JP6956593B2 - 塗布容器 - Google Patents
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Description
その後、前記倒立姿勢等のままで塗布栓を塗布位置に移動させることで、計量室内の内容物を、吐出口を通して被塗布部に吐出することができる。
ここで、塗布栓が塗布位置にある状態において、吐出口に装着された弾性部材を被塗布部に押し付けると、その押付力に応じて弾性部材が吐出口の内側に向けて弾性変位する。すると、外部と連通する塗布栓と弾性部材との隙間において内容物の表面張力が崩され、吐出口から少量の内容物が塗布される。このように、弾性部材の押付力、つまり弾性部材の変位量を調整することで、吐出口を通して外部に吐出される内容物の流量を制御することができる。その結果、吐出精度の向上を図ることができる。
また、容器軸方向に弾性変位可能な弾性部材を被塗布部に押し付けるので、塗布時において、被塗布部に及ぼされる衝撃や外力等が弾性部材のクッション作用により緩和されることになる。そのため、柔らかな塗布感触を得ることができるとともに、不快さや心地悪さを低減し、快適で心地よい塗布を行うことができる。
中栓部材12は、口部11aの開口縁上に配設された支持筒22と、支持筒22の下端部から径方向の内側に向けて突設された内フランジ部23と、内フランジ部23に連結されるとともに口部11a内に嵌合されるシール筒24と、シール筒24に対して径方向の内側に連なる受け部材25と、受け部材25から上方に立設されたガイド部26と、を有している。
シール筒24は、内フランジ部23における径方向の内側端部から容器軸O方向に延在している。シール筒24のうち、内フランジ部23よりも下方に位置する部分は、口部11a内に密に嵌合されている。
連通孔21は、受け部材25を貫通している。連通孔21は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。各連通孔21は、容器軸O方向に沿う縦断面視でL字状を呈している。各連通孔21は、受け部材25のうち底壁及び周壁に至る部分に跨って形成されている。なお、連通孔21は、受け部材25の底壁及び周壁のうち、少なくとも一方に形成されていても構わない。
中径部53は、下段部52の内周縁部から上方に向けて延びている。
小径部55は、上段部54の内周縁部から上方に向けて延びている。小径部55内は、前記貫通孔57とされている。貫通孔57の内周面には、台座部58が設けられている。
台座部58は、貫通孔57から径方向の内側に向けて突出している。台座部58は、環状に形成され、周方向の全周にわたって連続して延びている。台座部58は、貫通孔57における容器軸O方向の中央部に設けられている。
流路筒部41の内部は、上方(容器軸O方向に沿う反中栓部材側(反連通孔側))に向けて開口している。流路筒部41の底部は、ガイド部26の上端部に上方から対向している。
なお、吐出口43の横断面視形状は、真円形状に限られない。また吐出口43は、容器軸O方向の全長にわたって同径であってもよく、下方から上方に向かうに従い段階的または部分的に拡径していてもよい。
ガイド筒部45は、ガイド部26に径方向の内側からガイドされている。ガイド筒部45の下端面は、支持部27に上方から当接している。
周壁部61は、装着筒部60の径方向外側に配置され、天壁部62の周端縁から下方に垂設される。周壁部61の外径は、容器本体11の外径と略等しくなっている。
係止筒63は、容器軸Oと同軸に配置されている。係止筒63の下端部は、流路筒部41に径方向の外側から嵌合されている。係止筒63は、貫通孔57において台座部58よりも上側に位置する上端部内に挿入されている。係止筒63の下端部内周面には、流路筒部41の前述した第1係止部41aに、係脱可能に係止される第2係止部63aが形成されている。
フランジ部71の軸部72が接続される側と反対側には、押付部75が設けられている。押付部75は、フランジ部71、軸部72と一体で形成され、ドーム状に膨出(突出)している。この押付部75は、容器軸Oと同軸に配置される。
また、当該押し付けを解除すると、図3(a)に示すように、蓄勢されたフランジ部71が復元変形し、軸部72が吐出口43の外側に向けて変位する。そして、復元変形したフランジ部71が、開口周縁部43aにおける溝43cよりも径方向外側に当接することで、吐出口43が閉塞される。
その後、倒立姿勢等のままで塗布栓14を塗布位置に移動させることで、計量室29内の内容物を、吐出口43を通して被塗布部Sに吐出することができる。
したがって、本実施形態に係る塗布容器10によれば、吐出精度の向上を図りつつ被塗布部Sに押し付けた際の触感を柔らかくできる。
11 容器本体
11a 口部
12 中栓部材
13 計量筒部材
14 塗布栓
15 弾性部材
21 連通孔
29 計量室
43 吐出口
43a 開口周縁部
57 貫通孔
71 フランジ部
72 軸部
O 容器軸
Claims (2)
- 内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着され、頂壁に貫通孔が形成された有頂筒状の計量筒部材と、
前記計量筒部材の内側に配置され、前記計量筒部材との間に計量室を形成するとともに、前記計量室と前記容器本体の内側とを連通させる連通孔が形成された中栓部材と、
前記計量室に移動可能に配設され、前記計量室に連通する吐出口が形成された先端部が前記貫通孔から外部に突出可能な塗布栓と、を備え、
前記塗布栓は、前記計量室と前記吐出口との連通を遮断し、かつ前記連通孔を介して前記計量室と前記容器本体の内側とを連通させる計量位置と、容器軸方向において前記計量位置よりも前記連通孔側に位置するとともに、前記連通孔を介した前記計量室と前記容器本体の内側との連通を遮断し、かつ前記計量室と前記吐出口とを連通させる塗布位置と、の間で移動可能であり、
前記吐出口には、前記塗布栓が前記塗布位置に位置している状態で、弾性変位により前記吐出口の内側を容器軸方向において移動可能な弾性部材が装着されており、
前記弾性部材には、前記吐出口を形成する前記塗布栓の内周面に向かって径方向に突出する嵌合突起が形成され、
前記塗布栓の内周面には、容器軸方向に延在し、前記嵌合突起との嵌合位置を容器軸方向に変位可能とする嵌合溝が形成されている、ことを特徴とする塗布容器。 - 前記弾性部材は、
前記塗布栓の先端面を形成する前記吐出口の開口周縁部に、弾性変形可能に当接するフランジ部と、
前記フランジ部に接続され、前記吐出口の内側に変位可能に挿入された軸部と、を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の塗布容器。
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JP2017211283A JP6956593B2 (ja) | 2017-10-31 | 2017-10-31 | 塗布容器 |
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JP2017211283A JP6956593B2 (ja) | 2017-10-31 | 2017-10-31 | 塗布容器 |
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JP2019081594A JP2019081594A (ja) | 2019-05-30 |
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