JP5961536B2 - 泡出し容器 - Google Patents

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Description

本発明は、泡出し容器に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような泡出し容器が知られている。この泡出し容器は、内容物および空気が収容されるスクイズ変形可能な容器本体と、容器本体の口部に装着された泡発生装置と、泡発生装置内に嵌装された多孔性部材と、を備えている。泡発生装置には、容器本体内に連通する内流路および外流路が形成されている。
この泡出し容器では、例えばこの泡出し容器を正立姿勢とした状態で容器本体をスクイズ変形させると、内流路を通して多孔性部材に容器本体内の内容物が供給され、外流路を通して多孔性部材に容器本体内の空気が供給される。これにより、含浸体で内容物と空気とが混合されて発泡される。
特開2011−98777号公報
ところで、前記従来の泡出し容器では、含浸体で内容物と空気とを混合させる前であっても、例えばこの泡出し容器が不意に転倒したり、この泡出し容器を正立姿勢から倒立姿勢にしたり等することで、内容物が意図せず含浸体に含浸することがある。このように意図しない内容物の含浸があった含浸体で内容物と空気とを混合させると、含浸体で発泡する泡体の泡質が安定し難いという問題がある。
また前記従来の泡出し容器では、前述のように、この泡出し容器が不意に転倒したり、この泡出し容器を正立姿勢から倒立姿勢にしたり等したときに、内容物が含浸体に含浸するだけにとどまらず、内容物が意図せずこの泡出し容器の外部に漏出するおそれもある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、泡質を安定させ易くするとともに、内容物の意図しない漏出を抑えることができる泡出し容器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る泡出し容器は、内容物および空気が収容されるスクイズ変形可能な容器本体と、前記容器本体の口部に配設され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓と、前記中栓を前記容器本体の外側から覆うとともに、前記容器本体の口部に容器軸方向に移動可能に装着され、容器軸方向への移動に伴って前記連通孔を開閉する装着キャップと、前記連通孔を流通した前記容器本体内の内容物及び空気が供給される含浸体と、を備えていることを特徴とする。
この発明では、使用前には、装着キャップにより連通孔を閉塞しておく。これにより、例えばこの泡出し容器が不意に転倒したり、この泡出し容器を正立姿勢から倒立姿勢にしたりした場合などであっても、内容物と空気とを含浸体で混合させる前に、内容物が意図せず含浸体に含浸したり、内容物が意図せずこの泡出し容器の外部に漏出したりすることが抑えられる。
一方、使用時には、装着キャップを容器軸方向に移動させて連通孔を開放し、例えばこの泡出し容器を倒立姿勢にする等して、容器本体内の内容物に連通孔を流通させ、この内容物を含浸体に供給する。その後、例えばこの泡出し容器を正立姿勢にした状態で、容器本体をスクイズ変形させること等により、容器本体内の空気に連通孔を流通させ、この空気を含浸体に供給して含浸体で内容物と空気とを混合させて発泡させる。
以上のように、この泡出し容器によれば、装着キャップが、容器軸方向の移動に伴って連通孔を開閉するので、内容物と空気とを含浸体で混合させる前に、内容物が意図せず含浸体に含浸するのを抑えて泡質を安定させ易くすることができるとともに、内容物の意図しない漏出を抑えることができる。
また、前記中栓は、容器軸方向に延在し前記連通孔が径方向に貫設された連通筒部を備え、前記装着キャップは、前記連通筒部内に容器軸方向に摺動可能に嵌合され、外周面が前記連通孔を径方向の内側から開閉する開閉筒部を備え、前記含浸体は、前記開閉筒部内に収容されていてもよい。
この場合、開閉筒部の外周面が、連通孔を径方向の内側から開閉し、かつ含浸体が、この開閉筒部内に収容されているので、仮に連通孔から開閉筒部の外周面と摺動筒部の内周面との間に内容物が侵入したとしても、この内容物を含浸体に到達させ難くすることが可能になり、内容物が意図せず含浸体に含浸するのを確実に抑えることができる。
また、前記開閉筒部において、前記含浸体よりも前記容器本体の外側に位置する部分内には、この泡出し容器を正立姿勢にした状態で開放され、この泡出し容器を倒立姿勢にした状態で閉塞される開閉弁が配設されていてもよい。
この場合、容器本体内の内容物に連通孔を流通させるときに、この泡出し容器を倒立姿勢にすると、開閉弁が閉塞された状態で、連通孔を流通した内容物が含浸体に供給される。これにより、この内容物が含浸体を通過して、開閉筒部から容器本体の外側に流出することが抑えられる。
また、容器本体内の空気に連通孔を流通させるときに、この泡出し容器を正立姿勢にすると、開閉弁が開放された状態で、連通孔を流通した空気が含浸体に供給される。これにより、この空気が含浸体に供給された後、含浸体で発泡した泡体が、開閉筒部から容器本体の外側に円滑に導出される。
以上のように、連通孔を流通した内容物が、開閉筒部から容器本体の外側に流出するのを抑え、かつ含浸体で発泡した泡体を、開閉筒部から容器本体の外側に円滑に導出することができるので、この泡出し容器の操作性を向上させることができる。
また、前記口部から容器軸方向に沿った容器本体の内側に向けて延設され、前記連通孔と前記容器本体内とを連通する規制筒部を備えていてもよい。
この場合、前記規制筒部を備えているので、容器本体をスクイズ変形する場合において、容器本体が規制筒部に突き当てられたときに、容器本体の更なるスクイズ変形を規制することができる。これにより、容器本体の変形量を安定させることが可能になり、連通孔を通して含浸体に供給される空気などの供給量がばらつくのを抑えて、泡質を確実に安定させ易くすることができる。
本発明に係る泡出し容器によれば、泡質を安定させ易くするとともに、内容物の意図しない漏出を抑えることができる。
本発明の第1実施形態に係る泡出し容器の部分縦断面図である。 図1に示す泡出し容器の要部の縦断面図である。 図1に示す泡出し容器の要部の縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る泡出し容器の要部の縦断面図である。 図4に示す泡出し容器の要部の縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る泡出し容器の要部の縦断面図である。 図6に示す泡出し容器の要部の縦断面図である。 図6に示す泡出し容器の要部の縦断面図である。 本発明の第4実施形態に係る泡出し容器の要部の部分縦断面図である。 図9に示す泡出し容器の要部の平面図である。 図9に示す泡出し容器の要部の部分縦断面図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係る泡出し容器を説明する。この泡出し容器には、例えば、ヘアークリーム、ヘアームース等の化粧品、消毒液等の薬剤、シェービングクリーム等のビューティケア製品などの液状の内容物が充填される。
図1に示すように、泡出し容器10は、容器本体11と、中栓12と、装着キャップ13と、オーバーキャップ14と、含浸体15と、を備えている。
ここで容器本体11、中栓12、装着キャップ13およびオーバーキャップ14の各中心軸は共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿って容器本体11側を下側といい、オーバーキャップ14側を上側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体11には、内容物Mおよび空気Aが収容される。容器本体11は、スクイズ変形可能とされている。容器本体11は、チューブ状に形成されている。容器本体11は、下端開口部が径方向に挟み込まれて閉塞されてなるシール部21aが形成された胴部21と、胴部21の上端開口部に配設された口部22と、を備えている。胴部21は径方向に弾性変形可能となっている。口部22の開口端部は、口部22においてこの開口端部よりも下側に位置する本体部分から、径方向の内側に向けて突出する環状に形成されている。
中栓12は、容器本体11の口部22に配設されている。中栓12は、容器本体11とは別体に形成され、口部22に取り付けられている。中栓12は、装着フランジ部23と、連通筒部24と、を備えている。
装着フランジ部23は、環状に形成され、装着フランジ部23の下面は、容器本体11の口部22の開口端部に、この開口端部の上方から当接している。
連通筒部24は、容器軸O方向に延在していて、図示の例では、装着フランジ部23の内周縁部から下方に向けて延在する有底筒状に形成されている。連通筒部24の上端部は、容器本体11の口部22の開口端部内に気密に嵌合されている。連通筒部24の下端部は、口部22の下端部よりも上側に位置している。連通筒部24において前記上端部よりも下方に位置する部分と、口部22と、の間には環状隙間25が設けられている。連通筒部24の底壁部には、容器軸Oと同軸に配置された立ち上がり筒部26が立設されている。
連通筒部24には、容器本体11内に連通する連通孔27が形成されている。連通孔27は、連通筒部24に径方向に貫設されている。連通孔27は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。連通孔27は、容器本体11の口部22内に開口していて、前記環状隙間25に連通している。
装着キャップ13は、中栓12を容器本体11の外側から覆っている。装着キャップ13は、容器本体11の口部22に容器軸O方向に移動可能に装着され、容器軸O方向の移動に伴って連通孔27を開閉する。装着キャップ13は、キャップ本体28と、栓体29と、を備えている。
キャップ本体28は、容器軸O方向の両側に向けて開口する筒状に形成され、容器本体11の口部22に螺着されている。キャップ本体28は、下方から上方に向かうに従い漸次、縮径する多段筒状に形成されていて、図示の例では、下筒部30、中筒部31および上筒部32を有する3段筒状に形成されている。下筒部30には、口部22に形成された雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成されている。上筒部32は、下方から上方に向かうに従い漸次、縮径している。
栓体29は、キャップ本体28内に取り付けられている。栓体29は、外部材33と、内部材34と、を備えている。外部材33は、嵌合筒部35と、内筒部36と、受けフランジ部37と、を備えている。嵌合筒部35は、前記中筒部31内に嵌合されている。内筒部36は、嵌合筒部35の径方向の内側に位置し、嵌合筒部35により径方向の外側から囲繞されている。内筒部36の上端部と嵌合筒部35の上端部とは、容器軸O方向に同等の位置に配置されている。受けフランジ部37は、環状に形成され、嵌合筒部35と内筒部36とを連結している。受けフランジ部37は、嵌合筒部35の容器軸O方向の中央部と、内筒部36の下端部と、を連結している。
内部材34は、開閉筒部38と、突き当てフランジ部39と、を備えている。開閉筒部38は、容器軸O方向に延在していて、開閉筒部38の容器軸O方向の中央部が、前記内筒部36内に嵌合されている。開閉筒部38において、内筒部36よりも上方に位置する上側部分は、中央部に対して段状に縮径している。開閉筒部38の上端部は、キャップ本体28の上端部と容器軸O方向に同等の位置に配置されている。突き当てフランジ部39は、環状に形成され、開閉筒部38の容器軸O方向の中央部から径方向の外側に突出している。突き当てフランジ部39の上面は、受けフランジ部37の下面に、この下面の下方から突き当てられている。
ここで前記開閉筒部38は、前記連通筒部24内に容器軸O方向に摺動可能に嵌合され、開閉筒部38の外周面は、連通孔27を径方向の内側から開閉する。図示の例では、開閉筒部38において、突き当てフランジ部39よりも下方に位置する下側部分が連通筒部24内に気密に嵌合し、この下側部分の外周面が、連通孔27を径方向の内側から閉塞している。開閉筒部38の下側部分は、前記立ち上がり筒部26に外嵌している。
また前記栓体29には、多数の刷毛40が配設されている。刷毛40は、前記受けフランジ部37に立設されている。刷毛40は、周方向の全周にわたって多数配設されている。刷毛40の上端部は、キャップ本体28の上端部よりも上方に位置していて、刷毛40は、キャップ本体28および開閉筒部38の上端部同士の間を通して、キャップ本体28から上方に突出している。刷毛40は、キャップ本体28の上筒部32により径方向の外側から内側に向けて抑えられていて、これにより、多数の刷毛40の上端部が、径方向の内側に密集させられている。
オーバーキャップ14は、装着キャップ13に着脱可能に装着されている。オーバーキャップ14は、前記中筒部31に外嵌されている。オーバーキャップ14は、刷毛40を容器本体11の外側から覆っている。
含浸体15には、連通孔27を流通した容器本体11内の内容物M及び空気Aが供給される。含浸体15は、装着キャップ13に固着されている。含浸体15は、前記開閉筒部38内に収容され、容器軸O方向に沿った開閉筒部38の内側に位置している。含浸体15は、多孔質材、例えばスポンジ体などにより形成されている。含浸体15は、容器軸O方向に延在する柱状に形成され、開閉筒部38内に嵌合されている。
前記泡出し容器10では、使用前には、装着キャップ13により連通孔27を閉塞しておく。これにより、例えばこの泡出し容器10が不意に転倒したり、この泡出し容器10を正立姿勢から倒立姿勢にしたりした場合などであっても、内容物Mと空気Aとを含浸体15で混合させる前に、内容物Mが意図せず含浸体15に含浸したり、内容物Mが意図せずこの泡出し容器10の外部に漏出したりすることが抑えられる。なお正立姿勢の泡出し容器10では、容器本体11の口部22が鉛直上方に向けて開口し、倒立姿勢の泡出し容器10では、口部22が鉛直下方に向けて開口する。
一方使用時には、図2に示すように、オーバーキャップ14を離脱させるとともに、装着キャップ13を容器軸O方向に移動させて連通孔27を開放する。本実施形態では、装着キャップ13の口部22に対する螺着を緩めることにより、装着キャップ13を口部22に対して容器軸O方向に沿って上方に移動させ、連通筒部24内で開閉筒部38を上方に摺動させて連通孔27を開放する。なお本実施形態において、装着キャップ13を口部22に対して容器軸O方向に沿って下方に移動させるときには、装着キャップ13を口部22に締め込めばよい。
そして、容器本体11内の内容物Mに連通孔27を流通させ、この内容物Mを含浸体15に供給する。このとき、例えば図3に示すように、この泡出し容器10を倒立姿勢とすることで、内容物Mに連通孔27を流通させてもよい。また、容器本体11をスクイズ変形させることで、内容物Mに連通孔27を流通させてもよい。
その後、図2に示すように、この泡出し容器10を正立姿勢にした状態で、容器本体11をスクイズ変形させることで、容器本体11内の空気Aに連通孔27を流通させてこの空気Aを含浸体15に供給し、含浸体15で内容物Mと空気Aとを混合させて発泡させる。さらに発泡した泡体を、開閉筒部38内を通して、この開閉筒部38の上端部内に設けられた吐出口38aから刷毛40に吐出し、この刷毛40から被塗布部に塗布する。
以上説明したように、本実施形態に係る泡出し容器10によれば、装着キャップ13が、容器軸O方向の移動に伴って連通孔27を開閉するので、内容物Mと空気Aとを含浸体15で混合させる前に、内容物Mが意図せず含浸体15に含浸するのを抑えて泡質を安定させ易くすることができるとともに、内容物の意図しない漏出を抑えることができる。
また、開閉筒部38の外周面が、連通孔27を径方向の内側から開閉し、かつ含浸体15が、この開閉筒部38内に収容されているので、仮に連通孔27から開閉筒部38の外周面と摺動筒部の内周面との間に内容物Mが侵入したとしても、この内容物Mを含浸体15に到達させ難くすることが可能になり、内容物Mが意図せず含浸体15に含浸するのを確実に抑えることができる。
(第2実施形態)
次に本発明に係る第2実施形態の泡出し容器を、図4および図5を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態に係る泡出し容器50では、図4に示すように、開閉筒部38において、含浸体15よりも容器本体11の外側に位置する部分の内周面には、容器軸O方向に延在する縦リブ51が形成されている。縦リブ51の上端部は、開閉筒部38の前記上側部分と前記中央部とを連結する連結段部52に連結されている。縦リブ51の下端部には、含浸体15が下方から突き当てられている。縦リブ51は、周方向に間隔をあけて複数配置されて環状の縦リブ列を構成している。縦リブ列の内径は、開閉筒部38の上側部分の内径よりも大きくなっている。
そして本実施形態では、図4および図5に示すように、開閉筒部38において、含浸体15よりも容器本体11の外側に位置する部分内には、開閉弁53が配設されている。開閉弁53は、この泡出し容器50を正立姿勢にした状態で開放され、この泡出し容器50を倒立姿勢にした状態で閉塞される。開閉弁53は、球状の弁体54と、環状の弁座55と、を備えている。弁体54は、開閉筒部38内に収容されている。弁体54は、開閉筒部38の上側部分の内径よりも大径となっていて、図5に示すように、この泡出し容器50を倒立姿勢にした状態で、弁座55に着座する。弁座55は、開閉筒部38の内周面に形成されている。弁座55は、前記連結段部52において前記縦リブ列よりも径方向の内側に位置する部分に設けられている。
図4に示すように、弁体54は、この泡出し容器50を正立姿勢にした状態で、含浸体15に、この含浸体15の上方から当接している。そして、この泡出し容器50を正立姿勢から倒立姿勢にすると、前記縦リブ列内を容器軸O方向に摺動して縦リブ51に径方向の位置を案内されながら、弁座55に着座する。
以上説明したように、本実施形態に係る泡出し容器50によれば、容器本体11内の内容物Mに連通孔27を流通させるときに、図5に示すように、この泡出し容器50を倒立姿勢にすると、開閉弁53が閉塞された状態で、連通孔27を流通した内容物Mが含浸体15に供給される。これにより、この内容物Mが含浸体15を通過して、開閉筒部38から容器本体11の外側に流出することが抑えられる。
また、容器本体11内の空気Aに連通孔27を流通させるときに、図4に示すように、この泡出し容器50を正立姿勢にすると、開閉弁53が開放された状態で、連通孔27を流通した空気Aが含浸体15に供給される。これにより、この空気Aが含浸体15に供給された後、含浸体15で発泡した泡体が、開閉筒部38から容器本体11の外側に円滑に吐出される。
以上のように、連通孔27を流通した内容物Mが、開閉筒部38から容器本体11の外側に流出するのを抑え、かつ含浸体15で発泡した泡体を、開閉筒部38から容器本体11の外側に円滑に吐出することができるので、この泡出し容器50の操作性を向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態の泡出し容器を、図6から図8を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態に係る泡出し容器60は、図6に示すように、規制筒部61を更に備えている。規制筒部61は、容器本体11の口部22から下方に向けて延設されている。規制筒部61は、口部22の開口端部から下方に向けて延設されている。規制筒部61は、中栓12と一体に形成されていて、規制筒部61の上端部は、容器本体11の口部22の開口端部内に気密に嵌合された状態で、前記装着フランジ部23に連結されている。規制筒部61の下端部は、容器本体11の胴部21内に配置されていて、内容物Mに浸漬されている。規制筒部61は、容器軸Oと同軸に配置され、連通筒部24を径方向の外側から囲繞している。規制筒部61の内周面と連通筒部24の外周面との間には、周方向の全周にわたって延在する隙間が設けられている。
規制筒部61は、連通孔27と容器本体11内とを連通している。規制筒部61には、容器軸O方向に延在する貫通開口62が形成されている。貫通開口62は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。貫通開口62は、規制筒部61の容器軸O方向の中央部に限定して形成され、容器軸O方向に非開口となっている。貫通開口62は、規制筒部61の前記下端部よりも上方に位置している。規制筒部61は、貫通開口62、またはこの規制筒部61の下端部内を通して、連通孔27と容器本体11内とを連通している。
前記泡出し容器60では、図7に示すように、装着キャップ13を容器軸O方向に移動させて連通孔27を開放した状態でも、規制筒部61の容器軸O方向の位置は、装着キャップ13を容器軸O方向に移動させる前と同等に維持される。
そして、容器本体11内の内容物Mを含浸体15に供給するときには、図8に示すように、この泡出し容器60を倒立姿勢とすることで、容器本体11の内容物Mに貫通開口62、または規制筒部61の下端部内を流通させる。また、容器本体11内の空気Aに連通孔27を流通させるときには、図7に示すように、この泡出し容器60を正立姿勢にした状態で、容器本体11をスクイズ変形させることで、容器本体11内の空気Aに貫通開口62を流通させる。
以上説明したように、本実施形態に係る泡出し容器60によれば、前記規制筒部61を備えているので、容器本体11をスクイズ変形する場合において、容器本体11が規制筒部61に突き当てられたときに、容器本体11の更なるスクイズ変形を規制することができる。これにより、容器本体11の変形量を安定させることが可能になり、連通孔27を通して含浸体15に供給される内容物Mおよび空気Aの供給量がばらつくのを抑えて、泡質を確実に安定させ易くすることができる。
なお本実施形態では、貫通開口62は、規制筒部61の容器軸O方向の中央部に限定して形成され、容器軸O方向に非開口となっているものとしたが、これに限られない。例えば貫通開口が、下方に向けて開口していてもよい。この場合、規制筒部を、周方向に間隔をあけて配置された複数の板材により構成し、貫通開口を、周方向に隣り合う板材同士の間に画成してもよい。
(第4実施形態)
次に本発明に係る第4実施形態の泡出し容器を、図9から図11を参照して説明する。
なお、この第4実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態に係る泡出し容器70では、図9に示すように、栓体29は、1つの部材により構成されている。栓体29は、前述の嵌合筒部35および開閉筒部38を備えている。栓体29はさらに、連結フランジ部71と、案内部72と、を備えている。
連結フランジ部71は、嵌合筒部35と開閉筒部38とを連結している。連結フランジ部71は、環状に形成され、嵌合筒部35の下端部と開閉筒部38の上端部とを連結している。連結フランジ部71には、前記刷毛40が立設されている。
案内部72は、容器軸O方向に延在していて、案内部72の下端部は、開閉筒部38の上端部に連結されている。図10に示すように、案内部72は、容器軸Oから径方向の外側に向けて延在する壁部72aが、周方向に間隔をあけて配置されてなる。案内部72は、この泡出し容器70を容器軸O方向から見た平面視において、容器軸Oを中心とする放射状、図示の例では、十字状に形成されている。案内部72は、前記平面視において、開閉筒部38よりも径方向の外側には突出しておらず、各壁部72aの径方向の外側の端部が、開閉筒部38の上端部に連結されている。開閉筒部38の吐出口38aは、周方向に互いに隣り合う壁部72aの間を通して、容器本体11の外側に向けて開口している。
そして本実施形態では、刷毛40が、前記含浸体15を兼ねている。図11に示すように、連通孔27を開放した状態では、連通孔27を流通した容器本体11内の内容物Mまたは空気Aが、連通筒部24内、開閉筒部38内および吐出口38aを流通し、案内部72に案内されながら刷毛40に供給される。これにより、刷毛40に内容物Mを含浸させ、また、内容物Mが含浸された刷毛40に空気Aを供給し、刷毛40で内容物Mと空気Aとが混合されて発泡される。
以上説明したように、本実施形態に係る泡出し容器70によれば、刷毛40が、前記含浸体15を兼ねているので、部品点数を抑えてこの泡出し容器70の構造の簡素化を図ることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、オーバーキャップ14はなくてもよい。
また前記実施形態では、容器本体11がチューブ状に形成されているものとしたが、これに限られない。例えば、容器本体が有底筒状に形成されていてもよい。
また前記実施形態では、キャップ本体28と栓体29とが別体に形成されているものとしたが、これに限られるものではなく、キャップ本体28と栓体29とが一体に形成されていてもよい。
さらに前記実施形態では、装着キャップ13の口部22に対する螺着を緩めること、および締め込むことで、装着キャップ13を口部22に対して容器軸O方向に移動させるものとしたが、これに限られない。例えば、装着キャップを口部に、容器軸方向にスライド移動可能に装着してもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10、50、60、70 泡出し容器
11 容器本体
12 中栓
13 装着キャップ
15 含浸体
22 口部
24 連通筒部
27 連通孔
38 開閉筒部
53 開閉弁
61 規制筒部
O 中心軸
M 内容物
A 空気

Claims (4)

  1. 内容物および空気が収容されるスクイズ変形可能な容器本体と、
    前記容器本体の口部に配設され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓と、
    前記中栓を前記容器本体の外側から覆うとともに前記口部に容器軸方向に移動可能に装着され、容器軸方向への移動に伴って前記連通孔を開閉する装着キャップと、
    前記連通孔を流通した前記容器本体内の内容物及び空気が供給される含浸体と、を備えていることを特徴とする泡出し容器。
  2. 請求項1記載の泡出し容器であって、
    前記中栓は、容器軸方向に延在し前記連通孔が径方向に貫設された連通筒部を備え、
    前記装着キャップは、前記連通筒部内に容器軸方向に摺動可能に嵌合され、外周面が前記連通孔を径方向の内側から開閉する開閉筒部を備え、
    前記含浸体は、前記開閉筒部内に収容されていることを特徴とする泡出し容器。
  3. 請求項2記載の泡出し容器であって、
    前記開閉筒部において、前記含浸体よりも前記容器本体の外側に位置する部分内には、この泡出し容器を正立姿勢にした状態で開放され、この泡出し容器を倒立姿勢にした状態で閉塞される開閉弁が配設されていることを特徴とする泡出し容器。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の泡出し容器であって、
    前記口部から容器軸方向に沿った容器本体の内側に向けて延設され、前記連通孔と前記容器本体内とを連通する規制筒部を備えていることを特徴とする泡出し容器。
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