JP6637728B2 - 内容物を計量して塗布する塗布容器 - Google Patents

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本発明は、塗布容器に関する。
従来から、以下に示すような塗布容器が知られている。塗布容器は、被塗布部に塗布する内容物が収容される有底筒状の容器本体と、容器本体の口部に装着され、容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓部材と、中栓部材との間に、連通孔を通して容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、頂部に計量室に連通する吐出孔が形成された計量筒部材と、計量室に設けられるとともに、先端が吐出孔から計量室の外部に突出される塗布栓と、を備えている。前記塗布栓は、吐出孔と計量室との連通を遮断し、かつ計量室と連通孔とを連通させる計量位置と、計量位置よりも容器軸方向に沿う容器本体の底部側に位置するとともに、計量室と連通孔との連通を遮断し、かつ吐出孔と計量室とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に配設されている。
この種の塗布容器として、例えば下記特許文献1に示すような構成が知られている。この塗布容器では、中栓部材が、連通孔の内周縁から径方向の内側に向けて突出し全周にわたって連続して延びる環状の弁座部と、容器軸方向に沿って延びる案内軸と、を備えている。前記塗布栓は、内側に中栓部材の案内軸が挿入される有頂筒状の下筒部を備えている。下筒部には、径方向の外側に向けて突出するシールフランジ部が形成されている。
この塗布容器では、塗布栓が塗布位置に位置するときに、下筒部のシールフランジ部が、中栓部材の弁座部に対して容器軸方向に沿う容器本体の口部側から当接することで連通孔を閉塞し、容器本体内と計量室との連通を遮断する。
特開2002−337910号公報
しかしながら、前記従来の塗布容器では、例えば、塗布栓の先端を被塗布部に押し当てて内容物を塗布する際に、連通孔を閉塞するシールフランジ部が弁座部に押し付けられる。そのため、シールフランジ部および弁座部が変形し易く、塗布栓が塗布位置に位置しているときに、容器本体と計量室との間のシール性を維持することが困難になるおそれがある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、塗布栓が塗布位置に位置しているときに、容器本体と計量室との間のシール性を維持することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る塗布容器は、被塗布部に塗布する内容物が収容される有底筒状の容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓部材と、前記中栓部材との間に、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、頂部に前記計量室に連通する吐出孔が形成された計量筒部材と、前記計量室に設けられるとともに、先端が前記吐出孔から前記計量室の外部に突出される塗布栓と、を備え、前記塗布栓は、前記吐出孔と前記計量室との連通を遮断し、かつ前記計量
室と前記連通孔とを連通させる計量位置と、前記計量位置よりも容器軸方向に沿う前記容器本体の底部側に位置するとともに、前記計量室と前記連通孔との連通を遮断し、かつ前記吐出孔と前記計量室とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に配設され、前記中栓部材は、内側が、底壁に形成された前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する有底筒状のシリンダ筒と、前記シリンダ筒の前記底壁に直接、立設されて前記シリンダ筒における径方向の内側に配置され容器軸方向に延びる案内軸と、を備え、前記塗布栓は、内側に前記案内軸が容器軸方向に移動自在に挿入された外挿筒と、前記外挿筒を径方向の外側から囲繞するとともに、前記塗布位置に位置するときに、前記シリンダ筒内に嵌合し前記計量室と前記連通孔との連通を遮断する一方、前記計量位置に位置するときに、前記シリンダ筒内から離脱し前記計量室と前記連通孔とを連通させるシール筒と、を備え、前記外挿筒のうち、前記容器軸方向に沿う前記容器本体の底部側に位置する開口縁は、前記シール筒のうちの前記底部側に位置する開口縁よりも、前記底部側に配置され、前記案内軸には、前記塗布位置に位置する前記塗布栓の前記外挿筒の前記開口縁を、その容器軸方向の前記容器本体の底部側から支持する規制部が形成され、前記塗布栓が前記規制部に対して当接したときに、前記塗布栓のそれ以上の容器軸方向の前記容器本体の底部側へ向けた移動が規制されることを特徴とする。
この発明によれば、塗布栓が塗布位置に位置している状態において、シール筒がシリンダ筒内に嵌合して計量室と連通孔との連通を遮断する一方、案内軸が、シール筒ではなく外挿筒を支持することで、塗布栓の前記底部側に向けた移動を規制する。したがって、塗布栓が塗布位置に位置している状態で、塗布栓において計量室と連通孔との連通を遮断する部材(シール筒)と、塗布栓の移動を規制する部材(外挿筒)と、を異ならせることができる。これにより、例えば、塗布栓の先端を被塗布部に押し当てて内容物を塗布する際に、塗布栓を被塗布部に強く押し当てる等しても、容器本体と計量室との間のシール性を維持することができる。
また前述のように、塗布栓が塗布位置に位置している状態で、塗布栓において計量室と連通孔との連通を遮断する部材と、塗布栓の移動を規制する部材と、を異ならせることで、塗布栓の容器軸方向の位置を安定させつつ、計量室と連通孔との連通を遮断する部材であるシール筒の消耗を抑えることができる。これにより、例えば、計量室による計量を長期にわたって高精度に実施することができるとともに、この塗布容器の耐久性を向上させること等ができる。
さらに、規制部が案内軸と一体に形成されているので、規制部と案内軸との相対的な変位を防止することができる。これにより、例えば、外挿筒が案内軸に対して容器軸方向に移動するときに径方向にがたつく等しても、規制部によって外挿筒を確実に支持することができる。
前記シリンダ筒の前記底壁および前記案内軸にわたって前記規制部が一体に形成されていてもよい。
この場合、規制部が、シリンダ筒の底壁および案内軸にわたって一体に形成されているので、規制部の剛性が確保され、規制部によって外挿筒を確実に支持することができる。
前記計量筒部材の頂部に着脱自在に装着され、前記塗布栓を、前記計量室と前記連通孔との連通を遮断する位置に位置させる移行中栓と、内側に前記移行中栓が固着されるとともに、前記計量筒部材もしくは前記容器本体の口部に着脱自在に装着されるオーバーキャップと、を備え、前記移行中栓及び前記塗布栓にはそれぞれ、互いが容器軸方向に係合することで、前記オーバーキャップの離脱時に、前記塗布栓を前記計量位置に移動させる係合部が形成されていてもよい。
この場合、移行中栓が計量筒部材の頂部に装着されているので、塗布容器を製造する過程において、中栓部材、計量筒部材、塗布栓、及び移行中栓が組み立てられてなる計量塗布具を搬送する際に、頂部に他の部材が直接衝突するのを防ぐことが可能になり、移行中栓と計量筒部材との間のシール性を確実に確保することができる。
また、移行中栓によって、塗布栓が、計量室と連通孔との連通を遮断する位置に位置させられるので、前記計量塗布具が、内容物の充填された容器本体の口部に装着された状態で、内容物が計量室に進入するのを防ぐことが可能になり、オーバーキャップを移行中栓とともに離脱したときに、不用意に内容物が吐出孔から外部に漏出するのを防止することができる。
なお、前記塗布栓の先端が軟質端部により構成されていてもよい。
本発明によれば、塗布栓が塗布位置に位置しているときに、容器本体と計量室との間のシール性を維持することができる。
本発明の一実施形態に係る塗布容器の部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る塗布容器の説明図であって、オーバーキャップが装着された状態にある塗布容器の部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る塗布容器の説明図であって、オーバーキャップを取り外す過程で塗布栓が計量位置に引き出された状態にある塗布容器の部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る塗布容器の説明図であって、塗布栓が塗布位置に位置する状態にある塗布容器の部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る塗布容器の説明図であって、被塗布部への塗布栓の押し付けが解除された状態にある塗布容器の部分断面図である。 本発明の変形例に係る塗布容器の説明図であって、オーバーキャップが装着された状態にある塗布容器の部分断面図である。
以下、図1から図5を参照し、本発明の一実施形態に係る塗布容器を説明する。この塗布容器1には、例えば人体の頭皮や皮膚等の被塗布部Sに塗布される育毛剤や薬液等の内容物が収容される。
図1及び図2に示すように、塗布容器1は、被塗布部Sに塗布する内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部3に装着され、容器本体2内に連通する連通孔5が形成された中栓部材4と、中栓部材4との間に、連通孔5を通して容器本体2内に連通する計量室6を形成するとともに、頂部に計量室6に連通する吐出孔8が形成された計量筒部材7と、計量室6に設けられるとともに、先端が吐出孔8から計量室6の外部に突出される塗布栓9と、容器本体2の口部3に着脱自在に装着されて吐出孔8及び塗布栓9の先端を覆うオーバーキャップ10と、オーバーキャップ10の内側に固着されるとともに、計量筒部材7の頂部に着脱自在に装着され、塗布栓9を、計量室6と連通孔5との連通を遮断する位置に位置させる移行中栓40と、を備えている。
また、塗布栓9は、吐出孔8と計量室6との連通を遮断し、かつ計量室6と連通孔5とを連通させる計量位置(例えば図3に示す状態)と、計量位置よりも下側(容器軸方向に沿う容器本体の底部側)に位置するとともに、計量室6と連通孔5との連通を遮断し、かつ吐出孔8と計量室6とを連通させる(ここでいう「連通させる」とは、「連通する、又は連通可能な状態とする」の両方の意味を含む)塗布位置(例えば図1、図2、図4、図5に示す状態)と、の間を容器軸O方向(上下方向)に移動自在に配設されている。図示の例では、塗布栓9が塗布位置に位置する状態で、塗布栓9の外周と吐出孔8の内周との間に形成された隙間を通して、内容物が吐出可能とされている。
ここで、図1において、容器本体2の口部3、中栓部材4、計量筒部材7、塗布栓9、オーバーキャップ10及び移行中栓40は、それぞれの中心軸線が共通軸上に配置されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿う容器本体2の底部側(図1における下側)を下側、容器軸O方向に沿う容器本体2の口部3側(図1における上側)を上側という。また、容器軸Oから見た平面視で容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体2の口部3は、容器本体2のうち、口部3以外の部位(胴部、底部及び肩部)よりも小径とされている。また、口部3の外周面には雄ねじ部が形成されている。前記雄ねじ部は、二条ねじである。口部3の上端部の外径は、口部3のうち、上端部以外の部分(前記雄ねじ部が形成された部分)の外径より小さくされており、該上端部の外周面には、径方向外側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状又は円弧状の突起3aが形成されている。
また、容器本体2における口部3と肩部との連結部分には、径方向外側へ向けて突出するとともに容器軸O方向に沿って延びる回り止めリブ3bが形成されている。
図2に示すように、中栓部材4は、容器本体2の口部3内に配設される有底筒状の受け筒(シリンダ筒)12と、受け筒12の底壁12aから上側に向かって突設された支持体11と、受け筒12を径方向外側から囲繞するとともに受け筒12に連結されて、容器本体2の口部3内に嵌合する主嵌合筒13と、受け筒12と主嵌合筒13とを連結する環状のフランジ部14と、主嵌合筒13の上端部に立設された内嵌合筒15と、主嵌合筒13の上端部から径方向外側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状の鍔部16と、鍔部16に立設された外嵌合筒17と、を有している。
なお、本実施形態では、中栓部材4の受け筒12、支持体11、主嵌合筒13、フランジ部14、内嵌合筒15、鍔部16及び外嵌合筒17が、一体に形成されている。
支持体11は、受け筒12の底壁12aに立設されて容器軸Oに同軸に延びる軸部(案内軸)11aと、軸部11aの下端部から径方向外側へ向けて突出するとともに容器軸O方向に沿って延びる支持リブ11b(規制部、剛性部材)と、を備えている。軸部11aは、受け筒12における径方向の内側に配置され、軸部11aの上端部は、受け筒12及び内嵌合筒15よりも上側へ向けて突出している。支持リブ11bは、軸部11aの外周面に周方向に間隔をあけて複数設けられており、図示の例では、受け筒12の底壁12aの上面に連結されている。支持リブ11bは、受け筒12の底壁12aおよび軸部11aにわたって一体に形成されている。また、支持リブ11bの上縁は、受け筒12の周壁の上端開口縁よりも下側に位置している。
受け筒12には、周方向に間隔をあけて連通孔5が複数形成され、受け筒12内は、連通孔5を通して容器本体2内に連通している。連通孔5は、受け筒12の周壁と底壁12aとにわたって一体に形成されている。連通孔5を画成する内周縁(内周壁面)のうち、底壁12aに位置して径方向の外側を向く端縁は、支持リブ11bの径方向の外縁と径方向に同等の位置に配置されている。前記内周縁のうち、受け筒12の周壁に位置して下方を向く端縁は、支持リブ11bの上縁よりも下側に位置している。
また、受け筒12の周壁の内周面のうち、連通孔5より上側に位置する部位は、塗布栓9の下端部が摺動可能に嵌合する中栓シール部となっている。
主嵌合筒13の容器軸O方向における中間部は、フランジ部14を介して受け筒12の上端部に連結されている。図示の例では、主嵌合筒13の下端部が、受け筒12の底壁12aより上側に位置している。
内嵌合筒15は、主嵌合筒13の上端部から上側へ向けて突設されており、図示の例では、内嵌合筒15の内周面が、上側へ向かうに従い漸次拡径するテーパ状に形成されている。
鍔部16は、容器本体2の口部3の上端開口縁に、その上側から当接している。
外嵌合筒17は、鍔部16の外周縁部から上側へ向けて突設されている。外嵌合筒17の外周面には、径方向外側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状又は円弧状の突起17aが形成されている。
計量筒部材7は、容器本体2の口部3に装着される装着筒部18と、装着筒部18より上側に位置して計量筒部材7の頂部をなし、吐出孔8が形成された吐出筒部19と、装着筒部18と吐出筒部19との間に位置してこれら装着筒部18及び吐出筒部19を連結する連結筒部20と、を有している。
図示の例では、計量筒部材7は下側から上側へ向かって、装着筒部18、連結筒部20、吐出筒部19の順に段階的に縮径している。
装着筒部18は有頂筒状をなしており、環状の天壁と、周壁と、を有している。
装着筒部18の周壁は、容器本体2の口部3の上端部、及び中栓部材4の外嵌合筒17に対して外嵌している。装着筒部18の周壁の内周面には、径方向内側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状又は円弧状の突起18aと、突起18aより上側に位置して径方向内側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状又は円弧状の突起18bと、が形成されている。突起18a,18bのうち、下側に位置する突起18aは、口部3の突起3aにその下側から係止されており、上側に位置する突起18bは、外嵌合筒17の突起17aにその下側から係止されている。これにより、装着筒部18と口部3、及び、装着筒部18と中栓部材4の外嵌合筒17が、それぞれアンダーカット嵌合されている。
装着筒部18の天壁は、外嵌合筒17の上端開口縁に、その上側から当接している。装着筒部18の天壁の内周縁部には、中栓部材4の外嵌合筒17と内嵌合筒15との間に挿入される垂下筒部21が垂下設されている。
垂下筒部21は、内嵌合筒15及び外嵌合筒17の少なくともいずれか一方に嵌合し、計量室6における中栓部材4と計量筒部材7との連結部分の液密性を確保している。
連結筒部20は有頂筒状をなしており、環状の天壁と、周壁と、を有している。
連結筒部20の周壁は、装着筒部18の天壁の内周縁部から上側へ向けて突設されている。連結筒部20の周壁の内径は、内嵌合筒15の内径より大きくされており、図示の例では、内嵌合筒15の外径と略同一となっている。
また、連結筒部20の天壁は、径方向内側へ向かうに従い漸次上側へ向けて傾斜している。
吐出筒部19は筒状をなし、周壁を有している。
吐出筒部19の周壁は、連結筒部20の天壁の内周縁部から上側へ向けて突設されている。吐出筒部19の周壁の内部が、吐出孔8となっている。
本実施形態では、計量筒部材7の連結筒部20と、中栓部材4の内嵌合筒15、主嵌合筒13の上部、フランジ部14及び受け筒12と、により画成される空間(室)が、計量室6とされている。
塗布栓9は、容器軸O方向に延びるとともに上端(先端)が吐出孔8から上側へ向けて突出される栓本体22を有している。図示の例では、栓本体22は、天壁24aと周壁24bとを有する有頂筒状の下筒部(シール筒)24と、下筒部24の天壁24aに垂下設されて周壁24bに径方向外側から囲繞されるガイド筒部(外挿筒)25と、下筒部24の天壁24aに立設された上筒部26と、下筒部24の天壁24aから上方に向けて突設され容器軸Oに同軸に延びる軸部27と、を有している。
下筒部24の周壁24bのうち、上端部は、図3に示す塗布栓9の計量位置で、吐出筒部19の周壁(吐出孔8)の径方向内側に摺動自在に嵌合する塗布栓上シール部となっている。また、下筒部24の周壁24bのうち、下端部は、図2に示す塗布栓9の塗布位置で、受け筒12の周壁(中栓シール部)の径方向内側に摺動自在に嵌合する塗布栓下シール部となっている。図示の例では、周壁24bのうち下端部(塗布栓下シール部)の肉厚が、該下端部以外の部位の肉厚より薄くされている。
このような下筒部24は、前記塗布位置に位置するときに、受け筒12内に嵌合し計量室6と連通孔5との連通を遮断する一方、前記計量位置に位置するときに、受け筒12内から離脱し計量室6と連通孔5とを連通させる。
また、塗布栓9には、径方向の外側へ向けてストッパー突起24cが突設されている。
ストッパー突起24cは、図3に示すように、塗布栓9が計量位置に位置するときに、計量筒部材7の吐出孔8の開口周縁部に対して、下側から当接可能である。本実施形態では、周壁24bのうち、上端部と下端部との間に位置する中間部分に、径方向外側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状のストッパー突起24cが形成されている。ストッパー突起24cは、計量筒部材7のうち連結筒部20の天壁の内周縁部に対して、その下側から当接可能となっている。
塗布栓9が計量位置に位置した状態では、塗布栓9のストッパー突起24cが、計量筒部材7における吐出孔8の開口周縁部にその下側から当接されていることで、たとえ計量室6に対して塗布栓9を上側へ移動させる向きの外力が作用した場合でも、計量位置に位置した塗布栓9がそれ以上に上側へ向けて移動することが規制されている。
ガイド筒部25は、中栓部材4の軸部11aの径方向外側に摺動自在に外挿されている。言い換えると、ガイド筒部25は、その内側に軸部11aが容器軸O方向に移動自在に挿入されている。図示の例では、ガイド筒部25の下端開口縁は、周壁24bの下端開口縁よりも下側に配置されている。
図2に示すように、塗布栓9の塗布位置で、ガイド筒部25の下端開口縁は、支持体11の支持リブ11bの上縁と当接し、支持体11の支持リブ11bに下側から支持されている。つまり、支持リブ11bは、塗布位置に位置する塗布栓9のガイド筒部25を、その下側から支持する。このとき、支持体11の軸部11aの上端と、下筒部24の天壁24aとは、接近している。
上筒部26は、吐出筒部19内に配設されている。上筒部26は、下筒部24の周壁24bの上端部(塗布栓上シール部)に対して、外径が小さくなっている。上筒部26の外周面には、周方向に間隔をあけて溝部26aが複数形成されている。溝部26aは、容器軸O方向に沿って上筒部26の下部から上端開口縁にわたって形成されている。図2に示す塗布栓9の塗布位置で、上筒部26の外周面と、吐出筒部19の内周面(吐出孔8)との間には、内容物が流通可能な隙間が形成されている。そして、この隙間及び溝部26aを通して、計量室6内と容器外部とが連通されている。
また上筒部26の内周面のうち、上端部には、径方向内側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状又は円弧状の突起26b(係合部)が形成されている。
オーバーキャップ10は、有頂筒状をなしており、その周壁29の下部における内周面に、口部3の雄ねじ部に螺着する雌ねじ部が形成されている。前記雌ねじ部は、二条ねじである。オーバーキャップ10は、周壁29を径方向の外側から囲繞する外郭筒30を備えている。また、オーバーキャップ10の天壁には、移行中栓40の外筒部41を外側から囲う引き上げ筒31が垂下設されている。引き上げ筒31の内周面には、径方向内側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状又は円弧状の突起31aが形成されている。
オーバーキャップ10の下端部の内周面には、周方向を向く壁面を備えた段部32が形成されている。オーバーキャップ10が容器本体2の口部3に装着された際において、段部32は、容器本体2の回り止めリブ3bに周方向から当接可能とされている。段部32が回り止めリブ3bに周方向から当接することで、オーバーキャップ10が口部3に過度に締め込まれることが規制される。
移行中栓40は、引き上げ筒31の内側に嵌合されている。移行中栓40は、計量筒部材7の吐出筒部19を径方向外側から囲む外筒部41と、外筒部41の内側に設けられ、計量室6と連通孔5との連通を遮断する位置に位置する塗布栓9の上筒部26と軸部27との間に配置された内筒部42と、外筒部41の上端部と内筒部42の上端縁とを接続する有頂筒状の接続筒部43と、を有する。
外筒部41の外周面には、径方向外側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状又は円弧状の突起41aが形成されている。外筒部41の突起41aは、引き上げ筒31の突起31aに係止されている。外筒部41は、吐出筒部19に対して着脱自在に、かつ液密に嵌合している。
内筒部42の上端縁は、接続筒部43の天壁の下面に接続している。内筒部42の外周面には、径方向外側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状又は円弧状の突起42a(係合部)が形成されている。内筒部42の突起42aは、塗布栓9の上筒部26の突起26bに下側から対向している。
接続筒部43は、外筒部41よりも小径に形成されている。接続筒部43の周壁の下端開口縁は、吐出筒部19の上端開口縁に上側から当接している。接続筒部43の周壁の下端部には、その外側から外筒部41の上端部が接続している。
塗布容器1は、中栓部材4、計量筒部材7、塗布栓9、及び移行中栓40が組み立てられてなる計量塗布具を、内容物の充填された容器本体2の口部3に装着した後に、オーバーキャップ10を口部3に螺着することで形成される。
以下、本実施形態の塗布容器1の作用について説明する。
図2に示すように、塗布容器1の使用前において、容器本体2の口部3にオーバーキャップ10が装着された状態では、移行中栓40が計量筒部材7の頂部に装着されている。
このとき、塗布栓9の前記塗布栓下シール部(周壁24bの下端部)が受け筒12の周壁の内側に嵌合して、計量室6と連通孔5との連通が遮断されている。
塗布容器1を用いて、内容物を被塗布部Sに塗布するには、まず、オーバーキャップ10を上側へ移動させて容器本体2の口部3から離脱させ、吐出孔8及び塗布栓9の先端を容器外部に露出させる。ここで、オーバーキャップ10が離脱される際には、引き上げ筒31の突起31aと移行中栓40の外筒部41の突起41aとが互いに容器軸O方向に係合することで、オーバーキャップ10とともに移行中栓40が上側へ移動する。このとき、移行中栓40の内筒部42の突起42aは、塗布栓9の突起26bにその下側から当接して係止され、さらに移行中栓40が上側へ移動することで、内筒部42に係止された塗布栓9を引き上げて計量位置に移動させる。この際、口部3の雄ねじ部、およびオーバーキャップ10の雌ねじ部は、二条ねじであるため、一条ねじである構成と比較して、ねじのリードが大きくなる。このため、オーバーキャップ10の周方向の回転量に対する容器軸O方向の変位量を大きくすることができる。これにより、塗布栓9を速やかに上側に移動させることができるとともに、オーバーキャップ10を容器本体2の口部3から速やかに離脱させることができる。
塗布栓9が計量位置へ移動させられると、塗布栓9のストッパー突起24cが計量筒部材7の連結筒部20の天壁(吐出孔8の開口周縁部)に当接し、これにより、この塗布栓9が計量位置を越えて上昇することが規制される。この状態から、さらに容器本体2の口部3に対してオーバーキャップ10及び移行中栓40が上側へ移動することで、図3に示すように、移行中栓40の内筒部42の突起42aが、塗布栓9の突起26bを上側へ向けて乗り越えて、塗布栓9から取り外される。これにより、オーバーキャップ10が移行中栓40とともに容器本体2の口部3から取り外される。
次いで、塗布栓9が計量位置に配置された状態で、塗布容器1を倒立姿勢にして、計量室6内に内容物を流入させる。これにより、計量室6に所定量の内容物が計量される。
次いで、図4に示すように、計量位置に位置する塗布栓9の先端を、被塗布部Sに押し付けると、塗布栓9は、塗布位置に向けて移動する。この過程において、塗布栓9の外周と吐出孔8の内周との間を開口させるとともに、ガイド筒部25を中栓部材4の支持リブ11bに突き当てる。
これにより、塗布容器1は、計量室6と連通孔5との連通が遮断されるとともに、吐出孔8と計量室6とが連通し、吐出孔8と塗布栓9の先端(上筒部26)の外周との間を通して内容物を被塗布部Sに塗布することができる。このとき、塗布栓9の外周と吐出孔8の内周との間に隙間が形成されている場合には、内容物の塗布後に負圧となった容器本体2内へ外気をスムーズに導入することができる。なお、図4及び図5に示すように、内容物の塗布に際して、被塗布部Sに対する塗布栓9の先端の接近、離間を繰り返すなどしてもよい。
塗布容器1の使用を終了するに際し、オーバーキャップ10を容器本体2の口部3に装着する場合であって、塗布栓9が計量位置に位置しているときには、移行中栓40の内筒部42の突起42aが塗布栓9の突起26bにその上側から当接して係止される。この係止状態からさらにオーバーキャップ10が下側へ移動することで、塗布栓9が塗布位置へ向けて押し下げられ、塗布栓9は、支持体11の支持リブ11bに対してその上側から当接する。これにより、塗布栓9のそれ以上の下側へ向けた移動が規制される。
このような状態からオーバーキャップ10及び移行中栓40が下側へ向けて移動することで、内筒部42の突起42aは、塗布栓9の突起26bを下側へ向けて乗り越えて、図2に示す状態となる。このとき、塗布栓9は、移行中栓40によって、計量室6と連通孔5との連通を遮断する位置(本実施形態では、塗布位置)に位置させられていることになる。
以上に詳述したように、この塗布容器1によれば、塗布栓9の先端を被塗布部Sに押し付けることで、計量室6内の内容物を被塗布部Sに塗布することができる。
また、塗布栓9が塗布位置に位置している状態において、下筒部24が受け筒12内に嵌合して計量室6と連通孔5との連通を遮断する一方、軸部11aが、下筒部24ではなくガイド筒部25を支持することで、塗布栓9の移動を規制する。したがって、塗布栓9が塗布位置に位置している状態で、塗布栓9において計量室6と連通孔5との連通を遮断する部材(下筒部24)と、塗布栓9の移動を規制する部材(ガイド筒部25)と、を異ならせることができる。これにより、例えば、塗布栓9の先端を被塗布部Sに押し当てて内容物を塗布する際に、塗布栓9を被塗布部Sに強く押し当てる等しても、容器本体2と計量室6との間のシール性を維持することができる。
また前述のように、塗布栓9が塗布位置に位置している状態で、塗布栓9において計量室6と連通孔5との連通を遮断する部材と、塗布栓9の移動を規制する部材と、を異ならせることで、塗布栓9の容器軸O方向の位置を安定させつつ、計量室6と連通孔5との連通を遮断する部材である下筒部24の消耗を抑えることができる。これにより、例えば、計量室6による計量を長期にわたって高精度に実施することができるとともに、この塗布容器1の耐久性を向上させること等ができる。
さらに、支持リブ11bが軸部11aと一体に形成されているので、支持リブ11bと軸部11aとの相対的な変位を防止することができる。これにより、例えば、ガイド筒部25が軸部11aに対して容器軸O方向に移動するときに径方向にがたつく等しても、支持リブ11bによってガイド筒部25を確実に支持することができる。
なおこのように、支持リブ11bによってガイド筒部25を確実に支持することで、塗布栓9が過度に下方に移動するのを規制することができる。これにより、下筒部24が連通孔5に到達するのを抑え、計量室6と連通孔5との連通を確実に遮断することができる。また、オーバーキャップ10の離脱時に、塗布栓9を確実に引き上げることもできる。
さらに、支持リブ11bが、受け筒12の底壁12aおよび軸部11aにわたって一体に形成されているので、支持リブ11bの剛性が確保され、支持リブ11bによってガイド筒部25を確実に支持することができる。
また、移行中栓40が計量筒部材7の頂部に装着されているので、塗布容器1を製造する過程において、中栓部材4、計量筒部材7、塗布栓9、及び移行中栓40が組み立てられてなる計量塗布具を搬送する際に、頂部に他の部材が直接衝突するのを防ぐことが可能になり、移行中栓40と計量筒部材7との間のシール性を確実に確保することができる。
また、移行中栓40によって、塗布栓9が、計量室6と連通孔5との連通を遮断する位置(本実施形態では、塗布位置)に位置させられるので、前記計量塗布具が、内容物の充填された容器本体2の口部3に装着された状態で、内容物が計量室6に進入するのを防ぐことが可能になり、オーバーキャップ10を移行中栓40とともに離脱したときに、不用意に内容物が吐出孔8から外部に漏出するのを防止することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、計量室6の内嵌合筒15が、中栓部材4のフランジ部14に上側に向けて突設されているとしたが、これに限定されるものではない。具体的に、例えば、内嵌合筒15を設けなくても、計量筒部材7と中栓部材4との連結部分における液密性が確保できる場合などには、内嵌合筒15を設けなくてもよい。
また、上記実施形態においては、容器本体2の口部3に対して、オーバーキャップ10が螺着により着脱自在に装着されているとしたが、これに限定されるものではなく、例えばそれ以外のアンダーカット嵌合等により、着脱自在に装着されていてもよい。
また、オーバーキャップ10が容器本体2の口部3に着脱自在に装着されているが、これに限定されず、計量筒部材に着脱自在に装着される構成であってもよい。
さらに、オーバーキャップ10がなくてもよい。
また、塗布栓9の先端(例えば、上筒部26)を、軟材質によって形成したり、曲面状に形成したりする等して、塗布栓9の塗布感触を、刺激が少なく快適で心地よい感触にすることも可能である。
このような塗布容器の一例として、図6に示す塗布容器50が挙げられる。塗布容器50では、塗布栓9に、前記栓本体22に加え、軟質端部51が備えられている。軟質端部51は、塗布栓9の先端を構成している。軟質端部51は、栓本体22の上端(先端)に固着されている。軟質端部51は、前記上筒部26内に充填され、前記天壁24aの上面、上筒部26の内面および前記軸部27の外面に一体に固着されている。軟質端部51の上端(先端)は、上筒部26から上方に向けて突出している。軟質端部51の上端面(先端面)は、曲面状(凸球面状)に形成されている。軟質端部51は、栓本体22を形成する材質よりもやわらかい材質、例えばニトリルゴム、ブチルゴム、シリコンゴム、エラストマー等の軟材質で形成されている。
このような塗布栓9は、例えば栓本体22をインサート品として軟質端部51を射出成型するいわゆるインサート成形により形成することができる。また、インサート成形に代えて、栓本体22及び軟質端部51を各別に形成した後、互いに組み付けることにより形成してもよい。この場合、軟質端部51を有頂筒状に形成した上で、軟質端部51を上筒部26内に嵌合する構成を採用することができる。
なお図6に示す塗布容器50では、移行中栓40が備えられておらず、前記引き上げ筒31が、上筒部26に外側から嵌合されている。引き上げ筒31の突起31aは、上筒部26に設けられた突起26cに離脱可能に係止されている。突起26cは、径方向外側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状又は円弧状とされており、前記突起26bと同様の機能を有する。上筒部26は、オーバーキャップ10の離脱時に、引き上げ筒31によって直接、引き上げられ、突起26cは、上筒部26が引き上げられた後、突起31aとの係止が解除されて突起31aを乗り越える。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 塗布容器
2 容器本体
3 口部
4 中栓部材
5 連通孔
6 計量室
7 計量筒部材
8 吐出孔
9 塗布栓
10 オーバーキャップ
11a 軸部(案内軸)
11b 支持リブ(規制部)
12 受け筒(シリンダ筒)
12a 底壁
24 下筒部(シール筒)
25 ガイド筒部(外挿筒)
40 移行中栓
O 容器軸
S 被塗布部

Claims (4)

  1. 被塗布部に塗布する内容物が収容される有底筒状の容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓部材と、
    前記中栓部材との間に、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、頂部に前記計量室に連通する吐出孔が形成された計量筒部材と、
    前記計量室に設けられるとともに、先端が前記吐出孔から前記計量室の外部に突出される塗布栓と、を備え、
    前記塗布栓は、
    前記吐出孔と前記計量室との連通を遮断し、かつ前記計量室と前記連通孔とを連通させる計量位置と、
    前記計量位置よりも容器軸方向に沿う前記容器本体の底部側に位置するとともに、前記計量室と前記連通孔との連通を遮断し、かつ前記吐出孔と前記計量室とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に配設され、
    前記中栓部材は、
    内側が、底壁に形成された前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する有底筒状のシリンダ筒と、
    前記シリンダ筒の前記底壁に直接、立設されて前記シリンダ筒における径方向の内側に配置され容器軸方向に延びる案内軸と、を備え、
    前記塗布栓は、
    内側に前記案内軸が容器軸方向に移動自在に挿入された外挿筒と、
    前記外挿筒を径方向の外側から囲繞するとともに、前記塗布位置に位置するときに、前記シリンダ筒内に嵌合し前記計量室と前記連通孔との連通を遮断する一方、前記計量位置に位置するときに、前記シリンダ筒内から離脱し前記計量室と前記連通孔とを連通させるシール筒と、を備え、
    前記外挿筒のうち、前記容器軸方向に沿う前記容器本体の底部側に位置する開口縁は、前記シール筒のうちの前記底部側に位置する開口縁よりも、前記底部側に配置され、
    前記案内軸には、前記塗布位置に位置する前記塗布栓の前記外挿筒の前記開口縁を、その容器軸方向の前記容器本体の底部側から支持する規制部が形成され、
    前記塗布栓が前記規制部に対して当接したときに、前記塗布栓のそれ以上の容器軸方向の前記容器本体の底部側へ向けた移動が規制されることを特徴とする塗布容器。
  2. 前記シリンダ筒の前記底壁および前記案内軸にわたって前記規制部が一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の塗布容器。
  3. 前記計量筒部材の頂部に着脱自在に装着され、前記塗布栓を、前記計量室と前記連通孔との連通を遮断する位置に位置させる移行中栓と、
    内側に前記移行中栓が固着されるとともに、前記計量筒部材もしくは前記容器本体の口部に着脱自在に装着されるオーバーキャップと、を備え、
    前記移行中栓及び前記塗布栓にはそれぞれ、互いが容器軸方向に係合することで、前記オーバーキャップの離脱時に、前記塗布栓を前記計量位置に移動させる係合部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の塗布容器。
  4. 前記塗布栓の先端が軟質端部により構成されている請求項1から3のいずれか1項に記載の塗布容器。
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