JP5961536B2 - 泡出し容器 - Google Patents
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Description
この泡出し容器では、例えばこの泡出し容器を正立姿勢とした状態で容器本体をスクイズ変形させると、内流路を通して多孔性部材に容器本体内の内容物が供給され、外流路を通して多孔性部材に容器本体内の空気が供給される。これにより、含浸体で内容物と空気とが混合されて発泡される。
また前記従来の泡出し容器では、前述のように、この泡出し容器が不意に転倒したり、この泡出し容器を正立姿勢から倒立姿勢にしたり等したときに、内容物が含浸体に含浸するだけにとどまらず、内容物が意図せずこの泡出し容器の外部に漏出するおそれもある。
本発明に係る泡出し容器は、内容物および空気が収容されるスクイズ変形可能な容器本体と、前記容器本体の口部に配設され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓と、前記中栓を前記容器本体の外側から覆うとともに、前記容器本体の口部に容器軸方向に移動可能に装着され、容器軸方向への移動に伴って前記連通孔を開閉する装着キャップと、前記連通孔を流通した前記容器本体内の内容物及び空気が供給される含浸体と、を備えていることを特徴とする。
一方、使用時には、装着キャップを容器軸方向に移動させて連通孔を開放し、例えばこの泡出し容器を倒立姿勢にする等して、容器本体内の内容物に連通孔を流通させ、この内容物を含浸体に供給する。その後、例えばこの泡出し容器を正立姿勢にした状態で、容器本体をスクイズ変形させること等により、容器本体内の空気に連通孔を流通させ、この空気を含浸体に供給して含浸体で内容物と空気とを混合させて発泡させる。
また、容器本体内の空気に連通孔を流通させるときに、この泡出し容器を正立姿勢にすると、開閉弁が開放された状態で、連通孔を流通した空気が含浸体に供給される。これにより、この空気が含浸体に供給された後、含浸体で発泡した泡体が、開閉筒部から容器本体の外側に円滑に導出される。
以上のように、連通孔を流通した内容物が、開閉筒部から容器本体の外側に流出するのを抑え、かつ含浸体で発泡した泡体を、開閉筒部から容器本体の外側に円滑に導出することができるので、この泡出し容器の操作性を向上させることができる。
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係る泡出し容器を説明する。この泡出し容器には、例えば、ヘアークリーム、ヘアームース等の化粧品、消毒液等の薬剤、シェービングクリーム等のビューティケア製品などの液状の内容物が充填される。
図1に示すように、泡出し容器10は、容器本体11と、中栓12と、装着キャップ13と、オーバーキャップ14と、含浸体15と、を備えている。
装着フランジ部23は、環状に形成され、装着フランジ部23の下面は、容器本体11の口部22の開口端部に、この開口端部の上方から当接している。
次に本発明に係る第2実施形態の泡出し容器を、図4および図5を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
また、容器本体11内の空気Aに連通孔27を流通させるときに、図4に示すように、この泡出し容器50を正立姿勢にすると、開閉弁53が開放された状態で、連通孔27を流通した空気Aが含浸体15に供給される。これにより、この空気Aが含浸体15に供給された後、含浸体15で発泡した泡体が、開閉筒部38から容器本体11の外側に円滑に吐出される。
以上のように、連通孔27を流通した内容物Mが、開閉筒部38から容器本体11の外側に流出するのを抑え、かつ含浸体15で発泡した泡体を、開閉筒部38から容器本体11の外側に円滑に吐出することができるので、この泡出し容器50の操作性を向上させることができる。
次に、本発明に係る第3実施形態の泡出し容器を、図6から図8を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
そして、容器本体11内の内容物Mを含浸体15に供給するときには、図8に示すように、この泡出し容器60を倒立姿勢とすることで、容器本体11の内容物Mに貫通開口62、または規制筒部61の下端部内を流通させる。また、容器本体11内の空気Aに連通孔27を流通させるときには、図7に示すように、この泡出し容器60を正立姿勢にした状態で、容器本体11をスクイズ変形させることで、容器本体11内の空気Aに貫通開口62を流通させる。
次に本発明に係る第4実施形態の泡出し容器を、図9から図11を参照して説明する。
なお、この第4実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
連結フランジ部71は、嵌合筒部35と開閉筒部38とを連結している。連結フランジ部71は、環状に形成され、嵌合筒部35の下端部と開閉筒部38の上端部とを連結している。連結フランジ部71には、前記刷毛40が立設されている。
例えば、オーバーキャップ14はなくてもよい。
また前記実施形態では、容器本体11がチューブ状に形成されているものとしたが、これに限られない。例えば、容器本体が有底筒状に形成されていてもよい。
さらに前記実施形態では、装着キャップ13の口部22に対する螺着を緩めること、および締め込むことで、装着キャップ13を口部22に対して容器軸O方向に移動させるものとしたが、これに限られない。例えば、装着キャップを口部に、容器軸方向にスライド移動可能に装着してもよい。
11 容器本体
12 中栓
13 装着キャップ
15 含浸体
22 口部
24 連通筒部
27 連通孔
38 開閉筒部
53 開閉弁
61 規制筒部
O 中心軸
M 内容物
A 空気
Claims (4)
- 内容物および空気が収容されるスクイズ変形可能な容器本体と、
前記容器本体の口部に配設され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓と、
前記中栓を前記容器本体の外側から覆うとともに前記口部に容器軸方向に移動可能に装着され、容器軸方向への移動に伴って前記連通孔を開閉する装着キャップと、
前記連通孔を流通した前記容器本体内の内容物及び空気が供給される含浸体と、を備えていることを特徴とする泡出し容器。 - 請求項1記載の泡出し容器であって、
前記中栓は、容器軸方向に延在し前記連通孔が径方向に貫設された連通筒部を備え、
前記装着キャップは、前記連通筒部内に容器軸方向に摺動可能に嵌合され、外周面が前記連通孔を径方向の内側から開閉する開閉筒部を備え、
前記含浸体は、前記開閉筒部内に収容されていることを特徴とする泡出し容器。 - 請求項2記載の泡出し容器であって、
前記開閉筒部において、前記含浸体よりも前記容器本体の外側に位置する部分内には、この泡出し容器を正立姿勢にした状態で開放され、この泡出し容器を倒立姿勢にした状態で閉塞される開閉弁が配設されていることを特徴とする泡出し容器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の泡出し容器であって、
前記口部から容器軸方向に沿った容器本体の内側に向けて延設され、前記連通孔と前記容器本体内とを連通する規制筒部を備えていることを特徴とする泡出し容器。
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JP2012261929A JP5961536B2 (ja) | 2012-11-30 | 2012-11-30 | 泡出し容器 |
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Family Applications (1)
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