JP2023117129A - コンタクトプローブ、プローブホルダおよびプローブユニット - Google Patents

コンタクトプローブ、プローブホルダおよびプローブユニット Download PDF

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Abstract

【課題】異物による伸縮動作不良の発生を抑制することができるコンタクトプローブ、プローブホルダおよびプローブユニットを提供すること。【解決手段】本発明に係るコンタクトプローブは、第1プランジャと、第2プランジャと、第1および第2プランジャの間に設けられ、該第1および第2プランジャを進退自在に連結するコイルばねと、を備え、第1プランジャには、当該第1プランジャの側面に形成される溝部、が設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、コンタクトプローブ、プローブホルダおよびプローブユニットに関する。
従来、半導体集積回路や液晶パネルなどの検査対象の導通状態検査や動作特性検査を行う際には、検査対象と検査用信号を出力する信号処理装置との間の電気的な接続を図るために、複数のコンタクトプローブと、コンタクトプローブを複数収容するプローブホルダとを備えたプローブユニットが用いられる(例えば、特許文献1参照)。コンタクトプローブは、二つのプランジャと、該二つのプランジャを接続するコイルばねとを備え、外部からの荷重によってコイルばねが伸縮することによってコンタクトプローブ全体が伸縮する。特許文献1に示すコンタクトプローブは、筒状のアウタプランジャと、アウタプランジャに対して進退自在に収容されるクリーニングシャフトとを有し、クリーニングシャフトの進退によってアウタプランジャの先端に付着した付着物(例えばはんだ等の切削屑)を除去する。
特開2019-219350号公報
しかしながら、アウタプランジャから除去された付着物がコンタクトプローブとプローブホルダとの間に挟まると、プランジャと付着物とが干渉してコンタクトプローブの伸縮時、動作不良が発生する場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、異物による伸縮動作不良の発生を抑制することができるコンタクトプローブ、プローブホルダおよびプローブユニットを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るコンタクトプローブは、第1プランジャと、第2プランジャと、前記第1および第2プランジャの間に設けられ、該第1および第2プランジャを進退自在に連結するコイルばねと、を備え、前記第1プランジャには、当該第1プランジャの側面に形成される溝部、が設けられることを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記第1プランジャは、柱状をなす本体部、および該本体部の一端に設けられ、接触対象と接触する接触部を有する先端部と、前記本体部の前記接触部側と反対側に設けられ、コイルばねが連結される基端部と、を有し、前記溝部は、前記本体部の一部を凹ませてなり、周方向に沿って延びることを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記第1プランジャは、柱状をなす本体部、および該本体部の一端に設けられ、接触対象と接触する接触部を有する先端部と、前記本体部の前記接触部側と反対側に設けられ、コイルばねが連結される基端部と、を有し、前記溝部は、前記本体部の長手方向の一端から他端に延びる凹部を有することを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記接触部は、周方向に並ぶ複数の爪部を有し、前記溝部は、周方向において前記爪部間に対応する位置に前記凹部がそれぞれ設けられてなることを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記接触部は、周方向に並ぶ複数の爪部を有し、前記溝部は、前記本体部から前記接触部の一部にかけて延びる複数の前記凹部からなることを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記凹部は、前記本体部において螺旋状に延びることを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記第1プランジャは、柱状をなす本体部、および該本体部の一端に設けられ、接触対象と接触する接触部を有する先端部と、前記本体部の前記接触部側と反対側に設けられ、コイルばねが連結される基端部と、を有し、前記溝部は、前記本体部において、当該本体部の一部を凹ませてなる複数の凹部が千鳥格子状に設けられてなることを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記第1プランジャは、柱状をなす本体部、および該本体部の一端に設けられ、接触対象と接触する接触部を有する先端部と、前記本体部の前記接触部側と反対側に設けられ、コイルばねが連結される基端部と、を有し、前記溝部は、前記本体部の一部を凹ませてなり、周方向に沿って延びる第1の凹部と、前記第1の凹部から前記接触部側に延びる第2の凹部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記溝部は、前記第1の凹部から前記基端部側に延びる第3の凹部、をさらに有することを特徴とする。
また、本発明に係るプローブホルダは、第1プランジャ、第2プランジャ、および、前記第1および第2プランジャの間に設けられ、該第1および第2プランジャを進退自在に連結するコイルばねを備えるコンタクトプローブを保持するホルダ孔が形成され、前記ホルダ孔には、前記第1プランジャが挿通される側の開口から延びる溝部、が設けられることを特徴とする。
また、本発明に係るプローブユニットは、第1プランジャ、第2プランジャ、および、前記第1および第2プランジャの間に設けられ、該第1および第2プランジャを進退自在に連結するコイルばねを備えるコンタクトプローブと、前記コンタクトプローブを保持するホルダ孔が形成されるプローブホルダと、を備え、前記第1プランジャの側面、または前記ホルダ孔の前記第1プランジャが挿通される側には、溝部が設けられる、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプローブユニットは、上記発明において、前記第1プランジャは、柱状をなす本体部、および該本体部の一端に設けられ、接触対象と接触する接触部を有する先端部と、前記本体部の前記接触部側と反対側に設けられ、コイルばねが連結される基端部と、を有し、前記ホルダ孔は、前記第1プランジャの先端部が挿通される小径部と、前記基端部が収容される大径部と、を有し、前記溝部は、前記先端部に設けられ、前記コイルばねが収縮して前記第1プランジャがプローブホルダに押し込まれた状態において、当該溝部の前記基端部側の端部が、前記小径部内に位置する、ことを特徴とする。
本発明によれば、異物による伸縮動作不良の発生を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかるコンタクトプローブを備えるプローブユニットの構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示すプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。 図3は、本発明の一実施の形態にかかるプローブユニットが備えるコンタクトプローブの要部の構成を示す図である。 図4は、半導体集積回路の検査時におけるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。 図5は、変形例1にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図である。 図6は、変形例2にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図である。 図7は、変形例3にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図である。 図8は、変形例4にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図である。 図9は、変形例5にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図である。 図10は、変形例6にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図である。 図11は、変形例6にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図であって、コイルばね収縮時の状態を示す部分断面図である。 図12は、変形例7にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図である。 図13は、変形例7にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図であって、コイルばね収縮時の状態を示す部分断面図である。 図14は、変形例8にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図である。 図15は、変形例9にかかるプローブホルダの小径部の開口の形状を示す図である。 図16は、変形例10にかかるプローブホルダの小径部の開口の形状を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎず、従って、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施の形態にかかるプローブユニットの構成を示す斜視図である。図1に示すプローブユニット1は、検査対象物である半導体集積回路100の電気特性検査を行う際に使用する装置であって、半導体集積回路100と半導体集積回路100へ検査用信号を出力する回路基板200との間を電気的に接続する装置である。
プローブユニット1は、長手方向の両端で互いに異なる二つの被接触体である半導体集積回路100および回路基板200の電極に接触する導電性のコンタクトプローブ2(以下、単に「プローブ2」という)と、複数のプローブ2を所定のパターンにしたがって収容して保持するプローブホルダ3と、プローブホルダ3の周囲に設けられ、検査の際に複数のプローブ2と接触する半導体集積回路100の位置ずれが生じるのを抑制するホルダ部材4と、を備える。
図2は、プローブホルダ3に収容されるプローブ2の詳細な構成を示す部分断面図である。図2に示すプローブ2は、導電性材料を用いて形成され、半導体集積回路100の検査を行なうときにその半導体集積回路100の電極に接触する第1プランジャ21と、検査回路を備えた回路基板200の電極に接触する第2プランジャ22と、第1プランジャ21と第2プランジャ22との間に設けられて二つの第1プランジャ21および第2プランジャ22を進退自在に連結するコイルばね23とを備える。図2において、プローブ2を構成する第1プランジャ21、第2プランジャ22およびコイルばね23は同一の軸線を有している。すなわち、第1プランジャ21、第2プランジャ22およびコイルばね23は、各々の中心軸が、同一の直線上に位置している。なお、「同一の軸線」は、部材個別の歪みや製造上の誤差等によるずれを含む。プローブ2は、半導体集積回路100をコンタクトさせた際に、コイルばね23が軸線方向に伸縮することによって半導体集積回路100の電極への衝撃を和らげるとともに、半導体集積回路100および回路基板200に荷重を加える。
第1プランジャ21は、先細な先端形状をなし、半導体集積回路100の電極に接触する先端部21aと、先端部21aの径と比して大きい径を有するフランジ部21bと、フランジ部21bを介して先端部21aと反対側に延び、フランジ部21bと比して径が小さく、コイルばね23の一端部が圧入される基端部21cとを有する。第1プランジャ21は、コイルばね23の伸縮作用によって軸線方向に移動が可能であり、コイルばね23の弾性力によって半導体集積回路100方向に付勢され、半導体集積回路100の電極と接触する。
図3は、本発明の一実施の形態にかかるプローブユニットが備えるコンタクトプローブの要部の構成を示す図である。第1プランジャ21において、先端部21aは、フランジ部21bから延びる本体部211と、本体部211のフランジ部21b側と反対側に端部に設けられ、半導体集積回路100の電極に接触する接触部212とを有する。本実施の形態において、接触部212は、複数の爪部212aを有するクラウン状をなすものとして説明するが、錐状や球面状等、他の形状をなすものであってもよい。
本体部211は、円柱状をなして延びる。本体部211には、側面の一部に溝部24が形成される。溝部24は、本体部211の側面の一部を凹ませてなり、周方向に沿って延びる有底の凹部24aを有する。溝部24が形成する内部空間の体積は、例えば、プローブ2が実施する検査回数で発生し得る切削屑の量に応じて設定される。この内部空間の体積は、本体部211が溝部24を有しない場合の仮想の外周面と、溝部24を形成する壁面とによって形成される空間の体積に相当する。
図2に戻り、第2プランジャ22は、先細な先端形状をなし、回路基板200の電極に接触する先端部22aと、先端部22aの径と比して大きい径を有するフランジ部22bと、フランジ部22bを介して先端部22aと反対側に延び、フランジ部22bと比して径が小さく、コイルばね23の他端部が圧入される基端部22cとを有する。第2プランジャ22は、コイルばね23の伸縮作用によって軸線方向に移動が可能であり、コイルばね23の弾性力によって回路基板200方向に付勢され、回路基板200の電極と接触する。
コイルばね23は、第1プランジャ21の基端部21cに取り付けられる密着巻きの密着巻き部23aと、第2プランジャ22の基端部22cに取り付けられ、所定の間隔をもって巻回される粗巻き部23bとを有する。コイルばね23は、例えば、一本の導電性の線材を巻回してなる。
密着巻き部23aの端部は、例えば第1プランジャ21の基端部21cに圧入されて、フランジ部21bに当接している。一方、粗巻き部23bの端部は、第2プランジャ22の基端部22cに圧入され、フランジ部22bに当接している。また、第1プランジャ21および第2プランジャ22とコイルばね23とは、バネの巻き付き力および/または半田付けによって接合されている。プローブ2は、粗巻き部23bの伸縮によって、軸線方向に伸縮する。
プローブホルダ3は、樹脂、マシナブルセラミック、シリコンなどの絶縁性材料を用いて形成され、図2の上面側に位置する第1部材31と下面側に位置する第2部材32とが積層されてなる。第1部材31および第2部材32には、複数のプローブ2を収容するためのホルダ孔33および34がそれぞれ同数ずつ形成され、プローブ2を収容するホルダ孔33および34は、互いの軸線が一致するように形成されている。ホルダ孔33および34の形成位置は、半導体集積回路100の配線パターンに応じて定められる。
ホルダ孔33および34は、ともに貫通方向に沿って径が異なる段付き孔形状をなしている。すなわち、ホルダ孔33は、プローブホルダ3の上端面に開口を有する小径部33aと、この小径部33aよりも径が大きい大径部33bとからなる。他方、ホルダ孔34は、プローブホルダ3の下端面に開口を有する小径部34aと、この小径部34aよりも径が大きい大径部34bとからなる。これらのホルダ孔33および34の形状は、収容するプローブ2の構成に応じて定められる。第1プランジャ21のフランジ部21bは、ホルダ孔33の小径部33aと大径部33bとの境界壁面に当接することにより、プローブ2のプローブホルダ3からの抜止機能を有する。また、第2プランジャ22のフランジ部22bは、ホルダ孔34の小径部34aと大径部34bとの境界壁面に当接することにより、プローブ2のプローブホルダ3からの抜止機能を有する。
図4は、プローブホルダ3を用いた半導体集積回路100の検査時の状態を示す図である。半導体集積回路100の検査時には、半導体集積回路100および回路基板200からの接触荷重により、コイルばね23は長手方向に沿って圧縮された状態となる。検査時に回路基板200から半導体集積回路100に供給される検査用信号は、回路基板200の電極201からプローブ2の第2プランジャ22、密着巻き部23a、第1プランジャ21を経由して半導体集積回路100の接続用電極101へ到達する。
検査によって第1プランジャ21の接触部212が接続用電極101に接触した際に、接続用電極101の一部が削られて、切削屑が接触部212に付着する場合がある。接触部212に接触した切削屑は、落下によって第1プランジャ21と小径部33aとの間に入り込む。この際、切削屑は、溝部24に収容される。なお、切削屑のほか、第1プランジャ21の動作によって発生する屑が溝部24に収容される場合もある。
本実施の形態では、第1プランジャの側面に、接続用電極101と接触した際に生じる切削屑等を収容する溝部24を設けることによって、第1プランジャ21がプローブホルダ3に対して移動する際に、第1プランジャ21と小径部33aとの間に入り込んだ切削屑と第1プランジャ21とが干渉することを抑制するようにした。本実施の形態によれば、第1プランジャ21に溝部24を設けることによって、切削屑等の異物によるプローブ2の伸縮動作不良の発生を抑制することができる。
(変形例1)
次に、本発明の変形例1について、図5を参照して説明する。図5は、変形例1にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図である。なお、実施の形態にかかるプローブユニット1と同じ構成要素には同じ符号が付してある。変形例1にかかるプローブユニットは、第1プランジャ21に代えて第1プランジャ21Aを備える。
第1プランジャ21Aは、先細な先端形状をなし、半導体集積回路100の電極に接触する先端部21aと、先端部21aの径と比して大きい径を有するフランジ部21bと、フランジ部21bを介して先端部21aと反対側に延び、フランジ部21bと比して径が小さく、コイルばね23の一端部が圧入される基端部21cとを有する。
変形例1において、先端部21aの本体部211には、側面の一部に溝部24Aが形成される。溝部24Aは、本体部211の長手方向の一端から他端まで延びる有底の凹部24bを複数有する。凹部24bは、本体部211の周方向において、接触部212の爪部間に対応する位置に形成される。なお、本体部211の長手方向とは、接触部212からフランジ部21bに向かって延びる方向であり、プローブ2の軸線方向に相当する。また、凹部24bは、本体部211の周方向において、例えば接触部212の爪部の中央部に対応する位置に形成されてもよい。
変形例1においても、検査時に接触部212に付着した切削屑が、溝部24Aの凹部24bのいずれかに収容される。
本変形例1では、実施の形態と同様に、第1プランジャ21Aの側面に、接続用電極101と接触した際に生じる切削屑等を収容する溝部24Aを設けることによって、第1プランジャ21Aがプローブホルダ3に対して移動する際に、第1プランジャ21Aと小径部33aとの間に入り込んだ切削屑と第1プランジャ21Aとが干渉することを抑制するようにした。本変形例1によれば、第1プランジャ21Aに溝部24Aを設けることによって、切削屑等の異物によるプローブの伸縮動作不良の発生を抑制することができる。
(変形例2)
次に、本発明の変形例2について、図6を参照して説明する。図6は、変形例2にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図である。なお、実施の形態にかかるプローブユニット1と同じ構成要素には同じ符号が付してある。変形例2にかかるプローブユニットは、第1プランジャ21に代えて第1プランジャ21Bを備える。
第1プランジャ21Bは、先細な先端形状をなし、半導体集積回路100の電極に接触する先端部21aと、先端部21aの径と比して大きい径を有するフランジ部21bと、フランジ部21bを介して先端部21aと反対側に延び、フランジ部21bと比して径が小さく、コイルばね23の一端部が圧入される基端部21cとを有する。
変形例2において、先端部21aには、側面の一部に溝部24Bが形成される。溝部24Bは、本体部211のフランジ部21bから接触部212の一部まで延びる有底の凹部24cを複数有する。凹部24cは、接触部212において、本体部211側の端部から長手方向に、接触部212の爪部の外側面の中央部まで延びる。
変形例2においても、検査時に接触部212に付着した切削屑が、溝部24Bの凹部24cのいずれかに収容される。
本変形例2では、実施の形態と同様に、第1プランジャ21Bの側面に、接続用電極101と接触した際に生じる切削屑等を収容する溝部24Bを設けることによって、第1プランジャ21Bがプローブホルダ3に対して移動する際に、第1プランジャ21Bと小径部33aとの間に入り込んだ切削屑と第1プランジャ21Bとが干渉することを抑制するようにした。本変形例2によれば、第1プランジャ21Bに溝部24Bを設けることによって、切削屑等の異物よるプローブの伸縮動作不良の発生を抑制することができる。
(変形例3)
次に、本発明の変形例3について、図7を参照して説明する。図7は、変形例3にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図である。なお、実施の形態にかかるプローブユニット1と同じ構成要素には同じ符号が付してある。変形例3にかかるプローブユニットは、第1プランジャ21に代えて第1プランジャ21Cを備える。
第1プランジャ21Cは、先細な先端形状をなし、半導体集積回路100の電極に接触する先端部21aと、先端部21aの径と比して大きい径を有するフランジ部21bと、フランジ部21bを介して先端部21aと反対側に延び、フランジ部21bと比して径が小さく、コイルばね23の一端部が圧入される基端部21cとを有する。
変形例3において、先端部21aには、側面の一部に溝部24Cが形成される。溝部24Cは、本体部211の長手方向の一端から他端まで延びる有底の凹部24dを有する。凹部24dは、本体部211において、当該本体部211の長手方向に延びる中心軸に対して回転および並進して螺旋状に延びる。
変形例3においても、検査時に接触部212に付着した切削屑が、溝部24Cの凹部24dに収容される。
本変形例3では、実施の形態と同様に、第1プランジャ21Cの側面に、接続用電極101と接触した際に生じる切削屑等を収容する溝部24Cを設けることによって、第1プランジャ21Cがプローブホルダ3に対して移動する際に、第1プランジャ21Cと小径部33aとの間に入り込んだ切削屑と第1プランジャ21Cとが干渉することを抑制するようにした。本変形例3によれば、第1プランジャ21Cに溝部24Cを設けることによって、切削屑等の異物によるプローブの伸縮動作不良の発生を抑制することができる。
また、変形例3によれば、凹部24dを、螺旋状としているため、本体部211が進退動作をした際に、長手方向のどこかで凹部24dが存在し、溝部24Cに効率的かつ確実に切削屑を収容させることができる。
また、変形例3にかかる螺旋状の凹部と、変形例1または2にかかる直線状の凹部とを組み合わせた溝部としてもよい。
(変形例4)
次に、本発明の変形例4について、図8を参照して説明する。図8は、変形例4にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図である。なお、実施の形態にかかるプローブユニット1と同じ構成要素には同じ符号が付してある。変形例4にかかるプローブユニットは、第1プランジャ21に代えて第1プランジャ21Dを備える。
第1プランジャ21Dは、先細な先端形状をなし、半導体集積回路100の電極に接触する先端部21aと、先端部21aの径と比して大きい径を有するフランジ部21bと、フランジ部21bを介して先端部21aと反対側に延び、フランジ部21bと比して径が小さく、コイルばね23の一端部が圧入される基端部21cとを有する。
変形例4において、先端部21aには、側面の一部に溝部24Dが形成される。溝部24Dは、本体部211に設けられる有底の凹部24eを複数有する。凹部24dは、半球状の空間を形成する球面状の壁面を有する。複数の凹部24eは、本体部211において、例えば図8に示すように千鳥格子状に配置される。なお、凹部24eの配置は、図8に示す配置に限らない。
変形例4においても、検査時に接触部212に付着した切削屑が、溝部24Dの凹部24eのいずれかに収容される。
本変形例4では、実施の形態と同様に、第1プランジャ21Dの側面に、接続用電極101と接触した際に生じる切削屑等を収容する溝部24Dを設けることによって、第1プランジャ21Dがプローブホルダ3に対して移動する際に、第1プランジャ21Dと小径部33aとの間に入り込んだ切削屑と第1プランジャ21Dとが干渉することを抑制するようにした。本変形例4によれば、第1プランジャ21Dに溝部24Dを設けることによって、切削屑等の異物によるプローブの伸縮動作不良の発生を抑制することができる。
(変形例5)
次に、本発明の変形例5について、図9を参照して説明する。図9は、変形例5にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図である。なお、実施の形態にかかるプローブユニット1と同じ構成要素には同じ符号が付してある。変形例5にかかるプローブユニットは、第1プランジャ21に代えて第1プランジャ21Eを備える。
第1プランジャ21Eは、先細な先端形状をなし、半導体集積回路100の電極に接触する先端部21aと、先端部21aの径と比して大きい径を有するフランジ部21bと、フランジ部21bを介して先端部21aと反対側に延び、フランジ部21bと比して径が小さく、コイルばね23の一端部が圧入される基端部21cとを有する。
変形例5において、先端部21aには、側面の一部に溝部24Eが形成される。溝部24Eは、有底の凹部24a(図3参照:第1の凹部)と、24f(第2の凹部)および24g(第3の凹部)とを複数有する。凹部24fは、凹部24aの接触部212側の端部から接触部212側に延びる。凹部24gは、凹部24aのフランジ部21b側の端部からフランジ部21b側に延びる。凹部24f、24gは、凹部24aに対して、互いに反対側に、本体部211の長手方向に延びる。なお、凹部24f、24gは、周方向において互いに異なる位置に形成されるようにしてもよい。また、図9では、凹部24f、24gが、本体部211の長手方向に延びる例について示しているが、長手方向に対して傾斜して延びるようにしてもよい。
変形例5においても、検査時に接触部212に付着した切削屑が、溝部24Eの凹部24a、24f、24gのいずれかに収容される。
本変形例5では、実施の形態と同様に、第1プランジャ21Eの側面に、接続用電極101と接触した際に生じる切削屑等を収容する溝部24Eを設けることによって、第1プランジャ21Eがプローブホルダ3に対して移動する際に、第1プランジャ21Eと小径部33aとの間に入り込んだ切削屑と第1プランジャ21Eとが干渉することを抑制するようにした。本変形例5によれば、第1プランジャ21Eに溝部24Eを設けることによって、切削屑等の異物によるプローブの伸縮動作不良の発生を抑制することができる。
(変形例6)
次に、本発明の変形例6について、図10および図11を参照して説明する。図10および図11は、変形例6にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図である。図10は、フランジ部がプローブホルダに当接している状態を示す。また、図11は、コイルばね収縮時の状態を示す。なお、実施の形態にかかるプローブユニット1と同じ構成要素には同じ符号が付してある。変形例6にかかるプローブユニットは、第1プランジャ21に代えて第1プランジャ21Fを備える。
第1プランジャ21Fは、先細な先端形状をなし、半導体集積回路100の電極に接触する先端部21aと、先端部21aの径と比して大きい径を有するフランジ部21bと、フランジ部21bを介して先端部21aと反対側に延び、フランジ部21bと比して径が小さく、コイルばね23の一端部が圧入される基端部21cとを有する。
変形例6において、先端部21aには、側面の一部に溝部24Fが形成される。溝部24Fは、本体部211の接触部212側の端部から当該本体部211の長手方向の中央部まで延びる有底の凹部24hを複数有する。凹部24hは、接触部212において、本体部211側の端部から長手方向の中央部まで延びる。検査時にコイルばね23が収縮して第1プランジャ21Fがプローブホルダ3内に押し込まれた状態において(図11参照)、凹部24hは、小径部33a内に留まり、大径部33bには進入しない長さに設定される。
変形例6においても、検査時に接触部212に付着した切削屑が、溝部24Fの凹部24fのいずれかに収容される。
本変形例6では、実施の形態と同様に、第1プランジャ21Fの側面に、接続用電極101と接触した際に生じる切削屑等を収容する溝部24Fを設けることによって、第1プランジャ21Fがプローブホルダ3に対して移動する際に、第1プランジャ21Fと小径部33aとの間に入り込んだ切削屑と第1プランジャ21Fとが干渉することを抑制するようにした。本変形例6によれば、第1プランジャ21Fに溝部24Fを設けることによって、切削屑等の異物によるプローブの伸縮動作不良の発生を抑制することができる。
また、変形例6によれば、検査時等のコイルばね23収縮時に、溝部24F(凹部24h)が大径部33bに進入しない長さに設定されているため、凹部24hが保持する切削屑等が大径部33b、34bまたは小径部34aに進入し、該切削屑等によってコイルばね23や第2プランジャ22が動作不良を引き起こすことを抑制する。
(変形例7)
次に、本発明の変形例7について、図12および図13を参照して説明する。図12および図13は、変形例7にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図である。図12は、フランジ部がプローブホルダに当接している状態を示す。また、図13は、コイルばね収縮時の状態を示す。なお、実施の形態にかかるプローブユニット1と同じ構成要素には同じ符号が付してある。変形例7にかかるプローブユニットは、第1プランジャ21に代えて第1プランジャ21Gを備える。
第1プランジャ21Gは、先細な先端形状をなし、半導体集積回路100の電極に接触する先端部21aと、先端部21aの径と比して大きい径を有するフランジ部21bと、フランジ部21bを介して先端部21aと反対側に延び、フランジ部21bと比して径が小さく、コイルばね23の一端部が圧入される基端部21cとを有する。
変形例7において、先端部21aには、側面の一部に溝部24Gが形成される。溝部24Gは、有底の凹部24a(図3参照)および24f(図9参照)を複数有する。検査時にコイルばね23が収縮して第1プランジャ21Gがプローブホルダ3内に押し込まれた状態において(図13参照)、凹部24aは、小径部33a内に留まり、大径部33bには進入しない位置に形成される。
変形例7においても、検査時に接触部212に付着した切削屑が、溝部24Fの凹部24a、24fのいずれかに収容される。
本変形例7では、実施の形態と同様に、第1プランジャ21Gの側面に、接続用電極101と接触した際に生じる切削屑等を収容する溝部24Gを設けることによって、第1プランジャ21Gがプローブホルダ3に対して移動する際に、第1プランジャ21Gと小径部33aとの間に入り込んだ切削屑と第1プランジャ21Gとが干渉することを抑制するようにした。本変形例7によれば、第1プランジャ21Gに溝部24Gを設けることによって、切削屑等の異物によるプローブの伸縮動作不良の発生を抑制することができる。
また、変形例7によれば、検査時等のコイルばね23収縮時に、溝部24G(凹部24a)が大径部33bに進入しない位置に形成されるため、凹部24aが保持する切削屑等が大径部33b、34bまたは小径部34aに進入し、該切削屑等によってコイルばね23や第2プランジャ22が動作不良を引き起こすことを抑制する。
なお、変形例6、7では、溝部が大径部33bに進入しない位置に形成されるものとして説明したが、コイルばね23が収縮した際に溝部が大径部33bに進入する位置に形成されるようにしてもよい。このように、第1プランジャに接触した切削屑を、積極的に大径部33bに落とすようにする構成とすることも可能である。
(変形例8)
次に、本発明の変形例8について、図14を参照して説明する。図14は、変形例8にかかるコンタクトプローブの要部の構成を示す部分断面図である。なお、実施の形態にかかるプローブユニット1と同じ構成要素には同じ符号が付してある。変形例8にかかるプローブユニットは、第1プランジャ21に代えて第1プランジャ21Hを備える。
第1プランジャ21Hは、先細な先端形状をなし、半導体集積回路100の電極に接触する先端部21aと、先端部21aの基端側に連なり、コイルばね23の一端部が圧入される基端部21cとを有する。第1プランジャ21Hは、第1プランジャ21に対し、フランジ部21bを有しない構成である。
変形例8において、先端部21aの本体部211には、側面の一部に溝部24Hが形成される。溝部24Hは、本体部211の長手方向の一端から他端まで延びる有底の凹部24iを複数有する。凹部24iは、本体部211の周方向において、接触部212の爪部間に対応する位置に形成される。なお、凹部24iは、本体部211の周方向において、例えば接触部212の爪部の中央部に対応する位置に形成されてもよい。
変形例8においても、検査時に接触部212に付着した切削屑が、溝部24Hの凹部24iのいずれかに収容される。
本変形例8では、実施の形態と同様に、第1プランジャ21Hの側面に、接続用電極101と接触した際に生じる切削屑等を収容する溝部24Hを設けることによって、第1プランジャ21Hがプローブホルダ3に対して移動する際に、第1プランジャ21Hと小径部33aとの間に入り込んだ切削屑と第1プランジャ21Hとが干渉することを抑制するようにした。本変形例8によれば、第1プランジャ21Hに溝部24iを設けることによって、切削屑等の異物によるプローブの伸縮動作不良の発生を抑制することができる。
(変形例9)
次に、本発明の変形例9について、図15を参照して説明する。図15は、変形例9にかかるプローブホルダの小径部の開口の形状を示す図である。なお、実施の形態にかかるプローブユニット1と同じ構成要素には同じ符号が付してある。変形例9にかかるプローブユニットは、プローブホルダ3の小径部33aに溝部33cを形成する。
変形例9において、小径部33aには、当該小径部33aの外縁に対して突出する内部空間を形成する溝部33cが形成される。溝部33cは、小径部33aの曲率半径よりも小さい曲率半径を有する弧状の壁面が、小径部33aの長手方向に延びる凹部33dを複数(変形例9では4個)有する。ここで、小径部33aの長手方向とは、ホルダ孔33の軸線方向と平行な方向である。なお、溝部は、大径部側に底部を有する構成としてもよいし、大径部にも形成される構成としてもよい。
変形例9においても、検査時に接触部212に付着した切削屑が、溝部33cの凹部33dのいずれかに収容される。
本変形例9では、プローブホルダ3の小径部33aに、接続用電極101と接触した際に生じる切削屑等を収容する溝部33cを設けることによって、第1プランジャ21がプローブホルダ3に対して移動する際に、第1プランジャ21と小径部33aとの間に入り込んだ切削屑と第1プランジャ21とが干渉することを抑制するようにした。本変形例9によれば、プローブホルダ3に溝部33cを設けることによって、切削屑等の異物によるプローブの伸縮動作不良の発生を抑制することができる。
(変形例10)
次に、本発明の変形例10について、図16を参照して説明する。図16は、変形例10にかかるプローブホルダの小径部の開口の形状を示す図である。なお、実施の形態にかかるプローブユニット1と同じ構成要素には同じ符号が付してある。変形例10にかかるプローブユニットは、プローブホルダ3の小径部33aに溝部33eを形成する。
変形例10において、小径部33aには、当該小径部33aの外縁に対して突出する内部空間を形成する溝部33eが形成される。溝部33eは、小径部33aの曲率半径よりも小さい曲率半径を有する弧状の壁面が、小径部33aの長手方向に延びる凹部33fを複数(変形例10では8個)有する。
変形例10においても、検査時に接触部212に付着した切削屑が、溝部33eの凹部33fのいずれかに収容される。
本変形例10では、プローブホルダ3の小径部33aに、接続用電極101と接触した際に生じる切削屑等を収容する溝部33eを設けることによって、第1プランジャ21がプローブホルダ3に対して移動する際に、第1プランジャ21と小径部33aとの間に入り込んだ切削屑と第1プランジャ21とが干渉することを抑制するようにした。本変形例10によれば、プローブホルダ3に溝部33eを設けることによって、切削屑等の異物によるプローブの伸縮動作不良の発生を抑制することができる。
なお、小径部33aに形成する溝部(凹部)の形状や数は、変形例9、10のものに限らない。
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。例えば、取り付け位置や接続用電極の形状または配置に応じて、第1プランジャの形状が異なる構成としてもよい。また、第1プランジャに形成される溝部と、プローブホルダに形成される溝部とを組み合わせてもよい。さらに、本発明は、第1および第2プランジャのフランジ部および基端部、ならびにコイルばねが筒状の部材に被覆される、所謂バレルプローブにも適用できる。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含みうるものであり、特許請求の範囲により特定される技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を施すことが可能である。
以上説明したように、本発明に係るコンタクトプローブ、プローブホルダおよびプローブユニットは、異物による伸縮動作不良の発生を抑制するのに好適である。
1 プローブユニット
2 コンタクトプローブ(プローブ)
3 プローブホルダ
21、21A~21H 第1プランジャ
21a、22a 先端部
21b、22b フランジ部
21c、22c 基端部
22 第2プランジャ
23 コイルばね
23a 密着巻き部
23b 粗巻き部
24、24A~24H、33c、33e 溝部
24a~24i、33d、33f 凹部
31 第1部材
32 第2部材
33、34 ホルダ孔
33a、34a 小径部
33b、34b 大径部
100 半導体集積回路
101 接続用電極
200 回路基板
201 電極

Claims (12)

  1. 第1プランジャと、
    第2プランジャと、
    前記第1および第2プランジャの間に設けられ、該第1および第2プランジャを進退自在に連結するコイルばねと、
    を備え、
    前記第1プランジャには、
    当該第1プランジャの側面に形成される溝部、
    が設けられることを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 前記第1プランジャは、
    柱状をなす本体部、および該本体部の一端に設けられ、接触対象と接触する接触部を有する先端部と、
    前記本体部の前記接触部側と反対側に設けられ、コイルばねが連結される基端部と、
    を有し、
    前記溝部は、前記本体部の一部を凹ませてなり、周方向に沿って延びる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  3. 前記第1プランジャは、
    柱状をなす本体部、および該本体部の一端に設けられ、接触対象と接触する接触部を有する先端部と、
    前記本体部の前記接触部側と反対側に設けられ、コイルばねが連結される基端部と、
    を有し、
    前記溝部は、前記本体部の長手方向の一端から他端に延びる凹部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  4. 前記接触部は、周方向に並ぶ複数の爪部を有し、
    前記溝部は、周方向において前記爪部間に対応する位置に前記凹部がそれぞれ設けられてなる、
    ことを特徴とする請求項3に記載のコンタクトプローブ。
  5. 前記接触部は、周方向に並ぶ複数の爪部を有し、
    前記溝部は、前記本体部から前記接触部の一部にかけて延びる複数の前記凹部からなる、
    ことを特徴とする請求項3に記載のコンタクトプローブ。
  6. 前記凹部は、前記本体部において螺旋状に延びる、
    ことを特徴とする請求項3に記載のコンタクトプローブ。
  7. 前記第1プランジャは、
    柱状をなす本体部、および該本体部の一端に設けられ、接触対象と接触する接触部を有する先端部と、
    前記本体部の前記接触部側と反対側に設けられ、コイルばねが連結される基端部と、
    を有し、
    前記溝部は、前記本体部において、当該本体部の一部を凹ませてなる複数の凹部が千鳥格子状に設けられてなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  8. 前記第1プランジャは、
    柱状をなす本体部、および該本体部の一端に設けられ、接触対象と接触する接触部を有する先端部と、
    前記本体部の前記接触部側と反対側に設けられ、コイルばねが連結される基端部と、
    を有し、
    前記溝部は、
    前記本体部の一部を凹ませてなり、周方向に沿って延びる第1の凹部と、
    前記第1の凹部から前記基端部側に延びる第2の凹部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  9. 前記溝部は、
    前記第1の凹部から前記接触部側に延びる第3の凹部、
    をさらに有することを特徴とする請求項8に記載のコンタクトプローブ。
  10. 第1プランジャ、第2プランジャ、および、前記第1および第2プランジャの間に設けられ、該第1および第2プランジャを進退自在に連結するコイルばねを備えるコンタクトプローブを保持するホルダ孔が形成され、
    前記ホルダ孔には、
    前記第1プランジャが挿通される側の開口から延びる溝部、
    が設けられることを特徴とするプローブホルダ。
  11. 第1プランジャ、第2プランジャ、および、前記第1および第2プランジャの間に設けられ、該第1および第2プランジャを進退自在に連結するコイルばねを備えるコンタクトプローブと、
    前記コンタクトプローブを保持するホルダ孔が形成されるプローブホルダと、
    を備え、
    前記第1プランジャの側面、または前記ホルダ孔の前記第1プランジャが挿通される側には、溝部が設けられる、
    ことを特徴とするプローブユニット。
  12. 前記第1プランジャは、
    柱状をなす本体部、および該本体部の一端に設けられ、接触対象と接触する接触部を有する先端部と、
    前記本体部の前記接触部側と反対側に設けられ、コイルばねが連結される基端部と、
    を有し、
    前記ホルダ孔は、
    前記第1プランジャの先端部が挿通される小径部と、
    前記基端部が収容される大径部と、
    を有し、
    前記溝部は、前記先端部に設けられ、前記コイルばねが収縮して前記第1プランジャがプローブホルダに押し込まれた状態において、当該溝部の前記基端部側の端部が、前記小径部内に位置する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のプローブユニット。
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