JP6667369B2 - 内容物を計量して塗布する塗布容器 - Google Patents
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Description
本発明に係る塗布容器は、被塗布部に塗布する内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔を有する中栓部材と、前記中栓部材との間に、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、前記計量室内に連通する吐出孔が形成された計量筒部材と、前記計量室内に設けられ、先端部が前記吐出孔から外部に突出可能な塗布栓と、前記計量筒部材を径方向の外側から覆う保護筒部材と、を備え、前記塗布栓は、前記計量室内と外部との連通を遮断し、かつ前記計量室内と前記容器本体内とを連通させる計量位置と、容器軸方向において前記計量位置よりも前記中栓部材側に位置するとともに、前記計量室内と前記容器本体内との連通を遮断し、かつ前記計量室内と外部とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に配設され、前記計量筒部材は、前記保護筒部材から容器軸方向に沿う反中栓部材側に突出するとともに内部に前記吐出孔が設けられた吐出筒を備え、かつ容器軸方向に沿う前記中栓部材側に向けて弾性変形可能に形成され、前記計量筒部材は、前記吐出筒が立設されるとともに容器軸方向に弾性変形可能な変形壁部を備え、前記保護筒部材は、前記変形壁部を覆っていることを特徴とする。
その後、前記倒立姿勢等のままで塗布栓を塗布位置に移動させることで、計量室内の内容物を吐出孔を通して被塗布部に吐出することができる。
ここで、塗布栓が塗布位置にある状態において、計量筒部材の吐出筒を被塗布部に押し当てると、その押付力に応じて計量筒部材が容器軸方向に弾性変形し、吐出筒が容器軸方向に沿う中栓部材側に向けて弾性的に変位する。すると、計量室内が加圧されることで、計量室内から吐出孔に向けて流通する内容物の流量が増大する。これにより、吐出孔から吐出される内容物の流量を増大させることができる。このように、吐出筒の押付力、つまり吐出筒の変位量を調整することで、吐出孔から吐出される内容物の流量を制御することができる。その結果、吐出精度の向上を図ることができる。
また、吐出筒を被塗布部に押し付けるときに計量筒部材を容器軸方向に弾性変形させるので、塗布時において、被塗布部に及ぼされる衝撃や外力等が計量筒部材のクッション作用により緩和されることになる。そのため、柔らかな塗布感触を得ることができるとともに、不快さや心地悪さを低減し、快適で心地よい塗布を行うことができる。
また保護筒部材が、計量筒部材を径方向の外側から覆うので、計量筒部材が意図しない外力を受けて弾性変形するのを抑制することができる。これにより、内容物の意図しない漏出を抑えることができる。
さらに保護筒部材が、計量筒部材を径方向の外側から覆うので、計量筒部材が外部に露出するのを抑制することができる。したがって、計量筒部材の経時劣化を抑えることが可能になり、計量筒部材を長期間にわたって安定して弾性変形させることができる。これにより、吐出精度を長期間にわたって向上させることができる。
また保護筒部材が、変形壁部を覆っているので、計量筒部材において弾性変形する部分を保護筒部材によって確実に保護することができる。これにより、内容物が意図せず漏出することを確実に抑えるとともに、吐出精度を長期間にわたって確実に向上させることができる。
図1に示すように、塗布容器10は、容器本体11と、中栓部材12と、計量筒部材13と、塗布栓14と、保護筒部材15と、オーバーキャップ16と、を備えている。容器本体11および中栓部材12は有底筒状に形成され、オーバーキャップ16は有頂筒状に形成されている。塗布栓14は筒状に形成されている。
中栓部材12は、口部11aの開口縁上に配設された支持筒22と、支持筒22の下端部から径方向の内側に向けて突設された内フランジ部23と、内フランジ部23に連結されるとともに口部11a内に嵌合されるシール筒24と、シール筒24に対して径方向の内側に連なる受け部材25と、受け部材25から上方に立設されたガイド部26と、を有している。
シール筒24は、内フランジ部23における径方向の内側端部から容器軸O方向に延在している。シール筒24のうち、内フランジ部23よりも下方に位置する部分は、口部11a内に密に嵌合されている。
連通孔21は、受け部材25を貫通している。連通孔21は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。各連通孔21は、容器軸O方向に沿う縦断面視でL字状を呈している。各連通孔21は、受け部材25のうち底壁及び周壁に至る部分に跨って形成されている。なお、連通孔21は、受け部材25の底壁及び周壁のうち、少なくとも一方に形成されていても構わない。
被着筒部32は、中栓部材12に装着されている。被着筒部32は、2段の筒状に形成されている。被着筒部32は、下筒部33と、上筒部34と、を備えている。下筒部33は、支持筒22とシール筒24との間に嵌合されている。上筒部34は、シール筒24上に配置されている。
図2に示すように、吐出筒37には、径方向の内側に突出する突条部38が、周方向に間隔をあけて複数配置されている。突条部38は、吐出筒37(吐出孔35)の内周面に、容器軸O方向の全長にわたって設けられている。
塗布栓14は、本体筒部41と、弁筒部42と、を備えている。本体筒部41および弁筒部42は、容器軸O方向に延び、容器軸Oと同軸に配置されている。
なお、突出部47は、円柱状に限らず、角柱状であっても構わない。突出部47は、柱状に限らず、筒状であっても構わない。また、突出部47の上端面は、塗布部44の上端面と同等の位置に配置されていても、塗布部44の上端面よりも上方に突出していても構わない。さらに、突出部47は、閉塞部43から複数本立設されていても構わない。突出部47は、なくてもよい。
中径部53は、下段部52の内周縁部から上方に向けて延びている。中径部53は、上筒部34および変形壁部36を径方向の外側から覆っている。
なお本実施形態では、計量筒部材13が弾性変形していない状態や復元変形している状態では、計量室29の内圧が低く、内容物の予期せぬ流出が阻害されている一方、計量筒部材13が弾性変形すると、計量室29の内圧が高まり内容物が吐出し易くなる。したがって、計量筒部材13の弾性変形および復元変形を繰り返すことで、内容物を複数回に分けて小出しにすることができる。
さらに保護筒部材15が、計量筒部材13を径方向の外側から覆うので、計量筒部材13が外部に露出するのを抑制することができる。したがって、計量筒部材13の経時劣化を抑えることが可能になり、計量筒部材13を長期間にわたって安定して弾性変形させることができる。これにより、吐出精度を長期間にわたって向上させることができる。
また、容器本体11は、自立可能な底部を有する形状に限らず適宜変更可能であり、容器の横断面形状等も種々のものを採用することができる。
11 容器本体
11a 口部
12 中栓部材
13 計量筒部材
14 塗布栓
15 保護筒部材
17 制限部
21 連通孔
29 計量室
35 吐出孔
36 変形壁部
37 吐出筒
O 容器軸
P1 計量位置
P2 塗布位置
S 被塗布部
Claims (2)
- 被塗布部に塗布する内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔を有する中栓部材と、
前記中栓部材との間に、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、前記計量室内に連通する吐出孔が形成された計量筒部材と、
前記計量室内に設けられ、先端部が前記吐出孔から外部に突出可能な塗布栓と、
前記計量筒部材を径方向の外側から覆う保護筒部材と、を備え、
前記塗布栓は、
前記計量室内と外部との連通を遮断し、かつ前記計量室内と前記容器本体内とを連通させる計量位置と、
容器軸方向において前記計量位置よりも前記中栓部材側に位置するとともに、前記計量室内と前記容器本体内との連通を遮断し、かつ前記計量室内と外部とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に配設され、
前記計量筒部材は、前記保護筒部材から容器軸方向に沿う反中栓部材側に突出するとともに内部に前記吐出孔が設けられた吐出筒を備え、かつ容器軸方向に沿う前記中栓部材側に向けて弾性変形可能に形成され、
前記計量筒部材は、前記吐出筒が立設されるとともに容器軸方向に弾性変形可能な変形壁部を備え、
前記保護筒部材は、前記変形壁部を覆っていることを特徴とする塗布容器。 - 前記計量筒部材および前記保護筒部材には、容器軸方向に互いに係止し合うことで、前記計量筒部材の容器軸方向に沿う反中栓部材側に向けた変形量を制限する制限部が設けられていること特徴とする請求項1に記載の塗布容器。
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JP2016106145A JP6667369B2 (ja) | 2016-05-27 | 2016-05-27 | 内容物を計量して塗布する塗布容器 |
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