JP6564721B2 - 計量塗布容器 - Google Patents
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Description
また弁部材は、計量室と連通孔との連通を遮断し、かつ計量室と挿通孔とを連通させる塗布位置と、塗布位置よりも上方に配置されて、計量室と挿通孔との連通を遮断し、かつ計量室と連通孔とを連通させる計量位置と、の間を上下動自在に設けられている。
まず、弁部材を計量位置に配置した状態において、正立姿勢の計量塗布容器を倒立姿勢にして、容器本体から計量室に内容物を流入させる。計量室には、所定量の内容物が収容される。弁部材の上端(先端)を被塗布部に押し付けると、弁部材が塗布位置に移動させられ、連通孔を通した計量室と容器本体との連通が遮断されて、計量が完了する。また、計量塗布容器は挿通孔(弁部材の内部)を通して内容物を塗布可能な状態となる。
この状態から、弁部材の先端を被塗布部に接近させたり接触させたりして、内容物を塗布する。計量室の内容物が挿通孔を通して外部にすべて吐出されることで、計量した内容物の被塗布部への塗布が終了する。
すなわち、弁部材が塗布位置に配置された状態においては、弁部材の内部を通して容器外部に開口する吐出孔が、開いたままの状態(全開状態)となる。このため、計量室内に計量された内容物を吐出するときに、吐出量を調整することができなかった。
また、計量時において弁部材の位置が、塗布位置および計量位置のいずれにあるのかを、操作者が容易に識別できるようにすることに改善の余地があった。
また、この計量塗布容器においては、計量筒部材および塗布部材が一体となって塗布位置および計量位置の間を容器軸方向に移動するため、従来のように計量室内に配設された弁部材のみを上下動させる計量塗布容器に比べて、塗布位置と計量位置との識別が容易に行える。
さらに、この計量塗布容器においては、塗布部材が被塗布部に押し付けられている場合に、弾性変形可能な塗布部材に形成されたスリットが拡開して内容物が吐出されるため、塗布部材が被塗布部から離間している間に内容物が意図せず吐出されてしまうのを抑止することができる。
さらに、塗布部材は弾性変形可能であるため、例えば人体の頭皮や皮膚などの被塗布部に塗布部材を押し付ける際に、押し付けに伴って被塗布部に及ぼされる衝撃や外力等が緩和されて、柔らかな塗布感触を得ることができる。これにより、塗布による不快さや心地悪さを感じることが抑えられて、快適で心地よい塗布を行うことができる。
また、例えば人体の頭皮や皮膚などの被塗布部に塗布部材を押し付ける際に、筒状の壁を含む塗布部材全体が弾性変形するため、より一層快適で心地よい塗布を行うことができる。
この計量塗布容器1には、例えば人体の頭皮や皮膚等の被塗布部S(図4参照)に塗布される育毛剤や薬液等の、液状の内容物が収容される。
連通孔4bは頂壁部4aの径方向における中央部に形成され、頂壁部4aを上下方向に貫通している。大筒部4eは、容器本体2の口部2aに対して、該口部2aの径方向外側に装着される。大筒部4eの内周面には雌ねじ部が形成されており、該雌ねじ部は、口部2aの雄ねじ部に螺着する。これにより、中栓部材4の容器本体2に対する上下動が規制される。
囲繞筒部4fの外周面のうち上部には、径方向の外側に向けて突出する第1係止突起が形成され、第1係止突起の下方には径方向の外側に向けて突出する第2係止突起が形成されている。なお、第1係止突起が囲繞筒部4fの外周面から突出する量は、第2係止突起が囲繞筒部4fの外周面から突出する量よりも大きい。
頂部7aの外周縁には、径方向の外側に向けて突出する環状の被係合部7gが形成されている。外筒部7eの上端部には、径方向の外側に向けて突出する鍔部7hが形成されている。外筒部7eの内周面のうち下端部には、径方向の内側に向けて突出する被係止突起7iが形成されている。
被係止突起7iの内径は中栓部材4の第1係止突起および第2係止突起の外径よりも小さい。
内筒部7dおよび外筒部7eは中栓部材4の囲繞筒部4fを径方向における両側から挟んでおり、この挟んだ状態のまま上下方向にスライド可能である。これにより、計量筒部材7は容器本体2および中栓部材4に対して上下動自在となっており、図1に示すように栓体部7cが連通孔4bに挿入されて第1計量室6aと連通孔4bとの連通を遮断する塗布位置と、図2に示すように栓体部7cが連通孔4bから離間して第1計量室6aと連通孔4bとを連通させる計量位置と、の間を移動する。計量筒部材7がとりうる位置のうち、塗布位置は計量位置よりも下側に位置する。計量筒部材7が計量位置に位置するとき、被係止突起7iは上下方向において中栓部材4の第1係止突起と第2係止突起との間に位置する。
塗布部材3は、例えばニトリルゴム、ブチルゴム、シリコンゴム、エラストマー等の軟材質で形成されており、外力に応じて弾性変形可能である。塗布部材3は上面視において円形状に形成された頂壁3aと、頂壁3aの外周縁から下方に向かって延びる筒体部3bと、筒体部3bの下端開口縁から径方向の外側に向けて突出する環状の外縁部3eと、を備える。外縁部3eは、塗布部材3における外周縁部に位置している。
計量筒部材7の頂部7aおよび突出筒部7fと、塗布部材3の頂壁3aおよび筒体部3bと、により、第2計量室6bが形成されている。
外縁部3eの上面のうち、外縁部3eの外周縁部には、上方に向けて突出する環状の被係止部3fが形成されている。
スリット3dは、径方向において内突起3cと外突起3gとの間に配設されている。外突起3gの周方向における長さは、内突起3cの直径よりも大きい。外突起3gの径方向における幅は、内突起3cの直径よりも小さい。また、図1に示すように、内突起3cにおける上端部の位置は、上下方向において外突起3gの上端部の位置よりも上方に位置している。
本実施形態におけるスリット3dは、平面視において内突起3cを径方向の外側から囲う1対の円弧状に形成されている。なお、スリット3dはこの形状に限られず、平面視において径方向の中央部に十字状や一文字状に形成されていてもよい。また、スリット3dの個数および配置される位置を適宜変更してもよい。
蓋体10は、上面視において円形状であって径方向における中央部が上方に凸の曲面状に形成された頂壁部10aと、頂壁部10aの外周縁から下方に向けて延びる上筒部10bと、上筒部10bの下端部から下方に向けて延びる、上筒部10bよりも外径の大きい中筒部10cと、中筒部10cの下端部から下方に向けて延びる、中筒部10cよりも外径の大きい下筒部10dと、下筒部10dの内側に形成され、その内周面に中筒部2bの雄ねじ部と螺着する雌ねじ部が形成された螺着筒部10fと、頂壁部10aの下面から下方に向けて突出するシール筒10eと、上筒部10bの内周面のうち、上下方向における中間部から内側に向けて突出する引き上げ突起10gと、を備える。
シール筒10eは塗布部材3を囲繞し、シール筒10eの下端縁は、係止部材5の係止頂壁5aにおける上面に当接している。これにより、頂壁部10aおよびシール筒10eは塗布部材3のスリット3dを上方から閉塞している。
引き上げ突起10gの内径は計量筒部材7の鍔部7hにおける外径よりも小さく、蓋体10が容器本体2に装着された状態において、引き上げ突起10gは鍔部7hよりも下方に位置している。
また、この計量塗布容器1においては、計量筒部材7および塗布部材3が一体となって塗布位置および計量位置の間を上下方向に移動するため、従来のように計量室内に配設された弁部材のみを上下動させる計量塗布容器に比べて、塗布位置と計量位置との識別が容易に行える。
さらに、この計量塗布容器1においては、塗布部材3が被塗布部Sに押し付けられている場合に、弾性変形可能な塗布部材3に形成されたスリット3dが拡開して内容物が吐出されるため、塗布部材3が被塗布部Sから離間している間に内容物が意図せず吐出されてしまうのを抑止することができる。
さらに、塗布部材3は弾性変形可能であるため、例えば人体の頭皮や皮膚などの被塗布部に塗布部材3を押し付ける際に、押し付けにともなって被塗布部Sに及ぼされる衝撃や外力等が緩和されて、柔らかな塗布感触を得ることができる。これにより、塗布による不快さや心地悪さを感じることが抑えられて、快適で心地よい塗布を行うことができる。
また、例えば人体の頭皮や皮膚などの被塗布部Sに塗布部材3を押し付ける際に、筒体部3bを含む塗布部材3全体が弾性変形するため、より一層快適で心地よい塗布を行うことができる。
また、前記実施形態の計量塗布容器1は、塗布部材3の外縁部3eを計量筒部材7に対して係止する係止部材5を備えているが、これに限られず、塗布部材3の外縁部3e以外の箇所を係止する係止部材5を採用してもよい。あるいは、係止部材5を備えずに、例えば塗布部材3と計量筒部材7とが嵌合して一体として上下動する構成を採用してもよい。
Claims (3)
- 内容物が収容される有底筒状の容器本体と、
前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓部材と、
前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する第1計量室を、前記中栓部材との間に形成するとともに、頂部に前記第1計量室に連通する貫通孔が形成された計量筒部材と、
前記計量筒部材に装着されるとともに、前記貫通孔を閉塞する弾性変形可能な塗布部材と、を備え、
前記塗布部材には、この塗布部材の弾性変形に伴う拡開時に前記貫通孔を開放するスリットが形成され、
前記計量筒部材は、
前記第1計量室と前記連通孔とを連通させる計量位置と、
前記計量位置よりも容器軸方向に沿う前記容器本体の底部側に配置されて、前記第1計量室と前記連通孔との連通を遮断する塗布位置と、の間を前記容器軸方向に移動自在に配設されていることを特徴とする計量塗布容器。 - 前記塗布部材は有頂筒状に形成され、その頂壁に前記スリットが形成されるとともに、前記計量筒部材との間に前記貫通孔を通して前記第1計量室に連通する第2計量室が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の計量塗布容器。
- 前記塗布部材の外周縁部を前記計量筒部材に対して係止する係止部材と、
前記塗布部材を開閉する蓋体と、を備え、
前記蓋体は、前記係止部材に当接して前記塗布部材を囲繞するシール筒を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の計量塗布容器。
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