JP6925140B2 - 計量塗布容器 - Google Patents
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Description
この計量塗布容器では、操作部を押下してポンプを作動させると、容器本体内の所定量の内容液が計量筒部内に一旦溜められる。そして、計量筒部内に溜められた内容液を吐出させることで、被塗布部にこの所定量の内容液を塗布することができる。
上記のように、計量の前後で計量筒部内の内容液の量が増えると、所期した量よりも多い量の内容液が被塗布部に塗布されるおそれがある。
一方、操作部および規制部が規制位置にある場合には、規制部によって、操作部の容器本体に対する下方移動が規制される。これにより、内容液の計量の前後で操作部を規制位置に位置させておくことで、例えば不意に操作部が容器本体に対して下方移動してポンプが作動し、計量空間内に溜められる内容液の量が多くなってしまうのが抑えられる。
以上より、本発明の計量塗布容器によれば、より安定した量の内容液を塗布することが可能となる。
また、計量筒部が軟材質によって形成されていることで、計量筒部が全体として弾性変形可能となり、計量筒部を皮膚などに押し付けた際の衝撃や外力が緩和されて、柔らかな塗布感触を得ることができる。
図1および図2に示すように、計量塗布容器1は、内容液が収容される有底筒状の容器本体10と、容器本体10の口部10aに装着されたポンプ40と、ポンプ40が有するステム42に装着された有頂筒状の操作部20と、内部に計量空間Sが画成された計量筒部30と、計量筒部30を覆う有頂筒状の蓋体50と、を備える。
シリンダ41の上端開口縁には、径方向外側に突出するフランジ部41aが形成されている。装着キャップ44には、この頂壁44aの径方向中央部を上下方向に貫通する貫通孔が形成されており、この貫通孔内をステム42が挿通している。ステム42は、容器本体10内に連通可能な筒状体であり、ポンプ40では、このステム42の下方移動に伴い、ステム42の上端開口から容器本体10内の内容液を吐出することが可能となっている。
小筒部22は、ステム42、嵌合筒部25、および第1ガイド筒28を囲繞している。嵌合筒部25は、ステム42に外嵌されている。このため、操作部20はステム42に対して上下方向に固定されるとともに、ステム42に対して容器軸O回りに回転可能とされており、操作部20およびステム42は一体に上下動する。
また、計量筒部30は、透明若しくは半透明な材質などで形成され、計量空間S内の内容液の水位が外部から視認可能に構成されていてもよい。この場合、計量空間S内の内容液の量を視認しながら、この内容液を被塗布部に塗布することが可能となり、より操作性を向上させることができる。また、計量筒部30の外周面には、内容液の水位を示す目盛が設けられていてもよい。
なお、上筒部12と把持筒部23との間の径方向の隙間が小さいほど、操作部20が容器本体10に対して上下動する際のがたつきが小さくなり、この動作を安定させることができる。従って、操作部20が容器本体10に対して容器軸O回りに回動可能であれば、上筒部12の外径と把持筒部23の内径とが同等であってもよい。
なお、ステム42からの内容液の吐出が停止すると、弁本体61の外周縁部が復元変位し、連通孔21aが再び閉塞される。これにより、計量空間S内の内容液の逆流が防止される。
また、規制部14は容器本体10と別体に形成されていてもよい。
また、前記実施形態では計量筒部30に塗布部31が形成されていたが、これに限らず、例えば計量空間Sに連通する吐出孔を有する塗布部が、計量筒部30とは別体に設けられていてもよい。あるいは、吐出孔30aを通して、計量空間Sから外部へと出没可能に設けられた塗布栓を備えた計量塗布容器1を採用してもよい。
また、塗布部31を有さない計量筒部30を採用してもよい。
また、操作部20の嵌合筒部25が、ステム42に対して容器軸O回りに回転不能となるように取り付けられ、操作部20の下端部のみを、操作部20の他の部分に対して容器軸O回りに回転可能となるように構成しても良い。
さらに、操作部20、ステム42、および容器本体10、は容器軸O回りに互いに相対回転しないように設けられていてもよい。この場合、例えば容器本体10に対して容器軸O回りに回動可能に装着される筒状の装着部材に、規制部が形成されていてもよい。この場合であっても、装着部材の容器本体10に対する上下動が規制されていれば、前記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
Claims (3)
- 被塗布部に塗布する内容液が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着されるとともに、上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有し、該ステムの下方移動に伴い該ステムの上端開口から内容液を吐出するポンプと、
前記ステムに装着されるとともに、前記ステムの前記上端開口に連通する連通孔が形成された操作部と、
前記連通孔に連通する計量空間が内部に画成されるとともに、前記内容液が吐出される吐出孔が形成された計量筒部と、
前記操作部の前記容器本体に対する下方移動を規制する規制部と、を備え、
前記操作部および前記規制部は、前記操作部の前記容器本体に対する下方移動が規制される規制位置から、前記操作部の前記容器本体に対する下方移動が許容される解除位置に向けて、容器軸回りに相対回転可能に設けられ、
前記操作部には、前記規制部が進入し、前記操作部の下方移動を規制することが可能な切欠部が形成され、
前記規制部および前記切欠部は、前記容器本体の外周に配置されていることを特徴とする、計量塗布容器。 - 前記計量筒部が、弾性変形可能な軟材質によって形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の計量塗布容器。
- 被塗布部に塗布する内容液が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着されるとともに、上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有し、該ステムの下方移動に伴い該ステムの上端開口から内容液を吐出するポンプと、
前記ステムに装着されるとともに、前記ステムの前記上端開口に連通する連通孔が形成された操作部と、
前記連通孔に連通する計量空間が内部に画成されるとともに、前記内容液が吐出される吐出孔が形成された計量筒部と、
前記操作部の前記容器本体に対する下方移動を規制する規制部と、を備え、
前記操作部および前記規制部は、前記操作部の前記容器本体に対する下方移動が規制される規制位置から、前記操作部の前記容器本体に対する下方移動が許容される解除位置に向けて、容器軸回りに相対回転可能に設けられ、
前記容器本体と前記規制部とが一体に形成されていることを特徴とする、計量塗布容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017035828A JP6925140B2 (ja) | 2017-02-28 | 2017-02-28 | 計量塗布容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017035828A JP6925140B2 (ja) | 2017-02-28 | 2017-02-28 | 計量塗布容器 |
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JP2018140802A JP2018140802A (ja) | 2018-09-13 |
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ID=63527630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017035828A Active JP6925140B2 (ja) | 2017-02-28 | 2017-02-28 | 計量塗布容器 |
Country Status (1)
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