JP2022098971A - 塗布容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】マッサージ効果を向上させつつ、被塗布部に偏り少なく均等に適量ずつ内容物を塗布する。【解決手段】容器本体11、中栓部材12、支持部材13、および被覆部材14を備え、支持部材の第2頂壁部32に形成された複数の支持凹部33、34のうちの1つは、中心軸線Oと同軸に設けられた中央支持凹部33とされ、第2頂壁部に、中央支持凹部の内周面における下端部に開口した連絡孔35と、第2頂壁部の下面における連絡孔の開口周縁部から下方に向けて突出した開閉筒36と、が形成され、中栓部材の第1頂壁部22に、容器本体内に連通する連通孔24と、開閉筒の下端開口が離脱可能に嵌合され、連通孔と開閉筒内との連通を遮断する栓体25と、が形成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、塗布容器に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に固定され、容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓部材と、中栓部材に固定され、塗布ボールを回転可能に支持する支持凹部が形成された支持部材と、を備えた塗布容器が知られている。
しかしながら、前記従来の塗布容器では、マッサージ効果を向上させることに改善の余地があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、マッサージ効果を向上させつつ、被塗布部に偏り少なく均等に適量ずつ内容物を塗布することができる塗布容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の塗布容器は、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に固定され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された第1頂壁部を有する有頂筒状の中栓部材と、前記中栓部材に螺着され、複数の塗布ボールを回転可能に各別に支持する複数の支持凹部が形成された第2頂壁部を有する有頂筒状の支持部材と、前記支持部材に固定され、複数の前記塗布ボールの上部を上方に各別に突出させる複数の貫通孔が形成された第3頂壁部を有する有頂筒状の被覆部材と、を備え、複数の前記支持凹部のうちの1つは、上下方向に延びる前記容器本体の中心軸線と同軸に設けられた中央支持凹部とされ、前記第2頂壁部に、前記中央支持凹部の内周面における下端部に開口した連絡孔と、前記第2頂壁部の下面における前記連絡孔の開口周縁部から下方に向けて突出した開閉筒と、が形成され、前記第1頂壁部に、前記開閉筒の下端開口に離脱可能に嵌合され、前記連通孔と前記開閉筒内との連通を遮断する栓体が形成されている。
本発明によれば、複数の塗布ボールが設けられているので、被塗布部に複数の塗布ボールをほぼ同時に押し当てて、内容物を塗布することができる。これにより、塗布時に、例えば、皮膚等の被塗布部を、隣り合う塗布ボール同士の間にめり込ませたり、被塗布部に対する押付力を緩和させたりすること等が可能になり、マッサージ効果を向上させることができる。
複数の支持凹部のうち、容器本体の中心軸線と同軸に設けられた中央支持凹部内のみが、連絡孔、開閉筒内、および連通孔を通して容器本体内に連通可能となっているので、被塗布部に偏り少なく均等に適量ずつ内容物を塗布することができる。例えば、複数の支持凹部内の全てが、容器本体内に連通している場合、被塗布部に大量の内容物が塗布されるおそれがあり、複数の支持凹部のうち、中央支持凹部以外の支持凹部内のみが、容器本体内に連通している場合、被塗布部に偏り少なく均等に内容物を塗布することが困難になるおそれがある。
支持部材における開閉筒の下端開口に、中栓部材の栓体が離脱可能に嵌合され、連通孔と開閉筒内との連通が遮断されているので、支持部材および被覆部材を、中栓部材に対して上昇させると、栓体が開閉筒の下端開口から外れて、開閉筒の下端開口が開放され、容器本体内と中央支持凹部内とが連通する一方、支持部材および被覆部材を、中栓部材に対して上昇させる前の待機状態では、容器本体内と中央支持凹部内とが連通するのを防ぐことが可能になり、容器本体内の内容物が漏出するのを確実に抑えることができる。
複数の支持凹部のうち、容器本体の中心軸線と同軸に設けられた中央支持凹部内のみが、連絡孔、開閉筒内、および連通孔を通して容器本体内に連通可能となっているので、被塗布部に偏り少なく均等に適量ずつ内容物を塗布することができる。例えば、複数の支持凹部内の全てが、容器本体内に連通している場合、被塗布部に大量の内容物が塗布されるおそれがあり、複数の支持凹部のうち、中央支持凹部以外の支持凹部内のみが、容器本体内に連通している場合、被塗布部に偏り少なく均等に内容物を塗布することが困難になるおそれがある。
支持部材における開閉筒の下端開口に、中栓部材の栓体が離脱可能に嵌合され、連通孔と開閉筒内との連通が遮断されているので、支持部材および被覆部材を、中栓部材に対して上昇させると、栓体が開閉筒の下端開口から外れて、開閉筒の下端開口が開放され、容器本体内と中央支持凹部内とが連通する一方、支持部材および被覆部材を、中栓部材に対して上昇させる前の待機状態では、容器本体内と中央支持凹部内とが連通するのを防ぐことが可能になり、容器本体内の内容物が漏出するのを確実に抑えることができる。
前記第2頂壁部の、上下方向から見た平面視形状は、前記中心軸線上で互いに交差する長軸および短軸を有する扁平形状とされ、複数の前記支持凹部は、前記第2頂壁部に、前記長軸が延びる長軸方向に間隔をあけて設けられてもよい。
この場合、上下方向から見た平面視形状が扁平形状とされた第2頂壁部に、複数の支持凹部が、長軸方向に間隔をあけて設けられているので、塗布ボールの数量を抑えつつ、マッサージ効果を効果的に向上させることができる。
前記第1頂壁部に、前記口部内に挿入された有底筒状の内挿筒が形成され、前記連通孔は、前記内挿筒の周壁部を貫き、前記栓体は、前記内挿筒の底壁部から上方に向けて突出し、前記開閉筒は、前記内挿筒内に密に上下摺動可能に嵌合されてもよい。
この場合、第1頂壁部に、連通孔および栓体を有する内挿筒が形成され、開閉筒が、内挿筒内に密に上下摺動可能に嵌合されているので、前述の待機状態で、容器本体内と中央支持凹部内とが連通するのを確実に抑制することができる。
この発明によれば、マッサージ効果を向上させつつ、被塗布部に偏り少なく均等に適量ずつ内容物を塗布することができる。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。
図1および図2に示されるように、塗布容器1は、内容物が収容される容器本体11、中栓部材12、支持部材13、被覆部材14、およびオーバーキャップ15を備えている。内容物としては、例えば乳液、および化粧水等の化粧料が挙げられる。
図1および図2に示されるように、塗布容器1は、内容物が収容される容器本体11、中栓部材12、支持部材13、被覆部材14、およびオーバーキャップ15を備えている。内容物としては、例えば乳液、および化粧水等の化粧料が挙げられる。
容器本体11は、口部11aおよび開放された底部を有する筒状に形成され、中栓部材12、支持部材13、被覆部材14、およびオーバーキャップ15は、有頂筒状に形成されている。容器本体11、中栓部材12、支持部材13、被覆部材14、およびオーバーキャップ15は、共通軸と同軸に配設されている。
以下、この共通軸を中心軸線Oといい、中心軸線Oに沿う方向を上下方向といい、中心軸線Oに沿って、容器本体11の口部11a側を上側といい、容器本体11の底部側を下側という。上下方向から見て、中心軸線Oに交差する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。
以下、この共通軸を中心軸線Oといい、中心軸線Oに沿う方向を上下方向といい、中心軸線Oに沿って、容器本体11の口部11a側を上側といい、容器本体11の底部側を下側という。上下方向から見て、中心軸線Oに交差する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体11は、チューブ成形により形成されたチューブ容器となっている。容器本体11内に、開放された底部から内容物が充填された後に、底部が径方向に潰されてシールされている。容器本体11として、例えば、スクイズ変形可能に形成された胴部を有する有底筒状体を採用してもよい。
図3に示されるように、容器本体11のうち、口部11aより下方に位置する部分の、上下方向から見た平面視形状は、中心軸線O上で互いに交差する長軸L1および短軸L2を有する扁平形状となっている。図示の例では、楕円形状となっている。
図3に示されるように、容器本体11のうち、口部11aより下方に位置する部分の、上下方向から見た平面視形状は、中心軸線O上で互いに交差する長軸L1および短軸L2を有する扁平形状となっている。図示の例では、楕円形状となっている。
中栓部材12は、第1周壁部21および第1頂壁部22を備えている。
第1周壁部21は、上下方向から見て円形状を呈する。第1周壁部21内に容器本体11の口部11aが嵌合されて固定されている。第1周壁部21の外周面に雄ねじ部21aが形成されている。第1周壁部21の外周面において、雄ねじ部21aより上方に位置する部分に、第1規制突起21bが形成されている。第1規制突起21bは、周方向の全長にわたって連続して延びている。第1規制突起21bは、第1周壁部21の上端部に設けられている。第1規制突起21bにおける径方向の外端部は、雄ねじ部21aにおける径方向の外端部より径方向の内側に位置している。
第1周壁部21の下端部に、径方向の外側に向けて突出し、容器本体11の肩部11bを覆う肩カバー26が形成されている。肩カバー26の前記平面視形状は、肩部11bの前記平面視形状と同じ扁平形状となっている。肩カバー26は、肩部11bのうち、外周縁部を除く全域にわたって覆っている。肩カバー26の外周縁部に、下方に向けて突出する係止筒27が形成されている。係止筒27の外周面に、径方向の外側に向けて突出し、周方向の全長にわたって連続して延びる係止突起27aが形成されている。
第1頂壁部22に、容器本体11の口部11a内に挿入された内挿筒23が形成されている。内挿筒23は、有底筒状に形成されている。内挿筒23は、中心軸線Oと同軸に配設されている。内挿筒23の周壁部に、径方向に貫き、容器本体11内に連通する連通孔24が形成されている。連通孔24は、内挿筒23の底壁部における外周縁部を上下方向に貫いている。連通孔24は、内挿筒23に周方向に間隔をあけて複数形成されている。内挿筒23の底壁部に、上方に向けて突出する筒状の栓体25が形成されている。栓体25は、中心軸線Oと同軸に配設されている。栓体25は、連通孔24の上端部より下方に位置している。
支持部材13は、第2周壁部31および第2頂壁部32を備えている。
第2周壁部31は、上下方向から見て円形状を呈する。第2周壁部31の内周面に、第1周壁部21の雄ねじ部21aに螺合する雌ねじ部31aが形成されている。これにより、支持部材13は、中栓部材12に螺着されている。第2周壁部31の内周面において、雌ねじ部31aより上方に位置する部分に、第2規制突起31bが形成されている。第2規制突起31bは、周方向の全長にわたって連続して延びている。第2規制突起31bにおける径方向の内端部は、雌ねじ部31aにおける径方向の内端部より径方向の内側に位置している。第2規制突起31bは、中栓部材12の第1規制突起21bに対して、下方に位置し、上下方向で対向している。第2規制突起31bと第1規制突起21bとの間の上下方向の隙間は、中栓部材12の雄ねじ部21aと、支持部材13の雌ねじ部31aと、の上下方向に沿う螺着長さより短くなっている。これにより、図4に示されるように、支持部材13が中栓部材12に対して上昇し、第2規制突起31bと第1規制突起21bとが当接した状態で、雄ねじ部21aと雌ねじ部31aとの螺合が維持される。
第2頂壁部32の上面に、複数の塗布ボール16を回転可能に各別に支持する複数の支持凹部33、34が形成されている。支持凹部33、34の内周面は、第2頂壁部32の上面に開口した凹球面状に形成され、球状の塗布ボール16の外周面に沿って延びている。塗布ボール16は、第2頂壁部32の上面から上方に突出している。第2頂壁部32の上面、および塗布ボール16の中心それぞれの上下方向の位置は互いに同等になっている。塗布ボール16の直径は、短軸L2が延びる短軸方向に沿う第2頂壁部32の大きさの半分以上となっている。
複数の支持凹部33、34のうちの1つは、中心軸線Oと同軸に設けられている。以下、この支持凹部を中央支持凹部33という。
中央支持凹部33に支持された塗布ボール16の上端部は、複数の支持凹部33、34のうち、中央支持凹部33を除く残りの端支持凹部34に支持された塗布ボール16の上端部より上方に位置している。中央支持凹部33に支持された塗布ボール16の上端部は、オーバーキャップ15の天壁部の下面に当接、若しくは近接している。
中央支持凹部33に支持された塗布ボール16の上端部は、複数の支持凹部33、34のうち、中央支持凹部33を除く残りの端支持凹部34に支持された塗布ボール16の上端部より上方に位置している。中央支持凹部33に支持された塗布ボール16の上端部は、オーバーキャップ15の天壁部の下面に当接、若しくは近接している。
第2頂壁部32に、中央支持凹部33の内周面における下端部に開口した連絡孔35と、第2頂壁部32の下面における連絡孔35の開口周縁部から下方に向けて突出した開閉筒36と、が形成されている。連絡孔35および開閉筒36は、中心軸線Oと同軸に配設されている。
開閉筒36は、中栓部材12の内挿筒23内に密に上下摺動可能に嵌合されている。開閉筒36の下端開口縁は、内挿筒23の底壁部の上面に当接、若しくは近接している。開閉筒36の下端開口に、中栓部材12の栓体25が離脱可能に嵌合されている。これにより、開閉筒36内と、内挿筒23の連通孔24と、の連通が開放可能に遮断されている。開閉筒36と内挿筒23との上下方向に沿う嵌合長さは、第2規制突起31bと第1規制突起21bとの間の上下方向の隙間より長くなっている。これにより、図4に示されるように、支持部材13が中栓部材12に対して上昇し、第2規制突起31bと第1規制突起21bとが当接した状態で、内挿筒23内への開閉筒36の嵌合が維持される。
第2頂壁部32の前記平面視形状は、容器本体11のうち、口部11aより下方に位置する部分における前記平面視形状と同じ扁平形状となっている。上下方向から見て、第2頂壁部32の大きさは、容器本体11の肩部11bの大きさより小さくなっている。第2頂壁部32は、第2周壁部31から長軸L1が延びる長軸方向の外側に突出している。第2頂壁部32の外周縁部に、下方に向けて突出する外筒部37が形成されている。外筒部37の下端開口縁は、中栓部材12の肩カバー26の上面に当接、若しくは近接している。外筒部37の内周面と、第2周壁部31の外周面と、の間の径方向の隙間は、短軸方向の端部において無くなり、外筒部37および第2周壁部31は、短軸方向の端部において一体化している。
複数の支持凹部33、34は、第2頂壁部32に、長軸方向に間隔をあけて設けられている。複数の支持凹部33、34のうち、中央支持凹部33を除く残りの端支持凹部34は、中央支持凹部33を長軸方向に挟む両側に同じ数ずつ(図示の例では、1つずつ)設けられている。端支持凹部34は、第2頂壁部32における長軸方向の端面に開口している。端支持凹部34に支持された塗布ボール16は、第2頂壁部32における長軸方向の端面から長軸方向の外側に突出している。端支持凹部34に支持された塗布ボール16の中心は、第2頂壁部32における長軸方向の端面より長軸方向の内側に位置している。
被覆部材14は、第3周壁部41および第3頂壁部42を備えている。
被覆部材14の前記平面視形状は、容器本体11のうち、口部11aより下方に位置する部分における前記平面視形状と同じ扁平形状となっている。
被覆部材14の前記平面視形状は、容器本体11のうち、口部11aより下方に位置する部分における前記平面視形状と同じ扁平形状となっている。
第3周壁部41は、支持部材13の外筒部37に外嵌されている。これにより、被覆部材14が支持部材13に固定されている。第3周壁部41の上部は、上方に向かうに従い、縮径している。第3周壁部41のうち、上部より下方に位置する部分の外周面は、周方向の全長にわたって、肩カバー26の係止筒27の外周面と同等の径方向の位置に位置している。第3周壁部41の下端開口縁は、中栓部材12の肩カバー26の上面に当接、若しくは近接している。
第3頂壁部42は、支持部材13における複数の支持凹部33、34を上方から覆っている。第3頂壁部42の下面は、第2頂壁部32の上面に当接、若しくは近接している。塗布ボール16の直径は、短軸方向に沿う第3頂壁部42の大きさの半分以上となっている。第3頂壁部42に、複数の塗布ボール16の上部を上方に各別に突出させる複数の貫通孔43が形成されている。貫通孔43の内周面は、上下方向に沿う縦断面視で、塗布ボール16の外周面に沿うように曲面状に形成されている。貫通孔43は、支持凹部33、34と上下方向で対向している。複数の貫通孔43のうち、長軸方向の両端部に位置し、端支持凹部34と上下方向で対向する貫通孔43は、第3頂壁部42における長軸方向の端面に開口している。端支持凹部34に支持された塗布ボール16は、第3頂壁部42における長軸方向の端面から長軸方向の外側に突出している。端支持凹部34に支持された塗布ボール16の中心は、第3頂壁部42における長軸方向の端面より長軸方向の内側に位置している。第3頂壁部42の上面における、長軸方向で互いに隣り合う塗布ボール16間の長軸方向の隙間は、塗布ボール16の半径以下となっている。
オーバーキャップ15は、塗布ボール16、被覆部材14、および肩カバー26の係止筒27を一体に覆っている。オーバーキャップ15の天壁部の下面に、中央支持凹部33に支持された塗布ボール16の上端部が当接、若しくは近接している。オーバーキャップ15の下端部の内周面に、径方向の内側に向けて突出し、周方向の全長にわたって連続して延びる被係止突起15aが形成されている。被係止突起15aは、肩カバー26の係止突起27aに着脱可能にアンダーカット嵌合されている。オーバーキャップ15の前記平面視形状は、容器本体11のうち、口部11aより下方に位置する部分の前記平面視形状と同じ扁平形状となっている。オーバーキャップ15の外周面は、周方向の全長にわたって、容器本体11の肩部11bの外周面における外周縁と同等の径方向の位置に位置している。オーバーキャップ15の下端開口縁は、容器本体11の肩部11bの外周面における外周縁に当接、若しくは近接している。
次に、以上のように構成された塗布容器1の作用について説明する。
まず、オーバーキャップ15を容器本体11に対して引き上げて、オーバーキャップ15の被係止突起15aと、肩カバー26の係止突起27aと、のアンダーカット嵌合を解除する。これにより、オーバーキャップ15が肩カバー26の係止筒27から外れ、塗布ボール16および被覆部材14が露出される。
次に、被覆部材14の第3周壁部41を操作して、支持部材13とともに、中栓部材12に対して中心軸線O回りに回転させると、中栓部材12の雄ねじ部21aと、支持部材13の雌ねじ部31aと、の螺合によって、被覆部材14および支持部材13が、中栓部材12に対して上昇する。これにより、図4に示されるように、支持部材13の開閉筒36の下端開口が、栓体25から上方に外れて開放され、容器本体11内が、連通孔24、内挿筒23内、開閉筒36内、および連絡孔35を通して、中央支持凹部33内に連通する。
そして、容器本体11内の内容物を中央支持凹部33内に供給しながら、塗布ボール16を被塗布部に押し当てた状態で、塗布容器1を被塗布部の表面に沿って移動させることによって、塗布ボール16を回転させつつ、被塗布部に内容物を塗布する。
次に、被覆部材14の第3周壁部41を操作して、支持部材13とともに、中栓部材12に対して中心軸線O回りに回転させると、中栓部材12の雄ねじ部21aと、支持部材13の雌ねじ部31aと、の螺合によって、被覆部材14および支持部材13が、中栓部材12に対して上昇する。これにより、図4に示されるように、支持部材13の開閉筒36の下端開口が、栓体25から上方に外れて開放され、容器本体11内が、連通孔24、内挿筒23内、開閉筒36内、および連絡孔35を通して、中央支持凹部33内に連通する。
そして、容器本体11内の内容物を中央支持凹部33内に供給しながら、塗布ボール16を被塗布部に押し当てた状態で、塗布容器1を被塗布部の表面に沿って移動させることによって、塗布ボール16を回転させつつ、被塗布部に内容物を塗布する。
ここで、被覆部材14および支持部材13を、中栓部材12に対して約180°中心軸線O回りに回転させて、上昇させたときに、支持部材13の第2規制突起31bが、中栓部材12の第1規制突起21bに当接することで、被覆部材14および支持部材13の、中栓部材12に対する上昇が規制される。
以上説明したように、本実施形態による塗布容器1によれば、複数の塗布ボール16が設けられているので、被塗布部に複数の塗布ボール16をほぼ同時に押し当てて、内容物を塗布することができる。これにより、塗布時に、例えば、皮膚等の被塗布部を、隣り合う塗布ボール16同士の間にめり込ませたり、被塗布部に対する押付力を緩和させたりすること等が可能になり、マッサージ効果を向上させることができる。
複数の支持凹部33、34のうち、中心軸線Oと同軸に設けられた中央支持凹部33内のみが、連絡孔35、開閉筒36内、および連通孔24を通して容器本体11内に連通可能となっているので、被塗布部に偏り少なく均等に適量ずつ内容物を塗布することができる。
例えば、複数の支持凹部33、34内の全てが、容器本体11内に連通している場合、被塗布部に大量の内容物が塗布されるおそれがあり、端支持凹部34内のみが、容器本体11内に連通している場合、被塗布部に偏り少なく均等に内容物を塗布することが困難になるおそれがある。
例えば、複数の支持凹部33、34内の全てが、容器本体11内に連通している場合、被塗布部に大量の内容物が塗布されるおそれがあり、端支持凹部34内のみが、容器本体11内に連通している場合、被塗布部に偏り少なく均等に内容物を塗布することが困難になるおそれがある。
支持部材13における開閉筒36の下端開口に、中栓部材12の栓体25が離脱可能に嵌合され、連通孔24と開閉筒36内との連通が遮断されているので、支持部材13および被覆部材14を、中栓部材12に対して上昇させると、栓体25が開閉筒36の下端開口から外れて、開閉筒36の下端開口が開放され、容器本体11内と中央支持凹部33内とが連通する一方、支持部材13および被覆部材14を、中栓部材12に対して上昇させる前の待機状態では、容器本体11内と中央支持凹部33内とが連通するのを防ぐことが可能になり、容器本体11内の内容物が漏出するのを確実に抑えることができる。
上下方向から見た平面視形状が扁平形状とされた第2頂壁部32に、複数の支持凹部33、34が、長軸方向に間隔をあけて設けられているので、塗布ボール16の数量を抑えつつ、マッサージ効果を効果的に向上させることができる。
第1頂壁部22に、連通孔24および栓体25を有する内挿筒23が形成され、開閉筒36が、内挿筒23内に密に上下摺動可能に嵌合されているので、前述の待機状態で、容器本体11内と中央支持凹部33内とが連通するのを確実に抑制することができる。
なお、本発明の技術範囲は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
前記実施形態では、容器本体11のうち、口部11aより下方に位置する部分、第2頂壁部32、被覆部材14、およびオーバーキャップ15それぞれの前記平面視形状が、楕円形状とされた構成を示したが、例えば円形状、若しくは角形状にする等、適宜変更してもよい。
支持部材13は、外筒部37を有しなくてもよい。
塗布ボール16、支持凹部33、34、および貫通孔43の各個数は、4つ以上であってもよい。
支持部材13は、外筒部37を有しなくてもよい。
塗布ボール16、支持凹部33、34、および貫通孔43の各個数は、4つ以上であってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記実施形態、および前記変形例等を適宜組み合わせてもよい。
1 塗布容器
11 容器本体
11a 口部
12 中栓部材
13 支持部材
14 被覆部材
16 塗布ボール
22 第1頂壁部
23 内挿筒
24 連通孔
25 栓体
32 第2頂壁部
33 中央支持凹部(支持凹部)
34 端支持凹部(支持凹部)
35 連絡孔
36 開閉筒
42 第3頂壁部
43 貫通孔
L1 長軸
L2 短軸
O 中心軸線
11 容器本体
11a 口部
12 中栓部材
13 支持部材
14 被覆部材
16 塗布ボール
22 第1頂壁部
23 内挿筒
24 連通孔
25 栓体
32 第2頂壁部
33 中央支持凹部(支持凹部)
34 端支持凹部(支持凹部)
35 連絡孔
36 開閉筒
42 第3頂壁部
43 貫通孔
L1 長軸
L2 短軸
O 中心軸線
Claims (3)
- 内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に固定され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された第1頂壁部を有する有頂筒状の中栓部材と、
前記中栓部材に螺着され、複数の塗布ボールを回転可能に各別に支持する複数の支持凹部が形成された第2頂壁部を有する有頂筒状の支持部材と、
前記支持部材に固定され、複数の前記塗布ボールの上部を上方に各別に突出させる複数の貫通孔が形成された第3頂壁部を有する有頂筒状の被覆部材と、を備え、
複数の前記支持凹部のうちの1つは、上下方向に延びる前記容器本体の中心軸線と同軸に設けられた中央支持凹部とされ、
前記第2頂壁部に、前記中央支持凹部の内周面における下端部に開口した連絡孔と、前記第2頂壁部の下面における前記連絡孔の開口周縁部から下方に向けて突出した開閉筒と、が形成され、
前記第1頂壁部に、前記開閉筒の下端開口に離脱可能に嵌合され、前記連通孔と前記開閉筒内との連通を遮断する栓体が形成されている、塗布容器。 - 前記第2頂壁部の、上下方向から見た平面視形状は、前記中心軸線上で互いに交差する長軸および短軸を有する扁平形状とされ、
複数の前記支持凹部は、前記第2頂壁部に、前記長軸が延びる長軸方向に間隔をあけて設けられている、請求項1に記載の塗布容器。 - 前記第1頂壁部に、前記口部内に挿入された有底筒状の内挿筒が形成され、
前記連通孔は、前記内挿筒の周壁部を貫き、
前記栓体は、前記内挿筒の底壁部から上方に向けて突出し、
前記開閉筒は、前記内挿筒内に密に上下摺動可能に嵌合されている、請求項1または2に記載の塗布容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020212673A JP2022098971A (ja) | 2020-12-22 | 2020-12-22 | 塗布容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020212673A JP2022098971A (ja) | 2020-12-22 | 2020-12-22 | 塗布容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2022098971A true JP2022098971A (ja) | 2022-07-04 |
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ID=82261637
Family Applications (1)
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JP2020212673A Pending JP2022098971A (ja) | 2020-12-22 | 2020-12-22 | 塗布容器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2022098971A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116282968A (zh) * | 2023-05-11 | 2023-06-23 | 承德新鼎矿业有限公司 | 一种玄武岩纤维的表面涂覆装置 |
-
2020
- 2020-12-22 JP JP2020212673A patent/JP2022098971A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116282968A (zh) * | 2023-05-11 | 2023-06-23 | 承德新鼎矿业有限公司 | 一种玄武岩纤维的表面涂覆装置 |
CN116282968B (zh) * | 2023-05-11 | 2023-08-11 | 承德新鼎矿业有限公司 | 一种玄武岩纤维的表面涂覆装置 |
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