JP6745142B2 - 内容物を計量して塗布する塗布容器 - Google Patents
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本発明に係る塗布容器は、被塗布部に塗布する内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔を有する中栓部材と、前記中栓部材との間に、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、前記計量室内と外部とを連通する挿通孔が形成された計量筒部材と、前記計量室内に設けられるとともに前記計量室内と外部とを連通可能な吐出路が形成され、先端部が前記挿通孔から外部に突出可能な塗布栓と、を備え、前記塗布栓は、前記計量室内と前記吐出路との連通を遮断し、かつ前記計量室内と前記容器本体内とを連通させる計量位置と、容器軸方向において前記計量位置よりも前記中栓部材側に位置するとともに、前記計量室内と前記容器本体内との連通を遮断し、かつ前記計量室内と前記吐出路とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に配設され、前記吐出路には、前記吐出路における内容物の流通を制限する制限部材が設けられ、前記制限部材は、前記吐出路から外部に突出し、前記塗布栓が前記塗布位置に位置して前記制限部材が前記被塗布部に押し当てられていない状態で、前記吐出路を通して前記計量室内と外部とが連通していることを特徴とする。
その後、前記倒立姿勢等のままで塗布栓を塗布位置に移動させることで、計量室内の内容物を吐出路を通して被塗布部に吐出することができる。
ここで、吐出路に制限部材が設けられている。したがって、制限部材によって吐出路における内容物の流通を制限し、吐出路から一度に多量の内容物が吐出するのを抑制することができる。これにより、吐出路から吐出される内容物の流量を制御することが可能になり、吐出精度の向上を図ることができる。
なお、制限路が複数設けられている場合、複数の制限路の一部を通して外部から空気を導入することで、計量室内の内容物を空気置換し易くすることができる。
以下、図1から図5を参照し、本発明の第1実施形態を説明する。
図1に示すように、塗布容器10は、容器本体11と、中栓部材12と、計量筒部材13と、塗布栓14と、制限部材15と、オーバーキャップ16と、を備えている。容器本体11および中栓部材12は有底筒状に形成され、オーバーキャップ16は有頂筒状に形成されている。塗布栓14は筒状に形成されている。
中栓部材12は、口部11aの開口縁上に配設された支持筒22と、支持筒22の下端部から径方向の内側に向けて突設された内フランジ部23と、内フランジ部23に連結されるとともに口部11a内に嵌合されるシール筒24と、シール筒24に対して径方向の内側に連なる受け部材25と、受け部材25から上方に立設されたガイド部26と、を有している。
シール筒24は、内フランジ部23における径方向の内側端部から容器軸O方向に延在している。シール筒24のうち、内フランジ部23よりも下方に位置する部分は、口部11a内に密に嵌合されている。
連通孔21は、受け部材25を貫通している。連通孔21は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。各連通孔21は、容器軸O方向に沿う縦断面視でL字状を呈している。各連通孔21は、受け部材25のうち底壁及び周壁に至る部分に跨って形成されている。なお、連通孔21は、受け部材25の底壁及び周壁のうち、少なくとも一方に形成されていても構わない。
中径部53は、下段部52の内周縁部から上方に向けて延びている。
小径部55は、上段部54の内周縁部から上方に向けて延びている。小径部55内は、前記挿通孔57とされている。挿通孔57の内周面には、台座部58が設けられている。台座部58は、挿通孔57から径方向の内側に向けて突出している。台座部58は、環状に形成され、周方向の全周にわたって連続して延びている。台座部58は、挿通孔57における容器軸O方向の中央部に設けられている。
流路筒部41の内部は、上方(容器軸O方向に沿う反中栓部材側)に向けて開口している。流路筒部41の底部は、ガイド部26の上端部に上方から対向している。
なお、吐出路43の横断面視形状は、真円形状に限られない。また吐出路43は、容器軸O方向の全長にわたって同径であってもよく、下方から上方に向かうに従い漸次、拡径していてもよい。吐出路43が、前述のように漸次、拡径している場合、吐出路43が全長にわたって漸次、拡径していてもよく、吐出路43の上端部のみが漸次、拡径していてもよい。
弁筒部42の上端部には、規制部50が設けられている。規制部50は、塗布栓14の上方への移動を規制する。規制部50は、台座部58の下端部に下方から対向している。塗布栓14が上方に移動して弁筒部42が挿通孔57の下端部内に挿通されたときに、規制部50が台座部58に下方から当接することで、塗布栓14の更なる移動が規制される。
なお、制限部材15の下端面は、流路筒部41の底部に当接していてもよく、底部から離間して底部に対して浮くように配置されていてもよい。また、前記底部に台座が立設されている場合、制限部材15の下端面が前記台座に当接していてもよい。
係止筒63は、容器軸Oと同軸に配置されている。係止筒63の下端部は、流路筒部41に径方向の外側から嵌合されている。係止筒63は、挿通孔57において台座部58よりも上側に位置する上端部に、径方向の内側から嵌合されている。係止筒63の下端部には、流路筒部41の前述した第1係止部41aに、係脱可能に係止される第2係止部63aが形成されている。
次に、本発明に係る第2実施形態の塗布容器60を、図6から図9を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
周方向に隣り合う縦溝15a同士の間は、柱部15bとされている。柱部15bの周方向の大きさは、縦溝15aの周方向の大きさと同等である。
初期状態の塗布容器60において、容器本体11の口部11aからオーバーキャップ16を取り外すと塗布栓14が引き上げられ、図8に示すように、塗布栓14が計量位置P1に位置する。
その後。塗布栓14が計量位置P1にある状態で、塗布容器60を倒立姿勢とし、計量室29内に所定量の内容物を計量する。
また本実施形態のように、制限路43aが複数設けられている場合、複数の制限路43aの一部を通して外部から空気を導入することで、計量室29内の内容物を空気置換し易くすることができる。
次に、本発明に係る第3実施形態の塗布容器70を、図10を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
次に、本発明に係る第4実施形態の塗布容器80を、図11から図13を参照して説明する。
なお、この第4実施形態においては、第3実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
一対の周溝15cのうち、下側の周溝15cは、貫通孔44と容器軸O方向に同等の位置に配置されている。周溝15cは、貫通孔44を通して径方向の外側に露出する。下側の周溝15cは、貫通孔44よりも容器軸O方向に小さい。
次に、本発明に係る第5実施形態の塗布容器90を、図14を参照して説明する。
なお、この第5実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
前記塗布容器90では、内容物を被塗布部Sに塗布するときに、制限部材15を被塗布部Sに押し当てるのに代えて、塗布栓14の先端面を被塗布部Sに押し当てる。計量室29内の内容物は、制限路43aを流通した後、吐出路43における外部に向けた開口端(吐出孔)を通して被塗布部Sに塗布される。
第1実施形態に係る塗布容器10において、前記連通が遮断されていてもよい。この場合、例えば、制限部材15(含浸体)内を通して外気を計量室29内に導入するような構成を採用することができる。
第2実施形態から第5実施形態に係る塗布容器60、70、80、90において、前記連通が遮断されておらず、前記連通隙間59が設けられていてもよい。この場合、例えば、内容物や外気が、制限路43aや連通隙間59を適宜、流通するような構成を採用することができる。
制限部材15が、他の部材と一体に形成されていてもよい。例えば、制限部材15が流路筒部41の底壁を容器軸O方向に貫通し、ガイド部26と一体に形成されていてもよい。
11 容器本体
11a 口部
12 中栓部材
13 計量筒部材
14 塗布栓
15 制限部材
21 連通孔
43 吐出路
43a 制限路
44 貫通孔
46 計量シール部
57 挿通孔
O 容器軸
P1 計量位置
P2 塗布位置
S 被塗布部
Claims (5)
- 被塗布部に塗布する内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔を有する中栓部材と、
前記中栓部材との間に、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、前記計量室内と外部とを連通する挿通孔が形成された計量筒部材と、
前記計量室内に設けられるとともに前記計量室内と外部とを連通可能な吐出路が形成され、先端部が前記挿通孔から外部に突出可能な塗布栓と、を備え、
前記塗布栓は、
前記計量室内と前記吐出路との連通を遮断し、かつ前記計量室内と前記容器本体内とを連通させる計量位置と、
容器軸方向において前記計量位置よりも前記中栓部材側に位置するとともに、前記計量室内と前記容器本体内との連通を遮断し、かつ前記計量室内と前記吐出路とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に配設され、
前記吐出路には、前記吐出路における内容物の流通を制限する制限部材が設けられ、
前記制限部材は、前記吐出路から外部に突出し、
前記塗布栓が前記塗布位置に位置して前記制限部材が前記被塗布部に押し当てられていない状態で、前記吐出路を通して前記計量室内と外部とが連通していることを特徴とする塗布容器。 - 前記制限部材は、弾性変形可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の塗布容器。
- 前記塗布栓が前記塗布位置に位置するときに、前記計量室内が、前記挿通孔の内周面と前記塗布栓の外周面との間を通して外部に連通することを特徴とする請求項1または2に記載の塗布容器。
- 前記制限部材は、含浸体により形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の塗布容器。
- 前記制限部材は、前記吐出路内に、前記計量室内と外部とを連通可能であるとともに前記吐出路よりも流路断面積が小さい制限路を形成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の塗布容器。
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