JP6647451B2 - コンタクトプローブおよびプローブユニット - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態1にかかるプローブユニットの構成を示す斜視図である。図1に示すプローブユニット1は、検査対象物である半導体集積回路100の電気特性検査を行う際に使用する装置であって、半導体集積回路100と半導体集積回路100へ検査用信号を出力する回路基板200との間を電気的に接続する装置である。
筒状部22bの外周のなす径は、例えば0.4mm以上0.65mm以下である。また、筒状部22bの内周のなす径は、一様であり、フランジ部21bの径と同等か、この径以上となっている。なお、ここでいう「同等」とは、製造上の誤差や、フランジ部21bが摺動可能な径を含む許容範囲を有している。
フランジ部22cは、先端部22a側から反対側に向けて突出長さが小さくなるテーパ状をなしている。
図5は、本発明の実施の形態1の変形例1にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す断面図である。上述した実施の形態1では、先端部22aが先端に向けて厚さが薄くなるものとして説明したが、これに限らない。パイプ部材22の先端部の強度を大きくするには、厚さが厚い方が好ましい。例えば、スイープカットドリルを用いた切削によって、図5に示す先端部22dのように、先端の厚さを厚くしてもよい。また、先端部の形状は、図2や図5に示すような錐状をなすもののほか、クラウン状をなすものであってもよいし、柱状をなすものであってもよいし、筒状をなすものであってもよい。また、先端部22aの先端において、軸線N方向に貫通する貫通孔を形成してもよい。
図6は、本発明の実施の形態1の変形例2にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。図7は、本発明の実施の形態1の変形例2にかかるコンタクトプローブの構成を示す部分断面図である。図7に示すプローブ2Aは、外部から重力以外の荷重が加わっていない状態を示す図である。上述した実施の形態1では、プローブユニット1に半導体集積回路100および回路基板200からの荷重が加わっていない場合、プローブ2のフランジ部21bの一部が、筒状部22bの内部に収容されているものとして説明したが、これに限らない。例えば、図6に示すプローブ2Aのように、プローブユニット1に半導体集積回路100および回路基板200からの荷重が加わっていない場合に、フランジ部21bがパイプ部材の外部に位置していてもよい。プローブ2Aは、上述したプローブ2において、パイプ部材22に代えてパイプ部材22Aを備える。パイプ部材22Aは、パイプ部材22の筒状部22bに代えて筒状部22eを有する。筒状部22eは、軸線方向の長さが、筒状部22bよりも短くなっている。
図8は、本発明の実施の形態1の変形例3にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。本変形例3にかかるプローブ2Bは、上述したプローブ2のパイプ部材22に代えてパイプ部材22Bを備える。パイプ部材22Bは、上述したパイプ部材22の構成に加え、第2フランジ部22fを有している。第2フランジ部22fは、筒状部22bの端部であって、先端部22aに連なる側と反対側の端部に設けられている。これにより、プローブ2Bがホルダ孔33、34に収容されている状態において、プローブ2Bの傾きを抑制することが可能である。
図9は、本発明の実施の形態1の変形例4にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。上述した実施の形態1では、プローブホルダ3が、段付き孔形状をなすホルダ孔33が形成されている第1部材31と、段付き形状をなすホルダ孔34が形成されている第2部材32とからなるものとして説明したが、これに限らない。図9に示すように、段付き形状をなすホルダ孔37が複数形成されている第1部材35と、一様な径を有するホルダ孔38が複数形成されている第2部材36とからなるプローブホルダ3Aであっても適用可能である。プローブ2を収容するホルダ孔37および38は、互いの軸線が一致するように形成されている。
図10は、本発明の実施の形態1の変形例5にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。上述した実施の形態1では、プローブホルダ3が、段付き形状をなすホルダ孔33が形成されている第1部材31と、段付き形状をなすホルダ孔34が形成されている第2部材32とからなるものとして説明したが、これに限らない。図10に示すように、一枚板からなるプローブホルダ3Bであっても適用可能である。
図11は、本発明の実施の形態1の変形例6にかかるコンタクトプローブの構成を示す部分断面図である。図11に示すプローブ2Cは、外部から重力以外の荷重が加わっていない状態を示す図である。本変形例6にかかるプローブ2Cは、上述したプローブ2のパイプ部材22に代えてパイプ部材22Cを備える。パイプ部材22Cは、上述したパイプ部材22の筒状部22bにスリット22gを形成したものである。スリット22gは、筒状部22bの端部であって、先端部22aに連なる側と反対側の端部から、フランジ部22cの先端部22a側の端部にわたって設けられている。これにより、例えば、変形例5に示すプローブホルダ3Bのホルダ孔39にプローブ2Cを挿入する際、筒状部22bやフランジ部22cが第2小径部39cに差し掛かった際に、筒状部22bやフランジ部22cの外径が縮径する。パイプ部材22Cの外径が縮径することによって、プローブ2Cをホルダ孔39に一段と容易に挿入することができる。なお、プローブ2Cにおけるバネ部材23の中心軸(軸線N)方向の自然状態の長さは、パイプ部材22Cを縮径させるために、筒状部22bの中心軸(軸線N)方向の長さよりも大きくすることが好ましい。
図12は、本発明の実施の形態1の変形例7にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。本変形例3にかかるプローブ2Dは、上述したプローブ2の構成に対し、プランジャ21に代えてプランジャ21Aを備えるとともに、スリーブ24をさらに備える。なお、バネ部材23の粗巻き部23a、およびプローブホルダ3の小径部33aは、プランジャ21Aに合わせて径を小さくしている。
図13は、本発明の実施の形態2にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。上述した実施の形態1では、プローブ2が、プランジャ21、パイプ部材22およびバネ部材23からなるものとして説明したが、これに限らない。本実施の形態2では、プローブ2Eが、二つのパイプ部材と、バネ部材とからなる。
筒状部25bの外周のなす径は、筒状部22bの内周のなす径よりも小さい。
フランジ部25cは、先端部25a側から反対側に向けて突出長さが小さくなるテーパ状をなしている。フランジ部25cの最大径は、筒状部22bの内周のなす径と同等か、この径以下となっている。
2、2A、2B、2C、2D、2E コンタクトプローブ(プローブ)
3、3A、3B プローブホルダ
21 プランジャ
21a、22a、22d、24a 先端部
21b、22c、24c フランジ部
21c ボス部
21d 基端部
22、22A、22B、22C パイプ部材
22b、24b、22e 筒状部
22f 第2フランジ部
22g スリット
23、23A バネ部材
23a、23d 粗巻き部
23b 密着巻き部
23c 第1密着巻き部
24 スリーブ
25 第1パイプ部材
31、35 第1部材
32、36 第2部材
33、34、37、38、39 ホルダ孔
33a、34a、37a 小径部
33b、34b、37b、39b 大径部
39a 第1小径部
39c 第2小径部
100 半導体集積回路
200 回路基板
Claims (11)
- 軸線方向に沿って伸縮可能な導電性のコンタクトプローブであって、
一方の接触対象に接触する第1接触部材と、
他方の接触対象に接触し、前記第1接触部材の少なくとも一部を収容可能な第2接触部材と、
各端部で前記第1接触部材および前記第2接触部材を伸縮自在に連結するバネ部材と、
を備え、
前記第1接触部材は、
前記一方の接触対象に接触する第1先端部と、
前記第1先端部の基端に設けられる第1フランジ部と、
前記バネ部材に嵌合して該バネ部材と連結するボス部と、
を有し、
前記第2接触部材は、
前記他方の接触対象に接触する第2先端部と、
前記第2先端部から、内周の径が一様な筒状をなして延びており、前記バネ部材の少なくとも一部を収容する筒状部と、
前記筒状部の外周に設けられる第2フランジ部と、
を有し、
前記バネ部材は、螺旋状に巻回されてなり、少なくとも前記第2接触部材に保持される端部における外周の径が、他の部分の径よりも大きく、
前記第2接触部材の前記第1接触部材を収容する側の端部の内周のなす径が、前記第1接触部材の最大径以上である
ことを特徴とするコンタクトプローブ。 - 自然状態における前記バネ部材の前記軸線方向の長さが、前記筒状部の軸線方向の長さよりも小さい
ことを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。 - 自然状態における前記バネ部材の前記軸線方向の長さが、前記筒状部の軸線方向の長さよりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。 - 前記第1フランジ部が嵌合するとともに、外表面が前記筒状部と摺動可能に接触するスリーブ、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。 - 前記バネ部材は、
内周が前記第1接触部材に接触し、予め設定された間隔をもって巻回されている粗巻き部と、
前記粗巻き部から延設され、外周が前記筒状部に接触する密着巻き部と、
を有し、
前記密着巻き部の径は、前記粗巻き部の径より大きい
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のコンタクトプローブ。 - 軸線方向に沿って伸縮可能な導電性のコンタクトプローブであって、
一方の接触対象に接触する第1接触部材と、
他方の接触対象に接触し、前記第1接触部材の少なくとも一部を収容可能な第2接触部材と、
各端部で前記第1接触部材および前記第2接触部材を伸縮自在に連結するバネ部材と、
を備え、
前記第1接触部材は、
前記一方の接触対象に接触する第1先端部と、
前記第1先端部から筒状をなして延びる第1筒状部と、
前記第1筒状部の外周に設けられる第1フランジ部と、
を有し、
前記第2接触部材は、
前記他方の接触対象に接触する第2先端部と、
前記第2先端部から、内周の径が一様な筒状をなして延びる第2筒状部と、
前記第2筒状部の外周に設けられる第2フランジ部と、
を有し、
前記バネ部材は、螺旋状に巻回されてなり、前記第1および第2筒状部が形成する中空空間に位置し、少なくとも前記第2接触部材に保持される端部における外周の径が、他の部分の径よりも大きく、
前記第2接触部材の前記第1接触部材を収容する側の端部の内周のなす径が、前記第1接触部材の最大径以上である
ことを特徴とするコンタクトプローブ。 - 前記バネ部材は、
外周が前記第1筒状部に接触する第1密着巻き部と、
前記第1密着巻き部から延設され、予め設定された間隔をもって巻回されている粗巻き部と、
前記粗巻き部の前記第1密着巻き部側と反対側の端部に設けられ、外周が前記第2筒状部に接触する第2密着巻き部と、
を有し、
前記第1密着巻き部の径は、前記第2密着巻き部の径よりも小さく、
前記粗巻き部の径は、前記第1密着巻き部の径よりも小さい
ことを特徴とする請求項6に記載のコンタクトプローブ。 - 前記第1フランジ部は、前記第1先端部に連なる側と反対側の端部がテーパ状をなす
ことを特徴とする請求項1または6に記載のコンタクトプローブ。 - 軸線方向に沿って伸縮可能な導電性のコンタクトプローブであって、一方の接触対象に接触する第1接触部材と、他方の接触対象に接触し、前記第1接触部材の少なくとも一部を収容可能な第2接触部材と、螺旋状に巻回されてなり、少なくとも前記第2接触部材に保持される端部における外周の径が、他の部分の径よりも大きく、各端部で前記第1接触部材および前記第2接触部材を伸縮自在に連結するバネ部材と、を有し、前記第2接触部材の前記第1接触部材を収容する側の端部の内周のなす径が、前記第1接触部材の最大径以上であるコンタクトプローブと、
複数の前記コンタクトプローブをそれぞれ保持する複数のホルダ孔が形成されているプローブホルダと、
を備え、
前記第1接触部材は、当該第1接触部材の最大径を有するフランジ部を有し、
前記コンタクトプローブが前記プローブホルダに保持された状態において、前記フランジ部の少なくとも一部が、前記第2接触部材の内部に位置している
ことを特徴とするプローブユニット。 - 軸線方向に沿って伸縮可能な導電性のコンタクトプローブであって、一方の接触対象に接触する第1接触部材と、他方の接触対象に接触し、前記第1接触部材の少なくとも一部を収容可能な第2接触部材と、螺旋状に巻回されてなり、少なくとも前記第2接触部材に保持される端部における外周の径が、他の部分の径よりも大きく、各端部で前記第1接触部材および前記第2接触部材を伸縮自在に連結するバネ部材と、を有し、前記第2接触部材の前記第1接触部材を収容する側の端部の内周のなす径が、前記第1接触部材の最大径以上であるコンタクトプローブと、
複数の前記コンタクトプローブをそれぞれ保持する複数のホルダ孔が形成されているプローブホルダと、
を備え、
前記第1接触部材は、当該第1接触部材の最大径を有するフランジ部を有し、
前記コンタクトプローブが前記プローブホルダに保持された状態において、前記フランジ部が、前記第2接触部材の外部に位置している
ことを特徴とするプローブユニット。 - 軸線方向に沿って伸縮可能な導電性のコンタクトプローブであって、一方の接触対象に接触する第1接触部材と、他方の接触対象に接触し、前記第1接触部材の少なくとも一部を収容可能な第2接触部材と、螺旋状に巻回されてなり、少なくとも前記第2接触部材に保持される端部における外周の径が、他の部分の径よりも大きく、各端部で前記第1接触部材および前記第2接触部材を伸縮自在に連結するバネ部材と、を有し、前記第2接触部材の前記第1接触部材を収容する側の端部の内周のなす径が、前記第1接触部材の最大径以上であるコンタクトプローブと、
一枚板からなり、複数の前記コンタクトプローブをそれぞれ保持する複数のホルダ孔が形成されているプローブホルダと、
を備え、
前記第2接触部材は、
前記他方の接触対象に接触する先端部と、
前記先端部から、内周の径が一様な筒状をなして延びる筒状部と、
前記筒状部の外周に設けられるフランジ部と、
を有し、
前記筒状部には、当該筒状部の前記先端部側と反対側の端部から延びるスリットが形成されている
ことを特徴とするプローブユニット。
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