JP6647451B2 - コンタクトプローブおよびプローブユニット - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路や液晶パネルなどの検査対象の導通状態検査または動作特性検査に用いられるコンタクトプローブおよびプローブユニットに関するものである。
従来、半導体集積回路や液晶パネルなどの検査対象の導通状態検査や動作特性検査を行う際には、検査対象と検査用信号を出力する信号処理装置との間の電気的な接続を図るために、コンタクトプローブを複数収容するプローブユニットが用いられる。プローブユニットにおいては、近年の半導体集積回路や液晶パネルの高集積化、微細化の進展に伴い、コンタクトプローブ間のピッチを狭小化することにより、高集積化、微細化された検査対象にも適用可能な技術が進歩してきている。
上述したコンタクトプローブとして、パイプ部材と、パイプ部材から進退自在に延出するプランジャと、パイプ部材の内部に設けられ、プランジャを付勢するバネ部材とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、パイプ部材の端部であって、プランジャが延出している側の端部をかしめることによって、プランジャが抜け止めされている。
特許第5083430号公報
しかしながら、特許文献1が開示する従来のコンタクトプローブでは、コンタクトプローブを小型化するためにパイプ部材を細径化すると、パイプ部材の強度が低下する。パイプ部材の強度が低下すると、端部をかしめることができず、細径化したコンタクトプローブを得ることができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、パイプ部材を用いた構成において細径化をはかることができるコンタクトプローブおよびプローブユニットを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるコンタクトプローブは、軸線方向に沿って伸縮可能な導電性のコンタクトプローブであって、一方の接触対象に接触する第1接触部材と、他方の接触対象に接触し、前記第1接触部材の少なくとも一部を収容可能な第2接触部材と、各端部で前記第1接触部材および前記第2接触部材を伸縮自在に連結するバネ部材と、を備え、前記バネ部材は、螺旋状に巻回されてなり、少なくとも前記第2接触部材に保持される端部における外周の径が、他の部分の径よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明にかかるコンタクトプローブは、上記の発明において、前記第1接触部材は、前記一方の接触対象に接触する第1先端部と、前記第1先端部の基端に設けられる第1フランジ部と、前記バネ部材に嵌合して該バネ部材と連結するボス部と、を有し、前記第2接触部材は、前記他方の接触対象に接触する第2先端部と、前記第2先端部から、内周の径が一様な筒状をなして延びており、前記バネ部材の少なくとも一部を収容する筒状部と、前記筒状部の外周に設けられる第2フランジ部と、を有することを特徴とする。
また、本発明にかかるコンタクトプローブは、上記の発明において、自然状態における前記バネ部材の前記軸線方向の長さが、前記筒状部の軸線方向の長さよりも小さいことを特徴とする。
また、本発明にかかるコンタクトプローブは、上記の発明において、自然状態における前記バネ部材の前記軸線方向の長さが、前記筒状部の軸線方向の長さよりも大きいことを特徴とする。
また、本発明にかかるコンタクトプローブは、上記の発明において、前記第1フランジ部が嵌合するとともに、外表面が前記筒状部と摺動可能に接触するスリーブ、をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明にかかるコンタクトプローブは、上記の発明において、前記バネ部材は、内周が前記第1接触部材に接触し、予め設定された間隔をもって巻回されている粗巻き部と、前記粗巻き部から延設され、外周が前記筒状部に接触する密着巻き部と、を有し、前記密着巻き部の径は、前記粗巻き部の径より大きいことを特徴とする。
また、本発明にかかるコンタクトプローブは、上記の発明において、前記第1接触部材は、前記一方の接触対象に接触する第1先端部と、前記第1先端部から筒状をなして延びる第1筒状部と、前記第1筒状部の外周に設けられる第1フランジ部と、を有し、前記第2接触部材は、前記他方の接触対象に接触する第2先端部と、前記第2先端部から、内周の径が一様な筒状をなして延びる第2筒状部と、前記第2筒状部の外周に設けられる第2フランジ部と、を有し、前記バネ部材は、前記第1および第2筒状部が形成する中空空間に位置していることを特徴とする。
また、本発明にかかるコンタクトプローブは、上記の発明において、前記バネ部材は、外周が前記第1筒状部に接触する第1密着巻き部と、前記第1密着巻き部から延設され、予め設定された間隔をもって巻回されている粗巻き部と、前記粗巻き部の前記第1密着巻き部側と反対側の端部に設けられ、外周が前記第2筒状部に接触する第2密着巻き部と、を有し、前記第1密着巻き部の径は、前記第2密着巻き部の径よりも小さく、前記粗巻き部の径は、前記第1密着巻き部の径よりも小さいことを特徴とする。
また、本発明にかかるコンタクトプローブは、上記の発明において、前記第1フランジ部は、前記第1接触部に連なる側と反対側の端部がテーパ状をなすことを特徴とする。
また、本発明にかかるプローブユニットは、軸線方向に沿って伸縮可能な導電性のコンタクトプローブであって、一方の接触対象に接触する第1接触部材と、他方の接触対象に接触し、前記第1接触部材の少なくとも一部を収容可能な第2接触部材と、螺旋状に巻回されてなり、少なくとも前記第2接触部材に保持される端部における外周の径が、他の部分の径よりも大きく、各端部で前記第1接触部材および前記第2接触部材を伸縮自在に連結するバネ部材と、を有するコンタクトプローブと、複数の前記コンタクトプローブをそれぞれ保持する複数のホルダ孔が形成されているプローブホルダと、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかるプローブユニットは、上記の発明において、前記第1接触部材は、当該第1接触部材の最大径を有するフランジ部を有し、前記コンタクトプローブが前記プローブホルダに保持された状態において、前記フランジ部の少なくとも一部が、前記第2接触部材の内部に位置していることを特徴とする。
また、本発明にかかるプローブユニットは、上記の発明において、前記第1接触部材は、当該第1接触部材の最大径を有するフランジ部を有し、前記コンタクトプローブが前記プローブホルダに保持された状態において、前記フランジ部が、前記第2接触部材の外部に位置していることを特徴とする。
また、本発明にかかるプローブユニットは、上記の発明において、前記プローブホルダは、一枚板からなることを特徴とする。
また、本発明にかかるプローブユニットは、上記の発明において、前記第2接触部材は、前記他方の接触対象に接触する先端部と、前記先端部から、内周の径が一様な筒状をなして延びる筒状部と、前記筒状部の外周に設けられるフランジ部と、を有し、前記筒状部には、当該筒状部の前記先端部側と反対側の端部から延びるスリットが形成されていることを特徴とする。
本発明にかかるコンタクトプローブは、パイプ部材を用いた構成において細径化をはかることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかるプローブユニットの構成を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。 図3は、本発明の実施の形態1にかかるコンタクトプローブの構成を示す部分断面図である。 図4Aは、本発明の実施の形態1にかかるコンタクトプローブの収縮態様を説明する図である。 図4Bは、本発明の実施の形態1にかかるコンタクトプローブの収縮態様を説明する図である。 図5は、本発明の実施の形態1の変形例1にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す断面図である。 図6は、本発明の実施の形態1の変形例2にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。 図7は、本発明の実施の形態1の変形例2にかかるコンタクトプローブの構成を示す部分断面図である。 図8は、本発明の実施の形態1の変形例3にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。 図9は、本発明の実施の形態1の変形例4にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。 図10は、本発明の実施の形態1の変形例5にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。 図11は、本発明の実施の形態1の変形例6にかかるコンタクトプローブの構成を示す部分断面図である。 図12は、本発明の実施の形態1の変形例7にかかるコンタクトプローブの構成を示す部分断面図である。 図13は、本発明の実施の形態2にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎず、従って、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかるプローブユニットの構成を示す斜視図である。図1に示すプローブユニット1は、検査対象物である半導体集積回路100の電気特性検査を行う際に使用する装置であって、半導体集積回路100と半導体集積回路100へ検査用信号を出力する回路基板200との間を電気的に接続する装置である。
プローブユニット1は、長手方向の両端で互いに異なる二つの被接触体である半導体集積回路100および回路基板200に接触する導電性のコンタクトプローブ2(以下、単に「プローブ2」という)と、複数のプローブ2を所定のパターンにしたがって収容して保持するプローブホルダ3と、プローブホルダ3の周囲に設けられ、検査の際に複数のプローブ2と接触する半導体集積回路100の位置ずれが生じるのを抑制するホルダ部材4と、を有する。例えば、隣り合うプローブ2間の距離(ピッチ)は0.8mmである。
図2は、本発明の実施の形態1にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図であって、プローブホルダ3に収容されるプローブ2の詳細な構成を示す図である。図3は、本発明の実施の形態1にかかるコンタクトプローブの構成を示す部分断面図である。図3に示すプローブ2は、外部から重力以外の荷重が加わっていない状態を示す図である。図2、3に示すプローブ2は、導電性材料を用いて形成され、半導体集積回路100の検査を行なうときにその半導体集積回路100の接続用電極に接触するプランジャ21と、検査回路を備えた回路基板200の電極に接触するパイプ部材22と、各端部でプランジャ21とパイプ部材22とを伸縮自在に連結するバネ部材23とを備える。プローブ2を構成するプランジャ21、パイプ部材22およびバネ部材23は同一の軸線を有している。具体的には、プランジャ21、パイプ部材22およびバネ部材23は、各々の中心軸が軸線N(図2参照)と一致する。ここでいう一致とは多少の傾斜を含んでいる。プローブ2は、半導体集積回路100をコンタクトさせた際に、バネ部材23が軸線N方向に伸縮することによって半導体集積回路100の接続用電極への衝撃を和らげるとともに、半導体集積回路100および回路基板200に荷重を加える。
プランジャ21は、クラウン形状をなす先端部21aと、先端部21aの径と比して大きい径を有するフランジ部21bと、フランジ部21bを介して先端部21aと反対側に延び、フランジ部21bと比して径が小さく、バネ部材23の端部が圧入されるボス部21cと、ボス部21cを介してフランジ部21bと反対側に延び、ボス部21cと比して若干径の小さい基端部21dとを有する。このプランジャ21は、バネ部材23の伸縮作用によって軸線方向に移動が可能であり、バネ部材23の弾性力によって半導体集積回路100方向に付勢され、半導体集積回路100の電極と接触する。なお、ここでいう径は、軸線Nと直交する平面を切断面とする断面における円の直径をさす。また、ボス部21cは、バネ部材23と連結していればよく、圧入のほか、バネ部材23に合わせた溝をボス部21cに形成して連結するなど、ボス部21cとバネ部材23とは少なくとも嵌合していればよい。
先端部21aは、複数の爪部を有するクラウン状をなしている。複数の爪部は、例えば、互いに同じ錐状をなして突出している。なお、先端部21aは、クラウン形状のほか、先端形状が円錐状や、平面状、平板状をなしていてもよい。
フランジ部21bは、先端部21aに連なる側と反対側の端部がテーパ状をなしている。なお、本実施の形態1のように、プローブホルダ3に配設した状態においてフランジ部21bの一部がパイプ部材22に収容されている場合や、重力以外の荷重が加わっていない状態においてフランジ部21bの一部がパイプ部材22に収容されている場合は、テーパ状をなしていなくてもよい。
パイプ部材22は、有底筒状をなしている。パイプ部材22は、回路基板200上に形成された電極に当接する先鋭端を有する先端部22aと、先端部22aの基端から延び、筒状をなす筒状部22bと、筒状部22bの外表面から突出してなるフランジ部22cとを有する。
先端部22aは、先端にいくにしたがって厚さが薄くなっている。
筒状部22bの外周のなす径は、例えば0.4mm以上0.65mm以下である。また、筒状部22bの内周のなす径は、一様であり、フランジ部21bの径と同等か、この径以上となっている。なお、ここでいう「同等」とは、製造上の誤差や、フランジ部21bが摺動可能な径を含む許容範囲を有している。
フランジ部22cは、先端部22a側から反対側に向けて突出長さが小さくなるテーパ状をなしている。
バネ部材23は、例えば、同一の線材を巻回してなる。バネ部材23は、所定のピッチで巻回されてなる粗巻き部23aと、パイプ部材22に当接する側の端部に設けられる密着巻き部23bとを有する。粗巻き部23aは、軸線N方向で隣り合う線材の間隔Dsが、予め設定された長さとなっている。密着巻き部23bは、軸線N方向で隣り合う線材同士が接触している。粗巻き部23aの外周のなす径は、密着巻き部23bの外周のなす径よりも小さい。バネ部材23は、例えば、重力以外の荷重が加わっていない状態において、粗巻き部23aの内周のなす径が、ボス部21cの径と同等、またはこの径より小さく、密着巻き部23bの外周のなす径が、筒状部22bの内周面のなす径以上となっている。粗巻き部23aの端部は、ボス部21cに圧入され、フランジ部21bに当接している。粗巻き部23aのボス部21cに圧入される部分は、軸線N方向で隣り合う線材間のピッチが小さくなっていたり、接していたりする場合がある。一方、密着巻き部23bは、例えば、先端部22aと筒状部22bとの境界近傍の内周面に圧入して保持されている。プランジャ21とバネ部材23とは、バネの巻き付き力および/または半田付けによって接合されている。また、パイプ部材22とバネ部材23とは、圧接および/または半田付けによって接合されている。
本実施の形態1では、コンタクトプローブ2におけるバネ部材23の中心軸(軸線N)方向の自然状態の長さを、筒状部22bの中心軸(軸線N)方向の長さよりも小さくしている(図3参照)。このため、プローブホルダ3に配設し、かつ半導体集積回路100および回路基板200からの荷重が加わっていない場合や、自然状態のプローブ2において、フランジ部21bの少なくとも一部が、筒状部22b内に位置する。ここでいう自然状態とは、重力以外の荷重が加わっていない状態のことをさす。
本実施の形態1にかかるプローブ2は、パイプ部材22をかしめていないため、細径化した場合であってもプローブ2を作製することが可能である。
プローブホルダ3は、樹脂、マシナブルセラミック、シリコンなどの絶縁性材料を用いて形成され、図2の上面側に位置する第1部材31と下面側に位置する第2部材32とが積層されてなる。第1部材31および第2部材32には、複数のプローブ2を収容するためのホルダ孔33および34がそれぞれ同数ずつ形成され、プローブ2を収容するホルダ孔33および34は、互いの軸線が一致するように形成されている。ホルダ孔33および34の形成位置は、半導体集積回路100の配線パターンに応じて定められる。
ホルダ孔33および34は、ともに貫通方向に沿って径が異なる段付き孔形状をなしている。すなわち、ホルダ孔33は、プローブホルダ3の上端面に開口を有する小径部33aと、この小径部33aよりも径が大きい大径部33bとからなる。他方、ホルダ孔34は、プローブホルダ3の下端面に開口を有する小径部34aと、この小径部34aよりも径が大きい大径部34bとからなる。これらのホルダ孔33および34の形状は、収容するプローブ2の構成に応じて定められる。プランジャ21のフランジ部21bは、ホルダ孔33の小径部33aと大径部33bとの境界壁面に当接することにより、プローブ2のプローブホルダ3からの抜止機能を有する。また、パイプ部材22のフランジ部22cは、ホルダ孔34の小径部34aと大径部34bとの境界壁面に当接することにより、プローブ2のプローブホルダ3からの抜止機能を有する。
図4Aおよび図4Bは、本発明の実施の形態1にかかるコンタクトプローブの収縮態様を説明する図である。図4Aは、パイプ部材22が回路基板200と接触し、かつプランジャ21の先端部21aには荷重が加わっていない状態を示す図である。図4Bは、図4Aに示す状態に対して、半導体集積回路100を接触させた検査状態を示す図である。
プローブユニット1に半導体集積回路100および回路基板200からの荷重が加わっていない場合、プローブ2は、図2に示すように、フランジ部21bがホルダ孔33の段部に係止するとともに、フランジ部22cがホルダ孔34の段部に係止している。この際、フランジ部21bの一部が、筒状部22bの内部に収容されている。このため、プランジャ21の軸線と、パイプ部材22の軸線とのずれを抑制することができる。なお、図2では、プローブ2がプローブホルダ3に保持されている状態を示しているが、プローブホルダ3から取り外したプローブ2は、軸線N方向の長さが、図2の状態における軸線N方向の長さよりも大きくなることがある。
プローブユニット1に回路基板200を取り付けると、図4Aに示すように、パイプ部材22が回路基板200から荷重を受けて、プローブホルダ3内に収納される。この際、筒状部22bの先端部22a側と反対側の端部が、小径部33aと大径部33bとがなす段部に近づく。
図4Aの状態において、プランジャ21に半導体集積回路100を接触させると、図4Bに示すように、プランジャ21が半導体集積回路100から荷重を受けて、パイプ部材22の内部に入り込む。この際、プランジャ21は、受けた荷重によって傾斜するなどして、一部が筒状部22bと接触している。図4Bに示すような半導体集積回路100の検査時に回路基板200から半導体集積回路100に供給される検査用信号は、回路基板200の電極からプローブ2のパイプ部材22、プランジャ21を経由して半導体集積回路100の接続用電極へ到達する。このように、プローブ2では、プランジャ21とパイプ部材22とを介して導通するため、電気信号の導通経路を最小にすることができる。
上述した実施の形態1によれば、プランジャ21、パイプ部材22およびバネ部材23からなるプローブ2において、一様な径を有する筒状部22bの内部にバネ部材23を配設し、バネ部材23がプランジャ21と連結するようにしたので、パイプ部材22をかしめる必要がなくプローブ2を作製することが可能であり、パイプ部材を用いた構成において細径化をはかることができる。実施の形態1にかかるプローブ2は、バネ部材23の一端部がボス部21cを保持し、他端部が筒状部22bに保持されているため、バネ部材23によりプランジャ21がパイプ部材22から離脱することを防止している。一方で、従来のようにパイプ部材をかしめてプローブを作製する構成では、パイプ部材の径が0.4mm程度であるとかしめが困難であり、作製することができない場合がある。
(実施の形態1の変形例1)
図5は、本発明の実施の形態1の変形例1にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す断面図である。上述した実施の形態1では、先端部22aが先端に向けて厚さが薄くなるものとして説明したが、これに限らない。パイプ部材22の先端部の強度を大きくするには、厚さが厚い方が好ましい。例えば、スイープカットドリルを用いた切削によって、図5に示す先端部22dのように、先端の厚さを厚くしてもよい。また、先端部の形状は、図2や図5に示すような錐状をなすもののほか、クラウン状をなすものであってもよいし、柱状をなすものであってもよいし、筒状をなすものであってもよい。また、先端部22aの先端において、軸線N方向に貫通する貫通孔を形成してもよい。
(実施の形態1の変形例2)
図6は、本発明の実施の形態1の変形例2にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。図7は、本発明の実施の形態1の変形例2にかかるコンタクトプローブの構成を示す部分断面図である。図7に示すプローブ2Aは、外部から重力以外の荷重が加わっていない状態を示す図である。上述した実施の形態1では、プローブユニット1に半導体集積回路100および回路基板200からの荷重が加わっていない場合、プローブ2のフランジ部21bの一部が、筒状部22bの内部に収容されているものとして説明したが、これに限らない。例えば、図6に示すプローブ2Aのように、プローブユニット1に半導体集積回路100および回路基板200からの荷重が加わっていない場合に、フランジ部21bがパイプ部材の外部に位置していてもよい。プローブ2Aは、上述したプローブ2において、パイプ部材22に代えてパイプ部材22Aを備える。パイプ部材22Aは、パイプ部材22の筒状部22bに代えて筒状部22eを有する。筒状部22eは、軸線方向の長さが、筒状部22bよりも短くなっている。
本変形例2では、コンタクトプローブ2Aにおけるバネ部材23の中心軸(軸線N)方向の自然状態の長さを、筒状部22eの中心軸(軸線N)方向の長さよりも大きくしている(図7参照)。このため、プローブホルダ3に配設し、かつ半導体集積回路100および回路基板200からの荷重が加わっていない場合や、自然状態のプローブ2Aにおいて、フランジ部21bが、筒状部22eの外部に位置する。この場合、フランジ部21bの先端部21a側と反対側の端部をテーパ状とすることによって、プランジャ21のパイプ部材22Aへの進入を円滑に行うことができる。
(実施の形態1の変形例3)
図8は、本発明の実施の形態1の変形例3にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。本変形例3にかかるプローブ2Bは、上述したプローブ2のパイプ部材22に代えてパイプ部材22Bを備える。パイプ部材22Bは、上述したパイプ部材22の構成に加え、第2フランジ部22fを有している。第2フランジ部22fは、筒状部22bの端部であって、先端部22aに連なる側と反対側の端部に設けられている。これにより、プローブ2Bがホルダ孔33、34に収容されている状態において、プローブ2Bの傾きを抑制することが可能である。
(実施の形態1の変形例4)
図9は、本発明の実施の形態1の変形例4にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。上述した実施の形態1では、プローブホルダ3が、段付き孔形状をなすホルダ孔33が形成されている第1部材31と、段付き形状をなすホルダ孔34が形成されている第2部材32とからなるものとして説明したが、これに限らない。図9に示すように、段付き形状をなすホルダ孔37が複数形成されている第1部材35と、一様な径を有するホルダ孔38が複数形成されている第2部材36とからなるプローブホルダ3Aであっても適用可能である。プローブ2を収容するホルダ孔37および38は、互いの軸線が一致するように形成されている。
ホルダ孔37は、貫通方向に沿って径が異なる段付き孔形状をなしている。すなわち、ホルダ孔37は、プローブホルダ3の下端面に開口を有する小径部37aと、この小径部37aよりも径が大きい大径部37bとからなる。ホルダ孔38は、大径部37bよりも小さく、かつ先端部21aよりも大きい径を有する。
プランジャ21のフランジ部21bは、ホルダ孔37の大径部37bとホルダ孔38との境界壁面に当接することにより、プローブ2のプローブホルダ3からの抜止機能を有する。また、パイプ部材22のフランジ部22cは、ホルダ孔37の小径部37aと大径部37bとの境界壁面に当接することにより、プローブ2のプローブホルダ3からの抜止機能を有する。
(実施の形態1の変形例5)
図10は、本発明の実施の形態1の変形例5にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。上述した実施の形態1では、プローブホルダ3が、段付き形状をなすホルダ孔33が形成されている第1部材31と、段付き形状をなすホルダ孔34が形成されている第2部材32とからなるものとして説明したが、これに限らない。図10に示すように、一枚板からなるプローブホルダ3Bであっても適用可能である。
プローブホルダ3Bは、樹脂、シリコンなどの弾性変形可能な絶縁性材料を用いて形成されてなる。プローブホルダ3Bには、複数のプローブ2を収容するためのホルダ孔39が複数形成されている。ホルダ孔39の形成位置は、半導体集積回路100の配線パターンに応じて定められる。
ホルダ孔39は、貫通方向に沿って径が異なる段付き孔形状をなしている。すなわち、ホルダ孔39は、プローブホルダ3Bの上端面に開口を有する第1小径部39aと、この第1小径部39aよりも径が大きい大径部39bと、プローブホルダ3の下端面に開口を有する第2小径部39cとからなる。第2小径部39cは、筒状部22bの外周のなす径よりも大きく、フランジ部22cの最大径よりも小さい。これらのホルダ孔39の形状は、収容するプローブ2の構成に応じて定められる。プランジャ21のフランジ部21bは、第1小径部39aと大径部39bとの境界壁面に当接することにより、プローブ2のプローブホルダ3Bからの抜止機能を有する。また、パイプ部材22のフランジ部22cは、大径部39bと第2小径部39cとの境界壁面に当接することにより、プローブ2のプローブホルダ3Bからの抜止機能を有する。
プローブホルダ3Bにプローブ2を配設するには、プローブ2を、プランジャ21側から第2小径部39cに挿入する。この際、第2小径部39cは、フランジ部22cが圧入されて変形した後、元の形状に戻る。これにより、プローブ2をホルダ孔39内に配設しつつ、第2小径部39cとフランジ部22cとを係止させて、プローブ2のプローブホルダ3Bからの抜止機能を付与することができる。
また、本変形例5において、フランジ部22cがテーパ状をなしているため、ホルダ孔39、特に第2小径部39cへの挿入性を向上することができる。
(実施の形態1の変形例6)
図11は、本発明の実施の形態1の変形例6にかかるコンタクトプローブの構成を示す部分断面図である。図11に示すプローブ2Cは、外部から重力以外の荷重が加わっていない状態を示す図である。本変形例6にかかるプローブ2Cは、上述したプローブ2のパイプ部材22に代えてパイプ部材22Cを備える。パイプ部材22Cは、上述したパイプ部材22の筒状部22bにスリット22gを形成したものである。スリット22gは、筒状部22bの端部であって、先端部22aに連なる側と反対側の端部から、フランジ部22cの先端部22a側の端部にわたって設けられている。これにより、例えば、変形例5に示すプローブホルダ3Bのホルダ孔39にプローブ2Cを挿入する際、筒状部22bやフランジ部22cが第2小径部39cに差し掛かった際に、筒状部22bやフランジ部22cの外径が縮径する。パイプ部材22Cの外径が縮径することによって、プローブ2Cをホルダ孔39に一段と容易に挿入することができる。なお、プローブ2Cにおけるバネ部材23の中心軸(軸線N)方向の自然状態の長さは、パイプ部材22Cを縮径させるために、筒状部22bの中心軸(軸線N)方向の長さよりも大きくすることが好ましい。
(実施の形態1の変形例7)
図12は、本発明の実施の形態1の変形例7にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。本変形例3にかかるプローブ2Dは、上述したプローブ2の構成に対し、プランジャ21に代えてプランジャ21Aを備えるとともに、スリーブ24をさらに備える。なお、バネ部材23の粗巻き部23a、およびプローブホルダ3の小径部33aは、プランジャ21Aに合わせて径を小さくしている。
プランジャ21Aは、上述したプランジャ21の外径を小さくしたものである。プランジャ21Aは、クラウン形状をなす先端部21eと、先端部21eの径と比して大きい径を有するフランジ部21fと、フランジ部21fを介して先端部21eと反対側に延び、フランジ部21fと比して径の小さい、バネ部材23の端部が圧入されるボス部21gと、ボス部21gを介してフランジ部21fと反対側に延び、ボス部21gと比して若干径の小さい基端部21hとを有する。このプランジャ21Aは、バネ部材23の伸縮作用によって軸線方向に移動が可能であり、バネ部材23の弾性力によって半導体集積回路100方向に付勢され、半導体集積回路100の電極と接触する。
スリーブ24は、導電性材料を用いて形成され、筒状をなしている。スリーブ24は、フランジ部21fが圧入するとともに、外表面が筒状部22bと摺動可能に接触する。この際、スリーブ24の先端部21e側の端部は、フランジ部21fの先端部21e側の面と同じ位置か、この位置よりも基端側に位置する。また、スリーブ24は、フランジ部21fと連結していればよく、圧入のほか、スリーブ24の内周とフランジ部21fの外周とに互いに嵌め合い可能な溝を形成して連結するなど、スリーブ24とフランジ部21fとは少なくとも嵌合していればよい。
プランジャ21Aのフランジ部21fは、ホルダ孔33の小径部33aと大径部33bとの境界壁面に当接することにより、プローブ2Aのプローブホルダ3からの抜止機能を有する。
上述したプローブ2Dは、半導体集積回路100や回路基板200から荷重が加わると、図4A、図4Bに示すプローブ2と同様に動作する。プローブ2Dでは、外部から荷重が加わると、プランジャ21Aとスリーブ24とが一体的に移動し、スリーブ24が筒状部22bに対して摺動する。半導体集積回路100の検査時に回路基板200から半導体集積回路100に供給される検査用信号は、回路基板200の電極からプローブ2Dのパイプ部材22、スリーブ24、プランジャ21Aを経由して半導体集積回路100の接続用電極へ到達する。このように、プローブ2Dでは、プランジャ21Aと、スリーブ24と、パイプ部材22とを介して導通するため、電気信号の導通経路を最小にすることができる。また、本変形例7においても、パイプ部材22をかしめる必要がなくプローブ2Dを作製することが可能であり、パイプ部材を用いた構成において細径化をはかることができる。
なお、本変形例7のバネ部材23において、粗巻き部23aがボス部21gに連結する構成に代えて、粗巻き部23aがスリーブ24に連結する構成としてもよい。
また、本変形例7において、スリーブ24の外周にフランジを設けて、このフランジをホルダ孔33の段部に当接させて、プローブ2Aのプローブホルダ3からの抜止機能を確保するようにしてもよい。
(実施の形態2)
図13は、本発明の実施の形態2にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。上述した実施の形態1では、プローブ2が、プランジャ21、パイプ部材22およびバネ部材23からなるものとして説明したが、これに限らない。本実施の形態2では、プローブ2Eが、二つのパイプ部材と、バネ部材とからなる。
プローブ2Eは、第1パイプ部材25と、第2パイプ部材であるパイプ部材22(以下、第2パイプ部材22という)と、バネ部材23Aとを有する。
第1パイプ部材25は、有底筒状をなしている。第1パイプ部材25は、半導体集積回路100上に形成された電極に当接する先鋭端を有する先端部25aと、先端部25aの基端から延び、筒状をなす筒状部25bと、筒状部25bの外表面から突出してなるフランジ部25cとを有する。
先端部25aは、例えば、同じ厚さを有する。なお、先端にいくにしたがって厚さが薄くなるようにしてもよいし、厚くなるようにしてもよい。
筒状部25bの外周のなす径は、筒状部22bの内周のなす径よりも小さい。
フランジ部25cは、先端部25a側から反対側に向けて突出長さが小さくなるテーパ状をなしている。フランジ部25cの最大径は、筒状部22bの内周のなす径と同等か、この径以下となっている。
バネ部材23Aは、第1パイプ部材25と第2パイプ部材22とが形成する中空空間に位置している。また、バネ部材23Aは、第1パイプ部材25に当接する側の端部に設けられる第1密着巻き部23cと、所定のピッチで巻回されてなる粗巻き部23dと、第2パイプ部材22に当接する側の端部に設けられる第2密着巻き部である密着巻き部23b(以下、第2密着巻き部23bという)とを有する。第1密着巻き部23cの外周のなす径は、第2密着巻き部23bの外周のなす径より小さい。粗巻き部23dの外周のなす径は、第1密着巻き部23cおよび第2密着巻き部23bの外周のなす径よりも小さい。
バネ部材23Aは、例えば、同一の線材を巻回してなり、重力以外の荷重が加わっていない状態において、第1密着巻き部23cの外周のなす径が、筒状部25bの内周のなす径と同等、またはこの径より大きい。第1密着巻き部23cは、例えば、先端部25aと筒状部25bとの境界近傍の内周面に圧入している。一方、第2密着巻き部23bは、例えば、先端部22aと筒状部22bとの境界近傍の内周面に圧入している。第1パイプ部材25とバネ部材23Aとは、圧接および/または半田付けによって接合されている。また、第2パイプ部材22とバネ部材23Aとは、圧接および/または半田付けによって接合されている。
上述したプローブ2Eは、半導体集積回路100や回路基板200から荷重が加わると、図4A、図4Bに示すプローブ2と同様に動作する。半導体集積回路100の検査時に回路基板200から半導体集積回路100に供給される検査用信号は、回路基板200の電極からプローブ2Eの第2パイプ部材22、第1パイプ部材25を経由して半導体集積回路100の接続用電極へ到達する。このように、プローブ2Eでは、第1パイプ部材25と第2パイプ部材22とを介して導通するため、電気信号の導通経路を最小にすることができる。
上述した実施の形態2によれば、第1パイプ部材25、第2パイプ部材22およびバネ部材23Aからなるプローブ2Eにおいて、一様な径を有する筒状部22bの内部にバネ部材23Aを配設し、バネ部材23が第1パイプ部材25と連結するようにしたので、第2パイプ部材22をかしめる必要がなくプローブ2Eを作製することが可能であり、パイプ部材を用いた構成において細径化をはかることができる。実施の形態2にかかるプローブ2Eは、バネ部材23Aの一端部が筒状部25bに保持され、他端部が筒状部22bに保持されているため、バネ部材23Aにより第1パイプ部材25が第2パイプ部材22から離脱することを防止している。
以上のように、本発明にかかるコンタクトプローブおよびプローブユニットは、パイプ部材を用いた構成において細径化をはかるのに適している。
1 プローブユニット
2、2A、2B、2C、2D、2E コンタクトプローブ(プローブ)
3、3A、3B プローブホルダ
21 プランジャ
21a、22a、22d、24a 先端部
21b、22c、24c フランジ部
21c ボス部
21d 基端部
22、22A、22B、22C パイプ部材
22b、24b、22e 筒状部
22f 第2フランジ部
22g スリット
23、23A バネ部材
23a、23d 粗巻き部
23b 密着巻き部
23c 第1密着巻き部
24 スリーブ
25 第1パイプ部材
31、35 第1部材
32、36 第2部材
33、34、37、38、39 ホルダ孔
33a、34a、37a 小径部
33b、34b、37b、39b 大径部
39a 第1小径部
39c 第2小径部
100 半導体集積回路
200 回路基板

Claims (11)

  1. 軸線方向に沿って伸縮可能な導電性のコンタクトプローブであって、
    一方の接触対象に接触する第1接触部材と、
    他方の接触対象に接触し、前記第1接触部材の少なくとも一部を収容可能な第2接触部材と、
    各端部で前記第1接触部材および前記第2接触部材を伸縮自在に連結するバネ部材と、
    を備え、
    前記第1接触部材は、
    前記一方の接触対象に接触する第1先端部と、
    前記第1先端部の基端に設けられる第1フランジ部と、
    前記バネ部材に嵌合して該バネ部材と連結するボス部と、
    を有し、
    前記第2接触部材は、
    前記他方の接触対象に接触する第2先端部と、
    前記第2先端部から、内周の径が一様な筒状をなして延びており、前記バネ部材の少なくとも一部を収容する筒状部と、
    前記筒状部の外周に設けられる第2フランジ部と、
    を有し、
    前記バネ部材は、螺旋状に巻回されてなり、少なくとも前記第2接触部材に保持される端部における外周の径が、他の部分の径よりも大きく、
    前記第2接触部材の前記第1接触部材を収容する側の端部の内周のなす径が、前記第1接触部材の最大径以上である
    ことを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 自然状態における前記バネ部材の前記軸線方向の長さが、前記筒状部の軸線方向の長さよりも小さい
    ことを特徴とする請求項に記載のコンタクトプローブ。
  3. 自然状態における前記バネ部材の前記軸線方向の長さが、前記筒状部の軸線方向の長さよりも大きい
    ことを特徴とする請求項に記載のコンタクトプローブ。
  4. 前記第1フランジ部が嵌合するとともに、外表面が前記筒状部と摺動可能に接触するスリーブ、
    をさらに備えることを特徴とする請求項に記載のコンタクトプローブ。
  5. 前記バネ部材は、
    内周が前記第1接触部材に接触し、予め設定された間隔をもって巻回されている粗巻き部と、
    前記粗巻き部から延設され、外周が前記筒状部に接触する密着巻き部と、
    を有し、
    前記密着巻き部の径は、前記粗巻き部の径より大きい
    ことを特徴とする請求項のいずれか一つに記載のコンタクトプローブ。
  6. 軸線方向に沿って伸縮可能な導電性のコンタクトプローブであって、
    一方の接触対象に接触する第1接触部材と、
    他方の接触対象に接触し、前記第1接触部材の少なくとも一部を収容可能な第2接触部材と、
    各端部で前記第1接触部材および前記第2接触部材を伸縮自在に連結するバネ部材と、
    を備え、
    前記第1接触部材は、
    前記一方の接触対象に接触する第1先端部と、
    前記第1先端部から筒状をなして延びる第1筒状部と、
    前記第1筒状部の外周に設けられる第1フランジ部と、
    を有し、
    前記第2接触部材は、
    前記他方の接触対象に接触する第2先端部と、
    前記第2先端部から、内周の径が一様な筒状をなして延びる第2筒状部と、
    前記第2筒状部の外周に設けられる第2フランジ部と、
    を有し、
    前記バネ部材は、螺旋状に巻回されてなり、前記第1および第2筒状部が形成する中空空間に位置し、少なくとも前記第2接触部材に保持される端部における外周の径が、他の部分の径よりも大きく、
    前記第2接触部材の前記第1接触部材を収容する側の端部の内周のなす径が、前記第1接触部材の最大径以上である
    ことを特徴とするンタクトプローブ。
  7. 前記バネ部材は、
    外周が前記第1筒状部に接触する第1密着巻き部と、
    前記第1密着巻き部から延設され、予め設定された間隔をもって巻回されている粗巻き部と、
    前記粗巻き部の前記第1密着巻き部側と反対側の端部に設けられ、外周が前記第2筒状部に接触する第2密着巻き部と、
    を有し、
    前記第1密着巻き部の径は、前記第2密着巻き部の径よりも小さく、
    前記粗巻き部の径は、前記第1密着巻き部の径よりも小さい
    ことを特徴とする請求項に記載のコンタクトプローブ。
  8. 前記第1フランジ部は、前記第1先端部に連なる側と反対側の端部がテーパ状をなす
    ことを特徴とする請求項またはに記載のコンタクトプローブ。
  9. 軸線方向に沿って伸縮可能な導電性のコンタクトプローブであって、一方の接触対象に接触する第1接触部材と、他方の接触対象に接触し、前記第1接触部材の少なくとも一部を収容可能な第2接触部材と、螺旋状に巻回されてなり、少なくとも前記第2接触部材に保持される端部における外周の径が、他の部分の径よりも大きく、各端部で前記第1接触部材および前記第2接触部材を伸縮自在に連結するバネ部材と、を有し、前記第2接触部材の前記第1接触部材を収容する側の端部の内周のなす径が、前記第1接触部材の最大径以上であるコンタクトプローブと、
    複数の前記コンタクトプローブをそれぞれ保持する複数のホルダ孔が形成されているプローブホルダと、
    を備え
    前記第1接触部材は、当該第1接触部材の最大径を有するフランジ部を有し、
    前記コンタクトプローブが前記プローブホルダに保持された状態において、前記フランジ部の少なくとも一部が、前記第2接触部材の内部に位置している
    ことを特徴とするプローブユニット。
  10. 軸線方向に沿って伸縮可能な導電性のコンタクトプローブであって、一方の接触対象に接触する第1接触部材と、他方の接触対象に接触し、前記第1接触部材の少なくとも一部を収容可能な第2接触部材と、螺旋状に巻回されてなり、少なくとも前記第2接触部材に保持される端部における外周の径が、他の部分の径よりも大きく、各端部で前記第1接触部材および前記第2接触部材を伸縮自在に連結するバネ部材と、を有し、前記第2接触部材の前記第1接触部材を収容する側の端部の内周のなす径が、前記第1接触部材の最大径以上であるコンタクトプローブと、
    複数の前記コンタクトプローブをそれぞれ保持する複数のホルダ孔が形成されているプローブホルダと、
    を備え、
    前記第1接触部材は、当該第1接触部材の最大径を有するフランジ部を有し、
    前記コンタクトプローブが前記プローブホルダに保持された状態において、前記フランジ部が、前記第2接触部材の外部に位置している
    ことを特徴とするローブユニット。
  11. 軸線方向に沿って伸縮可能な導電性のコンタクトプローブであって、一方の接触対象に接触する第1接触部材と、他方の接触対象に接触し、前記第1接触部材の少なくとも一部を収容可能な第2接触部材と、螺旋状に巻回されてなり、少なくとも前記第2接触部材に保持される端部における外周の径が、他の部分の径よりも大きく、各端部で前記第1接触部材および前記第2接触部材を伸縮自在に連結するバネ部材と、を有し、前記第2接触部材の前記第1接触部材を収容する側の端部の内周のなす径が、前記第1接触部材の最大径以上であるコンタクトプローブと、
    一枚板からなり、複数の前記コンタクトプローブをそれぞれ保持する複数のホルダ孔が形成されているプローブホルダと、
    を備え、
    前記第2接触部材は、
    前記他方の接触対象に接触する先端部と、
    前記先端部から、内周の径が一様な筒状をなして延びる筒状部と、
    前記筒状部の外周に設けられるフランジ部と、
    を有し、
    前記筒状部には、当該筒状部の前記先端部側と反対側の端部から延びるスリットが形成されている
    ことを特徴とするローブユニット。
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