JP6506195B2 - 回転軸モジュールおよび多関節ロボット - Google Patents

回転軸モジュールおよび多関節ロボット

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Description

本発明は、回転軸モジュールおよび該回転軸モジュールを少なくとも一つ含むロボットに関する。
産業用ロボット、特に多関節ロボットは二つのリンクが互いに接続された少なくとも一つの関節部を含んでいる。関節部には、リンクを駆動するアクチュエータが設けられており、アクチュエータを駆動するための動力線および信号線が少なくとも必要とされる。また、産業用ロボットの先端に設けられたエンドエフェクタを駆動するための信号線、エア配管、高速通信用信号線などが必要とされる。本願明細書では、これら動力線、エア配管、各種の信号線をまとめて「線条体」と呼ぶこととする。
線条体はロボットのリンクの内側に収納されることが望ましい。特許文献1や特許文献2のロボットでは、動力伝達軸の外筒と減速機出力軸との間の空間などに線条体を収納している。さらに、特許文献3のロボットでは、線条体が関節部の中空アクチュエータ内部を通過していることが開示されている。
特開2015−54357号公報 特許第5540981号公報 特許第5560260号公報
特許文献1や特許文献2に開示される動力伝達軸の外筒外周と減速機カバー内面との間の空間などは比較的小さく、線条体を収納するには十分でなく、線条体が動力伝達軸の外筒外周面や減速機カバー内面などに接触し、線条体にストレスが作用し易いため、線条体の寿命を長期間にわたって確保するのは難しい。
さらに、特許文献3は線条体をアクチュエータに隣接する別の部材上に設けられた固定部材で固定する実施例が開示されており、アクチュエータ上に設けた固定部材で固定することを開示していない。このため、アクチュエータを組替える際に、線条体とアクチュエータの位置関係を崩す必要があり、再組立の際に線条体が交差していないか気を配る必要があり、組替は容易ではなくなる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、線条体の高い信頼性、長寿命を確保しつつ、ロボットの組立ておよび組替えが容易な回転軸モジュールおよびそのような回転軸モジュールを含むロボットを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、アクチュエータ(20)と、該アクチュエータの中心軸線のみに沿って前記アクチュエータの内部を貫通して延びる線条体(29)と、前記アクチュエータの一端側に位置していて前記線条体の一端が接続された第一中継部(25)と、前記アクチュエータの他端側に位置していて前記線条体の他端が接続された第二中継部(26)と、前記第一中継部と前記第二中継部との間で前記線条体を前記アクチュエータに固定する第一固定部(23)および第二固定部(24)と、を含む回転軸モジュールが提供される。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記アクチュエータは、第一リンク(11)が取付けられるべき固定部材(21)と、該固定部材に対して相対的に回転可能であって第二リンク(12)が取付けられるべき可動部材(22)と含む。
3番目の発明によれば、2番目の発明において、前記アクチュエータの内部において前記線条体は電気を伝達するワイヤレス伝達部により部分的に接続されている。
4番目の発明によれば、1番目の発明において、前記アクチュエータの内部において前記線条体は電気およびエアを伝達するロータリジョイントを含む。
5番目の発明によれば、2番目の発明において、前記第一固定部は前記固定部材の回転軸またはその近傍に備えられると共に、前記第二固定部は前記可動部材の回転軸またはその近傍に備えられる。
6番目の発明によれば、3番目の発明において、前記ワイヤレス伝達部は中空構造であり、前記可動部材の回転軸に沿って延びるエア供給用チューブが前記ワイヤレス伝達部を通過している。
7番目の発明によれば、3番目の発明において、前記可動部材の回転軸に沿って延びるエア供給用チューブが前記ワイヤレス伝達部の外側に配置されている。
8番目の発明によれば、1番目から7番目のいずれかの発明において、前記アクチュエータは、減速機と駆動モータとの組み合わせである。
9番目の発明によれば、1番目から7番目のいずれかの発明において、前記アクチュエータは、ダイレクトドライブモータである。
10番目の発明によれば、8番目の発明において、前記減速機は、複数の平行軸または交差軸と、該複数の平行軸または交差軸に取付けられた複数の歯車と、前記複数の平行軸または交差軸を支持する複数の玉軸受とを含む。
11番目の発明によれば、2番目から10番目のいずれかの発明において、前記第一リンクおよび第二リンクのうちの少なくとも一方のリンク長またはオフセット量を変更する変更機構部を含む。
12番目の発明によれば、2番目から11番目のいずれかの発明において、前記アクチュエータは、前記可動部材の出力軸に対して垂直に配置されていて前記第一リンクおよび前記第二リンクのうちの一方に取付けられるべき第一取付部と、前記可動部材の前記出力軸に対して平行に配置されていて前記第一リンクおよび前記第二リンクのうちの他方に取付けられるべき第二取付部と、を含んでおり、前記第一取付部および前記第二取付部は、前記可動部材の第二リンク取付面と共通の取付インタフェースを有する。
13番目の発明によれば、2番目から12番目のいずれかの発明において、前記第一リンクおよび前記第二リンクは、中継用線条体と、該中継用線条体の一端が接続された第三中継部と、前記中継用線条体の他端が接続された第四中継部とを含んでおり、前記第一リンクの前記第三中継部は前記第一中継部に接続されるようになっており、前記第二リンクの前記第四中継部は前記第二中継部に接続されるようになっている。
14番目の発明によれば、13番目の発明において、前記中継用線条体、前記第三中継部および前記第四中継部のうちの少なくとも一つから、少なくとも一つの分岐線条体が分岐しており、前記中継用線条体および前記少なくとも一つの分岐線条体の配列を変更する配列変更部を含む。
15番目の発明によれば、2番目から14番目のいずれかの発明において、さらに、前記第一リンクおよび前記第二リンクが前記固定部材および前記可動部材にそれぞれ取付けられていない状態で、前記可動部材の出力軸の原点位置と前記固定部材の基準との間の相関関係を定義する定義機構部を含む。
16番目の発明によれば、2番目から15番目のいずれかの発明において、さらに、前記第一リンクおよび前記第二リンクが前記固定部材および前記可動部材にそれぞれ取付けられている状態で、前記可動部材の出力軸の原点位置と前記固定部材の基準との間の相関関係を定義する定義機構部を含む。
17番目の発明によれば、1番目から16番目のいずれかの発明において、前記回転軸モジュールを被覆するカバーを取り付ける取付部材を備える。
18番目の発明によれば、1番目から17番目のいずれかの発明において、前記アクチュエータを密閉するシール部を含む。
19番目の発明によれば、1番目から18番目のいずれかの発明において、前記線条体は、前記回転軸モジュールから着脱されるようにした。
20番目の発明によれば、1番目から19番目のいずれかの発明において、アクチュエータの内部を貫通する別の線条体が追加されるようにした。
21番目の発明によれば、2番目から20番目のいずれかの発明において、回転軸モジュールの可動部材に、ねじれ量測定器あるいはトルク測定器が取り付けられているかまたは内蔵されるようにした。
22番目の発明によれば、1番目から21番目のいずれかの回転軸モジュールを少なくとも一つ含むロボットが提供される。
1番目および22番目の発明においては、線条体は固定部材と可動部材とに固定されると共に、線条体の両端部は中継部、例えばコネクタに接続されている。このため、線条体を捩回動作のみで完結させた回転軸モジュールを提供できる。回転軸モジュールを含むロボットのレイアウトを緊急に変更する必要がある場合には、中継部を取り外して再接続することによりロボットの組替えも容易に行うことができる。さらに、ロボット製造メーカは、回転軸モジュールを用いたロボットの組立について、ロボットなどを使って自動組立を行うことができる。現状のロボット製造においては、アーム内の穴の中にケーブルを通す作業をロボットで行うことは、技術的に容易なことではない。この回転軸モジュールでは可動部の処理を行う必要がなく、中継コネクタを嵌合させるだけであるため、例えば視覚センサなどのビジョンとロボットとを使って、中継コネクタを嵌合させる組立システムを構築できる。さらに、コネクタの付替えが容易であるのでロボットの制御軸数や軸形態をロボットの使用者が自由に変更することができる。なお、線条体は、アクチュエータ用の動力線および信号線、ならびにツール制御用の動力線、信号線およびエア配管のうちの少なくとも一つを含むものとする。
また、回転軸モジュールの回転軸心付近に線条体を通し、回転軸モジュールの可動部材と固定部材に線条体を固定することで、線条体に作用するストレスをねじれ運動のみとすることができ、線条体へ作用するストレスを軽減し、長寿命化が期待できる。
更に回転軸モジュール内で線条体処理が完結しているため、回転軸モジュール交換時に交換作業が容易なものとなる。
3番目の発明においては、線条体がワイヤレス伝達部を含んでおり、可動部材と固定部材の境界部が、ワイヤレス伝達部の送信側部材と受信側部材の境界部に一致するように配置されているので、関節部を長期間使用した場合であっても、ワイヤレス伝達部の領域が劣化して寿命が低下することはない。部品等の摺動摩耗が発生しないためである。また、ワイヤレス伝達部の領域においては、線条体同士が交差しないように注意する必要もない。
4番目の発明においては、ロータリジョイントは回転動作しながら電気及びエアを伝送できるので、線条体の捩回処理を容易に行うことができる。また、ロータリジョイントの領域においては、線条体同士が交差しないように注意する必要もない。さらに、ロータリジョイントを用いているので、エアの伝送も可能となる。
5番目の発明においては、線条体を回転軸の中心付近で固定できるため、回転軸モジュールをコンパクトにすることができる。
6番目の発明においては、ワイヤレス伝達部の中空部分を通過するエア供給用チューブを用いてエアを供給できる。回転軸モジュールがロボットの一部である場合には、エア供給用チューブによりロボットのツールにエアを供給できる。6番目の発明により、エアチューブに作用するストレスがねじり動作のみとなり、エアチューブの寿命を延ばすことができる。
7番目の発明においては、ワイヤレス伝達部の外側を通過するエア供給用チューブを用いてエアを供給できる。回転軸モジュールがロボットの一部である場合には、エア供給用チューブによりロボットのツールにエアを供給できる。7番目の発明により、ワイヤレス伝達部自身に中空構造が不要となり、ワイヤレス伝達部をコンパクトにすると共に、コストを低減できる。
8番目の発明においては、駆動モータを小型化できるので、コンパクトな回転軸モジュールを提供でき、電力使用量も低減できる。また、駆動モータはブレーキを内蔵していても良い。
9番目の発明においては、ダイレクトドライブモータを用いることにより、減速機を使用することなしにリンクを直接的に駆動させることが可能となり、ロボットの位置決め精度を向上させられる。また、減速機が無いため、組立が比較的容易なものとなる。
10番目の発明においては、減速機の逆効率を意図的に向上させられるので、リンクに作用する外力が駆動モータ自体に伝わり易くなる。サーボフィードバック制御を用いることにより、接触センサを使用することなしに、ロボットが人間や周辺装置に接触したときにロボットを即時に停止させられる。またリンクやツール部を直接手で動かして、ロボットを操作すること(リードスルー)も容易となる。このことは、人間とロボットが協動して作業する場合に特に有利である。
11番目の発明においては、リンク長やリンクオフセット量を容易に変更できるので、ロボット使用者のロボットの適用自由度を向上させられる。
12番目の発明においては、ロボットの軸構成を容易に変更できるようになり、更なるロボット使用者のロボットの適用自由度を向上させられる。また、軸数も同じ回転軸モジュールやリンクを増やすことで自在に増やすことができる。
13番目の発明においては、中継用線条体自体を単純にできるので、ロボットの改造の作業性向上およびコストを低減できる。また、リンクを組み付ける際に、回転軸モジュールとリンクを接続し、中継部を嵌合するだけで良いので、組立作業が容易となる。
14番目の発明においては、最小の構成で中継用線条体などの配列を変更でき、中継用線条体の回路を最小限の数量にでき、中継用線条体のコストをさらに低減できる。また、ロボットの軸の場所によって、必要な回路を容易に変更でき、組替が容易なものとなる。
15番目の発明においては、リンクが取付けられていない状態で、回転軸モジュールでの軸原点位置のキャリブレーションを行うことができ、従来までは、通常ロボットの全軸を動かして行う必要のあったロボットの原点位置のキャリブレーションを各軸毎に1軸ずつ独立して行うことができるため、キャリブレーションが比較的容易にできる。またあらかじめキャリブレーションが完了している回転軸モジュールに交換すれば、キャリブレーションの必要も無くなり、ロボットの組替作業が容易となる。
16番目の発明においては、リンクが取付けられている状態で、回転軸モジュールでの軸原点位置のキャリブレーションを行うことができ、ロボット完成体の状態でのロボットの原点位置のキャリブレーションを、従来までは通常ロボットの全軸を動かして行う必要のあったキャリブレーションに比べ、比較的容易に行うことができる。
17番目の発明においては、回転軸モジュールおよびリンクの一部分にカバーが取付けられるので、衝撃を緩和させられる。このことは、人間とロボットが協動して作業する場合に特に有利である。
18番目の発明においては、リンク側のシール構造が不要になるので、ロボットを組替えるときの作業性を向上させられる。
19番目の発明においては、回転軸モジュール内の線条体のみの交換を可能とし、保守コストを低減させられる。
20番目の発明においては、別の線条体、例えばツール駆動用ケーブルやエアチューブを後から追加できるので有利である。また、ロボットの軸数を増やした場合に、アクチュエータ駆動線条体を容易に増設できる。
21番目の発明においては、回転軸モジュールの出力軸の正確なねじれ量あるいは出力軸に作用する正確なトルクを把握することができるので、駆動用モータのトルク情報などと組み合わせることで、繊細なサーボフィードバック制御を行うことができる。例えば、わずかな力が作用しても瞬時に停止させたり、ロボット使用者がロボットのリンクやツール部を直接動かして操作する(リードスルー)ことなどに有効である。
添付図面に示される本発明の典型的な実施形態の詳細な説明から、本発明のこれら目的、特徴および利点ならびに他の目的、特徴および利点がさらに明解になるであろう。
本発明の回転軸モジュールを含むロボットの頂面図である。 回転軸モジュールの第一の拡大図である。 回転軸モジュールの第二の拡大図である。 回転軸モジュールの第三の拡大図である。 一つの例における回転軸モジュールの拡大断面図である。 ロボットのある関節部の一部を拡大して示す部分拡大図である。 ロボットのある関節部の第一の頂面図である。 ロボットのある関節部の第二の頂面図である。 本発明の回転軸モジュールを含む他のロボットの側面図である。 二つの回転軸モジュールを示す図である。 変更部を含む中継用線条体の第一の拡大図である。 変更部を含む中継用線条体の第二の拡大図である。 変更部を含む中継用線条体の第三の拡大図である。 変更部を含む中継用線条体の第四の拡大図である。 回転軸モジュールの第三の頂面図である。 図10Aに示される回転軸モジュールの側面図である。 ロボットのある関節部の第四の頂面図である。 図11Aに示されるロボットのある関節部の側面図である。 本発明の回転軸モジュールを含むロボットの他の頂面図である。 回転軸モジュールの第四の拡大図である。 回転軸モジュールの第五の拡大図である。 回転軸モジュールの第六の拡大図である。 回転軸モジュールの第七の拡大図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は本発明の回転軸モジュールを含むロボットの頂面図である。図1に示されるロボット1は六軸垂直多間接ロボットであり、六つの関節軸J1〜J6を含んでいる。それぞれの関節軸は後述する回転軸モジュール10または回転軸モジュール10’により駆動される。
ロボット1のアームは複数のアーム部分から構成されており、回転軸モジュール10、10’は隣接する二つのアーム部分の間に配置されている。図1に示されるロボット1は三つの回転軸モジュール10、および回転軸モジュール10よりも小さい三つの回転軸モジュール10’を含んでいる。
ロボットの全軸が同じ回転軸モジュールで構成されても良いが、一般にロボット1の末端の軸になるほど、その軸より末端側のアーム重量は軽くなるので、ロボット1全体で同一の回転軸モジュール10を使用する必要はない。本発明では、ロボット1の基端側には三つの回転軸モジュール10が配置されており、ロボット1の末端側には三つの回転軸モジュール10’が配置されている。言い換えれば、ロボット1の末端側で小型の回転軸モジュール10’を使用するようにしている。全軸同じ回転軸モジュールを使う場合に比べ、アーム全体重量やコストを低減できる。また、回転軸モジュールの取付インターフェースが全軸で共通である場合は、ロボット1の末端側の軸になるほど、その軸より末端側のアーム重量は軽くなり、可動部材に作用する負荷が軽減するので、回転軸モジュール10、10’を固定するのに必要なボルトの数を減らすようにしてもよい。
図1においては、ロボット1のアームが全体として一直線状に延びるように回転軸モジュール10、10’が制御されている。これら回転軸モジュール10、10’は、寸法を除けば、概ね同様の構成であるので、以下においては回転軸モジュール10についてのみ説明する。
図2は回転軸モジュールの第一の拡大図である。回転軸モジュール10は、アクチュエータ20と、アクチュエータ20が設けられたケース30とを主に含んでいる。また、回転軸モジュール20はケース30に固定された固定部材21と、固定部材21に対して回転する可動部材22とを含んでいる。
図示されるように、固定部材21はケース30を介して第一リンク11に取付けられる。同様に、可動部材22は第二リンク12に直接的に取付けられる。これら第一リンク11および第二リンク12は図1に示されるロボット1の互いに隣接するいずれか二つのアーム部分に相当する。アクチュエータ20の固定部材21は第一リンク11と一体的に動作し、アクチュエータ20の可動部材22は第二リンク12と一体的に回動する。なお、固定部材21が第一リンク11に直接的に取付けられていてもよい。この場合には、後述するインタフェースが固定部材21の底面に設けられているものとする。
アクチュエータ20は、例えば減速機と駆動モータとの組み合わせ、あるいはアクチュエータ20は、ダイレクトドライブモータのみから構成されてもよい。なお、図2には、減速機としてのアクチュエータ20を駆動する駆動モータ28がケース30に取付けられている。なお、ダイレクトドライブモータを用いる場合には、減速機を使用することなしにリンク11、12を直接的に駆動させることが可能となるので、ロボット1の位置決め精度を向上させられる。
図2に示されるように、可動部材22の出力軸に沿って延びる線条体29がアクチュエータ20の内部を貫通している。線条体29はアクチュエータ20内の中空部を貫通するのが好ましい。あるいは、防液構造または防油構造の線条体29がアクチュエータ20の潤滑油通路内を通過していてもよい。線条体29は、アクチュエータ20用の動力線および信号線、ならびにロボット1の先端に設けられたツール(図示しない)制御用の動力線、信号線およびエア配管のうちの少なくとも一つを含むものとする。なお、アクチュエータ20が減速機と駆動モータの組み合わせで構成される場合には、駆動モータは可動部材回転軸からオフセットして配置されており、減速機は中空構造で、駆動モータは中空構造でない実施例や、減速機も駆動モータも中空構造である実施例が考えられる。アクチュエータ20がダイレクトドライブモータのみで構成される場合は、ダイレクトドライブモータ自体が中空構造であるのが望ましい。
図示されるように、線条体29の一端は固定部材21側に位置する第一中継部25に接続されている。そして、第一中継部25とアクチュエータ20との間で線条体29は第一固定部23によってケース30に固定されている。同様に、線条体29の他端は可動部材22側に位置する第二中継部26に接続されている。そして、第二中継部26とアクチュエータ20との間で線条体29は第二固定部24によって可動部材22に固定されている。
図2から分かるように、第一固定部23および第二固定部24はアクチュエータ20の中心から離間した位置であってもよい。また、第一固定部23および第二固定部24は、本実施例においては略L字形状の部材であるが、他の形状であってもよい。
アクチュエータ20の第一中継部25および第二中継部26は例えばコネクタであり、後述する他の中継部に接続される。また、図2から分かるように、回転軸モジュール10に第一リンク11および第二リンク12が連結されているときには、第一中継部25および第二中継部26はそれぞれ第一リンク11および第二リンク12の内部に格納されても良いし、前記ケース30や可動部材21に組み付けられていても良い。
このように、本発明においては回転軸モジュール10の線条体29は第一固定部23および第二固定部24によって固定部材21と可動部材22とにそれぞれ固定されている。このため、本発明では、第一固定部23と第二固定部24との間のみにおいて線条体29が捩回運動し、それにより、軸方向の回転を吸収している。このため、線条体29の捩回動作が完結している、信頼性の高い回転軸モジュール10を提供できる。
また、線条体29の両端部は中継部25、26、例えばコネクタに接続されている。このため、回転軸モジュール10を含むロボット1のレイアウトを緊急に変更する必要がある場合には、中継部25、26を第一リンク11および第二リンク12内の中継部(後述する)から取外して再接続するのみで、回転軸モジュール10の駆動回路を作成できる。従って、ロボット1の組替えを容易に行うことができる。同様に、ロボット製造メーカは、回転軸モジュールをあらかじめユニットとして製造しておくことで、ロボット組立時にケーブル可動部の処理を行う必要がなく、中継コネクタを嵌合させるだけであるため、例えば視覚センサなどのビジョンとロボットとを使って、中継コネクタを嵌合させる回転軸モジュール10を用いたロボットの組立システムを構築できる。
ここで、図3は回転軸モジュールの第二の拡大図である。図3においては、アクチュエータ20内においては、電気を伝達するワイヤレス伝達部35が線条体29の途中に設けられている。ワイヤレス伝達部35は、アクチュエータ20を駆動するための動力とエンコーダ信号、あるいはツール駆動用モータの動力とエンコーダ信号とを伝達することができる。可動部材と固定部材の境界部が、ワイヤレス伝達部の送信側部材と受信側部材の境界部に一致するように配置される。ワイヤレス伝達部35は、現時点では電磁誘導方式、電磁界共鳴方式、および電波方式などが存在しているが、そのいずれの方式であってもよい。なお、ワイヤレス伝達部35は、何もない空間に電気を伝送する要素であるが、エアを供給することはできない。また、図3に示される構成においては第一固定部23および第二固定部24を省略できる。しかしながら、ワイヤレス伝達部35の送信側部材は固定部材21に、ワイヤレス伝達部35の受信側部材は可動部材22にそれぞれ固定するための手段が必要であるのは言うまでもない。
従って、回転軸モジュール10を長期間使用した場合であっても、ワイヤレス伝達部35の領域が劣化して回転軸モジュール10の長寿命化が期待できる。ワイヤレスであるため、部品同士の摺動摩耗などが発生しないためである。また、ワイヤレス伝達部35の領域においては、線条体29同士が交差しないように注意する必要性を排除できる。
さらに、図4は回転軸モジュールの第二の拡大図である。図4においては、電気およびエアを供給するロータリジョイント36が、ワイヤレス伝達部35の代わりに、線条体29の途中に設けられている。
ロータリジョイント36は、対応する軸が無限に連続回転する場合であっても伝達可能な機械要素である。ロータリジョイント36は例えば、アクチュエータ20を駆動するための動力とエンコーダ信号、およびツール駆動用モータの動力とエンコーダ信号とを伝達することができる。さらに、ロータリジョイント36は、ツール駆動用エアを供給することもできる。また、図4に示される構成においては第一固定部23および第二固定部24を省略できる。しかしながら、ロータリージョイント36の入力側部材は固定部材21に、ロータリージョイント36の出力側部材は可動部材22にそれぞれ固定するための手段が必要であるのは言うまでもない。
このような構成においては、ロータリジョイント36は回転動作しながら電気およびエアを伝送できるので、線条体29の捩回処理を容易に行うことができる。また、ロータリジョイント36の領域においては、線条体29同士が交差しないように注意する必要もない。さらに、ロータリジョイントを用いているので、エアの伝送も可能となり、ロボット1の先端に設けられたツール(図示しない)を制御することもできる。
図5は一つの例における回転軸モジュールの拡大断面図である。図5に示されるように回転軸モジュール10の中心にはパイプ状部材39が回転軸モジュール10を貫通するように配置されている。固定部材21側においてはパイプ状部材39の近傍に第一固定部23が設けられ、可動部材22側においてはパイプ状部材39の近傍に第二固定部24が設けられている。
これら第一固定部23および第二固定部24は固定部材21および可動部材22からそれぞれ延びる略L字形状の部材であり、前述したように線条体29をその先端に固定する。なお、図5においては、パイプ状部材39を通る二つの線条体29が示されており、第一固定部23および第二固定部24によってナイロンバンドなどの固定具で固定されている。
図5に示される回転軸モジュール10は減速機を含んでいる。モータ28の出力軸には第一平歯車41が取付けられている。第一平歯車41は、パイプ状部材39周りに配置された第二平歯車42に係合する。第二平歯車42と一体的な第三平歯車43は、太陽歯車45(第五平歯車)の遊星歯車としての複数、例えば三つの第四平歯車44に係合する。第四平歯車44の前段キャリア46は、パイプ状部材39周りに配置された第七平歯車47に係合する。
次いで、第七平歯車47は、太陽歯車45(第五平歯車)の遊星歯車としての複数、例えば三つの第八平歯車48に係合する。そして、第八平歯車48の後段キャリア49が可動部材22の出力軸22’を有している。このような機構は公知であるので詳細な説明を省略する。なお、この場合には、モータ28がブレーキを備えていても良い。
図5から分かるように、平歯車41、42、43、47が取付けられる複数の支持軸は互いに平行であり、また出力軸22’に対しても平行である。そして、当然のことながら、これら支持軸は複数の玉軸受によって回転可能に支持されている。玉軸受はころがり軸受の中では、最もころがり摩擦が小さく、従って摩擦による熱損失が最も少なく、効率低下も最も少ない。
このような構成によって、減速機の逆効率を意図的に向上させられるので、リンクに作用する外力がモータ28自体に伝わり易くなる。なお、本願明細書における逆効率とは、第二リンク12側から駆動モータ28を回転させる場合の効率を意味する。このため、ロボット1が人や周辺装置に接触したときには、サーボフィードバック制御を用いることにより、接触センサを使用することなしに、ロボットを即時に停止させられる。また、ロボット使用者がロボットのリンクやツール部を直接動かして操作する(リードスルー)機能などにも有用である。このことは、人間とロボット1が協動して作業する場合に特に有利である。なお、図5においては、互いに平行な複数の支持軸が示されているが、これらが交差軸であってもよく、また、平歯車の代わりに、傘歯車が使用されていてもよい。
さらに、図5に示されるように回転軸モジュール10の減速機は、箱形のハウジング50に概ね収納されている。そして、後段キャリア49とハウジング50の間の隙間には第一オイルシール51が配置されている。さらに、パイプ状部材39の内側には第二オイルシール52が配置されている。
このような構成であるので、アクチュエータ20内の潤滑油が完全に密閉され、回転軸モジュール10のみでシール性を確保できる。従って、第一リンク11および第二リンク12側においてはシール構造が不要になる。それゆえ、ロボット1を組替えるときの作業性を向上させられ、短時間で組替えできるのが分かるであろう。
さらに、図5においては、パイプ状部材39内部を通る線条体29は、例えばナイロンバンドなどの固定具で第一固定部23および第二固定部24の先端の穴部を使って固定されていてもよい。このような場合には、第一固定部23および第二固定部24におけるバンドを切断すれば、線条体29をパイプ状部材39から引抜くことができる。線条体29は第一固定部23および第二固定部24のみにより固定されているので、本発明では線条体29を容易に着脱することが可能である。
図5に二つの線条体29が示されていることから分かるように、中継部25、26を備えた別の線条体29をパイプ状部材39に通して回転軸モジュール10内に配置することができる。別の線条体29は、例えばツール駆動用ケーブルやエアチューブであってもよい。従って、新たに組替えられるロボット1がツールを備える必要がある場合には、そのようなツールのために別の線条体29を後から容易に追加することができる。また、ツールに付加軸モータが付く場合は、付加軸駆動用線条体も追加できる。
ところで、図6Aはロボットのある関節部の一部を拡大して示す部分拡大図である。図6Aにおいては、第二リンク12は回転軸モジュール10の可動部材22に直接的に連結されたリンク部分12aと、リンク部分12aの長手方向に延びるリンク部分12bとから構成されている。
図6Aから分かるようにリンク部分12aの断面積はリンク部分12bの断面積よりもわずかながら小さく、従って、リンク部分12aはリンク部分12b内を摺動することができる。そして、リンク部分12aには、長手方向に順次形成された複数の孔(図示しない)または長手方向に延びるスリット(図示しない)が形成されている。
リンク部分12bをリンク部分12aに対して相対的に摺動させ、所望の位置で留め具15によりリンク部分12bをリンク部分12aに固定する。このように、リンク部分12a、12b、留め具15などからなる変更機構部を用いることによって、第二リンク12のリンク長を容易に変更できる。従って、ロボット1の適用自由度を向上させられるのが分かるであろう。なお、第一リンク11が、第二リンク12と同様の構成であってもよい。また、留め具15以外の方式で、リンク部分12bをリンク部分12aに固定してもよい。
さらに、図6Bはロボットのある関節部の第一の頂面図である。図6Bに示されるように、第二リンク12には、横断方向に順次形成された複数、例えば4の倍数の数の孔16が形成される。あるいは、複数の孔16の代わりに、横断方向に延びるスリット(図示しない)が第二リンク12に形成されていてもよい。
さらに、可動部材22の頂面には、回転対称に配置された四つのめねじが可動部材22の中心回りに形成されている。そして、可動部材22の四つのめねじと第二リンク12の孔16とを対応させ、留め具17により第二リンク12を可動部材22に固定する。
図6Bにおいては、可動部材22の直径と第二リンク12の横断方向長さは互いに等しい。そして、図6Bにおいては、可動部材22の中心が第二リンク12の中心線上に位置するように、第二リンク12が可動部材22に固定される。
図6Cは、ロボットのある関節部の第二の頂面図である。図6Cにおいては、可動部材22の中心が第二リンク12の中心線から離間するように、第二リンク12を位置決めする。そして、この位置において可動部材22の四つの孔に対応する第二リンク12の孔16に留め具17を通して、第二リンク12を可動部材22に固定する。これにより、図6Cに示されるオフセット量だけ、第二リンク12をオフセットさせられる。
このように、可動部材22のめねじ、第二リンク12の孔16、留め具17などからなる変更機構部を用いることによって、第二リンク12のオフセット量を容易に変更できる。従って、ロボット1の適用自由度をさらに向上させられるのが分かるであろう。なお、可動部材22および第二リンク12の孔の数が異なっていてもよく、また、留め具17以外の方式で、第二リンク12を可動部材22に固定してもよい。また図示しないが、可動部材22と第二リンク12の間に、例えばピンを2本併用することで、可動部材22と第二リンク12との結合精度を高め、ロボットの精度を向上させることも可能である。
再び図2を参照すると、回転軸モジュール10のケース30は、固定部材21が配置される第一取付部31と、第一取付部31に対して垂直に延びる第二取付部32とを含んでいる。図2においては、第一取付部31の両端から二つの第二取付部32が延びている。第二取付部32の上端部は固定部材21の上端面と概ね同一平面に在る。さらに、図1の関節軸J1用の回転軸モジュール10より分かるように、第一取付部31および第二取付部32は例えば矩形の板状部材である。この第一取付部31および第二取付部32は一体構造であるのが望ましい。またこれらは固定部材21と一体構造であっても良い。
第一取付部31の露出面(裏面)には、第一リンク11および/または第二リンク12を取付けるためのインタフェースが設けられている。そして、第二取付部32の露出面(外面)には、第一リンク11および/または第二リンク12を取付けるためのインタフェースが設けられている。第一取付部31および第二取付部32に設けられたインタフェースは共通である。さらに、これらインタフェースは、可動部材22に設けられたインタフェースとも共通であるのが好ましい。このため、組替え時には第一リンク11および第二リンク12の向きを変えることも容易である。
図1を参照すると、関節軸J2用の回転軸モジュール10の第一取付部31と可動部材22とにロボット1の二つのアーム部分(第一リンク11および第二リンク12に相当する)が取付けられている。さらに、関節軸J3用の回転軸モジュール10の第二取付部32と可動部材22とにロボット1の二つのアーム部分が取付けられている。
さらに、図7は本発明の関節部を含む他のロボットの側面図である。図7には四つの関節軸を含むロボット1、つまり四軸スカラロボットが示されている。図7に示されるロボット1は、ロボット1の基端側に配置される二つの同一の回転軸モジュール10と、ロボット1の末端側に配置される二つの同一の回転軸モジュール10’を含んでいる。
図7においては、関節軸J3用の回転軸モジュール10’の第一取付部31と可動部材22とにロボット1の二つのアーム部分が取付けられている。そして、関節軸J4用の回転軸モジュール10’の第二取付部32と可動部材22とにロボット1の二つのアーム部分が取付けられている。この場合に、関節軸J4用の回転軸モジュール10’の可動部材22にピニオンを設け、アーム上にラックを設ければ、回転運動を直線運動に変換することができ、取付けられたアーム部分は、直線運動を行うように構成できるのが分かるであろう。
図1および図7から分かるように、本発明においては、回転軸モジュール10、10’の可動部材22、第一取付部31、および第二取付部32のうちのいずれか二つに、ロボット1の二つのアーム部分を取付けられる。このように、回転軸モジュール10は可動部材22および取付部31、32を介して第一リンク11および第二リンク12に物理的に連結される。
従って、本発明では、回転軸モジュール10、10’を種々の軸構成で使用することができ、その結果、ロボット1の軸構成の変更も容易になる。さらに、図1および図7を比較して分かるように、ロボット1の関節軸の数を異ならせることもできる。このように、本発明では、同一構成の回転軸モジュール10、10’と数種類のリンク部材を組み合わせて用いることにより、ロボット1の適用自由度を更に向上させられるのが分かるであろう。もちろん、図1と図7を組み合わせた軸構成なども実現可能である。
図8は二つの回転軸モジュールを示す図である。図8においては、第一リンク11および第二リンク12内に中継用線条体59が配置されている。中継用線条体59の一端は第三中継部53に接続され、他端は第四中継部54に接続されている。図8に示されるように、中継用線条体59、第三中継部53および第四中継部54の組み合わせは第一リンク11および第二リンク12内に全て収納されている。
そして、図8から分かるように、回転軸モジュール10の第一中継部25は第一リンク11内に延びて第三中継部53に接続される。さらに、回転軸モジュール10の第二中継部26は第二リンク12内に延びて第四中継部54に接続される。つまり、回転軸モジュール10の第一中継部25および第二中継部26は、それぞれ別のリンク内の中継部に接続される。もちろん、中継部は前記ケース30や可動部材21に組み付けられていても良い。
さらに、第一リンク11および第二リンク12内の第三中継部53および第四中継部54は接続後に所定の部位に固定されるのが望ましい。これにより、ロボット1が動作して第一リンク11等が揺動したとしても、第三中継部53および第四中継部54の接続が外れるのを防止できる。また、中継用線条体59の回路は、リンク毎に異なっているのが好ましく、それにより、回路を最小限にできる。
このように、本発明においては、回転軸モジュール10は、回転軸モジュール10の中継部25、26およびリンク内の中継部53、54を介して第一リンク11および第二リンク12に電気的に連結される。従って、中継部を単に取り外して再接続するだけで組立可能なことにより、ロボット1の組付が極めて容易になるのが分かるであろう。
さらに、図8においては、第一リンク11の第四中継部54から二つの分岐線条体59a、59bが分岐しており、第二リンク12の第三中継部53からも二つの分岐線条体59a、59bが分岐している。これら分岐線条体59a、59bは例えば回転軸モジュールのための動力線および信号線でありうる。図8においては、第一リンク11の第四中継部54から延びる二つの分岐線条体59a、59bがモータ28に接続されている。このように本発明では、中継用線条体59および関連する部材は極めて単純な構成であり、その結果、ロボット1の組付けを極めて容易かつ迅速に行えるのが分かるであろう。
また、図8において第一リンク11の中継用線条体59および少なくとも一つの分岐線条体59a、59bの配列を変更する配列変更部58を含んでいる。なお、第二リンク12の中継用線条体59が同様な変更部を含んでいてもよい。ここで、図9A〜図9Dは変更部を含む中継用線条体の拡大図である。図9Aにおいては、第四中継部54から延びる中継用線条体59、分岐線条体59a、59bが上から順番に示されている。これら中継用線条体59、分岐線条体59a、59bの途中には配列変更部58が接続されている。
配列変更部58は長手方向に摺動可能な絶縁被覆部であり、その内部に複数、例えば本実施例では三つの端子を有している。図9Bに示されるように、配列変更部58を移動させると、中継用線条体59、分岐線条体59a、59bがそれぞれ電気的に分断される。
次いで、図9Cに示されるように、一部の線条体、例えば中継用線条体59と分岐線条体59aとの配列を入替える。その後、図9Dに示されるように配列変更部58を元に戻す。これにより、配列変更部58より左方においては、分岐線条体59a、中継用線条体59、分岐線条体59bが上から順番に配置されるようになる。これにより、最小の構成で中継用線条体などの配列を変更でき、必要な回路を最小限の数量にでき、中継用線条体などのコストをさらに低減できるようになる。また、図9Aから図9D中の分岐線条体59a、中継用線条体59、分岐線条体59bの接続ピン部がそれぞれ独立したコネクタであっても良いのは言うまでもない。
図10Aは回転軸モジュールの第三の頂面図であり、図10Bは図10Aに示される回転軸モジュールの側面図である。これら図面においては、回転軸モジュール10に第一リンク11および第二リンク12が取付けられていない。図10Aおよび図10Bに示されるように、回転軸モジュール10の可動部材22の頂面には位置決めブロック60が配置されている。可動部材22に当接する位置決めブロック60の底面は、可動部材22の中心および一方の第二取付部32を少なくとも含む領域をカバーする。
また、位置決めブロック60は二つの位置決めピン61により可動部材22に固定されている。図10Aにおいては、これら位置決めピン61は、可動部材22の中心から反対方向に等距離だけ離間した位置に配置されている。ただし、二つの位置決めピン61が可動部材22上の他の位置に配置されていてもよい。
さらに、位置決めブロック60の上面に形成された単一の貫通孔には、固定ピン62が挿入されている。そして、第二取付部32の上端には、単一のピン穴63が形成されている。図10Bに示されるように、固定ピン62を位置決めブロック60の貫通孔に通して、その先端を第二取付部32の上端のピン穴63に係合させる。これにより、図10Bに示される状態において、回転軸モジュール10の可動部材22はケース30に対して回動しないようになる。なお、この作業の際には、駆動モータ28のブレーキが開放されており、回転軸モジュールの可動部材22が、該可動部材22側から自由に回転させられる状態で行うのが、作業性が良く望ましい。
位置決めピン61および固定ピン62を用いてこのような状態を作成し、この状態を基準姿勢と設定する。つまり、位置決めピン61、固定ピン62およびピン穴63は、基準姿勢を定義する定義機構部としての役目を果たす。これにより、本発明においては、回転軸モジュール10の軸原点位置のキャリブレーションを1軸のみで行うことができる。従って、第一リンク11および第二リンク12が取付けられていない場合であっても、ロボット1の原点位置のキャリブレーションを容易に行える。
従来技術においては、ロボット1の全ての軸に対し治具を用いてマスタリング(軸キャリブレーション)を実施していた。しかしながら、本発明では、動作軸数を減らせるので、このようなマスタリングの手間を軽減することができる。また、ロボット1の或る軸の回転軸モジュール10を交換した場合でも、その回転軸モジュールがあらかじめ交換前にマスタリングされていれば、ロボット1のマスタリングを再度実施する必要性を排除できる。さらに、回転軸モジュール10のマスタリング自体も軸を回転させて、治具、例えば位置決めブロック60および関連部材を差込んで行うだけの簡易なものとなるので、マスタリング作業自体も簡単なものとすることができる。
さらに、図11Aはロボットのある関節部の第三の頂面図であり、図11Bは図11Aに示されるロボットのある関節部の側面図である。これら図面においては、回転軸モジュール10に第一リンク11および第二リンク12が取付けられている。これら図面に示されるように、第二リンク12は二つの位置決めピン64により可動部材22に固定されている。図11Aにおいては、これら位置決めピン64は、可動部材22の中心から反対方向に等距離だけ離間した位置に配置されている。
さらに、第一リンク11は二つの位置決めピン66により第一取付部31に固定されている。図11Aに示されるように、二つの位置決めピン66は、アクチュエータ20の固定に影響をあたえない第一取付部31の隅部に配置されている。また、二つの位置決めピン66を結ぶ線分は、二つの位置決めピン64を結ぶ線分に対して垂直であるのが好ましい。ただし、位置決めピン64、66が可動部材22および第一取付部31上の他の位置に配置されていてもよい。
そして、前述したのと同様に、固定ピン62を第二リンク12の貫通孔に通して、固定ピン62の先端を第二取付部32の上端のピン穴63に係合させる。これにより、図11Bに示される状態において、回転軸モジュール10の可動部材22および第二リンク12はケース30および第一リンク11に対して回動しないようになる。
位置決めピン64、66および固定ピン62を用いてこのような状態を作成し、この状態を基準姿勢と設定する。つまり、位置決めピン64、66、固定ピン62、およびピン穴63は、基準姿勢を定義する定義機構部としての役目を果たす。これにより、本発明においては、回転軸モジュール10の軸原点位置のキャリブレーションを行うことができる。このため、第一リンク11および第二リンク12を取付けた状態においても、前述したのと同様な効果が得られるのが分かるであろう。このピンを使った手法だけでなく、ビジョン等を利用したマスタリング方式であっても良い。
さらに、図12は本発明の回転軸モジュールを含むロボットの他の頂面図である。図12に示されるロボット1は、図1に示されるロボット1と同一の構成で且つ同一の姿勢である。図12においては、回転軸モジュール10、10’および関連するアーム部材の一部分はカバー70a〜70dにより被覆されている。
回転軸モジュール10の第一取付部31および第二取付部32などにはめねじが予め形成されている。従って、カバー70a〜70dはそれらめねじを用いてボルト留めにより固定されている。カバー70a〜70dは衝撃を緩和する材料、例えば樹脂から形成されており、回転軸モジュール10、10’を保護する役目を果たす。このため、ロボット1が人間と協動して作業する場合に特に有利である。
さらに、図13は回転軸モジュールの第四の拡大図である。図13においては第一中継部25とアクチュエータ20との間で線条体29は第一固定部23によって固定部材21の回転軸またはその近傍に固定されている。さらに、第二中継部26とアクチュエータ20との間で線条体29は第二固定部24によって可動部材22の出力軸またはその近傍に固定されている。このような場合には、線条体29をアクチュエータ20の中心付近でその両端に固定できる。
図14は回転軸モジュールの第五の拡大図である。図14は、図3の変形例であり、ワイヤレス伝達部35が中空構造になっている。そして、可動部材22の回転軸に沿って延びるエア供給用チューブ54がワイヤレス伝達部35の中空部分を通過している。ワイヤレス伝達部35自体はエアを供給することはできないものの、図14に示される構成においては、エア供給用チューブ54を用いてエアを供給できる。これにより、エアチューブに作用するストレスがねじり動作のみとなり、エアチューブの寿命を延ばすことができる。
さらに、図15は回転軸モジュールの第六の拡大図である。図15は、図3の別の変形例である。図15においては、可動部材22の回転軸に沿って延びるエア供給用チューブ54がワイヤレス伝達部35の外側に配置されている。この際、エアチューブはワイヤレス伝達部円筒外周表面にコイル状に巻かれて処理されるのが望ましい。エアチューブがコイル状に巻かれることで、コイルの軸心を回転軸とした回転動作にもエアチューブが伸縮し追従できる。このような場合にも、エア供給用チューブ54を用いてエアを供給できる。図14および図15に示される構成においては、回転軸モジュール10がロボット1の一部である場合に、エア供給用チューブ54によりロボットのツール(図示しない)にエアを供給できるので有利である。これにより、ワイヤレス伝達部自身に中空構造が不要となり、ワイヤレス伝達部をコンパクトにすると共にコストを低減できる。
図16は回転軸モジュールの第七の拡大図である。図16においては、可動部材22と第二リンク12の間にねじれ量測定器80が挿入されており、実際に回転軸モジュールの出力軸のねじれ量を正確に把握することができる。ねじれ量測定器は、図16に示すように、円板部材81上にねじれを検出する半導体歪みゲージ82が貼り付けられている。この半導体歪みゲージは、変位量を測定できるものなら何でも良い。例えば、レーザ変位計や近接センサ、あるいは接触式の変位計を円板部材81内に組み込んだものであっても良いし、トルク測定器や力センサそのものでも良い。これにより、回転軸モジュールの出力軸の正確なねじれ量あるいは出力軸に作用する正確なトルクを把握することができるので、駆動用モータの位置情報やトルク情報などと組み合わせることで、繊細なサーボフィードバック制御を行うことができる。例えば、わずかな力が作用しても瞬時に停止させたり、ロボット使用者がロボットのリンクやツール部を直接手で動かして操作する(リードスルー)機能などに有効である。ねじれ量測定器、トルク測定器あるいは力センサは固定部材21に取り付けられても良く、この場合は固定部材側と可動部材側で測定値の差分を見て、サーボフィードバック制御に活用することなどが考えられる。
典型的な実施形態を用いて本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなしに、前述した変更および種々の他の変更、省略、追加を行うことができるのを理解できるであろう。
1 ロボット
10、10’ 回転軸モジュール
11 第一リンク
12 第二リンク
12a、12b リンク部分
15 留め具(変更機構部)
16 孔(変更機構部)
17 留め具(変更機構部)
20 アクチュエータ
21 固定部材
22 可動部材
23 第一固定部
24 第二固定部
25 第一中継部
26 第二中継部
29 線条体
30 ケース
31 第一取付部
32 第二取付部
35 ワイヤレス伝達部
36 ロータリジョイント
41、42、43、44、45、47、48 平歯車
46 前段キャリア
49 後段キャリア
53 第三中継部
54 第四中継部
58 配列変更部
59 中継用線条体
59a、59b 分岐線条体
51 第一オイルシール(シール部)
52 第二オイルシール(シール部)
54 エア供給用チューブ
60 位置決めブロック(定義機構部)
61 位置決めピン(定義機構部)
62 固定ピン(定義機構部)
63 ピン穴(定義機構部)
64、66 位置決めピン(定義機構部)
70a〜70d カバー
80 ねじれ量測定器
81 円板部材
82 半導体歪みゲージ

Claims (22)

  1. アクチュエータ(20)と、
    該アクチュエータの中心軸線のみに沿って前記アクチュエータの内部を貫通して延びる線条体(29)と、
    前記アクチュエータの一端側に位置していて前記線条体の一端が接続された第一中継部(25)と、
    前記アクチュエータの他端側に位置していて前記線条体の他端が接続された第二中継部(26)と、
    前記第一中継部と前記第二中継部との間で前記線条体を前記アクチュエータに固定する第一固定部(23)および第二固定部(24)と、を含む回転軸モジュール。
  2. 前記アクチュエータは、第一リンク(11)が取付けられるべき固定部材(21)と、該固定部材に対して相対的に回転可能であって第二リンク(12)が取付けられるべき可動部材(22)と含む、請求項1に記載の回転軸モジュール。
  3. 前記アクチュエータの内部において前記線条体は電気を伝達するワイヤレス伝達部(35)により、前記可動部材と前記固定部材の境界部の空間でワイヤレスで電気を伝達する、請求項2に記載の回転軸モジュール。
  4. 前記アクチュエータの内部において前記線条体は電気およびエアを伝達するロータリジョイント(36)を含む、請求項1に記載の回転軸モジュール。
  5. 前記第一固定部は前記固定部材の回転軸またはその近傍に備えられると共に、前記第二固定部は前記可動部材の回転軸またはその近傍に備えられる請求項2に記載の回転軸モジュール。
  6. 前記ワイヤレス伝達部は中空構造であり、前記可動部材の回転軸に沿って延びるエア供給用チューブが前記ワイヤレス伝達部を通過している、請求項3に記載の回転軸モジュール。
  7. 前記可動部材の回転軸に沿って延びるエア供給用チューブが前記ワイヤレス伝達部の外側に配置されている、請求項3に記載の回転軸モジュール。
  8. 前記アクチュエータは、減速機と駆動モータとの組み合わせである請求項1から7のいずれか一項に記載の回転軸モジュール。
  9. 前記アクチュエータは、ダイレクトドライブモータである請求項1から7のいずれか一項に記載の回転軸モジュール。
  10. 前記減速機は、複数の平行軸または交差軸と、該複数の平行軸または交差軸に取付けられた複数の歯車(41、42、43、44、45、47、48)と、前記複数の平行軸または交差軸を支持する複数の玉軸受とを含む、請求項8に記載の回転軸モジュール。
  11. 前記第一リンクおよび第二リンクのうちの少なくとも一方のリンク長またはオフセット量を変更する変更機構部(15、16、17)を含む、請求項2に記載の回転軸モジュール。
  12. 前記アクチュエータは、前記可動部材の出力軸に対して垂直に配置されていて前記第一リンクおよび前記第二リンクのうちの一方に取付けられるべき第一取付部(31)と、前記可動部材の出力軸に対して平行に配置されていて前記第一リンクおよび前記第二リンクのうちの他方に取付けられるべき第二取付部(32)と、を含んでおり、
    前記第一取付部および前記第二取付部は、前記可動部材の第二リンク取付面と共通の取付用インタフェースを有する、請求項2に記載の回転軸モジュール。
  13. 前記第一リンクおよび前記第二リンクは、中継用線条体(59)と、該中継用線条体の一端が接続された第三中継部(53)と、前記中継用線条体の他端が接続された第四中継部(54)とを含んでおり、
    前記第一リンクの前記第三中継部は前記第一中継部に接続されるようになっており、
    前記第二リンクの前記第四中継部は前記第二中継部に接続されるようになっている、請求項2に記載の回転軸モジュール
  14. 前記中継用線条体、前記第三中継部および前記第四中継部のうちの少なくとも一つから、少なくとも一つの分岐線条体(59a、59b)が分岐しており、
    前記中継用線条体および前記少なくとも一つの分岐線条体の配列を変更する配列変更部(58)を含む、請求項13に記載の回転軸モジュール
  15. さらに、前記第一リンクおよび前記第二リンクが前記固定部材および前記可動部材にそれぞれ取付けられていない状態で、前記可動部材の出力軸の原点位置と前記固定部材の基準との間の相関関係を定義する定義機構部(60〜63)を含む、請求項2に記載の回転軸モジュール。
  16. さらに、前記第一リンクおよび前記第二リンクが前記固定部材および前記可動部材にそれぞれ取付けられている状態で、前記可動部材の出力軸の原点位置と前記固定部材の基準との間の相関関係を定義する定義機構部(64、66、62)を含む、請求項2に記載の回転軸モジュール
  17. 前記回転軸モジュールを被覆するカバー(70a〜70d)を取り付ける取付部材を備えた、請求項1から16のいずれか一項に記載の回転軸モジュール。
  18. 前記アクチュエータを密閉するシール部(51、52)を含む、請求項1から17のいずれか一項に記載の回転軸モジュール。
  19. 前記線条体は、前記回転軸モジュールから着脱されるようにした、請求項1から18のいずれか一項に記載の回転軸モジュール。
  20. 前記アクチュエータの内部を貫通する別の線条体が追加されるようにした、請求項1から19のいずれか一項に記載の回転軸モジュール。
  21. 前記可動部材および前記固定部材のうちの少なくとも一つに、ねじれ量測定器、トルク測定器および力センサのうちの少なくとも一つが取り付けられているかまたは内蔵されている、請求項2に記載の回転軸モジュール。
  22. 請求項1から21のいずれか一項に記載の回転軸モジュールを少なくとも一つ含むロボット。
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