JP7149880B2 - 吐出器 - Google Patents
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Description
この吐出器では、押下ヘッドの螺着部を規制部から外すと、押下ヘッドおよびステムが上方付勢力により上昇端位置に移動し、その後、押下ヘッドおよびステムを下方移動することで、内容物が吐出孔から吐出される。
ところで、使用者によっては、内容物の使用を開始した後に、この吐出器付きの容器本体を例えば携帯して外出する等のために、押下ヘッド等を下方移動させ、再び、押下ヘッドの螺着部を規制部に螺着することによって、内容物が吐出されないようにする場合がある。
上昇端位置に位置する押下ヘッドが許容位置で下方移動し、螺着部が規制部に到達したときに(以下、到達状態という)、被係止部が係止部より下方に位置するので、到達状態で、被係止部および係止部の周方向の相対移動が許容されることとなる。したがって、到達状態で、押下ヘッドを規制部に対して周方向に移動させることが可能になり、押下ヘッドの螺着部を規制部に螺着させること、および螺着部を規制部から外すことの双方を行うことができる。前者の場合、内容物が吐出されないようにすることを確実に実現することができる。
したがって、螺着部が規制部に螺着され、下降端位置に位置している押下ヘッドを、周方向のうち、螺着部が規制部に対して緩む緩み方向に回転させ、規制部に対する螺着部の螺着を解除したときに、被係止部および係止部のうちのいずれか他方が、いずれか一方に上下方向で当接し、縦溝から周方向に離れていても、この回転操作を継続すれば、被係止部および係止部のうちのいずれか他方が、縦溝に到達することとなる。この際、ステムに加えられている上方付勢力によって、被係止部および係止部のうちのいずれか他方が、縦溝に進入し、押下ヘッドが上方移動する。
以上より、被係止部および係止部の周方向の相対位置を合わせなくても、従来から行われている、下降端位置に位置する押下ヘッドを、規制部に対して前記緩み方向に回転させる操作だけで、被係止部および係止部のうちのいずれか他方を、縦溝に進入させることができる。
本実施形態の吐出器1は、図1に示されるように、容器本体Wの口部W1に装着される装着キャップ21と、装着キャップ21に、上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステム11を有するポンプ24と、ステム11の上端部に装着されるとともに、内容物を吐出する吐出孔16aが形成された押下ヘッド16と、下降端位置に位置する押下ヘッド16が着脱可能に装着され、押下ヘッド16およびステム11の上方移動を規制する規制部22と、を備えている。なお、容器本体Wに充填する内容物として、例えば、トリートメント、ボディソープ、ハンドソープ、シャンプー、リンス、コンディショナー、および洗剤等が挙げられる。
装着キャップ21は、環状の天壁部21aを備える有頂筒状に形成されている。装着キャップ21の内周面に、口部W1に螺着される雌ねじ部が形成されている。
装着キャップ21、ステム11、規制部22、ピストン14、およびシリンダ15はそれぞれ、共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を軸線Oといい、軸線O方向から見て、軸線Oに交差する方向を径方向といい、軸線O回りに周回する方向を周方向という。
シリンダ15に、下端開口が容器本体Wの底部に位置する吸い上げパイプ15eが連結されている。
ステム11は、シリンダ15に対して周方向に回転可能に配設されている。
これにより、シリンダ15内が減圧することで、下部弁体18がシリンダ15の下端開口を開放し、容器本体W内の内容物が、吸い上げパイプ15eを通してシリンダ15内に流入する。また、ピストン14がシリンダ15の導入孔20を覆う。
被係止部12は、径方向に突出した柱状の突起とされ、外筒16fの外周面に配設されている。被係止部12は、外筒16fと一体に形成されている。被係止部12は、2つ配設され、外筒16fのうち、径方向で互いに対向する部分に1つずつ配設されている。2つの被係止部12のうちの1つは、径方向のうち、吐出孔16aが開口している向きに突出している。なお、被係止部12は、1つ、若しくは3つ以上配設されてもよい。
係止筒31の内側に、外筒16fが上下動可能に挿入されている。押下ヘッド16が上昇端位置に位置したときに、係止筒31の上端部内に、外筒16fの下端部が挿入されている。係止筒31の上端部は、装着キャップ21より上方に位置している。係止筒31および装着キャップ21の各下端部は、環状の連結板32を介して連結されている。係止筒31および連結板32は、軸線Oと同軸に配設されている。
連結板32において、係止部26と上下方向で対向する部分の全域に、上下方向に貫く型抜き用孔32aが形成されている。
図示の例では、押下ヘッド16が上昇端位置に位置した状態で、前述のように押下ヘッド16およびステム11を、前記締め込み方向Yに回転させたときに、被係止部12の下端部が、係止部16の表面のうち前記緩み方向Xを向く側面と、横溝28の下端面と、の接続部分に摺接して、横溝28の下端面に乗り上がるように横溝28内に進入する。
一方、押下ヘッド16が上昇端位置に位置した状態で、押下ヘッド16およびステム11を、前記緩み方向Xに回転させ、被係止部12を、横溝28から抜き出して縦溝27に位置させると、被係止部12が係止部26から周方向に離間して、被係止部12が縦溝27内を下方に向けて移動可能になることで、押下ヘッド16の下方移動が許容される。
上昇端位置に位置する押下ヘッド16が、許容位置で下方移動し、図6に示されるように、螺着部16dの下端部が、規制部22の雄ねじ筒22bの上端部に到達したときに、被係止部12が、縦溝27を通過して係止部26より下方に位置する。図示の例では、この際、螺着部16dの下端部が、規制部22の雄ねじ筒22bの上端部に当接している。
したがって、図7に示されるような、螺着部16dが規制部22に螺着され、下降端位置に位置している押下ヘッド16を、前記緩み方向Xに回転させ、規制部22に対する螺着部16dの螺着を解除したときに、被係止部12が、係止部26の下端縁に当接し、縦溝27から周方向に離れていても、この回転操作を継続すれば、被係止部12が縦溝27に到達することとなる。この際、ステム11に加えられている上方付勢力によって、被係止部12が、縦溝27に進入し、押下ヘッド16が上方移動する。
以上より、被係止部12および係止部26の周方向の相対位置を合わせなくても、従来から行われている、下降端位置に位置する押下ヘッド16を、規制部22に対して前記緩み方向Xに回転させる操作だけで、被係止部12を縦溝27に進入させることができる。
したがって、前述のように、規制部22に対する螺着部16dの螺着を解除したときに、係止部26の下端縁に当接している被係止部12を、引っ掛かり少なく円滑に縦溝27に導入することができるとともに、図6に示されるような到達状態で、押下ヘッド16を前記締め込み方向Yに回転させたときに、被係止部12が、係止部26の前記角部26bに引っ掛かるのを抑制することができる。
係止筒31の内側に挿入された外筒16fの外周面に、被係止部12が配設され、係止部26が、係止筒31の内周面に配設されているので、被係止部12および係止部26を外部から視認不能にすることが可能になり、被係止部12および係止部26を配設したことによる見栄えの悪化を防ぐことができる。
係止部26に抑止部26aを形成しなくてもよい。
閉塞筒23を有しない構成を採用してもよい。
また、螺着部16dおよび規制部22は、筒状に限らず、例えば中実、若しくは板状に形成する等適宜変更してもよい。このうち、板状に形成する場合、周方向に間隔をあけて複数配設してもよい。
11 ステム
12 被係止部
16 押下ヘッド
16a 吐出孔
16b 装着筒
16d 螺着部
16f 外筒
21 装着キャップ
22 規制部
24 ポンプ
26 係止部
26a 抑止部
27 縦溝
31 係止筒
W 容器本体
W1 口部
Claims (5)
- 上方付勢状態で下方移動可能に設けられたステムを有するポンプと、
前記ステムの上端部に装着されるとともに、内容物を吐出する吐出孔が形成された押下ヘッドと、
下降端位置に位置する前記押下ヘッドが着脱可能に装着され、前記押下ヘッドおよび前記ステムの上方移動を規制する規制部と、を備え、
前記押下ヘッドは、前記規制部に着脱可能に螺着された螺着部を備え、
前記押下ヘッドに設けられた被係止部が離脱可能に係止される係止部が配設され、
上昇端位置に位置する前記押下ヘッドは、前記被係止部が前記係止部に係止されて下方移動が規制される規制位置と、前記被係止部が前記係止部から周方向に離間して下方移動が許容される許容位置と、の間を周方向に移動可能に配設され、
上昇端位置に位置する前記押下ヘッドが許容位置で下方移動し、前記螺着部が前記規制部に到達したときに、前記被係止部が前記係止部より下方に位置する、吐出器。 - 前記被係止部および前記係止部のうちのいずれか一方は、上下方向に延びる縦溝を介して周方向に沿って複数配設され、いずれか他方は、上昇端位置に位置する前記押下ヘッドが許容位置で下方移動したときに、前記縦溝内を上下方向に移動する、請求項1に記載の吐出器。
- 前記係止部に、上昇端位置に位置する前記押下ヘッドが規制位置に位置したときに、前記被係止部の許容位置側への移動を抑止する抑止部が形成されている、請求項1または2に記載の吐出器。
- 前記係止部が設けられた係止筒が配設され、
前記押下ヘッドは、前記ステムに装着された装着筒と、前記装着筒を径方向の外側から囲い、かつ前記被係止部が設けられた外筒と、を備え、
前記係止筒および前記外筒のうちのいずれか一方の内側に、いずれか他方が上下動可能に挿入されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の吐出器。 - 容器本体の口部に装着される装着キャップを備え、
前記係止筒は、前記装着キャップを径方向の外側から囲い、かつ前記装着キャップと一体に形成されている、請求項4に記載の吐出器。
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