JP7190807B2 - 吐出器 - Google Patents
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Description
この種の吐出器として、シリンダが、摺動筒部より下方に位置し、内径が摺動筒部の内径より小さく、内側に下部弁体が配設された収容筒部を備え、ピストンガイドが、押下ヘッドおよびステムとともに下降端位置に位置したときに、収容筒部内に着脱可能に嵌合され、この収容筒部内と摺動筒部内との連通を遮断するシール部を備える構成が知られている。この吐出器では、押下ヘッドが規制筒に装着された状態で、シール部が収容筒部内に嵌合されるので、この状態で容器本体の内圧が上昇しても、容器本体内の内容物が、シリンダの摺動筒部内に進入するのを防ぐことができる。
ところで、使用者によっては、押下ヘッドを規制筒から外し、押下ヘッド、ステム、ピストン、およびピストンガイドを上昇端位置に位置させて内容物を使用した後に、この吐出器付き容器本体を例えば外に持ち出す等のために、再び、押下ヘッド等を下降端位置に位置させ、押下ヘッドを規制筒に装着する場合がある。
また、内圧吸収部が弁本体に形成されているので、内圧吸収部の大きさを容易に広く確保することができる。
本実施形態の吐出器1は、図1および図2に示されるように、容器本体Wの口部W1に装着される装着キャップ21と、装着キャップ21に、上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステム11を有するポンプ24と、ステム11の上端部に装着されるとともに、内容物を吐出する吐出孔16aが形成された押下ヘッド16と、下降端位置に位置する押下ヘッド16が着脱可能に装着され、押下ヘッド16およびステム11の上方移動を規制する規制筒22と、を備える。なお、内容物は、空気より圧縮しにくい液体等となっている。
装着キャップ21は、環状の天壁部21aを備える有頂筒状に形成されている。装着キャップ21の内周面に、口部W1に螺着される雌ねじ部が形成されている。
装着キャップ21、ステム11、規制筒22、ピストン14、およびシリンダ15はそれぞれ、共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を軸線Oといい、軸線O方向から見て、軸線Oに交差する方向を径方向といい、軸線O回りに周回する方向を周方向という。
連結部27は、外筒28および内筒29それぞれにおける上端部と下端部との間に位置する中間部同士を連結している。内筒29は、ステム11の下端部内に上下摺動自在に嵌合されている。
摺動筒部15aの上部に径方向の外側に向けて突出するフランジ部15dが全周にわたって形成され、フランジ部15dが、容器本体Wの口部W1の上端開口縁上に配置されている。摺動筒部15aのうち、フランジ部15dより上方に位置する上端部は、装着キャップ21の天壁部21aの内側に挿通されている。フランジ部15dの上面に、装着キャップ21の天壁部21aが配置されている。
栓部13内に付勢手段19の上端部が配設されている。内容物の吐出後、ステム11を上方に復元移動させる際に、栓部13の天壁部が、ピストン14の下端部に係合し、ピストン14を上方に復元移動させる。
下部弁体18は、収容筒部15b内に嵌合された嵌合部33と、嵌合部33の内側に配設され、シリンダ15の下端開口を開閉する弁本体34と、を備える。
上部33bは、下部33aより径方向の内側に位置している。上部33bは、軸線Oを径方向に挟む両側に配置され、互いに対向する一対の側板と、これらの側板同士を連結する中板と、側板および中板の各上端部に一体に連結された頂板と、を備える。軸線O方向から見て、一対の側板および中板は全体でH字状を呈し、頂板は、一対の側板に外接する円形状を呈する。一対の側板および中板それぞれの軸線O方向の長さは互いに同等となっている。一対の側板および中板それぞれの軸線O方向の位置は互いに同等になっている。
下部33aは、下端部に位置し全周にわたって連続して延びる環状体と、環状体と上部33bにおける一対の側板とを各別に連結する一対の連結板と、を備える。連結板は、環状体の上端開口縁と、側板の下端縁と、を連結し、上方を向く座面33cを有する。
これにより、シリンダ15内が減圧することで、下部弁体18がシリンダ15の下端開口を開放し、容器本体W内の内容物が、吸い上げパイプ15eを通してシリンダ15内に流入する。また、ピストン14の外筒28の上端開口縁が、閉塞筒23の閉塞筒部23aの下端開口縁に係合することで、閉塞筒23を上昇させて導入孔20から上方に離間させ、外筒28がシリンダ15の導入孔20を覆う。
次に、押下ヘッド16の押下を解除すると、付勢手段19の上方付勢力によって、前述と同様に、ピストンガイド17、ピストン14、ステム11、および押下ヘッド16が上方に復元移動し、容器本体W内の内容物がシリンダ15内に流入する。
この際、閉塞筒23の上端開口縁が、押下ヘッド16の嵌合筒16bに形成された係止突起16eにより下方に向けて押し込まれ、閉塞筒23が下降し、閉塞筒部23aが導入孔20を閉塞する。
さらにこの際、ピストンガイド17のシール部12が、シリンダ15の収容筒部15b内に嵌合され、収容筒部15b内と摺動筒部15a内との連通が遮断される。この過程において、収容筒部15bの内圧が上昇しようとしたときに、図3に示されるように、内圧吸収部35が、下方に向けて反転変形することで、この内圧の上昇が吸収される。
また、内圧吸収部35が弁本体34に形成されているので、内圧吸収部35の大きさを容易に広く確保することができる。
また、内圧吸収部35は、ピストンガイド17において、下降端位置に位置したときに、収容筒部15bの内面との間で閉空間Xを画成する栓部13の内面13bに形成してもよいし、収容筒部15bに形成してもよいし、栓部13の内面13b、弁本体34、および収容筒部15bの全てに形成してもよい。内圧吸収部35を栓部13の内面13bに形成する場合、例えば、栓部13の天壁部を、収容筒部15bの内側に向けて突の曲面状に形成するとともに、収容筒部15bの外側に向けて反転変形可能に形成してもよい。
また、内圧吸収部35は、前述のように弁本体34の天壁部の全体、若しくは栓部13の天壁部の全体が反転変形する構成に限らず例えば、栓部13および弁本体34それぞれにおいて、閉空間Xを画成する壁体のうちの壁面だけが、弾性変形し収容筒部15bの外側に向けて窪む構成等を採用してもよい。
また、内圧吸収部を収容筒部15bに形成する場合、内圧吸収部は、収容筒部15bの内圧が上昇しようとしたときに、下方に向けて伸長変形することで、収容筒部15bを下方に向けて伸長させてもよい。なおこの内圧吸収部として、例えば蛇腹等を採用してもよい。
また、空気より圧縮しにくい内容物としては、例えば、ボディソープ、ハンドソープ、シャンプー、リンス、およびコンディショナー等が挙げられる。
11 ステム
12 シール部
13b 栓部の内面(壁面)
14 ピストン
15 シリンダ
15a 摺動筒部
15b 収容筒部
16 押下ヘッド
16a 吐出孔
17 ピストンガイド
18 下部弁体
21 装着キャップ
22 規制筒
24 ポンプ
34 弁本体
35 内圧吸収部
W 容器本体
W1 口部
X 閉空間
Claims (1)
- 容器本体の口部に装着される装着キャップと、
前記装着キャップに、上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、
前記ステムの上端部に装着されるとともに、内容物を吐出する吐出孔が形成された押下ヘッドと、
下降端位置に位置する前記押下ヘッドが着脱可能に装着され、前記押下ヘッドおよび前記ステムの上方移動を規制する規制筒と、を備え、
前記ポンプは、
前記ステムの上下動に連係する筒状のピストンと、
前記ピストンが上下摺動可能に嵌合された摺動筒部を有するシリンダと、
前記ステムの上下動に連係し、前記ピストンの内側に挿通されたピストンガイドと、
前記シリンダの下端開口を開閉する弁本体を有する下部弁体と、を備え、
前記シリンダは、前記摺動筒部より下方に位置し、内径が前記摺動筒部の内径より小さく、内側に前記下部弁体が配設された収容筒部を備え、
前記ピストンガイドは、前記押下ヘッドおよび前記ステムとともに下降端位置に位置したときに、前記収容筒部内に着脱可能に嵌合され、この収容筒部内と前記摺動筒部内との連通を遮断するシール部を備える吐出器であって、
前記ピストンガイドにおいて、下降端位置に位置したときに、前記収容筒部の内面との間で閉空間を画成する壁面、前記弁本体、並びに、前記収容筒部のうちの少なくとも1つに、上昇端位置に位置する前記押下ヘッドを下降させ前記規制筒に装着する際に、復元可能に変形することで、前記収容筒部の内圧の上昇を吸収する内圧吸収部が形成され、
前記内圧吸収部は、前記ピストンガイドの前記壁面、および前記弁本体のうちの少なくとも一方に形成されるとともに、上昇端位置に位置する前記押下ヘッドを下降させ前記規制筒に装着する際に、前記収容筒部の外側に向けて反転変形、若しくは弾性変形し、
前記内圧吸収部は、前記弁本体に形成されるとともに、前記収容筒部の内側に向けて突の曲面状に形成され、前記収容筒部の外側に向けて反転変形可能に形成されていることを特徴とする吐出器。
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