JP6925140B2 - 計量塗布容器 - Google Patents

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Description

本発明は、計量塗布容器に関する。
従来から、下記特許文献1に示されるような計量塗布容器が知られている。この計量塗布容器は、内容液が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着されるとともに、上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有し、ステムの下方移動に伴いステムの上端開口から内容液を吐出するポンプと、ステムに装着された操作部と、内部に計量空間が形成された計量筒部(液溜まり部)と、を備えている。
この計量塗布容器では、操作部を押下してポンプを作動させると、容器本体内の所定量の内容液が計量筒部内に一旦溜められる。そして、計量筒部内に溜められた内容液を吐出させることで、被塗布部にこの所定量の内容液を塗布することができる。
特許第5624260号公報
ところで、上記特許文献1に記載の計量塗布容器では、計量筒部内で内容液が計量された後、例えば不意に操作部に下向きの外力が加わってポンプが作動した場合には、計量した量よりも多い量の内容液が計量筒部内に溜められる。あるいは、例えば不意に操作部に下向きの外力が加わってポンプが作動し、計量筒部内に内容液が溜められているのを知らずに、計量のために操作部を押下した場合にも同様に、計量した量よりも多い量の内容液が計量筒部内に溜められる。
上記のように、計量の前後で計量筒部内の内容液の量が増えると、所期した量よりも多い量の内容液が被塗布部に塗布されるおそれがある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、より安定した量の内容液を塗布することができる計量塗布容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の計量塗布容器は、被塗布部に塗布する内容液が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着されるとともに、上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有し、該ステムの下方移動に伴い該ステムの上端開口から内容液を吐出するポンプと、前記ステムに装着されるとともに、前記ステムの前記上端開口に連通する連通孔が形成された操作部と、前記連通孔に連通する計量空間が内部に画成されるとともに、前記内容液が吐出される吐出孔が形成された計量筒部と、前記操作部の前記容器本体に対する下方移動を規制する規制部と、を備え、前記操作部および前記規制部は、前記操作部の前記容器本体に対する下方移動が規制される規制位置から、前記操作部の前記容器本体に対する下方移動が許容される解除位置に向けて、容器軸回りに相対回転可能に設けられていることを特徴とする。
本発明の計量塗布容器によれば、操作部および規制部が解除位置にある場合には操作部の容器本体に対する下方移動が許容されるため、操作部を押下することでステムが下方移動し、ステムの上端開口から吐出された内容液が計量空間内に溜められる。従って、この計量空間内で計量された内容液を、吐出孔から吐出させ、被塗布部に塗布することができる。
一方、操作部および規制部が規制位置にある場合には、規制部によって、操作部の容器本体に対する下方移動が規制される。これにより、内容液の計量の前後で操作部を規制位置に位置させておくことで、例えば不意に操作部が容器本体に対して下方移動してポンプが作動し、計量空間内に溜められる内容液の量が多くなってしまうのが抑えられる。
以上より、本発明の計量塗布容器によれば、より安定した量の内容液を塗布することが可能となる。
ここで、前記計量筒部が、弾性変形可能な軟材質によって形成されていてもよい。
この場合、吐出孔が形成された計量筒部が軟材質で形成されているため、計量筒部を被塗布部に押し付ける際の押し付け力を調整することで、この計量筒部の弾性変形量が変化し、吐出孔から吐出される内容液の量を微調整することができる。
また、計量筒部が軟材質によって形成されていることで、計量筒部が全体として弾性変形可能となり、計量筒部を皮膚などに押し付けた際の衝撃や外力が緩和されて、柔らかな塗布感触を得ることができる。
また、前記容器本体と前記規制部とが一体に形成されていてもよい。
この場合、例えば容器本体と規制部とが別体に形成されている場合と比較して、部品点数を削減して製造コストを低減することができる。また、例えば容器本体を把持して計量筒部を被塗布部に押し付けた場合でも、操作部を規制位置に位置させておくことで、操作部と容器本体とが不意に容器軸方向に相対移動してポンプが作動するのを抑えることができる。従って、上記のように製造コストを低減しつつ、計量後に意図せず計量空間内の内容液が増えてしまうのを抑えることができる。
本発明によれば、より安定した量の内容液を塗布することができる計量塗布容器を提供することができる。
操作部が規制位置にある計量塗布容器の全体図である。 図1の計量塗布容器の一部縦断面図である。 操作部が解除位置にある計量塗布容器の全体図である。 図3の計量塗布容器の一部縦断面図である。 計量塗布容器の使用方法を説明する図である。
以下、本実施形態に係る計量塗布容器の構成を、図1〜図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため縮尺を適宜変更している。
図1および図2に示すように、計量塗布容器1は、内容液が収容される有底筒状の容器本体10と、容器本体10の口部10aに装着されたポンプ40と、ポンプ40が有するステム42に装着された有頂筒状の操作部20と、内部に計量空間Sが画成された計量筒部30と、計量筒部30を覆う有頂筒状の蓋体50と、を備える。
ここで本実施形態では、容器本体10、操作部20、計量筒部30、ステム42、および蓋体50の各中心軸は共通軸上に位置する状態で配設されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿った容器本体10の口部10a側を上方、容器本体10の底部側を下方という。また、上下方向から見た平面視において、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
ポンプ40は、シリンダ41と、このシリンダ41内に収容され、上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステム42と、環状のシール部材43と、有頂筒状の装着キャップ44と、を備えている。ポンプ40は、ステム42が容器軸線Oと同軸に延びるように、容器本体10の口部10aに装着されている。
シリンダ41の上端開口縁には、径方向外側に突出するフランジ部41aが形成されている。装着キャップ44には、この頂壁44aの径方向中央部を上下方向に貫通する貫通孔が形成されており、この貫通孔内をステム42が挿通している。ステム42は、容器本体10内に連通可能な筒状体であり、ポンプ40では、このステム42の下方移動に伴い、ステム42の上端開口から容器本体10内の内容液を吐出することが可能となっている。
装着キャップ44の周壁44bには、容器本体10の口部10aに形成された雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成されている。装着キャップ44の頂壁44aと容器本体10の口部10aとの間で、フランジ部41aおよびシール部材43が挟まれた状態で、装着キャップ44が口部10aに螺着されることで、ポンプ40が口部10aに固定されている。装着キャップ44には、その頂壁44aから上方に向けて延びる第2ガイド筒44cが形成されている。第2ガイド筒44cは、容器軸Oと同軸上に配設されている。
操作部20は、容器本体10に対して容器軸O回りに回動可能に設けられている。操作部20には、その頂壁21の外周縁から下方に向けて延びる小筒部22と、小筒部22の下端部から径方向外側に向けて延びる環状の段部と、段部の外周縁から下方に向けて延びる、小筒部22よりも大径の把持筒部23と、が形成されている。さらに、操作部20の頂壁21には、上方に向けて延びる接続筒部24および弁保持部27と、下方に向けて延びる嵌合筒部25および第1ガイド筒28と、が形成されている。
操作部20には、頂壁21の径方向中央部を上下方向に貫通する連通孔21aが形成されている。連通孔21aは、ステム42の上端開口および計量筒部30の計量空間Sに連通している。弁保持部27は有頂筒状に形成されており、その頂壁に貫通孔27aが形成されている。弁保持部27の貫通孔27aは、操作部20の頂壁21における連通孔21aに連通している。弁保持部27の頂壁には、ステム42の上端開口と計量空間Sとの連通を開放可能に遮断する弁体60が取り付けられている。
弁体60は、円板状の弁本体61と、弁本体61から下方に向けて延びる円柱状の取付部62と、を有している。弁本体61の外径は、取付部62の外径よりも大きい。弁本体61は、弁保持部27の貫通孔27aを覆っている。取付部62は、弁保持部27の貫通孔27aに挿通されている。取付部62の外周面には、上下方向に延びる縦溝と、その下端部から径方向外側に向けて突出する突出部が形成されている。
接続筒部24は、弁保持部27の径方向外側に設けられている。接続筒部24は、操作部20の頂壁21および嵌合筒部25を介して、ステム42と計量筒部30とを接続している。接続筒部24の外周面には、径方向外側に向けて突出する被嵌合部24aが形成されている。
小筒部22は、ステム42、嵌合筒部25、および第1ガイド筒28を囲繞している。嵌合筒部25は、ステム42に外嵌されている。このため、操作部20はステム42に対して上下方向に固定されるとともに、ステム42に対して容器軸O回りに回転可能とされており、操作部20およびステム42は一体に上下動する。
第1ガイド筒28は、ステム42および嵌合筒部25を囲繞している。第1ガイド筒28の下端部は、第2ガイド筒44cの上端部より下方に位置している。第1ガイド筒28の外径は、第2ガイド筒44cの内径よりも小さい。第1ガイド筒28および第2ガイド筒44cは、操作部20が容器本体10に対して下方移動する際に、操作部20の動きをガイドする。
計量筒部30は、有頂筒状に形成されている。計量筒部30には、その頂壁における径方向中央部を上下方向に貫通する吐出孔30aと、その頂壁から上方に向けて突出する塗布部31と、が形成されている。塗布部31内は、吐出孔30aを通じて計量空間Sに連通している。
計量筒部30および塗布部31は、弾性変形可能な軟材質(例えばニトリルゴム、ブチルゴム、シリコンゴム、エラストマー、ウレタン等)によって、一体に形成されている。なお、計量筒部30および塗布部31は、軟材質によって形成されていなくてもよい。この場合、内容液に作用する表面張力や、塗布時の衝撃(被塗布部に向けた慣性力)によって、内容液を吐出孔30aから吐出させることができる。
また、計量筒部30は、透明若しくは半透明な材質などで形成され、計量空間S内の内容液の水位が外部から視認可能に構成されていてもよい。この場合、計量空間S内の内容液の量を視認しながら、この内容液を被塗布部に塗布することが可能となり、より操作性を向上させることができる。また、計量筒部30の外周面には、内容液の水位を示す目盛が設けられていてもよい。
さらに、計量筒部30には、その周壁から下方に向けて延びる内筒部32および外嵌筒部33が形成されている。内筒部32は、操作部20の接続筒部24内に嵌合している。外嵌筒部33は、内筒部32の径方向外側に位置している。外嵌筒部33の下端部は、内筒部32の下端部より下方に位置している。外嵌筒部33の内周面には、径方向内側に向けて突出する嵌合部33aが形成されている。嵌合部33aが、接続筒部24の被嵌合部24aにアンダーカット嵌合することで、計量筒部30が操作部20に対して固定されている。
蓋体50には、その頂壁から下方に向けて延びる閉塞部51および内筒部52が形成されている。閉塞部51は、計量筒部30の塗布部31内に挿入されており、この塗布部31および吐出孔30aを閉塞している。内筒部52は、計量筒部30を囲繞している。蓋体50の内周面には、操作部20の小筒部22に形成された被係止部に係止される係止部が形成されている。
ここで、本実施形態の容器本体10における胴部10bは、操作部20の下端部より下方に位置する下筒部11と、下筒部11の上端開口縁から径方向内側に向けて延びる環状の段部13と、段部13の内周縁から上方に向けて延びる上筒部12と、を有している。下筒部11の外径は、操作部20の把持筒部23の外径と略同等である。上筒部12の外径は、把持筒部23の内径よりも小さい。上筒部12は、把持筒部23によって囲繞されている。段部13は、把持筒部23の下端開口縁と上下方向で対向している。
なお、上筒部12と把持筒部23との間の径方向の隙間が小さいほど、操作部20が容器本体10に対して上下動する際のがたつきが小さくなり、この動作を安定させることができる。従って、操作部20が容器本体10に対して容器軸O回りに回動可能であれば、上筒部12の外径と把持筒部23の内径とが同等であってもよい。
さらに、図1に示すように、容器本体10の胴部10bには、段部13から上方に向けて延びる規制部14が配設されている。規制部14は、容器本体10と一体に形成されており、規制部14の外周面は、下筒部11の外周面と面一に形成されている。規制部14の周方向における幅は、規制部14の上下方向における長さよりも小さい。規制部14は、正面視で略長方形状に形成されている。
また、操作部20には、把持筒部23の下端開口縁から上方に向けて窪む切欠部26が形成されている。切欠部26は、規制部14と同様の外形を有する第2係合部26bと、第2係合部26bに周方向で隣接する、第2係合部26bよりも上下方向に短い第1係合部26aと、を有している。第1係合部26aおよび第2係合部26bにより、切欠部26は、正面視で略L字状に形成されている。また、切欠部26には、第1係合部26aから下方に向けて突出する係止部26cが形成されている。係止部26cは、第1係合部26aの上端部における、周方向の第2係合部26b側の端部に配設されている。
以上説明した本実施形態の計量塗布容器1の内容液を計量し塗布するには、蓋体50を取り外し、操作部20の把持筒部23および容器本体10の胴部10bを把持して、操作部20を容器本体10に対して容器軸O回りに回転させる。これにより、規制部14が係止部26cを周方向の第2係合部26b側に乗り越えて、第2係合部26bと規制部14とが上下方向で対向する状態となる。この状態で操作部20に対して下向きの力が加わると、図3に示すように、規制部14が第2係合部26b内に進入しつつ、操作部20が容器本体10に対して下方移動する。このように、規制部14が操作部20の容器本体10に対する下方移動を許容する場合の、規制部14に対する操作部20の位置を、解除位置という。
操作部20が容器本体10に対して下方移動すると、図4に示すように、ポンプ40が作動し、ステム42の上端開口から所定量の内容液が吐出される。この内容液によって弁体60における弁本体61の外周縁部が押し上げられ、弁体60と弁保持部27との間の隙間を通って、内容液が計量空間S内に流入する。これにより、内容液を計量空間S内で計量することができる。操作部20に対する下向きの力が解放されると、ステム42の上方付勢力によって、ステム42および操作部20が容器本体10に対して上方に復元移動する。
なお、ステム42からの内容液の吐出が停止すると、弁本体61の外周縁部が復元変位し、連通孔21aが再び閉塞される。これにより、計量空間S内の内容液の逆流が防止される。
次に、操作部20を容器本体10に対して容器軸O回りに再び回転させて、第1係合部26aと規制部14とが上下方向で対向する位置とする(図1参照)。この状態では、規制部14によって、操作部20の容器本体10に対する下方移動が規制される。このように、規制部14が操作部20の容器本体10に対する下方移動を規制する場合の、規制部14に対する操作部20の位置を、規制位置という。
次に、図5に示すように、正立姿勢の計量塗布容器1を倒立姿勢にして、塗布部31を被塗布部に押し付けたり、塗布部31から塗布される内容液を掌に取ったりすることで、内容液を被塗布部に塗布することができる。このとき、例えば容器本体10の胴部10bを把持して塗布部31を被塗布部に押し付けたとしても、容器本体10と操作部20とが上下方向に相対移動することが規制部14によって抑えられる。従って、内容液を被塗布部に塗布している最中にポンプ40が作動して、計量空間S内の内容液が不意に増加してしまうのを抑えることができる。
以上説明したように、本実施形態の計量塗布容器1によれば、操作部20および規制部14が、規制位置と解除位置との間で、容器軸O回りに相対回転可能に設けられている。そして、規制部14が、規制位置にある操作部20の容器本体10に対する下方移動を規制し、解除位置にある操作部20の容器本体10に対する下方移動を許容する。これにより、内容液を計量しない場合には操作部20を規制位置に位置させておくことで、不意にポンプ40が作動して計量空間S内に溜められる内容液が多くなってしまうのを抑止することができる。
また、計量筒部30が弾性変形可能な軟材質で形成されているため、塗布部31を被塗布部に押し付ける際の押し付け力を調整することで、この塗布部31の弾性変形量を変化させ、塗布部31から吐出される内容液の量を微調整することができる。
また、塗布部31と計量筒部30とが軟材質によって一体に形成されていることで、塗布部31および計量筒部30が全体として弾性変形可能となっている。これにより、例えば人体の頭皮や皮膚などの被塗布部に塗布部31を押し付ける際に、塗布部31および計量筒部30が全体として変形することで、押し付けに伴って被塗布部に及ぼされる衝撃や外力等がさらに緩和されて、柔らかな塗布感触を得ることができる。これにより、塗布による不快さや心地悪さを感じることが抑えられて、快適で心地よい塗布を行うことができる。
また、容器本体10と規制部14とが一体に形成されているため、例えばこれらが別体に形成されている場合と比較して、部品点数を削減して製造コストを低減することができる。また、例えば容器本体10の胴部10bを把持して塗布部を被塗布部に押し付けた場合でも、操作部20を規制位置に位置させておくことで、不意にポンプ40が作動するのを抑えることができる。従って、製造コストを低減しつつ、計量後に意図せず計量空間S内の内容液が増えてしまうのを抑えた計量塗布容器1とすることができる。
また、操作部20が規制位置にある場合、操作部20の容器本体10に対する容器軸O回りの回転が、係止部26cによって抑えられる。これにより、不意に操作部20が規制位置から解除位置へと移動してしまうのを抑えることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、操作部20に弁保持部27が設けられ、この弁保持部27に弁体60が取り付けられていたが、このような弁保持部27および弁体60を備えていない計量塗布容器1を採用してもよい。この場合、操作部20の連通孔21aと計量空間Sとが直接連通していてもよい。
また、計量筒部30と操作部20とは一体に形成されていてもよい。
また、規制部14は容器本体10と別体に形成されていてもよい。
また、前記実施形態では計量筒部30に塗布部31が形成されていたが、これに限らず、例えば計量空間Sに連通する吐出孔を有する塗布部が、計量筒部30とは別体に設けられていてもよい。あるいは、吐出孔30aを通して、計量空間Sから外部へと出没可能に設けられた塗布栓を備えた計量塗布容器1を採用してもよい。
また、塗布部31を有さない計量筒部30を採用してもよい。
また、前記実施形態では、操作部20は、ステム42に対して容器軸O回りに回転可能となるように直接取り付けられているが、ステム42と嵌合筒部25との間に、内容液をシールしつつ両部材25、42を相対回転可能とする回転機構が設けられていてもよい。このとき、該回転機構は、ステム42に対して相対回転不能であり、操作部20に対して相対回転可能な部材を有していてもよい。
また、操作部20の嵌合筒部25が、ステム42に対して容器軸O回りに回転不能となるように取り付けられ、操作部20の下端部のみを、操作部20の他の部分に対して容器軸O回りに回転可能となるように構成しても良い。
さらに、操作部20、ステム42、および容器本体10、は容器軸O回りに互いに相対回転しないように設けられていてもよい。この場合、例えば容器本体10に対して容器軸O回りに回動可能に装着される筒状の装着部材に、規制部が形成されていてもよい。この場合であっても、装着部材の容器本体10に対する上下動が規制されていれば、前記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…計量塗布容器 10…容器本体 10a…口部 14…規制部 20…操作部 21a…連通孔 30…計量筒部 30a…吐出孔 31…塗布部 40…ポンプ 42…ステム O…容器軸 S…計量空間

Claims (3)

  1. 被塗布部に塗布する内容液が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着されるとともに、上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有し、該ステムの下方移動に伴い該ステムの上端開口から内容液を吐出するポンプと、
    前記ステムに装着されるとともに、前記ステムの前記上端開口に連通する連通孔が形成された操作部と、
    前記連通孔に連通する計量空間が内部に画成されるとともに、前記内容液が吐出される吐出孔が形成された計量筒部と、
    前記操作部の前記容器本体に対する下方移動を規制する規制部と、を備え、
    前記操作部および前記規制部は、前記操作部の前記容器本体に対する下方移動が規制される規制位置から、前記操作部の前記容器本体に対する下方移動が許容される解除位置に向けて、容器軸回りに相対回転可能に設けられ
    前記操作部には、前記規制部が進入し、前記操作部の下方移動を規制することが可能な切欠部が形成され、
    前記規制部および前記切欠部は、前記容器本体の外周に配置されていることを特徴とする、計量塗布容器。
  2. 前記計量筒部が、弾性変形可能な軟材質によって形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の計量塗布容器。
  3. 被塗布部に塗布する内容液が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着されるとともに、上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有し、該ステムの下方移動に伴い該ステムの上端開口から内容液を吐出するポンプと、
    前記ステムに装着されるとともに、前記ステムの前記上端開口に連通する連通孔が形成された操作部と、
    前記連通孔に連通する計量空間が内部に画成されるとともに、前記内容液が吐出される吐出孔が形成された計量筒部と、
    前記操作部の前記容器本体に対する下方移動を規制する規制部と、を備え、
    前記操作部および前記規制部は、前記操作部の前記容器本体に対する下方移動が規制される規制位置から、前記操作部の前記容器本体に対する下方移動が許容される解除位置に向けて、容器軸回りに相対回転可能に設けられ、
    前記容器本体と前記規制部とが一体に形成されていることを特徴とする、計量塗布容器。
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