JP6397761B2 - 吐出器 - Google Patents
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また、保管時や持ち運び時等において、何らかの理由によりボール弁がステムを超えて上昇した場合、ステムの外部で内容物がボール弁を容易に通過してしまい、内容物が吐出孔から漏出するおそれがあった。
(1)本発明に係る吐出器は、内容物が収容される容器本体の口部に、上方付勢状態で下方移動可能に配設されるステムを有するポンプと、前記ステムの上端に装着され、前記内容物を吐出する吐出孔が形成された押下ヘッドと、を備え、前記ポンプは、内側に前記ステムが上方に向けて立設されたシリンダと、前記ステムに連係すると共に前記シリンダ内に上下摺動可能に嵌合され、且つ前記ステムと一体に形成されたピストンと、前記シリンダ内に配設され、前記シリンダの下端開口を開閉する下部弁体と、前記下部弁体から上方に向けて延び、前記ステム内に挿通された上部弁体と、前記ステムと別体に形成され、前記ステム内に嵌合されたシール筒と、を備え、前記押下ヘッドには、前記ステムの上端に嵌合された装着筒と、径方向外側に向けて延び、且つその先端に前記吐出孔が形成されたノズル筒と、前記ステム内と前記ノズル筒内とを連通すると共に内径が前記ステムの内径よりも大きい筒状の連通筒と、が備えられ、前記ステム内には、ボール弁が上方に向けて離反自在に載置される弁座が形成され、前記シール筒は、前記弁座よりも下方で前記ステム内に嵌合されると共に、前記ステム及び前記押下ヘッドが吐出操作のための待機状態を維持する上昇端位置に位置したときに、前記上部弁体に対して下方に向けて離反可能に嵌合し、前記連通筒内には、前記押下ヘッドの頂壁部から下方に向けて延び、前記ボール弁の上方移動を規制する規制リブが形成されていることを特徴とする。
特に、規制リブがボール弁の上方移動を規制するので、ボール弁がステムを超えて、ステムの内径よりも大きい内径の連通筒内に進入することを防ぐことができる。これにより、ボール弁をステム内に留めることができるので、ステム内でボール弁を通過するように内容物を流通させることができ、吐出孔に向けて流れる内容物がボール弁を通過するときの流通抵抗を高く維持することができる。従って、ボール弁を通過して吐出孔に向かう内容物の流量の増大を抑えることができ、吐出孔を通じて外部に吐出される内容物の勢いを抑制することができる。
図1、図2に示すように、本実施形態の吐出器1は、内容物が収容される容器本体2の口部2aに装着される有頂筒状の装着キャップ3と、装着キャップ3に上方付勢状態で上下動可能に貫設された筒状のステム6を有するポンプ4と、ステム6の上端に装着されるとともに吐出孔5aが形成された押下ヘッド5と、を備えている。
なお、この吐出器1は、例えば粘度が100mPa・s(100cP)程度か、それ以下の内容物を吐出する吐出器として好適に利用することができる。
さらに、ポンプ4は、シリンダ10内に配設され、シリンダ10の下連通口10a(下端開口)を開閉する下部弁体13と、ステム6を上方に向けて付勢する付勢部材14と、下部弁体13から上方に向けて延び、ステム6内に挿通された上部弁体15と、ステム6と別体に形成されてステム6内に装着されたシール筒16と、を備えている。
吸込み筒部22内には、容器本体2内の内容物を吸い上げるチューブ体27が嵌合されている。チューブ体27は、上端縁が下弁座部26に下方から当接している。
内筒部30は、突出筒部23に、軸線O回りの回転が規制された状態で装着されている。内筒部30内には、ステム6が挿通されており、内筒部30は、規制筒12に対するステム6及び押下ヘッド5の上下動を案内する。ねじ筒部32は、上部側よりも下部側の方が拡径した2段筒状に形成され、上部側の外周面に雄ねじ部が形成されている。
基筒部39は、下側に位置する大径部40、及び大径部40の上方に連結段部41を介して連結された小径部42を備えている。これにより、基筒部39の外周面は、下方から上方に向けて段状に縮径している。
小径部42は、規制筒12の内筒部30内に上下動可能に配置されている。
縦リブ39aは、軸線O方向に延び、周方向に間隔をあけて複数配置されている。縦リブ39aの上端は、基筒部39における連結段部41よりも上側に位置し、基筒部39の上端と同等の位置に配置されている。縦リブ39aの下端は、連結段部41よりも下側に位置し、且つ基筒部39の下端よりも上側に配置されている。
立ち上がり筒部43内には、上弁座部46に上方から離反可能に着座する弁体部(ボール弁)45が配設されている。弁体部45は、上弁座部46の上面に着座して上連通口6aを閉塞している。なお、ステム6のうち上弁座部46よりも上方に位置する部分、すなわち立ち上がり筒部43は、その全域(全長)に亘って内径が同等とされている。
連結部53は、軸線Oを径方向で挟んで一対配設されている。一対の連結部53は、両連結部53の間に配置され、軸線O方向に延在する仕切り壁部59を介して連結されている。
ポンプ4では、上述した下部弁体13を具備していることで、シリンダ10内の加圧時に、収容室R内の内容物が下連通口10aを通して容器本体2内に戻ることが規制され、かつシリンダ10内の減圧時に、容器本体2内の内容物が下連通口10aを通して収容室R内に流入することが許容されている。
なお、装着筒61は、本体筒部60よりも下方に突出している。また、装着筒61の外径は、ステム6における小径部42の外径と同等とされている。さらに、連通筒63と本体筒部60の周壁部60bとの間には、軸線O方向及び径方向の両側に沿って延在する補強壁部65が、周方向に間隔をあけて複数配設されている。この補強壁部65によって、本体筒部60の周壁部60bと連通筒63とがより強固に連結され、押下ヘッド5の姿勢が安定する。
吐出器1を使用するにあたって、まず押下ヘッド5及びステム6を図1に示す下降端位置P1から図2に示す上昇端位置P2に移行させる。具体的には、押下ヘッド5を周方向の一端側(押下ヘッド5と規制筒12との螺着を解除する方向)に向けて回転させ、押下ヘッド5の規制筒12に対する螺着を解除する。なお、上述したように押下ヘッド5内にはステム6の上端部が嵌合され、さらにステム6の下端部内には下部弁体13の上筒部51が嵌合されているため、押下ヘッド5の回転に伴い、ステム6や下部弁体13も一体に回転する。
そして、ステム6及びピストン11が上昇端位置P2まで上昇し、シリンダ10に対するピストン11の上方に向けた摺動が停止すると、弾性連結片55が復元変形する。これにより、弁本体50が下弁座部26に着座して下連通口10aが閉塞される。またこのときシール筒16が、上部弁体15に下方から液密に嵌合する。
そのため、収容室R内の内容物が、ステム6の立ち上がり筒部43、押下ヘッド5の連通筒63及びノズル筒62の内部を順次流通し、吐出孔5aに達する。その結果、内容物を、吐出孔5aを通じて外部に吐出することができる。
従って、弁体部45を通過して吐出孔5aに向かう内容物の流量の増大を抑えることができ、吐出孔5aを通じて外部に吐出される内容物の勢いを抑制することができる。
シール筒16の硬度が、ステム6及び上部弁体15の各硬度よりも低くなくてもよい。
1…吐出器
2…容器本体
2a…口部
4…ポンプ
5…押下ヘッド
5a…吐出孔
6…ステム
45…弁体部(ボール弁)
46…上弁座部(弁座)
60a…押下ヘッドの頂壁部
61…装着筒
62…ノズル筒
63…連通筒
66…規制リブ
Claims (2)
- 内容物が収容される容器本体の口部に、上方付勢状態で下方移動可能に配設されるステムを有するポンプと、
前記ステムの上端に装着され、前記内容物を吐出する吐出孔が形成された押下ヘッドと、を備え、
前記ポンプは、
内側に前記ステムが上方に向けて立設されたシリンダと、
前記ステムに連係すると共に前記シリンダ内に上下摺動可能に嵌合され、且つ前記ステムと一体に形成されたピストンと、
前記シリンダ内に配設され、前記シリンダの下端開口を開閉する下部弁体と、
前記下部弁体から上方に向けて延び、前記ステム内に挿通された上部弁体と、
前記ステムと別体に形成され、前記ステム内に嵌合されたシール筒と、を備え、
前記押下ヘッドには、前記ステムの上端に嵌合された装着筒と、径方向外側に向けて延び、且つその先端に前記吐出孔が形成されたノズル筒と、前記ステム内と前記ノズル筒内とを連通すると共に内径が前記ステムの内径よりも大きい筒状の連通筒と、が備えられ、
前記ステム内には、ボール弁が上方に向けて離反自在に載置される弁座が形成され、
前記シール筒は、前記弁座よりも下方で前記ステム内に嵌合されると共に、前記ステム及び前記押下ヘッドが吐出操作のための待機状態を維持する上昇端位置に位置したときに、前記上部弁体に対して下方に向けて離反可能に嵌合し、
前記連通筒内には、前記押下ヘッドの頂壁部から下方に向けて延び、前記ボール弁の上方移動を規制する規制リブが形成されていることを特徴とする吐出器。 - 請求項1に記載の吐出器において、
前記ステムのうち前記弁座よりも上方に位置する部分は、その全域に亘って内径が同等とされていることを特徴とする吐出器。
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