JP6546719B2 - 接触検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路の通電試験等に用いる接触検査装置に関するものである。
従来、半導体集積回路のような被検査体では、該被検査体が仕様書通りに製造されているか否かの通電試験が行われる。この種の通電試験は、被検査体の被検査部に個々に押圧される複数の接触子を備えた、プローブカード、プローブユニット、プローブブロック等の接触検査装置を用いて行われる。この種の接触検査装置は、被検査体の被検査部と、テスターとを電気的に接続し、検査を行うために用いられる。
この種の接触検査装置では、複数の接触子を被検査体の被検査部に対して接触した状態で押圧することにより電気的に接続を確立する。しかしながら、半導体集積回路の微細化、複雑化に伴って被検査体の被検査部を検査する接触子もそのサイズが微細化し、被検査体を検査する際の押圧力が大きいと座屈し、あるいは隣り合う接触子と接触して短絡し、正常に被検査体の検査を行えなくなる虞がある。
そこで、各接触子において伸縮部を設け、当該伸縮部が延び縮みすることにより、被検査体の検査時に接触子に作用する押圧力の一部を吸収し、接触子が座屈することや隣り合う接触子と接触して短絡することを抑制することができる接触検査装置がある(特許文献1参照)。
特開2010−281583号公報
図21に示すようにこの接触検査装置100では、被検査体102の被検査部104に接触する筒状のプローブ106と、当該プローブ106の先端部を所定の位置に案内するヘッド部108と、プローブ106の中間部を保持する保持部110と、プローブ106の後端部を案内するベース部112と、当該ベース部112に案内されたプローブ106の後端部と電気的に接続する電極部114とを備えている。
プローブ106において、当該プローブ106の先端部と中間部との間及び中間部と後端部との間には螺旋状に切り込みが入れられ、伸縮部116が形成されている。したがって、プローブ106が被検査体102の被検査部104に押しつけられた際、伸縮部116がプローブ106の軸線方向に撓むことにより、押圧力の一部を吸収し、プローブ106と被検査部104との間の押圧力を適切なものとすることができる。
ところで、被検査体102の被検査部104には、図22(A)ないし図23のようにバンプ104と呼ばれるボール状のハンダで形成されているものがあり、その表面には酸化膜層が形成されている。また、プローブ106の先端部は図22(A)に示すように平坦状に形成されている。
したがって、プローブ106の先端部と被検査部(以下、バンプという。)104とは一点で接触することになる。その結果、プローブ106とバンプ104とは、バンプ104表面の酸化膜層を通して一点で接触することから、電気的接続が不安定な状態となる虞がある。図22(B)に示すようにプローブ106の先端を截頭円錐状に形成した場合においても同様に電気的接続が不安定な状態となる虞がある。
図23のようにプローブ106の先端形状を王冠(クラウン)状とした場合、プローブ106の先端とバンプ104とは多点接触となる。しかしながら、プローブ106とバンプ104との位置がずれていると、プローブ106が軸線方向と交差する方向に傾いてバンプ104と接触することとなる。これにより、プローブ106の先端の接触点の一部がバンプ104と接触しなくなり、接触点が減少する。これにより、プローブ106とバンプ104との電気的接続が不安定な状態となる虞がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、接触子と被検査体との電気的接続を安定させることができる接触検査装置を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の接触検査装置は、被検査体に接触して検査を行う接触子を備える接触検査装置であって、前記接触子は、基体部分と、被検査体と接触する先端部分と、を備え、前記先端部分は、可撓性を有する複数の端子を備え、前記複数の端子は、当該端子が前記被検査体に押し付けられた状態で、前記接触子の軸線方向にかかる圧縮力を受けて前記軸線方向と交差する方向に撓むように構成され、当該接触検査装置は、前記接触子の前記先端部分が前記被検査体に押し付けられた状態で、前記複数の端子がそれぞれ撓むことにより前記被検査体を押圧し、各端子と前記被検査体とが電気的に接続されることを特徴とする。
本態様によれば、接触子の先端部分には、可撓性を有する複数の端子を備えている。当該複数の端子は、接触子の先端部分が被検査体に押し付けられた状態で、各端子が当該接触子の軸線方向にかかる圧縮力を受けて軸線方向と交差する方向に撓むので、各端子は被検査体の表面の酸化膜層を擦り、被検査体の導電体層を露出させる。この状態で、各端子は、それぞれ被検査体を押圧することになる。したがって、各端子が被検査体の導電体層と確実に接触するので、接触子と被検査体との電気的接続を安定させることができる
本発明の第2の態様の接触検査装置は、第1の態様において、前記複数の端子は前記接触子の軸線方向において螺旋状に延びていることを特徴とする。
本態様によれば、複数の端子が接触子の軸線方向にそれぞれ螺旋状に延びて形成されていることから、接触子の先端部分が被検査体に押し付けられた際、各端子が当該接触子の軸線方向にかかる圧縮力を受けて、軸線方向に撓むとともに軸線方向と交差する方向にも撓むので、被検査体の表面の酸化膜層を擦り、被検査体の導電体層を露出させることができる。その結果、各端子と被検査体との電気的接続をより確実なものとすることができる。
また、各端子がそれぞれ独立して撓むので全ての端子が確実に被検査体と接触することができる。その結果、接触子と被検査体との間で多点接触となり、電気的接続の安定性を向上させることができる。
本発明の第3の態様の接触検査装置は、第1の態様において、前記複数の端子は前記接触子の軸線方向において直線状に延びていることを特徴とする。
本態様によれば、複数の端子が接触子の軸線方向にそれぞれ直線状に延びて形成されていることから、接触子の先端部分が被検査体に押し付けられた際、各端子が当該接触子の軸線方向にかかる圧縮力を受けて、軸線方向と交差する方向に撓むので、被検査体の表面の酸化膜層を擦り、被検査体の導電体層を露出させることができる。その結果、各端子と被検査体との電気的接続をより確実なものとすることができる。
また、各端子がそれぞれ独立して撓むので全ての端子が確実に被検査体と接触することができる。その結果、接触子と被検査体との間で多点接触となり、電気的接続の安定性を向上させることができる。
本発明の第4の態様の接触検査装置は、第1の態様において、前記複数の端子は前記接触子の軸線方向においてS字状に延びていることを特徴とする。
本態様によれば、複数の端子が接触子の軸線方向にそれぞれS字状に延びて形成されていることから、接触子の先端部分が被検査体に押し付けられた際、各端子が当該接触子の軸線方向にかかる圧縮力を受けて、軸線方向と交差する方向に撓むので、被検査体の表面の酸化膜層を擦り、被検査体の導電体層を露出させることができる。その結果、各端子と被検査体との電気的接続をより確実なものとすることができる。
また、各端子がそれぞれ独立して撓むので全ての端子が確実に被検査体と接触することができる。その結果、接触子と被検査体との間で多点接触となり、電気的接続の安定性を向上させることができる。
本発明の第5の態様の接触検査装置は、第1から第4のいずれか一の態様において、前記複数の端子の先端側には前記被検査体と接触する際に前記端子の撓む方向を規定する案内面が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、各端子の先端側には前記被検査体と接触する際に前記端子の撓む方向を規定する案内面が設けられている。各端子の案内面は被検査体に押しつけられた状態となるので、端子と被検査体との間の接触領域が増大し、端子と被検査体とは点接触ではなく面接触あるいは線接触となる。したがって、接触子と被検査体との電気的接続をより安定させることができる。
本発明の第6の態様の接触検査装置は、第2の態様において、前記接触子の前記先端部分が前記被検査体に押し付けられた状態で前記螺旋状の端子は、前記軸線方向に撓み、当該軸線方向において隣り合う前記端子と接触することを特徴とする。
本態様によれば、接触子の先端部分が被検査体に押し付けられた状態で螺旋状の端子が軸線方向に撓む。そして、当該軸線方向において隣り合う端子と接触する。これにより、接触子における導電経路が端子の先端から螺旋状に沿って基体部分に延びるのではなく軸線方向に沿うようになるため、導電経路の距離が短くなり、電気抵抗が小さくなる。これにより、接触検査装置の電気特性を向上させることができる。
本発明の第7の態様の接触検査装置は、第6の態様において、前記複数の端子の先端側には前記被検査体と接触する際に前記端子の撓む方向を規定する案内面が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、第5の態様と同様の効果を得ることができる。
本発明の第8の態様の接触検査装置は、第1から第7のいずれか一の態様において、前記接触子の前記基体部分の径寸法は前記先端部分の径寸法よりも大きいことを特徴とする。
本態様によれば、接触子の基体部分の径寸法は先端部分の径寸法よりも大きいので、基体部分の剛性を高めることができ、接触子が被検査体に接触して傾いた際に座屈する虞を低減することができる。その結果、接触子の寿命を向上させることができ、ひいては接触検査装置の寿命を向上させることができる。
本発明の第9の態様の接触検査装置は、第1から第8のいずれか一の態様において、前記基体部分には前記軸線方向に沿って少なくとも一つのスリットが設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、基体部分には軸線方向に沿って少なくとも一つのスリットが設けられているので、当該スリットが接触子に作用するねじれや接触子の傾きを吸収することができ、接触子の寿命を向上させることができる。また、接触子の破損等も抑制することができるので、接触検査装置の寿命を向上させることができる。
本発明の第10の態様の接触検査装置は、第9の態様において、前記スリットは前記軸線方向において螺旋状に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、スリットが軸線方向において螺旋状に設けられているので、接触子に作用するねじれや接触子の傾きを吸収するだけでなく、軸線方向に作用する押圧力の一部も吸収することができ、接触子の寿命を向上させることができる。また、接触子の破損等も抑制することができるので、接触検査装置の寿命を向上させることができる。
本発明の第11の態様の接触検査装置は、第9の態様において、前記スリットは前記軸線方向において直線状に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、スリットが軸線方向において直線状に設けられている当該スリットが接触子に作用するねじれや接触子の傾きを吸収することができ、接触子の寿命を向上させることができる。また、接触子の破損等も抑制することができるので、接触検査装置の寿命を向上させることができる。
本発明に係る接触検査装置の側面図。 (A)は第1の実施例に係る接触子の正面図であり、(B)は第1の実施例に係る接触子の背面図。 (A)は第1の実施例に係る接触子の平面図とその拡大図であり、(B)は第1の実施例に係る接触子の下面図とその拡大図。 (A)は第1の実施例に係る接触子の右側面図であり、(B)は第1の実施例に係る接触子の左側面図。 (A)は第1の実施例に係る接触子の前方斜視図であり、(B)は第1の実施例に係る接触子の後方斜視図。 (A)は第1の実施例に係る接触子とバンプとの接触状態を示す斜視図であり、(B)は接触部分の拡大図。 接触子とバンプとの接触状態における側断面図。 (A)は第1の実施例に係る接触子とバンプとが位置ずれした状態における接触状態を示す斜視図であり、(B)は接触子が軸線方向に弾性変形した状態を示す斜視図。 第1の実施例の変更例に係る接触子の先端部分に設けられた案内面を示す拡大図。 (A)は第2の実施例に係る接触子の正面図であり、(B)は第2の実施例に係る接触子の背面図。 (A)は第2の実施例に係る接触子の平面図とその拡大図であり、(B)は第2の実施例に係る接触子の下面図とその拡大図。 (A)は第2の実施例に係る接触子の右側面図であり、(B)は第2の実施例に係る接触子の左側面図。 (A)は第2の実施例に係る接触子の前方斜視図であり、(B)は第2の実施例に係る接触子の後方斜視図。 (A)は第3の実施例に係る接触子の正面図であり、(B)は第3の実施例に係る接触子の背面図。 (A)は第3の実施例に係る接触子の平面図とその拡大図であり、(B)は第3の実施例に係る接触子の下面図とその拡大図。 (A)は第3の実施例に係る接触子の右側面図であり、(B)は第3の実施例に係る接触子の左側面図。 (A)は第3の実施例に係る接触子の前方斜視図であり、(B)は第3の実施例に係る接触子の後方斜視図。 第4の実施例に係る接触子を示す斜視図。 第4の実施例に係る接触子のバンプとの接触状態を示す斜視図。 第5の実施例に係る接触子を示す斜視図。 従来技術に係る接触検査装置の側面図。 (A)は従来技術に係る接触子の先端が平坦状である場合のバンプとの接触状態を示す斜視図であり、(B)は従来技術に係る接触子の先端が円錐状である場合のバンプとの接触状態を示す斜視図。 従来技術に係る接触子の先端が王冠(クラウン)状である場合のバンプとの接触状態を示す斜視図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
<<<接触検査装置の概要>>>
図1は「接触検査装置」の一実施形態であるプローブカード10を示している。プローブカード10は、プローブ基板12と、平面基準体14と、プローブヘッド16と、複数の接触子18とを備えている。また、プローブカード10は、図示しないテスターに電気的に接続されるとともに前記テスターに対して揺動可能に当該テスターに取り付けられている。
本実施例においてプローブ基板12は、円盤状(円形)に形成され、図示しないがセラミックス基板と配線基板とを備える多層基板として構成されている。プローブ基板12において図1における−Z軸方向側の面(以下、下面という。)12aには、複数の導電性部が設けられている。
また、図示しないが、プローブ基板12内には、複数の配線路が設けられている。前記配線路の一端は下面12aに設けられた前記導電性部(図示せず)を介して各接触子18に電気的に接続されている。前記配線路の他端は、プローブ基板12の+Z軸方向側の面(以下、上面という。)12bに設けられた複数の導電性部(図示せず)に接続されている。上面12bに設けられた前記導電性部(図示せず)は、それぞれテスター(図示せず)に接続されている。
プローブ基板12の上面12bには、平面基準体14が取り付けられている。平面基準体14は、円盤状に形成され、金属部材から構成されている。また、平面基準体14の−Z軸方向側の面、つまりプローブ基板12の上面12bと対向する下面は、平面14aとして形成されている。平面基準体14の平面14aは、所定の平面度(例えば30μm)以下となるように形成されている。平面基準体14に取り付けられたプローブ基板12は、平面14aの平面度に倣うので、平面基準体14はプローブ基板12の平面度を規定する。
また、プローブ基板12において下面12aにはプローブヘッド16が取り付けられている。プローブヘッド16は、上部プローブヘッド20と下部プローブヘッド22とを備えて構成されている。
上部プローブヘッド20には複数の貫通孔24が設けられている。各貫通孔24は、プローブ基板12の下面12aに設けられた前記導電性部(図示せず)にそれぞれ対応するように上部プローブヘッド20に設けられている。
また、下部プローブヘッド22にも複数の貫通孔26が設けられている。各貫通孔26は、下部プローブヘッド22の下方に位置する被検査体28の被検査部であるバンプ30の位置に対応するように下部プローブヘッド22に設けられている。また、プローブヘッド16は、上部プローブヘッド20の貫通孔24の軸線と下部プローブヘッド22の貫通孔26の軸線とが一致するように組み立てられている。
複数の接触子18は、プローブ基板12の下方に配置されている。具体的には、接触子18は、上部プローブヘッド20の貫通孔24及び下部プローブヘッド22の貫通孔26にそれぞれ通されて、プローブ基板12の下面12aに設けられた導電性部(図示せず)に接続されている。
つまり、上部プローブヘッド20は、接触子18の後述する基体部分18a(図2(A)参照)の後端部がプローブ基板12の下面12aに設けられた導電性部(図示せず)と接触して電気的接続をするように接触子18を案内する。また、下部プローブヘッド22は、接触子18の後述する先端部分18b(図2(A)参照)が被検査体28のバンプ30と接触するように先端部分18bを案内する。
また、プローブカード10において、接触子18が被検査体28のバンプ30と接触した後、被検査体28を図1における+Z軸方向にわずかに変位させ、被検査体28のバンプ30を接触子18に押圧させる。これにより、接触子18の先端部分18bがバンプ30の表面に擦り作用を与える。その結果、バンプ30の表面に形成された酸化膜層を除去し、バンプ30の導電体層と接触子18の先端部分18bとが電気的接触を得て、通電状態となる。
したがって、接触子18の先端部分18bがバンプ30と接触した際、バンプ30から接触子18、プローブ基板12を介して図示しないテスターに導電経路が形成されることにより被検査体28の導電検査が可能となる。
<<<接触子の概要>>>
<<<第1の実施例>>>
次いで、図2(A)ないし図8を参照して、接触子18について説明する。接触子18は、全体として円筒状に形成され、基体部分18aと先端部分18bとを備えている。
接触子18は、その材料として鉄、銅、ニッケル等の導電性物質、より詳細には、低抵抗の金属により構成され、ニッケルコバルト、ニッケル銅等のニッケル合金で構成されている。また、接触子18は、電鋳、メッキ、打ち抜き(プレス)、フォトリソグラフィー等の技術で形成されている。
基体部分18aはプローブ基板12の下面12aに設けられた導電性部(図示せず)に接続されて固定されている。先端部分18bには可撓性を有する複数の端子32を備えている。本実施例では一例として、3つの端子32a、32b、32cが設けられている。本実施例において各端子32a、32b、32cは、接触子18の周方向に螺旋を描きながら接触子18の軸線方向、つまり−Z軸方向に延びている。
また、基体部分18aには、少なくとも1つのスリットが設けられている。本実施例において基体部分18aには、当該基体部分18aの周方向に螺旋を描きながら接触子18の軸線方向、つまり−Z軸方向に延びている複数のスリット34が設けられている。
次いで図6(A)、図6(B)及び図7を参照して、各端子32a、32b、32cと被検査体28のバンプ30との接触状態について、端子32aを例として説明する。バンプ30はハンダにより被検査体28上に半球状に形成されている。この半球状のバンプ30に端子32aがZ軸方向に沿って接触子18側へ押圧されると、端子32aはバンプ30と接触する。そして、端子32aは、バンプ30との接触点36においてバンプ30の中心から接触点36に延びる方向へ応力Fを受ける。
具体的には、図7に示すように端子32aの先端には+Z軸方向への応力Fzとバンプ30の半径方向への応力Frとの合力としての応力Fが作用する。これにより、端子32aは、応力Fzを受けてバンプ30と基体部分18aの間で圧縮される。また、端子32aは、応力Frを受けるので、バンプ30の半径方向に変位させられる。そして、端子32aが応力Frによりバンプ30の半径方向に変位する際、端子32aは応力FzによるZ軸方向における圧縮を解消すべくバンプ30の球面に沿って滑り、−Z軸方向に変位する。つまり、端子32aは、接触子18の軸線方向(Z軸方向)と交差する方向に撓むこととなる。
この際、端子32aは、バンプ30の表面に擦り作用を与え、バンプ30の表面に形成された酸化膜層30aの一部を除去し、導電性部30bを露出させる。端子32aは、露出された導電性部30bと接触し、電気的に接続され、通電状態となる。したがって、本実施例において、各端子32a、32b、32cはそれぞれバンプ30の導電性部30bと接触し、電気的接続状態となる。その結果、接触子18とバンプ30とは多点接触となることから電気的接続の安定性を向上させる。
また、端子32aは接触子18の軸線方向(Z軸方向)と交差する方向に撓む際、バンプ30の表面に擦り作用を与えるのでその反作用により、接触子18には螺旋方向にねじりが生じる。ここで、基体部分に設けられた複数のスリット34はこのねじりの全部又は一部を吸収することができる。その結果、接触子18の破損の虞を低減することができ、接触子18の寿命を向上させることができる。
また、図8に示すように接触子18のXY平面における位置が当該接触子18に対応するバンプ30に対してずれている際、例えば端子32cが最初にバンプ30の球面と接触すると、端子32cに作用する応力Fは3つの端子32a、32b、32cがバンプ30と接触している状態の応力よりも大きくなる。その結果、端子32cに作用する応力Frが大きくなり、応力Frは端子32cに対して接触子18とバンプ30とのXY平面における位置ずれを解消する方向に作用する。
その結果、接触子18が当該接触子18とバンプ30とのXY平面における位置ずれを解消すべく軸線方向において傾斜する。この接触子18の傾斜により、端子32a、32bは、それぞれバンプ30の球面と接触する。その結果、端子32a、32bもバンプ30と電気的に接続されるので接触子18とバンプ30とは多点接触となり、接触子18とバンプ30との位置ずれを解消しつつ、電気的接続の安定性を向上させる。
また、接触子18がバンプ30との位置ずれを解消すべく軸線方向に傾斜した際、接触子18の基体部分18aに設けられた複数のスリット34が接触子18の軸線方向への傾斜により生じた応力を吸収し、接触子18の塑性変形や座屈を抑制することができる。
本実施例では、複数の端子32a、32b、32cは、接触子18の先端部分18bが被検査体28のバンプ30に押し付けられた状態で、各端子32a、32b、32cが接触子18の軸線方向(Z方向)にかかる圧縮力を受けて軸線方向と交差する方向に撓むので、各端子32a、32b、32cは被検査体28のバンプ30の表面の酸化膜層30aを擦り、バンプ30の導電性部30bを露出させる。この状態で、各端子32a、32b、32cは、それぞれ被検査体28のバンプ30を押圧することになる。したがって、各端子32a、32b、32cが被検査体28のバンプ30の導電性部30bと確実に接触するので、接触子18と被検査体28との電気的接続を安定させることができる
また、本実施例では複数の端子32a、32b、32cが接触子18の軸線方向にそれぞれ螺旋状に延びて形成されていることから、接触子18の先端部分18bが被検査体28に押し付けられた際、各端子32a、32b、32cが当該接触子18の軸線方向にかかる圧縮力を受けて、軸線方向に撓むとともに軸線方向と交差する方向にも撓むので、被検査体28のバンプ30の表面の酸化膜層30aを擦り、被検査体28の導電性部30bを露出させることができる。その結果、各端子32a、32b、32cと被検査体28との電気的接続をより確実なものとすることができる。
本実施例では、スリット34が軸線方向において螺旋状に設けられているので、接触子18に作用するねじれや接触子18の傾きを吸収するだけでなく、軸線方向であるZ軸方向に作用する押圧力の一部も吸収することができ、接触子18の寿命を向上させることができる。また、接触子18の破損等も抑制することができるので、プローブカード10の寿命を向上させることができる。
また、各端子32a、32b、32cがそれぞれ独立して撓むので全ての端子32a、32b、32cが確実に被検査体28と接触することができる。その結果、接触子18と被検査体28との間で多点接触となり、電気的接続の安定性を向上させることができる。
また、図8(B)に示すように、接触子18の軸線方向、つまりZ軸方向において各端子32a、32b、32cの螺旋と螺旋との間隔を狭くすることにより、各端子32a、32b、32cがそれぞれ被検査体28のバンプ30と接触し、+Z軸方向に押圧された際、Z軸方向において隣り合う螺旋部分と螺旋部分とを接触させることができる。
このように、各端子32a、32b、32cの螺旋部分を接触させることにより、接触子18の先端部分18bにおける導電距離を短くすることができる。具体的には、各端子32a、32b、32cの螺旋部分同士が接触した状態となると電気信号は、各端子32a、32b、32cとバンプ30との接触点36から基体部分18aまで接触子18の軸線方向に沿って伝達される。
その結果、螺旋同士が接触した状態における導電経路長は、各端子32a、32b、32cとバンプ30との接触点36から各端子32a、32b、32cの螺旋部分に沿って基体部分18aに至る経路の導電経路長よりも短くなる。すなわち、接触子18の先端部分18bにおける電気抵抗を低減でき、接触子18の電気特性を向上させることができる。
本実施例では、接触子18の先端部分18bが被検査体28に押し付けられた状態で螺旋状の端子32a、32b、32cが軸線方向であるZ軸方向に撓む。そして、当該Z軸方向において隣り合う端子32a、32b、32cの螺旋部分と螺旋部分とが接触する。これにより、接触子18における導電経路が端子32a、32b、32cの先端から螺旋部分に沿って基体部分18aに延びるのではなく接触子18の軸線方向に沿うようになるため、導電経路の距離が短くなり、電気抵抗が小さくなる。これにより、プローブカード10の電気特性を向上させることができる。
<<<第1の実施例の変更例>>>
図9に示すように、各端子32a、32b、32cの先端部分には案内面38が設けられていてもよい。案内面38を設けることにより、各端子32a、32b、32cとバンプ30との接触領域が増大する。つまり、各端子32a、32b、32cとバンプ30との接触が点接触から線接触あるいは面接触となる。その結果、各端子32a、32b、32cとバンプ30との電気的接続をより確実なものとすることができる。
<<<第2の実施例>>>
次いで、図10(A)ないし図13(B)を参照して第2の実施例における接触子40について説明する。第2の実施例における接触子40は、4つの端子32a、32b、32c、32dを備えている点で第1の実施例と異なる。
接触子40は、基体部分40aと先端部分40bとを備えている。先端部分40bには、
可撓性を有し、接触子40の周方向に螺旋を描きながら接触子40の軸線方向、つまり−Z軸方向に延びている端子32a、32b、32c、32dを備えている。
また、基体部分40aには、少なくとも1つのスリットが設けられている。本実施例において基体部分40aには、当該基体部分40aの周方向に螺旋を描きながら接触子18の軸線方向、つまり−Z軸方向に延びている複数のスリット34が設けられている。
本実施例では、第1の実施例に比べて端子32の数を増やしたことにより、各端子32a、32b、32c、32dと被検査体28のバンプ30とが接触する際、各端子32a、32b、32c、32dにそれぞれ作用する応力Fを小さくすることができる。その結果、各端子32a、32b、32c、32dの破損する虞を低減することができ、接触子40の寿命、ひいてはプローブカード10の寿命を向上させることができる。
また、端子32の数が増えることにより、接触子18とバンプ30との間の接触点が増えることから、接触子18とバンプ30との間の電気的接続をより安定させることができる。
<<<第3の実施例>>>
次いで、図14(A)ないし図17(B)を参照して第2の実施例における接触子42について説明する。第3の実施例における接触子42は、基体部分42aの径寸法が先端部分42bの径寸法より大きい点で第2の実施例と異なる。
接触子42は、基体部分42aと先端部分42bとを備えている。基体部分42aの径寸法は、先端部分42bの径寸法より大きく設定されている。先端部分42bには、可撓性を有し、接触子42の周方向に螺旋を描きながら接触子42の軸線方向、つまり−Z軸方向に延びている端子32a、32b、32c、32dを備えている。
また、基体部分42aには、少なくとも1つのスリットが設けられている。本実施例において基体部分42aには、当該基体部分42aの周方向に螺旋を描きながら接触子18の軸線方向、つまり−Z軸方向に延びている複数のスリット34が設けられている。
本実施例では、接触子42の基体部分42aの径寸法は先端部分42bの径寸法よりも大きいので、基体部分42aの剛性を高めることができ、接触子42が被検査体28に接触して傾いた際に座屈する虞を低減することができる。したがって、接触子42の寿命、ひいてはプローブカード10の寿命を向上させることができる。
<<<第4の実施例>>>
次いで、図18及び図19を参照して第4の実施例における接触子44の構成について説明する。接触子44は、全体として円筒状に形成され、基体部分44aと先端部分44bとを備えている。先端部分44bには、可撓性を有し、接触子44の軸線方向つまりZ軸方向において−Z軸方向側に直線状に延びる端子46a、46b、46c、46dを備えている。
また、基体部分44aには、少なくとも1つのスリットが設けられている。本実施例において基体部分44aには、接触子18の軸線方向、つまりZ軸方向に直線状に延びている複数のスリット48が設けられている。
本実施例では、端子46が被検査体28のバンプ30に接触して、押圧された際、図19に示すように各端子46a、46b、46c、46dが接触子44の軸線方向であるZ軸方向と交差する方向に撓む。また、各端子46a、46b、46c、46dは円筒状の接触子44において各端子46a、46b、46c、46d間を溝状に切り欠くことで形成されることから容易に形成することができる。
また、各端子46a、46b、46c、46dは、円筒状の接触子44の一部を構成しているので、接触子44の周方向において湾曲している。したがって、各端子46a、46b、46c、46dとバンプ30とが接触して押圧された際、端子46とバンプ30との接触領域が大きくなることから各端子46a、46b、46c、46dとバンプ30との電気的接続をより確実なものとすることができる。
すなわち、本実施例では、複数の端子46a、46b、46c、46dが接触子44の軸線方向であるZ軸方向にそれぞれ直線状に延びて形成されていることから、接触子44の先端部分44bが被検査体28のバンプ30に押し付けられた際、各端子46a、46b、46c、46dが当該接触子44の軸線方向であるZ軸方向にかかる圧縮力を受けて、Z軸方向と交差する方向に撓むので、被検査体28のバンプ30の表面の酸化膜層30aを擦り、バンプ30の導電性部30bを露出させることができる。その結果、各端子46a、46b、46c、46dと被検査体28との電気的接続をより確実なものとすることができる。
また、各端子46a、46b、46c、46dがそれぞれ独立して撓むので全ての端子46a、46b、46c、46dが確実に被検査体28のバンプ30と接触することができる。その結果、接触子44と被検査体28のバンプ30との間で多点接触となり、電気的接続の安定性を向上させることができる。
また、接触子44の軸線方向において直線状に設けられているスリット48は、接触子44に作用するねじれや接触子44の傾きを吸収することができ、接触子44の寿命を向上させることができる。また、接触子44の破損等も抑制することができるので、プローブカード10の寿命を向上させることができる。
<<<第5の実施例>>>
次いで、図20を参照して第5の実施例における接触子50の構成について説明する。第5の実施例の接触子50は、端子52の形状が異なる点で第4の実施例と異なる。
接触子50は、全体として円筒状に形成され、基体部分50aと先端部分50bとを備えている。先端部分50bには、可撓性を有し、接触子50の軸線方向つまりZ軸方向において−Z軸方向側にS字状に延びる端子52a、52b、52cを備えている。
また、基体部分50aには、少なくとも1つのスリットが設けられている。本実施例において基体部分50aには、接触子18の軸線方向、つまりZ軸方向に直線状に延びている複数のスリット48が設けられている。
本実施例では、複数の端子52a、52b、52cが接触子50の軸線方向にそれぞれS字状に延びて形成されていることから、接触子50の先端部分50bが被検査体28のバンプ30に押し付けられた際、各端子52a、52b、52cが当該接触子50の軸線方向であるZ軸方向にかかる圧縮力を受けて、軸線方向と交差する方向に撓むので、被検査体28のバンプ30の表面の酸化膜層30aを擦り、被検査体28の導電性部30bを露出させることができる。その結果、各端子52a、52b、52cと被検査体28との電気的接続をより確実なものとすることができる。
また、各端子52a、52b、52cがそれぞれ独立して撓むので全ての端子52a、52b、52cが確実に被検査体28と接触することができる。その結果、接触子50と被検査体28との間で多点接触となり、電気的接続の安定性を向上させることができる。
<<<各実施例の変更例>>>
(1)端子32の先端側に案内面38を設ける構成としたが、端子46、52の先端側にも案内面38を設ける構成としてもよい。
(2)接触子44、50においても基体部分44a、50aの径寸法を先端部分44b、50bの径寸法よりも大きくする構成としてもよい。
(3)第1の実施例ないし第3の実施例においてスリット34の螺旋の方向を端子32の螺旋の方向と同じ方向としたが、この構成に代えて、スリット34の螺旋の方向と端子32の螺旋の方向とを逆の方向としてもよい。
(4)第4の実施例及び第5の実施例では、接触子44、50の基体部分44a、50aに接触子44、50の軸線方向に沿って直線状に形成されたスリット48を設ける構成としたが、この構成に代えて、螺旋状のスリット34を設ける構成としてもよい。また、逆に第1の実施例ないし第3の実施例における接触子18、40、44に直線状のスリット48を設ける構成としてもよい。
(5)また、スリット34、48は接触子18、40、42、44、50の基体部分18a、40a、42a、44a、50aに1箇所設ける構成としたが、軸線方向に間隔をおいて複数設ける構成としてもよい。
上記説明をまとめると、本実施例におけるプローブカード10は、被検査体28に接触して検査を行う接触子18、40、42、44、50を備える。接触子18、40、42、44、50は、基体部分18a、40a、42a、44a、50aと、被検査体28と接触する先端部分18b、40b、42b、44b、50bとを備える。先端部分18b、40b、42b、44b、50bは、可撓性を有する複数の端子32a、32b、32c、32d、46a、46b、46c、46d、52a、52b、52cを備える。前記複数の端子32a、32b、32c、32d、46a、46b、46c、46d、52a、52b、52cは、当該端子32a、32b、32c、32d、46a、46b、46c、46d、52a、52b、52cが被検査体28のバンプ30に押し付けられた状態で、接触子18、40、42、44、50の軸線方向にかかる圧縮力を受けて軸線方向と交差する方向に撓むように構成されている。プローブカード10は、接触子18、40、42、44、50の先端部分18b、40b、42b、44b、50bが被検査体28のバンプ30に押し付けられた状態で、複数の端子32a、32b、32c、32d、46a、46b、46c、46d、52a、52b、52cがそれぞれ撓むことにより被検査体28のバンプ30を押圧し、各端子32a、32b、32c、32d、46a、46b、46c、46d、52a、52b、52cと被検査体28のバンプ30とが電気的に接続される。
複数の端子32a、32b、32c、32d、は前記接触子18、40、42の軸線方向において螺旋状に延びている。また、複数の端子46a、46b、46c、46dは接触子44の軸線方向において直線状に延びている。あるいは、複数の端子52a、52b、52cは接触子50の軸線方向においてS字状に延びている。
複数の端子32a、32b、32c、32d、46a、46b、46c、46d、52a、52b、52cの先端側には被検査体28と接触する際に端子32a、32b、32c、32d、46a、46b、46c、46d、52a、52b、52cの撓む方向を規定する案内面38が設けられている。
接触子18、40、42の先端部分18b、40b、42bが被検査体28のバンプ30に押し付けられた状態で螺旋状の端子32a、32b、32c、32dは、軸線方向に撓み、当該軸線方向において隣り合う端子32a、32b、32c、32d、と接触する。
接触子42の基体部分42aの径寸法は先端部分42bの径寸法よりも大きい。
基体部分18a、40a、42a、44a、50aには軸線方向に沿って少なくとも一つのスリット34、48が設けられている。スリット34は軸線方向において螺旋状に設けられており、スリット48は軸線方向において直線状に設けられている。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 プローブカード、12 プローブ基板、12a 下面、12b 上面、
14 平面基準体、14a 平面、16 プローブヘッド、
18、40、42、44、50 接触子、
18a、40a、42a、44a、50a 基体部分、
18b、40b、42b、44b、50b 先端部分、
20 上部プローブヘッド、22 下部プローブヘッド、24、26 貫通孔、
28、102 被検査体、30 バンプ、30a 酸化膜層、30b 導電性部、
32、32a、32b、32c、32d、46、46a、46b、46c、46d、52、
52a、52b、52c 端子、34、48 スリット、36 接触点、38 案内面、
100 接触検査装置、104 被検査部(バンプ)、106 プローブ、
108 ヘッド部、110 保持部、112 ベース部、114 電極部、
116 伸縮部、F、Fr、Fz 応力

Claims (4)

  1. 被検査体に接触して検査を行う接触子を備える接触検査装置であって、
    前記接触子は、
    基体部分と、
    前記基体部分の先端に一体に形成され、被検査体と接触する先端部分と、
    を備え、
    前記先端部分は、可撓性を有する複数の端子を備え、
    前記複数の端子は、前記接触子の軸線方向において螺旋状に延び、当該端子が前記被検査体に押し付けられた状態で、前記接触子の軸線方向にかかる圧縮力を受けて前記軸線方向と交差する方向に撓むように構成され、
    前記基体部分には、前記接触子の軸線方向において前記先端部分と、前記基体部分の後端部との間に、前記先端部分の複数の端子の螺旋方向のねじれを吸収し前記後端部に伝える、螺旋状に形成された複数のスリットが設けられ、
    前記基体部分の後端部はプローブ基板の導電性部と接触して電気的接続をとるものであり、
    前記複数のスリットは、前記電気的接続をとる部位から離れて位置するように設けられ、
    前記接触子の軸線方向において、前記複数のスリットの長さは前記複数の端子の長さよりも長く形成され、
    当該接触検査装置は、前記接触子の前記先端部分が前記被検査体に押し付けられた状態で、前記複数の端子及び前記複数のスリットがそれぞれ撓むことにより、前記複数の端子が前記被検査体を押圧し、各端子と前記被検査体とが電気的に接続される、
    ことを特徴とする接触検査装置。
  2. 請求項1に記載の接触検査装置において、前記複数の端子の先端側には前記被検査体と接触する際に前記端子の撓む方向を規定する案内面が設けられている、
    ことを特徴とする接触検査装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の接触検査装置において、前記接触子の前記先端部分が前記被検査体に押し付けられた状態で前記螺旋状の端子は、前記軸線方向に撓み、当該軸線方向において隣り合う前記端子と接触する、
    ことを特徴とする接触検査装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の接触検査装置において、前記接触子の前記基体部分の径寸法は前記先端部分の径寸法よりも大きい、
    ことを特徴とする接触検査装置。
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