JP6328925B2 - コンタクトプローブ及び電気部品用ソケット - Google Patents

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本発明は、ICパッケージ等の電気部品の性能試験等に使用される電気部品用ソケットのコンタクトプローブに関し、詳しくは、電気部品の端子及び配線基板の接続部を電気的に接続する導電部材の機械的接触性を高めてその抵抗値の安定化を図るコンタクトプローブ及びそれを備えた電気部品用ソケットに係るものである。
従来のこの種のコンタクトプローブは、一方が検査対象物との接続用であり、他方が検査用基板との接続用である第1及び第2プランジャと、前記第1及び第2プランジャを互いに離れる方向に付勢するように前記第1及び第2プランジャに対して設けられたスプリングと、前記第1及び第2プランジャの基端側から所定長の範囲、及び前記スプリングが内側に位置する導電性チューブとを備え、前記第1及び第2プランジャの少なくとも一方、例えば第2プランジャの先端側棒状部は、該第2プランジャの基端側大径部を基点として揺動可能となっていた(例えば、特許文献1参照)。
前記のようなコンタクトプローブを備えたソケットを使用して電気部品の試験を行う場合、ソケットが検査用基板上に位置決め載置され、前記スプリングが縮んで第2プランジャの先端側棒状部の接触部が検査用基板の電極パッドに接触し、前記ソケットの収容部に検査対象物を収容すると、第1プランジャの先端側棒状部が検査対象物の端子に接触して、前記検査対象物の試験が実行される。このとき、例えば第2プランジャの先端側棒状部が揺動してその基端側大径部が導電性チューブの内壁面に当接し、該チューブも第1及び第2プランジャ間を電気的に接続する経路を構成するようになっていた。
特開2012−149962号公報
しかし、前記従来のコンタクトプローブにおいては、導電性チューブの内側に位置された例えば第2プランジャの基端側大径部のほぼ平らな端面に、スプリングの端末部を載せているだけなので、前記スプリングの弾性力で第2プランジャの先端側棒状部が揺動する際に、その基端側大径部が導電性チューブの内壁面に十分に当接されないことがあった。特許文献1の図1によれば、第2プランジャの基端側大径部の端面がやや盛り上がった円錐状に形成されてはいるが、スプリングの端末部の径と前記基端側大径部の径とがほぼ同じであり、円錐状端面の外周側にスプリングの端末部が接触しているだけで、該基端側大径部を導電性チューブの内壁面に対して傾斜させる力が弱かった。
すなわち、従来のコンタクトプローブにおける第2プランジャの基端側大径部の端面形状では、スプリングの端末部が軽く係合することはできるかもしれないが、そのスプリングの弾性力で前記基端側大径部が導電性チューブの内壁面に十分に当接するように積極的に傾斜させることはできなかった。この場合、第2プランジャの基端側大径部が導電性チューブの内部でその内壁面に接触したり、しなかったりして、安定した当接が得られないことがあった。安定した当接が得られないと、導電性チューブと第2プランジャとの間で十分に導通がとれず、抵抗値が一定せず、各コンタクトプローブ毎に抵抗値がバラバラになることがあった。
そこで、このような問題点に対処し、本発明が解決しようとする課題は、電気部品の端子及び配線基板の接続部を電気的に接続する導電部材の機械的接触性を高めてその抵抗値の安定化を図るコンタクトプローブ及びそれを備えた電気部品用ソケットを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明によるコンタクトプローブは、両端部が開口した円筒状に形成された導電性バレルと、前記導電性バレルの両端部に抜け止めしてその内部に挿入され、電気部品の端子に接触する端子側プランジャ、及び配線基板の接続部に接触する基板側プランジャと、前記導電性バレル内にて前記端子側プランジャ及び基板側プランジャを離間する方向に付勢するスプリングと、を有するコンタクトプローブであって、前記端子側プランジャ及び基板側プランジャの少なくとも一方の基端側大径部に根本から頂部に至るに従い順次細くなると共に、前記少なくとも一方の基端側大径部の端面にて周囲に基端側大径部の端面部分を残してその内側より根本から頂部に至る傾斜面が盛り上がっている突起部を設け、前記スプリングの端末部を前記突起部の根本から頂部に至る傾斜面上に当接させ、その押圧力で前記少なくとも一方の基端側大径部の側部を導電性バレルの内壁面に押し付けるようにしたものである。
また、本発明による電気部品用ソケットは、配線基板に電気的に接続される電気部品の収容部を有する枠体と、前記枠体にて、収容部の下方に設けられた支持プレートの複数の挿入孔にそれぞれ挿入され、前記電気部品の端子に上端部が圧接されると共に、前記配線基板の接続部に下端部が圧接されて前記端子及び接続部を電気的に接続する複数のコンタクトプローブと、を有する電気部品用ソケットであって、前記コンタクトプローブとして、上記手段に記載のコンタクトプローブを備えたものである。
本発明によるコンタクトプローブによれば、電気部品の端子に接触する端子側プランジャ、及び配線基板の接続部に接触する基板側プランジャの少なくとも一方の基端側大径部に根本から頂部に至るに従い順次細くなると共に、前記少なくとも一方の基端側大径部の端面にて周囲に基端側大径部の端面部分を残してその内側より根本から頂部に至る傾斜面が盛り上がっている突起部を設け、前記両プランジャを離間する方向に付勢するスプリングの端末部を前記突起部の根本から頂部に至る傾斜面上に当接させ、その押圧力で前記少なくとも一方の基端側大径部の側部を導電性バレルの内壁面に押し付けるようにしたことにより、前記基端側大径部を導電性バレルの内壁面に対して積極的に傾斜させて導通を図ることができる。したがって、電気部品の端子及び配線基板の接続部を電気的に接続する導電部材の機械的接触性を高めてその抵抗値の安定化を図ることができる。
また、本発明による電気部品用ソケットによれば、配線基板に電気的に接続される電気部品の収容部を有する枠体と、前記枠体にて、収容部の下方に設けられた支持プレートの複数の挿入孔にそれぞれ挿入され、前記電気部品の端子に上端部が圧接されると共に、前記配線基板の接続部に下端部が圧接されて前記端子及び接続部を電気的に接続する複数のコンタクトプローブとを有する電気部品用ソケットにおいて、そのコンタクトプローブとして、上記本発明のコンタクトプローブを用いることで、電気部品の端子及び配線基板の接続部を電気的に接続する導電部材の機械的接触性を高めてその抵抗値の安定化を図ることができる。
本発明による電気部品用ソケットの実施形態を示す平面図である。 図1の正面図である。 図1のA−A線断面図である。 前記電気部品用ソケットに用いられる本発明のコンタクトプローブの実施形態を示す拡大断面図である。 前記コンタクトプローブの基板側プランジャの形状を示す拡大説明図である。 前記電気部品用ソケットを配線基板に実装し、その収容部に電気部品を収容する際の前記コンタクトプローブの動きを示す要部断面説明図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による電気部品用ソケットの実施形態を示す平面図であり、図2は、図1の正面図であり、図3は、図1のA−A線断面図である。この電気部品用ソケット1は、ICパッケージ等の電気部品の性能試験等に使用されるもので、枠体2と、コンタクトプローブ3とを有している。
枠体2は、試験対象の電気部品としての、例えばICパッケージ4を収容する部材となるもので、図2及び図3に示すように、配線基板P上に配設されるようになっている。この枠体2は、図1〜図3に示すように、絶縁材料で矩形ブロック状に形成され、その例えば上面中央部にICパッケージ4の収容部5が形成されている。収容部5は、図2に示す配線基板Pに電気的に接続されるICパッケージ4を固定して収容するもので、ICパッケージ4の四隅部をコーナーガイド等で位置決めするようになっている。
枠体2にて、収容部5の下方には、図3に示すように、支持プレート6と、底部プレート7とが設けられている。支持プレート6は、その上面にICパッケージ4を収容すると共に後述のコンタクトプローブ3の上半部を上下動可能に支持するもので、絶縁材料で平板状に形成された板材から成り、底部プレート7は、コンタクトプローブ3の下半部を支持するもので、同じく絶縁材料で平板状に形成された板材から成り、支持プレート6の下面側に固定されている。
収容部5の下方に位置する支持プレート6及び底部プレート7のそれぞれには、図3に示すように、円形断面の挿入孔が上下方向に貫通して複数個形成されており、これらの挿入孔にそれぞれコンタクトプローブ3が上下方向に挿入される。これにより、図1に示すように、例えば矩形状の平面的な拡がりをもった収容部5の全領域に亘って多数のコンタクトプローブ3が挿入される。これらのコンタクトプローブ3は、後述の図6(c)に示すように、ICパッケージ4の端子に上端部が圧接されると共に、配線基板Pの接続部に下端部が圧接されて、ICパッケージ4の端子及び配線基板Pの接続部を電気的に接続するようになっており、いわゆる表面圧接型に形成されている。
なお、図1〜図3では図示省略しているが、図2において収容部5にICパッケージ4が収容された状態でその上方を覆ってICパッケージ4を固定するソケットカバーが、一側端部(例えば右側端部)を回動中心として開閉可能に設けられている。
図4は、本発明の電気部品用ソケット1に用いられるコンタクトプローブ3を取り出して示す拡大断面図である。このコンタクトプローブ3は、図6(c)に示すICパッケージ4の半田ボール(端子)8及び配線基板Pの接続パッド(接続部)9を電気的に接続するもので、導電性バレル10と、端子側プランジャ11と、基板側プランジャ12と、スプリング13とを有している。
導電性バレル10は、内部に端子側プランジャ11、基板側プランジャ12及びスプリング13を挿入してコンタクトプローブ3の本体部分となるもので、金属等の導電性材料から成り、両端部が開口した円筒状に形成されている。
導電性バレル10の上端部には、端子側プランジャ11が挿入されている。この端子側プランジャ11は、図6(c)に示すICパッケージ4の半田ボール8に接触して電気的に接続するもので、金属等の導電性材料から成り、導電性バレル10の内部に嵌まり得る丸棒状に形成され、中間部の円周方向のくびれ部14に導電性バレル10の内壁面の突部が嵌合して抜け止め固定されている。なお、符号15は、端子側プランジャ11の上端部に形成された接触凹部を示し、この接触凹部15の周りに形成された複数の山形の間の谷間に図6(c)に示す半田ボール8を押し込むことで、喰い付き状に半田ボール8に接触するようになっている。
導電性バレル10の下端部には、基板側プランジャ12の上端部が挿入されている。この基板側プランジャ12は、図6(c)に示す配線基板Pの接続パッド9に接触して電気的に接続するもので、金属等の導電性材料から成り、その上端部の基端側大径部16が導電性バレル10の内部に嵌まってスライド可能な丸棒状に形成され、基端側大径部16の下端の円周方向のくびれ部に導電性バレル10の下端の小径縁部17が係合して抜け止めされている。基板側プランジャ12の下半部は、導電性バレル10の下端からスライド可能に突出している。なお、符号18は、基板側プランジャ12の先端部に形成された接触部を示し、この接触部18の突部を図6(c)に示す接続パッド9に押し付けることで、接続パッド9に接触するようになっている。
導電性バレル10の内部にて端子側プランジャ11と基板側プランジャ12との間には、スプリング13が挿入されている。このスプリング13は、導電性バレル10内にて端子側プランジャ11及び基板側プランジャ12を離間する方向に付勢するもので、金属等の導電性材料から成り、導電性バレル10内で伸縮可能となるように導電性バレル10の内径よりも小さい外径を有するコイルスプリングに形成されている。
なお、図4において、符号19は、図3に示す支持プレート6及び底部プレート7に形成された挿入孔にコンタクトプローブ3を挿入した際に、支持プレート6の挿入孔の途中に形成された段部に係合してコンタクトプローブ3が上方に抜け出さないようにする円周方向の帯状係止部を示している。
ここで、本発明においては、基板側プランジャ12の基端側大径部16に根本から頂部に至るに従い順次細くなる突起部20を設け、スプリング13の端末部21を突起部20の根本から頂部に至る傾斜面上に当接させている。突起部20は、基板側プランジャ12の基端側大径部16にスプリング13の端末部21を確実に当接させるためのもので、図5に示すように、基端側大径部16の上端面にて、周囲に端面部分22を残してその内側より根本から頂部に至る傾斜面23が盛り上がり、全体として円錐状に形成されている。この円錐状の突起部20の頂角αは、突起部20の傾斜面23にスプリング13の端末部21を当接させた状態で基板側プランジャ12の全体が傾斜した際に、スプリング13の端末部21が突起部20から外れにくい程度の角度にする。例えば、頂角α≒60°程度とする。このようにすると、突起部20が円錐状に盛り上がって所定の高さを有し、スプリング13の端末部21が突起部20から外れにくくなる。
また、コイルスプリングから成るスプリング13の突起部20の傾斜面23に当接する端末部21は、図4に示すように、他の部分に対してコイル内径を絞ってある。すなわち、スプリング13の端末部21の一巻きは、それより上の部分のコイルに対して例えばその線径程度の寸法でコイル内径が小さくしてあり、確実に突起部20の傾斜面23に乗るようになっている。このことからも、スプリング13の端末部21が突起部20から外れにくくなる。なお、この場合、スプリング13の端末部21と基端側大径部16の端面部分22との間には、コイルの線径程度の高さの差が残るようにされている。これにより、基板側プランジャ12の全体が傾斜し易くなる。
このように、基板側プランジャ12の基端側大径部16に設けられた突起部20の傾斜面23上に、スプリング13の端末部21を当接させることにより、その押圧力で基端側大径部16の側部を導電性バレル10の内壁面に押し付けるようになっている。すなわち、図5において、導電性バレル10内で基端側大径部16の突起部20の傾斜面23上にスプリング13の端末部21が当接すると、スプリング13の弾性力で力F1が傾斜面23に働く。このとき、傾斜面23に働く力F1の分力により、基端側大径部16を導電性バレル10の内壁面24に向けて揺動させる力F2が働く。この力F2の向きは、導電性バレル10内に挿入された基板側プランジャ12の傾き、突起部20の頂角α、スプリング13の端末部21が傾斜面23上に当接する位置等によって微妙に変化するが、図5では右側に向いて働く状態としている。この力F2の働きにより、基端側大径部16の側部が導電性バレル10の内壁面24に押し付けられる。
この結果、スプリング13の弾性力で基端側大径部16が導電性バレル10の内壁面24に当接するように積極的に傾斜させられ、安定した当接が得られる。安定した当接が得られると、導電性バレル10と基板側プランジャ12との間で十分に導通が図られ、抵抗値が安定化する。
次に、このように構成されたコンタクトプローブ3を備えた電気部品用ソケット1の使用及び動作について、図2、図3及び図6を参照して説明する。まず、電気部品用ソケット1を配線基板P上に配設する前は、図3において支持プレート6及び底部プレート7の挿入孔に挿入されたコンタクトプローブ3は、図6(a)に示すように、支持プレート6の挿入孔の途中に形成された段部に導電性バレル10の帯状係止部19が係合して組み付けられている。この場合、コンタクトプローブ3の上下端部が自由となっており、端子側プランジャ11の接触凹部15及び基板側プランジャ12の接触部18は、図4に示すスプリング13の付勢力でそれぞれ上下に突出している。
次に、図2及び図3に示すように、電気部品用ソケット1を配線基板P上に配設する。このとき、図6(b)に示すように、図3に示す底部プレート7の下面が配線基板Pの上面に載せられ、基板側プランジャ12の接触部18が配線基板Pの接続パッド9に圧接されて、基板側プランジャ12が収縮する。
この状態で、図2に示すように、枠体2の収容部5に試験対象のICパッケージ4を矢印Bのように収容する。このとき、ロボットアーム等の機械装置でICパッケージ4を吸着等により保持して電気部品用ソケット1まで搬送し、収容部5に収容する。その後、図示省略のソケットカバーを閉じて、ICパッケージ4を固定する。このとき、図6(c)に示すように、前記ソケットカバーの閉じ動作に伴ってICパッケージ4が矢印Cのように押し下げられる。すると、ICパッケージ4の下面に格子状(グリッド状)に配列された半田ボール8が端子側プランジャ11の接触凹部15に押し込まれて、接触凹部15が喰い付き状に半田ボール8に接触する。このとき、端子側プランジャ11は、図4に示すスプリング13の付勢力に抗して押し下げられ、導電性バレル10の全体が矢印C方向に下降して収縮する。これにより、ICパッケージ4の半田ボール8にコンタクトプローブ3の上端部(端子側プランジャ11の接触凹部15)が圧接されると共に、配線基板Pの接続部パッド9にコンタクトプローブ3の下端部(基板側プランジャ12の接触部18)が圧接されて、ICパッケージ4の端子(8)及び配線基板Pの接続部(9)を電気的に接続することができる。このとき、コンタクトプローブ3の内部では、端子側プランジャ11→導電性バレル10→基板側プランジャ12の経路で電流が流れる。
この状態で、ICパッケージ4を、例えば20〜30秒間、電気部品用ソケット1に収容して所定の試験を行い、その試験が終了したらソケットカバーを開いてICパッケージ4を抜き取り、ロボットアーム等で格納位置へ搬送して一連の試験動作を終了する。これにより、ICパッケージ4の端子及び配線基板Pの接続部を電気的に接続する導電部材の機械的接触性を高めてその抵抗値の安定化を図って、電気部品について所定の試験を行うことができる。
なお、以上の説明では、基板側プランジャ12の基端側大径部16に突起部20を設けたものとしたが、本発明はこれに限られず、端子側プランジャ11の基端側大径部に突起部20に相当するものを設けてもよいし、基板側プランジャ12の基端側大径部16及び端子側プランジャ11の基端側大径部の両方に突起部20に相当するものを設けてもよい。また、導電性バレル10は、中空棒状の軸部材から円周方向の帯状係止部を削り出しにより形成する切削型で製造したものとしたが、本発明はこれに限られず、平板状の板材に散点状の突起部を打ち出しにより形成して中空状に巻くプレス型で製造したものとしてもよい。
1…電気部品用ソケット
2…枠体
3…コンタクトプローブ
4…ICパッケージ(電気部品)
5…収容部
6…支持プレート
7…底部プレート
8…ICパッケージの端子(半田ボール)
9…配線基板の接続部(接続パッド)
10…導電性バレル
11…端子側プランジャ
12…基板側プランジャ
13…スプリング
15…接触凹部
16…基端側大径部
18…基板側プランジャの接触部
19…帯状係止部
20…突起部
21…スプリングの端末部
22…基端側大径部の端面部分
23…突起部の傾斜面
24…導電性バレルの内壁面
P…配線基板

Claims (5)

  1. 両端部が開口した円筒状に形成された導電性バレルと、
    前記導電性バレルの両端部に抜け止めしてその内部に挿入され、電気部品の端子に接触する端子側プランジャ、及び配線基板の接続部に接触する基板側プランジャと、
    前記導電性バレル内にて前記端子側プランジャ及び基板側プランジャを離間する方向に付勢するスプリングと、を有するコンタクトプローブであって、
    前記端子側プランジャ及び基板側プランジャの少なくとも一方の基端側大径部に根本から頂部に至るに従い順次細くなると共に、前記少なくとも一方の基端側大径部の端面にて周囲に基端側大径部の端面部分を残してその内側より根本から頂部に至る傾斜面が盛り上がっている突起部を設け、前記スプリングの端末部を前記突起部の根本から頂部に至る傾斜面上に当接させ、その押圧力で前記少なくとも一方の基端側大径部の側部を導電性バレルの内壁面に押し付けるようにしたことを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 前記突起部は、前記基板側プランジャの基端側大径部に設けられたことを特徴とする請求項に記載のコンタクトプローブ。
  3. 前記スプリングは、コイルスプリングであることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンタクトプローブ。
  4. 前記コイルスプリングの前記突起部の傾斜面に当接する端末部は、他の部分に対してコイル内径を絞ってあることを特徴とする請求項に記載のコンタクトプローブ。
  5. 配線基板に電気的に接続される電気部品の収容部を有する枠体と、
    前記枠体にて、収容部の下方に設けられた支持プレートの複数の挿入孔にそれぞれ挿入され、前記電気部品の端子に上端部が圧接されると共に、前記配線基板の接続部に下端部が圧接されて前記端子及び接続部を電気的に接続する複数のコンタクトプローブと、
    を有する電気部品用ソケットであって、
    前記コンタクトプローブとして、請求項1〜のいずれか1項に記載のコンタクトプローブを備えたことを特徴とする電気部品用ソケット。
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