JP2018104054A - スクイズフォーマー容器 - Google Patents

スクイズフォーマー容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2018104054A
JP2018104054A JP2016254040A JP2016254040A JP2018104054A JP 2018104054 A JP2018104054 A JP 2018104054A JP 2016254040 A JP2016254040 A JP 2016254040A JP 2016254040 A JP2016254040 A JP 2016254040A JP 2018104054 A JP2018104054 A JP 2018104054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
cap
outside air
flow path
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016254040A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6786163B2 (ja
Inventor
徹也 石塚
Tetsuya Ishizuka
徹也 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2016254040A priority Critical patent/JP6786163B2/ja
Publication of JP2018104054A publication Critical patent/JP2018104054A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6786163B2 publication Critical patent/JP6786163B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】パイプを用いることなく内容物と空気とを混合させて泡状に噴出させることが可能な安価なスクイズフォーマー容器を提供する。
【解決手段】内容物Mを収容するスクイズ可能な容器本体10を備えたスクイズフォーマー容器1であって、容器本体10の口部11に装着されたキャップ本体20と、容器本体10からの内容物Mをノズル開孔31aへと導き注出させるノズル30と、ノズル30に配設された整泡部材40と、口部11の下端部よりも高い位置で容器本体10内に向けて開口して容器本体10内の発泡した内容物Mをノズル30へと導く導入流路28と、キャップ本体20に設けられた外気導入孔26aと、外気導入孔26aを閉じるとともに容器本体10内が負圧になったときに外気導入孔26aを開く逆止弁50と、を備えることを特徴とするスクイズフォーマー容器1。
【選択図】図1

Description

本発明は、容器本体をスクイズすることによって内容物と空気との混合物をノズルから泡状に噴出させるスクイズフォーマー容器に関する。
シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料等の各種液体洗浄剤やセットローション等の整髪剤などを内容物として収容する容器としては、簡便な利用を図る観点から、内容物の流路内に例えばメッシュ等からなる発泡部材を組み入れておき、可撓性を有する容器本体の胴部をスクイズすることで、内容物と空気とを混合させつつこれらを発泡部材に通過させて発泡させ、泡状になった内容物をノズルの噴出口から噴出する泡状物吐出構造が提案されている(例えば、特許文献1)。
実開平6−78266号公報
しかしながら、上記の泡状物吐出構造においては、下端部を容器本体の底部に近接させて内容物を上方に送出するためのパイプをキャップ本体に取り付ける必要があるので、部品点数や組立工数が多くなる。また、キャップ本体はパイプが取り付けられた構成となるので、充填機によって容器本体に内容物を充填した後に当該充填機により口部のキャッピングを行う構成とすることができず、キャッピングを別工程として行う必要がある。そのため、部品点数や組立工数が多くなってスクイズフォーマー容器のコストが高くなるという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、パイプを用いることなく内容物と空気とを混合させて泡状に噴出させることが可能な安価なスクイズフォーマー容器を提供することにある。
本発明のスクイズフォーマー容器は、内容物を収容するスクイズ可能な容器本体を備えたスクイズフォーマー容器であって、前記容器本体の筒状の口部に装着されたキャップ本体と、前記容器本体からの内容物をノズル開孔へと導き注出させるノズルと、前記キャップ本体又は前記ノズルに配設された少なくとも1つの整泡部材と、前記キャップ本体に設けられ、前記口部の下端部よりも高い位置で前記容器本体内に向けて開口して該容器本体内の発泡した内容物を前記ノズルへと導く導入流路と、前記キャップ本体に前記導入流路とは別に設けられ、前記容器本体内に外気を導入するための外気導入孔と、前記キャップ本体に装着され、前記外気導入孔を閉じるとともに前記容器本体内が負圧になったときに前記外気導入孔を開く逆止弁と、を備えることを特徴とする。
本発明のスクイズフォーマー容器は、上記構成において、前記ノズルが前記導入流路の軸方向に対して傾斜した方向に延びるノズル筒部を有し、前記整泡部材が前記ノズル筒部に配設されているのが好ましい。
本発明のスクイズフォーマー容器は、上記構成において、前記ノズルは、前記キャップ本体に、前記導入流路及び前記外気導入孔を閉じる閉位置と前記導入流路及び前記外気導入孔を開く開位置との間で上下方向に相対移動自在に装着されているのが好ましい。
本発明のスクイズフォーマー容器は、上記構成において、前記キャップ本体は、前記導入流路を区画形成する流路形成筒部と、該流路形成筒部の上側にキャップ天壁を介して連なる該流路形成筒部よりも大径のキャップ内筒部と、該キャップ内筒部の径方向外側に間隔を空けて同軸に配置されるキャップ外筒部とを有し、前記キャップ外筒部の一部に切欠き部が設けられるとともに前記キャップ天壁の前記キャップ内筒部と前記キャップ外筒部との間の部分に前記外気導入孔が設けられ、前記ノズルは、前記キャップ内筒部と前記キャップ外筒部との間に配置されるガイド筒部と、該ガイド筒部の径方向内側に間隔を空けて同軸に配置される蓋筒部と、前記ガイド筒部の径方向外側に間隔を空けて同軸に配置されて前記キャップ外筒部の径方向外側に配置される開閉筒部とを有し、前記ノズルが閉位置にあるときには前記蓋筒部の外周面が前記流路形成筒部の内周面に嵌合して前記導入流路が閉じられるとともに前記開閉筒部により前記切欠き部が覆われて前記外気導入孔が閉じられ、前記ノズルが開位置にあるときには前記蓋筒部が前記流路形成筒部から離脱して前記導入流路が開かれるとともに前記開閉筒部が前記切欠き部からずれて前記外気導入孔が外部に連通するのが好ましい。
本発明によれば、パイプを用いることなく内容物と空気とを混合させて泡状に噴出させることが可能な安価なスクイズフォーマー容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態であるスクイズフォーマー容器の、側面視での断面図である。 図1に示すスクイズフォーマー容器の、要部を拡大して示す拡大断面図である。 図1に示すスクイズフォーマー容器の、発泡した内容物を噴出している状態における拡大断面図である。 図1に示すスクイズフォーマー容器の、内容物を噴出した後に容器本体のスクイズが解除された状態における拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示す本発明の一実施の形態であるスクイズフォーマー容器1は、シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料、洗口剤等の各種洗浄剤や整髪剤等の内容物Mを収容するとともに、当該内容物Mを泡状にして噴出(吐出)させるものである。このスクイズフォーマー容器1は、容器本体10、キャップ本体20、ノズル30、整泡部材40及び逆止弁50を備えている。
なお、本明細書、特許請求の範囲、要約書および図面においては、図1に示す正立姿勢におけるスクイズフォーマー容器1の容器本体10に対してノズル30が位置する側を上方とし、その反対側を下方とする。また、径方向外側とは、図1におけるスクイズフォーマー容器1の中心軸線Oを通り中心軸線Oに垂直な直線に沿って外側に向かう方向であり、径方向内側とは、当該直線に沿って中心軸線Oに向かう方向を指すものとする。
図1に示すように、容器本体10は、上部を開口させた円筒状の口部11とこの口部11に連なる略有底円筒状の胴部12とを備え、その内部は内容物Mを収容する収容空間Sとなっている。この容器本体10は合成樹脂製となっており、胴部12は可撓性を有してスクイズ(圧搾)可能となっている。胴部12をスクイズすることにより、収容空間Sを減容させて容器本体10内を加圧することができる。
キャップ本体20は、例えば樹脂製とされ、容器本体10の口部11に装着されている。より具体的には、図2に示すように、キャップ本体20は、容器本体10の口部11を取り囲む円筒状の装着筒部21を有し、この装着筒部21の内周面に設けられた雌ねじ部21aが口部11の外周面に設けられた雄ねじ部11aにねじ結合することにより、容器本体10の口部11にねじ結合された状態で装着されている。装着筒部21の径方向内側にはシール筒部22が同軸且つ一体に設けられ、このシール筒部22が口部11の内周面に嵌め込まれることで、キャップ本体20と口部11との嵌合部分がシールされて当該部分からの内容物Mの漏れが防止されるようになっている。
口部11の根元部分には小突起11bと大突起11cとが周方向に間隔を空けて設けられ、装着筒部21の下端部には、これらの突起11b、11cに対応した回り止めリブ21bが設けられている。キャップ本体20が口部11にねじ込まれると、そのねじ込み終了直前に回り止めリブ21bが小突起11bを乗り越えて小突起11bと大突起11cとの間に挟持され、これによりキャップ本体20は口部11に対して回り止め保持される。
図示する場合では、キャップ本体20の装着筒部21を容器本体10の口部11にねじ結合により固定するようにしているが、装着筒部21を容器本体10の口部11にアンダーカット係合により固定する構成とすることもできる。
装着筒部21の上端側は径方向内側に向けて縮径するように湾曲し、その径方向内側端部から上述のシール筒部22が下方に向けて延びるとともに筒壁23が上方に向かって延びている。筒壁23の上端には、さらに径方向内側方向に向けて水平に延びる段部24が形成され、段部24の径方向内側端部からキャップ外筒部25が上方に向けて延びている。
キャップ外筒部25の下端寄りの高さから径方向内側方向に向けて水平に延びる円環状のキャップ天壁26が設けられ、キャップ天壁26の内周端から円筒形状の流路形成筒部27が垂下している。流路形成筒部27の上側にはキャップ天壁26を介してキャップ内筒部29が連なっている。キャップ内筒部29は流路形成筒部27よりも大径に形成され、キャップ外筒部25の径方向内側に間隔を空けるとともにキャップ外筒部25や流路形成筒部27と同軸に配置されている。
キャップ外筒部25の外周面には、径方向外側に向けて突出するストッパ突起25aが一体に設けられている。また、キャップ外筒部25には切欠き部25bが設けられている。切欠き部25bは、キャップ外筒部25をその周方向の所定の範囲において上端から所定高さまで切欠いて形成されており、キャップ外筒部25とキャップ内筒部29との間に挟まれた空間をスクイズフォーマー容器1の外部に連通させることができる。
また、キャップ天壁26には、容器本体10の内部に外気を導入するための外気導入孔26aが設けられている。図示する場合では、キャップ天壁26のキャップ外筒部25とキャップ内筒部29との間に挟まれた部分に、周方向に向けて間隔を空けて複数の外気導入孔26aが設けられている。キャップ本体20に外気導入孔26aが設けられることにより、容器本体10の内部つまり収容空間Sを、当該外気導入孔26a、キャップ外筒部25とキャップ内筒部29との間の空間及び切欠き部25bを介してスクイズフォーマー容器1の外部に連通させることができる。
なお、本実施形態では、キャップ天壁26に周方向に向けて間隔を空けて複数の外気導入孔26aを設けているが、外気導入孔26aは少なくとも1つ設けられていれば、その個数や形状は種々変更することができる。
流路形成筒部27の内側は、当該流路形成筒部27により区画形成された導入流路28となっている。導入流路28は、口部11の下端部よりも高い位置で容器本体10の収容空間Sに向けて開口しており、容器本体10の胴部12がスクイズされると、容器本体10内の発泡した内容物Mが導入流路28の内部に導入される。導入流路28に導入された発泡した内容物Mは、当該導入流路28からキャップ内筒部29の内側空間を通ってノズル30へと導かれる。
ノズル30は、導入流路28の軸方向(中心軸線Oに沿う方向)に対して傾斜した方向(図示する場合では直交する方向)に延びるノズル筒部31を有し、導入流路28を介して容器本体10から送られてきた泡状の内容物Mをノズル筒部31の内部を経由してノズル筒部31の先端に設けたノズル開孔31aに導き、当該ノズル開孔31aから外部に向けて噴出させる。
整泡部材40はノズル筒部31の内部に配設されている。本実施の形態では、整泡部材40はメッシュ40aをリング40bの端面に固定した構成のものとされ、これを左右に2つ重ねて用いている。なお、符号41は、整泡部材40をノズル筒部31の内部で軸方向に位置決めするためにノズル筒部31の内周面に周方向に間隔を空けて設けられた複数のリブである。容器本体10内の発泡した内容物Mは、導入流路28により整泡部材40へと導かれることにより、当該整泡部材40により更にきめ細かい泡へと整泡されてからノズル開孔31aから外部に噴出される。
整泡部材40としては、メッシュ40aとリング40bとを備えた構造のものに限らず、内容物Mの種類等に応じて種々の構成のものを用いることができる。また、整泡部材40の設置個数も、少なくとも1つ設けられていれば、内容物Mの種類等に応じて種々変更することができる他、断面形状についても円形のほか、他の部材の断面形状に合わせて選択することができる。さらに、整泡部材40は、例えば流路形成筒部27の内側に嵌合固定するなど、キャップ本体20の側に設けることもできる。
逆止弁50は円筒状の保持部51を備え、この保持部51が流路形成筒部27の外周面に嵌合固定されることによりキャップ本体20に装着されている。なお、保持部51の上端はキャップ天壁26の下面に当接しており、外気導入孔26aは保持部51よりも径方向外側において容器本体10の内部に向けて開口している。
保持部51の外周面には、当該外周面から径方向外側に向けて延びる環状且つ膜状のシール膜部52が一体に設けられている。シール膜部52は、その外周縁においてキャップ本体20の段部24の下面に下方から弾性的に当接し、外気導入孔26aの開口を覆って当該外気導入孔26aと容器本体10の内部との連通を遮断している。すなわち、逆止弁50はシール膜部52によって外気導入孔26aの開口を覆うことにより外気導入孔26aを閉じて容器本体10の内部から外気導入孔26aへの内容物Mや空気の流出を阻止する。一方、シール膜部52は弾性変形可能であり、容器本体10の内部が負圧になったときに開いて外気導入孔26aから容器本体10の内部への外気の導入を許容する。
なお、本実施の形態では、逆止弁50の弁体として環状且つ膜状のシール膜部52を採用したが、この態様に限定されるものではなく、例えば、キャップ本体20の断面形状に合わせて矩形状とするなどしてもよい。
本実施の形態では、ノズル30は、キャップ本体20に、導入流路28及び外気導入孔26aを閉じる閉位置と、導入流路28及び外気導入孔26aを開く開位置との間で上下方向に相対移動自在となっている。
より具体的には、ノズル30には、ノズル筒部31から垂下するガイド筒部32、ガイド筒部32の径方向内側に間隔を空けて同軸に配置される蓋筒部33及びガイド筒部32の径方向外側に間隔を空けて同軸に配置される開閉筒部34が設けられている。ガイド筒部32は、キャップ外筒部25とキャップ内筒部29との間に配置され、キャップ外筒部25の内周面及びキャップ内筒部29の内周面の少なくとも何れか一方に対して摺動するようになっている。これにより、ノズル30は、キャップ外筒部25及びキャップ内筒部29に沿ってキャップ本体20に対して上下方向に相対移動することができる。
開閉筒部34はキャップ外筒部25の径方向外側に配置されており、開閉筒部34の下端が段部24の上面に当接して下方側へのストロークが規制されるとノズル30は閉位置となる。一方、ノズル30が閉位置から持ち上げられて上方に移動し、開閉筒部34の下端内周面に設けられた突起34aがキャップ外筒部25のストッパ突起25aに係合して上方側へのストロークが規制されるとノズル30は開位置となる。
ノズル30が閉位置にあるときには、図2に示すように、蓋筒部33の下端側の外周面が流路形成筒部27の内周面に嵌合し、導入流路28がノズル30に対して閉じられるとともに開閉筒部34によりキャップ外筒部25に設けられた切欠き部25bが覆われて外気導入孔26aは外部に対して閉じられる。一方、ノズル30が開位置とされると、図3に示すように、蓋筒部33が流路形成筒部27から離脱して導入流路28がノズル30に対して開かれるとともに開閉筒部34が切欠き部25bからずれて切欠き部25bの一部が開閉筒部34の下方側から外部に露出し外気導入孔26aが切欠き部25bを介して外部に連通する。
次に、このような構成のスクイズフォーマー容器1の使用方法について説明する。
図1に示すように、使用開始時においては、スクイズフォーマー容器1の容器本体10の収容空間S内には、上方のヘッドスペースを残して内容物Mが充填されている。このとき、内容物Mの容器本体10内への充填量は、スクイズフォーマー容器1を容器本体10に対してノズル30が上方側となる正立姿勢としたときに内容物Mが口部11の下端部にまで達しない量とする。本実施の形態では、容器本体10を上下、左右に振ったときに内容物Mを収容空間Sの内部で十分に攪拌して発泡させることができるように大きめのヘッドスペースを設けている。また、この大きめのヘッドスペースにより、流路形成筒部27を内容物Mのうち発泡していない液状の部分に触れにくくすることができる。
内容物Mを噴出させる際には、利用者はまず、ノズル30を閉位置とした状態でスクイズフォーマー容器1を図1に太い矢印で示すように上下方向や左右方向に数回程度勢いよく振る。これによって、内容物Mが容器本体10の内面に衝突して内部に空気を巻き込んで発泡し、大きな泡が形成される。このとき、ノズル30が閉位置とされることで、導入流路28がノズル30に対して閉じられているので、内容物Mが誤ってノズル30のノズル開孔31aから漏出することはない。また、外気導入孔26aは逆止弁50と開閉筒部34とによって閉じられているので、外気導入孔26aからの内容物Mの漏出や外気導入孔26aからの空気の侵入も防止される。
次に、利用者は、図3に示すようにノズル30を上方へ引き上げて開位置として容器本体10の収容空間Sをノズル30のノズル開孔31aに連通させた後、容器本体10の胴部12をスクイズする。これによって、利用者は、ノズル30からきめの細かい泡状の内容物Mを噴出させることができる。つまり、胴部12がスクイズされると、容器本体10の収容空間Sに生成された大きな泡状の内容物M(図3中では便宜上1つの泡状の内容物のみに符号を付してある。)が、収容空間S内に発生する正圧によって導入流路28を介してノズル筒部31に配設された整泡部材40へと導かれ、整泡部材40を通過することで、より細かい泡へと整泡される。そして、整泡部材40によってきめが細かい泡状とされた内容物Mがノズル筒部31の先端に設けられたノズル開孔31aから泡状となって外部に噴出される。このとき、収容空間S内の正圧によって逆止弁50は閉じた状態に保持されるので、内容物Mが外気導入孔26aを介して外部に漏れ出すことはない。
一方、内容物Mをノズル30から噴出させた後に胴部12のスクイズが解除されると、図4に示すように、胴部12が元の形状に復元することで容器本体10内に負圧が発生し、この負圧により逆止弁50のシール膜部52が段部24の下面から離れて逆止弁50が開かれる。そして、逆止弁50が開かれると切欠き部25bと外気導入孔26aとを介して容器本体10の内部に外気が導入される。このとき、発泡により泡状化した内容物Mがピッチの細かい整泡部材40を逆向きに通過する際に流動抵抗が生じることになるが、切欠き部25bと外気導入孔26aとを通る経路から収容空間Sの内部に外気が導入されることで、容器本体10の内部にスムーズに外気を導入して胴部12を迅速に復元させることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、容器本体10を上下、左右に振って大きな泡状の内容物Mを形成し、その大きな泡状の内容物Mを、導入流路28及び整泡部材40を通過させてきめの細かい泡へと整泡し、ノズル開孔31aから噴出させるように構成したので、内容物Mをノズル30に送出するためのパイプを用いることなく内容物Mと空気とを混合させて泡状に噴出させることができる。また、キャップ本体20にパイプを取り付ける必要がないので、充填機によって容器本体10の内部に内容物Mを充填した後に、当該充填機により口部11のキャッピングを行う構成とすることができる。したがって、このスクイズフォーマー容器1の部品点数や組立工数を削減して、そのコストを低減することができる。
また、胴部12をスクイズして泡状の内容物Mを噴出させた後、胴部12のスクイズを解除したときに、泡状化した内容物Mがピッチの細かい整泡部材40を逆向きに通過することにより流動抵抗を生じることで、ノズル30のノズル開孔31aを通してよりも、ノズル30とは別系統で設けた外気導入孔26aから容器本体10の収容空間Sに外気を優先的に取り込むことができるので、ノズル30に残った泡状の内容物Mを容器本体10の収容空間Sにまで引き戻すことなく胴部12を元の形状に復元させることができる。したがって、胴部12を再度スクイズすることで、ノズル30の内部に残った泡状の内容物Mを容器本体10内から送出される泡状の内容物Mで押し出しながらノズル30から噴出させて、泡状の内容物Mの連続噴出を可能とすることができる。
さらに、ノズル30のノズル筒部31を導入流路28の軸方向に対して傾斜した方向に延びる構成とするとともに、整泡部材40をノズル筒部31に配設するようにしたので、スクイズフォーマー容器1を正立姿勢としたまま胴部12をスクイズすることで、きめが細かい泡状の内容物Mをノズル30から所望の向きに噴出させることができ、その使い勝手が良好である。
さらに、ノズル30を開位置と閉位置とに移動可能な開閉構造としたので、容器本体10を上下、左右に振って大きな泡状の内容物Mを形成する際に、内容物Mが外部に漏出することを確実に防止することができる。また、容器本体10を上下、左右に振る際に、液状のままの内容物Mがキャップ本体20からノズル30の内部に入り込むことを防止して、初期噴出時における泡質を安定化させることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 スクイズフォーマー容器
10 容器本体
11 口部
11a 雄ねじ部
11b 小突起
11c 大突起
12 胴部
20 キャップ本体
21 装着筒部
21a 雌ねじ部
21b 回り止めリブ
22 シール筒部
23 筒壁
24 段部
25 キャップ外筒部
25a ストッパ突起
25b 切欠き部
26 キャップ天壁
26a 外気導入孔
27 流路形成筒部
28 導入流路
29 キャップ内筒部
30 ノズル
31 ノズル筒部
31a ノズル開孔
32 ガイド筒部
33 蓋筒部
34 開閉筒部
34a 突起
40 整泡部材
40a メッシュ
40b リング
41 リブ
50 逆止弁
51 保持部
52 シール膜部
M 内容物
O 中心軸線
S 収容空間

Claims (4)

  1. 内容物を収容するスクイズ可能な容器本体を備えたスクイズフォーマー容器であって、
    前記容器本体の筒状の口部に装着されたキャップ本体と、
    前記容器本体からの内容物をノズル開孔へと導き注出させるノズルと、
    前記キャップ本体又は前記ノズルに配設された少なくとも1つの整泡部材と、
    前記キャップ本体に設けられ、前記口部の下端部よりも高い位置で前記容器本体内に向けて開口して該容器本体内の発泡した内容物を前記ノズルへと導く導入流路と、
    前記キャップ本体に前記導入流路とは別に設けられ、前記容器本体内に外気を導入するための外気導入孔と、
    前記キャップ本体に装着され、前記外気導入孔を閉じるとともに前記容器本体内が負圧になったときに前記外気導入孔を開く逆止弁と、を備えることを特徴とするスクイズフォーマー容器。
  2. 前記ノズルが前記導入流路の軸方向に対して傾斜した方向に延びるノズル筒部を有し、前記整泡部材が前記ノズル筒部に配設されている、請求項1に記載のスクイズフォーマー容器。
  3. 前記ノズルは、前記キャップ本体に、前記導入流路及び前記外気導入孔を閉じる閉位置と前記導入流路及び前記外気導入孔を開く開位置との間で上下方向に相対移動自在に装着されている、請求項1または2に記載のスクイズフォーマー容器。
  4. 前記キャップ本体は、前記導入流路を区画形成する流路形成筒部と、該流路形成筒部の上側にキャップ天壁を介して連なる該流路形成筒部よりも大径のキャップ内筒部と、該キャップ内筒部の径方向外側に間隔を空けて同軸に配置されるキャップ外筒部とを有し、前記キャップ外筒部の一部に切欠き部が設けられるとともに前記キャップ天壁の前記キャップ内筒部と前記キャップ外筒部との間の部分に前記外気導入孔が設けられ、
    前記ノズルは、前記キャップ内筒部と前記キャップ外筒部との間に配置されるガイド筒部と、該ガイド筒部の径方向内側に間隔を空けて同軸に配置される蓋筒部と、前記ガイド筒部の径方向外側に間隔を空けて同軸に配置されて前記キャップ外筒部の径方向外側に配置される開閉筒部とを有し、
    前記ノズルが閉位置にあるときには前記蓋筒部の外周面が前記流路形成筒部の内周面に嵌合して前記導入流路が閉じられるとともに前記開閉筒部により前記切欠き部が覆われて前記外気導入孔が閉じられ、前記ノズルが開位置にあるときには前記蓋筒部が前記流路形成筒部から離脱して前記導入流路が開かれるとともに前記開閉筒部が前記切欠き部からずれて前記外気導入孔が外部に連通する、請求項3に記載のスクイズフォーマー容器。
JP2016254040A 2016-12-27 2016-12-27 スクイズフォーマー容器 Active JP6786163B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016254040A JP6786163B2 (ja) 2016-12-27 2016-12-27 スクイズフォーマー容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016254040A JP6786163B2 (ja) 2016-12-27 2016-12-27 スクイズフォーマー容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018104054A true JP2018104054A (ja) 2018-07-05
JP6786163B2 JP6786163B2 (ja) 2020-11-18

Family

ID=62784426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016254040A Active JP6786163B2 (ja) 2016-12-27 2016-12-27 スクイズフォーマー容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6786163B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020070049A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社吉野工業所 ロールオン容器
JP2021160765A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 株式会社吉野工業所 泡吐出容器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020070049A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社吉野工業所 ロールオン容器
JP7166141B2 (ja) 2018-10-31 2022-11-07 株式会社吉野工業所 ロールオン容器
JP2021160765A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 株式会社吉野工業所 泡吐出容器
JP7316972B2 (ja) 2020-03-31 2023-07-28 株式会社吉野工業所 泡吐出容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6786163B2 (ja) 2020-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5968614B2 (ja) 泡噴出容器
JP2016124551A (ja) スリット弁付きスクイズ容器
JP6067395B2 (ja) ノズルキャップ
JP5844140B2 (ja) 泡噴出容器
JP2018104054A (ja) スクイズフォーマー容器
JP6184900B2 (ja) 泡噴出容器
JP6437275B2 (ja) 泡噴出容器
JP6552205B2 (ja) 泡噴出容器
JP6644431B2 (ja) 吐出容器
JP2009107672A (ja) 泡噴出容器
JP6429708B2 (ja) スクイズフォーマー容器
JP6416043B2 (ja) 泡噴出容器
JP4913015B2 (ja) 泡噴出容器
JP6474704B2 (ja) 泡噴出容器
JP6456797B2 (ja) スクイズフォーマー容器
JP6429709B2 (ja) 泡吐出容器
JP6859166B2 (ja) 泡噴出容器
JP6873537B2 (ja) スクイズフォーマー容器
JP5738746B2 (ja) 泡噴出容器
JP6382016B2 (ja) 二重容器
JP6968499B2 (ja) 泡噴出容器
JP2019099196A (ja) 吐出容器
JP2018002243A (ja) 泡噴出容器
JP2009106870A (ja) 泡噴出容器
JP6987526B2 (ja) スクイズフォーマー容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200526

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6786163

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150