JP6518577B2 - 内容物を計量して塗布する塗布容器 - Google Patents
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Description
本発明に係る塗布容器は、被塗布部に塗布する内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔を有する中栓部材と、前記中栓部材との間に、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、その先端部に前記計量室の内外を連通させる吐出孔が形成された計量筒部材と、容器軸方向に移動自在に前記計量室内に配設された塗布栓と、を備え、前記塗布栓は、前記吐出孔と前記計量室内との連通を遮断し、かつ前記計量室内と前記連通孔とを連通させる計量位置と、容器軸方向において前記計量位置よりも前記中栓部材側に位置するとともに、前記計量室内と前記連通孔との連通を遮断し、かつ前記吐出孔と前記計量室内とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に配設され、前記塗布栓は、少なくとも一部が前記吐出孔を通して前記計量室の外部に突出するとともに、その突出端面に凹部が形成された塗布部を有し、前記塗布部には、前記凹部内での前記内容物の残留を抑制する残留抑制部が配設されていることを特徴とする。
その結果、内容物が塗布操作後に凹部内に残留するのを抑制できる。したがって、被塗布部に正確な量の内容物を容易に供給することができる。また、塗布容器を誤って転倒させた場合や、塗布容器の持ち運び時等において、凹部内に残留した内容物が外部に漏れ出るのを抑制できる。また、凹部内に残留した内容物が揮発したり固化したりするのを抑制し、内容物を効果的に使い切ることができる。
この場合には、残留抑制部が塗布部から凹部内に向けて突出する突出部を有しているため、塗布部の凹部内に内容物が存在している場合に、凹部内の内容物に作用する力学的な平衡状態を安定し難くすることができる。これにより、内容物の液面に生じる表面張力を低減できる。そのため、塗布操作時に仮に凹部内に内容物が進入したとしても、内容物を凹部内から速やかに流出させ、内容物が塗布操作後に凹部内に残留するのを抑制できる。
この場合には、残留抑制部は、塗布部を貫通するとともに、凹部の内外を連通させる連通路を有しているため、例えば連通路を通して凹部内の空気置換を行うことができる。また、凹部内に進入した内容物を、連通路を通して流出させることもできる。その結果、凹部内に進入した内容物を速やかに凹部内から流出させ、内容物が塗布操作後に凹部内に残留するのを抑制できる。さらに、連通路が凹部の内面上で開口することで、凹部内の内容物に作用する力学的な平衡状態を安定し難くすることもでき、内容物の液面に生じる表面張力を低減できる。これによっても、内容物が塗布操作後に凹部内に残留するのを抑制できる。
図1に示すように、本実施形態の塗布容器1は、被塗布部S(例えば、人体の頭皮や皮膚等(図3参照))に対し内容物を塗布するものである。具体的に、塗布容器1は、内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部3に装着された有底筒状の中栓部材4と、中栓部材4との間に計量室5を形成する筒状の計量筒部材6と、計量筒部材6内に配設された筒状の塗布栓8と、容器本体2の口部3に着脱自在に装着された有頂筒状のオーバーキャップ10と、を備えている。なお、以下の説明では、特に説明がない限り、塗布栓8が後述する塗布位置にある場合について説明する。
シール筒13は、内フランジ部16における径方向の内側端部から容器軸O方向に延在している。シール筒13のうち、内フランジ部16よりも下方に位置する部分は、口部3内に液密に嵌合されている。シール筒13のうち、内フランジ部16よりも上方に位置する部分は、支持筒12よりも上方に突出している。
そして、本実施形態では、中栓部材4と計量筒部材6とで画成された空間が計量室5を構成している。この場合、計量室5は、連通孔19を通して容器本体2内に連通可能とされる。一方、計量室5は、吐出孔46を通して塗布容器1の外部に連通可能とされる。
ガイド筒51は、容器軸O方向に延在している。ガイド筒51は、上述したガイド部15に径方向の内側から支持されている。ガイド筒51の下端縁は、上述した支持リブ21に上方から当接している。
下栓筒55の下端部には、塗布栓8の移動に伴い受け部材14における筒部の内周面上を摺動可能なシール部57が形成されている。具体的に、シール部57は、塗布位置において受け部材14の筒部の内周面に径方向の内側から接触している。これにより、塗布位置において、計量室5内と連通孔19との連通が遮断されている。また、シール部57は、図2に示す計量位置において受け部材14の筒部から上方に離間している。これにより、計量位置において、計量室5内と連通孔19とが連通する。なお、図示の例において、シール部57は、下栓筒55の上部に比べて薄肉の筒状に形成されている。また、シール部57は、下方に向かうに従い径方向の外側に向けて延びるテーパ状を呈している。
塗布部53の周壁部62には、その上端部が吐出孔46を通して計量筒部材6よりも上方に突出している。周壁部62の上端部は、被塗布部Sに接触可能に構成されている。なお、周壁部62の下部は、上方に向かうに従い外径が漸次縮小している。
さらに、突出部65は、底部61から複数本立設されていても構わない。
まず、図1に示す初期状態の塗布容器1において、容器本体2の口部3とオーバーキャップ10との螺着を解除し、オーバーキャップ10を取り外す。具体的には、図2に示すように、オーバーキャップ10と容器本体2とを螺着が解除される方向に相対回転させる。すると、オーバーキャップ10と容器本体2との相対回転に伴い、オーバーキャップ10が容器本体2に対して上方移動する。すると、キャップ側係合部75が塗布栓側突起64に下方から係止される。その後、オーバーキャップ10が容器本体2に対してさらに上方移動することで、塗布栓8が引き上げられる。すなわち、本実施形態では、オーバーキャップ10の取り外し操作を行うことで、塗布栓8を計量位置に移動させることができる。
この構成によれば、塗布部53の凹部66内に内容物が存在している場合に、凹部66内の内容物に作用する力学的な平衡状態を安定し難くすることができる。これにより、内容物の液面に生じる表面張力を低減できる。そのため、塗布操作時に仮に凹部66内に内容物が進入したとしても、内容物を凹部66内から速やかに流出させることができる。
その結果、内容物が塗布操作後に凹部66内に残留するのを抑制できる。したがって、被塗布部Sに正確な量の内容物を容易に供給することができる。また、塗布容器1を誤って転倒させた場合や、塗布容器1の持ち運び時等において、凹部66内に残留した内容物が外部に漏れ出るのを抑制できる。また、凹部66内に残留した内容物が揮発したり固化したりするのを抑制し、内容物を効果的に使い切ることができる。
特に、塗布栓8の成形時において、凹部66内にゲートを設定した場合には、容器軸O方向における塗布栓8の中央寄りにゲートを配置することができる。これにより、塗布栓8の成形性を向上させることができ、例えば塗布栓8と周辺部材とのシール性(例えば、上栓筒56と上筒部32との間のシール性や、受け部材14とシール部57との間のシール性)を向上させることができる。
また、凹部66内にゲートを設定することで、塗布部53にゲートを配置した場合であっても、ゲート残りが塗布部53よりも上方に突出するのを抑制できる。これにより、後加工を伴うことなく、ゲート残りと被塗布部Sとの接触を防止でき、心地よい塗布を行うことができる。
上述した実施形態では、残留抑制部として底部61から突出する突出部65を採用したが、これに限られない。
例えば図4、図5に示す塗布容器100では、塗布部53の周壁部62に径方向の内側に窪む窪み部101が形成されている。この場合、窪み部101は、周方向に間隔をあけて形成されている。容器軸O方向から見た平面視において、各窪み部101は、径方向の外側に向けて突の円弧状に形成されている。但し、各窪み部101の平面視形状は適宜変更が可能である。
また、突出部121における径方向の長さは、周壁部62の内周面の半径よりも短くなっている。突出部121の下端部において、径方向の内側端部は突出部65に連なっている。
また、突出部121が周壁部62における容器軸O方向の全域に亘って形成されているため、凹部66内の内容物が突出部121を伝って凹部66外へ流れ易くなる。これによっても、凹部66内での内容物の残留を抑制できる。
さらに、凹部66の内周面や周壁部62の上端面等に撥水膜や親水膜等を別途配設しても構わない。
2…容器本体
3…口部
4…中栓部材
5…計量室
6…計量筒部材
8…塗布栓
19…連通孔
46…吐出孔
53…塗布部
65,102,121…突出部(残留抑制部)
66…凹部
131…連通路(残留抑制部)
S…被塗布部
Claims (3)
- 被塗布部に塗布する内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔を有する中栓部材と、
前記中栓部材との間に、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、その先端部に前記計量室の内外を連通させる吐出孔が形成された計量筒部材と、
容器軸方向に移動自在に前記計量室内に配設された塗布栓と、を備え、
前記塗布栓は、
前記吐出孔と前記計量室内との連通を遮断し、かつ前記計量室内と前記連通孔とを連通させる計量位置と、
容器軸方向において前記計量位置よりも前記中栓部材側に位置するとともに、前記計量室内と前記連通孔との連通を遮断し、かつ前記吐出孔と前記計量室内とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に配設され、
前記塗布栓は、少なくとも一部が前記吐出孔を通して前記計量室の外部に突出するとともに、その突出端面に凹部が形成された塗布部を有し、
前記塗布部には、前記凹部内での前記内容物の残留を抑制する残留抑制部が配設されていることを特徴とする塗布容器。 - 前記残留抑制部は、前記凹部の内面から突出する突出部を有していることを特徴とする請求項1に記載の塗布容器。
- 前記残留抑制部は、前記塗布部を貫通するとともに、前記凹部の内外を連通させる連通路を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗布容器。
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