JP6442348B2 - 塗布容器 - Google Patents
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Description
本発明に係る塗布容器は、被塗布部に塗布する内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔を有する中栓部材と、前記中栓部材との間に、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成する計量筒部材と、前記計量室内に設けられるとともに、先端部が前記計量筒部材の頂部に形成された装着孔を通して前記計量筒部材の外部に突出する塗布栓と、を備えた塗布容器であって、前記塗布栓は、前記塗布容器の外部と前記計量室内との連通を遮断し、かつ前記計量室内と前記連通孔とを連通させる計量位置と、容器軸方向において前記計量位置よりも前記容器本体の底部側に位置するとともに、前記計量室内と前記連通孔との連通を遮断し、前記塗布容器の外部と前記計量室内とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に配設され、前記中栓部材には、容器軸方向に沿って延びるとともに、前記塗布位置において前記塗布栓を容器軸方向に沿う前記容器本体の底部側に向けて弾性変位自在に支持する弾性部が一体に形成されていることを特徴とする。
その後、塗布栓を塗布位置に移動させることで、塗布容器の外部と計量室内とが連通し、計量室内の内容物を被塗布部に吐出することができる。そして、塗布栓の先端部を被塗布部に当接させた状態で、被塗布部に対して塗布容器を押し付けることで、被塗布部上に内容物を塗布することができる。
また、塗布栓が弾性部によって弾性変位自在に支持されているので、塗布栓の押付時において、被塗布部に及ぼされる衝撃や外力等が弾性部のクッション作用により緩和されることになる。そのため、柔らかな塗布感触を得ることができるとともに、不快さや心地悪さを低減し、快適で心地よい塗布を行うことができる。
その結果、内容物の効能や使用者の好み等に応じて使用者が押付力や吐出量を任意に調整でき、優れた操作性を得ることができる。
この場合には、中栓部材及び塗布栓の相対的な容器軸方向の移動に伴って塗布栓に形成されたガイド孔内に進退し、塗布栓の容器軸方向の移動を案内するガイド部が中栓部材に配設されているため、被塗布部への塗布栓の押付時において、塗布栓を容器軸方向に安定して移動させることができる。これにより、塗布栓と弾性部との位置ずれを抑制し、安定した塗布を行うことができる。
図1に示すように、本実施形態の塗布容器1は、内容物A(図3,4参照)が収容される有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部3に装着され、容器本体2内に連通する連通孔5が形成された有頂筒状の中栓部材4と、中栓部材4との間に、連通孔5を通して容器本体2内に連通する計量室6を形成するとともに、計量室6内に連通する装着孔8が頂部に形成された計量筒部材7と、計量筒部材7の装着孔8内に挿通されるとともに、計量室6内に連通する吐出孔10が形成された筒状の塗布栓9と、容器本体2の口部3に着脱自在に装着されて塗布栓9を覆う有頂筒状のオーバーキャップ11と、を備えている。
ガイド部15は、容器軸O方向から見た平面視で例えば十字状を呈し、受け部材14の底壁から上方に向けて立設されている。ガイド部15の上端縁は、受け部材14の上端縁よりも上方に位置している。なお、ガイド部15の平面視形状は柱状や中空筒状等、適宜設計変更が可能である。
そして、本実施形態では、中栓部材4と計量筒部材7とで画成された空間が計量室6を構成している。この場合、計量室6は、連通孔5を通して容器本体2内に連通可能とされる一方、塗布栓9の吐出孔10に連通可能とされる。
栓本体部51は、容器軸Oと同軸上に配置された有頂筒状を呈し、図1に示す塗布位置において筒部53がガイド部15に外挿されるとともに、受け部材14の筒部内に挿入されている。すなわち、筒部53の内側は、計量位置及び塗布位置間での中栓部材4及び塗布栓9の相対的な容器軸O方向の移動に伴ってガイド部15が進退するガイド孔を構成している。
天壁部82は、塗布栓9の上端縁に上方から当接している。但し、天壁部82は、塗布栓9の上端縁に当接していなくても構わない。
まず、図1に示す初期状態の塗布容器1において、容器本体2の口部3とオーバーキャップ11との螺着を解除し、オーバーキャップ11を取り外す。具体的には、図2に示すように、オーバーキャップ11と容器本体2とを螺着が解除される方向に相対回転させると、この相対回転に伴いオーバーキャップ11が容器本体2に対して上方移動する。すると、オーバーキャップ11の係止突起85が塗布栓9の係止突起66に下方から係止される。その後、オーバーキャップ11が容器本体2に対してさらに上方移動することで、塗布栓9が引き上げられる。すなわち、本実施形態では、オーバーキャップ11の取り外し操作を行うことで、塗布栓9を計量位置に移動させることができる。
また、塗布栓9が弾性部19によって弾性変位自在に支持されているので、塗布栓9の押付時において、被塗布部Sに及ぼされる衝撃や外力等が弾性部19のクッション作用により緩和されることになる。そのため、柔らかな塗布感触を得ることができるとともに、不快さや心地悪さを低減し、快適で心地よい塗布を行うことができる。
その結果、内容物Aの効能や使用者の好み等に応じて使用者が押付力や吐出量を任意に調整でき、優れた操作性を得ることができる。
例えば、上述した実施形態では、弾性部19が螺旋状に形成された構成について説明したが、これに限られない。また、弾性部19は、中栓部材4において周方向に間隔をあけて配設しても構わない。
上述した実施形態では、塗布栓9の吐出孔10を通して内容物Aを吐出する構成について説明したが、これに限られない。例えば、連通路64を設けず、塗布位置において、装着孔8(塗布栓9の外周と計量筒部材7の内周との間の隙間)を通して内容物Aを吐出させる構成であっても構わない。この場合、塗布栓9の押付力によって上述した隙間の開度を調整して、内容物Aの吐出量を調整することが可能である。
また、弾性部19は、中栓部材4と同一材料に限らず、中栓部材4と異種材料を二材成形等により中栓部材4に一体で形成しても構わない。
また、容器本体2は、有底筒状に限らず、チューブ状等であっても構わない。
2…容器本体
3…口部
4…中栓部材
5…連通孔
6…計量室
7…計量筒部材
8…装着孔
9…塗布栓
15…ガイド部
19…弾性部
Claims (2)
- 被塗布部に塗布する内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔を有する中栓部材と、
前記中栓部材との間に、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成する計量筒部材と、
前記計量室内に設けられるとともに、先端部が前記計量筒部材の頂部に形成された装着孔を通して前記計量筒部材の外部に突出する塗布栓と、を備えた塗布容器であって、
前記塗布栓は、
前記塗布容器の外部と前記計量室内との連通を遮断し、かつ前記計量室内と前記連通孔とを連通させる計量位置と、
容器軸方向において前記計量位置よりも前記容器本体の底部側に位置するとともに、前記計量室内と前記連通孔との連通を遮断し、前記塗布容器の外部と前記計量室内とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に配設され、
前記中栓部材には、容器軸方向に沿って延びるとともに、前記塗布位置において前記塗布栓を容器軸方向に沿う前記容器本体の底部側に向けて弾性変位自在に支持する弾性部が一体に形成されていることを特徴とする塗布容器。 - 前記中栓部材には、容器軸方向に沿って延びるとともに、前記中栓部材及び前記塗布栓の相対的な容器軸方向の移動に伴って前記塗布栓に形成されたガイド孔内に進退し、容器軸方向に沿う前記塗布栓の移動を案内するガイド部が配設されていることを特徴とする請求項1記載の塗布容器。
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JP2015074133A JP6442348B2 (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | 塗布容器 |
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