JP6589713B2 - 自動運転車両を用いたタクシーサービスシステム - Google Patents

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Description

本発明は、自動運転車両を用いてタクシーサービスを行うシステムの技術分野に関する。
この種のシステムとして、ユーザ(即ち、タクシー利用者)が、無線通信を利用して自動運転車両或いは無人車両であるタクシーと直接通信を行うことで、ユーザが自動運転車両を呼び寄せ可能に構成されたシステムが提案されている(特許文献1参照)。
他方で、車両を遠隔操作する遠隔操作システムが提案されている(特許文献2参照)。
WO2016/002527号公報 特開2014−71655号公報
しかしながら、上述のタクシーサービスシステム(特許文献1)によれば、自動運転のためのセンサ等に故障が生じたり、システムに想定外の異常が生じた場合に、自動運転車両が走行不能になる可能性があるという技術的問題点がある。実際に走行不能になった場合には、ユーザに不利不便が齎らされるのは言うまでもない。そうならない場合であっても、ユーザには、タクシー乗車中に走行不能になってしまうのではないかという不安や、タクシー待ち中に走行不能になっている(そのため遅れている)のではないかという不安感が付きまとう。
他方で、上述の遠隔操作システムによる遠隔操作(特許文献2)は、自動運転とは全く別技術であり、仮にこの技術をタクシーシステムに適用しようとすれば、各タクシーの運転手による運転の代わりに各タクシーに割り当てられる遠隔操作者による遠隔操作が常時必要となり、自動化技術の採用による人員削減のメリットや自動運転によるメリットを何ら享受できない。
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、自動運転を採用しつつ、不測の事態により自動運転での走行が不能になってもなお走行することを可能ならしめるタクシーサービスシステムを提供することを課題とする。
本発明の自動運転車両を用いたタクシーサービスシステムは上記課題を解決するために、通信網に収容されており、タクシーのユーザが操作するための端末装置と、前記通信網に収容されており、自動で走行することが可能であると共に、前記通信網経由での遠隔地からの遠隔操作で走行することが可能である、前記タクシーとして利用される自動運転車両と、前記通信網に収容されており、前記遠隔操作を夫々実行するための複数の遠隔操作装置と、前記通信網に収容されており、前記端末装置、前記自動運転車両及び前記複数の遠隔操作装置の各々と前記通信網経由で通信可能な管制センターとを備える。前記管制センターは、前記端末装置から入力された、前記タクシーに係る予約の内容を示す予約情報を、前記通信網経由で取得し、記憶する予約処理部と、前記自動運転車両及び前記複数の遠隔操作装置のスケジュールを管理するスケジュール管理部と、前記記憶された予約情報及び前記管理されたスケジュールを参照して、前記予約に対する配車計画を作成する配車計画作成部とを有する。前記複数の遠隔操作装置は各々、前記作成された配車計画及び前記管理されたスケジュールの少なくとも一方上で前記各々に対して選定された前記自動運転車両における、前記遠隔操作に供される車両情報を、前記通信網経由で取得し、表示するモニタ部を有する。前記自動運転車両は、前記作成された配車計画及び前記管理されたスケジュールの少なくとも一方に基づき設定された乗車場所で前記ユーザが乗車した後に、前記予約情報により示された目的地に到着した際に、前記ユーザに対する清算を実行する清算部を有する。
本発明に係るタクシーサービスシステムによれば、その稼働時には、タクシーを利用しようとするユーザにより、端末装置を介して、予約情報が入力される。すると、管制センターでは、入力された予約情報を、その予約処理部が、通信網経由で取得し、記憶する。これと相前後して、管制センターでは、そのスケジュール管理部が、自動運転車両及び複数の遠隔操作装置のスケジュールを管理し、その配車計画作成部が、このように記憶された予約情報及び管理されたスケジュールを参照して、予約に対する配車計画を作成する或いは作成している。
他方、複数の遠隔操作装置は各々、作成された配車計画及び前記管理されたスケジュールの少なくとも一方上で各々に対して選定されたタクシーとして利用される自動運転車両の、例えば車両の前後左右のカメラ画像、車速情報などの遠隔操作に供される車両情報を、通信網経由で取得し、そのモニタ部にて所定フォーマットで表示する。
したがって、自動運転車両に対して選定された遠隔操作装置では、そのモニタ部を介して、自動運転車両の自動運転状況を遠隔監視可能となる。そして、自動運転している最中に、仮に、不測の事態が発生し、自動運転機能に支障をきたした若しくは自動運転が不可能になった場合には、通信網経由で、遠隔操作装置のモニタ部に表示された車両情報に応じて、自動運転車両による自動運転に代わる遠隔操作による運転を行うことが可能となる。
しかも、仮に自動運転車両の自動運転機能が故障しない平常時であっても、「自動運転が故障した場合に、遠隔操作に切り替えて運転続行することが可能である」旨をユーザに対して既知とできるので、ユーザが故障を恐れる心配やユーザに与える不安感を軽減することが可能となる。
加えて、このような自動運転車両であれば、自動運転機能が正常である限り、タクシーの運転手により運転する代わりに、各タクシーに割り当てられた遠隔操作者により運転する必要は、なくなる。
その後、自動運転により又はそれに一部若しくは全部代わる遠隔操作により目的地に到着すると、自動運転車両は、その清算部によって、ユーザに対する清算を実行する。従って、自動運転の場合にも遠隔操作による運転の場合にも、ユーザに対しては、目的地への到着を条件としての公正な支払いを請求課金することが可能となる。
以上のように、本発明のタクシーサービスシステムによれば、自動運転による自動化の利益を享受しつつ、遠隔操作の存在によりユーザに対して、より安心感を与えることが可能となる。
本発明のこのような作用及び他の利得は、これ以降に説明する実施形態により明らかにされる。
第1実施形態のタクシーサービスシステムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態の動作を示すシーケンスチャートである。
先ず図1を参照しながら、本発明の自動運転車両を用いたタクシーサービスシステムの実施形態の構成ついて説明する。
図1において、本実施形態に係る自動運転車両を用いたタクシーサービスシステムは、携帯装置100、遠隔操作装置200、自動運転車両300及び管制センター400を備える。携帯装置100、遠隔操作装置200、自動運転車両300及び管制センター400は、インターネットなどの一つの通信網に収容されており、図中、無線電波記号500で示すように、相互に通信網を経由して無線通信可能とされている。
携帯装置100は、本発明に係る「端末装置」の一例を構成しており、具体的には、ユーザにより携帯されるモバイル、スマホ、携帯電話、小型パソコン等の通信機能(典型的には、インターネット接続機能)を有しており、無人タクシーを利用するユーザが操作するための端末装置として構成されている。携帯装置100は、GPSによる自己位置を特定する機能を有しており、後で詳述するように(図2参照)管制センター400等との間で、無線信号電波500を介して各種信号の送受信を行う際に、各時点における自己位置を通達可能に構成されている。IDカード(ID CARD)102は、自動運転車両300を無人タクシーとして利用するために付与されるユーザ個々のID(識別情報)を示し、携帯装置100とは別に又は携帯装置100に挿入若しくは組み込まれた形でユーザにより所有される。無人タクシー登録ID104は、個々の自動運転車両300に対応する無人タクシー個々のID(識別情報)を示し、予め又はタクシー利用に相前後して携帯装置100に取り込まれる。
なお図1では説明の便宜上、携帯装置100並びにIDカード102及び無人タクシー登録ID104は、それらの一セットのみ図示されているが、実際のシステムでは、図中「…」で示すように多数のユーザに対応する形で、多数の携帯装置100並びにIDカード102及び無人タクシー登録ID104のセットが、管制センター400による管制下に置かれる同一通信網に収容される。
遠隔操作装置200は、自らに割り当てられた(即ち、後述の如く管制センター400により選定された)自動運転車両300の遠隔監視を実行し、更に必要に応じてこの自動運転車両300の遠隔操作を遠隔操作者の手で適宜実行可能に構成されている。具体的には、遠隔操作装置200は、例えば前出の特許文献2に記載された遠隔操作技術を採用することで、恰も車両の運転席にいるかのような状況での運転操作によって、実際には、通信網経由で自動運転車両300を遠隔地からの遠隔操作により走行させるように構成されている。
より具体的には図1に示すように、遠隔操作装置200は、自動運転車両200に対応する車両(典型的には、自動運転機能を持たない一般的な車両)の運転席を模した、モニタ201、ハンドル202、ブレーキ203、アクセル204、ライト205、ターンシグナル206、ネット接続器210、遠隔者登録ID211及び遠隔者監視モニタ220を備える。モニタ201は、本発明に係る「モニタ部」の一例を構成している。これらの車両の運転席を模した部位のうち、モニタ201、ターンシグナル206といった表示出力、計器等に係る出力装置は、自動運転車両300の遠隔操作を行うに際し、参照用に必要な情報である自動運転車両300の前方の画像情報等を、ネット接続器310(即ち、自動運転車両300側)から無線電波記号500を介してネット接続機器210(即ち、遠隔操作装置200側)で受け取り、その画像情報等を表示出力等するように構成されている。他方、これらの車両の運転席を模した部位うち、ハンドル202、ブレーキ203、アクセル204、ライト205及びターンシグナル206等の車両運転するための操作入力等に係る操作入力装置は、自動運転車両300の遠隔操作を行うに際し、所望の操作を示す操作信号を、ネット接続器210(即ち、遠隔操作装置200側)から無線電波記号500を介してネット接続機器310(即ち、自動運転車両300側)へ送信し、その操作信号等により自動運転車両300の遠隔操作を実行するように構成されている。
ネット接続器210は、管制センター400との各種信号の送受信、自動運転車両300との各種信号(例えば、遠隔監視のための各種信号、遠隔操作のための各種信号)の送受信等を、無線信号電波500を介して実行可能に構成されている。ここで、ネット接続器210と管制センター400との間の通信については、無線であっても、例えば光ファイバーケーブル等を利用した高速有線回線など、有線であっても構わない。更に、遠隔操作装置200と携帯電話100及び自動運転車両300とを、管制センター400を中継して接続する構成を採用するのであれば、ネット接続器210は、有線接続機能のみを持っていても足りる。遠隔操作装置200は、通信可能な限りにおいて、自動運転車両300や携帯装置100、更には管制センター400から遠く離れた、コールセンターの如き遠隔地に設置されてもよいし、遠隔操作者が在宅勤務する宅内に配備されてもよいし、移動可能なユニットとして構築されてもよい。
これらの遠隔操作装置200を構成する出力装置(即ち、モニタ201等)や操作入力装置(即ち、ハンドル201等)により、遠隔操作装置200内には、遠隔操作者をして、実際の車両の運転席に座っているかの如きリアルな模擬環境が構築される。モニタ201は、自動運転車両300側で3次元表示対応の撮像を行うことで、3次元表示を行うようにしてもよく、これにより実際の運転席環境をよりリアルに模した環境を遠隔操作装置200内に構築できる。モニタ201は、車両前方等の表示という基本的な機能の他、切換表示やウインドウ表示により、自動運転車両300が自動運転している際に(即ち、遠隔操作を行っていない間に)、自動運転車両300における各機器、各部位、各動作状況、運転状況等を遠隔監視するためのモニタとして機能してもよい。このため遠隔操作装置200は、自動運転車両300の正常又は故障若しくは異常等を示す監視用の情報を、無線電波信号500に含まれる形で自動運転車両300側から受け取り、所定フォーマットで、モニタ201に表示出力可能に構成されてもよい。加えて、モニタ201による表示には、音声出力が伴っていてもよい。
遠隔者登録ID211は、自動運転車両300を遠隔操作する遠隔者に個別に付与されるID(識別情報)であり、予め又は当該無人タクシーの遠隔監視の開始に相前後して、遠隔操作装置200に取り込まれる。遠隔者監視モニタ220は、遠隔者或いは遠隔観察者、更にこの者が単なる遠隔監視に代えて、遠隔操作を行う遠隔操作者として業務するに至った際における、遠隔操作者等の映像をモニタリングするように構成されている。即ち、通信網経由で、自動運転車両300に乗車中のユーザは、遠隔操作者が遠隔操作等する様子を、車内でリアルタイムの映像として視聴可能となる。これによりユーザは走行中、より安心できる。
なお図1では説明の便宜上、遠隔操作装置200は一つのみ図示されているが、実際のシステムでは、多数の無人タクシー或いは自動運転車両300に対応可能なように、図中「…」で示すように多数の遠隔操作装置200が、管制センター400による管制下に置かれる同一通信網に収容されている。これに対応可能なように、予め、遠隔操作による運転技能を夫々習得済である多数の遠隔操作者に対して、固有の遠隔者登録IDが夫々付与される。
自動運転車両300は、無人タクシーとして利用される車両である。自動運転車両300は、例えば前出の特許文献1に記載された自動運転技術を採用することで自動走行することが可能であると共に、例えば前出の特許文献2に記載された遠隔操作技術を採用することで、通信網経由での遠隔地からの遠隔操作で走行することが可能である車両として構成されている。
具体的には図1に示すように、自動運転車両300は、上述の如き自動運転による走行を実行するための自動運転設備301及び上述の如き遠隔操作による走行を実行するための遠隔操作設備302を備え、更に、室内モニタ303、ネット接続器310、Card(カード)接続キッド311、自動清算部312、カメラ320、GPS331、及び充電状態モニタ332を備えて構成されている。
自動運転設備301は、自動運転が実行される際に、自動運転による走行を可能ならしめるための、例えば前出の特許文献1に記載された如き、自動運転される車両側に搭載される各種機器を含む。遠隔操作設備302は、遠隔操作が実行される際に、遠隔操作装置200からの通信網経由での遠隔操作による走行を可能ならしめるための、例えば前出の特許文献2に記載された如き、遠隔操作される車両側に搭載される各種機器を含む。
室内モニタ303は、ユーザが乗車した走行中における、自動運転車両300に係る各種走行状況、特に自動運転状況又は遠隔操作状況に係る各種状態パラメータや各種情報をウインドウ表示や全画面表示で、所定フォーマットで表示するように構成されている。ユーザは、これを車内で見ることで走行中安心できる。これに加えて又は切り替えて、娯楽番組やニュースなど汎用放送を視聴可能に構成されてもよい。
Card(カード)接続キッド311は、ユーザが乗車した際に、自ら所有するIカード102を挿入して、その情報を読み取るように構成されている。自動清算部312は、その後、ユーザが目的地に到着した際に、ユーザが所有するIDカード102に紐付けされたクレジットカードからの引き落としによる清算やキャッシュによる清算を実行可能に構成されている。なお、ユーザが所有するIDカード102は、無人タクシー利用の機能を有するクレジットカードそのものであってもよい。
ネット接続器310は、管制センター400との各種信号の送受信、遠隔操作装置200との各種信号(例えば、遠隔監視のための各種信号、遠隔操作のための各種信号)の送受信等を、無線信号電波500を介して実行可能に構成されている。
カメラ320は、自動運転車両の車両前方、更には車両後方や左右の映像を撮像する複数台のカメラを含んで構成されている。カメラ320は、3次元表示対応の撮像を行うように同一方向(例えば車両前方)について、相互に若干離間した位置から撮像する複数台の撮像装置を含んで構成されてもよい。これにより、遠隔操作装置200の側で、そのモニタ201において、3次元表示を行うことが可能となり、遠隔操作装置200内に、実際の運転席環境をよりリアルに模した環境を構築できる。
GPS装置331は、自動運転車両331の現在位置を、GPSを利用して特定するように構成されている。ここで得られる現在位置は、遠隔監視装置200及び管制センター400に無線信号電波500を介して適宜通達され、更に、携帯装置100に通達されてもよい。管制センター400では、ここで得られる現在位置を参照情報の一つとして適宜採用し、後に詳述するように(図2参照)配車計画を作成する。遠隔操作装置200は、ここで得られる現在位置を、遠隔操作中の自動運転車両300を特定する目的で利用してもよい。携帯装置100は、ここで得られる現在位置を、利用中の無人タクシーである自動運転車両300の現在位置を特定する目的で利用してもよいし、無人タクシー待ちしている間に、迎えに来る自動運転車両300の現在位置を特定する目的で利用してもよい。
充電状態モニタ332は、例えば、ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池自動車、ガソリン車等のいずれの場合でも自動運転車両200に搭載されているバッテリーの充電状態(例えば、充電残量やフル充電されているか否かなど)をモニタリングするように構成されている。ここで得られる充電状態は、遠隔監視装置200及び管制センター400に無線信号電波500を介して適宜通達され、更に、携帯装置100に適宜通達されてもよい。管制センター400では、ここで得られる充電状態を参照情報の一つとして採用し、後に詳述するように(図2参照)配車計画を作成する。遠隔操作装置200は、ここで得られる充電状態を、遠隔操作中の自動運転車両300の充電状態を特定する目的で利用してもよい。携帯装置100は、ここで得られる充電状態を、利用中の無人タクシーである自動運転車両300の充電状態として利用してもよいし、無人タクシー待ちしている間に、迎えに来る自動運転車両300の充電状態を特定する目的で利用してもよい。
なお図1では説明の便宜上、自動運転車両300は一台のみ図示されているが、実際のシステムでは、図中「…」で示すように多数の無人タクシーたる多数の自動運転車両300が、管制センター400による管制下に置かれる同一通信網に収容される。
管制センター400は、複数の自動運転車両300、複数の遠隔操作装置200、及び複数の携帯装置100に対する、後に詳述する如き(図2参照)、管制動作を、通信網経由で実行するように構成されている。具体的には、管制センター400は、無人タクシー掲示板401、登録サーバー402、無人タクシー管理システム410、遠隔者管理設備420、車両情報管理設備430及び駐車場管理設備440を含んで構成されている。
管制センター400は、多数の携帯装置100、多数の遠隔操作装置200(即ち、ネット接続器210)、多数の自動運転車両300(即ち、ネット接続器310)との各種信号の送受信等を、無線信号電波500を利用しての通信網経由で実行可能に構成されている。ここで、ネット接続器210と管制センター400との間の通信については、例えば光ファイバーケーブル等を利用した高速有線回線など、有線であっても構わない。更に、遠隔操作装置200と携帯電話100及び自動運転車両300とを、管制センター400を中継して接続する構成を採用してもよい。管制センター400は、例えば伝統的な有人タクシー会社の配車部署に代わる管制部署に配備され、その管制動作は、該管制部門にて、例えば無人タクシー掲示板401を作業員が確認しながらの半自動或いは全自動で行うように構成されている。
無人タクシー掲示板401は、大型液晶パネル等を有し、管制下にある多数の無人タクシーを所定フォーマットで表示する。一又は複数の作業員が無人タクシー掲示板401の表示を見ながら、配車計画に資する各種入力を無人タクシー管理システム410に入力したり、システム全般に異常がないか否か等を監視できるように構成されている。
登録サーバー402には、無人タクシーを利用可能な者として登録されているユーザIDやその属性などの個人情報、無人タクシーとしての利用に供される車両であるとして登録されている無人タクシーのタクシーIDやその属性、無人タクシーを遠隔操作可能として登録されている遠隔操作装置或いは遠隔操作者のIDやその属性などの個人情報或いは個別情報等の、配車計画の作成に必要となるID情報等が、予め或いは配車に先立って登録されている。
無人タクシー管理システム410は、予約処理部411、配車計画作成部412及びスケジュール管理部413を有する。予約処理部411は、端末装置100から入力された、ユーザが要求するところのタクシー(即ち、自動運転車両300)に係る予約の内容を示す予約情報を、通信網経由で取得し、記憶するように構成されている。ここに「予約情報」とは、乗車希望場所、降車希望場所、乗車希望時刻、希望到着時刻、希望の車種或いはグレード、希望の乗車人数などを示す、自らが予約を望むタクシーを特定するための情報である。予約情報は、携帯装置100のキーボード、タッチパネル等から、タクシー予約を行うユーザによって入力される。スケジュール管理部412は、複数の遠隔操作装置200及び複数の自動運転車両300のスケジュールを管理するように構成されている。配車計画作成部413は、予約処理部411に記憶された予約情報及びスケジュール管理部412により管理されたスケジュールを参照して、予約に対する配車計画を作成するように構成されている。これらの構成及び動作については後に詳述する(図2参照)。
遠隔者管理設備420は、各遠隔操作装置200或いはそれを担当する遠隔操作者について、現在又は近未来の配車時の使用・利用・業務状況、過去から現在に至るまでの信頼度などの情報を、定期若しくは不定期に又は配車計画を作成する際に適宜に、通信網経由で取得するなど、各遠隔操作装置200やその遠隔操作者の情報管理を実行するように構成されている。車両情報管理設備430は、各自動運転車両300について、現在の充電状況、現在又は近未来の配車時の使用・利用状況、現在又は近未来の配車時の駐車位置などの情報を、定期若しくは不定期に又は配車計画を作成する際に適宜に、通信網経由で取得するなど、車両の情報管理を実行するように構成されている。駐車場管理設備440は、各自動運転車両300に対して、現在又は近未来のタクシー利用終了時に駐車可能である駐車場所或いは待機場所の位置等の駐車場に係る情報を、定期若しくは不定期に又は配車計画を作成する際に適宜に、通信網経由で取得するなど、駐車場の情報管理を実行するように構成されている。
次に図1に加えて、図2のシーケンスチャートを参照しながら、以上のように構成されたタクシーサービスシステムで実行される、予約処理、スケジュール管理、配車計画作成等を含む一連の処理を、更なる詳細構成と共に説明する。図2のシーケンスチャートは、横軸に、処理が実行される各場所を順に配列し、縦軸には、横軸の場所別に上側から下側に向かって継時的に実行される処理を順に配列し、一の場所から他の場所へ影響を及ぼす処理(例えば、他の場所への情報の通達、他の場所に対する制御等)を横方向に延びる矢印で示したチャートである。更に、左端のコラムは、上側から下側に向かって継時的に実行される主要な処理を一本の縦に延びるフローチャート(ステップS10、S20、…S100)で示している。
図2において、横軸には、携帯装置100を持つ一人のユーザである無人タクシーの“客”と、遠隔操作装置200を操作する一人の遠隔操作者である“遠隔者”と、一台の自動運転車両300である“車”と、管理センター400が配備された“会社”(或いはタクシー会社)とが左から順に並べられている。
図2において初期状態では、実際のタクシー予約に先んじて、事前情報或いは入手情報として、次の各種情報が、会社に把握されており、その管制センター400に登録されている。即ち、“客”については、その顧客ID、そのIDカード102の番号であるCardNo(カードナンバー)、その顔或いは顔写真等が、登録サーバー402(図1参照)に登録されている。“遠隔者”については、その遠隔者ID、その待機情報、その顔或いは顔写真等が、遠隔者管理設備420(図1参照)に登録されている。“車”については、その車両ID、その駐車場所、その充電状態などの使用状況等が、車両情報管理設備430(図1参照)に登録されている。顧客ID、遠隔者ID及び車両IDは、会社或いは管制センター400から、この順に顧客、遠隔者及び車両に対して事前に発行されている。例えば、以下のようにタクシー予約からの一連の動作が開始される際には、客は、家或いは自宅に居るものとし、遠隔者は、遠隔操作装置200が配置された遠隔操作場所に居るとし、車は、ある駐車場に駐車されているものとする。
図2において先ず、本実施形態に係るタクシーサービスシステムの稼働が開始されると、予約の受け付けが開始される(ステップS10)。この際、客により携帯装置100が使用されて、管制センター400の無人タクシー掲示板401経由でタクシーが呼ばれる(ステップS11)。具体的には、携帯装置100で、顧客ID、タクシーが来て欲しい時間(即ち、「今直ぐ」や「何時に」などの希望乗車時刻や、何分後或いは何時間後などの時間)、タクシーが来て欲しい場所(即ち、希望乗車場所)、目的地(即ち、希望降車場所)等を示す情報を含む予約情報が入力され、インターネット経由で管制センター400へと送信される。特に「今直ぐ」来てほしい場合には、好ましくは携帯装置100が内蔵するGPS装置により取得されたGPS情報が、予約情報の一部として送信される。
次に、自動運転車両及び遠隔監視者の決定が実行される(ステップS20)。ここに“遠隔監視者”は、不測の事態の際に自動運転から遠隔操作に即時に切り替え可能なように“遠隔操作者”と同一人物であることが好ましい。しかし、自動運転から遠隔操作に切り替える際に、遠隔操作をしない遠隔監視専用の遠隔観察者とは別に、自動運転中或いは遠隔監視中に別途待機しており且つ遠隔監視をしない遠隔操作専用の遠隔操作者が存在する形で、システム運用を行うことも可能である。加えて、遠隔監視については、遠隔監視者又は遠隔操作者による、半自動或いは全自動で実行することも可能である。
ステップS20での決定は、具体的には、会社において無人タクシー管理システム410によって、車両情報管理設備430で管理されている、充電状態、使用状態、駐車位置などの各自動運転車両300に係る車両情報と、予約を受付けた予約情報で示される客の要望とに基づいて、登録された多数の自動運転車両300の中から、当該客に対して使用するのに最も相応しい一台の自動運転車両300が選定され、選定された車両に対して、選定された旨がインターネット経由で通達される(ステップS21)。他方、会社において無人タクシー管理システム410によって、遠隔者情報管理設備420で管理されている、遠隔者の使用状態或いは勤務状態、信頼度などの各遠隔者に係る遠隔者情報と、予約を受付けた予約情報で示される客の要望とに基づいて、登録された多数の遠隔者の中から、当該客に対して使用するのに最も相応しい一名の遠隔者が選定され、選定された遠隔者の元にある遠隔操作装置200に対して、選定された旨がインターネット経由で通達される(ステップS22)。更に、無人タクシー管理システム410によって、決定された車両及び遠隔者の場合における客の乗車希望場所までにかかる走行時間及びそこへの到着時刻が推測され、客に対して、推測された到着時刻がインターネット経由で通達される(ステップS23)。
続いて、遠隔者によって、予想される遠隔監視時間等が考慮された上で、業務可能であれば、選定を承認した旨が、会社に対して通知される。具体的には、遠隔操作装置200から管制センター400へ、承認した旨を示す承認情報がインターネット経由で送信される。(ステップS24)。ここでもし、承認が得られない場合には、その遠隔者を除外した条件で、遠隔者選定からの処理が繰り返し行われる。なお、承認が得られない場合に備えて、ステップS24の承認が得られてから、ステップS23の客への到着時刻の通知を行うようにしてもよい。ステップS24の承認が得られるのに先んじてステップS23の客への到着時刻の通知を行うと、客に対する配車可能な旨の連絡を、より迅速に行えるというメリットが得られる。
続いて、遠隔者情報及び客情報が、車に連絡される。具体的には、遠隔者管理設備420にて管理された遠隔者ID、遠隔者の顔写真等の遠隔者情報が、自動運転車両300に通達され(ステップS25)、登録サーバー402等に登録された顧客の顔、目的地(降車希望場所)、希望乗車日時、乗車希望場所等の顧客情報や予約情報が、自動運転車両300に送達される(ステップS26)。これらと相前後して、遠隔者から車に対する認証が行われる。具体的には、遠隔者の元にある遠隔操作装置200から、当該承認したタクシーの遠隔監視業務を承認した旨の認証のために、遠隔者のID、顔写真等の情報が、自動運転車両300に対して通達される(ステップS27)。その際、遠隔者監視モニタ220によって、遠隔操作装置200の操作席に座った遠隔者の映像も送信され、自動運転車両300側で、登録情報との比較が実行される。
上記ステップS25〜S27の自動運転車両300への個人情報等を含む各種情報のインターネット経由での通達は、好ましくは、各自動運転車両300に固有に決められた暗号キーを用いて暗号化された情報伝達により行われる。
以上のステップS10からS20までの処理は、実際にタクシーの利用に供される自動運転車両300が走行する前に実行される。上記ステップS21からS27を含む、ステップS20の自動運転車両及び遠隔監視者の決定処理は、無人タクシー管理システム410の配車計画作成部413で実行される、ある予約に対する配車計画の作成処理の一例を構成しており、その途中経過や最終経過は、適宜に、スケジュール管理部412で管理されるスケジュールに反映される。
続いて、選定された遠隔者による遠隔監視が開始され(ステップS30)、客の乗車希望場所(即ち、ここでの目的地)へ向けての、選定された自動運転車両300の自動運転が開始される(ステップS40)。具体的には、遠隔操作装置200での遠隔監視が、遠隔者によって続行的に実行されつつ(ステップS41)、自動運転車両300が自動運転にて客の乗車希望場所に向けて移動される(ステップS42)。
続いて、自動運転車両300が待ち合わせ場所である、客からの予約情報で示されていた乗車希望場所へ到着する(ステップS50)。ここで、客は乗車し、自分の顧客ID、顔写真、確認のための降車希望場所(即ち、ここでの目的地)等の情報を、自動運転車両300に対し、IDカード102をカード接続キッド311に挿入して、入力する。自動運転車両300では、このように客から直接入力されたモニタ情報を元に、先にステップS26等で通達を受けた当該客の情報や予約情報と比較することで、認証が実行される(ステップS51)。
認証が完了すると、自動運転車両300における自動運転が実行される(ステップS60)。この際、遠隔監視は継続的に実行され(ステップS61)、目的地へ向けての走行が継続される(ステップS62)。
目的地に到着すると、客は降車する(ステップS70)。この降車しようとする客に対して、自動運転車両300は、請求金額を提示し、客により、自動清算部312に設けられた承認ボタンが押される。自動清算部312において、ユーザ所有のIDカード102に紐付けされた又は紐付けられないクレジットカードからの引き落としによる清算を実行したり、或いは、キャッシュによる清算を実行する(ステップS71)。いずれの場合にも、走行中に、Card接続キッド311に挿入されていたIDカード102は抜かれ、顧客は降車する。続いて、自動運転車両300は、会社の管制センター400に対して、通信網経由で、無事にタクシー業務を終え、清算が完了した旨の清算完了通知を行い、同時に、現在の場所、充電状態等の最新の車両情報を通達する(ステップS72)。これを受けて、会社の管制センター400は、タクシー業務を終えた自動運転車両300に対して、スケジュール管理部412により管理されたスケジュール及び駐車場管理設備440により管理された駐車場情報等に基づいて、次に駐車するべき駐車場の位置を通知する(ステップS73)。
続いて、自動運転車両300は、通知された駐車場に向けて自動運転を再び実行する(ステップS80)。具体的には、遠隔者による遠隔監視が客の降車後も引き続き実行されつつ(ステップS81)、自動運転による移動が継続される(ステップS82)。
その後、通知された駐車場に到着する(ステップS90)。この際、自動運転車両300からは、到着した旨の通知が、会社の管制センター400に対して行われる(ステップS91)。これにより、一連の遠隔監視が終了される(ステップS100)。具体的には、管制センター400から、その時点で遠隔監視を終了させる旨の通知が、遠隔者及び車両に対して行われ、遠隔者は、遠隔操作装置200における遠隔監視を終了させる(ステップS101)。
以上により、自動運転車両200を利用しての一連のタクシーサービスに係る処理が完了する。このように本実施形態によれば、モニタ201を介して、自動運転車両300の自動運転状況を、遠隔操作装置200により、遠隔監視可能(或いは、冗長監視可能)となる。そして特に、元の待機場所からタクシー業務を経て次の待機場所に自動運転している何れの最中にも、仮に、自動運転車両300におけるセンサ故障や想定外の異常などの不測の事態が発生し、自動運転機能に支障をきたした若しくは自動運転が不可能になった場合には、通信網経由で、遠隔操作装置200のモニタ201に表示された車両情報を見ながら(或いは、見聞き等しながら)、その遠隔操作者が、自動運転車両300による自動運転に代えて、マニュアルによる遠隔操作による運転を行うことが可能となる。或いは、そのような場合には、遠隔操作装置200で取得される車両情報に基づいて、遠隔操作装置200に構築された、遠隔操作者のマニュアルによる遠隔操作に代わる、半自動又は全自動運転機能により、遠隔操作による運転を行うことが可能となる。
即ち、不測の事態の発生で自動運転が不可能となった場合にも、自動運転に代わる遠隔操作という、謂わばバックアップ手段により、自動運転車両300が走行不能になる可能性を低減できる。なお、自動運転車両300の運転中に、管制センター400や遠隔操作装置200で、遠隔監視をしていれば、ここでの故障したか否かについての判定が即時にできる。更に、遠隔監視で判明した故障の場合に遠隔操作をする際には、例えば前出の特許文献2に開示された如く、遠隔操作装置200に設けられたハンドル202、アクセル203、ブレーキ204等を、モニタ201に表示された自動運転車両300の置かれた状況に応じて操作するといった、既存技術で遠隔操作すれば足りる。
或いは、仮に自動運転車両300の自動運転機能が故障しない平常時であっても、「自動運転が故障した場合に、遠隔操作に切り替えて運転続行することが可能である」旨をユーザに対して既知とできるので、ユーザが故障を恐れる心配やユーザに与える不安感を軽減することが可能となる。即ち、実際に或いは結果的に走行不能にならない場合であっても、前述の如きバックアップ手段としての遠隔操作が可能である旨を既知とされているユーザからしてみれば、不測の事態の発生により走行不能になってしまうのではないか或いはなっているのではないかという不安感が、タクシー乗車中やタクシー待ちをしている間、付きまとうことはなくなる。自動運転技術が如何に進化を遂げても、故障しない可能性が100%未満である限りにおいて或いはユーザがそれを100%であると信じない限りおいて、本実施形態により齎されるこのような利点は、実際に遠隔操作が利用される頻度や割合以上に、格段に大きなものである。
加えて、このような自動運転車両300であれば、自動運転機能が正常である限り、タクシーの運転手による運転の代わりに、各タクシーに割り当てられる遠隔操作者により遠隔操作により走行する必要は、なくなる。即ち、自動化技術の採用による人員削減のメリットを、自動運転が可能である分だけ相応に享受でき、近時における自動化技術の採用による人員削減のメリットや、自動運転によるメリット或いは無人タクシーにおけるメリットを、極めて効率よく享受できる。
以上のように、本実施形態のタクシーサービスシステムによれば、自動運転による自動化の利益を享受しつつ、遠隔操作によるバックアップが確立しており、しかも、実際に走行不能になるか否かに拘わらず、遠隔操作の存在自体により或いはバックアップ体制の充実により、ユーザに対して、より安心感を与えることが可能となる。
なお、本発明は、請求の範囲及び明細書全体から読み取るこのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う自動運転車両を用いたタクシーサービスシステムもまた本発明の技術思想に含まれる。
100 携帯装置
200 遠隔操作装置
201 モニタ
300 自動運転車両
302 遠隔操作設備
303 自動運転設備
320 カメラ
400 管制センター
410 無人タクシー管理システム
411 予約処理部
412 スケジュール管理部
413 配車計画作成部

Claims (1)

  1. 通信網に収容されており、タクシーのユーザが操作するための端末装置と、
    前記通信網に収容されており、自動で走行することが可能であると共に、前記通信網経由での遠隔地からの遠隔操作で走行することが可能である、前記タクシーとして利用される自動運転車両と、
    前記通信網に収容されており、前記遠隔操作を夫々実行するための複数の遠隔操作装置と、
    前記通信網に収容されており、前記端末装置、前記自動運転車両及び前記複数の遠隔操作装置の各々と前記通信網経由で通信可能な管制センターと
    を備え、
    前記管制センターは、
    前記端末装置から入力された、前記タクシーに係る予約の内容を示す予約情報を、前記通信網経由で取得し、記憶する予約処理部と、
    前記自動運転車両及び前記複数の遠隔操作装置のスケジュールを管理するスケジュール管理部と、
    前記記憶された予約情報及び前記管理されたスケジュールを参照して、前記予約に対する配車計画を作成する配車計画作成部と
    を有し、
    前記複数の遠隔操作装置は各々、前記作成された配車計画及び前記管理されたスケジュールの少なくとも一方上で前記各々に対して選定された前記自動運転車両における、前記遠隔操作に供される車両情報を、前記通信網経由で取得し、表示するモニタ部を有し、
    前記自動運転車両は、前記作成された配車計画及び前記管理されたスケジュールの少なくとも一方に基づき設定された乗車場所で前記ユーザが乗車した後に、前記予約情報により示された目的地に到着した際に、前記ユーザに対する清算を実行する清算部を有する
    ことを特徴とする自動運転車両を用いたタクシーサービスシステム。
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