる。
本発明の一態様に係る搬送車管理システムは、前記サーバは、複数の前記搬送車から取得した、前記搬送車それぞれの前記現在位置および前記余力量を用いて、前記複数の搬送車のうち、搬送前の荷物を割り当てる搬送車を特定してもよい。
本発明の一態様によれば、運送者が適切に温度管理して荷物を運送したことを証明することができる。
本発明の実施形態1に係る搬送車管理システムの要部構成を示すブロック図である。 上記搬送車管理システムの冷凍車の構造を示す模式図であり、冷凍車の側面図である。 上記冷凍車の上面図である。 上記搬送車管理システムにおいて、サーバが備える記憶部に記憶させるデータの一例を示す表である。 上記冷凍車の変形例の構造を示す模式図であり、冷凍車を側面から見た図である。 上記変形例としての冷凍車の上面図である。 本発明の実施形態2に係る搬送車管理システムの要部構成を示すブロック図である。 上記搬送車管理システムにおいて、サーバが備える記憶部に記憶させるデータの一例を示す表である。 冷凍車の運行ルートが運行管理者が使用する端末装置の表示部に表示された例を示す図である。 本発明の実施形態3に係る搬送車管理システムの要部構成を示すブロック図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、本実施形態における搬送車管理システム100の要部構成を示すブロック図である。図1に示すように、搬送車管理システム100は、搬送車の一例としての冷凍車10と、サーバ30、端末装置40とを備えている。搬送車管理システム100は、冷凍車10による荷物の運送の管理を行うシステムである。
図2は、冷凍車10の構造を示す模式図であり、冷凍車10の側面図である。図3は、冷凍車10の上面図である。図1~図3に示すように、冷凍車10は、温度調整可能な格納庫の一例としての冷凍庫11と、冷凍機12と、第1温度センサ13と、第2温度センサ14と、制御装置20と、通信部15と、警告部16とを備えている。
冷凍庫11は、冷凍車10によって運送する荷物を低温で保持する。本実施形態における冷凍車10では、1つの冷凍庫11を備えている。また、3温度帯のそれぞれに対応する格納室を備える搬送車の場合は、下記の冷凍庫11に関する記載は、それぞれの格納室に当てはまる。
冷凍機12は、冷凍庫11の内部を冷却する。冷凍機12は、冷媒を圧縮する圧縮機(不図示)と、冷媒が流れることにより冷凍庫11の内部の温度を低下させる蒸発器(不図示)と、冷媒を凝縮させる凝縮器(不図示)とを備える。
第1温度センサ13は、冷凍庫11の内部の温度を測定するセンサである。第1温度センサ13は、図2および図3に示すように、冷凍庫11の内部に複数設置されている。以降の説明では、複数の第1温度センサ13を区別するために、第1温度センサ13A~13Fと称する場合がある。
本実施形態における冷凍車10では、第1温度センサ13は、冷凍庫11の内部の天井11aにおいて、冷凍車10の前後方向に沿って3つの第1温度センサ13(第1温度センサ13A~C)が設置されている。
また、冷凍車10では、冷凍庫11の一方の側面11bの下部において、冷凍車10の前後方向に沿って3つの第1温度センサ13(第1温度センサ13D~F)が設置されている。つまり、複数の第1温度センサ13は、冷凍庫11内で、分散して配置されている。
第1温度センサ13は、所定の時間間隔(例えば、数秒間隔)で冷凍庫11の内部の温度を測定する。以降の説明では、冷凍庫11の内部の温度を第1温度と称して説明する。第1温度センサ13は、測定した第1温度を制御装置20に出力する。第1温度センサ13は、例えば、CAN(Controller Area Network)など有線シリアル通信プロトコルを用いて、制御装置20に測定した第1温度を出力してもよい。制御装置20に第1温度を出力するために用いられる通信プロトコルは、CANに限られるものではなく、RS232C、RS422、RS485、GPIB、USB、またはBlueTooth(登録商標)などの他の通信プロトコルであってもよい。
第2温度センサ14は、冷凍庫11の外部の温度(換言すれば、外気温)を測定するセンサである。第2温度センサ14は、外気温を測定できる箇所であれば、冷凍車10のいずれの箇所に設置されてもよい。本実施形態では、第2温度センサ14は、冷凍車10の上面に設置されている。
第2温度センサ14は、所定の時間間隔(例えば、数秒間隔)で冷凍庫11の外気温を測定する。以降の説明では、第2温度センサ14によって測定した冷凍庫11の外部の温度を第2温度と称して説明する。第2温度センサ14は、測定した第2温度を制御装置20に出力する。第2温度センサ14は、上記シリアル通信プロトコルを用いて測定した第2温度を制御装置20に出力してもよい。
制御装置20は、冷凍機12および通信部15の動作を制御する。制御装置20は、冷凍庫11の内部が設定温度の範囲となるように、冷凍機12の動作を制御する。
制御装置20は、図1に示すように、温度データ取得部21と、表示部22と、入力部23を備えている。
温度データ取得部21は、第1温度センサ13から出力された第1温度を取得する。また、温度データ取得部21は、第2温度センサ14から出力された第2温度を取得する。
表示部22は、各種の情報を冷凍車10の運転手に表示する。表示部22は、例えば、液晶ディスプレイなどの表示装置であってもよい。表示部22は、冷凍庫11の内部の温度の設定温度を表示してもよい。また、表示部22は、さらに、温度データ取得部21が取得した第1温度を表示してもよい。また、表示部22は、さらに、温度データ取得部21が取得した第2温度を表示してもよい。
入力部23は、制御装置20に対する入力を受け付ける。入力部23は、例えば、ボタンなどのスイッチであってよい。入力部23は、冷凍庫11の管理者(例えば、冷凍車10の運転手など)による冷凍庫11の内部の温度を設定するための入力を受け付ける。
制御装置20は、第1温度センサ13から出力された第1温度、および、第2温度センサ14から出力された第2温度の情報を通信部15に出力する。制御装置20は、第1温度を通信部15に出力する際に、第1温度を測定した時刻(以降では、第1時刻とも称する)も併せて通信部15に出力する。同様に、制御装置20は、第2温度を通信部15に出力する際に、第2温度を測定した時刻(以降では、第2時刻とも称する)も併せて通信部15に出力する。
通信部15は、外部装置と通信可能となっている。通信部15は、サーバ30と通信可能となっている。通信部15は、冷凍車10についての各種情報をサーバ30に送信する。例えば、通信部15は、制御装置20から出力された第1温度および第2温度をサーバ30に出力する。通信部15は、第1温度および第2情報をサーバ30に出力する際に、第1時刻および第2時刻も併せてサーバ30に出力する。制御装置20は、第1温度センサ13および第2温度センサ14から温度情報を取得する度に、当該情報をサーバ30に出力してもよいし、第1温度センサ13および第2温度センサ14から温度情報を一時的に記憶しておき、所定の時間間隔で記憶した情報をサーバ30に出力してもよい。
通信部15は、例えば、スマートフォンなどの端末装置であってもよい。この場合は、通信部は、4Gまたは5Gなどの無線通信システムを用いてサーバ30に情報を送信してよい。本実施形態では、通信部15はスマートフォンである場合について説明する。
警告部16は、冷凍庫11の第1温度が予め設定された範囲外の温度(以降では、当該温度を異常温度とも称する)となっていることを示す警告を行う。警告部16は、発光することにより警告を行うランプであってもよし、音声を発することにより警告を行う音声発生器であってもよい。
サーバ30は、通信部31(取得部)と、制御部32と、記憶部33とを備えている。
通信部31は、通信部15と通信可能となっており、通信部15から出力された情報を取得する。通信部31は、例えば、第1温度、第1時刻、第2温度および第2時刻を通信部15から取得する。以降の説明では、第1温度、第1時刻、第2温度および第2時刻を温度情報と称して説明する。
制御部32は、サーバ30の各部を制御する。制御部32は、通信部31が取得した温度情報を記憶部33に記憶させる。図4は、記憶部33に記憶させるデータの一例を示す表である。図4に示すように、制御部32は、温度情報に基づいて、第1温度および第2温度を時刻と紐付けて記憶部33に記憶させる。制御部32は、通信部31が取得した温度情報を端末装置40に出力してもよい。
端末装置40は、冷凍車10の運行管理者によって使用される端末である。端末装置40は、パソコン、スマートフォン、タブレット端末などのコンピュータであってよい。端末装置40は、端末装置40の各部を統括して制御する制御部41、端末装置40が使用する各種データを記憶する記憶部42、端末装置40が他の装置と通信するための通信部43、端末装置40に対する入力を受け付ける入力部44、および、各種の情報を表示するための表示部45を備えている。端末装置40は、通信部43を介してサーバ30から冷凍車10の冷凍庫11の温度情報を取得可能となっている。
次に、搬送車管理システム100による処理の一例について説明する。ここでは、まず、冷凍車10によって運送された荷物が十分に冷凍されておらず、運送後に荷物の品質が損なわれていた場合に、冷凍されていなかった原因を調査する処理の一例について説明する。
この場合、まず、端末装置40が、入力部44を介した運行管理者の指示に基づいて、サーバ30の記憶部33に記憶されている、冷凍車10によって荷物が運送されている間における冷凍庫11の温度情報を取得する。そして、端末装置40は、取得した温度情報に基づいて、冷凍庫11の第1温度および第2温度の時系列データを表示部45に表示する。運行管理者は、表示部45に表示された冷凍庫11の第1温度の時系列データを確認する。これにより、運行管理者は、どの時刻において冷凍庫11の内部の温度が異常温度となっているかを確認することができる。
例えば、冷凍庫11の第1温度の時系列データが、冷凍庫11の第1温度が荷物を運送している間において異常温度となっていなかったことを示している場合、運行管理者は、荷物が冷凍されていなかった原因は、冷凍庫11の故障によるものではないと判断することができる。この場合、運行管理者は、冷凍庫11の第1温度の時系列データを用いて、荷物の運送中に荷物の温度管理が適切であったことを証明することができる。
制御部41は、荷物の運送において温度管理が適切に行われていた場合に、荷物の運送に問題がなかったことを示す情報を表示部45に表示させてもよい。
他の例として、冷凍庫11の第1温度の時系列データが、冷凍庫11の第1温度が荷物を運送している間において異常温度となっていることを示している場合は、運行管理者は、荷物の運送中に荷物の温度管理が適切に行われていなかったことを確認することができる。この場合、運行管理者は、表示部45に表示された冷凍庫11の第2温度の時系列データを確認してもよい。これにより、冷凍庫11の第1温度が異常温度となっていた原因が第2温度(すなわち、外気温)によるものであるかどうかを確認することができる。
次に、搬送車管理システム100による処理の他の例について説明する。ここでは、荷物を運送中に冷凍庫11の温度が異常温度となっている場合の処理の一例について説明する。前提として、サーバ30が冷凍車10の通信部15から温度情報を取得すると、当該温度情報を端末装置40に出力し、端末装置40の制御部41がサーバ30から出力された温度情報に基づいて、表示部45に冷凍庫11の第1温度をリアルタイムに表示するものとする。
この場合、運行管理者は、冷凍庫11の第1温度が適切な温度に管理されているかをリアルタイムに確認することができる。そして、運行管理者は、表示部45に表示された冷凍庫11の第1温度が異常温度となっていることを確認した場合、冷凍車10の運転手に対して冷凍庫11の第1温度が異常温度となっていることを警告する。例えば、運行管理者は、端末装置40の通信部43を介して、冷凍車10の警告部16に対して、冷凍庫11の第1温度が異常温度となっていることを示す警告を行うように指示してもよい。これにより、運転手に対して冷凍庫11の第1温度が異常になっていることを認識させることができる。本発明の一態様では、サーバ30の制御部32が通信部15から取得した温度情報から冷凍庫11の第1温度が異常温度となっていると検知した場合に、サーバ30が冷凍車10の警告部16に対して、冷凍庫11の第1温度が異常温度となっていることを示す警告を行うように指示してもよい。
また、運行管理者は、表示部45に表示された冷凍庫11の第1温度が異常温度となっていることを確認した場合、冷凍車10の運転手に対して、現在の荷物の運送が正しい温度管理で行われる運送にならないことを示す警告を行うように、警告部16に対して指示してもよい。
ここで、冷凍機12が設置されている位置、冷凍庫11の内部に設置されるファンの位置、または、荷物の積み方または荷物の積載量によって、冷凍庫11の内部の温度は、場所によって均一ではない場合がある。これに対して、本実施形態における搬送車管理システム100では、上述したように、冷凍庫11に複数の第1温度センサ13が設置されている。具体的には、冷凍庫11の内部の天井11aにおいて、冷凍車10の前後方向に沿って3つの第1温度センサ13が設置されているとともに、冷凍庫11の側面11bの下部において、冷凍車10の前後方向に沿って3つの第1温度センサ13が設置されている。第1温度センサ13が冷凍庫11の内部の天井11aおよび冷凍庫11の側面11bの下部に設置されていることにより、異なる高さで冷凍庫11の第1温度を取得することができる。また、第1温度センサ13が、冷凍車10の前後方向に沿って複数配置されていることにより、冷凍庫11の前後方向における複数箇所で第1温度を取得することができる。これにより、冷凍庫11の第1温度が異常温度となっていた原因を詳細に検討することができる。
なお、冷凍庫11の天井11aに設置される第1温度センサ13の個数は、3つに限定されるものではない。冷凍庫11の天井11aに設置される第1温度センサ13の個数は、冷凍庫11の大きさに応じて変更することができ、1つであってもよいし、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。冷凍庫11の側面11bの下部に設置される第1温度センサ13についても同様である。
また、冷凍庫11の側面に扉が設けられている場合、当該扉の冷凍庫11側の上部に第1温度センサ13を設置してもよい。これにより、扉を閉め忘れて当該扉付近の温度が十分に低下していないことを検知することができる。
<変形例>
図5は、冷凍車10の変形例として冷凍車10Aの構造を示す模式図であり、冷凍車10Aを側面から見た図である。図6は、冷凍車10Aの上面図である。
図5および図6に示すように、冷凍車10Aでは、冷凍庫11が複数(本実施形態では3つ)の冷凍室51、冷凍室52および冷凍室53に区分されている。冷凍室51、冷凍室52および冷凍室53のそれぞれには、冷凍庫11の天井11aおよび冷凍庫11の側面11bの下部に第1温度センサ13が配置されている。これにより、冷凍室51、冷凍室52および冷凍室53のそれぞれについての温度情報を取得することができるため、冷凍室51、冷凍室52および冷凍室53のそれぞれについての温度情報をサーバ30の記憶部33に記憶させることができる。この場合、制御装置20は、冷凍室51、冷凍室52および冷凍室53のそれぞれの第1温度の識別が可能となるように、サーバ30に出力してもよい。そして、サーバ30の制御部32は、冷凍室51、冷凍室52および冷凍室53のそれぞれについて、第1温度を記憶部33に記憶させてもよい。
本発明の一態様の冷凍車では、第1温度センサ13が設置されている箇所に赤外線センサが設置されていてもよい。この場合、赤外線センサによって撮像された画像を、第1温度および第2温度とともに通信部15を介してサーバ30に出力し、記憶部33に記憶させてもよい。当該構成によれば、冷凍庫11の第1温度が異常温度となっていた原因を調査する際に、赤外線センサによって撮像された画像を参照することにより、異常温度となった原因が荷物の配置位置によるものであるかどうかを確認することができる。なお、レンズに低温に起因する霜が付着することが無いのであれば、赤外線センサ以外の撮像装置を用いてもよい。
本変形例における搬送車管理システム100では、管理する搬送車が冷凍車であったが本発明の搬送車管理システムはこれに限られない。本発明の一態様の搬送車管理システム100では、管理する対象が冷蔵庫を有する冷蔵車であってもよい。また、本発明の一態様の搬送車管理システム100では、管理する対象が、格納庫の設定温度を常温(例えば、10~20℃)から冷凍温度(例えば、-5℃以下)に切り替え可能な搬送車であってもよい。また、本発明の一態様の搬送車管理システム100では、管理する対象が、設定温度が互いに異なる複数の格納室を備える格納庫を有する搬送車であってもよい。当該搬送車は、例えば、設定温度が-5℃以下である冷凍室、設定温度が5℃前後である冷蔵室、および、設定温度が10~20℃である保冷室を有する格納庫(いわゆる、3温度帯のそれぞれに対応する格納室を備える格納庫)を備える搬送車であってよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図7は、本実施形態における搬送車管理システム100Aの要部構成を示すブロック図である。図7に示すように、搬送車管理システム100Aは、実施形態1における冷凍車10およびサーバ30に代えて、冷凍車10Bおよびサーバ30Aを備えている。
冷凍車10Bは、実施形態1における冷凍車10の構成に加えて、時刻取得部17と、位置取得部18と、を備えている。また、冷凍車10Bは、制御装置20および通信部15に代えて制御装置20Aおよび通信部15Aを備えている。
時刻取得部17は、冷凍庫11に荷物を積み込んだ時刻(以降では、第3時刻とも称する)を取得する。時刻取得部17は、冷凍庫11に荷物を積み込んだ際に、冷凍車10Bの運転手によって入力されることによって、第3時刻を取得してもよい。この場合、時刻取得部17は、例えば、スイッチを備え、当該スイッチが冷凍車10Bの運転手によって押下されることにより第3時刻を取得してもよい。時刻取得部17は、CANなどの有線シリアル通信プロトコルを介して、制御装置20に第3時刻を出力する。
また、時刻取得部17は、通信部15Aがスマートフォンなどの端末装置によって構成される場合は、通信部15Aにインストールされたアプリケーションであってもよい。この場合、時刻取得部17は、冷凍庫11に荷物を積み込んだ際に、冷凍車10Bの運転手によって上記アプリケーションが操作されることにより、第3時刻を取得してもよい。
また、時刻取得部17は、冷凍庫11に荷物を積み降ろした時刻(以降では、第4時刻とも称する)を取得する。時刻取得部17による第4時刻の取得方法は、第3時刻の取得方法と同じであってよい。時刻取得部17は、CANなどの有線シリアル通信プロトコルを介して、制御装置20に第4時刻を出力する。
位置取得部18は、所定の時間間隔(例えば、数秒ごと)に冷凍車10Bの位置を取得する。位置取得部18は、例えば、GPS(Global Positionig System)であってよい。位置取得部18は、取得した冷凍車10Bの位置を通信部15Aに出力する。
制御装置20Aは、実施形態1における制御装置20の機能に加えて、時刻取得部17により取得された、第3時刻および第4時刻を通信部15Aに出力する。
通信部15Aは、実施形態1における通信部15の機能に加えて、制御装置20Aから出力された第3時刻および第4時刻をサーバ30Aに出力する。また、通信部15Aは、位置取得部18から出力された冷凍車10Bの位置をサーバ30Aに出力する。
サーバ30Aは、実施形態1における制御部32に代えて制御部32Aを備えている。制御部32Aは、実施形態1における制御部32の機能に加えて、通信部15Aから出力された第3時間、第4時間、および、冷凍車10Bの位置を記憶部33に記憶させる。図8は、記憶部33に記憶させるデータの一例を示す表である。図8に示すように、制御部32Aは、第1温度、第2温度、および、冷凍車10Bの位置(位置座標)を時刻と紐付けて記憶部33に記憶させてもよい。
次に、搬送車管理システム100Aによる処理の一例について説明する。ここでは、まず、冷凍車10Bによって運送された荷物が十分に冷凍されておらず、運送後に荷物の品質が損なわれていた場合に、冷凍されていなかった原因を調査する処理の一例について説明する。
この場合、まず、端末装置40が、入力部44を介した運行管理者の指示に基づいて、サーバ30の記憶部33に記憶されている、荷物の運送中における冷凍庫11の温度情報、当該荷物を冷凍庫11に積み込んだ第3時刻、および、当該荷物を冷凍庫11から積み降ろした第4時刻を取得する。また、端末装置40は、取得した第3時刻および第4時刻における冷凍車10Bの位置を記憶部33から取得する。端末装置40は、取得した各情報を表示部45に表示する。図9は、冷凍車10Bの運行ルートが表示部45に表示された例を示す図である。図9に示すように、端末装置40は、冷凍車10Bの運行ルート、ならびに、荷物を積み込んだ位置および時刻を地図上に示した画像を表示部45に表示させてもよい。運行管理者は、表示部45に表示された冷凍庫11の第1温度の時系列データからどの時刻において冷凍庫11の内部の温度が異常温度となっているかを確認する。
例えば、冷凍庫11の第1温度の時系列データが、冷凍庫11の第1温度が荷物の運送中に異常温度となっていなかったことを示している場合、実施形態1において説明したように、冷凍庫11の第1温度の時系列データを用いて、荷物の運送中に荷物の温度管理が適切であったことを証明することができる。さらに、本実施形態における搬送車管理システム100Aでは、荷物を積み込んだ位置、および、荷物を積み降ろした位置についても証明することができる。
次に、搬送車管理システム100による処理の他の例について説明する。ここでは、荷物を運送中に冷凍車10Bの運行ルートが予め定められた運行ルートと異なっている場合の処理の一例について説明する。ここでは、サーバ30Aが冷凍車10Bの通信部15Aから冷凍車10Bの位置を取得すると、当該位置を端末装置40に出力し、端末装置40の制御部41がサーバ30Aから出力された位置を表示部45に、リアルタイムに表示するものとする。この場合、運行管理者は、冷凍車10Bの位置をリアルタイムに確認することができる。そして、運行管理者は、表示部45に冷凍車10Bの位置が予め定められた運行ルートと異なっていることを確認した場合、冷凍車10Bの運転手に対して警告する。例えば、運行管理者は、端末装置40の通信部43を介して、冷凍車10Bの警告部16に対して、冷凍庫11の運行ルートが間違っていることを示す警告を行うように指示してもよい。これにより、運転手に対して運行ルートを誤っていることを認識させることができる。
本実施形態では、第3時刻および第4時刻は、冷凍車10Bの運転手によって入力されることによって取得されていたが、本発明はこれに限られない。本発明の一態様では、冷凍庫11に重量計が備えられており、重量計により計測された荷物の重量に基づいて、第3時刻および第4時刻を取得してもよい。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図10は、本実施形態における搬送車管理システム100Bの要部構成を示すブロック図である。図10に示すように、搬送車管理システム100Bは、実施形態1における冷凍車10およびサーバ30に代えて、冷凍車10Cおよびサーバ30Bを備えている。なお、上述したように、搬送車は冷凍車10Cに限られるものではなく、3温度帯のそれぞれに対応する格納室を有する格納庫を備えた車であってよい。また、3温度帯のそれぞれに対応する格納室を備える搬送車の場合は、下記の冷凍庫11に関する記載は、それぞれの格納室に当てはまる。
冷凍車10Cは、実施形態1における冷凍車10の構成に加えて、時刻取得部17と、位置取得部18と、暗視カメラ(余力情報取得部)19とを備えている。また、冷凍車10Cは、実施形態1における通信部15に代えて通信部15Bを備えている。余力情報とは、格納庫の余力量を示すものである。格納庫の余力量は、格納庫において荷物をさらに格納可能な空間的な体積を示すものであってもよいし、冷凍車10Cの積載可能重量と現在の積載重量との差分であってもよい。また、これらの組合せであってもよい。
暗視カメラ19は、冷凍庫11の内部の画像を取得する。内部の画像は、格納庫の空き空間を示すものであり、格納庫の余力量を示す余力情報ということができる。暗視カメラ19は、取得した画像を通信部15Bに出力する。
通信部15Bは、実施形態2における通信部15Aの機能に加えて、暗視カメラ19から出力された画像をサーバ30Bに出力する。
サーバ30Bは、実施形態1における制御部32に代えて制御部32Bを備えている。制御部32Bは、実施形態2における制御部32Aの機能に加えて、冷凍庫11において荷物が格納されていない空間の体積を算出する機能を有している。具体的には、制御部32Bは、冷凍車10Cから送信された暗視カメラ19が撮像した画像を、通信部31を介して取得する。そして、制御部32Bは、取得した画像を画像処理することにより、冷凍庫11において荷物が格納されていない空間の体積を算出する。すなわち、制御部32Bは、冷凍車10Cの冷凍庫11において荷物が格納されていない空間の体積(余力量)を算出、取得する余力量取得部としての機能を有している。余力量は、空間の体積とともに、当該空間の縦、横、高さを示すものであってもよい。制御部32Bによる画像処理は従来の画像処理技術を用いることができる。制御部32Bは、算出した空間の体積を記憶部33に記憶させる。
また、制御部32Bは、通信部15Bから送信された、位置取得部18が取得した冷凍車10Bの現在位置を、通信部31を介して取得する。すなわち、制御部32Bは、通信部15Bから送信された冷凍車10Cの現在位置を取得する現在位置取得部としても機能する。
次に、搬送車管理システム100Bによる処理の一例について説明する。ここでは、運行管理者が新たな荷物の運送の依頼を受けた場合に、当該荷物を搬送する冷凍車を割り当てる処理について説明する。なお、本実施形態における搬送車管理システム100Bは、複数の冷凍車10Cの運行を管理している。
この場合、端末装置40が、入力部44を介した運行管理者の指示に基づいて、サーバ30Bから、複数の冷凍車10Cのそれぞれについて、現在位置、および記憶部33に記憶されている冷凍庫11において荷物が格納されていない空間の体積を取得する。端末装置40は、取得した各情報を表示部45に表示する。運行管理者は、表示部45に表示された各情報、各冷凍車10Cが現在搬送している荷物の積み降ろし場所、および、新たに運送の依頼を受けた荷物の情報に基づいて、複数の冷凍車10Cの中から新たに運送の依頼を受けた荷物を搬送する冷凍車10Cを割り当てる。上記新たに運送の依頼を受けた荷物の情報は、荷物の体積および重量、荷物の積み込み場所および積み降ろす場所、荷物を積み込む時間および積み降ろす時間、ならびに、荷物の温度管理情報を含む。運行管理者は、新たに運送の依頼を受けた荷物の搬送を割り当てた冷凍車10Cの運転手に対して、当該冷凍車10Cの冷凍庫11の空き空間(すなわち、冷凍庫11の余力量)および当該荷物の搬送の内容を伝えるとともに、当該荷物の搬送処理を行うように指示を送信する。
上記のように、搬送車管理システム100Bでは、サーバ30Bの制御部32Bが、冷凍車10Cの冷凍庫11において荷物が格納されていない空間の体積を取得するとともに、通信部15Bから送信された冷凍車10Cの現在位置を取得する。これにより、新たな荷物の運送の依頼を受けた場合に、運行管理者は、現在搬送処理を行っている冷凍車10Cの中から、当該荷物の大きさと、冷凍庫11の余力量とが適合する冷凍車10Cを特定することができ、当該冷凍車10Cを当該荷物の運送を行う冷凍車10Cとして割り当てることができる。そのため、冷凍車10Cおよび運転手の利用効率を向上させることができるので、運送コストを削減することができる。
なお、本発明の一態様では、運行管理者は、搬送する冷凍車10Cが割り当てられていない荷物がある場合に、現在搬送処理を行っている冷凍車10Cの中から、当該荷物の大きさと冷凍庫11の余力量とが適合する冷凍車10Cを特定し、当該冷凍車10Cを当該荷物の運送を行う冷凍車10Cとして割り当ててもよい。
また、搬送する冷凍車10Cが割り当てられていない荷物がある場合に、サーバ30Bが、現在搬送処理を行っている冷凍車10Cの中から、当該荷物の大きさと冷凍庫11の余力量とが適合する冷凍車10Cを特定し、当該冷凍車10Cを当該荷物の運送を行う冷凍車10Cとして割り当ててもよい。さらに、サーバ30Bは、割り当てた冷凍車10Cの運転手に対し、新たな荷物の搬送処理を行うよう指示するものであってもよい。
また、本発明の一態様の搬送車管理システム100Bでは、サーバ30は、冷凍車10Cの冷凍庫11に備えられた重量計を用いて測定した現在の冷凍庫11の積載重量を余力情報として冷凍車10Cから通信部31を介して取得し、当該積載重量と冷凍車10Cの最大積載量との差、すなわち、現在の冷凍車10Cの積載可能重量を冷凍車10Cの余力量として算出してもよい。この場合、運行管理者は、搬送する冷凍車10Cが割り当てられていない荷物がある場合に、現在搬送処理を行っている冷凍車10Cの中から、当該荷物の重量と冷凍車10Cの積載可能重量とが適合する冷凍車10Cを特定し、当該冷凍車10Cを当該荷物の運送を行う冷凍車10Cとして割り当ててもよい。運行管理者は、当該荷物の運送を割り当てた冷凍車10Cの運転手に対し、新たな荷物の搬送処理を行うよう指示してもよい。
また、搬送する冷凍車10Cが割り当てられていない荷物がある場合に、サーバ30Bが、現在搬送処理を行っている冷凍車10Cの中から、当該荷物の重量と冷凍車10Cの積載可能量とが適合する冷凍車10Cを特定し、当該冷凍車10Cを当該荷物の運送を行う冷凍車10Cとして割り当ててもよい。さらに、サーバ30Bは、割り当てた冷凍車10Cの運転手に対し、新たな荷物の搬送処理を行うよう指示するものであってもよい。
また、搬送する冷凍車10Cが割り当てられていない荷物がある場合に、余力量として、冷凍車10Cの冷凍庫11の空き空間および冷凍車10Cの積載可能重量の両方を用いて荷物の運送を行う冷凍車10Cとして割り当ててもよい。この場合、割り当てられていない荷物の運送は、空き空間および積載可能重量のそれぞれが当該荷物の大きさおよび重量と適合する冷凍車10Cに割り当てられることになる。
なお、本実施形態における搬送車管理システム100Bでは、暗視カメラ19により撮像した画像を用いて冷凍庫11において荷物が格納されていない空間の体積を算出していたがこれに限られるものではない。本発明の一態様の搬送車管理システム100Bでは、冷凍庫11に複数配置された赤外線センサによって取得した情報に基づいて、冷凍庫11において荷物が格納されていない空間の体積を取得してもよい。また、本発明の一態様の搬送車管理システム100Bでは、現在運送している荷物の大きさが伝票などの記載から予めわかっている場合は、当該情報に基づいて冷凍庫11において荷物が格納されていない空間の体積を予め算出し、記憶部33に記憶させておいてもよい。
また、本実施形態における搬送車管理システム100Bでは、サーバ30の制御部32Bによって暗視カメラ19により撮像した画像を用いて冷凍庫11において荷物が格納されていない空間の体積を算出していたが、これに限られるものではない。本発明の一態様の搬送車管理システム100Bでは、冷凍車10C(例えば、冷凍車10Cが備える制御装置20A)において暗視カメラ19により撮像した画像を用いて冷凍庫11において荷物が格納されていない空間の体積を算出し、算出した空間の体積をサーバ30に通信部15Bを介して送信してもよい。これにより、通信部15が送信するデータ量を少なくすることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る搬送車管理システムは、(1)荷物を格納する1つまたは複数の温度調整可能な格納庫と、(2)前記格納庫の内部の温度である第1温度を測定する第1温度センサと、(3)前記第1温度、および、前記第1温度を測定した時刻である第1時刻を外部装置に送信する通信部と、を備える搬送車、および、(1)前記通信部から送信された、前記第1温度および前記第1時刻を取得する取得部と、(2)前記取得部が取得した、前記第1温度および前記第1時刻を記憶する記憶部と、を備えるサーバ、を備える。
本発明の態様2に係る搬送車管理システムは、前記態様1において、前記搬送車は、前記格納庫の外部の温度である第2温度を測定する第2温度センサをさらに備え、前記通信部は、前記第2温度および前記第2温度を測定した時刻である第2時刻をさらに前記サーバに送信する。
本発明の態様3に係る搬送車管理システムは、前記態様1または2において、前記搬送車は、前記格納庫に荷物を積み込んだ時刻である第3時刻と、前記荷物を前記格納庫から積み降ろした時刻である第4時刻とを取得する時刻取得部と、前記搬送車の位置を取得する位置取得部と、をさらに備え、前記通信部は、前記第3時刻および当該第3時刻における前記搬送車の位置、ならびに、前記第4時刻および当該第4時刻における前記搬送車の位置を前記サーバに送信する。
本発明の態様4に係る搬送車管理システムは、前記態様1~3のいずれかにおいて、前記搬送車は、前記第1温度センサを複数備え、少なくとも前記格納庫の天井、および、前記格納庫の側面の下部に、前記第1温度センサが配置されている。
本発明の態様5に係る搬送車管理システムは、前記態様4において、前記第1温度センサが、前記格納庫の天井において、前記搬送車の前後方向に沿って複数配置されている。
本発明の態様6に係る搬送車管理システムは、前記態様4または5において、前記第1温度センサが、前記格納庫の側面の下部において、前記搬送車の前後方向に沿って複数配置されている。
本発明の態様7に係る搬送車管理システムは、前記態様4~6のいずれかにおいて、前記格納庫は、複数の格納室に区分されており、前記複数の格納室のそれぞれについて、少なくとも天井、および、前記側面の下部に、前記第1温度センサが配置されている。
本発明の態様8に係る搬送車管理システムは、前記態様1~7のいずれかにおいて、前記搬送車は、前記第1温度が予め設定された範囲外の温度となったことを示す警告を行う警告部を備える。
本発明の態様9に係る搬送車管理システムは、前記態様8において、前記警告部は、前記サーバからの指示により、前記警告を行う。
本発明の態様10に係る搬送車管理システムは、前記態様1~9のいずれかにおいて、前記搬送車は、当該搬送車の現在位置を取得する位置取得部と、当該搬送車の前記格納庫の余力量を示す余力情報を取得する余力情報取得部と、を備え、前記通信部は、前記搬送車の現在位置および前記余力情報を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記通信部から送信された前記搬送車の前記現在位置を取得する現在位置取得部と、前記通信部から送信された前記余力情報を用いて、前記格納庫の余力量を取得する余力量取得部と、を備える。
本発明の態様11に係る搬送車管理システムは、前記態様10において、前記サーバは、複数の前記搬送車から取得した、前記搬送車それぞれの前記現在位置および前記余力量を用いて、前記複数の搬送車のうち、搬送前の荷物を割り当てる搬送車を特定する。
10、10A、10B、10C 冷凍車
11 冷凍庫
11a 天井
11b 側面
13 第1温度センサ
14 第2温度センサ
15、15A 通信部
16 警告部
17 時刻取得部
18 位置取得部
30、30A、30B サーバ
31 通信部(取得部)
32B 制御部(現在位置取得部、余力量取得部)
33 記憶部
51、52、53 冷凍室
100、100A、100B 搬送車管理システム

Claims (11)

  1. (1)荷物を格納する1つまたは複数の温度調整可能な格納庫と、(2)前記格納庫の内部の温度である第1温度を測定する第1温度センサと、(3)前記第1温度、および、前記第1温度を測定した時刻である第1時刻を外部装置に送信する通信部と、を備える搬送車、および、
    (1)前記通信部から送信された、前記第1温度および前記第1時刻を取得する取得部と、(2)前記取得部が取得した、前記第1温度および前記第1時刻を記憶する記憶部と、を備えるサーバ、
    を備える、搬送車管理システム。
  2. 前記搬送車は、前記格納庫の外部の温度である第2温度を測定する第2温度センサをさらに備え、
    前記通信部は、前記第2温度および前記第2温度を測定した時刻である第2時刻をさらに前記サーバに送信する、請求項1に記載の搬送車管理システム。
  3. 前記搬送車は、
    前記格納庫に荷物を積み込んだ時刻である第3時刻と、前記荷物を前記格納庫から積み降ろした時刻である第4時刻とを取得する時刻取得部と、
    前記搬送車の位置を取得する位置取得部と、をさらに備え、
    前記通信部は、前記第3時刻および当該第3時刻における前記搬送車の位置、ならびに、前記第4時刻および当該第4時刻における前記搬送車の位置を前記サーバに送信する、請求項1または2に記載の搬送車管理システム。
  4. 前記搬送車は、前記第1温度センサを複数備え、
    少なくとも前記格納庫の天井、および、前記格納庫の側面の下部に、前記第1温度センサが配置されている、請求項1に記載の搬送車管理システム。
  5. 前記第1温度センサが、前記格納庫の天井において、前記搬送車の前後方向に沿って複数配置されている、請求項4に記載の搬送車管理システム。
  6. 前記第1温度センサが、前記格納庫の側面の下部において、前記搬送車の前後方向に沿って複数配置されている、請求項4または5に記載の搬送車管理システム。
  7. 前記格納庫は、複数の格納室に区分されており、
    前記複数の格納室のそれぞれについて、少なくとも天井、および、前記側面の下部に、前記第1温度センサが配置されている、請求項4に記載の搬送車管理システム。
  8. 前記搬送車は、前記第1温度が予め設定された範囲外の温度となったことを示す警告を行う警告部を備える、請求項1に記載の搬送車管理システム。
  9. 前記警告部は、前記サーバからの指示により、前記警告を行う、請求項8に記載の搬送車管理システム。
  10. 前記搬送車は、
    当該搬送車の現在位置を取得する位置取得部と、
    当該搬送車の前記格納庫の余力量を示す余力情報を取得する余力情報取得部と、を備え、
    前記通信部は、前記搬送車の現在位置および前記余力情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、
    前記通信部から送信された前記搬送車の前記現在位置を取得する現在位置取得部と、
    前記通信部から送信された前記余力情報を用いて、前記格納庫の余力量を取得する余力量取得部と、を備える、請求項1に記載の搬送車管理システム。
  11. 前記サーバは、複数の前記搬送車から取得した、前記搬送車それぞれの前記現在位置および前記余力量を用いて、前記複数の搬送車のうち、搬送前の荷物を割り当てる搬送車を特定する、請求項10に記載の搬送車管理システム。
JP2022113478A 2022-07-14 2022-07-14 搬送車管理システム Pending JP2024011482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022113478A JP2024011482A (ja) 2022-07-14 2022-07-14 搬送車管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022113478A JP2024011482A (ja) 2022-07-14 2022-07-14 搬送車管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024011482A true JP2024011482A (ja) 2024-01-25

Family

ID=89621849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022113478A Pending JP2024011482A (ja) 2022-07-14 2022-07-14 搬送車管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024011482A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2588343B1 (en) Transport refrigeration system with predictive refrigeration
EP2454533B1 (en) Transport refrigeration system, transport refrigeration unit, and methods for same
WO2013172936A1 (en) Cargo temperature monitoring and control for a refrigerated container
CN109697802B (zh) 告知系统及信息处理装置
CN111148951B (zh) 基于外部因素的响应式冷却
JP6004584B2 (ja) 無線lanを利用した冷蔵・冷凍車の配送管理システム及びその配送管理方法
KR20220152844A (ko) 지능형 iot 기반의 물류 통합 관리 시스템
JP2002039659A (ja) 運行・温度管理システム
JP2014174819A (ja) 車両用運行管理システム
US20190122325A1 (en) Delivery system, server, and vehicle
JP2009007097A (ja) 配送物の温度管理システム
JP2009009294A (ja) 配送物の温度管理システム
JP2024011482A (ja) 搬送車管理システム
JP7136950B2 (ja) 制御装置、運搬機、制御方法、及び運搬システム
US20230278392A1 (en) Proactive adjustment of transport refrigeration units
US10536527B2 (en) Method and system for data logging in a transport refrigeration system that includes a human-machine interface
US20220381473A1 (en) Air-conditioning system, air-conditioning control method, and air-conditioning control program
US10663211B2 (en) Methods and systems for checking proper airflow within a container
JP7078886B2 (ja) 車両および配送システム
JP2002267315A (ja) 蓄冷材量管理方法
KR102567185B1 (ko) 휴대용 캐리어의 위치 정보 및 보관 상태를 실시간으로 확인 가능한 냉각 운송체의 배송 관리시스템
JPH06100031A (ja) 定温保存物の管理輸送方法
KR102403755B1 (ko) 냉동탑차 냉동시스템의 냉동온도 원격 모니터링 장치
EP4253108A1 (en) Autonomous selection and identification of trips and transport refrigeration unit operating behavior
US11654740B2 (en) Data integrity of verification data for a transport climate control system