JP6007019B2 - 吐出容器 - Google Patents

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本発明は、容器内に収容した内容物を吐出する吐出容器に関する。
従来、例えば下記特許文献1に示されるように、内容物が収容される内容器と、該内容器を押し込み可能に収納する外容器と、外容器に対する内容器の押し込みにより、シリンダ内に吸入しておいた内容物を吐出孔から吐出し、前記押し込みを解除したときには、内容器内の内容物をシリンダ内に吸入する吐出機構と、を備える二重容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。この二重容器においては、不意に加えられた外力により前記押し込みが生じてしまうことを防ぐために、外容器に、内容器の下端部(吐出操作部)を下方から覆うカバー体を着脱自在に装着するとともに、吐出孔に連通するノズルの先端部に、該先端部を開閉する蓋体を配設している。
特開2001−278315号公報
しかし、上記従来の技術では、内容物を吐出するに際し、前記蓋体を開くだけでなく、前記カバー体も外容器から取り外す必要があり、操作性に改善の余地があった。
そこで本発明は、容器内に収容した内容物を吐出する吐出容器において、吐出操作部への誤操作による内容物の吐出を簡易な操作で防止することを目的とする。
上記課題の解決手段として、本発明は、内容物が収容される内容器と、該内容器をストローク可能に収納する外容器と、前記外容器と前記内容器とを連結し、前記外容器に対する前記内容器のストロークにより前記内容物を前記外容器の吐出口部へ送り出す吐出機構と、前記吐出口部に着脱自在に装着されるキャップと、前記吐出口部に前記内容器のストローク方向で移動可能に保持される係合部材と、を備え、前記係合部材が、前記キャップの第一係合部と前記外容器の第二係合部とに前記ストローク方向で挟み込まれる被挟持部と、前記吐出機構のうち、前記内容器と一体的にストロークする可動部に係合し、該可動部の前記ストローク方向の移動を規制する規制部と、を有し、前記被挟持部が、前記吐出口部を挿通するリング状をなし、前記第一係合部が、前記キャップの周壁部の下端縁部とされ、前記第二係合部が、環状のフランジ部とされることを特徴とする。
この構成によれば、外容器に対する内容器のストロークによる吐出機構の吐出動作を、外容器の吐出口部にキャップを装着することのみで、吐出口部に保持された係合部材を介して規制することができる。すなわち、当該吐出容器の搬送時等における吐出操作部への誤操作による内容物の吐出を、外容器の吐出口部にキャップを装着するという通常使用に伴う一動作によって確実に防止することができ、当該吐出容器の操作性を大幅に高めることができる。
本発明において、前記内容器が、前記吐出機構に対して着脱可能とされることで、内容物を使い切った後の内容器をレフィル用のものに交換するという内容物の詰め替え作業を実現することができる。
本発明によれば、容器内に収容した内容物を吐出する吐出容器において、吐出操作部への誤操作による内容物の吐出を簡易な操作で防止することができる。
本発明の実施形態における吐出容器の半断面図である。 上記吐出容器の容器本体の半断面図である。 図2の要部拡大図である。 上記容器本体の内容物吐出時の半断面図である。 図4の要部拡大図である。 上記容器本体の吐出口部に保持される係合部材の上面図である。 上記係合部材の半断面図である。 上記容器本体の吐出口部の首部材の上面図である。 上記首部材の半断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示す吐出容器1は、軸線Oに沿って延びる円筒状の外観を有し、図の上端部に保持された塗布ボール2を用いて被塗布物に内容物を塗布可能とする所謂ロールオン容器として構成される。吐出容器1は、図の上端部に塗布ボール2を保持し、内蔵するポンプ機構30によって内容物を塗布ボール2に向けて送り出す容器本体3と、容器本体3の上端部に着脱自在に装着され、該上端部及び塗布ボール2を覆う有頂筒状のキャップ4と、を備える。吐出容器1は、内容物として例えば液体を保持する。吐出容器1の各構成部品は、特に記載がなければ樹脂成形品とされる。
容器本体3及びキャップ4は、軸線Oを容器軸線(中心軸線)として共有する。以下、容器軸線Oに沿う方向を容器軸方向、容器軸方向でキャップ4側を上側、その反対側を下側とする。また、容器軸線Oに直交する方向を容器径方向、容器軸線O回りに周回する方向を容器周方向とする。
図2、図3に示すように、容器本体3は、内容物が収容される有底円筒状の内容器5と、内容器5を容器軸方向でストローク可能に収納する有頂円筒状の外容器11と、外容器11の上部と内容器5の上部とを連結し、外容器11に対する内容器5のストロークにより内容物を外容器11の吐出口部22に送り出すポンプ機構30と、を有する。
内容器5は、円筒状の内周壁部6と、内周壁部6の下端部に固定される有底円筒状の底部キャップ7と、底部キャップ7の上方で内周壁部6内に容器軸方向で摺動可能に嵌入される内容器ピストン8と、内周壁部6の上方に内フランジ部5bを介して縮径して連なる内容器口部9と、を有する。
底部キャップ7は、その上部を内周壁部6の下端部内に嵌入して内周壁部6に固定されるとともに、下部を外容器11の下端よりも下方に突出させる。図2、図3は内容器5が外容器11に対して下限位置までストロークした状態を示す。また、図4、図5は内容器5が外容器11に対して上限位置までストロークした状態をそれぞれ示す。底部キャップ7の底壁部7aは、内容器5を外容器11に対して押し込むための操作部であり、換言すれば、ポンプ機構30に内容物を吐出させるための吐出操作部である。底部キャップ7の底壁部7aの下面には、ローレット等の滑り止めが形成されている。
内容器口部9は、ポンプ機構30のうち、内容器5と一体的にストロークする可動部(シリンダ部35)の下端部に着脱可能に外嵌する。
内容器ピストン8は、内容物の減少に伴い上昇して内容器5を減容させ、内容器5内への外気の浸入を防止する。底部キャップ7の底壁の中央には、内容器ピストン8の下方空間に対する通気孔が形成される。
外容器11は、内容器5の内周壁部6の外周を囲う円筒状の外周壁部12と、外周壁部12の上端部に固定される首部材13と、首部材13の上端部に固定されて塗布ボール2を保持する先端キャップ17と、を有する。
図8、図9を併せて参照し、首部材13は、外周壁部12の上端部内に挿入される下円筒部14を有する。下円筒部14の上部外周には、外周壁部12の上端部内周に形成された雌ネジ部に螺合する雄ネジ部14aが形成される。下円筒部14の下部には、容器軸方向に延びるスリット孔14bが、容器径方向で対向するように一対設けられる。下円筒部14の上端部外周には、外周壁部12の螺着時に外周壁部12の上端を下方から当接させるとともに、キャップ4の螺着時に係合部材50のリング部51を上方から当接させる外フランジ部14cが設けられる。
下円筒部14の上方には、略同径の上円筒部15が連設される。上円筒部15は、その上部外周にキャップ4内周の雌ネジ部を螺合させる雄ネジ部15aが形成されるとともに、下部外周に係合部材50を容器軸方向でストローク可能に外嵌させる。上円筒部15の上方には、内フランジ部16aを介して縮径して連なる首部材口部16が形成される。
図2、図3を参照し、先端キャップ17は、首部材口部16に下部を外嵌させて固定される円筒状のキャップ周壁部18と、キャップ周壁部18の上下中間部の内周に形成される中段フランジ部19と、中段フランジ部19の内周側から下方に延びる円筒状のキャップステム部20と、を有する。図中符号18bはキャップ周壁部18の下部内周に突設される外係合爪、符号16bは首部材口部16の外周に突設されて外係合爪18bにアンダーカット係合して先端キャップ17の首部材13からの離脱を制限する内係合爪をそれぞれ示す。
キャップ周壁部18の上部は、上側ほど緩やかに縮径するように湾曲し、その内周に保持した塗布ボール2の上方への離脱を制限する。塗布ボール2は、その中心を容器軸O上に位置させ、上部を先端キャップ17の上方に突出させる。塗布ボール2は、容器径方向外側の外面をキャップ周壁部18の上部内周面に近接させるとともに、下部下面を中段フランジ部19の内周に開口する吐出口21の周縁に近接させる。この塗布ボール2の転動により、吐出口21及び先端キャップ17内に至った内容物が、塗布ボール2に付着した後に被塗布物に転移することで、被塗布物に塗布される。
本実施形態において、首部材13における外フランジ部14cよりも上方の部位及び先端キャップ17は、外容器11におけるキャップ4により覆われる吐出口部22を構成する。
ポンプ機構30は、外容器11のキャップステム部20の下部内周に上端部を嵌入させて固定されるステム部31と、内容器5の内容器口部9に下端部を嵌入させて固定されるシリンダ部35と、シリンダ部35内周に容器軸方向で摺動可能に嵌合し、シリンダ部35内からステム部31内への内容物流通は許容し、逆方向の流通は制限する逆止弁としての筒状ピストン41と、シリンダ部35の下端部内周に保持され、内容器5内からシリンダ部35内への内容物流通は許容し、逆方向の流通は制限する逆止弁としての球体45と、を有する。筒状ピストン41は樹脂等の弾性体からなり、球体45は例えば鋼球からなる。
ステム部31は、キャップステム部20の下部内周に上部を嵌入させて固定される円筒状の上ステム32と、上ステム32の下部内周に上部を嵌入させて固定される棒状の下ステム33と、を有する。上ステム32の下部と下ステム33の上部との間には、内容物を流通可能な流路34が形成される。流路34は、上ステム32の上部内周のステム内空間31aと下ステム33の下部外周のシリンダ内空間35aとを連通させる。上ステム32の下端とその下方に位置する下ステム33の中間フランジ部33aとの間に、筒状ピストン41が配置される。この筒状ピストン41の容器軸方向の移動により、流路34の下端部が開閉し、ステム内空間31aとシリンダ内空間35aとの連通及びその遮断が切り換わる。
シリンダ部35は、ステム部31の下部外周を囲う円筒状に形成される。シリンダ部35の上端部内周には、上ステム32の中間フランジ部32aに上方から係合可能な下向き係止面36aを形成する環状の上係止部材36が固設される。シリンダ部35の上下中間部外周には、首部材13の下円筒部14に形成された一対のスリット孔14bにそれぞれ係合する一対の外突部37aを突設する円筒状の中間係止部材37が固設される。下向き係止面36aが中間フランジ部32aに上方から係合するとともに、外突部37aがスリット孔14bの下端縁に上方から係合することで、シリンダ部35の下限位置が規定される。シリンダ部35の下端部内周には、下側ほど縮径するすり鉢状のテーパー壁部38、及びテーパー壁部38の下端から下方に延びる円筒状のノズル部39が形成される。
筒状ピストン41は、上ステム32の下端部内周面と下ステム33の上下中間部外周面との間に入り込むとともに、基端部が上ステム32の下端と中間フランジ部33aとの間を摺動して流路34の下端部を開閉する上リップ部42と、シリンダ部35の上下中間部内周面に摺動可能に密接する下リップ部43と、を有する。筒状ピストン41は、上ステム32の中間フランジ部32aとの間に縮設した上コイルバネ44により、下ステム33の中間フランジ部33aに上方から接した下限位置(図2、図3参照)に向けて付勢される。筒状ピストン41は、下限位置にあるときに流路34の下端部を閉塞する。筒状ピストン41は、上コイルバネ44の付勢力に抗して上昇したときに、流路34の下端部を開放する。図4、図5は、筒状ピストン41が上昇して上ステム32の下端部に当接した上限位置にある状態を示す。
球体45は、テーパー壁部38の内周に配置される。球体45の上方には、下コイルバネ47の付勢力を受ける押圧体46が配置される。下コイルバネ47は、押圧体46と下ステム33の中間フランジ部33aとの間に縮設される。球体45は、下コイルバネ47の付勢力により、テーパー壁部38の内周面にシール状態で密接し、シリンダ内空間35aと内容器内空間5aとの連通を遮断する。図中符号38aはテーパー壁部38の基端側に形成されて押圧体46の下端を当接させるリブを示す。球体45は、下コイルバネ47の付勢力に抗して上昇したときには、シリンダ内空間35aと内容器内空間5aとを連通させる。下コイルバネ47は、ステム部31を含む外容器11に対して、シリンダ部35を含む内容器5を下方に付勢する付勢手段でもある。
なお、押圧体46を無くす代わりに、テーパー壁部38のリブ38aの上端部に、球体45の上方への抜け出しを防止するべく容器径方向内側に突出する突出部を設けてもよい。この場合、押圧体46を用いない構造にすることで、部品点数が少なくなり、コスト低減になる。
上記構成において、底部キャップ7の底壁部7aを上方に押し込んで、内容器5を外容器11に対して上方にストロークさせると、球体45も一体的に上昇し、球体45上方のシリンダ内空間35aが圧縮、加圧される。この加圧により、筒状ピストン41が上コイルバネ44の付勢力に抗して上昇すると、流路34の下端部が開放し、シリンダ内空間35aとステム内空間31aとが連通する。これにより、シリンダ内空間35aの内容物の一部が、流路34を通じてステム内空間31aに圧送され、吐出口21及び先端キャップ17内に至って塗布ボール2による塗布に供される。シリンダ内空間35aの内容物の一部がステム内空間31aに流入すると、シリンダ内空間35aが大気圧相当に戻り、上昇していた筒状ピストン41が上コイルバネ44の付勢力で下降して、流路34の下端部を閉塞する。
この後、底部キャップ7の底壁部7aの押し込みを解除すると、下コイルバネ47の付勢力により内容器5が外容器11に対して下方へストロークし、球体45も一体的に下降して、シリンダ内空間35aが膨張、減圧される。このとき、流路34の下端部は筒状ピストン41により閉塞されているので、球体45が前記減圧により下方付勢バネの付勢力に抗して上昇し、内容器5内の内容物の一部がノズル部39からシリンダ内空間35aに吸入される。内容器5内の内容物の一部がシリンダ内空間35aに流入すると、シリンダ内空間35aが大気圧相当に戻り、上昇していた球体45が下付勢バネの弾性力で下降してテーパー壁部38に密接したシール状態に戻る。内容器5内の内容物の流出に伴い、内容器ピストン8が上昇して内容器5を減容させる。
図1を参照し、キャップ4は、円筒状の周壁部48及び円板状の天壁部49を有する。周壁部48の下部内周には、首部材13の雄ネジ部15aに螺合する雌ネジ部48aが形成される。両ネジ部15a,48aの螺合により、キャップ4が首部材13に着脱可能に装着される。このとき、天壁部49下面に形成された容器軸Oと同軸のリング突条49aが、塗布ボール2の上部に当接し、塗布ボール2を下方に押圧する。これにより、塗布ボール2の回転が規制されるとともに、塗布ボール2が先端キャップ17内の吐出口21の周縁に押し付けられて、ステム部31内の内容物の流出が防止される。またこのとき、キャップ4の周壁部48の下端縁部48bと外容器11の首部材13の外フランジ部14cとの間には、環状の係合部材50のリング部51が挟み込まれる。
図3、図6、図7に示すように、係合部材50は、外容器11の首部材13の上円筒部15に容器軸方向でストローク可能に外嵌するもので、吐出口部22へのキャップ4の装着時に該キャップ4の周壁部48の下端縁部48bと外容器11の外フランジ部14cとの間に挟み込まれて外容器11に固定されるリング部51と、リング部51の外容器11への固定時にポンプ機構30における内容器5と一体的にストロークするシリンダ部35の上端部に係合してシリンダ部35の外容器11に対する上方へのストローク(内容物吐出方向へのストローク)を規制する規制片52と、を有する。
リング部51は、首部材13の上円筒部15の雄ネジ部15aを通過可能な内径を有し、上円筒部15に上方から装着可能とされる。
規制片52は、リング部51の容器径方向で対向する部位に一対に設けられる。各規制片52は、それぞれ前記対向する部位から容器径方向内側に延びる下辺部52aと、下辺部52aの先端から上方に延びる立辺部52bと、立辺部52bの上端から容器径方向内側に延びる上辺部52cと、を有する。各規制片52は、それぞれの上辺部52cをシリンダ部35の上係止部材36の上端部に上方から当接させる。
図8、図9を併せて参照し、首部材13の上円筒部15には、各規制片52を容器軸方向で移動可能とする一対のスリット15bが形成される。各スリット15bは、首部材口部16も通過して首部材13の上方に開放する。係合部材50は、先端キャップ17を装着する前の首部材13に上方から装着され、その後に先端キャップ17を首部材13に装着することで、係合部材50が首部材13に容器軸方向で所定量だけストローク可能な状態に保持される。
係合部材50は、吐出口部22にキャップ4を装着したときには、ポンプ機構30におけるストロークの下限位置にあるシリンダ部35の上端部に、各規制片52の上辺部52cを上方から当接させた状態で、外容器11に固定される。このとき、内容器5の底部キャップ7に押圧力が作用しても、シリンダ部35の上方移動が係合部材50及びキャップ4により規制されることから、ポンプ機構30が作動せず、内容物が吐出してしますことはない。
一方、内容物を塗布する際には、キャップ4を外して吐出口部22を露出させるのみで、シリンダ部35の上方移動の規制が解除され、ポンプ機構30により内容物を吐出させつつ塗布を行うことが可能となる。
このように、容器本体3の吐出口部22にキャップ4を着脱するという、吐出容器1の通常使用に伴う一動作のみによって、ポンプ機構30の作動の可否を切り換えることが可能であり、吐出容器1の使い勝手が大幅に向上する。
内容器5は、ポンプ機構30に対して下方から着脱可能であり、内容物が収容された内容器5をレフィル用のカートリッジとして流通させることで、内容物を使い切った後も内容器5の交換による内容物の充填が可能である。内容器5の交換は、例えば、外容器11を首部材13から取り外して内容器5の全体を外部に露出させ、内容器口部9をシリンダ部35の下端部から下方に引き抜き、新たな内容器5の内容器口部9をシリンダ部35の下端部に下方から押し込んで外嵌させた後、外容器11を再度取り付けることでなされる。
以上説明したように、本実施形態の吐出容器1によれば、外容器11の吐出口部22に保持される係合部材50が、吐出口部22に装着されたキャップ4の下端縁部48bと外容器11の外フランジ部14cとに容器軸方向(内容器5のストローク方向、ポンプ機構30の作動方向)で挟み込まれ、ポンプ機構30における内容器5と一体的にストロークするシリンダ部35に係合して、該シリンダ部35の内容物吐出方向へのストロークを規制することで、ポンプ機構30の吐出動作を、外容器11の吐出口部22にキャップ4を装着することのみで規制することができる。すなわち、吐出操作部への誤操作による内容物の吐出を、外容器11の吐出口部22にキャップ4を装着するという通常使用に伴う一動作によって確実に防止することができ、当該吐出容器1の操作性を大幅に高めることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、上記実施形態では、吐出機構としてポンプ機構30を用いているが、これに代えてエアゾール機構を用いてもよい。
塗布ボール2に対して内容物を吐出する吐出容器1に限らず、例えばブラシに対して内容物を吐出するものやノズルから直接内容物を吐出するものに適用してもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 吐出容器
4 キャップ
5 内容器
11 外容器
14c 外フランジ部(第二係合部)
22 吐出口部
30 ポンプ機構(吐出機構)
35 シリンダ部(可動部)
48b 下端縁部(第一係合部)
50 係合部材
51 リング部(被挟持部)
52 規制片(規制部)

Claims (2)

  1. 内容物が収容される内容器と、
    該内容器をストローク可能に収納する外容器と、
    前記外容器と前記内容器とを連結し、前記外容器に対する前記内容器のストロークにより前記内容物を前記外容器の吐出口部へ送り出す吐出機構と、
    前記吐出口部に着脱自在に装着されるキャップと、
    前記吐出口部に前記内容器のストローク方向で移動可能に保持される係合部材と、を備え、
    前記係合部材が、前記キャップの第一係合部と前記外容器の第二係合部とに前記ストローク方向で挟み込まれる被挟持部と、前記吐出機構のうち、前記内容器と一体的にストロークする可動部に係合し、該可動部の前記ストローク方向の移動を規制する規制部と、を有し、
    前記被挟持部が、前記吐出口部を挿通するリング状をなし、前記第一係合部が、前記キャップの周壁部の下端縁部とされ、前記第二係合部が、環状のフランジ部とされることを特徴とする吐出容器。
  2. 前記内容器が、前記吐出機構に対して着脱可能とされることを特徴とする請求項1に記載の吐出容器。
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