JP7126358B2 - 塗布容器 - Google Patents

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Description

本発明は、塗布容器に関する。
従来から、下記特許文献1に示されるような塗布容器が知られている。この塗布容器は、内容物が収容される有底筒状の容器本体と、容器本体の口部に装着された中栓部材と、
吐出孔が形成された計量筒部材と、塗布栓と、を備える。中栓部材には、容器本体内に連通する連通孔が形成されている。計量筒部材は、中栓部材との間に、連通孔を通して容器本体内に連通する計量室を形成している。吐出孔は、計量筒部材の頂部に形成され、計量室に連通する。塗布栓は計量室に設けられており、塗布栓の先端部は、吐出孔から計量室の外部へと突出している。塗布栓は、計量位置と、計量位置よりも下方の塗布位置との間を、容器軸方向に移動自在に配設されている。
計量位置にある場合、塗布栓は、吐出孔と計量室との連通を遮断し、かつ計量室と連通孔とを連通させる。塗布位置にある場合、塗布栓は、計量室と連通孔との連通を遮断し、かつ吐出孔と計量室とを連通させる。
上記構成によれば、塗布栓を計量位置に位置させて塗布容器を倒立姿勢にすると、容器本体内の内容物が連通孔を通して計量室内に流入するため、内容物を計量することができる。
特許第5229542号公報
従来の構成では、塗布栓を計量位置に位置させて塗布容器を倒立姿勢にしたとき、塗布栓と計量筒部材との間の隙間から内容物が不意に漏れ出てしまう場合があり、このような現象を抑えることが求められていた。
本発明はこのような事情を考慮してなされ、塗布栓を計量位置に位置させて塗布容器を倒立姿勢にしたとき、内容物が不意に漏れ出てしまうことが抑止された塗布容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る塗布容器は、被塗布部に塗布する内容物が収容される有底筒状の容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓部材と、前記中栓部材との間に、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、頂部に前記計量室に連通する吐出孔が形成された計量筒部材と、前記計量室に設けられるとともに、先端部が前記吐出孔から前記計量室の外部に突出される塗布栓と、を備え、前記塗布栓は、前記吐出孔と前記計量室との連通を遮断し、かつ前記計量室と前記連通孔とを連通させる計量位置と、前記計量位置よりも容器軸方向に沿う前記容器本体の底部側に位置するとともに、前記計量室と前記連通孔との連通を遮断し、かつ前記吐出孔と前記計量室とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に配設され、前記塗布栓および前記計量筒部材のうちのいずれか一方には、前記塗布栓が前記計量位置にあるときに、他方に全周にわたって当接することで弾性変形し、前記塗布栓と前記計量筒部材との間を封止する変形部が設けられている。
上記態様によれば、塗布栓を計量位置に位置させて塗布容器を倒立姿勢にすることで、連通孔を通して内容物が計量室内に流入するため、内容物を計量することができる。そしてこのとき、塗布栓および計量筒部材の一方に設けられた変形部が、他方に当接することで弾性変形する。このため、塗布栓と計量筒部材との間の隙間を確実に封止することが可能となり、当該隙間から内容物が不意に漏れ出てしまうのを抑止することができる。
ここで、前記変形部は、前記塗布栓に形成された薄肉部であってもよい。
この場合、塗布栓を計量位置に位置させたとき、塗布栓の薄肉部が計量筒部材に当接して弾性変形する。これにより、簡易な構成で、より確実に塗布栓と計量筒部材との間の隙間を封止することができる。
また、前記変形部は、前記塗布栓および前記計量筒部材の一方から他方に向けて突出する環状の突起であってもよい。
この場合、塗布栓を計量位置に位置させたとき、塗布栓および計量筒部材の一方に設けられた環状の突起が他方に当接して弾性変形する。これにより、簡易な構成で、より確実に塗布栓と計量筒部材との間の隙間を封止することができる。
また、前記変形部は、前記塗布栓および前記計量筒部材のうちの他方に形成された環状の内側突起に外嵌される環状の外側突起であってもよい。
この場合、塗布栓を計量位置に位置させたとき、外側突起が内側突起に外嵌される。これにより、簡易な構成で、より確実に塗布栓と計量筒部材との間の隙間を封止することができる。
また、前記内側突起の外周面には、容器軸方向において前記外側突起から離れるに従って漸次拡径するテーパ面が形成されていてもよい。
この場合、塗布栓を計量位置に位置させる際、外側突起が内側突起のテーパ面に沿ってスムーズに弾性変形し、より一層確実に塗布栓と計量筒部材との間を封止することができる。
本発明の上記態様によれば、塗布栓を計量位置に位置させて塗布容器を倒立姿勢にしたとき、内容物が不意に漏れ出てしまうことが抑止された塗布容器を提供することができる。
第1実施形態に係る塗布容器の縦断面図である。 図1の塗布栓が計量位置にある場合を示す縦断面図である。 図2の塗布容器を倒立姿勢とし、塗布栓を塗布位置に位置させた場合を示す縦断面図である。 第2実施形態に係る塗布容器の縦断面図である。 図4の塗布栓が計量位置にある場合を示す縦断面図である。 第3実施形態に係る塗布容器の縦断面図である。 図6の塗布栓が計量位置にある場合を示す縦断面図である。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態の塗布容器について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、塗布容器1Aは、有底筒状の容器本体10と、容器本体10の口部11に装着された中栓部材20と、吐出孔30aが形成された計量筒部材30と、塗布栓40と、キャップ体50と、を備える。
容器本体10には、例えば人体の頭皮や皮膚等の被塗布部S(図3参照)に塗布される育毛剤や薬液等の内容物が収容される。中栓部材20には、容器本体10内に連通する連通孔21aが形成されている。計量筒部材30は、中栓部材20との間に、連通孔21aを通して容器本体10内に連通する計量室Rを形成している。吐出孔30aは、計量筒部材30の頂部35に形成され、計量室Rに連通している。塗布栓40は、計量室Rに設けられている。塗布栓40の先端部43は、吐出孔30aから計量室Rの外部へと突出している。
(方向定義)
容器本体10の口部11および計量筒部材30は、それぞれの中心軸線が共通軸上に配置されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う方向(容器軸方向)を上下方向という。
また、上下方向において、容器本体10の底部側を下方、口部11側を上方という。また、上下方向から見た平面視で、容器軸Oに交差する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
(容器本体)
容器本体10の口部11は、容器本体10の胴部12よりも小径とされている。口部11の外周面には、雄ねじ部が形成されている。この雄ねじ部は、例えば二条ねじであってもよい。口部11の上端部の外径は、口部11のうち、上端部より下方に位置する部分の外径より小さくなっており、口部11の上端部の外周面には、径方向の外側に突出するとともに周方向に延びる環状または円弧状の突起が形成されている。口部11の下端部には、径方向の外側に向けて突出する回り止めリブ11aが形成されている。
(中栓部材)
中栓部材20は、有底筒状のシリンダ筒21と、シリンダ筒21の底壁から上方に向けて突出した支持体22と、シリンダ筒21の周壁から上方に向けて突出した主嵌合筒23と、主嵌合筒23の上部を径方向の外側から囲繞する外嵌合筒24と、を有している。
なお、本実施形態では、シリンダ筒21、支持体22、主嵌合筒23および外嵌合筒24が一体に形成されている。
シリンダ筒21は、容器本体10の口部11内に配設されている。主嵌合筒23は、シリンダ筒21より大径に形成され、口部11内に嵌合している。これにより、中栓部材20は、口部11に装着されている。外嵌合筒24は、主嵌合筒23の上下方向における中間部に連結されている。
支持体22は、シリンダ筒21の底壁に立設されて容器軸Oと同軸に配置された案内軸22aと、案内軸22aの下端部から径方向の外側に向けて突出する規制部22bと、を備えている。
案内軸22aは、シリンダ筒21における径方向の内側に配置され、案内軸22aの上端部は、シリンダ筒21および主嵌合筒23よりも上方に延びている。
規制部22bは、全周にわたって連続して延びる筒状体となっている。規制部22bは、シリンダ筒21の底壁および案内軸22aに一体に連結されている。規制部22bの内周面は、案内軸22aの外周面と一体に形成されている。規制部22bの上端縁は、シリンダ筒21の周壁の上端開口縁よりも下方に位置している。
なお、規制部22bとして、例えば、上下方向に延びる縦長のリブ状体が周方向に間隔をあけて複数配置されてなる構成を採用してもよい。また、規制部22bは、案内軸22aおよびシリンダ筒21と別体に形成されてもよい。
シリンダ筒21は、容器軸Oと同軸に配置されている。シリンダ筒21には、周方向に間隔をあけて複数の連通孔21aが形成され、シリンダ筒21内は、連通孔21aを通して容器本体10内に連通している。なお、連通孔21aは1つでもよい。連通孔21aは、シリンダ筒21における周壁および底壁にわたって形成されており、周壁および底壁を貫通している。ここで、規制部22bは、シリンダ筒21の底壁における連通孔21aの開口周縁部に配置されている。
シリンダ筒21の周壁の内周面のうち、連通孔21aより上方に位置する部分に、塗布栓40の下端部が上下摺動可能に嵌合している。
主嵌合筒23の上部は、容器本体10の口部11から上方に突出している。主嵌合筒23の下端部は、フランジ部を介してシリンダ筒21の上端部に連結されている。
外嵌合筒24は、主嵌合筒23の上部の外周面に連結され、その下端縁が容器本体10の口部11の上端開口縁に当接している。外嵌合筒24の外周面には、径方向の外側に向けて突出するとともに周方向に延びる環状または円弧状の突起が形成されている。
(計量筒部材)
計量筒部材30は、容器本体10の口部11に装着された装着筒部31と、装着筒部31より上方に位置して内側が吐出孔30aとされた筒状の頂部35と、装着筒部31と頂部35との間に位置し、装着筒部31および頂部35を互いに連結する連結筒部34と、を有する。
図示の例では、計量筒部材30は下方から上方へ向かって、装着筒部31、連結筒部34、および頂部35の順に段階的に縮径している。
装着筒部31は、容器本体10の口部11の上端部、および中栓部材20の外嵌合筒24に外嵌している。装着筒部31の周壁の内周面には、径方向の内側に向けて突出するとともに周方向に延びる環状または円弧状の突起が、上下方向に間隔をあけて2つ形成されている。これら2つの突起のうち、下方に位置する突起は、口部11の前記突起にアンダーカット嵌合し、上方に位置する突起は、外嵌合筒24の前記突起にアンダーカット嵌合している。この構成により、容器本体10、中栓部材20、および計量筒部材30の相対的な上下動が規制されている。
装着筒部31の上端部には、径方向内側に向けて延びる環状の連結部32が形成されている。連結部32の内周縁部は、連結筒部34の下端部に接続されている。連結部32の下面は、中栓部材20における主嵌合筒23の上端開口縁に近接し、かつ外嵌合筒24の上端開口縁に当接している。連結部32には、下方に向けて突出する筒体33が形成されている。筒体33は、外嵌合筒24と主嵌合筒23の上部との間に挿入されている。筒体33は、主嵌合筒23および外嵌合筒24のうちの少なくとも一方に嵌合し、計量室Rにおける中栓部材20と計量筒部材30との連結部分の液密性を確保している。
連結筒部34は、環状の頂壁と、頂壁の外周縁から下方に延びる周壁と、を有する有頂筒状に形成されている。連結筒部34の周壁は、連結部32の内周縁部から上方に向けて延びている。連結筒部34の周壁の内周面における径方向の位置は、連結部32および主嵌合筒23の内周面の径方向の位置と同等になっている。連結筒部34の頂壁における内周縁部は、下方に向けて凸となる曲面状に湾曲している。
頂部35は、円筒状に形成されるとともに、連結筒部34の頂壁の内周縁部から上方に向けて突出している。なお、頂部35は例えば角筒状に形成してもよい。また、頂部35を設けずに、連結筒部34の環状の天壁の内周縁を吐出孔30aとしてもよい。つまり、計量筒部材30の頂部は、連結筒部34の頂壁であってもよい。頂部35の内周面(吐出孔30a)には、径方向内側に向けて突出する環状または円弧状の第2係合突部35aが形成されている。
連結筒部34の頂壁の内周縁部(頂部35の下端部)には、下方に向けて突出する環状のシール突起36が形成されている。シール突起36は、計量筒部材30の内周面に設けられている。
本実施形態では、計量筒部材30の連結筒部34と、中栓部材20の主嵌合筒23と、により画成される空間が計量室Rとされている。すなわち、計量室Rの内周面は、主嵌合筒23の内周面および連結筒部34の周壁の内周面により構成される。
(塗布栓)
塗布栓40は、計量位置(図2)と、計量位置よりも下方である塗布位置(図1、3)と、の間を上下方向に移動自在に配設されている。塗布栓40は、計量位置にある場合、吐出孔30aと計量室Rとの連通を遮断し、かつ計量室Rと連通孔21aとを連通させる。塗布栓40は、塗布位置にある場合、計量室Rと連通孔21aとの連通を遮断し、かつ吐出孔30aと計量室Rとを連通させる。
図示の例では、塗布栓40が塗布位置にある場合、塗布栓40の外周面と頂部35の内周面(吐出孔30a)との間の隙間を通して、計量室Rの内容物が吐出可能となるように構成されている。
塗布栓40は、計量筒部材30内に配設された有頂筒状のシール筒41と、シール筒41の天壁から下方に向けて延び、シール筒41の周壁により径方向の外側から囲繞された外挿筒42と、シール筒41の天壁に立設された筒状の先端部43と、を有する。シール筒41、外挿筒42、および先端部43は、容器軸Oと同軸に配置されるとともに、一体に形成されている。
シール筒41の上部は、塗布栓40が計量位置(図2)に位置するときに、吐出孔30aの内側に摺動自在に嵌合しており、吐出孔30aと計量室Rとの連通を遮断する。シール筒41の下端部は、塗布栓40が塗布位置(図1、3)に位置するときに、シリンダ筒21の内周面に摺動自在に嵌合している。図示の例では、シール筒41のうち、下端部の厚さは、他の部分の厚さより薄くなっている。シール筒41は、塗布栓40が塗布位置に位置するときに、シリンダ筒21内に嵌合し計量室Rと連通孔21aとの連通を遮断する。シール筒41は、塗布栓40が計量位置に位置するときに、シリンダ筒21内から上方に離脱し計量室Rと連通孔21aとを連通させる。
シール筒41の上下方向における中間部分には、上方に向かうに従って漸次縮径するテーパ部41bが形成されている。テーパ部41bは、計量筒部材30のシール突起36に上下方向で対向している。本実施形態では、塗布栓40が計量位置(図2)に位置するとき、テーパ部41bがシール突起36に当接することで、塗布栓40の計量位置を超えた上方移動が規制される。
シール筒41の上部における外周面には、径方向の外側に向けて突出するとともに周方向に延びる環状または円弧状の第1係合突部41aが形成されている。第1係合突部41aは、シール筒41の天壁とテーパ部41bとの間に配置されている。第1係合突部41aは、塗布栓40が塗布位置から計量位置に移動したときに、計量筒部材30の第2係合突部35aを上方に乗り越える。このため、塗布栓40が計量位置にある場合、第1係合突部41aが第2係合突部35aにその上方から係合する。なお、第1係合突部41aおよび第2係合突部35aは、互いに全周にわたって連続して係合しなくてもよい。
外挿筒42は、中栓部材20の案内軸22aに上下動自在に外挿されている。外挿筒42と案内軸22aとの間には径方向の隙間が設けられている。これにより、塗布栓40を、案内軸22aに沿って円滑に上下動させることができる。
外挿筒42の下端開口縁は、シール筒41の下端開口縁よりも下方に位置している。
塗布栓40が塗布位置に位置する場合、外挿筒42の下端開口縁は、支持体22の規制部22bの上端縁と当接し、規制部22bに下方から支持される。このとき、案内軸22aの上端縁とシール筒41の天壁との間には、上下方向の隙間が設けられている。なおこれに代えて、案内軸22aの上端縁およびシール筒41の天壁を互いに当接させて、塗布栓40の下降移動を規制してもよい。
塗布栓40の先端部43の外径は、シール筒41の上部の外径より小さい。塗布栓40が塗布位置に位置した状態で、先端部43は、計量筒部材30の頂部35内に配設されている。塗布栓40が塗布位置に位置した状態では、シール筒41および先端部43の各外周面と、頂部35の内周面(吐出孔30a)との間に、径方向の隙間が形成される。この隙間を通して、計量室R内と容器外部とが連通し、内容物が流通可能となる。
先端部43の上端部における内周面には、径方向の内側に向けて突出するとともに周方向に延びる環状または円弧状の被係合部43aが形成されている。
(キャップ体)
キャップ体50は、有頂筒状に形成されている。キャップ体50は、容器本体10の口部11に着脱自在に装着され、吐出孔30aおよび塗布栓40の先端部43を覆う。キャップ体50の周壁の下部における内周面には、口部11の雄ねじ部に螺着する雌ねじ部が形成されている。雌ねじ部は、例えば二条ねじであってもよい。
なお、キャップ体50は、ねじ以外の方法によって口部11に装着されていてもよい。例えば、キャップ体50の平滑な内周面に、口部11の平滑な外周面を着脱可能に嵌合してもよい。あるいは、キャップ体50が口部11に着脱可能にアンダーカット嵌合してもよい。また、キャップ体50は、口部11以外の部分(例えば計量筒部材30)に装着されていてもよい。
キャップ体50の天壁には、下方に向けて突出する引き上げ筒51、外嵌筒52、および当接部53が形成されている。外嵌筒52は引き上げ筒51の径方向外側に位置しており、当接部53は引き上げ筒51と外嵌筒52との間に位置している。
引き上げ筒51は、塗布位置に位置する塗布栓40の先端部43内に着脱自在に嵌合される。外嵌筒52は、計量筒部材30の頂部35に着脱自在に外嵌される。当接部53は、頂部35にその上方から当接する。
引き上げ筒51の下端部には、径方向外側に向けて突出し、周方向に延びる環状または円弧状の引き上げ突起51aが形成されている。引き上げ突起51aは、塗布栓40の被係合部43aにアンダーカット嵌合されている。このため、キャップ体50の口部11および計量筒部材30に対する上昇移動に伴い、塗布栓40が引き上げられて塗布位置から計量位置に移動する。
塗布栓40が計量位置に移動すると、テーパ部41bがシール突起36にその下方から当接することで、塗布栓40のそれ以上の上方移動が規制される。これにより、引き上げ突起51aが被係合部43aを上方に乗り越えて、引き上げ突起51aと被係合部43aとの係合が解除される。このように係合が解除される際、塗布栓40には下方に向けた弾性反発力が生じる場合がある。しかしながら、塗布栓40が計量位置にある場合、前述したように、塗布栓40の第1係合突部41aが、計量筒部材30の第2係合突部35aにその上方から係合している。このため、弾性反発力による塗布栓40の計量位置から下方に向けた移動を規制することができる。
当接部53は、周方向に間隔をあけて複数配置され、外嵌筒52の内周面と一体に形成されている。当接部53の下端縁は、外嵌筒52の下端開口縁より上方に位置している。当接部53の下端縁が、計量筒部材30の頂部35の上端開口縁に当接している。なお、当接部53は環状に形成されてもよい。
キャップ体50の内周面には、周方向を向く壁面を有する段部54が形成されている。キャップ体50が容器本体10の口部11に装着された状態において、段部54は、容器本体10の回り止めリブ11aに周方向から当接可能とされている。段部54が回り止めリブ11aに周方向から当接することで、キャップ体50が口部11に過度に締め込まれることが規制される。
塗布容器1Aの製造方法の一例としては、まず、中栓部材20、計量筒部材30、および塗布栓40を組みあわせることで、計量塗布具を組み立てる。次に、この計量塗布具を、内容物の充填された容器本体10の口部11に装着する。次に、キャップ体50を口部11に螺着する。これにより、塗布容器1Aを製造することができる。
(変形部)
ここで、本実施形態の塗布栓40におけるシール筒41には、シール突起36が全周にわたって当接することで弾性変形し、塗布栓40と計量筒部材30との間を封止する薄肉部(変形部)41cが形成されている。薄肉部41cは、塗布栓40の外周面に設けられている。薄肉部41cは、塗布栓40における他の部位よりも薄肉の筒状に形成されている。薄肉部41cは、塗布栓40のテーパ部41bと第1係合突部41aとの間に配置されている。塗布栓40が塗布位置にあるとき、薄肉部41cはシール突起36よりも下方に位置し、塗布栓40が計量位置にあるとき、薄肉部41cはシール突起36と上下方向において同等の位置に位置する。薄肉部41cの外径は、環状のシール突起36の内径よりも僅かに大きい。薄肉部41cの上端部には、上方に向かうに従って漸次縮径する傾斜面が形成されている。この傾斜面は、シール突起36の下端面と上下方向で対向している。
以下、本実施形態の塗布容器1Aの作用について説明する。
図1に示すように、塗布容器1Aが待機状態にある場合、塗布栓40が塗布位置に位置している。つまり、塗布栓40のシール筒41の下端部がシリンダ筒21の内周面に嵌合して、計量室Rと連通孔21aとの連通が遮断されている。
容器本体10内の内容物を被塗布部Sに塗布するには、まず、キャップ体50を上方へ移動させて容器本体10の口部11から離脱させる。ここで、キャップ体50が離脱される際には、引き上げ筒51の引き上げ突起51aと、塗布栓40の被係合部43aと、が互いに上下方向に係合することで、キャップ体50により塗布栓40が引き上げられる。これにより、塗布栓40が塗布位置から計量位置に移動し、計量室Rと連通孔21aとが連通する。
この際、口部11の雄ねじ部およびキャップ体50の雌ねじ部を二条ねじとした場合、一条ねじと比較してねじのリードが大きくなる。このため、キャップ体50の周方向の回転量に対する上下方向の変位量が大きくなる。これにより、塗布栓40を速やかに上方に移動させることができるとともに、キャップ体50を容器本体10の口部11から速やかに離脱させることができる。
図2に示すように、塗布栓40が計量位置へ移動させられると、塗布栓40のテーパ部41bがシール突起36に当接し、第1係合突部41aが第2係合突部35aを上方に乗り越える。この際、テーパ部41bがシール突起36に当接することで、吐出孔30aと計量室Rとの連通が遮断される。この状態から、さらにキャップ体50が上方へ移動すると、引き上げ筒51の引き上げ突起51aが、被係合部43aを上方に乗り越えて、キャップ体50が容器本体10および塗布栓40から取り外される。
次いで、塗布栓40が計量位置に位置した状態で、塗布容器1Aを倒立姿勢にする。これにより、容器本体10内の内容物が、連通孔21aを通して計量室R内に流入する。この際、塗布栓40により吐出孔30aと計量室Rとの連通が遮断されているので、計量室Rに所定量の内容物が計量される。
次いで、図3に示すように、計量位置に位置する塗布栓40の先端部43を、被塗布部Sに押し付けると、塗布栓40は塗布位置に向けて移動する。この過程において、塗布栓40の外周面と吐出孔30aの内周面との間に隙間が生じ、この隙間が容器外部に開口する。また、シール筒41の下端部がシリンダ筒21の内周面に嵌合する。
これにより、計量室Rと連通孔21aとの連通が遮断されるとともに、吐出孔30aと計量室Rとが連通し、吐出孔30aの内周面と塗布栓40の先端部43の外周面との間の隙間を通して、内容物を被塗布部Sに塗布することができる。
そして使用後(塗布後)は、塗布容器1Aを正立姿勢に戻し、キャップ体50を取り付ける。これにより、引き上げ筒51の下端部が塗布栓40の先端部43内に嵌合し、引き上げ突起51aが被係合部43aにその上方から当接する。そして、キャップ体50の雌ねじ部を容器本体10の口部11の雄ねじ部に螺合させて、キャップ体50を下方移動させる。これにより、引き上げ突起51aが被係合部43aを下方に乗り越えるとともに、キャップ体50が口部11に再び装着される。
ここで、計量室R内に内容物を流入させるために、塗布栓40が計量位置(図2)に位置した状態で塗布容器1Aを倒立姿勢にすると、塗布栓40の外周面と吐出孔30aの内周面との間の微小な隙間から、内容物が漏れてしまうことが考えられる。しかしながら本実施形態では、塗布栓40に弾性変形可能な薄肉部41cが形成されており、薄肉部41cの外径はシール突起36の内径よりも大きい。このため、塗布栓40が計量位置にある場合、薄肉部41cがシール突起36によって径方向内側に向けて圧接された状態となる。従って、薄肉部41cが径方向内側に向けて弾性変形するとともに、薄肉部41cの外周面とシール突起36の内周面とが密接した状態となり、塗布栓40と吐出孔30aとの間の隙間を確実に封止することができる。
以上説明したように、本実施形態の塗布容器1Aによれば、塗布栓40に、計量筒部材30のシール突起36に全周にわたって当接することで弾性変形する薄肉部(変形部)41cが設けられている。この構成により、塗布栓40と吐出孔30aとの間の隙間が確実に封止され、当該隙間から内容物が不意に漏れ出てしまうのを抑止することができる。
また、薄肉部41cの上端部には、上方に向かうに従って漸次縮径する傾斜面が形成されている。この構成により、塗布栓40が計量位置に向けて移動する際に、薄肉部41cが傾斜面に沿ってスムーズにシール突起36内に移動する。従って、薄肉部41cの外径がシール突起36の内径より大きくても、塗布栓40と吐出孔30aとの間の隙間を円滑に封止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図4に示すように、本実施形態の塗布容器1Bでは、計量筒部材30および塗布栓40の形状が第1実施形態と異なっている。
本実施形態の塗布栓40には、上下方向における塗布栓40の中間部から上方に向けて突出する環状の突起(変形部)44が形成されている。環状の突起44は、テーパ部41bの下端部から上方に向けて延びている。環状の突起44は、容器軸Oと同軸上に配設されており、シール筒41の一部を径方向外側から覆っている。環状の突起44は、計量室R内に配設されている。環状の突起44の上端部における外周縁には、上方に向けて凸の曲面が形成されている。このため、環状の突起44の上端部の外径は、上方に向かうに従って漸次小さくなっている。
本実施形態の計量筒部材30には、頂部35の内周面における下端部に、径方向外側に向けて窪む環状の凹部37が形成されている。凹部37の内径は、環状の突起44の外径よりも僅かに小さい。凹部37の下端開口部は、下方に向かうに従って漸次拡径している。図示の例では、凹部37の下端開口部に、下方に向けて凸の曲面が形成されている。なお、曲面にかえて、凹部37の下端開口部に、縦断面視で直線状の傾斜面が形成されていてもよい。凹部37の内面の一部には、下方を向き、環状の突起44の上端面に上下方向で対向する対向面37aが形成されている。
本実施形態では、塗布栓40を図5に示す計量位置に移動させたとき、環状の突起44が凹部37内に嵌合する。このとき、環状の突起44の外径は凹部37の内径より大きいため、環状の突起44の先端部が径方向内側に向けて弾性変形する。これにより、環状の突起44の外周面と凹部37の内周面とが密接した状態となり、塗布栓40と計量筒部材30との間の隙間を封止することができる。
すなわち本実施形態では、環状の突起44が、計量筒部材30に全周にわたって当接することで弾性変形し、塗布栓40と計量筒部材30との間を封止する変形部として機能する。
また、凹部37の下端開口部が、下方に向かうに従って漸次拡径しているため、塗布栓40が計量位置に向けて移動する際に、環状の突起44がスムーズに凹部37内に移動する。従って、環状の突起44の外径が凹部37の内径より大きくても、塗布栓40と吐出孔30aとの間の隙間を円滑に封止することができる。
また、塗布栓40が計量位置に到達すると、環状の突起44の上端面と計量筒部材30の対向面37aとが当接する。これにより、塗布栓40の計量筒部材30に対する計量位置を超えた上方移動が規制されるとともに、塗布栓40と計量筒部材30との間の隙間がより確実に封止される。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図6に示すように、本実施形態の塗布容器1Cでは、計量筒部材30および塗布栓40の形状が第1実施形態と異なっている。
本実施形態の塗布栓40には、上下方向における塗布栓40の中間部から上方に向けて突出する環状の外側突起(変形部)45が形成されている。外側突起45は、テーパ部41bの下端部から上方に向けて延びている。外側突起45は、容器軸Oと同軸上に配設されており、シール筒41の一部を径方向外側から覆っている。外側突起45は、計量室R内に配設されている。
また、塗布栓40には、テーパ部41bから上方に向けて延びる突き当て部46が形成されている。突き当て部46は、外側突起45よりも径方向内側に位置している。突き当て部46の上端部は、外側突起45の上端部よりも下方に位置している。突き当て部46は、周方向に間隔を空けて複数形成されている。なお、突き当て部46は円弧状であってもよく、環状であってもよい。あるいは、突き当て部46は、シール筒41の外周面から径方向外側に向けて延び、周方向に間隔を空けて複数設けられたリブであってもよい。
突き当て部46は、塗布栓40が計量位置にあるときに、後述の内側突起38に当接して、塗布栓40の計量位置を超えた上方移動を規制する。
本実施形態の計量筒部材30には、連結筒部34の頂壁の内周縁部(頂部35の下端部)に、下方に向けて突出する環状の内側突起38が形成されている。内側突起38の下端面は、テーパ部41bおよび突き当て部46と上下方向で対向している。内側突起38の外径は、外側突起45の内径よりも大きい。内側突起38の外周面には、下端部から上方に向かうに従って漸次拡径するテーパ面38aが形成されている。
本実施形態では、塗布栓40を図7に示す計量位置に移動させたとき、外側突起45が内側突起38に外嵌される。このとき、内側突起38の外径は外側突起45の内径より大きいため、外側突起45の先端部が径方向外側に向けて弾性変形する。これにより、内側突起38の外周面と外側突起45の内周面とが密接した状態となり、塗布栓40と計量筒部材30との間の隙間を封止することができる。
すなわち本実施形態では、外側突起45が、計量筒部材30の内側突起38に全周にわたって当接することで弾性変形し、塗布栓40と計量筒部材30との間を封止する変形部として機能する。
また、内側突起38の外周面に、上下方向において外側突起45から離れるに従って漸次拡径するテーパ面38aが形成されている。このため、外側突起45がテーパ面38aに沿ってスムーズに弾性変形し、より一層確実に塗布栓40と計量筒部材30との間を封止することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記第1実施形態では、薄肉部41cがシール突起36に当接することで変形したが、計量筒部材30にシール突起36が形成されていなくてもよい。この場合、例えば頂部35の下端開口縁などに薄肉部41cを当接することで、薄肉部41cを変形させてもよい。
また、前記第2実施形態では、環状の突起44が径方向内側に向けて変形したが、環状の突起44は径方向外側に向けて変形するように構成されていてもよい。
また、前記第2実施形態では、環状の突起44が塗布栓40に形成されていたが、環状の突起44は計量筒部材30に形成されていてもよい。
また、前記第3実施形態では、内側突起38の外周面にテーパ面38aが形成されていたが、外側突起45を内側突起38に外嵌させる構成はこれに限らず、適宜変更可能である。例えば、テーパ面38aに代えて、内側突起38の外周面から径方向外側に向けて突出する環状の突条を形成してもよい。この場合、外側突起45が内側突起38の突条に外嵌されることで、塗布栓40と計量筒部材30との間の隙間が封止される。
あるいは、外側突起を計量筒部材30に形成し、内側突起を塗布栓40に形成してもよい。つまり、変形部である外側突起を、塗布栓40および計量筒部材30のうちのいずれか一方に形成し、他方に内側突起を形成してもよい。さらに、この内側突起の外周面に、テーパ面または突条を形成してもよい。
また、前記第3実施形態では、外側突起45が変形部として機能したが、内側突起38が変形部として機能するように構成されていてもよく、内側突起38および外側突起45の両方が変形部として機能するように構成されていてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1A~1C…塗布容器 10…容器本体 11…口部 20…中栓部材 21a…連通孔 30…計量筒部材 30a…吐出孔 38…内側突起 38a…テーパ面 40…塗布栓 41c…薄肉部(変形部) 43…先端部 44…環状の突起(変形部) 45…外側突起(変形部) O…容器軸 R…計量室 S…被塗布部

Claims (4)

  1. 被塗布部に塗布する内容物が収容される有底筒状の容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓部材と、
    前記中栓部材との間に、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、頂部に前記計量室に連通する吐出孔が形成された計量筒部材と、
    前記計量室に設けられるとともに、先端部が前記吐出孔から前記計量室の外部に突出される塗布栓と、を備え、
    前記塗布栓は、
    前記吐出孔と前記計量室との連通を遮断し、かつ前記計量室と前記連通孔とを連通させる計量位置と、
    前記計量位置よりも容器軸方向に沿う前記容器本体の底部側に位置するとともに、前記計量室と前記連通孔との連通を遮断し、かつ前記吐出孔と前記計量室とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に配設され、
    前記塗布栓には、前記塗布栓が前記計量位置にあるときに、前記計量筒部材のシール突起に全周にわたって当接することで弾性変形し、前記塗布栓と前記計量筒部材との間を封止する、外径が前記シール突起の内径よりも大きい薄肉部が設けられている、塗布容器。
  2. 被塗布部に塗布する内容物が収容される有底筒状の容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓部材と、
    前記中栓部材との間に、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、頂部に前記計量室に連通する吐出孔が形成された計量筒部材と、
    前記計量室に設けられるとともに、先端部が前記吐出孔から前記計量室の外部に突出される塗布栓と、を備え、
    前記塗布栓は、
    前記吐出孔と前記計量室との連通を遮断し、かつ前記計量室と前記連通孔とを連通させる計量位置と、
    前記計量位置よりも容器軸方向に沿う前記容器本体の底部側に位置するとともに、前記計量室と前記連通孔との連通を遮断し、かつ前記吐出孔と前記計量室とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に配設され、
    前記塗布栓には、前記計量筒部材に向けて突出する環状の突起が設けられ、
    前記環状の突起は、前記塗布栓が前記計量位置にあるときに、前記計量筒部材に形成された凹部に全周にわたって当接することで弾性変形し、前記塗布栓と前記計量筒部材との間を封止し、
    前記凹部の内面の一部には、下方を向き、前記環状の突起の上端面に上下方向で対向する対向面が形成されている、塗布容器。
  3. 被塗布部に塗布する内容物が収容される有底筒状の容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓部材と、
    前記中栓部材との間に、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、頂部に前記計量室に連通する吐出孔が形成された計量筒部材と、
    前記計量室に設けられるとともに、先端部が前記吐出孔から前記計量室の外部に突出される塗布栓と、を備え、
    前記塗布栓は、
    前記吐出孔と前記計量室との連通を遮断し、かつ前記計量室と前記連通孔とを連通させる計量位置と、
    前記計量位置よりも容器軸方向に沿う前記容器本体の底部側に位置するとともに、前記計量室と前記連通孔との連通を遮断し、かつ前記吐出孔と前記計量室とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に配設され、
    前記計量筒部材には、前記塗布栓が前記計量位置にあるときに、前記塗布栓に全周にわたって当接することで弾性変形し、前記塗布栓と前記計量筒部材との間を封止する環状の外側突起が設けられ、
    前記外側突起は、前記塗布栓に形成された環状の内側突起に外嵌され、
    前記塗布栓には、前記塗布栓が前記計量位置にあるときに、前記内側突起に当接して前記塗布栓の上方移動を規制する突き当て部が形成されている、塗布容器。
  4. 前記内側突起の外周面には、容器軸方向において前記外側突起から離れるに従って漸次拡径するテーパ面が形成されている、請求項に記載の塗布容器。
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