JP3582226B2 - ポンプディスペンサ及びイジェクタヘッド - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、たとえばシャンプー,リンス等の据置タイプの容器に用いられるポンプディスペンサに関し、特に使用後の液だれやノズル部への液の付着・固化を防止する技術に関する。
【0002】
また、このようなポンプディスペンサに用いられるノズル部を備えたイジェクタヘッドに関する。
【0003】
【従来の技術】
従来のこの種のポンプディスペンサとしては、たとえば図8に示すようなものが知られている。
【0004】
すなわち、内部に液体を貯溜するポンプ室100を備えたポンプ本体101と、ポンプ本体101内に往復移動自在に挿入されポンプ室100の容積を拡張,収縮させるピストン102と、ピストン102に中空のステム103を介して連接されるノズル部104を備えたイジェクタヘッド105と、ポンプ室100下端に設けられる吸入弁106と、ポンプ室100とノズル部104とを連通するステム103内の流路107途中に設けられる吐出弁108と、前記ピストン102をポンプ室100の容積を拡張させる方向に常時付勢するばね部材109と、を備えている。
【0005】
吸入弁106はポンプ室100内が負圧の時に開いて正圧の時に閉じ、吐出弁108はポンプ室100内が負圧の時は閉じて正圧の時は開く構成となっている。
【0006】
このポンプの作動は、ばね部材109のばね力に抗して、手でイジェクタヘッド105を下方に押してステム103をポンプ本体101内に押し込み、ステム103に設けられたピストン102によってポンプ室100を収縮させた状態で手を離す。すると、ばね部材108の付勢力によってピストン102が移動してポンプ室100内の容積が拡張し、ポンプ室100内が負圧になる。この負圧によって吸入弁106が開いて一定量の内容液が自動的にポンプ室100内に吸入される。
【0007】
そして、ばね部材108のばね力に抗して再びイジェクタヘッド105を押し込むと、ピストン102によってポンプ室100が圧縮されて吐出弁108が開き、ポンプ室100内に吸入された内容液がノズル部104を通じて吐出されることになる。
【0008】
また、通常状態(吸入完了状態)及びロック時での転倒時の液漏れを防止するために、ポンプ室100内にポペット110が内装されている。ポペット110は、その下端がポンプ室100下端内周に嵌合固定され、上端がステム103の下端開口部からその内部に挿入されている。
【0009】
ポペット110の上下端には第1,第2弁部111,112が設けられ、通常状態では上端の第1弁部111にステム103内周に設けた第1弁座113が下方から当接してステム103内の流路を閉塞し、ロック状態では下端の第2弁部112にステム103下端の第2弁座114が上方から当接してステム103内の流路107を閉塞していた。
【0010】
さらに、ノズル部104からの液だれや、ノズル部104内の残留液体の固化を防止するために、吐出完了後、一定時間吐出弁を強制的に開いておいてノズル部104内の残留液をポンプ室100内に戻すバックサクション機構115が設けられていた。
【0011】
このバックサクション機構115は、ポペット110上端に吐出弁108の下方から弁体を持ち上げる操作部材116と、この操作部材116を支持するスプリング117とから構成されていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術では、通常状態及びロック時のシール用としてポペット110が必要となる。
【0013】
また、ノズル部104内の残液を戻すために、上記ポペット110の他に、さらにスプリング117及び操作部材116を必要とする。
【0014】
このように、転倒時の液漏れ防止及びノズル部104内の残液戻しのために、それぞれ専用の部品を必要とし、構造が複雑になって部品点数が増大すると共に、組立工数も増大し、コスト高になるという問題があった。
【0015】
本発明は上記した従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡単な構成でロック時及び吸入完了時における内溶液の液漏れを防止し、かつ吐出完了時のノズル部からの液だれを防止し得るポンプディスペンサを提供することにある。
【0016】
また、ポンプディスペンサのノズル部に用いられる新規な形状のイジェクタヘッドを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明にあっては、容器開口部に装着される内部にポンプ室を備えたポンプ本体と、該ポンプ本体の上端に設けられた開口部からポンプ室内に往復動自在に挿入され内部に流路が形成された中空のステムと、該ステムの下端部に設けられポンプ室内を往復移動するピストンと、前記ステムの上端部に装着され前記ステム内の流路と接続されるノズル部を備えたイジェクタヘッドと、前記ステム内の流路に設けられた吐出弁と、前記ポンプ室の下端部に設けられた吸入弁と、前記ステムを弾発力によって上方に付勢するばね部材と、を備え、前記ピストンは、通常使用時には、上限の吸入完了位置と、下限の吐出完了位置間を移動し、ロック時には吐出完了位置よりもさらに下方のロック位置まで移動するポンプディスペンサにおいて、前記ポンプ室内に上下方向に延びる一本の弁軸を設け、該弁軸の上端を前記ステムの内部に挿入すると共に、前記弁軸の下端には前記吸入弁用の弁体を設け、前記吐出完了位置において、前記弁軸下端の吸入弁用弁体が吸入弁の弁座に当接した状態で、前記弁軸上端が前記吐出弁の弁口を突き抜けて弁座よりも所定寸法だけ高い位置となるように設定し、吐出弁の弁体を吐出完了状態から吸入行程に移行する一定時間強制的に弁座から離間させて開弁状態に維持し、前記ステムには、ロック時の内容液の液漏れを防止するための第1シール座と、吸入完了位置における内容液の液漏れを防止するための第2シール座とを設けると共に、前記弁軸の中途部には、ロック位置において第1シール座に密接してステム内の流路を閉塞し、吸入完了位置において前記第2シール座に密接してステム内の流路を閉塞するシール用弁体を設けたことを特徴とする。
【0018】
本発明にあっては、ばね部材のばね力に抗して、手でイジェクタヘッドを下方に押してステムをポンプ本体内に押し込み、ステムに設けられたピストンによってポンプ室を収縮させた状態で手を離す。すると、ばね部材の付勢力によってピストンが移動してポンプ室内の容積が拡張し、ポンプ室内が負圧になる。この負圧によって吸入弁が開いて一定量の内容液が自動的にポンプ室内に吸入される。
【0019】
そして、ばね部材のばね力に抗して再びイジェクタヘッドを押し込むと、ピストンによってポンプ室が圧縮されて吐出弁が開き、ポンプ室内に吸入された内容液がノズル部を通じて吐出されることになる。
【0020】
吐出完了時点では、弁軸上端が吐出弁の弁口に入り込んで弁座上方まで突出し、弁体を弁座から強制的に持ち上げている。
【0021】
イジェクタヘッドから手を離すと、ばね部材の付勢力によってステムが上方に押し戻され、ポンプ室の容積が拡張して負圧となる。ステムが吐出完了位置から所定距離だけ上方に移動する間はまだ弁軸上端は吐出弁の弁座から上方に突出しており、この弁軸上端によって弁体が強制的に弁座から離され、ノズル部内の残液が吐出弁の弁口を通じてポンプ室内に戻される。
【0022】
そして、ステムが所定距離上動して弁軸上端が吐出弁の弁座位置よりも下になると、吐出弁の弁体が弁座に着座して弁口を閉塞する。一方、弁軸下端の弁体が吸入弁の弁座から浮き上がり、ポンプ室内に内容液が吸入される。
【0023】
ステムが最上端である吸入完了位置に達すると、ステム内の第2シール座が弁軸のシール用弁体が当接し、ステム内の流路が閉塞される。
【0024】
一方、ロック時には、ステムは吐出完了位置よりもさらに下方のロック位置に達し、その分弁軸上端の吐出弁の弁座からの突出量は大きくなる。一方、弁軸の中途部に設けられたシール用弁体がロック用の第1シール部に当接してステム内の流路が閉塞される。
【0025】
ノズルはイジェクタヘッドの付け根位置から先端に向かって上向きの傾斜がつけられていることを特徴とする。
【0026】
また、ノズル部を上向きにしておけば、重力によって吐出完了後のノズル部内の残液が戻りやすい。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0034】
図1乃至図3は本発明の一実施の形態に係るポンプディスペンサを示している。
【0035】
図1は自由状態(吸入完了位置)を示し、図2(a),(b)はそれぞれ吐出完了位置とロック位置を示している。図3はノズル部内の残液をポンプ室内に戻すバックサクション行程を示している。
【0036】
図1を中心にポンプディスペンサの構成を説明すると、このポンプディスペンサ1は、据置型のシャンプー容器等に用いられるもので、容器開口部に装着される内部にポンプ室2を備えたポンプ本体としてのアキュムレータ3と、このアキュムレータ3内に往復移動自在に挿入されポンプ室2の容積を拡張,収縮させるピストン4と、ピストン4にステム5を介して連接されるノズル部を備えたイジェクタヘッド6と、ポンプ室2下端に設けられる吸入弁7と、ポンプ室2内部とイジェクタヘッド6とを連通する流路8の上端部に設けられる吐出弁9と、ピストン4をポンプ室2の容積を拡張させる方向に常時付勢するばね部材10と、から構成されている。
【0037】
アキュムーレタ3はシリンダ形状で、容器の開口部から容器内部に挿入され、その上端に容器の口縁部11上端に係合するフランジ部12が設けられている。このフランジ部12は容器口頚部11外周に螺着されるコンテナキャップ13によって固定されている。また、このアキュムレータ3の上端には、ステム5を案内するガイドリング14が装着されている。このガイドリング14内周には、ロック時にイジェクタヘッド6に設けられた雄ねじ15と螺合される雌ねじ16が設けられている。
【0038】
一方、容器内部に挿入されるアキュムレータ3の下端には、吸入弁7が設けられると共に、容器底部に向かって延びるディップチューブ17が接続されている。
【0039】
ステム5は中空の円筒状部材で、その下端付近にはピストン4が一体成形されており、上端には別体のイジェクタヘッド6が装着されている。
【0040】
ピストン4は、図1,図2に示すように、通常使用時には、上限の吸入完了位置Aと、下限の吐出完了位置B間を移動し、ロック時には吐出完了位置Bよりもさらに下方のロック位置Cまで移動する。吸入完了位置Aはステム5の中途部外周に設けられたストッパ段部18がガイドリング14下端に突き当たることによって位置決めされる。吐出完了位置Bは、図2(a)に示すように、イジェクタヘッド6の雄ねじ15がガイドリング14の雌ねじ16と当接した位置で位置決めされる。ロック位置は雄ねじ15と雌ねじ16のねじ込み完了によって位置決めされる。
【0041】
一方、ポンプ室2内には上下方向に延びる1本の弁軸20が上下方向に移動可能に装着されている。この弁軸20は、上下方向に直線的に延びる弁軸本体21と、弁軸本体21の中途部に一体的に設けられるシール用弁体22と、弁軸本体21の下端に一体的に設けられる吸入弁用弁体23と、から構成されている。弁軸本体21の太さは中途部のシール用弁体22の上方半部が下方半部よりも細くなっている。
【0042】
ここで、吐出弁9はステム5内の流路8上端部に設けられるもので、中央に上下に貫通する弁口91を備えた弁座92と、弁座92に接離自在のチェックボールよりなる弁体93と、から構成され、通常は弁体93の自重によって弁座92に密接して弁口91を閉塞している。
【0043】
吸入弁7は、弁口71が開口する弁座72と、この弁座72に接離する上記弁軸20下端に設けられた吸入弁用弁体23と、から構成されており、通常は弁軸20全体の自重によって吸入用弁体23が弁座72に密接して弁口71を閉塞している。吸入用弁体23はポンプ室2の底面に設けられた凹部73内に上下動自在に収納され、凹部73の開口縁には収納された吸入用弁体23の上下動を規制するストッパ部74が設けられている。また、吸入弁用弁体23外周には凹部73内周に摺動自在に接触するガイド凸部23aが設けられている。
【0044】
そして、上記弁軸20の上端は吐出弁9の弁口91に下方から挿入可能となっており、弁軸20下端の吸入弁用弁体23が吸入弁7の弁座71に当接した状態で、弁軸20の上端の位置をロック時における吐出弁9の弁座92よりも高い位置になるように設定し、吐出弁9の弁体92を弁座から弁軸20の上端によって持ち上げ可能としている。弁軸20の上端は弁体93の形状に合わせて凹みを設けている。
【0045】
シール用弁体22は弁軸本体21から局部的に環状に膨出させた構成となっており、その上端面22aが周縁から中央部に向けて円錐台状に上方に突出する傾斜面で、下端面22bがほぼ水平面に形成されている。また、外周面22cが円筒面形状となっている。
【0046】
また、ステム5の中空内部には、ロック時の内容液の液漏れを防止するための第1シール座51と、吸入完了位置Aにおける内容液の液漏れを防止するための第2シール座52とを上下方向に離間して設けられている。
【0047】
この実施の形態では、ステム5が前記ストッパ段部18を境にして上方の小径部53と下方の大径部54とによって構成されており、大径部54の上端に第1シール座51が設けられ、大径部54の下端開口部に第2シール座52が設けられている。第1シール座51はストッパ段部18の内周側の段部によって構成され、第2シール座52はステム5の下端縁をリップ形状に絞ることによって構成されている。すなわち、第2シール座52は下端に向かって徐々に小径となるように傾斜している。この第2シール座52の先端部は断面略三角形状で、その頂部がシール用弁体22の外周面22cに径方向に密接するようになっている。
【0048】
そして、弁軸20のシール用弁体22は大径部53内に遊嵌状態で挿入され、外周面22cが僅少な間隔でもって大径部53内周にガイドされ、ポンプ室2底面に設けられた凹部73内に挿入される吸入用弁体23と共に弁軸20が倒れないように軸方向に移動可能に支持している。
【0049】
ロック時にはシール用弁体22の円錐台上の上端面22aが第1シール座51に下方から当接してステム5内の流路8を閉塞する。自然状態(吸入完了状態)ではシール用弁体22の外周面22cが第2シール座52内周が嵌合してステム5内の流路8を閉塞するようになっている。第2シール座52の内径はシール用弁体22の外径よりも若干小径で第2シール座52内周にシール用弁体22の外周面22cに密接するように嵌り込む。
【0050】
一方、イジェクタヘッド6は、略円形のヘッド本体61と、ヘッド本体61から側方に延びるノズル部62とを備えている。ノズル部62は先端に向かって上向きとなるように傾斜しており、その吐出通路61aも直線的に傾斜している。そして、ノズル部62の先端開口部のみが斜め下向きに曲げられている。一方、ヘッド本体61は、天面部63と、天面部63を取り囲むように下方に延びるスカート部64とから構成され、天面部63とスカート部64の境界領域に天面部63から徐々にスカート部64に移行する傾斜面部65が設けられている。この傾斜面部65は天面部63から連続する断面円弧形状となっている。また、天面部63の裏面側にはステム5上端に接続される頚部67が突出形成されている。
【0051】
そして、上記傾斜面部65の位置にノズル部62の付け根が位置しており、図4(a),(f)に示すように、傾斜面部65の内、ノズル部62の付け根が接続される部位が部分的にほぼ垂直面66によってカットされた構成となっている。すなわち、図4(f)において、仮想線64aはスカート部64の円形の輪郭線の延長線であり、この円弧部を直線状にカットした形状となっている。
【0052】
傾斜面部65に垂直面66を設けない状態で型成形する場合を考えると、図4(d)に示すように、イジェクタヘッド260のノズル部262のパーティングラインP1は、ノズル部262の外周面中央を通ってヘッド本体261の傾斜面部265に至り、さらに傾斜面部265を下方に降りてスカート部264下端まで延びるように型割りすることが想定される。
【0053】
図4(e)はその金型の模式図である。すなわち、上型200と下型201を上記パーティングラインP1に沿って型割りすると、下型201上面に段部202が設けられ、この段部202の上面にノズル部262の下半部を形成するための第1凹部203が形成され、段部202の側面にノズル部262の付け根に位置する傾斜面部265に対応する第2凹部204が形成されることになる。この傾斜面部265に対応する第2凹部204がアンダーカットとなり離型できなくなってしまう。
【0054】
そこで、傾斜面部65のノズル付け根部位を部分的に垂直面66によってカットすることにより、下型にアンダーカット部が生じないようにしたものである。
【0055】
すなわち、パーティングラインP2は、図4(b)に示すように、ノズル部62の外周面中央を通ってヘッド本体61の垂直面66に至り、さらに垂直面66を下方に降りてスカート部64下端まで延びるように型割りされる。
【0056】
図4(c)はその金型の模式図である。すなわち、上型300と下型301を上記パーティングラインP2に沿って型割りすると、下型301上面に段部302が設けられ、この段部302の上面にノズル部62の下半部を形成するための第1凹部303が形成され、段部302の側面はノズル部62の付け根に位置する垂直面66に対応した垂直面304となり、図4(e)に示すような傾斜面部に対応する第2凹部204が必要無くなって、アンダーカットが生じない。
【0057】
したがって離型が可能となり、ノズル部62の位置を天面部63とスカート部64の境界領域である傾斜面部65に位置させることができ、デザインの自由度が大きくなった。
【0058】
図5には、本発明の他の実施の形態に係るイジェクタヘッド406の基本形態を示している。
【0059】
このイジェクタヘッド406も、また、天面部463と、天面部463周縁から連続して下方に向かって延びる傾斜面部465と、傾斜面部465から連続して下端まで延びるスカート部464とを有するヘッド本体461と、ヘッド本体461の傾斜面部465から側方に延びるノズル部462と、を備えている。この実施の形態の場合には、天面部463,傾斜面部465およびスカート部464が連続する半球面状に成形されている。図示例ではノズル部462の接続される中腹部分を傾斜面部465とし、球冠部を天面部463とし、傾斜面部465より下方の球帯部をスカート部464とする。ノズル部462左右両側面に位置しノズル部462を上下に区分する2本のパーティングラインPLとヘッド本体461との交点Qは、上記傾斜面部465に位置している。
【0060】
そして、ヘッド本体461の傾斜面部465に位置する一対のノズル部パーティングラインPLの交点Q,Qを起点としてスカート部464下端まで延びる型抜き面466が形成されている。
【0061】
そして、ヘッド本体461の中心軸Oを中心にしてノズル部462に対して90度の方向から水平方向に見た場合に、この型抜き面466のスカート部下端線Bとの交点T2は、ノズル部パーティングラインPLの交点Qを通る垂直線Vに対して離型最大許容角度θでヘッド本体461の中心軸Oから離れる方向に傾斜させて引いた傾斜線Iがスカート部下端線Bと交わる交点T1よりも、ヘッド本体461の中心軸O側に位置している。
【0062】
図示例では、型抜き面466のスカート部下端線Bとの交点T2をノズル部パーティングラインPLの交点Q,Qを通る垂直線V上に位置させているが、図5(c)に示すように垂直線Vに対してヘッド本体461の中心軸Oと反対側にT1の範囲まで移動させてもよいし、図5(d)に示すように垂直線Vに対してヘッド本体461の中心軸O側に移動させてもよい。
【0063】
離型最大許容角度θは材質や形状寸法にもよるが、一般的には約8度がアンダカットになっても金型が無理抜きできる角度である。最適角度は4度以下である。
【0064】
型抜き面466は、図6(a)に示すように、ノズル部パーティングラインPLの交点を通る垂直面で切断し、ノズル部462の下方部分だけでなくその周辺領域まで含む半月状に成形されているが、少なくともノズル部462の下方に位置する部分に形成すればよく、図6(b)に示すように、ノズル部462の幅を有する溝形状としてもよい。
【0065】
また、図6(c)に示すように、イジェクタヘッド406をヘッド本体461の中心軸O方向下方から見た場合に、型抜き面466とノズル部中心線NOとの交点X1と、一対のノズル部パーティングラインPLの傾斜面部465との交点X2,X2とを結ぶ型抜き面466のノズル部462の幅分の形状線が、ヘッド本体461の中心軸Oとノズル部パーティングラインPLの傾斜面部465との交点X2,X2間の距離と等しい半径r1を有するかまたは大きい半径rを有する円で描かれる形状となっている。半径が無限大のときは図示実線のように直線となる。また、図6(d)に示すように、X1とX2,X2間を直線で結んだ形状としてもよい。もっとも、ノズル部462の幅hに対応する部分のみであって、ノズル部462の幅よりも外側の形状は任意である。
【0066】
本実施の形態ではノズル部62が上向きに傾斜している場合を例にとって説明したが、ノズル部62が水平の場合でも下向き傾斜の場合でも適用できる。
【0067】
なお、スカート64を傾斜面部65のみで形成してもよいし、傾斜面部65の形状としては、断面円弧形状に限らず直線的にカットした形状の場合でも同様である。
【0068】
本発明にあっては、液体の吐出行程では、図1に示す吸入完了状態から、ばね部材10の付勢力に抗してイジェクタヘッド6を下方に押し込む。これによりポンプ室2内の容積が縮小して内容液が圧縮され、この圧力によって吐出弁9の弁座92から弁体93が浮き上がり、ポンプ室2内の内容液がノズル部62から注出される。
【0069】
吐出完了時点で、図2(a)に示すように、弁軸20上端が吐出弁9の弁口91に挿入されて、弁軸20上端が弁座92位置よりも上方に突出している。
【0070】
そして、イジェクタヘッド6から手を離すと、図3(a)に示すように、ばね部材10の付勢力によってステム5が上方に押し戻され、ポンプ室2の容積が拡張して負圧となる。ステム5が吐出完了位置Bから所定距離だけ上方に移動する間はまだ弁軸20上端は吐出弁9の弁座92から上方に突出しており、この弁軸20上端によって弁体93が強制的に弁座92から離され、ノズル部62内の残液が吐出弁9の弁口91を通じてポンプ室2内に戻される。
【0071】
そして、ステム5が所定距離上動して弁軸20上端が吐出弁9の弁座92位置よりも下方に位置すると、図3(b)に示すように、吐出弁9の弁体93が弁座92に着座して弁口91を閉塞し、ステム5の上方に伴って負圧が増大していく。この負圧の増大によって弁軸20下端の吸入弁用弁体23が吸入弁7の弁座72から浮き上がり、ポンプ室2内に内容液が吸入される。
【0072】
図3(c)に示すように、吸入完了位置Aに達すると、ステム5内の第2シール座52が弁軸20のシール用弁体22の外周面22cに当接し、ステム5内の流路8が閉塞される。
【0073】
弁軸20のシール用弁体22の下端面22bが第2シール座52に当接した時点で、弁軸20は上方に持ち上げられるが、下端の吸入弁用弁体23が凹部73開口縁のストッパ部74によってその上動が規制され、シール用弁体22の外周面22cが第2シール座52内周に嵌り込む。
【0074】
ロック時には、図2(b)に示すように、ステム5は吐出完了位置Bよりもさらに下方のロック位置Cに達し、その分弁軸20上端の吐出弁7の弁座72からの突出量は大きくなる。一方、弁軸20の中途部に設けられたシール用弁体22はロック用の第1シール部51に当接してステム5内の流路8が閉塞される。
【0075】
また、ノズル部62を上向きにしておけば、吐出完了後のノズル部62内の残液が戻りやすい。
【0076】
図7は本発明の他の実施の形態を示している。
【0077】
この実施の形態は、ロック時のシール構造と、吸入弁用弁体23の上下動の規制構造の2点で上記実施の形態と相違するのみで、他の構成は上記実施の形態と全く同一であるので、相違点のみを説明し、同一の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0078】
ロック時のシール構造として、シール用弁体22を大径部54内に収納される第1弁体部221と、この第1弁体部221から上方に延びて小径部53内に挿入される第2弁体部222と、から構成したものである。
【0079】
一方、吐出弁9の弁口91の下端開口縁には下方に延びる円筒状の第1シール座55が設けられている。
【0080】
吐出完了位置では弁軸本体21上端部のみが吐出弁9の弁口91内に挿通され、ロック位置ではシール用弁体22の第2弁体部222外周が第1シール座55内周に差し込まれ弁口91を密閉する構成としたものである。第2弁体部222の上端222aも第1弁体部221の上端面22aと同様に円錐台状のテーパ面となっている。
【0081】
このシール構造は半径方向のシールであり、上下方向の移動が許容されるので、上記実施の形態と同様、第1弁体部221と大径部54と小径部55の境界にある第1シール座51と共に、二重のシール構成をとってもよい。
【0082】
また、吸入弁用弁体23の上下動の規制構造は、この実施の形態ではポンプ室2の底面に凹部を設けないで、ポンプ室2内周壁に吸入弁用弁体23外周に設けた複数のガイド凸部23aと係合する複数のガイドリブ75を設け、このガイドリブ75上端をコイルスプリングよりなるばね部材10のばね座とし、このガイドリブ75上端に係合するばね部材10の座巻部10aによって吸入弁用弁体23のガイド凸部の23a上下動を規制するようにしたものである。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にあっては、一本の弁軸だけで、吸入弁の弁体としての機能と、シール用弁体としての機能と、バックサクション機能を果たすことができ、従来技術に比べて部品点数を格段に少なくでき、組立も簡単になった。
【0084】
また、ノズル部を上向きにしておけば、吐出完了後のノズル部内の残液が戻りやすい。
【0085】
また、本発明のイジェクタヘッドによれば、スカート部と天面部の境界領域の傾斜面部にノズルを設ける場合に、ノズル部の付け根部を垂直面にカットすることにより型成形が可能となり、デザインの自由度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施の形態に係るポンプディスペンサを示す断面図である。
【図2】図2は図1のポンプディスペンサのロック状態及び吐出完了状態を示す図である。
【図3】図3は図1のポンプディスペンサの吐出完了から吸入行程の説明図である。
【図4】図4は図1のイジェクタヘッドおよびその成形金型の説明図である。
【図5】図5はイジェクタヘッドの他の形態を示す図である。
【図6】図6は図5のイジェクタヘッドの説明図である。
【図7】図7は本発明の他の実施の形態に係るポンプディスペンサを示す断面図である。
【図8】図8は従来のポンプディスペンサを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ポンプディスペンサ
2 ポンプ室
3 アキュムレータ(ポンプ本体)
4 ピストン
5 ステム
51 第1シール座
52 第2シール座
53 小径部
54 大径部
6 イジェクタヘッド
61 ヘッド本体
62 ノズル部
63 天面部
64 スカート部
65 傾斜面部
66 垂直面部
7 吸入弁
71 弁口
72 弁座
73 凹部
74 ストッパ部
8 流路
9 吐出弁
91 弁口
92 弁座
93 弁体
10 ばね部材
20 弁軸
21 弁軸本体
22 シール用弁体
23 吸入弁用弁体
Claims (2)
- 容器開口部に装着される内部にポンプ室を備えたポンプ本体と、該ポンプ本体の上端に設けられた開口部からポンプ室内に往復動自在に挿入され内部に流路が形成された中空のステムと、該ステムの下端部に設けられポンプ室内を往復移動するピストンと、前記ステムの上端部に装着され前記ステム内の流路と接続されるノズル部を備えたイジェクタヘッドと、前記ステム内の流路に設けられた吐出弁と、前記ポンプ室の下端部に設けられた吸入弁と、前記ステムを弾発力によって上方に付勢するばね部材と、を備え前記ピストンは、通常使用時には、上限の吸入完了位置と、下限の吐出完了位置間を移動し、ロック時には吐出完了位置よりもさらに下方のロック位置まで移動するポンプディスペンサにおいて、
前記ポンプ室内に上下方向に延びる一本の弁軸を設け、該弁軸の上端を前記ステムの内部に挿入すると共に、前記弁軸の下端には前記吸入弁用の弁体を設け、前記吐出完了位置において、前記弁軸下端の吸入弁用弁体が吸入弁の弁座に当接した状態で、前記弁軸上端が前記吐出弁の弁口を突き抜けて弁座よりも所定寸法だけ高い位置となるように設定し、吐出弁の弁体を吐出完了状態から吸入行程に移行する一定時間強制的に弁座から離間させて開弁状態に維持し、前記ステムには、ロック時の内容液の液漏れを防止するための第1シール座と、吸入完了位置における内容液の液漏れを防止するための第2シール座とを設けると共に、前記弁軸の中途部には、ロック位置において第1シール座に密接してステム内の流路を閉塞し、吸入完了位置において前記第2シール座に密接してステム内の流路を閉塞するシール用弁体を設けたことを特徴とするポンプディスペンサ。 - ノズルはイジェクタヘッドの付け根位置から先端に向かって上向きの傾斜がつけられている請求項1に記載のポンプディスペンサ。
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