JP2006315745A - ポンプ付チューブ容器 - Google Patents

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Abstract


【課題】

容器本体を押圧しても内容物が排出されないポンプ付きチューブ容器の提案。

【解決手段】

第1及び第2の二つの逆止弁を備えた弁体と、外圧付勢により排出を行うポンプ機能を備えた加圧室10と、排出口を備えた、蓋体であって、第1の逆止弁は、容器本体と加圧室10の間に設けられ容器本体内から加圧室10にのみ内容物の流通を許すものであり、第2の逆止弁は、加圧室10から排出口の間に設けられ加圧室10内から排出口にのみ内容物の流通を許すものであり、なおかつ第2の逆止弁は、それ自身が排出口へ向かう流路を塞ぐように蓋体内面と密着するよう構成されるとともに、容器本体内圧力も当該第2の逆止弁を密着させる方向に作用するよう構成されたことを特徴とする蓋体を備えた。

【選択図】図1

Description


この発明は、チューブ容器を内容物収納体として使用したポンプ式の液体分配容器に関するものである。

従来より、チューブ容器内に充填した内容物をポンプ式分配手段によって排出させる構造は提案されている。その基本的構造は、ポンプとして柔軟性素材で形成されたドーム状ヘッドを備えて加圧室を形成し、加圧室と容器本体間には容器本体側から加圧室にのみ流動可能な第1の逆止弁(一方向弁)を備え、また加圧室と排出ノズルとの間には加圧室から排出ノズルにのみ流動可能な第2の逆止弁(一方向弁)を備えている。そして、ドーム型ヘッドを指で押し込むことにより加圧室内の内容物が加圧され、第1の逆止弁は閉じているので第2の逆止弁のみを押して開弁せしめ、排出ノズルから排出される。そしてドーム型ヘッドに付勢した外力(指による押し込み力)を排除すると、第2の逆止弁が閉じて外気の引き込みを阻止するため、ドーム型ヘッドが復元する際に加圧室内には負圧が生じ、当該負圧により第1の逆止弁が開いて、チューブ容器内から内容物が加圧室内に流入するようになっている。その典型が特開平9−226788号公報に開示されている。

特開平9−226788号公報

また、上記ポンプは金属部品を一切用いないで構成している点も特徴としているが、ポンプ構造に限定するとこの種のポンプは上記従来技術の出願前に既に開示されている。例えば実開平5−24564号公報において開示されているポンプは、容器本体が内容物の減少に応じてそれ自体が変形するチューブではなく、下降可能な内蓋を備えた硬質筒状容器に設けられているものであり、特開平7−125722号公報では上昇可能な底蓋を備えた硬質筒状容器に設けられ、さらに特開平9−193959号公報では外気導入タイプの硬質容器に設けられている。

実開平5−24564号公報 特開平7−125722号公報 特開平9−193959号公報

さらに、上記特許文献2の類型として、特開平10−101119号公報ではドーム型ヘッドに代えてベローズを用いたポンプが開示されている。

特開平10−101119号公報

更にまた、上記1乃至4の特許文献に共通する特徴として、第1の逆止弁と第2の逆止弁とが一体に一つのパーツとして形成されている点である。これにより、構造の簡素化及び組み立ての容易性を図っている。そして上記1乃至4のいずれの特許文献に開示されたポンプも、内容物の分配性についての課題解決手段として提案されたものであると言える。

しかしながら、特に上記特許文献1に代表されるチューブタイプの容器を用いたものには、上記先行技術によっては解決されない致命的な欠点がある。それは、チューブ容器のような柔軟性の容器本体が露出している容器にあっては、不意な外力の付勢により、容器本体内が加圧されてしまい、それにより内容物が排出口から漏出または噴出してしまうということである。その原因は、前記第1の逆止弁と第2の逆止弁がドーム型ヘッド等により形成される加圧室を挟んで単純に直列に配置されているという構造にある。当該構造は一見すると、排出プロセスにおいて第1の逆止弁と第2の逆止弁の間にポンプ(すなわち圧力変動室)が存在することにより、このポンプの作用によってが第1の逆止弁と第2の逆止弁が順番にかつリレー式に開閉することにより内容物の排出が行われることとなっているが、それぞれの弁が逆止弁であるがゆえに圧力変動室の圧力変化に単に順応して作動しているに過ぎず、両逆止弁が同時に開くことを防止する機能はなんら設けられていない。同時に開く場合があることを全く前提にしていないからである。

つまり、基本は容器本体内の圧力が上昇すると、第1の逆止弁を挟んで容器本体内の高い圧力と加圧室内の低い圧力との圧力差により第1の逆止弁を開かせて内容物が加圧室に流れ込む。ところが、さらに容器本体内の圧力が上昇して通常の排出時に、第2の逆止弁が開弁する程度の圧力に加圧室内の圧力が上昇した場合には、第1の逆止弁が開いたまま第2の逆止弁が開くこととなる。容器本体を押圧しただけで、通常のポンプを押して排出するときと同じ条件が整ってしまう。ところが第1の逆止弁は閉じることなく第2の逆止弁が開き、両逆止弁が同時に開いた状態を作ってしまうため、容器本体内から排出口に至る貫通した流路が形成されてしまい、内容物が排出口から流れ出てしまうのである。容器本体に付勢される外圧の大きさによって、また内容物の性状(粘度の高低)によって漏出であったり噴出であったりすることになる。

このような現象は、チューブの外側に硬質の筒状容器が備わるいわゆるデラミ容器ではあり得ないが、特に化粧品などの容器としてはチューブが露出したものが少なくない。このようなチューブが露出した化粧品等をバッグ等に入れて持ち歩くことは、女性ならごく日常的に行われていることであるが、そのバッグに何か別のものを押し込んだりしたときに、不用意にバッグ内のチューブ容器を加圧してしまうことはあり得ることであり、その際に漏出した化粧液等の内容物がバッグ内の他のものを汚損してしまうこともあり得る。そのような場合に、内容物が粘性の高いクリーム状のものであれば漏出の危険性が少ない場合があってとしても、化粧水のように粘性が低いものほど毛細管現象によってほんの僅かな逆止弁の隙間でも漏出の可能性が高い。

そこでこの発明は、従来のポンプ付きチューブ容器の使用感や利便性をなんら低下させることなく、容器本体を押圧しても内容物が排出されないことが可能なポンプ付きチューブ容器を提案するものである。

すなわちこのポンプ付きチューブ容器は、チューブ容器への結合手段と、第1及び第2の二つの逆止弁を備えた弁体と、外力付勢により排出を行うポンプ機能を備えた加圧室と、排出口を備えた、蓋体であって、第1の逆止弁は容器本体と加圧室の間に設けられ、容器本体内から加圧室にのみ内容物の流通を許すものであり、第2の逆止弁は加圧室から排出口の間に設けられ、加圧室内から排出口にのみ内容物の流通を許すものであり、なおかつ第2の逆止弁は、それ自身が排出口へ向かう流路を塞ぐように蓋体内面と密着するよう構成されるとともに、容器本体内圧力も当該第2の逆止弁を密着させる方向に作用するよう構成することにより、容器本体の押圧によっては内容物が排出されないこと特徴とする蓋体を備えてなることを特徴とするものである。

またこのポンプ付きチューブ容器は、チューブ容器への結合手段と、第1及び第2の二つの逆止弁を備えた弁体と、外力付勢により排出を行うポンプ機能を備えた加圧室と、排出口を備えた、蓋体であって、弁体は弾性素材で一体に形成されてなるものであって、第2の逆止弁はそれ自身が排出口へ向かう流路を塞ぐ位置で蓋体の内面と密着することで機能するものであり、当該密着のための力を付勢するとともに弁体全体を支持する機能を有するバネと、その上方に蓋体との密着部を有して構成され、第1の逆止弁はその中央に配してなるとともに容器本体と加圧室の間に設けられ、容器本体内から加圧室にのみ内容物の流通を許すものであり、第2の逆止弁は加圧室から排出口の間に設けられ、加圧室内から排出口にのみ内容物の流通を許すものであり、なおかつ第2の逆止弁は、バネの弾性で蓋体内面と密着せしめられるが、容器本体内圧力も当該第2の逆止弁を密着させる方向に作用するよう構成することにより、容器本体の押圧によっては内容物が排出されないこと特徴とする蓋体を備えてなることを特徴とするものである。

さらにこのポンプ付きチューブ容器は、チューブ容器への結合手段と、第1及び第2の二つの逆止弁を備えた弁体と、外力付勢により排出を行うポンプ機能を備えた加圧室と、排出口を備えた、蓋体であって、弁体は弾性素材で一体に形成されてなるものであって、第2の逆止弁はそれ自身が排出口の入口と密着することでこれを塞ぎ機能するものであり、当該密着のための力を付勢するとともに全体を支持する機能を有するバネと、その上方に蓋体との密着部を有して構成され、第1の逆止弁はその中央に配してなるとともに容器本体と加圧室の間に設けられ、容器本体内から加圧室にのみ内容物の流通を許すものであり、第2の逆止弁は加圧室から排出口の間に設けられ、加圧室内から排出口にのみ内容物の流通を許すものであり、なおかつ第2の逆止弁は、バネの弾性で蓋体内面と密着せしめられるが、容器本体内圧力も当該第2の逆止弁を密着させる方向に作用するよう構成することにより、容器本体の押圧によっては内容物が排出されないこと特徴とする蓋体を備えたことも特徴とするものである。

さらにこのポンプ付きチューブ容器は、加圧室が弾性体からなるドーム型ヘッド部材で区画されるとともに、当該ヘッド部材の外圧による変形によって加圧室内の圧力を上昇せしめるものであり、または加圧室が蓋体上端開口部に摺動自在に設けられた蓋部材で区画されるとともに、当該蓋部材の外圧による下降によって加圧室内の圧力を上昇せしめるものであることをも特徴としている。

さらにこのポンプ付きチューブ容器は、外圧を受ける手段の変形または下降に伴って、弁体を強制的に下降せしめて第2の逆止弁を開閉させることを特徴としている。

さらにこのポンプ付きチューブ容器は、第2の逆止弁を蓋体に密着せしめる力を付勢するバネが、ダイアフラムスプリングまたは樹脂製バネであることを特徴としている。

さらにこのポンプ付きチューブ容器は、第1の逆止弁がスリット弁、フラップ式弁またはきのこ式弁であることも特徴としている。

この発明のポンプ付きチューブ容器によれば、容器本体を押圧しても内容物が排出されることがないので、チューブが露出した化粧品等をバッグ等に入れて持ち歩くような場合において、そのバッグに何か別のものを押し込んだりしたときに、不用意にバッグ内のチューブ容器を加圧してしまうようなことがあっても、その際に内容物が漏出して化粧液等の内容物がバッグ内の他のものを汚損してしまうことがない。またそのような場合に、化粧水のように粘性が低く毛細管現象によってほんの僅かな逆止弁の隙間でも漏出の可能性が高い内容物であっても漏出の心配がない。

また、きわめて少ない部品点数にもかかわらず高度な機能を備えたポンプ付きチューブ容器を提供することができるので、コスト的にも有利であるばかりか、組み立ても簡略化できる。

さらには、金属部品を一切使用しない構成とすることにより、金属腐食による様々な影響を嫌う薬品類にも使用可能であるとともに、ゴミの減量化、分別処理にも一役買うことができる。

以下、図面に基づきこの発明の実施の形態について詳述する。

図1は、この発明のポンプ付きチューブ容器1の縦断面図である。柔軟性素材で形成されたチューブ容器本体2の上部開口3には、内部に弁体4を内蔵し、排出口5を備えた蓋体6がねじを備えた結合部7で螺合されている。そして蓋体6の上端8には弾性体で形成されたドーム型ヘッド部材9が設けられ、その下側の空間を加圧室10としている。ドーム型ヘッド部材9の上には当該ドーム型ヘッド部材9の外面にほぼ密着するようにキャップ部材11が図示しないヒンジを介して開閉可能に設けられている。また、当該容器本体2と当該蓋体6とはその間に図示しないリング状のシール部材を介在させることで気密性を確保し、ねじ部(7)からの外気の導入を阻止している。

図2(イ)に示す弁体4は全体的にベル形状に形成されている。上部中央部に砲弾型形状を突設させ、その先端にスリット12を設けることにより容器本体2と加圧室10とを仕切る第1の逆止弁13を形成している。また下部14をベル状に形成するとともにその肩部15には面取り部を設けている。同図(ロ)に示す蓋体6は管状体であり、上部管状部16の下端、排出ノズル5入口の直上には当該弁体4の面取り部(15)が密着するテーパ形状部17が形成されていて、この両者で加圧室10と排出ノズル内通路18とを仕切る第2の逆止弁19を形成している。

さらに、ベル状に形成された弁体下部14はダイアフラムスプリングとして機能する。つまり第2の逆止弁19は、常態では、弁体4の下部14、ダイアフラムスプリングとして機能する当該部位の弾性により当該弁体4の肩部15が上記テーパ形状部17に押し付けられることで閉じられている。そしてこの押し付け力による密着性を高めるため、当該ベル状部14の外面と上記蓋体6の内面20とが密着するように蓋体6の下部内面形状20が形成されることが望ましい。当該下部14は弁体4全体の支持部であるとともに、ダイアフラムスプリングとして機能するが、現実の変形部はフランジ21に近い水平部分Åであり、当該箇所の上下方向の剛性不足が弁体4の上下動を許容していると言える。したがって、当該変形部を備えていれば、当該下部14の形状は完全なるベル形状である必要はなく、側壁は垂直であっても構わない。

また、弁体4の下端21はフランジ状になっていて、蓋体6の適合条溝22に嵌り、容器本体2の上端開口部3に共締めされることで、容器本体内と排出ノズル側とは完全に隔離されている。

以上のように、この発明のポンプ付きチューブ容器1は、全てのパーツを樹脂もしくはゴム系の非金属素材等で構成することができる。

このように構成したこの発明のポンプ付きチューブ容器1は以下のように作用する。すなわち図3はこの発明の作用を示す要部縦断面図であるが、同図(イ)に示すように、内容物を排出させる行程においては、まずキャップ部材11を押し上げて開きドーム型ヘッド部材9を露出させる。そして当該ドーム型ヘッド部材9を指等で押圧すると、加圧室10の容積が圧縮されて内圧が上昇する。しかし弁体4の第1の逆止弁13はこの加圧室10の圧力上昇によっては開弁しないので、弁体4は押下げられることとなり、上記弁体4の肩部面取り部15と蓋体6のテーパ形状部17との密着が離されて第2の逆止弁19が開弁し加圧室10内の内容物が排出ノズル5を通って排出される。

ドーム型ヘッド部材9の押し下げ量に応じた容積分の内容物が排出された後に、ドーム型ヘッド部材9から指等を放し、付勢した押圧力を開放すると、図3(ロ)に示すようにドーム型ヘッド部材9が自らの弾性によって元の形に復元しようとする。そしてそのときに加圧室10内は負圧となるが、弁体4がその下部ダイアフラムスプリング14の弾性によって速やかに上昇し、再び上記弁体4の肩部面取り部15と蓋体6のテーパ形状部17とが密着して排出側の第2の逆止弁19が閉じる。さらに上記負圧によって第1の逆止弁13のスリット12が開弁して容器本体内から内容物が加圧室10内に流入することで次の排出に備える。

上記第2の逆止弁19の作用においては、図4(イ)及び(ロ)に示すように、ダイアフラムスプリングとしての弁体4の下部ベル状部14の変形による上下動の場合と、図5(イ)及び(ロ)に示すように、弁体6の肩部15周辺の剛性による内側への変形の場合とが考えられる。なお、図4において実際の変形箇所は狭く、図(ロ)においてフランジ21に近いほぼ水平部分Åである。

そしてこの発明のポンプ付きチューブ容器1の最大の特徴は、容器本体2に外力が付勢された場合の作用効果にある。すなわち、図6に示すように、容器本体2に外力(黒矢印)が加わり容器内圧が上昇すると、その圧力(白矢印)は弁体4の内側に作用し、弁体4を上方向に押し上げる。このとき弁体4の下部ベル状部14は蓋体6の内面に密着し膨張を阻止されるため、容器本体内圧は弁体4をより上方に押し上げるように作用する。そして第2の逆止弁19を構成する弁体4の肩部15が、上記テーパ形状部17により強い力で押し付けられる形となるので第2の逆止弁19はより開弁し難くなる。

一方、容器本体2内と加圧室10の関係にあっては、圧力は容器本体2内の方が高くなるので、両方の圧力差をバランスさせるべく第1の逆止弁13が開弁し、内容物が加圧室10内に流れ込むことが考えられるが、このときドーム型ヘッド部材9の外側球面が密着するようにキャップ部材11が設けられているので、加圧室10が膨張することがなく加圧室10に流入する内容物の量は実際にはきわめて微量である。従って、容器本体2は外圧に抗する形となる。

もしもドーム型ヘッド部材のキャップがない場合は、図7に示すように内圧の上昇により第1の逆止弁13のスリット弁12を押し開けて内容物が加圧室10内に流入し、弾性体のドーム型ヘッド部材9を膨張させる。そして膨張で増えた加圧室10の容積分の大量の内容物が加圧室10内に余分に充填される。そして、このときに容器本体2に付勢した外圧(図6黒矢印)を排除すると、容器本体2内と加圧室10内の圧力差が逆転ししていまい、加圧室10内の圧力が高くなってしまう。しかし第1の逆止弁13は加圧室10内の内容物が容器本体2内に逆流することを許容しないため、弾性体のドーム型ヘッド部材9が常態復帰する際に弁体4を押下げてしまうこととなり、第2の逆止弁19が開弁してしまい、加圧室10内に余分に充填流入した分の内容物が排出口5から排出されてしまう。

以上のように、この発明のポンプ付きチューブ容器1は、従来着目されることのなかった不用意な容器本体2の加圧に伴う内容物の排出を防止することができるので、変形し難い硬質容器に保護されていない露出したチューブ容器をバッグ等に入れて持ち歩いている場合に、何らかの外圧によって内容物が排出されてバッグ内を汚損するようなことがなくなる。

また、きわめて少ない部品点数にもかかわらず高度な機能を備えたポンプ付きチューブ容器を提供することができるので、コスト的にも有利であるばかりか、組み立ても簡略化できる。

さらには、当該実施例のように、金属部品を一切使用しない構成とすることにより、金属腐食による様々な影響を嫌う薬品類にも使用可能であるとともに、ゴミの減量化、分別処理にも一役買うこととなる。

図8乃至11は、第2の逆止弁19のシール方法のバリエーションを示す要部縦断面図及び弁体4の斜視図である。図8は当該第1の実施例を代表する基本的手法であり、蓋体6のテーパ形状部17と弁体の肩部15双方のテーパー角度を45°とし、面同志で接触することによりシールするものである。図8(イ)は組み付けた状態の要部縦断面図及び(ロ)は弁体4単体の斜視図である。

図9は図8同様に面接触でシールするタイプであって、図8の45°に対して水平面で接触するものである。蓋体6のテーパ形状部17と弁体4の肩部15はともに水平面に形成されている。図9(イ)は組み付けた状態の要部縦断面図及び(ロ)は弁体4単体の斜視図である。

図10は蓋体6の接触面17が、例えば図8に示すのと同じ45°のテーパー角度を有するのに対し、弁体4の肩部15は曲面(R)形状に形成されている場合である。従って双方は線接触でシールすることとなる。なお、構成上はこの逆すなわち蓋体6のテーパ形状部17が曲面(R)形状で弁体4の肩部15が図8の場合と同じテーパー形状であっても構わない。図10(イ)は組み付けた状態の要部縦断面図及び(ロ)は弁体4単体の斜視図である。

図11は図10同様に線接触でシールするタイプであって、図10の傾斜に対して水平面で接触するものである。弁体4の肩部15は図9の場合と同じに水平面に形成されているが、さらにその水平面状においてその端部に沿って一周する環状の突条23が形成されている。なお、構成上はこの逆すなわち蓋体6の接触面17が水平面で形成されさらにこの水平面状を一周する環状の突条が形成され、弁体4の肩部15が水平面に形成されるものであっても構わない。図11(イ)は組み付けた状態の要部縦断面図及び(ロ)は弁体4単体の斜視図である。

以上のように、この発明のポンプ付きチューブ容器1は第2の逆止弁19の構造がきわめて重要であり、容器本体2の内圧上昇により、弁体4のベル状部14が上方に押し上げらるとともにシール性能を発揮する構造でなければならないが、上記バリエーションは例示に過ぎず、このような手法に限定されるわけではない。また、上記テーパー形状の傾斜角度は45°に限定されない。

図12及び図13は、第1の逆止弁のバリエーションを示す要部縦断面図である。なお、図においてドーム型ヘッド部材9を被覆するキャップ部材11は省略している。

図12は、第1の逆止弁13にフラップ式の逆止弁を用いた場合を示している。図では弁体4上端の筒状部24の開口を塞ぐ板状部材25が図示しないヒンジで開閉自在に設けられていて、排出時には閉じ、吸入時には開くようになっている。容器本体2内と加圧室10内の圧力差によって自由に開閉するようになっていれば良く、強制的に閉じさせるためのスプリングは敢えて必要はないが、内容物の粘度等によって必要に応じて設けると良い。図12においてそれぞれ(イ)は常態、(ロ)は排出行程及び(ハ)は吸入行程を示している。

図13は、第1の逆止弁にポペット(きのこ弁)タイプの逆止弁を用いた場合を示している。図では弁体4上端の筒状部24の開口を塞ぐ板状部材25と当該筒状部24の下端入り口で板状部材25の開閉量を規制する球26が、当該筒状部24を貫通する連接棒27によって繋がれているポペット弁28が設けられ、排出時には閉じ、吸入時には上昇して開くようになっている。容器本体2内と加圧室10内の圧力差によって自由に開閉するようになっていれば良く、強制的に閉じさせるためのスプリングは敢えて必要はないが、内容物の粘度等によって必要に応じて設けると良い。図13においてそれぞれ(イ)は常態、(ロ)は排出行程及び(ハ)は吸入行程を示している。

以上のように、この発明のポンプ付きチューブ容器1は上記第2の逆止弁19に準じて第1の逆止弁13の構造が重要であり、容器本体2の内圧上昇によって開くが、排出時には確実にシール性能を発揮する構造でなければならないが、上記バリエーションは例示に過ぎず、このような手法に限定されるわけではない。

図14はこの発明のポンプ付きチューブ容器1における第2の実施例を示す要部縦断面図である。当該実施例は前記の通り容器本体2の不用意な加圧に伴う内容物の排出防止を最大の課題とするものであるが、上記実施例1において加圧室10の膨張を防止する手段としてドーム型ヘッド部材9を被覆するキャップ部材11を設けたことの別案である。

図14(イ)に示すように、蓋体6の上端8にはその外周全周にわたって突条29が形成され、そこにヘッド部材30が摺動自在に設けられている。より具体的には、当該ヘッド部材30はほぼ縦断面を開口部を下にしたコの字状を呈し、外壁31の下端開口部内側には上記突条29に適合する突条32を下端内周に備え、相互の高さが引っ掛かりとなりヘッド部材30の抜け落ちを阻止している。さらにヘッド部材30には外壁31の内側に所望間隙を以て内壁33が設けられている。当該内壁33はその外周面34が蓋体6の内側筒状部内面と接するようになっていて、当該内壁33と弁体4とで仕切られる空間に加圧室10を形成するものである。また蓋体6の上端8直下にはOリング35が嵌め込まれ、当該内壁33と蓋体内面34との気密性を確保している。なお、当該Oリング35に代えて、当該内壁33の下端にシール機能を付与することとしても良いことはもちろんである。

さらに、蓋体6の上端8とヘッド部材30の底部間にはスプリング36が設けられている。当該スプリング36はヘッド部材30を押下げた際の戻り力を付勢するものである。このスプリング36は樹脂製であることが望ましい。

以上のように構成することにより、容器本体2の不用意な加圧に対しては、ヘッド部材30が上昇を規制されているので容器本体2内の内容物が第1の逆止弁13を開けて加圧室10に流入するおそれがなくなる。

当該実施例においても前記各実施例と同様に、実際の排出行程にあっては、図14(ロ)に示すようにヘッド部材30を押下げることにより加圧室10内の内容物が第2の逆止弁19を押し開いて排出ノズル5から排出される。そしてヘッド部材30の押し下げをやめると上記スプリング36により、元の位置に復帰するとともに第1の逆止弁13が開いて容器本体2内から内容物が加圧室10内に流入して次の排出に備えるという作用に前記実施例1と変わるところはない。

なお、本実施例においては、ヘッド部材30を不用意に押下げてしまうおそれがあるため、ヘッド部材30の下降に関し、これを阻止するロック機能が設けられることが望ましい。例えば、図示しない下降ロック手段が設けられていて、ヘッド部材30を所望角度回転させることでロックが解除されて押し下げが可能となり、また押下げ力を排除した際には戻りバネ36によって元の位置に上昇して戻りながら回動して再びロックされるような構成を設けることである。

本実施例によれば、頭部機構の動作の安全を確保しつつ、デザイン的な自由度が増えるというメリットがある。

図15はこの発明のポンプ付きチューブ容器1における第3の実施例を示す要部縦断面図である。ドーム型ヘッド部材9を備えている点、及び第1第2両逆止弁13,19の構成については実施例1と同様である。なお、図ではドーム型ヘッド部材9を被覆するキャップ部材11は省略している。

本実施例においては、排出時において強制的に第1の逆止弁13を閉じつつ弁体4を押下げるものとなっている。すなわち、ドーム型ヘッド部材9の内面底部から垂下する突起37を設けている。当該突起37にはその先端に第1の逆止弁13となる砲弾型のスリット弁12の頭部形状に適合し、接触した際にはスリット12が開かないようにこれを包むような杯形状の押さえ部材38が形成されている。

図15(イ)に示す常態では、当該押さえ部材38と第1の逆止弁13とには一定の間隙が設けられている。(ロ)は排出時を示しており、ドーム型ヘッド部材9を指等で押下げると、同時に突起37が下がり上記押さえ部材38が第1の逆止弁13に接する。そのままドーム型ヘッド部材9を押下げると加圧室10内を加圧しながら弁体4が頭を押さえ付けられるように強制的に押下げられ、第2の逆止弁19も開き、加圧室10内の内容物が排出ノズル5へと流れ排出される。(ハ)は容器本体2からの吸入行程を示しているが、ドーム型ヘッド部材9への押し込み力を排除すると自らの弾性によって元の形に復元しようとするので、ドーム型ヘッド部材9の復元とともに突起37も上昇する。そして常態に戻りながら第2の逆止弁19が速やかに閉じて加圧室10には負圧が生まれ、常態になる直前に押さえ部材38と第1の逆止弁13との間に間隙が生じ、容器2内と加圧室10内の圧力差によって第1の逆止弁13が開いて内容物が加圧室10内に流れ込み次の排出に備える。

本実施例によれば、逆止弁の動作を強制的に行うことができるので、高粘度液体や、排出口5からの僅かな空気によっても硬化し易い内容物の場合に固着した弁を強制的に開閉させるなど、本願発明の作用効果をいかなる場合も発揮させられるものである。

図16及び17はこの発明のポンプ付きチューブ容器1における第4の実施例を示す要部縦断面図及び斜視図である。当該実施例では、弁体4のスプリング39が特徴となっている。

各図に示すように、本実施例の弁体4は上記実施例で開示したようなベル形状ではない。図16の各図及び図17(イ)に示すのは弓状の複数のバネ39を縦列形成したものである。この場合は弁体4が上下動する際には若干の回転を伴うものである。また、図17(ロ)に示すのはリング状のバネ39を形成したものであり、この場合は回動を伴わない上下動を行うものである。いずれも弁体4とバネ39は一体に形成されることが望ましいので、必然的に樹脂バネとなることが望ましい。バネ39の下にはフランジ部40が形成され、蓋体6に適合するようになっている。

この場合において、バネ39が固定される弁体4の肩部15よりも下の部分はある程度の硬度が必要となる一方、それより上方の肩部15及び第1の逆止弁13を実施例1と同様にスリット弁とした場合には、当該部分にはある程度の弾性が必要となるため、1部品で異なる材質的性質が求められることとなる。そのため図16に示すように、弁体4のほぼ全体を硬質樹脂で形成し、第1の逆止弁13は弾性体で形成した砲弾状の部材を先端の筒状部41に被覆するようにすることが望ましい。また、弁体4の肩部15には柔らかい弾性樹脂またはゴム系の塗料を塗布したり、図示しないOリングを設けるなどして密着性・気密性を確保することが望ましい。

蓋体6はその内部が2段の内径を有する筒状となり、その段差の部分に第2の逆止弁19が形成される弁体4の肩部15と当接密着する密着部(図12(ロ))とその直下に排出ノズル5の入り口が設けられている。したがって、弁体4は肩部15の直下部分42が蓋体の内周面43(図16参照)と接して摺動することとなるが、当該摺動面43に生ずる隙間から内容物が漏洩する可能性があるので、当該弁体肩部直下の外周面42に例えばOリングを装着するなどして当該部分の気密性を確保する必要がある。図において40は蓋体6の固定フランジである。

図16においてそれぞれ(イ)は常態、(ロ)は排出行程及び(ハ)は吸入行程を示している。

当該実施例におけるメリットは、弁体4のスプリング39がコンパクトに形成されるので、蓋体6を小さく形成することができ、より小さなチューブ容器に適用可能となることである。

図18各図及び図19はこの発明のポンプ付きチューブ容器1における第5の実施例を示す要部縦断面図である。ドーム型ヘッド部材9を備えている点については実施例1と同様である。なお、図ではドーム型ヘッド部材9を被覆するキャップ部材11は省略している。

本実施例の特徴は、弁体4の高さを抑えた構成としている点である。すなわち、弁体4は、ほぼ杯形状もしくは皿形状に形成し、これを伏せた形となっている。高さを抑えるため第1の逆止弁13はフラップ式を採用し、第2の逆止弁19は実施例1同様に傾斜面での面接触としている。ただし、第2の逆止弁19を構成する弁体4の肩部15は相応の剛性が必要なため、ダイアフラムスプリングとして機能する下部よりも肉厚を上げている。

図18においてそれぞれ(イ)は常態、(ロ)は排出行程及び(ハ)は吸入行程を示している。また、図19は本実施例の構成において、排出ノズル5を上方に曲げたものとなっている。

本実施例においては、蓋体6の全高を低く構成することができるというメリットがある。

図20乃至図24はこの発明のポンプ付きチューブ容器1における第6の実施例を示す要部縦断面図である。上記実施例1乃至5までは弁体4全体が上下動することを前提としてものであるが、本実施例は、第2の逆止弁19はきわめて僅かな隙間が生じるのみで排出が可能であるとの見地に基づき、弁体4全体が上下動するのではなく排出ノズルの入り口47を開閉させることのみで第2の逆止弁19を作用ならしめたものである。また、排出ノズル5を真っ直ぐ上方に向けている。

すなわち図21に示すように、弁体4は上記実施例のそれとは大きく異なり、縁が傾斜した皿形状を伏せた形状を呈しており、縁の浅い方を固定端とし、縁の高い方のみが変形するようになっている。また、図では第1の逆止弁13はフラップ式を採用して高さを抑える構造としている。図中25は固定用フランジである。

図20においてそれぞれ(イ)は常態、(ロ)は排出行程及び(ハ)は吸入行程を示している。なお、図ではドーム型ヘッド部材9を被覆するキャップ部材11は省略している。

本実施例で特徴的なのは第2の逆止弁19である。弁体4において縁の高い方の側面44には平面部46を備えている。図21乃至22はそれぞれ第2の逆止弁19の構成例を示す要部縦断面図及び弁体4の斜視図である。図22(イ)に示すように、排出ノズル入口47の周囲に弁体4の平面部46が適合する平面部48を備えていて、それぞれ図中矢印位置で面接触により排出ノズルの入口47を塞ぐようになっている。接触面の傾斜は45°が望ましいが、限定されるものではない。同図(ロ)の斜線部分が接触面となる。

図23は図22同様に排出ノズルの入口47の周囲には平面部48を備え、一方弁体4の平面部46には排出ノズル入口47の径よりも大きく、当該排出ノズル入口47の平面部48に適合する環状の突条もしくはOリング49を備え、当該突条またはOリング49が排出ノズル入口47の平面部48に図中矢印位置で線接触することにより排出ノズルの入口47を塞ぐようになっている。

図24は図22同様に排出ノズルの入口47の周囲には平面部48を備え、一方弁体4の平面部46には排出ノズル入口47に適合する球面状の突起50を設け、当該突起50が排出ノズル入口47内に進入することで排出ノズル入口47の角と当該突起の立ち上がり部(図中矢印位置)とで線接触して排出ノズルの入口47を塞ぐようになっている。

本実施例においても、その作用は前記各実施例と変わらず、図20(ロ)に示すようにドーム型ヘッド部材9を押圧すると加圧室10内が加圧されて内容物が第2の逆止弁19を押し広げて隙間を作り排出ノズルから排出され、また、ドーム型ヘッド部材9への押圧を解除すると第2の逆止弁19が閉じるとともに、ドーム型ヘッド部材9の復元力で加圧室10内に負圧が生じて第1の逆止弁13が開いて容器本体2内の内容物が加圧室10内に流入して次の排出に備える。

本実施例の特徴は、上記図22乃至24に示す排出口閉鎖方法のいずれの場合においても、弁体4は縁の浅い方の一端が固定されて、変形するのは平面部46付近のみであるということである。

本実施例は以上のように構成することにより、よりコンパクトな構成により、容器本体2の流れ方向と同じ方向に排出ノズル5を向けることが可能となる。

この発明のポンプ付きチューブ容器によれば、容器本体を押圧しても内容物が排出されることがないので、チューブが露出した化粧品等をバッグ等に入れて持ち歩くような場合において、そのバッグに何か別のものを押し込んだりしたときに、不用意にバッグ内のチューブ容器を加圧してしまうようなことがあっても、その際に内容物が漏出して化粧液等の内容物がバッグ内の他のものを汚損してしまうことがない。またそのような場合に、化粧水のように粘性が低く毛細管現象によってほんの僅かな逆止弁の隙間でも漏出の可能性が高い内容物であっても漏出の心配がない。

また、きわめて少ない部品点数にもかかわらず高度な機能を備えたポンプ付きチューブ容器を提供することができるので、コスト的にも有利であるばかりか、組み立ても簡略化できる。

さらには、金属部品を一切使用しない構成とすることにより、金属腐食による様々な影響を嫌う薬品類にも使用可能であるとともに、ゴミの減量化、分別処理にも一役買うことができる。

この発明のポンプ付きチューブ容器の全体構造を示す縦断面図である。 (イ)その弁体を示す斜視図、(ロ)その蓋体を示す縦断面図である。 この発明のポンプ付きチューブ容器の作用を示す要部縦断面図である。 この発明のポンプ付きチューブ容器の作用を示す要部縦断面図である。 この発明のポンプ付きチューブ容器の作用を示す要部縦断面図である。 この発明のポンプ付きチューブ容器の効果を示す縦断面図である。 ドーム型ヘッドの課題を示す要部縦断面図である。 第2の逆止弁のシール方法のバリエーションを示す要部縦断面図及び弁状体の斜視図である。 他のバリエーションを示す要部縦断面図及び弁状体の斜視図である。 他のバリエーションを示す要部縦断面図及び弁状体の斜視図である。 他のバリエーションを示す要部縦断面図及び弁状体の斜視図である。 第1の逆止弁のバリエーションを示す要部縦断面図である。 他のバリエーションを示す要部縦断面図である。 この発明のポンプ付きチューブ容器における第2の実施例を示す要部縦断面図である。 この発明のポンプ付きチューブ容器における第3の実施例を示す要部縦断面図である。 この発明のポンプ付きチューブ容器における第4の実施例を示す要部縦断面図及び斜視図である。 そのスプリングのバリエーションを示す斜視図である。 この発明のポンプ付きチューブ容器における第5の実施例を示す要部縦断面図である。 その変形例を示す要部縦断面図である。 この発明のポンプ付きチューブ容器における第6の実施例を示す要部縦断面図である。 その弁体を示す斜視図である。 その第2の逆止弁構造を示す要部縦断面図である。 他の逆止弁構造を示す要部縦断面図である。 他の逆止弁構造を示す要部縦断面図である。

1 この発明のポンプ付きチューブ容器

2 容器本体

3 上部開口

4 弁体

5 排出口

6 蓋体

7 結合部

8 上端

9 ドーム型ヘッド部材

10 加圧室

11 キャップ部材

12 スリット

13 第1の逆止弁

14 下部

15 肩部

16 上部管状部

17 テーパ形状部

18 排出ノズル内通路

19 第2の逆止弁

20 内面

21 下端

22 条溝

23 突条

24 筒状部

25 板状部材

26 球

27 連接棒

28 ポペット弁

29 突条

30 ヘッド部材

31 外壁

32 突条

33 内壁

34 外周面

35 Oリング

36 スプリング

37 突起

38 押さえ部材

39 スプリング

40 フランジ部

41 筒状部

42 直下部分

43 内周面

44 側面

45 フランジ

46 平面部

47 排出ノズル入口

48 平面部

49 突条もしくはOリング

50 突起


Claims (11)


  1. チューブ容器への結合手段と、第1及び第2の二つの逆止弁を備えた弁体と、外力付勢により排出を行うポンプ機能を備えた加圧室と、排出口を備えた蓋体であって、第1の逆止弁は容器本体と加圧室の間に設けられ、容器本体内から加圧室にのみ内容物の流通を許すものであり、第2の逆止弁は加圧室から排出口の間に設けられ、加圧室内から排出口にのみ内容物の流通を許すものであり、なおかつ第2の逆止弁は、それ自身が排出口へ向かう流路を塞ぐように蓋体内面と密着するよう構成されるとともに、容器本体内圧力も当該第2の逆止弁を密着させる方向に作用するよう構成することにより、容器本体の押圧によっては内容物が排出されないことを特徴とする蓋体を備えたポンプ付きチューブ容器。

  2. チューブ容器への結合手段と、第1及び第2の二つの逆止弁を備えた弁体と、外力付勢により排出を行うポンプ機能を備えた加圧室と、排出口を備えた蓋体であって、弁体は弾性素材で一体に形成されてなるものであって、第2の逆止弁はそれ自身が排出口へ向かう流路を塞ぐ位置で蓋体の内面と密着することで機能するものであり、当該密着のための力を付勢するとともに弁体全体を支持する機能を有するバネと、その上方に蓋体との密着部を有して構成され、第1の逆止弁はその中央に配してなるとともに容器本体と加圧室の間に設けられ、容器本体内から加圧室にのみ内容物の流通を許すものであり、第2の逆止弁は加圧室から排出口の間に設けられ、加圧室内から排出口にのみ内容物の流通を許すものであり、なおかつ第2の逆止弁は、バネの弾性で蓋体内面と密着せしめられるが、容器本体内圧力も当該第2の逆止弁を密着させる方向に作用するよう構成することにより、容器本体の押圧によっては内容物が排出されないことを特徴とする蓋体を備えたポンプ付きチューブ容器。

  3. チューブ容器への結合手段と、第1及び第2の二つの逆止弁を備えた弁体と、外力付勢により排出を行うポンプ機能を備えた加圧室と、排出口を備えた蓋体であって、弁体は弾性素材で一体に形成されてなるものであって、第2の逆止弁はそれ自身が排出口の入口と密着することでこれを塞ぎ機能するものであり、当該密着のための力を付勢するとともに全体を支持する機能を有するバネと、その上方に蓋体との密着部を有して構成され、第1の逆止弁はその中央に配してなるとともに容器本体と加圧室の間に設けられ、容器本体内から加圧室にのみ内容物の流通を許すものであり、第2の逆止弁は加圧室から排出口の間に設けられ、加圧室内から排出口にのみ内容物の流通を許すものであり、なおかつ第2の逆止弁は、バネの弾性で蓋体内面と密着せしめられるが、容器本体内圧力も当該第2の逆止弁を密着させる方向に作用するよう構成することにより、容器本体の押圧によっては内容物が排出されないこと特徴とする蓋体を備えたポンプ付きチューブ容器。

  4. 加圧室が弾性体からなるドーム型ヘッド部材で区画されるとともに、当該ヘッド部材の外圧による変形によって加圧室内の圧力を上昇せしめるものである請求項1乃至3のいずれかに記載のポンプ付きチューブ容器。

  5. 加圧室が蓋体上端開口部に摺動自在に設けられた蓋部材で区画されるとともに、当該蓋部材の外圧による下降によって加圧室内の圧力を上昇せしめるものである請求項1乃至3のいずれかに記載のポンプ付きチューブ容器。

  6. 外圧を受ける手段の変形または下降に伴って、弁体を強制的に下降せしめて第2の逆止弁を開閉させるものである請求項1乃至5のいずれかにポンプ付きチューブ容器。

  7. 第2の逆止弁を蓋体に密着せしめる力を付勢するバネが、ダイアフラムスプリングである請求項1乃至5のいずれかに記載のポンプ付きチューブ容器。

  8. 第2の逆止弁を蓋体に密着せしめる力を付勢するバネが、樹脂製バネである請求項1乃至5のいずれかに記載のポンプ付きチューブ容器。

  9. 第1の逆止弁がスリット弁である請求項1乃至8のいずれかに記載のポンプ付きチューブ容器。

  10. 第1の逆止弁がフラップ式弁である請求項1乃至5、7または8のいずれかに記載のポンプ付きチューブ容器。

  11. 第1の逆止弁がきのこ式弁である請求項1乃至8のいずれかに記載のポンプ付きチューブ容器。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5014505B1 (ja) * 2011-09-08 2012-08-29 浩二 寺林 容器の保存用蓋を用いた液体の保存方法
WO2015147505A1 (ko) * 2014-03-24 2015-10-01 (주)연우 크림타입 화장품 용기
WO2015147526A1 (ko) * 2014-03-25 2015-10-01 (주)연우 펌핑식 화장품 용기
EP2904931A4 (en) * 2013-12-12 2016-06-01 Yonwoo Co Ltd CONTAINER FOR CREAMIC COSMETICS

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