JP4261598B2 - 産業用ロボットの線条体処理構造 - Google Patents

産業用ロボットの線条体処理構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4261598B2
JP4261598B2 JP2007197752A JP2007197752A JP4261598B2 JP 4261598 B2 JP4261598 B2 JP 4261598B2 JP 2007197752 A JP2007197752 A JP 2007197752A JP 2007197752 A JP2007197752 A JP 2007197752A JP 4261598 B2 JP4261598 B2 JP 4261598B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conduit
wrist element
wrist
forearm
insertion hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007197752A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009028875A (ja
Inventor
俊彦 井上
一隆 中山
貴敏 岩山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FANUC Corp
Original Assignee
FANUC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FANUC Corp filed Critical FANUC Corp
Priority to JP2007197752A priority Critical patent/JP4261598B2/ja
Priority to EP08012301A priority patent/EP2022609B1/en
Priority to DE602008000620T priority patent/DE602008000620D1/de
Priority to US12/169,951 priority patent/US8020466B2/en
Priority to CN200810128014.6A priority patent/CN101357461B/zh
Publication of JP2009028875A publication Critical patent/JP2009028875A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4261598B2 publication Critical patent/JP4261598B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/0025Means for supplying energy to the end effector
    • B25J19/0029Means for supplying energy to the end effector arranged within the different robot elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J17/00Joints
    • B25J17/02Wrist joints
    • B25J17/0283Three-dimensional joints
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/08Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing
    • F16L3/10Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing divided, i.e. with two or more members engaging the pipe, cable or protective tubing
    • F16L3/1091Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing divided, i.e. with two or more members engaging the pipe, cable or protective tubing with two members, the two members being fixed to each other with fastening members on each side
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G11/00Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20207Multiple controlling elements for single controlled element
    • Y10T74/20305Robotic arm
    • Y10T74/20311Robotic arm including power cable or connector
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20207Multiple controlling elements for single controlled element
    • Y10T74/20305Robotic arm
    • Y10T74/20329Joint between elements
    • Y10T74/20335Wrist

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Description

本発明は、手首の先端側に備わる作業ツールに接続する線条体が、前腕に装着されたツール管理中継装置を経由して、手首に沿って配索されている産業用ロボットの線条体処理構造に関するものである。
一般に、作業ツールに接続する線条体が手首に沿って配索されている産業用ロボットとして、線条体が前腕中空部及び手首内部に通される形態のいわゆる線条体内蔵ロボットが知られている。この場合、手首軸動作時の線条体の挙動を安定させる為、線条体を導管に通すケースがある。線条体は手首軸動作による曲げや捻りを受けても、その線径が比較的小さい場合は、寿命に影響がない範囲でそれらを吸収することができるが、導管は曲げを吸収できても捩れを吸収できない為、導管のどちらか一方の端部に回転支持部材を設ける必要があった。
特開2005−271003号公報
回転支持部材を、導管の外周部に設けることは可能であるが、導管を通す手首および前腕が大型するという問題があった。一方、回転支持部材を導管先端に設けた場合、その分だけ導管の長さが延長することになり、作業ツール又は作業ツール管理装置を導管の延長方向に遠ざけなければならず、その分だけロボットに作用する負荷が厳しくなり、また、周辺装置との干渉を発生しやすくなるという問題があった。
また、回転支持部材は、導管に無理な力が作用しないよう、その両端に回転機構を持たせる場合もあるが、作業ツール側においては、作業ツールを作業に応じてその姿勢を変化させる場合があり、作業ツールの装着位置が遠くなる分、ロボットの動作領域中における姿勢を取れる範囲がその分を狭くなってしまう問題もある。つまり、作業ツール内にあるツール先端点を固定し、姿勢のみを変化させる場合、ロボットのフランジからツール先端点が遠くなればなるほど、同じ姿勢をとる為にロボットの基本軸が動作しなければならない角度が増加する問題があった。
本発明は、作業ツール及び手首が複雑な動きをした場合であっても、手首に配索される線条体の挙動を安定させることができ、線条体の接続信頼性を高めることができる産業用ロボットの線条体処理構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の産業用ロボットの線条体処理構造は、ツール管理中継装置を有する前腕と、基端側が前記前腕に回動自在に連結され、先端側に作業ツールが装着された手首とを備え、前記作業ツールに接続する線条体が、前記ツール管理中継装置を経由して、前記手首に沿って配索されている産業用ロボットの線条体処理構造において、前記前腕が、駆動源の回転数を所定の減速比で減速して前記手首を回転駆動する第1減速装置を有し、該第1減速装置の内部には前記線条体を通す第1挿通孔を存しており、前記手首が、前記第1挿通孔に連通する貫通路を有し、前記前腕に回転可能に連結された第1手首要素と、前記貫通路に連通する第2挿通孔を有し、前記第1手首要素に回転可能に連結された第2手首要素と、該第2手首要素に回転可能に連結された第3手首要素と、を具備し、前記線条体を一端から他端へ通す導管が、前記前腕の前記第1挿通孔、前記第1手首要素の前記貫通路、及び前記第2手首要素の前記第2挿通孔に設けられ、前記導管の一端が該導管の軸方向及び外周方向で前記第1挿通孔に移動可能に挿入された状態で、前記導管の他端が該導管の軸方向への移動が規制されるように導管保持部材で前記第2手首要素に片持ち状態で保持されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の産業用ロボットの線条体処理構造において、前記導管は外周面に環状の溝を有し、前記導管保持部材は前記溝に係合する凸部を内面に有し、前記導管が前記導管保持部材で保持された状態で前記溝に前記凸部が係合し、前記導管が該導管の外周方向で回転可能に前記第2手首要素に片持ち保持されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の産業用ロボットの線条体処理構造において、前記第1挿通孔に挿入された前記導管の端部が、筒状のパイプ部材で覆われていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の産業用ロボットの線条体処理構造において、前記導管保持部材が、前記第2手首要素の回転軸からオフセットした位置で前記第2手首要素に固定されていることを特徴とする。
以上の如く、本発明によれば、線条体を通す導管の他端が第2手首要素に片持ち状態で保持されているから、手首要素が動作した場合にも導管には無理な力が作用しなくなり、導管の耐久性が向上する。導管の内部には作業ツール用の線条体が通されるが、これらの線条体は個々の線径が細い場合が多く、手首要素動作時にも、導管内部の空間で、その動作により曲げとねじりを吸収することができる。導管の支持構造は単純であり、導管内部の線条体交換も簡単に行うことができ、ユーザは導管の内径内であれば、作業ツールに合う希望の線条体を自由に通すことができる。したがって、導管内での線条体の挙動を安定させることができ、線条体の接続信頼性を高めることができる。
また、請求項2記載の発明によれば、導管の溝に導管保持部材の凸部が係合することにより、導管の他端が第1手首要素の回転軸の回りで回転可能に第2手首要素に保持されるから、第1手首要素の回転で導管に捩じりが作用することを防止することができ、導管の耐久性をより一層高めることができる。
また、請求項3記載の発明によれば、手首動作時の曲げに対し、導管をよりスムースにその軸線方向に往復動作させることが可能となる。また、導管には、製造上の都合から曲がり癖があるものがあり、また、余長分の導管の経路が導管軸線に対しオフセットしている場合もあり、第2手首要素回転時には、導管にわずかに捩れが作用する可能性がある。また、導管内部の線条体の線径が大きい場合、第3手首要素回転時に線条体が捩れ力により、線条体の全長に渡る範囲で、螺旋状になる。このような場合にも、導管は摺回するので、線条体に無理な力をかけずに、スムースに動作することが可能になる。
また、請求項4記載の発明によれば、導管保持部材は第2手首要素の回転軸に対してオフセットした位置にあるため、第2手首要素の回転動作時に、導管と導管保持部材とが干渉することはなく、導管は第2手首要素の回転動作による曲げを上下に開放された十分な空間で処理することができる。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
図1は、作業用ツールを有するハンドリングロボットシステムを示した図である。作業ツール(ハンド)に接続する線条体(ハンドケーブル)は、前腕及び第1〜3手首要素の内部に通されている。また、図2には、作業ツール(溶接トーチ)に接続する線条体(トーチケーブル)が前腕及び第1〜3手首要素の内部に通された他の例として、アーク溶接ロボットシステムが示されている。
図1に示すロボット2は、ロボット本体ベース4上で第1回転軸回りを回転する旋回胴5と、旋回胴5の上部に第2の回転軸回りで回転自在に連結する上腕6と、上腕6の先端部に第3の回転軸回りで回転自在に連結する前腕7と、3軸の自由度を有する手首と、から成る合計6軸の自由度を持つハンドリングロボットである。手首は、第1〜第3の手首要素8〜10から構成されている。このロボット2は、ロボットコントローラ3からの指令に従い、手首先端に装着されたハンド15をハンドリングする部品の位置に、指定された姿勢で、目標位置まで移動するように、6軸の駆動部(関節)に各々装着されたサーボモータが、制御用ケーブルを介し、制御されている。
ロボットコントローラ3は、上記サーボモータへの動作指令と同時に電磁弁ボックス(ツール管理中継装置)12及びハンド15へエア供給および確認信号を出力する。これにより、ハンド15は規定のハンド動作シーケンスに従って対象物を吸着することができる。
前腕7後部に搭載された電磁弁ボックス12は、図示しない電磁弁と真空発生装置を有している。ハンド15の吸着パット16でワークを吸着する際は、電磁弁と真空発生装置により、吸着パット16をワークに密着させ、その内部を真空にすることで、ワークを吸着する。ハンド15にエア、信号を供給するハンドケーブル20は、前腕7の内部(第1挿通孔33)及び第2手首要素9の内部(第2挿通孔39)を通して、手首先端側のハンド15まで導出されている。
電磁弁ボックス12には、ロボットコントローラ3からのハンド制御ケーブル22と、図示しない一次エア供給源からのエア配管23が電磁弁ボックス内の電磁弁と真空発生装置に接続している。ハンド制御ケーブル22は、電磁弁の駆動用動力線、シリンダ位置を指令する信号線、電磁弁や吸着パットの真空状態を確認する信号線等から構成されている。エア配管23は電磁弁に接続している。電磁弁と真空発生装置もエア配管などに接続している。これらのハンド制御ケーブル22とエア配管23はロボット2の上腕6内のロボットモータ用制御ケーブル21と一緒に上腕6内を取り回してもよいし、図示するように上腕6の外側からモータ制御ケーブル21と別々にして、取り回してもよい。
ハンド制御ケーブル22とエア配管23を上腕6内に通して配索する場合は、ロボット本体ベース4の分線盤にあるコネクタ又は継手を介して、ハンド制御ケーブル22とエア配管23が上腕6内に引き込まれる。ハンド制御ケーブル22とエア配管23は、モータ制御ケーブル21に束ねられ、旋回胴5の第1回転軸C1と同心の中空を通り、旋回胴5の上部に導出される。導出されたケーブル21〜23類は、上腕6の下部側面から、上腕6の長手方向に沿って、上腕6の上部側面に導かれた後、前腕7に搭載された電磁弁ボックス12に接続する。第1〜第3手首要素8〜10を駆動するモータ用制御ケーブル21は、ハンド制御ケーブル22とエア配管23と一緒にロボット本体ベース4内部、旋回胴5内部、上腕6側面を通り、前腕7前面に導かれる。
図2は、他のロボットシステムの一事例としてアーク溶接ロボットシステム1Aを示した図である。ツール管理中継装置はワイヤ送給装置12A、作業ツールは溶接トーチ15Aとなっている。溶接トーチ15Aとワイヤ送給装置12Aの間には、溶接トーチ15Aに給電するパワーケーブル、アシストガスを供給するガス配管、溶接ワイヤを供給するワイヤライナなどから構成されるトーチケーブル(線条体)20Aが配索されている。ワイヤ送給装置12Aには、溶接電源60から導出された溶接用給電ケーブル61、ロボットコントローラから導出したワイヤ送給装置用制御ケーブル62、一次ガス供給源から導出したガスホース63、溶接ワイヤドラムまたはリールから導出したワイヤコンジット64がそれぞれ接続している。
ロボットコントローラは3、溶接電源60と通信線で接続しており、ロボット2Aの動作と同期させ、溶接電源60を制御し、アーク溶接開始点にロボット2Aが動作した際に、予め設定された溶接条件で溶接トーチ15Aにて溶接を実行させる。ワイヤ送給装置12Aに接続するケーブル類61〜64などは、図1と同様に、ロボット本体ベース4内部、旋回胴5内部、上腕6内部を通して配索されたり、図示するように上腕6の外側に取り回されて配索されたりすることができる。上記のケーブル類61〜64などが上腕6内を通して配索される場合でも、ワイヤコンジット64については、溶接ワイヤの曲げ半径を十分に取れないため、上腕6の外側にて処理されることが望ましい。
図3及び図4は、今回の発明の主となっている作業ツールとしてのハンド15に接続するハンドケーブル20の処理構造を示した図である。図1に示すハンドリングロボット2の例を示しているが、もちろん、アーク溶接ロボット2Aの場合でも同様となる。ハンド15と電磁弁ボックス12との間のハンドケーブル20は、図5に示す可撓性を有する導管13内に通されるようになっている。導管13は、一端が前腕7の内部に挿入された状態で、第2手首要素9に片持ち保持されている。
図5に示すように、導管13は、樹脂成形された可撓性を有するパイプ状の部材である。導管13の外周面は、所定のピッチで環状溝14が多数形成された波形状をなしているため、形状的にも、導管13は、曲げや捩じりに対して耐久性が高まるように成形されている。ハンドケーブル20やトーチケーブル20Aなどの線条体は、導管13の一端から他端に向かって挿入され、手首要素8〜10の回転に伴って動くケーブル20,20Aの可動部分が導管13で保護されるようになっている。
導管13の自由端としての一端は、前腕7内において、パイプ17に摺動・摺回可能に挿入されている。パイプ17は、モータの回転数を所定の減速比で減速して第1手首要素8を回転駆動する第1減速装置30の内部(第1挿通孔33)に一体的に設けられている。これにより、導管13の一端は、導管13の外周方向及び軸方向で移動可能になっている。
図6では、第1減速装置30の内部にパイプ17が一体的に設けられた状態が示されている。図7には、同じくパイプ17が挿入された第1減速装置30の内部が示されている。パイプ17には滑り特性のよい素材が適用されているため、導管13を信頼性の高い状態で通すことができる。このため、手首要素8〜10回転時に、導管13が自由に動くことで導管13の曲げ・捩じりが吸収されるようになっている。第2手首要素9が第5回転軸C6を回りで回転し、導管13が曲げを受けた場合は、導管13が前腕7のパイプ17内で前に摺動することになるが、導管13はパイプ17に十分に深く挿入されているので、パイプ17から抜けることはなく、しかもパイプ17の内壁が導管13に対し、滑り特性が良い為、スムースに往復でき、導管に無理な力が作用することもない。
一方、導管13の拘束端としての他端は、導管保持部材24で第2手首要素9に保持されている。ここで、導管13の保持方法には、2つの方法がある。一つの方法は、導管13の外周方向の回転を許容し、導管13の軸方向の移動を規制して保持する方法である。他の方法は、導管13の回転と軸方向の移動の両方を規制して保持する方法である。以下、本明細書では、前者の導管保持方法を回転可能保持方法といい、後者の導管保持方法を完全固定保持方法ということとする。
回転可能保持方法及び完全固定保持方法の両方法において、導管13を保持する導管保持部材24は、第2手首要素9に固定される固定ブラケット(固定部)25と、固定部25に連結されて導管13を把持する把持部26とを備えている(図8)。導管保持部材24についての詳細は後述するが、導管保持部材24は本実施形態に制限されるものではなく、種々の形態で実施することができる。弾力性のある円筒部材や、ナイロンバンドなどで導管を保持することも可能である。導管13が、摺動及び摺回不能に完全固定保持される場合は、簡単な保持構造を適用することができるものの、導管13は複雑な動きをする手首要素8,9に沿って(手首要素の内部)設けられるため、導管の定期交換を考慮して保持する必要がある。したがって、導管13は、脱着可能な簡単な構造で保持されることが望ましい。
導管13の他端が第2手首要素9に完全固定保持されている場合、第1手首要素8回転時に、導管13は第1手首要素8と一体的に回転する。第3手首要素10回転時には、導管13内部のハンドケーブル20は第3手首要素10と共に回転するため、ハンドケーブル20には捩れ力が作用するが、導管13には作用しない。しかしながら、導管13に曲がり癖がある場合や、導管13内部のハンドケーブル20の線径が大きい場合は、導管13がパイプ17に対し、わずかに摺回することになる。わずかに摺回することで、ハンドケーブル20と導管13に無理な力が作用することなく、スムースな処理が可能となっている。
導管13内のハンドケーブル20は、信号ケーブルやエア配管などであり、各々の外径は導管13の外径に比べて小さい。このため、導管13内で余長を持たせておくことで、手首動作時に発生する曲げや捩りも無理なく吸収できるようになっている。外径が小さい為、それ自体では、その挙動を安定させることはできないが、導管13に覆われているので、手首要素8〜10回転動作時にも安定した挙動で処理することができるのである。ハンドケーブル20の一側は電磁弁ボックス12に接続し、ハンドケーブル20の他側は、第2手首要素9内において、第3手首要素10を所定の減速比で回転駆動する第2減速装置36の内部(第2挿通孔39)を通過し、信号線はハンド15にある近接スイッチなどに、エア配管は吸着パット16の後部に接続している。
また、図6及び7には、前腕7の構造が示されている。一組のハイポイドピニオン32及びハイポイドギア31からなるギアセットと軸受34からなる第1減速装置30内の第1挿通孔34には、導管13の一端を保護する保護部材として、パイプ17が一体的に設けられている。前腕7の後部には、図3及び図4に示すように、電磁弁ボックス12が、前腕7後部の空間で、前腕7近傍に配置されている。これにより、手首要素8〜10回転時の慣性を低減でき、ロボット2に対する負荷を小さくできる。また、電磁弁ボックス12と周辺装置との干渉を防ぐことができる。
第2手首要素9又は第3手首要素10に搭載されたモータ用制御ケーブル21は、本ケーブル21の可動部(摺動部)での信頼性を確保する為、ハンドケーブル20とは、空間を分けて処理される。減速装置およびケーブル可動部処理は、モータの配置に影響なく第4軸方向の長さを最小にすることができる。これにより、ハンドケーブル20とモータ制御ケーブル21が絡むことはなくなり、モータ制御ケーブル21の可動部での信頼性を確保することができる。
次に、図8〜10を参照しながら、第1〜3手首要素8〜10の内部構造と導管13を保持する導管保持部材24について説明する。図8及び図9に示すように、第1手首要素8には、第2、3の手首要素9,10を駆動する一対のモータ45,46が、第4回転軸C4に対してオフセットした位置で縦方向(第4回転軸方向)に並んで搭載されている。各モータ45,46の回転軸には、所定の減速比でモータの回転速度を減速する各一組のギアセット37,38,42,43を有する減速装置36,41が連結されている。第3のギアセット37,38には、一組のベベルギア40a,40bが噛合している。これにより、第2手首要素9は、第4回転軸C4に直交する第5回転軸C5回りを回転でき、第3手首要素10は、第5回転軸C5に直交する第6回転軸C6回りを回転できるようになっている。図示例では、第1手首要素8の第4回転軸C4と第3手首要素10の第6回転軸C6が同軸となる姿勢をとっており、ハンドケーブル20を通す導管13は直線になっている。
前腕6内部の第1挿通孔33、第1手首要素8の貫通孔11、第2手首要素9内部の第2挿通孔39を通る導管13は、第2手首要素9に固定された導管保持部材24で端部が片持ち保持されている。導管13内部では、一端から他端にかけてハンドケーブル20が通っている。図10に示す導管保持部材24は、回転可能保持方法で導管13を保持するものであり、第2手首要素9に締結部材で固定される固定部25と、導管13を把持する筒状の把持部26と、Cリング27と、Cリング27を固定する止めねじ28とから構成されている。把持部26には、Cリング27を挿入するために、外周方向でスリット状に細溝29が貫通形成されている。細溝29の溝壁には、Cリング27を細溝29内で固定するために、止めねじ28に螺合するねじ孔26aが形成されている。把持部26の細溝29に挿入されたCリング27は、内側のエッジ部分が把持部26に把持される導管13の環状溝14に係合する位置まで、把持部26の内面から内方に突出するように挿入される。
これにより、把持部26に挿入された導管13は、把持部26の内側でCリング27に係止され、導管13は、導管13の外周方向での回転が許容されつつ、軸方向での移動が規制され、第1手首要素8の回転で導管13に捩じりが作用することが防止されるようになっている。なお、導管13を把持部26から取り外す場合は、止めねじ28を緩めることで、導管13を把持部26から容易に取り外すことができるようになっている。この場合は、導管13内部のハンドケーブル20をハンド15と電磁弁ボックス12から予め分離しておく必要がある。
また、導管保持部材24は第2手首要素9の第5回転軸C5に対し、オフセットした位置で第2手首要素9に固定されている。従って、導管保持部材24の把持部26の筒部分のみが手首要素9の動作時に導管13に接触することはあるが、固定部25が接触することは避けられる。また、第2手首要素9および第3手首要素10の第2,3減速装置36,41及びモータ45,46は導管13に対し、オフセットした位置にあるので、導管13の動きを妨げることはない。また、第2手首要素9の第2挿通孔39の入り口では、導管13が把持部26の円筒部分に触れることはあっても、導管保持部材24のエッジにはあたらないよう、導管保持部材24の形状が工夫されている。
図11〜13は、導管保持部材の変形例を示す。この変形例において、導管13は、図10の導管保持部材24と同様に回転可能保持方法で導管保持部材24Aに保持されるようになっている。導管保持部材24Aは、第2手首要素9に固定される固定ブラケット25Aと、一対の半割環状の把持部材26A,26Aとを備えている。固定ブラケット25Aと、一対の半割環状の把持部材26A,26Aとが、別部材になっている点が図8に示す導管保持部材24と相違する。図12に示すように、固定ブラケット25Aはコの字型を成しており、把持部26Aがねじ28Aで固定ブラケット25Aに固定されるようになっている。
図13に示すように、把持部26Aの内周面には、導管13の環状溝14に係合する凸部70が設けられている。一対の把持部26A,26Aが導管13を把持した状態で、導管13の環状溝14に把持部26Aの凸部70が係合することにより、導管13が外周方向での回転が許容されつつ、軸方向での移動が規制されるようになっている。一対の把持部26A,26Aを一体化する固定方法や、固定ブラケット25Aを第2手首要素9に固定する方法は、制限されるものではない。簡易な方法としては、ねじなどの締結部材を使用して固定することができる。なお、導管保持部材24Aが第5回転軸C5に対し、オフセットした位置で第2手首要素9に固定されている点などは、図10及び11と同様である。
また、別の方法では、導管把持部26Aに弾性体のリングを装着し、導管13の外径に対し締め代があり、導管13を圧入した状態で固定することもできる。導管13は圧入されているので、手首要素8〜10軸動作時にも導管13は導管保持部材24Aと一体的に動作する。導管13は波型状に成形されているため、前記弾性体に食い込む状態でしっかりと固定される。逆に、取り外す場合は、引き抜けばよいので、脱着も容易になる。実際に交換作業を行う場合は、内部の線条体も一緒に交換する場合が多く、その場合は、ハンド15と電磁弁ボックス12に接続されているハンドケーブル20を取り外してから行う。
図14は、導管保持部材の他の変形例を示したものである。この変形例による導管保持方法は、導管13の回転と軸方向の移動の両方を規制して保持する完全固定保持方法である。導管13は、導管13の外周面で2組の把持リング26B,26Bが導管13に食い込むことにより固定されるようになっている。導管保持部材24Bは、第2手首要素9に固定される固定部としての押え板25Bと、押え板25Bにより径方向内側への力が加えられることにより収縮する2組の把持リング(把持部)26B,26Bとから構成されている。2組の把持リング26B,26Bが導管13の環状溝14の位置で導管13を把持することで導管13を保持する。これにより、導管13は第2手首要素9に固定される。把持リング26B,26Bの突起状の先端は弾性体で構成され、導管13の径方向で締め代を持たせることで、押え板25Bと一体的に動作する。また、微小な隙間を設けることで、第2手首要素9回転動作時に導管13が第2手首要素9(押え板25B)に対し、傾くことができるようになり、これにより、導管13に作用する曲げ力を軽減することができる。押え板25Bの内周部に適切なR形状を持たせることで摩擦を軽減でき、導管13の異常な磨耗を防ぐこともできる。また、押え板25Bを半割の構造とすることで、その半割を結合するネジ等を取外せば、導管13の脱着も容易に行える。もちろん、この場合も前述と同様に導管13内部のハンドケーブル20をハンド15と電磁弁ボックス12から分離しておく必要がある。
次に、図15には、第1手首要素8回転時の導管13の挙動が示されている。(b)には第1手首要素8の基本姿勢が示されている。(a)は、(b)の基本姿勢から第1手首要素8が時計方向に90度回転した姿勢を示す。(c)は、(b)の基本姿勢から第1手首要素8が反時計方向に90度回転した姿勢を示す。第1手首要素8回転動作時は、導管13は、第2手首要素9に完全固定保持されており、第1手首要素8と一緒に回転する。導管13の一端は前腕6のパイプ17内に挿入されており、パイプ17とも一体的に回る。但し、導管13に曲がり癖があったり、余長分の導管13の経路が第4回転軸C4に対し、オフセットしたりしている場合は、第2手首要素9回転時にわずかに摺回する場合がある。また、導管13内のハンドケーブル20の線径が大きい場合は、ハンドケーブル20が第2手首要素9回転により、捩れ力を受け、螺旋状になる為、導管13に捩れ力が作用する場合もある。前述の構造により、導管13はパイプ17内で摺回可能に支持されているので、スムースに回ることができるのである。導管13内部のハンドケーブル20は、ハンド15に固定されており、第1手首要素8回転動作による捩れを各々の信号線とエア配管が吸収する。第3手首要素10回転時にも、前述のように処理することができるのである。なお、第2手首要素9の第2挿通孔39内で導管13が外周方向に固定されていない場合は、導管13が摺回し、捩じりに対する耐久性が高められるようになっている。
図16は、第2手首要素9回転時の導管13の挙動を示した図である。(b)には第2手首要素9の基本姿勢が示されている。(a)は、(b)の基本姿勢から第2手首要素9が第5回転軸C5回りを反時計方向に90度回転した姿勢を示す。(c)は、(b)の基本姿勢から第1手首要素8が時計方向に90度回転した姿勢を示す。第2手首要素9回転動作時は、導管13には、曲げ力が発生する。第2手首要素9の第2挿通孔39内で導管13が完全固定保持されている場合、前腕6の第1挿通孔33内で導管13が摺動する。導管13は第1挿通孔33内にあるパイプ17に挿入され、かつ、第1手首要素8の貫通路11内では余長を持っているため、第2手首要素9の回転動作による曲げを受けてもスムースに回ることができる。つまり、貫通路11には導管13の曲がりが、許容値以下とならないよう十分な空間を有しており、第2手首要素9の動きに応じて導管13が曲げられた場合にも十分な曲げ半径で処理することが可能になる。また、曲がりにより、第1挿通孔33と第2挿通孔39間の導管13長さが長くなるが、これは、貫通路11内の余長分とパイプ17内に挿入された余長分で吸収することが可能である。導管13内部のハンドケーブル20は、ハンド15に固定されており、第1手首要素8回転動作による導管13の捩れを各々の信号線とエア配管が吸収するようになっている。
図17は、ハンドケーブル20と電磁弁ボックス(ツール管理中継装置)12の結合方法を示す図である。ハンドケーブル20の端部には、プラグコネクタ72が設けられている。電磁弁ボックス12には、レセプタクルコネクタ73が設けられている。プラグコネクタ72とレセプタクルコネクタ73とがコネクタ結合することで、ハンドケーブル20が電磁弁ボックス12に接続する。ハンドケーブル20交換時には、プラグコネクタ72にある結合用ネジを緩める必要があり、この部分に手を挿入する必要があるが、前腕6後部の干渉半径を小さくするには、プラグ72の一部をレセプタクルコネクタ73の内側に挿入するのが良いが、この場合には、結合用ネジを緩めることが困難になるため、交換作業時は電磁弁ボックス12を前腕6後部に移動させる必要がある。
図18はグロメット結合の例である。電磁弁などの空圧機器を搭載した電磁弁ボックス12にグロメット75を設けられ、そこにハンドケーブル20が固定されている。最終的には、ハンドケーブル20は、電磁弁ボックス12内の電磁弁や端子台に接続する。ハンドケーブル20を交換する場合は、電磁弁ボックス12の天井の蓋を外し、ハンドケーブル20を外す。この状態でグロメット75を緩め、ハンドケーブル20をグロメット75から引き抜く。グロメット75を緩めるには、そのための空間が必要であるが、孔内にグロメット75が挿入されている場合は、グロメット75を緩めることができない為、電磁弁ボックス12を前腕6後部に移動させる必要がある。
以上の構成により、導管13の保持方法を見直し、導管13を第2手首要素9に保持し、前腕6の内部では軸方向に摺動可能かつ周方向に摺回可能にすることで、線条体内蔵型ロボット2,2Aにおいて、単純な構成でありながら、作業ツール12,12Aに接続する線条体20,20Aをロボットユーザはロボット導入後に自由に通すことができ、さらに、その線条体20,20Aの挙動も安定させることができる。また、線条体20,20Aの保守性を向上することもできる。
本発明に係る産業用ロボットの線条体処理構造が適用されるロボットシステムの第1の実施形態を示す正面図(a)と側面図(b)である。 本発明に係る産業用ロボットの線条体処理構造が適用されるロボットシステムの第2の実施形態を示す正面図(a)と側面図(b)である。 図1に示すハンドリングロボットのハンドと電磁弁ボックスとの間で線条体が配索されている状態を示す正面図である。 同じく図1に示すハンドリングロボットのハンドと電磁弁ボックスとの間で線条体が配索されている状態を示す平面図である。 線条体を通す導管の斜視図である。 前腕の内部構造を示す正面図である。 同じく前腕の内部構造を示す側面図である。 第1手首要素の内部構造と、導管の他端を第2手首要素で片持ち保持する導管保持部材とを示した図である。 同じく第1手首要素の内部構造を示した図である。 図8に示す導管保持部材の斜視図である。 第1手首要素の内部構造と共に、導管保持部材の他の例を示す図である。 図11に示す導管保持部材の断面図である。 図12に示す一対の半割り状の把持部の斜視図である。 第1手首要素の内部構造と共に、導管保持部材の他の例を示す図である。 本発明に従った第1手首要素回転時の導管の挙動を示した図であり、(a)は(b)の基本姿勢から第1手首要素が時計方向に90度回転した姿勢を示し、(b)は第1手首要素の基本姿勢を示し、(c)は(b)の基本姿勢から第1手首要素が反時計方向に90度回転した姿勢を示す。 本発明に従った第2手首要素回転時の導管の挙動を示した図であり、(a)は(b)の基本姿勢から第1手首要素が反時計方向に90度回転した姿勢を示し、(b)は第2手首要素の基本姿勢を示し、(c)は(b)の基本姿勢から第2手首要素が時計方向に90度回転した姿勢を示す。 本発明に従ったハンドケーブルと電磁弁ボックスのコネクタ結合方法の一例を示した図である。 本発明に従ったハンドケーブルと電磁弁ボックスのグロメット結合の一例を示した図である。
符号の説明
1 ハンドリングロボットシステム
2 ロボット
6 上腕
7 前腕
8 第1手首要素
9 第2手首要素
10 第3手首要素
11 貫通路
12 電磁弁ボックス(作業ツール管理中継装置)
13 導管
14 溝
15 ハンド(作業ツール)
17 パイプ
20 ハンドケーブル(線条体)
24 導管保持部材
25 固定部
25 把持部
27 Cリング
30 第1減速装置
33 第1挿通孔
36 第2減速装置
39 第2挿通孔

Claims (4)

  1. ツール管理中継装置を有する前腕と、基端側が前記前腕に回動自在に連結され、先端側に作業ツールが装着された手首とを備え、前記作業ツールに接続する線条体が、前記ツール管理中継装置を経由して、前記手首に沿って配索されている産業用ロボットの線条体処理構造において、
    前記前腕が、駆動源の回転数を所定の減速比で減速して前記手首を回転駆動する第1減速装置を有し、該第1減速装置の内部には前記線条体を通す第1挿通孔を存しており、
    前記手首が、前記第1挿通孔に連通する貫通路を有し、前記前腕に回転可能に連結された第1手首要素と、前記貫通路に連通する第2挿通孔を有し、前記第1手首要素に回転可能に連結された第2手首要素と、該第2手首要素に回転可能に連結された第3手首要素と、を具備し、
    前記線条体を一端から他端へ通す導管が、前記前腕の前記第1挿通孔、前記第1手首要素の前記貫通路、及び前記第2手首要素の前記第2挿通孔に設けられ、
    前記導管の一端が該導管の軸方向及び外周方向で前記第1挿通孔に移動可能に挿入された状態で、前記導管の他端が該導管の軸方向への移動が規制されるように導管保持部材で前記第2手首要素に片持ち状態で保持されていることを特徴とする、産業用ロボットの線条体処理構造。
  2. 前記導管は外周面に環状の溝を有し、前記導管保持部材は前記溝に係合する凸部を内面に有し、前記導管が前記導管保持部材で保持された状態で前記溝に前記凸部が係合し、前記導管が該導管の外周方向で回転可能に前記第2手首要素に片持ち保持されていることを特徴とする、請求項1に記載の産業用ロボットの線条体処理構造。
  3. 前記第1挿通孔に挿入された前記導管の端部が、筒状のパイプ部材で覆われていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の産業用ロボットの線条体処理構造。
  4. 前記導管保持部材が、前記第2手首要素の回転軸からオフセットした位置で前記第2手首要素に固定されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の産業用ロボットの線条体処理構造。
JP2007197752A 2007-07-30 2007-07-30 産業用ロボットの線条体処理構造 Active JP4261598B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007197752A JP4261598B2 (ja) 2007-07-30 2007-07-30 産業用ロボットの線条体処理構造
EP08012301A EP2022609B1 (en) 2007-07-30 2008-07-08 Industrial robot with conduit for an umbilical-member
DE602008000620T DE602008000620D1 (de) 2007-07-30 2008-07-08 Industrieroboter mit einem Schlauch für eine Versorgunsleitung
US12/169,951 US8020466B2 (en) 2007-07-30 2008-07-09 Umbilical-member processing structure for industrial robot
CN200810128014.6A CN101357461B (zh) 2007-07-30 2008-07-09 工业用机器人的管线处理构造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007197752A JP4261598B2 (ja) 2007-07-30 2007-07-30 産業用ロボットの線条体処理構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009028875A JP2009028875A (ja) 2009-02-12
JP4261598B2 true JP4261598B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=39680920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007197752A Active JP4261598B2 (ja) 2007-07-30 2007-07-30 産業用ロボットの線条体処理構造

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8020466B2 (ja)
EP (1) EP2022609B1 (ja)
JP (1) JP4261598B2 (ja)
CN (1) CN101357461B (ja)
DE (1) DE602008000620D1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10427308B2 (en) 2016-04-07 2019-10-01 Fanuc Corporation Wire body processing structure for robot

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1491299A1 (en) * 2003-06-26 2004-12-29 Abb Ab Robot wrist comprising a plurality of parts arranged in series and driven by bevel gears
DE102008001314A1 (de) * 2008-04-22 2009-10-29 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zum Bewegen und Positionieren eines Gegenstandes im Raum
CN102259337B (zh) * 2010-05-28 2013-11-06 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 机器人臂部件
JP5201186B2 (ja) * 2010-09-16 2013-06-05 株式会社安川電機 ロボット
IT1404529B1 (it) * 2011-02-24 2013-11-22 Comau Spa Polso di robot articolato.
IT1404528B1 (it) 2011-02-24 2013-11-22 Comau Spa Polso di robot articolato.
IT1404527B1 (it) * 2011-02-24 2013-11-22 Comau Spa Polso di robot articolato.
JP5832117B2 (ja) * 2011-04-04 2015-12-16 本田技研工業株式会社 ロボット
JP5434991B2 (ja) * 2011-09-01 2014-03-05 株式会社安川電機 ロボット
JP2013212560A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Seiko Epson Corp ロボットシステムおよびロボット
US20130273818A1 (en) * 2012-04-13 2013-10-17 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Manipulator and polishing mechanism thereof
DE102012208448A1 (de) 2012-05-21 2013-11-21 Kuka Roboter Gmbh Industrieroboter mit in einem Handgrundgehäuse sich erstreckenden Antrieben
JP5539454B2 (ja) 2012-07-20 2014-07-02 ファナック株式会社 中空部材を備えた産業用ロボットの線条体処理構造
JP5413524B1 (ja) * 2013-01-17 2014-02-12 株式会社安川電機 ロボット
JP6163999B2 (ja) * 2013-09-20 2017-07-19 株式会社不二越 産業用ロボット
JP6164009B2 (ja) * 2013-09-27 2017-07-19 株式会社不二越 産業用ロボット
JP6438193B2 (ja) * 2013-12-16 2018-12-12 川崎重工業株式会社 多関節ロボットの手首構造
JP2016068199A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 セイコーエプソン株式会社 ロボット
JP2016132076A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 川崎重工業株式会社 産業用ロボット
CN104896074A (zh) * 2015-05-29 2015-09-09 车大强 微耕机变速箱的油封盖结构
DE102016203361A1 (de) * 2016-03-01 2017-09-07 Kuka Roboter Gmbh Industrieroboter mit einer Schutzmanschette
JP6506195B2 (ja) * 2016-03-09 2019-04-24 ファナック株式会社 回転軸モジュールおよび多関節ロボット
JP6378238B2 (ja) 2016-04-04 2018-08-22 ファナック株式会社 ロボットの旋回軸構造
CN107303670A (zh) * 2016-04-19 2017-10-31 上海技美科技股份有限公司 通用协作机器人、机器人系统及通用协作机器人执行操作任务的控制方法
JP6831198B2 (ja) * 2016-09-14 2021-02-17 株式会社ダイヘン 産業ロボット
CN108381300A (zh) * 2018-05-08 2018-08-10 佛山市高明亚太建材有限公司 一种浴缸加工系统的机械臂装置
CN109015619A (zh) * 2018-10-26 2018-12-18 安徽理工大学 一种机械臂
CN110871459B (zh) * 2019-11-30 2021-07-16 北京思灵机器人科技有限责任公司 一种线缆引导结构及具有其的模块化机器人
WO2021235347A1 (ja) * 2020-05-21 2021-11-25 ファナック株式会社 産業用ロボット

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5859785A (ja) * 1981-10-05 1983-04-08 株式会社日立製作所 柔軟性腕機構
US4499784A (en) 1981-11-20 1985-02-19 Westinghouse Electric Corp. Split-ball type wrist and manipulating assembly for robot
US4708580A (en) * 1985-01-22 1987-11-24 Gmf Robotics Corporation Mechanical wrist mechanism
JP2746543B2 (ja) * 1995-02-21 1998-05-06 株式会社神戸製鋼所 産業用ロボットの手首装置
US5887800A (en) * 1997-09-03 1999-03-30 Fanuc Robotics North America, Inc. Robot wrist and spray applicator
DE50113715D1 (de) 2000-06-15 2008-04-24 Kuka Roboter Gmbh Vorrichtung zum Festlegen eines Kabelführungsschlauchs
JP2002283275A (ja) * 2001-03-21 2002-10-03 Fanuc Ltd ロボットの手首構造
JP4142304B2 (ja) * 2001-10-22 2008-09-03 株式会社安川電機 アーク溶接用ロボット
JP3853203B2 (ja) 2001-11-21 2006-12-06 株式会社不二越 中空穴手首を有する産業用ロボットのアーム装置
US6739328B2 (en) * 2002-02-27 2004-05-25 Chung-Chin Huang Barbecue stove structure having a switch
DE20214103U1 (de) * 2002-09-12 2004-02-12 Reiku Gmbh Halter zur schwenkbaren Lagerung eines Rohres, insbesondere Wellrohres
DE10244027A1 (de) 2002-09-21 2004-04-08 Kuka Roboter Gmbh Vorrichtung zum Halten eines Schlauches
JP2004306072A (ja) 2003-04-04 2004-11-04 Daihen Corp アーク溶接ロボットにおける溶接ワイヤ等の供給機構
EP1627028B1 (en) * 2003-05-22 2007-12-12 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Process to upgrade kerosenes and a gasoils from naphthenic and aromatic crude petroleum sources
EP1491299A1 (en) * 2003-06-26 2004-12-29 Abb Ab Robot wrist comprising a plurality of parts arranged in series and driven by bevel gears
JP2005144610A (ja) 2003-11-17 2005-06-09 Fanuc Ltd センサケーブル配線処理構造
US7526479B2 (en) * 2003-12-30 2009-04-28 Sap Ag Configuration manager in enterprise computing system
JP4286684B2 (ja) 2004-02-27 2009-07-01 株式会社ダイヘン アーク溶接ロボットにおけるケーブル配設構造
JP4301984B2 (ja) 2004-03-23 2009-07-22 ファナック株式会社 アーク溶接ロボットの溶接トーチ用線条体処理構造
US7162929B2 (en) * 2004-04-27 2007-01-16 Board Of Regents, The University Of Texas System System and method for field testing a tack coat layer
JP4168008B2 (ja) 2004-06-04 2008-10-22 ファナック株式会社 産業用ロボットの線条体処理構造
DE102004033330A1 (de) 2004-07-09 2006-02-02 Dürr Systems GmbH Schlauchführung für einen Lackierroboter
JP4520268B2 (ja) * 2004-09-28 2010-08-04 川崎重工業株式会社 ロボット
JP4038217B2 (ja) 2005-07-14 2008-01-23 ファナック株式会社 産業用ロボットの線条体処理構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10427308B2 (en) 2016-04-07 2019-10-01 Fanuc Corporation Wire body processing structure for robot

Also Published As

Publication number Publication date
DE602008000620D1 (de) 2010-03-25
JP2009028875A (ja) 2009-02-12
EP2022609A1 (en) 2009-02-11
US20090032649A1 (en) 2009-02-05
EP2022609B1 (en) 2010-02-03
CN101357461A (zh) 2009-02-04
CN101357461B (zh) 2011-07-27
US8020466B2 (en) 2011-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4261598B2 (ja) 産業用ロボットの線条体処理構造
EP1892064B1 (en) Drive mechanism for industrial robot arm
JP4038217B2 (ja) 産業用ロボットの線条体処理構造
CN100358686C (zh) 工业用机器人的管线处理构造
CN100374258C (zh) 工业用机器人的管线处理构造
JP3841757B2 (ja) アーク溶接ロボットのトーチケーブル処理構造
US9346174B2 (en) Umbilical member arrangement structure of industrial robot having hollow member
EP1611988B1 (en) Arc-welding robot with a torch cable disposition structure
CN105290566B (zh) 机器人
EP1598154B1 (en) Managing structure comprising a guide plate for an umbilical member of an industrial robot
US20060049159A1 (en) Structure for treating torch cable for arc welding robot
CN102463571A (zh) 机器人手腕结构和机器人
JP2008238320A (ja) 作業ツールを備えたロボット
JP2008229762A (ja) 線条体収容型アームを備えたロボット
JP2008044019A (ja) 産業用ロボットの手首駆動構造
EP1602460A1 (en) Umbilical member managing system for industrial robot
JP2009113188A (ja) 作業用ロボット
JP2012196766A (ja) ロボット
US20160023358A1 (en) Robot
JP2018140456A (ja) スカラロボット
JP4112570B2 (ja) 産業用ロボットの線条体処理構造
JP2007326151A (ja) 産業用ロボット
JP2005096073A (ja) 産業用ロボット
CN202241313U (zh) 机器人的管线处理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20081125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090127

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4261598

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5