JP2005069805A - コンタクトプローブおよびそれを用いたコンタクトアセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】 細径化・狭ピッチ化に対応でき、低インダクタンスで接触抵抗のバラツキが少なく、取扱いが容易で信頼性・安定性の高いコンタクトプローブを提供する。
【解決手段】 一端に対象物との接触部11を有し、他端に斜めに形成された摺動面12を有する一対のプランジャ10と、長手方向にスリットを有し、係方向に弾性を有する筒状バネ20とから構成される。プランジャの摺動面は凸状の曲面または球面に形成されており、荷重が集中し、セルフクリーニングが効果的に働く。プランジャの摺動面には段差からなる係止部14を有し、プランジャの接触部側にはストッパ15を有するので、筒状バネの両側からプランジャを挿入して係止部を噛み合わせることでプランジャの脱落が防止される。筒状バネの両端は傾斜を有し、ストッパにはこれに対応する傾斜面を有するので、筒状バネに対するプランジャの方向が拘束され、接触圧が一定になる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、2点間を電気的に接続するコンタクトプローブおよびこれを用いたコンタクトアセンブリに関し、特に例えば半導体デバイスやウェハー等の電気的特性を検査する際に用いられるコンタクトプローブおよびそれを用いたコンタクトアセンブリに関する。
従来のコンタクトプローブには、シリンダ内にプランジャとコイルバネとを収容したコイルバネ式のもの(例えば、特許文献1)と、斜めにカットした一対のプランジャの斜面を対向させて筒状バネに収容した筒状バネ式のもの(例えば、特許文献2)とがあった。
コイルバネ式のものは、一般にポゴピンと呼ばれるもので、コイルバネの付勢力によってプランジャの先端の接触部を対象とする半導体の端子や電極に接触させる際の接触圧を得るものである。
また、筒状バネ式のものは、プランジャの先端の接触部を対象物に押圧することにより、プランジャが斜面に沿って移動し、筒状バネを径方向に押し広げる方向に作用するため、筒状バネの復元力によって所定の接触圧が生起されるものである。
特開2002−343479号公報 特開2003−43065号公報
しかしながら、上記従来のコイルバネ式のコンタクトプローブでは、構造上プランジャとシリンダあるいはコイルバネの接触状態によって接触抵抗に大きなバラツキを生ずるという問題があった。また、高周波信号を扱う場合にはコイルバネのインダクタンス成分を無視できないという問題もあった。
また、コンタクトプローブの電気的接触性能を安定させるためには接触抵抗を十分に低減する必要があるが、上記従来のコイルバネ式のコンタクトプローブでは、コイルバネの付勢力によってプランジャ先端の接触部の接触圧を得ているので、接触抵抗を十分に低減するためにコイルバネの付勢力を十分に確保する必要があり、結果的にコンタクトプローブのサイズが大きくなる。このため、近年の電子機器の高密度実装化に伴って要求されるコンタクトプローブの細径化や狭ピッチ化に対応することが難しいという問題もあった。
一方、上記従来の筒状バネ式のコンタクトプローブでは、斜めにカットした一対のプランジャの斜面全体が接触するために、荷重が分散して結果的に接触抵抗にバラツキを生ずる場合があるという問題があった。また、これを改善するために一対のプランジャの斜面間に球体を挿入する方法が特許文献2において提案されているが、この場合はプランジャを押圧作動することにより球体が転動して摺動しないため、斜面に生じた絶縁性酸化皮膜は破壊されず、接触抵抗のバラツキや接触不良を生ずる場合があった。このことは、特に微小電流において問題となるが、コンタクトプローブの電気的接触性能を安定させるためには接触抵抗を十分に低減する必要があり、一対のプランジャの斜面同士を摺動させることによって表面の絶縁性酸化皮膜を破壊するセルフクリーニング動作が効果的に行われることが好ましい。
また、上記従来の筒状バネ式のコンタクトプローブでは、筒状バネに対するプランジャの斜面の方向は、最初の組み付け状態によって変化し、更には使用により方向が変わる可能性がある。ここで、筒状バネとして、例えば長手方向にスリットを有する円筒バネのように、径方向の復元力が作用する方向によって異なるものが使用されると、筒状バネとプランジャの斜面の相対方向の変化によって、筒状バネから受ける復元力が変化し、プランジャの先端の接触部の接触圧が変化するので、接触抵抗にバラツキを生ずる場合があるという問題があった。
また、上記従来の筒状バネ式のコンタクトプローブは、斜めにカットした一対のプランジャを筒状バネに収容しただけのものであるので、プランジャが筒状バネから脱落し易く、取扱いが容易でないという問題もあった。
それゆえに、本願発明の第1の目的は、細径化・狭ピッチ化に対応でき、低インダクタンスで接触抵抗のバラツキが少なく、信頼性・安定性の高いコンタクトプローブおよびそれを用いたコンタクトアセンブリを提供することである。
また、本願発明の第2の目的は、一対のプランジャが筒状バネから脱落することを防止し、取扱いが容易なコンタクトプローブおよびそれを用いたコンタクトアセンブリを提供することである。
本願発明のコンタクトプローブは、一端に対象物との接触部を有し、他端に斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャと、径方向に弾性を有する筒状の弾性体とを備え、前記一対のプランジャを前記摺動面を対向させた状態で前記摺動面を含む一定範囲を前記筒状の弾性体に収容したコンタクトプローブであって、前記一対のプランジャは一方または双方の摺動面に凸状の曲面部または球面部を有するものである。
本願発明によれば、斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャの摺動面を対向させて径方向に弾性を有する筒状の弾性体に収容し、筒状の弾性体の復元力によってプランジャの接触部の接触圧を得るようにしたので、コンタクトプローブの細径化や狭ピッチ化に対応できる。
また、本願発明によれば、一方または双方のプランジャの摺動面に凸状の曲面部または球面部を設けたので、プランジャの先端の接触部を対象物に押圧作動したときに、プランジャの摺動面が互いに略線接触状態または略点接触状態を保ったまま摺動する。これにより、プランジャの摺動部の荷重が集中し、セルフクリーニング作用が効果的に働くため、絶縁性酸化皮膜が破壊され、接触不良が防止されるとともに、接触抵抗のバラツキが抑制され、信頼性・安定性の高いコンタクトプローブが提供される。
本願発明のコンタクトプローブは、前記一対のプランジャは前記斜めに形成された摺動面の山側に曲面部を有するものである。
本願発明によれば、プランジャの斜めに形成された摺動面の山側に曲面部を設けたので、プランジャの先端の接触部を対象物に押圧作動して一対のプランジャを摺動面に沿ってスライドさせたときに、各プランジャの摺動面の山側が筒状の弾性体に突っかかることなくスムースに移動でき、より信頼性・安定性の高いコンタクトプローブが提供される。
本願発明のコンタクトプローブは、前記一対のプランジャは前記摺動面を対向させて前記筒状の弾性体に収容させた際に互いに係止する係止部を有するものである。
本願発明によれば、プランジャの摺動面に設けた係止部により、一対のプランジャを互いに係止した状態で筒状の弾性体に収容できるので、一対のプランジャが分離して筒状の弾性体から脱落することを防止でき、取扱いが容易なコンタクトプローブが提供される。
また、抜け止めリング等の複雑な機構を設けることなく脱落を防止できるので、細径化・狭ピッチ化への対応性にも優れている。
本願発明のコンタクトプローブは、前記一対のプランジャは前記接触部側に前記筒状の弾性体に収容させた際の脱落を防止するためのストッパを有するものである。
本願発明によれば、プランジャの接触部側にストッパを設けたので、プランジャが筒状の弾性体から脱落することをより確実に防止できる。
本願発明のコンタクトプローブは、前記筒状の弾性体は少なくとも一方の端面に傾斜を有し、前記ストッパは前記筒状の弾性体の端面の傾斜に対応した傾斜面を有するものである。
本願発明によれば、筒状の弾性体の長手方向の端面に傾斜を設け、ストッパに筒状の弾性体の端面の傾斜に対応した傾斜面を設けたので、プランジャが筒状の弾性体の中で周方向に回転することを防止できる。これにより、プランジャの先端の接触面を対象物に押圧した時の筒状の弾性体による復元力のかかり方と作用方向が一定化されるので、接触抵抗のバラツキが抑制され、信頼性・安定性の高いコンタクトプローブが提供される。
本願発明のコンタクトプローブは、前記一対のプランジャは少なくとも一方にはその外周に切り欠きを有し、前記筒状の弾性体は前記プランジャの切り欠きに対応する位置に突起部を有するものである。
本願発明によれば、少なくとも一方のプランジャの外周に切り欠きを設け、筒状の弾性体に対応する突起部を設けたので、プランジャが筒状の弾性体の中で周方向に回転することを防止できる。これにより、プランジャの先端の接触面を対象物に押圧した時の筒状の弾性体による復元力のかかり方と作用方向が一定化されるので、接触抵抗のバラツキが抑制され、信頼性・安定性の高いコンタクトプローブが提供される。
本願発明のコンタクトプローブは、一端に対象物との接触部を有し、他端に斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャと、径方向に弾性を有する筒状の弾性体とを備え、前記一対のプランジャを前記摺動面を対向させた状態で前記摺動面を含む一定範囲を前記筒状の弾性体に収容したコンタクトプローブであって、前記一対のプランジャは前記摺動面を対向させて前記筒状の弾性体に収容させた際に互いに係止する係止部を有するものである。
本願発明によれば、斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャの摺動面を対向させて径方向に弾性を有する筒状の弾性体に収容し、筒状の弾性体の復元力によってプランジャの接触部の接触圧を得るようにしたので、コンタクトプローブの細径化や狭ピッチ化に対応できる。
また、プランジャの摺動面に設けた係止部により一対のプランジャを互いに係止した状態で筒状の弾性体に収容できるので、プランジャが筒状の弾性体から脱落することを防止でき、取扱いが容易なコンタクトプローブが提供される。
また、抜け止めリング等の複雑な機構を設けることなく脱落を防止できるので、細径化・狭ピッチ化への対応性にも優れている。
本願発明のコンタクトプローブは、前記一対のプランジャは前記接触部側に前記筒状の弾性体に収容させた際の脱落を防止するためのストッパを有するものである。
本願発明によれば、プランジャの接触部側にストッパを設けたので、プランジャが筒状の弾性体から脱落することをより確実に防止できる。
本願発明のコンタクトプローブは、前記筒状の弾性体は少なくとも一方の端面に傾斜を有し、前記ストッパは前記筒状の弾性体の端面の傾斜に対応した傾斜面を有するものである。
本願発明によれば、筒状の弾性体の長手方向の端面に傾斜を設け、ストッパに筒状の弾性体の端面の傾斜に対応した傾斜面を設けたので、プランジャが筒状の弾性体の中で周方向に回転することを防止できる。これにより、プランジャの先端の接触面を対象物に押圧した時の筒状の弾性体による復元力のかかり方と作用方向が一定化されるので、接触抵抗のバラツキが抑制され、信頼性・安定性の高いコンタクトプローブが提供される。
本願発明のコンタクトプローブは、前記一対のプランジャは少なくとも一方にはその外周に切り欠きを有し、前記筒状の弾性体は前記プランジャの切り欠きに対応する位置に突起部を有するものである。
本願発明によれば、少なくとも一方のプランジャの外周に切り欠きを設け、筒状の弾性体に対応する突起部を設けたので、プランジャが筒状の弾性体の中で周方向に回転することを防止できる。これにより、プランジャの先端の接触面を対象物に押圧した時の筒状の弾性体の復元力のかかり方が一定化されるので、接触抵抗のバラツキが抑制され、信頼性・安定性の高いコンタクトプローブが提供される。
本願発明のコンタクトプローブは、一端に対象物との接触部を有し、他端に斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャと、径方向に弾性を有する筒状の弾性体とを備え、前記一対のプランジャを前記摺動面を対向させた状態で前記摺動面を含む一定範囲を前記筒状の弾性体に収容したコンタクトプローブであって、前記一対のプランジャは一方または双方の外周に切り欠きを有し、前記筒状の弾性体は前記プランジャの切り欠きに対応する位置に突起部を有するものである。
本願発明によれば、斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャの摺動面を対向させて径方向に弾性を有する筒状の弾性体に収容し、筒状の弾性体の復元力によってプランジャの接触部の接触圧を得るようにしたので、コンタクトプローブの細径化や狭ピッチ化に対応できる。
また、一対のプランジャの一方または双方に切り欠きを設け、筒状の弾性体に対応する突起部を設けたので、プランジャが筒状の弾性体の中で周方向に回転することを防止できるとともに、プランジャが筒状の弾性体から脱落することを防止できる。これにより、プランジャの先端の接触面を対象物に押圧した時の筒状の弾性体による復元力のかかり方と作用方向が一定化されるので、接触抵抗のバラツキが抑制され、取扱いが容易で信頼性・安定性の高いコンタクトプローブが提供される。
尚、一対のプランジャの摺動面に互いに係止する係止部を有する場合には、一対のプランジャのいずれか一方に切り欠きを設け、筒状の弾性体に対応する突起部を設けることで、プランジャが筒状の弾性体の中で周方向に回転することを防止できるとともに、プランジャが筒状の弾性体から脱落することを防止できる。また、前記一対のプランジャの摺動面に互いに係止する係止部を有しない場合には、一対のプランジャの双方に切り欠きを設け、筒状の弾性体に対応する突起部を設けることで、プランジャが筒状の弾性体の中で周方向に回転することを防止できるとともに、プランジャが筒状の弾性体から脱落することを防止できる。
本願発明のコンタクトプローブは、一端に対象物との接触部を有し、他端に斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャと、径方向に弾性を有する筒状の弾性体とを備え、前記一対のプランジャを前記摺動面を対向させた状態で前記摺動面を含む一定範囲を前記筒状の弾性体に収容したコンタクトプローブであって、前記一対のプランジャは一方または双方の外周に突起部を有し、前記筒状の弾性体は前記プランジャの突起部に対応する位置に溝部または穴部を有するものである。
本願発明によれば、斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャの摺動面を対向させて径方向に弾性を有する筒状の弾性体に収容し、筒状の弾性体の復元力によってプランジャの接触部の接触圧を得るようにしたので、コンタクトプローブの細径化や狭ピッチ化に対応できる。
また、一対のプランジャの一方または双方に突起部を設け、筒状の弾性体に対応する溝部または穴部を設けたので、プランジャが筒状の弾性体の中で周方向に回転することを防止できるとともに、プランジャが筒状の弾性体から脱落することを防止できる。これにより、プランジャの先端の接触面を対象物に押圧した時の筒状の弾性体による復元力のかかり方と作用方向が一定化されるので、接触抵抗のバラツキが抑制され、取扱いが容易で信頼性・安定性の高いコンタクトプローブが提供される。
尚、一対のプランジャの摺動面に互いに係止する係止部を有する場合には、一対のプランジャのいずれか一方に突起部を設け、筒状の弾性体に対応する溝部または穴部を設けることで、プランジャが筒状の弾性体の中で周方向に回転することを防止できるとともに、プランジャが筒状の弾性体から脱落することを防止できる。また、前記一対のプランジャの摺動面に互いに係止する係止部を有しない場合には、一対のプランジャの双方に突起部を設け、筒状の弾性体に対応する溝部または穴部を設けることで、プランジャが筒状の弾性体の中で周方向に回転することを防止できるとともに、プランジャが筒状の弾性体から脱落することを防止できる。
本願発明のコンタクトプローブは、一端に対象物との接触部を有し、他端に斜めに形成された摺動面を有する一対の角柱または長円柱のプランジャと、径方向に弾性を有し、前記プランジャの外形形状に対応する内面形状を有する筒状の弾性体とを備え、前記一対のプランジャを前記摺動面を対向させた状態で前記摺動面を含む一定範囲を前記筒状の弾性体に収容したものである。
本願発明によれば、斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャの摺動面を対向させて径方向に弾性を有する筒状の弾性体に収容し、筒状の弾性体の復元力によってプランジャの接触部の接触圧を得るようにしたので、コンタクトプローブの細径化や狭ピッチ化に対応できる。
また、一対のプランジャを角柱または長円柱とし、筒状の弾性体の内面形状をプランジャの外形形状に対応するようにしたので、プランジャが筒状の弾性体の中で周方向に回転することを防止できる。これにより、プランジャの先端の接触面を対象物に押圧した時の筒状の弾性体による復元力のかかり方と作用方向が一定化されるので、接触抵抗のバラツキが抑制され、信頼性・安定性の高いコンタクトプローブが提供される。
本願発明のコンタクトプローブは、前記一対のプランジャは一方または双方の摺動面に凸状の曲面部または球面部を有するものである。
本願発明によれば、一方または双方のプランジャの摺動面に凸状の曲面部または球面部を設けたので、プランジャの先端の接触部を対象物に押圧作動したときにプランジャの摺動面が互いに略線接触状態または略点接触状態を保ったまま摺動する。これにより、プランジャの摺動部の荷重が集中し、セルフクリーニング作用が効果的に働くため、絶縁性酸化皮膜が破壊され、接触不良が防止されるとともに、接触抵抗のバラツキが抑制され、信頼性・安定性の高いコンタクトプローブが提供される。
本願発明のコンタクトアセンブリは、本願発明のコンタクトプローブをハウジングに配列・収容したものであって、前記ハウジングは前記コンタクトプローブの一方のプランジャの接触部を通過し、前記コンタクトプローブを脱落することなく収容する穴を有する基台と、前記コンタクトプローブの他方のプランジャの接触部を通過し、前記コンタクトプローブを脱落しないよう保持する穴を有するカバーとを備えたものである。
本願発明によれば、本願発明のコンタクトプローブをハウジングに配列・収容したので、本願発明のコンタクトプローブが有する効果を内在し、多数の電気的接続を一括して行うことができるコンタクトアセンブリが提供される。
また、本願発明によれば、本願発明のコンタクトプローブを基台の穴に収容し、カバーをすることにより、コンタクトプローブが脱落することなく、一対のプランジャの接触部が露出するので、取扱いが容易なコンタクトアセンブリが提供される。
本願発明のコンタクトアセンブリは、一端に対象物との接触部を有し、他端に斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャと、径方向に弾性を有する筒状の弾性体とを備え、前記一対のプランジャを前記摺動面を対向させた状態で前記摺動面を含む一定範囲を前記筒状の弾性体に収容したコンタクトプローブを、ハウジングに配列・収容したコンタクトアセンブリであって、前記一対のプランジャは前記摺動面を対向させて前記筒状の弾性体に収容させた際に互いに係止する係止部を有し、前記接触部側に前記ハウジングの穴の径より大きい径のストッパを有するものである。
本願発明によれば、プランジャの摺動面に係止部を設け、接触部側にハウジングの穴の径より大きい径のストッパを設けたので、ハウジングの穴に筒状の弾性体を収容し、両側からプランジャを挿入することにより、ハウジングにコンタクトプローブを脱落しないように収容でき、取扱いが容易なコンタクトアセンブリが提供される。
本願発明のコンタクトアセンブリは、一端に対象物との接触部を有し、他端に斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャと、径方向に弾性を有する筒状の弾性体とを備え、前記一対のプランジャを前記摺動面を対向させた状態で前記摺動面を含む一定範囲を前記筒状の弾性体に収容したコンタクトプローブを、ハウジングに配列・収容したコンタクトアセンブリであって、前記一対のプランジャは少なくとも一方にはその外周に切り欠きを有し、前記筒状の弾性体は前記プランジャの切り欠きに対応する位置に窓部を有し、前記ハウジングは前記プランジャの切り欠きに対応する位置に突起部を有するものである。
本願発明によれば、一対のプランジャの少なくとも一方の外周に切り欠きを設け、筒状の弾性体の対応する位置に窓部を設け、ハウジングの対応する位置に突起部を設けたので、プランジャが筒状の弾性体の中で周方向に回転することを防止できる。これにより、プランジャの先端の接触面を対象物に押圧した時の筒状の弾性体による復元力のかかり方と作用方向が一定化されるので、接触抵抗のバラツキが抑制され、信頼性・安定性の高いコンタクトアセンブリが提供される。
尚、上記プランジャの外周の切り欠きを部分的に切り欠いた溝部とし、コンタクトプローブをハウジングに収容したときにハウジングの突起部がプランジャの溝部に嵌まり込むようにしてもよい。これにより、プランジャが筒状の弾性体の中で周方向に回転することを防止できるとともに、コンタクトプローブが脱落することを防止できる。この場合、一対のプランジャの摺動面に互いに係止する係止部を有する場合には、一対のプランジャのいずれか一方に溝部を設け、筒状の弾性体に対応する突起部を設けることで、プランジャが筒状の弾性体の中で周方向に回転することを防止できるとともに、プランジャが筒状の弾性体から脱落することを防止できる。また、前記一対のプランジャの摺動面に互いに係止する係止部を有しない場合には、一対のプランジャの双方に溝部を設け、筒状の弾性体に対応する突起部を設けることで、プランジャが筒状の弾性体の中で周方向に回転することを防止できるとともに、プランジャが筒状の弾性体から脱落することを防止できる
本願発明によれば、細径化・狭ピッチ化に対応でき、低インダクタンスで接触抵抗のバラツキが抑制され、電気的接触性能の信頼性・安定性が向上するという効果がある。
また、本願発明によれば、プランジャが筒状の弾性体から脱落することを防止でき、取扱いが容易になるという効果がある。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
図1、図2に本願発明の第1実施形態にかかるコンタクトプローブの部品構成と組立構造を示す。図1は斜視図であり、(a)に組立前の部品構成図を、(b)に組立後の外観図を示す。図2は組立後の図解図であり、(a)に正面図解図を、(b)に側面図解図を、(c)に平面図解図を示す。
図1(a)に示すように、第1実施形態のコンタクトプローブ1は一対のプランジャ10a、10bと、筒状バネ20とから構成される。
プランジャ10a、10bは、一端に対象物との接触部11a、11bを有し、他端に斜めに形成された摺動面12a、12bを有する。
摺動面12a、12bは、凸状の曲面または球面に形成されている。
また、摺動面12a、12bの斜面の山側には、曲面状に形成された曲面部13a、13bを有する。
筒状バネ20は、スリット21を有し、径方向に弾性を有する筒状の弾性体である。
図1(b)および図2に示すように、コンタクトプローブ1は一対のプランジャ10a、10bが摺動面12a、12bを対向させた状態で筒状バネ20に収容される。
このように形成されたコンタクトプローブ1において、プランジャの接触部11a、11bを対応する対象物に押圧作動すると、プランジャ10a、10bは斜めに形成された摺動面12a、12bに沿って移動し、筒状バネ20を径方向に押し広げる方向に作用するので、筒状バネ20の復元力によって、接触部11a、11bに接触圧が生成される。
ここで、摺動面12a、12bは前述のように凸状の曲面または球面に形成されているので、プランジャ10aと10bとは略線接触または略点接触しており、プランジャの接触部11a、11bを押圧作動したときに、摺動面12a、12bは略線接触状態または略点接触状態を保ったまま摺動する。このため、プランジャの摺動面の荷重が集中し、セルフクリーニング作用が効果的に働き、絶縁性酸化皮膜が破壊されることで、接触不良が防止されるとともに接触抵抗のバラツキが抑制され、電気的接触性能の信頼性・安定性が向上する。
尚、2つのプランジャの摺動面を凸状の曲面とした場合は、摺動面は略線接触状態となり、荷重の集中は小さくなるので接触抵抗のバラツキ抑制効果は小さくなるが、接触面積が大きくなるので接触抵抗は小さくなる。この場合、接触面積が点接触より大きくとれるので、例えば大電流の用途に対して有効である。一方、2つのプランジャの摺動面を凸状の球面とした場合は、摺動面は概ね点接触状態となり、接触面積は小さくなるので接触抵抗は大きくなるが、荷重の集中は大きくなるので接触抵抗のバラツキ抑制効果は増大する。この場合、線接触と比較して荷重の集中が大きく、小さな荷重で絶縁性酸化皮膜を破壊できるので、例えば微小荷重が要求される用途に対して有効である。
また、摺動面12a、12bの斜面の山側には曲面部13a、13bが設けられているので、プランジャの接触部11a、11bを押圧作動して一対のプランジャを摺動面に沿ってスライドさせたときに、各プランジャの摺動面の山側が筒状の弾性体に突っかかることなくスムースに移動でき、安定に動作する。
上記実施形態では、2つのプランジャの摺動面は双方とも凸状の曲面または球面であるとして説明したが、本願発明はこれに限定されるものではなく、接触荷重が集中し、セルフクリーニング作用が効果的に働くものである限りどのような形状の組合せであってもよい。例えば、一方のプランジャの摺動面のみを凸状の曲面または球面とし、他方のプランジャの摺動面を平面としてもよく、他方のプランジャの摺動面を凸状の曲面または球面の曲率よりも大きい曲率の凹状の曲面または球面としてもよい。また、凸状の曲面または球面は摺動面全体に亘って形成されている必要はなく、部分的に凸状の曲面部または球面部を設けたものでもよい。
図3に2つのプランジャの摺動面形状の組合せ例を示す。図において、(a)は双方の摺動面を凸状の曲面としたもの、(b)は双方の摺動面を凸状の球面としたもの、(c)は一方の摺動面を凸状の曲面、他方の摺動面を平面としたもの、(d)は一方の摺動面を凸状の球面、他方の摺動面を平面としたもの、(e)は一方の摺動面を凸状の曲面、他方の摺動面を凹状の曲面としたもので、凸状の曲面を全面形成したもの、(f)は一方の摺動面を凸状の曲面、他方の摺動面を凹状の曲面としたもので、凸状の曲面を部分形成したもの、(g)は一方の摺動面を凸状の球面、他方の摺動面を凹状の球面としたもので、凸状の球面を全面形成したもの、(h)は一方の摺動面を凸状の球面、他方の摺動面を凹状の球面としたもので、凸状の球面を部分形成したもの、(i)は一方の摺動面に部分的な凸状の曲面部を設け、他方の摺動面を平面としたもの、(j)は、一方の摺動面に部分的な凸状の球面部を設け、他方の摺動面を平面としたものである。
図4、図5に本願発明の第2実施形態にかかるコンタクトプローブの部品構成と組立構造を示す。図4は斜視図であり、(a)に組立前の部品構成図を、(b)に組立後の外観図を示す。図5は組立後の図解図であり、(a)に正面図解図を、(b)に側面図解図を、(c)に平面図解図を示す。
図のように、第2実施形態のコンタクトプローブ2は、第1実施形態のコンタクトプローブ1と同様に、一端に対象物との接触部11a、11bを有し、他端に斜めに形成された摺動面12a、12bを有する一対のプランジャ10a、10bと、長手方向にスリット21を有し、径方向に弾性を有する筒状バネ20とから構成される。
ここで、このコンタクトプローブ2では、プランジャ10a、10bの摺動面12a、12bには段差による係止部14a、14bが設けられ、プランジャを筒状バネに収容したときに互いに係止する機能を有する。また、プランジャ10a、10bの一端側(接触部側)には筒状バネ20に挿入したときの通り抜け防止用のストッパ15a、15bが設けられている。
これにより、一対のプランジャ10a、10bを筒状バネ20の両側から挿入して摺動面12a、12bを密接させると、係止部14a、14bが互いに噛み合い、一対のプランジャ10a、10bは筒状バネ20から脱落しなくなるので、コンタクトプローブの取扱いが容易になる。
また、筒状バネ20の長手方向の両端には傾斜が設けられ、プランジャの接触部側に設けられたストッパ15a、15bには、筒状バネの両端の傾斜に対応する傾斜面が設けられている。
これにより、プランジャ10a、10bは、筒状バネ20に挿入して係止部14a、14bを互いに噛み合せて固定した状態では、筒状バネ20に対して常に一定の方向になるように拘束され、プランジャの接触部11a、11bを対象物に押圧作動したときの筒状バネによる復元力のかかり方と作用方向が一定化されるので、接触圧は一定に保たれ、接触抵抗のバラツキが抑制される。
第2本実施形態のコンタクトプローブ2においても、プランジャの摺動面12a、12bは凸状の曲面または球面に形成されているので、プランジャの摺動面の荷重が集中し、接触抵抗のバラツキが抑制されるとともに、セルフクリーニング作用が効果的に働き、接触の信頼性・安定性が向上する。
また、摺動面12a、12bの斜面の山側には曲面部13a、13bが設けられているので、プランジャの接触部11a、11bを押圧作動して一対のプランジャを摺動面に沿ってスライドさせたときに、各プランジャの摺動面の山側が筒状の弾性体に突っかかることなくスムースに移動でき、安定に動作する。
図6に本願発明の第3実施形態にかかるコンタクトプローブの組立構造を示す。図において、(a)は正面図解図、(b)は左側面図解図、(c)は右側面図解図、(d)は平面図解図、(e)は底面図解図、(f)は断面図解図である。
図のように、第3実施形態のコンタクトプローブ3は、プランジャ10a、10bの外周には切り欠き16a、16bが設けられ、筒状バネ20の内面には各プランジャの切り欠き16a、16bに対応して突起部22a、22bが設けられている。
これにより、一対のプランジャ10a、10bを筒状バネ20の両側から挿入し、プランジャ10aの切り欠き16aに筒状バネの突起部22aを嵌め込み、プランジャ10bの切り欠き16bに筒状バネの突起部22bを嵌め込むと、プランジャ10a、10bは筒状バネ20から脱落することがないので取扱いが容易である。また、プランジャ10a、10bは筒状バネ20に対して常に一定の方向になるように拘束され、プランジャの接触部11a、11bを対象物に押圧作動したときの筒状バネによる復元力のかかり方と作用方向が一定化されるので、接触圧は一定に保たれ、接触抵抗のバラツキが抑制される。
図7に本願発明の第4実施形態にかかるコンタクトプローブの組立構造を示す。図において、同様に(a)は正面図解図、(b)は左側面図解図、(c)は右側面図解図、(d)は平面図解図、(e)は底面図解図、(f)は断面図解図である。
図のように、第4実施形態のコンタクトプローブ4は、第3実施形態のコンタクトプローブ3の筒状バネ20における円筒状の突起部22a、22bに変えて、切り込み22a、22bが設けられている。
これにより、一対のプランジャ10a、10bを筒状バネ20の両側から挿入し、プランジャ10aの切り欠き16aに筒状バネの切り込み22aを嵌め込み、プランジャ10bの切り欠き16bに筒状バネの切り込み22bを嵌め込むと、第3実施形態のコンタクトプローブ3と同様に、プランジャ10a、10bは筒状バネ20から脱落することなく一定の方向に拘束され、同様の効果を奏する。
上記第3実施形態および第4実施形態では、プランジャの外周の切り欠きは、斜めに設けられた摺動面の山側方向の接触部側から摺動面の少し手前に亘って設けられているが、これに限定されるものではなく、外周のいずれの方向に設けてもよく、切り欠きを設ける範囲も突起部に対してプランジャが作動できる範囲の溝を設けるようにしてもよい。
また、上記第3実施形態および第4実施形態では、プランジャの外周に設ける切り欠きは双方のプランジャに設け、筒状バネにも各プランジャの切り欠きに対応して2つの突起部を設けているが、第2実施形態のようにプランジャの摺動面に係止部を有するものでは、一対のプランジャは筒状バネに収容したときに係止部によって結合されているので、一方のプランジャにのみ切り欠きを設け、筒状バネもそのプランジャの切り欠きに対応して1つの突起部を設けるだけで、同様の効果を奏する。
図8に本願発明の第5実施形態にかかるコンタクトプローブの組立構造を示す。図において、(a)は正面図解図、(b)は左側面図解図、(c)は右側面図解図、(d)は平面図解図、(e)は底面図解図、(f)は断面図解図である。
図のように、第5実施形態のコンタクトプローブ5は、プランジャ10a、10bの外周には角柱状の突起部17a、17bが設けられ、筒状バネ20にはプランジャの突起部17a、17bに対応する位置に、プランジャが作動できる範囲の長方形状の溝部23a、23bが設けられている。
これにより、一対のプランジャ10a、10bを筒状バネ20の両側から挿入し、プランジャ10aの突起部17aを筒状バネの溝部23aに嵌め込み、プランジャ10bの突起部17bを筒状バネの溝部23bに嵌め込むと、第3実施形態のコンタクトプローブ3と同様に、プランジャ10a、10bは筒状バネ20から脱落することなく一定の方向に拘束され、同様の効果を奏する。
図9に本願発明の第6実施形態にかかるコンタクトプローブの組立構造を示す。図において、(a)は正面図解図、(b)は左側面図解図、(c)は右側面図解図、(d)は平面図解図、(e)は底面図解図、(f)は断面図解図である。
図のように、第6実施形態のコンタクトプローブ6は、第3実施形態のコンタクトプローブ5に対して、プランジャの突起部17a、17bを円柱状に、対応する円筒バネの溝部23a、23bを長円形状にしたものであり、第5実施形態のコンタクトプローブ3と同様に、プランジャ10a、10bは筒状バネ20から脱落することなく一定の方向に拘束され、同様の効果を奏する。
上記第5実施形態および第6実施形態では、筒状バネの溝部はプランジャの突起部に対応する位置に長方形状または長円形状の穴を設けた場合を例に説明したが、必ずしも穴を
設ける必要はなく、プランジャの突起部がプランジャの作動範囲において筒状バネの溝部に嵌まり込む構造であればどのようなものでもよい。
また、上記第5実施形態および第6実施形態では、プランジャの外周に設ける突起部は双方のプランジャに設け、筒状バネにも各プランジャの突起部に対応して2つの溝部を設けているが、第2実施形態のようにプランジャの摺動面に係止部を有するものでは、一対のプランジャは筒状バネに収容したときに係止部によって結合されているので、一方のプランジャにのみ突起部を設け、筒状バネもそのプランジャの突起部に対応して1つの溝部を設けるだけで、同様の効果を奏する。
図10に本願発明の第7実施形態にかかるコンタクトプローブの組立構造を示す。図において、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は平面図である。
図のように、第7実施形態のコンタクトプローブ7は、プランジャ10a、10bを角柱とし、筒状バネ20を角柱のプランジャに対応した角状の筒状バネとしたものである。
これにより、プランジャ10a、10bは筒状バネ20に対して一定の方向に拘束され、プランジャの接触部11a、11bを対象物に押圧作動したときの筒状バネによる復元力のかかり方と作用方向が一定化されるので、接触圧は一定に保たれ、接触抵抗のバラツキが抑制される。
図11に本願発明の第8実施形態にかかるコンタクトプローブの組立構造を示す。図において、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は平面図である。
図のように、第8実施形態のコンタクトプローブ8は、プランジャ10a、10bを長円柱とし、筒状バネ20を長円柱のプランジャに対応した長円状の筒状バネとしたものである。
これにより、第7実施形態のコンタクトプローブ7と同様に、プランジャ10a、10bは筒状バネ20に対して一定の方向に拘束されるので、同様の効果を奏する。
上記第7実施形態および第8実施形態では、プランジャの摺動面の形状は説明していないが、第1実施形態のように凸状の曲面部または球面部を設けてもよい。これにより、プランジャの摺動面の荷重が集中し、接触抵抗のバラツキが抑制されるとともに、セルフクリーニング作用が効果的に働き、接触の信頼性・安定性が向上する。
また、プランジャの摺動面の斜面の山側に曲面部を設けてもよい。これにより、プランジャの接触部を押圧作動して一対のプランジャを摺動面に沿ってスライドさせたときに、各プランジャの摺動面の山側が筒状の弾性体に突っかかることなくスムースに移動でき、安定に動作する。
また、第2実施形態のように、プランジャの摺動面に係止部を設けたり、接触部側に抜け止めのストッパを設けるようにしてもよい。これにより、一対のプランジャを筒状バネの両側から挿入して摺動面を密接させると、係止部が互いに噛み合い、一対のプランジャは筒状バネから脱落しなくなるので、コンタクトプローブの取扱いが容易になる。
また、第3実施形態から第6実施形態のように、プランジャの外周に切り欠きを設けて筒状バネに対応する突起部を設けたり、プランジャの外周に突起部を設けて筒状バネに対応する溝部を設けるようにしてもよい。これにより、一対のプランジャを筒状バネの両側から挿入し、プランジャの切り欠きに筒状バネの突起部を嵌め込むか、またはプランジャの突起部を筒状バネの溝部に嵌め込むことにより、プランジャは筒状バネから脱落することがなくなり、取扱いが容易となる。
上記コンタクトプローブに用いるプランジャや円筒バネの材料としては、電気伝導性に優れ、弾性を有するものを用いる。例えば黄銅やベリリウム等のCu合金に金やロジウムをメッキしたもの等を用いることができる。特に、プランジャの摺動面は金メッキを使用することが好ましく、接触部は球状の金合金としてもよい。
ここで、筒状バネは、必ずしも導電体である必要はなく、筒状に形成した可撓性を有する絶縁体を用いてもよい。筒状バネに絶縁体を用いると一対のプランジャの間で筒状バネを介して電気的に接続されることがなくなるので接触抵抗は増大するが、筒状バネを導電体としたときに生ずるプランジャと筒状バネの接触状態の変化による接触抵抗のバラツキは小さくできる。
尚、高速信号伝送を伴う半導体では高熱を発生する場合が多いので、このような半導体を対象とするコンタクトプローブでは高温耐熱性を有することが必要となる。従って、筒状バネに絶縁体を使用する場合は、耐熱性に優れた、テフロン(登録商標)・シリコン・ポリイミド樹脂等をチューブ上に加工したものや、LCP・PPS樹脂等のエンジニアリングプラスチックを使用することが好ましい。
上記実施形態では、プランジャの先端には半球状の接触部を設けるものとして説明したが、本願発明はこれに限定されるものではなく、接触の相手に適した様々な形状を選択することができる。例えば、プランジャの先端に円柱状、円錐状、クラウン状、円柱に凹状の窪みを設けたもの、複数の突起を配列したもの等の接触部を設けるようにしてもよく、プランジャの先端をそのように加工したものを用いてもよい。
また、上記実施形態では、双方のプランジャの接触部とも対象物に押圧して使用するものとして説明したが、一方の接触部は対象物に直接半田接合等により固定されているものであってもよいことはいうまでもない。
次に、本願発明のコンタクトプローブをハウジングに多数配列・収容したコンタクトアセンブリの実施形態について説明する。
図12に本願発明の第1実施形態にかかるコンタクトアセンブリの組立構造を示す。これは、コンタクトアセンブリにおいてコンタクトプローブが配列されている部分を拡大して示した断面図解図である。
図のように、第1実施形態のコンタクトアセンブリは、コンタクトプローブを収容するコンタクトプローブ収容穴31を有し、プランジャの接触部11bを通過するプランジャ接触部通過穴32が設けられた基台と、プランジャの接触部11aを通過するプランジャ接触部通過穴41が設けられたカバー40とを用い、基台30のコンタクトプローブ収容穴31に、一対のプランジャ10a、10bと筒状バネ20とから構成されるコンタクトプローブを収容し、カバー40を被せることにより形成される。
これにより、コンタクトプローブは基台とカバーによって形成される空間に収容され、ハウジングから脱落することなくプランジャの接触部が露出するので、取扱いが容易なコンタクトアセンブリが得られる。
本図はコンタクトアセンブリをICテスタに使用した場合を例示しており、コンタクトプローブの一端の接触部11aが検査対象IC50のボール51と接触し、コンタクトプローブの他端の接触部11bが検査基板60のランド61と接触することにより、検査対象IC50の検査を行う。このため、カバー40にはICのボールを受け入れやすくするためのすり鉢状のカットが設けられている。
図13、図14に本願発明の第2実施形態にかかるコンタクトアセンブリの組立構造を示す。図13はコンタクトアセンブリにおいてコンタクトプローブが配列されている部分を拡大した断面図解図であり、図14(a)は図13のAA断面を示す断面図、図14(b)は(a)のBB断面を示す断面図である。
図のように、第2実施形態のコンタクトアセンブリは、コンタクトプローブのプランジャの外周には切り欠き18が設けられ、筒状バネ20にはプランジャの外周の切り欠き18に対応する位置(ここでは筒状バネのスリット21の下部)に窓部25が設けられ、基台30のコンタクトプローブ収容穴31にはプランジャの外周の切り欠きに対応する位置に回り止め突起部33が設けられ、基台のコンタクトプローブ収容穴31にコンタクトプローブを挿入し、筒状バネの窓部25とプランジャの外周の切り欠き18の部分に基台の回り止め突起部33を嵌め込み、カバー40を被せることにより形成される。
これにより、コンタクトプローブのプランジャ10a、10bは筒状バネ20に対して一定の方向に拘束され、プランジャの接触部11a、11bを対象物に押圧作動したときの筒状バネによる復元力のかかり方と作用方向が一定化されるので、接触圧は一定に保たれ、接触抵抗のバラツキが抑制される。
図15に本願発明の第3実施形態にかかるコンタクトアセンブリの組立構造を示す。図において、(a)はコンタクトアセンブリにおいてコンタクトプローブが配列されている部分を拡大した断面図解図であり、(b)は(a)のAA断面を示す断面図、(c)は(b)のBB断面を示す断面図である。
図のように、第3実施形態のコンタクトアセンブリは、コンタクトプローブのプランジャには摺動面に係止部14a、14bが設けられ、接触部側には基台のコンタクトプローブ収容穴31より大きな径の脱落防止ストッパ19a、19bが設けられている。
これにより、基台30のコンタクトプローブ収容穴31に筒状バネ20を収容し、一対のプランジャ10a、10bを両側から挿入し、プランジャの摺動面の係止部14a、14bを互いに噛み合わせることで、コンタクトプローブは基台30から脱落することがなく、取扱いが容易なコンタクトアセンブリが得られる。
尚、第3実施形態のコンタクトアセンブリでは、第2実施形態のコンタクトアセンブリと同様に、コンタクトプローブのプランジャの外周には切り欠き18が設けられ、筒状バネ20にはプランジャの外周の切り欠き18に対応する位置(ここでは筒状バネのスリット21の下部)に窓部25が設けられ、基台30のコンタクトプローブ収容穴31にはプランジャの外周の切り欠きに対応する位置に回り止め突起部33が設けられている。これにより、基台のコンタクトプローブ収容穴31に筒状バネを挿入し、筒状バネの窓部25を基台の回り止め突起部33を嵌め込み、一対のプランジャを両側から挿入し、プランジャの外周の切り欠き18の部分に基台の回り止め突起部33を嵌め込むことで、コンタクトプローブのプランジャが筒状バネに対して一定方向に拘束され、プランジャの接触部11a、11bを対象物に押圧作動したときの筒状バネによる復元力のかかり方と作用方向が一定化されるので、接触圧は一定に保たれ、接触抵抗のバラツキが抑制される。
図16に本願発明のコンタクトアセンブリをICソケットに用いた場合の使用形態を示す。図において、70が本願発明のコンタクトアセンブリを用いたICソケットであり、これに検査対象IC50と検査基板60を両側から圧接することで、検査対象ICの端子と検査基板のランド間のコンタクトを得るものである。
尚、検査対象ICの端子は、前述のようなボールタイプのBGA(Ball Grid Array)パッケージとランドタイプのLGA(Land Grid Array)パッケージとがある。
図17にBGAパッケージ用ICソケットの接続形態の例を示す。図のように、この場合には前述の第1実施形態または第2実施形態のコンタクトアセンブリを使用することができる。 図18にLGAパッケージ用ICソケットの接続形態の例を示す。図のように、この場合には前述の第3実施形態のコンタクトアセンブリを使用することができる。
図19に本願発明のコンタクトアセンブリを基板接続コネクタに用いた場合の使用形態を示す。図において、90が本願発明のコンタクトアセンブリを用いた基板接続コネクタであり、これに接続対象基板80a、80bを両側から圧接することで、2つの基板のランド間のコンタクトを得るものである。図の(a)は2つの基板を積層接続する場合の例を示し、図の(b)は2つの基板を延長接続する場合の例を示す。
図20に基板接続コネクタの接続形態の例を示す。図のように、この場合には前述の第3実施形態のコンタクトアセンブリを使用することができる。
上記実施形態では、筒状バネには板状の弾性体を筒状に形成したものを用いるとして説明したが、プランジャの外形形状に対応する内面形状を有し、径方向に弾性を有するものであればどのようなものを用いてもよい。例えば、可撓性を有する絶縁体からなるハウジングにプランジャの外形形状に対応した収納穴を設け、その中にプランジャを収容するようにしてもよく、本願発明の効果を奏する。
本願発明は、上記実施形態で示したように、特に半導体検査に用いるコンタクトプローブやコンタクトアセンブリとして好適であるが、本願発明はこれに限定されるものではなく、2点間の電気的接続を得るあらゆるコンタクトプローブやコンタクトアセンブリに適用することができる。
また、本願発明のコンタクトプローブのプランジャは良好な熱伝導性を有しているので、プランジャを介して放熱機能を持たせるようにしてもよい。例えば、プリント基板上に、熱抵抗低減のためのサーマルビアなどとともに放熱用パッドを設け、これにプランジャを介して放熱対象となる半導体を接続することで、放熱用バイパスとして用いることができる。
本願発明の第1実施形態にかかるコンタクトプローブの斜視図である。 本願発明の第1実施形態にかかるコンタクトプローブの図解図である。 本願発明のコンタクトプローブの摺動面形状の組合せ例を示す図である。 本願発明の第2実施形態にかかるコンタクトプローブの斜視図である。 本願発明の第2実施形態にかかるコンタクトプローブの図解図である。 本願発明の第3実施形態にかかるコンタクトプローブの図解図である。 本願発明の第4実施形態にかかるコンタクトプローブの図解図である。 本願発明の第5実施形態にかかるコンタクトプローブの図解図である。 本願発明の第6実施形態にかかるコンタクトプローブの図解図である。 本願発明の第7実施形態にかかるコンタクトプローブの図解図である。 本願発明の第8実施形態にかかるコンタクトプローブの図解図である。 本願発明の第1実施形態にかかるコンタクトアセンブリの正面図解図である。 本願発明の第2実施形態にかかるコンタクトアセンブリの正面図解図である。 本願発明の第2実施形態にかかるコンタクトアセンブリの断面図解図である。 本願発明の第3実施形態にかかるコンタクトアセンブリの図解図である。 本願発明のコンタクトアセンブリによるICソケットの使用形態を示す図である。 本願発明のコンタクトアセンブリによるBGAパッケージ用ICソケットの接続形態を示す図である。 本願発明のコンタクトアセンブリによるLGAパッケージ用ICソケットの接続形態の例を示す図である。 本願発明のコンタクトアセンブリによる基板接続コネクタの使用形態を示す図である。 本願発明のコンタクトアセンブリによる基板接続コネクタの接続形態の例を示す図である。
符号の説明
1 本願発明の第1実施形態のコンタクトプローブ
2 本願発明の第2実施形態のコンタクトプローブ
3 本願発明の第3実施形態のコンタクトプローブ
4 本願発明の第4実施形態のコンタクトプローブ
5 本願発明の第5実施形態のコンタクトプローブ
6 本願発明の第6実施形態のコンタクトプローブ
7 本願発明の第7実施形態のコンタクトプローブ
8 本願発明の第8実施形態のコンタクトプローブ
10a、10b プランジャ
11a、11b 接触部
12a、12b 摺動面
13a、13b 曲面部
14a、14b 係止部
15a、15b ストッパ
16a、16b 溝部
17a、17b 突起部
18 切り欠き
19a、19b ストッパ
20 筒状バネ
21 スリット
22 突起部
24 溝部
25 窓部
30 ハウジングの基台
31 コンタクトプローブ収容穴
32 プランジャ接触部通過穴
33 回り止め突起部
40 ハウジングのカバー
41 プランジャ接触部通過穴
50 検査対象IC
51 検査対象ICのボール
52 検査対象ICのランド
60 検査基板
61 検査基板のランド
70 ICソケット
80 基板
90 基板接続コネクタ

Claims (17)

  1. 一端に対象物との接触部を有し、他端に斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャと、径方向に弾性を有する筒状の弾性体とを備え、前記一対のプランジャを前記摺動面を対向させた状態で前記摺動面を含む一定範囲を前記筒状の弾性体に収容したコンタクトプローブであって、
    前記一対のプランジャは、一方または双方の摺動面に凸状の曲面部または球面部を有することを特徴とする、コンタクトプローブ。
  2. 前記一対のプランジャは、前記斜めに形成された摺動面の山側に曲面部を有することを特徴とする、請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  3. 前記一対のプランジャは、前記摺動面を対向させて前記筒状の弾性体に収容させた際に互いに係止する係止部を有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のコンタクトプローブ。
  4. 前記一対のプランジャは、前記接触部側に前記筒状の弾性体に収容させた際の脱落を防止するためのストッパを有することを特徴とする、請求項3に記載のコンタクトプローブ。
  5. 前記筒状の弾性体は、少なくとも一方の端面に傾斜を有し、
    前記ストッパは、前記筒状の弾性体の端面の傾斜に対応した傾斜面を有することを特徴とする、請求項4に記載のコンタクトプローブ。
  6. 前記一対のプランジャは、少なくとも一方にはその外周に切り欠きを有し、
    前記筒状の弾性体は、前記プランジャの切り欠きに対応する位置に突起部を有することを特徴とする、請求項3または請求項4に記載のコンタクトプローブ。
  7. 一端に対象物との接触部を有し、他端に斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャと、径方向に弾性を有する筒状の弾性体とを備え、前記一対のプランジャを前記摺動面を対向させた状態で前記摺動面を含む一定範囲を前記筒状の弾性体に収容したコンタクトプローブであって、
    前記一対のプランジャは、前記摺動面を対向させて前記筒状の弾性体に収容させた際に互いに係止する係止部を有することを特徴とするコンタクトプローブ。
  8. 前記一対のプランジャは、前記接触部側に前記筒状の弾性体に収容させた際の脱落を防止するためのストッパを有することを特徴とする、請求項7に記載のコンタクトプローブ。
  9. 前記筒状の弾性体は、少なくとも一方の端面に傾斜を有し、
    前記ストッパは、前記筒状の弾性体の端面の傾斜に対応した傾斜面を有することを特徴とする、請求項8に記載のコンタクトプローブ。
  10. 前記一対のプランジャは、少なくとも一方にはその外周に切り欠きを有し、
    前記筒状の弾性体は、前記プランジャの切り欠きに対応する位置に突起部を有することを特徴とする、請求項7または請求項8に記載のコンタクトプローブ。
  11. 一端に対象物との接触部を有し、他端に斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャと、径方向に弾性を有する筒状の弾性体とを備え、前記一対のプランジャを前記摺動面を対向させた状態で前記摺動面を含む一定範囲を前記筒状の弾性体に収容したコンタクトプローブであって、
    前記一対のプランジャは、一方または双方の外周に切り欠きを有し、
    前記筒状の弾性体は、前記プランジャの切り欠きに対応する位置に突起部を有することを特徴とするコンタクトプローブ。
  12. 一端に対象物との接触部を有し、他端に斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャと、径方向に弾性を有する筒状の弾性体とを備え、前記一対のプランジャを前記摺動面を対向させた状態で前記摺動面を含む一定範囲を前記筒状の弾性体に収容したコンタクトプローブであって、
    前記一対のプランジャは、一方または双方の外周に突起部を有し、
    前記筒状の弾性体は、前記プランジャの突起部に対応する位置に溝部または穴部を有することを特徴とするコンタクトプローブ。
  13. 一端に対象物との接触部を有し、他端に斜めに形成された摺動面を有する一対の角柱または長円柱のプランジャと、径方向に弾性を有し、前記プランジャの外形形状に対応する内面形状を有する筒状の弾性体とを備え、前記一対のプランジャを前記摺動面を対向させた状態で前記摺動面を含む一定範囲を前記筒状の弾性体に収容したことを特徴とするコンタクトプローブ。
  14. 前記一対のプランジャは、一方または双方の摺動面に凸状の曲面部または球面部を有することを特徴とする、請求項11ないし請求項13のいずれかに記載のコンタクトプローブ。
  15. 請求項1ないし請求項14のいずれかに記載のコンタクトプローブをハウジングに配列・収容したコンタクトアセンブリであって、
    前記ハウジングは、前記コンタクトプローブの一方のプランジャの接触部を通過し、前記コンタクトプローブを脱落することなく収容する穴を有する基台と、前記コンタクトプローブの他方のプランジャの接触部を通過し、前記コンタクトプローブを脱落しないよう保持する穴を有するカバーとを備えたことを特徴とする、コンタクトアセンブリ。
  16. 一端に対象物との接触部を有し、他端に斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャと、径方向に弾性を有する筒状の弾性体とを備え、前記一対のプランジャを前記摺動面を対向させた状態で前記摺動面を含む一定範囲を前記筒状の弾性体に収容したコンタクトプローブを、ハウジングに配列・収容したコンタクトアセンブリであって、
    前記一対のプランジャは、前記摺動面を対向させて前記筒状の弾性体に収容させた際に互いに係止する係止部を有し、前記接触部側に前記ハウジングの穴の径より大きい径のストッパを有することを特徴とする、コンタクトアセンブリ。
  17. 一端に対象物との接触部を有し、他端に斜めに形成された摺動面を有する一対のプランジャと、径方向に弾性を有する筒状の弾性体とを備え、前記一対のプランジャを前記摺動面を対向させた状態で前記摺動面を含む一定範囲を前記筒状の弾性体に収容したコンタクトプローブを、ハウジングに配列・収容したコンタクトアセンブリであって、
    前記一対のプランジャは、少なくとも一方にはその外周に切り欠きを有し、
    前記筒状の弾性体は、前記プランジャの切り欠きに対応する位置に窓部を有し、
    前記ハウジングは、前記プランジャの切り欠きに対応する位置に突起部を有することを特徴とする、コンタクトアセンブリ。
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