JP2003305684A - 相対回転機構における線条体敷設構造 - Google Patents

相対回転機構における線条体敷設構造

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JP2003305684A JP2002112371A JP2002112371A JP2003305684A JP 2003305684 A JP2003305684 A JP 2003305684A JP 2002112371 A JP2002112371 A JP 2002112371A JP 2002112371 A JP2002112371 A JP 2002112371A JP 2003305684 A JP2003305684 A JP 2003305684A
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正明 上松
Kuniyasu Matsumoto
邦保 松本
Hiroshi Nakagawa
中川  浩
Masahiro Morioka
昌宏 森岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相対回転機構における配線・配管等の線条体
の敷設で、小さなスペースで相対回転範囲を狭めること
なく、且つ、線条体信頼性を向上させる。 【解決手段】 相対回転機構としてのロボット手首の第
1手首要素1は、第2手首要素2に対して軸線4回りに
相対回転する。フランジ部12に取り付けられる装置に
接続する線条体は1つの主束10として要素2にクラン
プ装置16で固定される。第1,第2の要素の中空部を
通り軸線4に沿って主束10は要素1に導かれ分割束1
1に分割される。分割束11は、要素1の軸線4回りの
相対回転における半径方向に対して所定の角度を設けて
導かれ、開口部8から外部に引き出され、開口部8付近
で固定される。要素1が回転すると分割束11が中空部
18の中心付近に移動する。主束10の捻れの力および
分割束11同士の摩擦が低減される。狭いスペース内で
回転角度を拡大させ、耐久性を上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対回転する2つ
の部材間に配設する配線や配管等の線条体の敷設構造に
関するもので、特にロボット、マニビュレータ等の旋回
機械における相対回転部間の線条体敷設に適した敷設構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】電気、エアー、水等の液体等を流すケー
ブルやチューブ等の配線・配管で構成される線条体の束
を、相対回転する2つの部材に取り付けて該2つの部材
間を掛け渡す場合、一方が他方に対して相対回転するか
ら、この線条体の束は捻られ耐久性が低下する。
【0003】特に、ロボットにおいては、該ロボットの
動作範囲の拡大に対する要求やロボット内蔵のケーブル
の信頼性向上に対する要求が増大していることから、相
対回転部におけるケーブルやチューブ等の配線・配管構
造に対して様々な提案がなされている。その中でも特
に、ロボット手首においては、手首先端にハンドやガン
等の作業装置が取付られ、この作業装置に電気、エア
ー、水等の液体を供給するために複数の線条体が束ねて
ロボットのアーム、手首に沿って敷設される。該ロボッ
ト手首の作業装置が取り付けられる手首要素は、頻繁に
その基台と成る要素に対して回転移動することから、線
条体の耐久性が問題となる。そこで、手首要素を中空形
状に形成し、この中空の中心軸を手首要素の相対回転中
心として、該中空形状に線条体の束を通し、且つ1つに
束ねられたケーブル等の線条体の束に撚りをかけて導設
して、相対回転する2つの手首要素の基台側と回転部側
で一定範囲の相対回転が可能とする方式が知られてい
る。
【0004】しかし、ロボット手首の先端回転部(手首
要素)には、前述したように、ハンドやガン等の作業装
置が取り付けられるものであるから、この回転部を貫通
したパイプ形状とすることはできない場合があり、この
ような場合には、回転部の側面から線条体の束を取り出
す必要があった。図4は、このようなロボット手首先端
の相対回転部の従来例の説明図である。第1手首要素1
01及び第2手首要素102は中空形状に形成され、こ
の両中空形状の中心軸を中心に第1手首要素101は第
2手首要素102に対して相対的に回転する。第1手首
要素101はその先端にハンドやガン等の作業装置を取
り付けることから、フランジ部が設けられ、中空形状の
先端は該フランジ部で封鎖され、第1手首要素101の
中空形状は貫通するものではない。そのため、この第1
手首要素101のフランジ部に取り付けられる作業機械
に電気、エアー、液体を供給するケーブルやホース等の
配線・配管で形成される線条体の束10は、第1手首要
素101の側面に設けられた開口部103より導き出さ
れるようになっている。線条体の束10は、第2手首要
素102の固定部104に固定され、該第2手首要素1
02、第1手首要素101の中空形状部を通り、L字形
状に屈曲され、第1手首要素101の側面に設けられた
開口部103から外部に取り出される。そのとき、該開
口部103付近に設けられた固定部105によって第1
手首要素101に固定されるようになっている。第1の
手首要素101が第2手首要素102に対して回転する
と、線条体の束10も第1手首要素101と共に回転す
るから、線条体の束10は捻れる。また逆回転されると
この捻りが戻り、捻れ、捻れの戻りが繰り返すことにな
り、耐久性を低下させることになる。また、ケーブルや
ホース等の線条体の数が多いと、1つに束ねられた線条
体の束1は、急激にL字形状に折り曲げることが困難と
なり、大きな空間が必要となるが、ロボット手首にこの
ような大きな空間を配置すれば手首は大きな形状となり
好ましくない。また、WO 01/39933 A1 のように、1つに
束ねられた線条体の束を複数の分割束に分割し、それぞ
れの分割束を第1手首要素の側面に設けられた開口部か
ら、外部に向かって第1手首要素の回転の半径方向に取
り出す方法では、第1手首要素の開口部付近の中空形状
部内において、中空形状部の中心付近に各分割束が集結
・密着してしまう。そのため、第1手首要素が第2手首
要素に対して回転すると、線条体束に作用する捻れの力
が強くなり、また、各分割束同士の擦れが大きくなり、
耐久性を低下させることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上述したよう
な、相対回転する2つの部材のそれぞれの中空形状内に
ケーブル、ホース等の配設・配管から成る線条体の束を
導設し、且つ一方の部材の中空形状は貫通せず、線条体
の束を屈曲させて敷設する必要のある2つの部材間の線
条体敷設構造において、本発明は、ロボット手首等に要
求される小さなスペースで、相対回転範囲を狭めること
なく、且つ、信頼性を向上させる相対回転機構における
線条体敷設構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】それぞれが中空部を有す
る第1部材及び第2部材が両中空部を通る軸回りに相対
回転可能に接続された機構に対し、前記接続部の回転中
心部に設けられた孔を通過して前記両中空部に配線や配
管等の線条体を敷設した、相対回転機構における線条体
敷設構造において、請求項1に係わる発明は、配線及び
/又は配管から成る線条体の束が、前記第2部材の中空
部側の固定部に固定され、前記束が前記固定部から前記
第2部材の中空部を通り、前記回転中心部に設けた孔を
通過して前記第1部材の中空部に導かれ、該第1部材の
中空部内で前記束がそれぞれ1本以上の線条体から成る
複数の分割束に分割され、該各分割束は前記第1部材の
前記相対回転における半径方向に対して所定の角度を設
けて導かれ、前記第1部材の前記相対回転における側面
部に複数設けられた開口部から外部に引き出され、前記
各開口部付近で固定されていることを特徴とするもので
ある。これにより、開口部付近の中空部において各分割
束が中空部の内側壁に沿って配置され、中心付近に空間
が確保されるため、第1、第2の部材が相対回転したと
き、各分割束同士の過度な接触を防止することができる
から、狭いスペースでよく、且つ、線条体の耐久性も向
上し信頼性を向上させるものである。
【0007】さらに、請求項2に変わる発明は、前記開
口部付近で固定される前記分割束の線条体が複数の場
合、該線条体を平坦に並べて固定する。分割束の線条体
が平坦に並べられているから、開口部付近の中空部にお
いて各分割束の線条体が中空部の内側壁に沿ってより円
周状に配置され、中心付近に空間が確保されるため、相
対回転に伴って、分割束が撚られたとき各分割束同士の
過度な接触を防止することができる。また、請求項3に
係わる発明は、前記第2部材をロボット手首の手先回転
軸の基台要素とし、前記第1部材を前記ロボット手首の
手先要素とし、ロボット手首に本発明を適用したもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の相対回転機構に
おける線条体敷設構造をロボット手首の第1手首要素と
第2手首要素間に適用した一実施形態におけるロボット
手首の概要図である。図2はこの実施形態における、第
1手首要素と第2手首要素間の線条体の敷設状態を示す
説明図である。
【0009】図1において、ロボットアーム7は図示し
ないアーム取付部に回転可能に取り付けられ、該ロボッ
トアーム7の先端に手首20の基台となる第3手首要素
3が固定されている。ロボットアーム7は第3の軸線6
の回りに回転することからこの第3手首要素3は、第3
の軸線6回りに回転する。また、この第3手首要素3に
は、第3の軸線6と交わる第2の軸線5回りに回転可能
に第2手首要素2が支持されている。さらに、第2手首
要素2には第2の軸線5と交わる第1の軸線4の回りに
回転可能に第1手首要素1が支持されている。第1手首
要素1は、その先端にハンドやガン等の作業機械を取り
付けるためのフランジ部12が設けられ、且つ、周面に
は複数個の開口部8が設けられている。ロボットアーム
7及び第1手首要素1、第2手首要素2は中空形状に形
成され、図2に示すように、該両中空部18,19を連
通する孔の中心部を第1の軸線が通るように形成されて
いる。
【0010】第1手首要素1のフランジ部12に取り付
けられるハンドやガン等の作業装置へ電気、エアー、液
体等を供給する配線・配管から成る複数の線条体は1つ
の束として束ねられている。以下この1つの束に束ねら
れた束10を主束という。この主束10は、図示しない
アーム取付部に固定され、ロボットアーム7の中空部を
通り、ロボットアーム7に設けられた開口部14から外
部に導き出され、さらに、第3手首要素3,第2手首要
素2の外側を通り、第2手首要素2に取り付けられたカ
バー17内を通り、第2手首要素2の中空部19に導か
れ、回転中心部の孔を通り第1手首要素1の中空部18
に導入される。さらに、該主束10は1以上の線条体か
らなる複数の束に分割されて、その分割束11は、開口
部8を通り外部に取り出され、フランジ部12に取り付
けた作業装置に接続される。
【0011】なお、符号13,13’は、アーム7の内
外に設けられた主束10をクランプするクランプ装置で
あり、符号15,15’は第2手首要素2に設けられた
主束10をクランプするクランプ装置である。さらに、
符号16は、第2手首要素2に設けた主束10を覆うカ
バー17内に設けたクランプ装置である。また、第1手
首要素の各開口部8近にも分割束11を固定するクラン
プ装置9が設けられている。また、カバー17以外に主
束10が外部に露出する部分には、カバーが設けられて
いるが図1では省略している。
【0012】図2は、第1手首要素1と第2手首要素2
間の関係と、これら第1手首要素1の中空部18,第2
手首要素2の中空部19に配設される線条体の束(主束
10、分割束11)の敷設状態を説明する説明図で、図
3は、第1手首要素1の各開口部8から分割束11を導
出する状態を説明する説明図である。
【0013】第1手首要素1は回転自在に第2手首要素
2に軸支されており、第1手首要素1の中空部18は第
2手首要素2の中空部19と連通しており、これら両中
空部18,19を連通させる孔の中心軸と、第1手首要
素1が第2手首要素2に対して相対回転する回転軸の第
1の軸線4と概略一致している。
【0014】主束10は、第2手首要素2の中空部19
(カバー17)内でクランプ装置16によって固定さ
れ、少なくともこのクランプ装置16でクランプされた
後、手首先端側の主束10は撚られると共に、折り返さ
れて略U字形又は略J字形に折り曲げられ、第1手首要
素1と第2手首要素2の連結部である第1の軸線4に沿
った孔を介して第1手首要素1の中空部18に導かれ
る。この位置で分割され、1以上のケーブルや配管等の
線条体で構成される複数の分割束11に分割される。こ
の図2、図3で示す例では3つの分割束11に分割され
ている。
【0015】この線条体の分割束11のそれぞれは、第
1手首要素1の側面に設けられた開口部8に導かれ、こ
の開口部8付近に設けたクランプ装置9でクランプされ
て第1手首要素1の外に導き出され、該第1手首要素1
のフランジ部12に取り付けたハンドやガン等の作業装
置に接続される。
【0016】クランプ装置9は、図3に示されるよう
に、第1手首要素1の回転中心軸である第1の軸線4よ
り、半径方向から所定の角度を設けて、第1手首要素1
に設けられている。この所定の角度は、第1手首要素1
の中空部18の側壁に沿って各分割束11が配置され、
中空部18の中心付近に空間が確保されるようにする角
度が望ましい。
【0017】以上のように構成されているから、第1手
首要素1が回転軸の基台要素となる第2手首要素2に対
して相対的に第1の軸線4回りに一方方向に回転する
と、主束10、分割束11は、クランプ装置16、9
で、第2手首要素2、第1手首要素1に繋止されている
から、この第1手首要素1の回動は主束10を捻るよう
に作用するけれども、第1手首要素1の中空部18の中
心付近に空間が確保されているため、各分割束11が中
空部18の中心付近に移動することになる。そのため、
主束10,分割束11に作用する捻れの力は弱くなり、
また各分割束11同士の接触による擦れも減少する。
【0018】以上のように、第2手首要素2に対する第
1手首要素1の相対的回転が繰り返し行われても、線条
体の分割束11が主束10に撚られ、各分割束11が中
空部18の中心付近に移動するだけであるから、狭いス
ペースでよい。そのため、手首、すなわち相対回転機構
をコンパクトに形成することができる。また、主束1
0,分割束11に作用する捻れの力は弱くなり、各分割
束11同士の接触による擦れも減少するため、線条体の
耐久性を向上することができるものである。
【0019】また、線条体の耐久性を向上させるために
は、分割束11の撚りとその解放の影響が及ぼされる範
囲が長い方がよく、そのためには、クランプ装置16と
クランプ装置9間は長い方がよい。
【0020】また、第1手首要素1の開口部8の近傍に
設けるクランプ装置9による線条体の分割束11は、線
条体を平坦に整列させて固定するようにする。これによ
り、各分割束11は、平坦となり、中空部18の開口部
8付近において各分割束11の線条体が中空部18の内
側壁に沿ってより円周状に配置され、中空部18の中心
付近により大きな空間が確保される。すなわち、複数に
分割された線条体の分割束11は、第1の軸線方向に1
列若しくは複数列に平坦に整列してクランプ装置9によ
って第1手首要素1に固定されることにより、分割束1
1に分かれる分割点21からクランプ装置9までの間
は、分割束11の線条体には捻れや絡み合いが生じない
ため、第1手首要素1を回転させると、分割束11が1
つに束ねられる主束10に捻りが生じ、複数に分割され
た分割束11が中空部18の中心付近に移動しながら、
該主束10に巻きつく。こうして全体的には、主束10
及び分割束11への捻れ力は小さくなり、線条体の耐久
性を向上させることができる。また、中空部18の中心
付近により大きな空間が確保されるため、各分割束11
同士の接触が低減され、擦れによる線条体の耐久性低下
を防止することができる。
【0021】また、線条体を交換する場合には各クラン
プ装置13,13’,15,15’,16,9から線条
体の束10,11を取り外せばよく、且つ、手首等の狭
いスペースで屈曲されている部分は、分割束11とされ
ていることから、線条体の束10,11の引き出し作
業、取付作業は容易となる。
【0022】上述した実施形態は、ロボットの手首にお
ける相対回転する手首要素間に本発明を適用したもので
あるが、ロボットの手首以外にも、ロボットの取付ベー
スと旋回胴の間やその他の旋回機構を有する機械、装置
において、一方の部材に対して他方の部材が相対回転
し、その回転中心軸線に沿って配線、チューブ、配管等
の屈曲可能な線条体を複数敷設する場合に、上述した方
法によって複数の線条体を敷設するようにしてもよいも
のである。すなわち、複数の線条体を撚って1つの主束
として、この主束を相対回転の基台側となる部材に固定
し、一方では、主束から1以上の線条体で構成される束
に分割して複数の分割束として、この分割束を基台に対
して回転する部材に対して、前記相対回転における半径
方向に対して所定の角度を設けて導き、固定するように
する。
【0023】
【発明の効果】本発明は、従来技術と比較し、広いスペ
ースを必要とせず、狭いスペースでも相対回転する回転
角度を拡大することができ、且つ耐久性を向上させて、
ケーブルや配管等の線条体の信頼性を向上させた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をロボット手首に適用した一実施形態に
おけるロボット手首の概要図である。
【図2】同実施形態における第1手首要素と第2手首要
素間の線条体の敷設状態を示す説明図である。
【図3】同実施形態における第1手首要素の各開口部か
ら分割線条体を導出する状態を説明する説明図である。
【図4】従来のロボット手首における手首先端の相対回
転部の説明図である。
【符号の説明】
1 第1手首要素 2 第2手首要素 3 第3手首要素 4 第1の軸線 5 第2の軸線 6 第3の軸線 7 アーム 8 開口部 9 クランプ装置 10 線条体の束 11 分割束 12 フランジ部 13,13’,15,15’,16 クランプ装置 17 カバー 18,19 中空部 20 手首 21 分割点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 浩 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 (72)発明者 森岡 昌宏 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 Fターム(参考) 3C007 BT08 CU06 CY02 CY03 CY04 CY07 CY10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが中空部を有する第1部材及び
    第2部材が両中空部を通る軸回りに相対回転可能に接続
    された機構に対し、前記接続部の回転中心部に設けられ
    た孔を通過して前記両中空部に配線や配管等の線条体を
    敷設した、相対回転機構における線条体敷設構造であっ
    て、配線及び/又は配管から成る線条体の束が、前記第
    2部材の中空部側の固定部に固定され、前記束が前記固
    定部から前記第2部材の中空部を通り、前記回転中心部
    に設けた孔を通過して前記第1部材の中空部に導かれ、
    該第1部材の中空部内で前記束がそれぞれ1本以上の線
    条体から成る複数の分割束に分割され、該各分割束は前
    記第1部材の前記相対回転における半径方向に対して所
    定の角度を設けて導かれ、前記第1部材の前記相対回転
    における側面部に複数設けられた開口部から外部に引き
    出され、前記各開口部付近で固定されていることを特徴
    とする相対回転機構における線条体敷設構造。
  2. 【請求項2】 前記開口部付近で固定される前記分割束
    の線条体が複数の場合、該線条体を平坦に並べて固定す
    ることを特徴とする請求項1記載の相対回転機構におけ
    る線条体敷設構造。
  3. 【請求項3】 前記第2部材がロボット手首の手先回転
    軸の基台要素であり、かつ前記第1部材が前記ロボット
    手首の手先要素であることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の相対回転機構における線条体敷設構造。
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