JP6429708B2 - スクイズフォーマー容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体をスクイズ(押圧)することで容器本体に収容された内容液を空気と混合して泡状に吐出することができるスクイズフォーマー容器に関し、特に、容器本体が内容液を収容する内層体と、内層体を収容する外層体とを備えた二重容器に構成されたものに関する。
化粧水などの化粧料や、シャンプーやリンスあるいは液体石鹸などのトイレタリーを内容液として収納する容器としては、容器本体をスクイズすることにより内容液を泡状にして吐出することができるスクイズフォーマー容器が知られている。
例えば特許文献1には、内容液を収容する内袋とこの内袋を収容する外容器とを有する二重容器(積層剥離容器)に構成された容器本体と、この容器本体の口部に装着されたフォーマーキャップとを備え、外容器の胴部がスクイズされると、内容液に内袋と外容器との間の内部空間から供給される空気を混合するとともに、当該混合物を発泡部材に通して内容液を泡状にして吐出するようにしたデラミ容器が記載されている。
特開2009−149327号公報
しかしながら、上記のようなデラミ容器では、外容器のスクイズが解除されると、外容器が自らの剛性により元の形状に復元されて外容器と内袋の間の内部空間が負圧となる。このとき、気液混合室内の内容液と空気との混合物が内部空間内に逆流する可能性があった。そして、空気を導入する役割を果たす内部空間に内容液が入ると、内容液と空気とのバランスが崩れるため、良質な泡を吐出することができないという問題があった。
このような問題に対し、内層体(内袋)と吐出口との間、及び空気室(内部空間)と吐出口との間に逆止弁を設けて、内容液と空気との混合物が内層体及び空気室に逆流しない構成のスクイズフォーマー容器が提案されている。しかし、このように逆止弁を備えた構成であっても、従来は内容液流路と空気流路とが同一の弁により開閉されていたため、内容液が空気流路へと侵入する可能性があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、内容液が空気流路に進入することを防止することにより、安定して良質な泡質の状態で内容液を吐出することが可能なスクイズフォーマー容器を提供することにある。
本発明のスクイズフォーマー容器は、内容液の充填空間である内層体と該内層体を収容するスクイズ可能な外層体とを備える二重容器として構成された容器本体と、内容液流路を備え、前記容器本体の口部に装着される中栓と、前記口部に装着され、該口部と前記中栓とを覆って前記口部の外側に空気流路を区画形成する注出キャップと、前記注出キャップに設けられ、前記内容液流路および前記空気流路に連なる吐出流路を内側に備えるとともに先端が吐出口となる吐出筒と、前記外層体を貫通して設けられ、前記外層体と前記内層体との間に設けられる空気室を前記空気流路に連通させる空気孔と、前記内容液流路に当接して配置される発泡部材と、前記充填空間から前記内容液流路及び前記発泡部材を通した前記吐出流路への流体の流れを許容し、前記吐出流路から前記内容液流路及び前記発泡部材を通した前記充填空間への流体の流れを阻止する第1逆止弁と、前記空気孔から前記空気流路及び前記発泡部材を通した前記吐出流路への流体の流れを許容し、前記吐出流路から前記発泡部材及び前記空気流路を通した前記空気孔への流体の流れを阻止する第2逆止弁とを備え、前記第2逆止弁は、前記第1逆止弁とは独立して開閉可能であることを特徴とする。
また、本発明のスクイズフォーマー容器にあっては、前記第1逆止弁は、前記中栓に設けられた保持筒の内部を、上下方向に移動可能な球状弁体を有することが好ましい。
また、本発明のスクイズフォーマー容器にあっては、前記吐出流路に第2発泡部材を備えることが好ましい。
また、本発明のスクイズフォーマー容器にあっては、前記注出キャップに前記空気流路を外部に開放する外気導入孔が設けられ、前記中栓と前記注出キャップとの間に、前記注出キャップの外部から前記外気導入孔を通した前記空気流路への空気の流れを許容し、前記空気流路から前記外気導入孔を通した前記注出キャップの外部への空気の流れを阻止する第3逆止弁が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、内容液が空気流路に進入することを防止することにより、良質な泡質の状態で内容液を吐出することが可能なスクイズフォーマー容器を提供することができる。
本発明の一実施形態であるスクイズフォーマー容器の断面図である。 図1に示すスクイズフォーマー容器の内容液を泡状に吐出している様子を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態であるスクイズフォーマー容器1は容器本体10を備えている。容器本体10は、円筒状の口部10aとこの口部10aに連なる図示しない胴部とを備えたボトル形状に形成されている。なお、スクイズフォーマー容器1の上下方向は、図1の上下方向と一致するものとする。
容器本体10は、内容液を収容する内層体11と、この内層体11を内側に収容する外層体12とを有し、外層体12の内側に内層体11が剥離可能に積層された積層剥離容器(二重容器)に構成されている。このような容器本体10は、例えば積層構造のプリフォームを二軸延伸ブロー成形し、または積層構造のパリソンをダイレクトブロー成形(押し出しブロー成形)すること等により得ることができる。
なお、容器本体10は、積層剥離容器に限らず、内層体11と外層体12とを有する二重容器に構成されていればよい。
内層体11は、例えば合成樹脂により薄肉の袋状に形成され、その内部が内容液の充填空間Mとなる。また、内層体11の上端部は容器本体10の口部10aにおいて開口している。
外層体12は、例えば合成樹脂により所定の剛性を有するボトル形状に形成され、容器本体10の外郭を構成している。外層体12の胴部に対応する部分はスクイズ(押圧)可能であるとともに元の形状への復元性を有している。また、外層体12の口部10aに対応する部分には、当該外層体12を貫通して内層体11と外層体12との間に連通する空気孔13が設けられている。なお、図示する場合では、外層体12には、その軸線を挟んだ対向配置で2つの空気孔13が設けられているが、少なくとも1つの空気孔13が設けられていればよい。
内層体11と外層体12の間には空気室14が設けられている。この空気室14は空気孔13に連通しており、この空気孔13を通して空気室14にはスクイズフォーマー容器1の使用開始時において予め空気が充填されている。例えば、前述したブロー成形により容器本体10を積層剥離容器に形成する場合では、内層体11を外層体12から剥離し易くすることを目的として、空気孔13から空気を吹き込んだり口部10aから空気を吸い出すことで内層体11を外層体12から全剥離させ、その後、口部10aから充填空間Mに空気を吹き込んで内層体11を元の形状まで戻す初期剥離処理を行うことが一般的であるが、この初期剥離処理において、内層体11の復元を途中で停止することで、内層体11と外層体12との間に空気が充填された空気室14を構成することができる。
口部10aの外周面には雄ねじ部15が一体に形成されている。また、雄ねじ部15には、この雄ねじ部15を縦方向に切断するスリット16が設けられている。図示する場合では、スリット16は、空気孔13に対応する位置に計2本設けられているが、何れか一方側にのみ設けるようにしてもよく、また、スリット16を設けない構成とすることも可能である。
容器本体10の口部10aには中栓20が装着されている。本実施形態において、中栓20は、上下に重ねて組み付けられる下部中栓30及び上部中栓40で構成されている。
下部中栓30は、図1に示すように口部10aの上部開口を覆う円板状の天壁31と、天壁31の縁部から立ち上がる環状の縁壁32とを備えている。下部中栓30には、更に天壁31の中央から下方へと延びる保持筒39が設けられている。
保持筒39は、保持円筒部39aと縮径筒部39bとを有し、全体として円筒状に形成されている。保持筒39の内側は、球状弁体55(第1逆止弁)を上下方向に移動可能に保持すると共に、円筒部42に連なる内容液流路となっている。なお、図2において内容液流路を一点鎖線の矢印で示している。保持円筒部39aの下端(容器本体10の胴部側)には、縮径筒部39bが一体に連ねて設けられている。保持円筒部39aは内径が略一定の円筒状に形成され、これに対して縮径筒部39bは下方に向けて徐々に内径が縮径するテーパ形状に形成されている。また、図示する場合では、縮径筒部39bの下端には円筒状の開口筒部39cが一体に設けられ、この開口筒部39cの内側が保持筒39の開口39dつまり内容液の流入口を構成している。
保持円筒部39aの上端近傍の内面には、爪部39eが設けられている。爪部39eは、球状弁体55の吐出口67方向への移動を規制する役割を果たす。本実施形態において、爪部39eは軸線に関して対称な位置に2箇所設けられているが、この形態には限定されず、少なくとも1箇所に設けられていればよい。
球状弁体55は、球形状を有しており、保持円筒部39aの内径よりも小さく、開口筒部39cの直径、及び爪部39eの内径よりも大きな直径を有する。そして、球状弁体55は保持筒39内を上下に移動することにより、開口39dを開閉可能に設けられている。
天壁31の下面には、内層体11に対して液密に当接するシール壁35を備えている。また縁壁32には、下方から上方に向けて天壁31及び縁壁32を切り欠いた切り欠き部32aを設けるとともに、縁壁32の内周面に環状の凸部32bを設けている。また、天壁31の上面中央には、垂直に立ち上がる環状壁36を設けている。また、天壁31の上面には切り欠き部32aから環状壁36に至る横溝37が形成され、更に、環状壁36を切り欠く縦溝38を横溝37に接続している。
上部中栓40は、下部中栓30の天壁31に重ね合わされる円板状の頂壁41を備えている。更に、頂壁41の中央部には、下方に向けて突出する円筒部42を設けていて、円筒部42の径方向外側には、円筒部42の周囲を取り囲む孔43(本実施形態では等間隔で総計4つ)を設けている。また、頂壁41の上面における孔43の径方向外側には、同心二重配置となる内側環状壁44と外側環状壁45を設けている。
逆止弁50(第2逆止弁)は、環状となる円筒状の基部51を備えていて、基部51の径方向内側には、アーム52を介してつながる円板状弁体53を設けている。本実施形態では3点弁で例示しているが、1点弁であってもよく、他の構成の弁を用いることも可能である。また、基部51の径方向外側には環状弁体54(第3逆止弁)を設けている。円板状弁体53は、図2において破線の矢印で示す空気流路を開放可能に密閉している。また、環状弁体54は、外気導入孔65を密閉可能に開放している。
注出キャップ60は、環状となる円筒状のベース61を備えていて、ベース61の内周面には、雌ねじ部63を設けている。また雌ねじ部63の上方には、下部中栓30に嵌合する環状の凹部61aを設けている。更に、ベース61の上部には上壁62が一体連結されていて、上壁62の中央部には吐出筒64を設けている。また、吐出筒64の径方向外側には、上壁62を貫通する少なくとも1つの外気導入孔65を設けている。更に、吐出筒64の内側には吐出流路66が形成され、その先端は、吐出口67である。本実施形態では、発泡部材70内において、内容液流路を介して流入した内容液と空気流路を通って流入した空気が混合されて泡状となり、吐出筒64の内部に設けた第2発泡部材Fを通過することで更に良質な泡となる。なお、本実施形態において、発泡部材70は、各孔が互いに連結した連続発泡体である。また、発泡部材70、及び第2発泡部材Fとしては、例えば焼結体や発泡体(スポンジなど)等により形成された多孔質体やメッシュ部材等を用いることができる。本実施形態では、発泡部材70として円筒部42に当接して焼結体を設け、第2発泡部材Fとして、吐出流路66に2枚のメッシュ部材を設けている。また、上壁62の下面には、基部51の内周面に液密に当接する環状のシール筒62aを設けている。
また、注出キャップ60は、着脱可能なオーバーキャップ68(図1参照)を有しており、オーバーキャップ68によって、吐出筒64を覆い、吐出口67への塵芥等の侵入を防止できるようになっている。
次に、前述した構成となるスクイズフォーマー容器1の使用方法について説明する。内容液を吐出させる際には、図2に示すように、オーバーキャップ68を外した状態で吐出口67を下方に向け、外層体12をスクイズする。
吐出口67を下方に向けることにより、球状弁体55は、自重で吐出口67の方向に移動し、爪部39eに当接する。このとき、外層体12のスクイズにより内層体11内の圧力が上昇するため、充填空間M内の内容液は、開口39dから保持筒39内に進入し、保持筒39と球状弁体55との隙間を経由し、更に円筒部42を通って発泡部材70内に浸み込んでいく。
一方、外層体12のスクイズにより、内層体11と外層体12の間の空気室14の空気が空気孔13から押し出される。口部10aとベース61との間の空間にはスリット16によって空気孔13に連通する空気流路が形成されている。また、空気流路は下部中栓30の切り欠き部32aに連通し、切り欠き部32aは、下部中栓30及び上部中栓40の合わせ面に設けられた横溝37及び縦溝38に連通している。従って、空気孔13からの空気は、スリット16と切り欠き部32aとを経由し、横溝37を通り抜けて縦溝38の出口に至り、円板状弁体53を押し上げ、発泡部材70内へと進入する。発泡部材70内に進入した空気は、発泡部材70に浸み込んでいる内容液と混合され、発泡部材70により泡状化される。そして、泡状化された内容液は、更に吐出流路66に設けられた第2発泡部材Fにより更に良好に泡状化され、吐出口67から吐出される。
本実施形態においては、図1及び図2から理解されるように、円筒部42がその上端部において発泡部材70と当接しているため、保持筒39及び円筒部42を通過した内容液は、空気流路からの空気と触れることなく発泡部材70内へと進入する。また、内容液流路と空気流路とは、それぞれ異なる弁体55、53により開閉されるように構成されているため、逆止弁において内容液と空気とが混合することもない。従って、本実施形態のスクイズフォーマー容器1では、従来のように内容液が空気流路に逆流することがなく、内容液と空気のバランスが常に崩れることがない。
内容液の注出が終了して外層体12へのスクイズを解除すると、外層体12は元の形状に復元しようとし、内層体11と外層体12との間の空間は負圧になることから、外気は環状弁体54を押し下げつつ外気導入孔65を通り抜ける。そして下部中栓30の切り欠き部32aを経由し、スリット16を通り抜けて空気孔13から内層体11と外層体12の間の空気室14に導入される。これにより、外層体12は復元し、内層体11のみが減容されて、空気室14の容積は増大することとなる。
また、胴部のスクイズを解除し、スクイズフォーマー容器1を正立姿勢に戻すと、球状弁体55は、スクイズ解除によって生じる負圧、又は自重により容器本体10方向へと移動する。この球状弁体55の移動により吐出流路66に体積変化が生じ、サックバック効果により吐出流路66内の泡状の内容液を容器本体10側へと引き込む。これにより、吐出口67からの液だれを効果的に防止することができる。また、球状弁体55の直径は、開口筒部39cの直径よりも大きいため、スクイズフォーマー容器1の正立姿勢において、球状弁体55は、図1に示すように縮径筒部39b又は開口筒部39cに当接する。これにより開口39dは閉塞され、吐出口67側の内容液が充填空間Mに逆流するのを防止する。
以上のように、本発明のスクイズフォーマー容器1によれば、円筒部42を発泡部材70と当接させることにより、内容液は空気流路からの空気と触れることなく発泡部材70内へと進入する。また、内容液流路と空気流路が、異なる弁体53,55により開閉されるため、逆止弁において内容液と空気とが混合することもない。従って、本実施形態のスクイズフォーマー容器1では、従来のように内容液が空気流路に逆流することがなく、内容液と空気のバランスが崩れることがないため、常に安定して良質な泡の吐出が可能となる。
また、本実施形態によれば、第1逆止弁は中栓20に設けられた保持筒39の内部を上下方向に移動可能な球状弁体55を有し、外層体12のスクイズの解除、又は容器本体10を正立姿勢とすることにより球状弁体55が容器本体10側に移動するように構成した。これにより吐出流路66に体積変化が生じ、サックバック効果により吐出口67からの液だれを効果的に防止することができる。また、球状弁体55が内容液流路を閉塞するため、吐出口67側の内容液が充填空間Mに逆流するのを防止することができる。
また、本実施形態によれば、吐出流路66に第2発泡部材Fを備えており、泡状化のプロセスを複数回行うことができるため、更に良質な泡の吐出が可能となる。
また、本実施形態によれば、注出キャップ60に外気導入孔65を設け、外層体12のスクイズ時に外気導入孔65が空気流路の内圧により閉塞されるように構成したので、内容液の注出時に空気が外部に漏出することを防止して、内容液の泡状化を促進することができる。
本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前述した実施形態では、中栓20を、上下に重ねて組み付けられる下部中栓30及び上部中栓40で構成したが、これに限らず、中栓20を1つの部材として構成してもよい。また、前述した実施形態では外気導入孔65を注出キャップ60に設けていたが、これに代えて、外層体12の胴部に逆止弁を設け、この逆止弁から外気を導入するようにしても良い。
また、本発明のスクイズ吐出容器は、化粧水などの化粧料、シャンプーやリンスあるいは液体石鹸などの容器として用いることができるが、これらに限定されず、洗口剤、洗浄剤、食品等、泡状に押し出して使用するのに適した様々な内容液の容器として使用することが可能である。
1 スクイズ吐出容器
10 容器本体
10a 口部
11 内層体
12 外層体
13 空気孔
14 空気室
15 雄ねじ部
16 スリット
20 中栓
30 下部中栓(中栓)
31 天壁
32 縁壁
32a 切り欠き部
32b 凸部
35 シール壁
36 環状壁
37 横溝(空気流路)
38 縦溝(空気流路)
39 保持筒(内容液流路)
39a 保持円筒部
39b 縮径筒部
39c 開口筒部
39d 開口
39e 爪部
40 上部中栓(中栓)
41 頂壁
42 円筒部(内容液流路)
43 孔
44 内側環状壁
45 外側環状壁
50 逆止弁(第2逆止弁)
51 基部
52 アーム
53 円板状弁体
54 環状弁体(第3逆止弁)
55 球状弁体(第1逆止弁)
60 注出キャップ
61 ベース
61a 凹部
62 上壁
62a シール筒
63 雌ねじ部
64 吐出筒
65 外気導入孔
66 吐出流路
67 吐出口
68 オーバーキャップ
70 発砲部材
M 充填空間
F 第2発泡部材

Claims (4)

  1. 内容液の充填空間である内層体と該内層体を収容するスクイズ可能な外層体とを備える二重容器として構成された容器本体と、
    内容液流路を備え、前記容器本体の口部に装着される中栓と、
    前記口部に装着され、該口部と前記中栓とを覆って前記口部の外側に空気流路を区画形成する注出キャップと、
    前記注出キャップに設けられ、前記内容液流路および前記空気流路に連なる吐出流路を内側に備えるとともに先端が吐出口となる吐出筒と、
    前記外層体を貫通して設けられ、前記外層体と前記内層体との間に設けられる空気室を前記空気流路に連通させる空気孔と、
    前記内容液流路に当接して配置される発泡部材と、
    前記充填空間から前記内容液流路及び前記発泡部材を通した前記吐出流路への流体の流れを許容し、前記吐出流路から前記内容液流路及び前記発泡部材を通した前記充填空間への流体の流れを阻止する第1逆止弁と、
    前記空気孔から前記空気流路及び前記発泡部材を通した前記吐出流路への流体の流れを許容し、前記吐出流路から前記発泡部材及び前記空気流路を通した前記空気孔への流体の流れを阻止する第2逆止弁と
    を備え、
    前記第2逆止弁は、前記第1逆止弁とは独立して開閉可能であることを特徴とするスクイズフォーマー容器。
  2. 前記第1逆止弁は、前記中栓に設けられた保持筒の内部を、上下方向に移動可能な球状弁体を有する、請求項1に記載のスクイズフォーマー容器。
  3. 前記吐出流路に第2発泡部材を備える、請求項1又は2に記載のスクイズフォーマー容器。
  4. 前記注出キャップに前記空気流路を外部に開放する外気導入孔が設けられ、
    前記中栓と前記注出キャップとの間に、前記注出キャップの外部から前記外気導入孔を通した前記空気流路への空気の流れを許容し、前記空気流路から前記外気導入孔を通した前記注出キャップの外部への空気の流れを阻止する第3逆止弁が設けられている、請求項1乃至3の何れか一項に記載のスクイズフォーマー容器。
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