JP4753798B2 - ディスペンサー - Google Patents

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Description

本発明は、ノズルヘッドの押圧操作によって容器内の内容物を適量取り出すのに好適なディスペンサーに関するものであり、該ノズルヘッドが強制的に引き抜かれるようなことがあってもノズルヘッドを支持する弾性部材(スプリング)が脱落することのない構造について提案しようとするものである。
シャンプーやリンス、化粧水あるいは液体石鹸等を入れた容器では、その容器そのものを持つことなく、ノズルヘッドを操作するのみで内容物を適量取り出すことができるようにディスペンサーを備えたものが多数存在している(例えば、特許文献1参照)が、この種のディスペンサーは、ノズルヘッドを上下動可能に弾性支持するスプリングが内容物に接触するシリンダーの中に配置されている。しかしながら、内容物によっては金属と反応してしまうものもあることから、そのような内容物に対し同ディスペンサーを使用した場合に、内装されるスプリングに内容物が触れてしまい、内容物の変色等を引き起こしてしまうことが懸念された。
このため、最近では、ベースキャップの台座とノズルヘッドとの間にスプリングを配してノズルヘッドを直接弾性支持したり、あるいは、ポンプのステムとノズルヘッドとの間にそれらをつなぐジョイント部材を配置し、このジョイント部材にスプリングの一端を係止し、その他端をベースキャップの台座に係止してノズルヘッドを弾性支持するようにしていた(例えば、特許文献2参照)。
実公平7−13816号公報 特開2004−359242号公報
ノズルヘッドを弾性支持するスプリングをノズルヘッド又はジョイント部材とベースキャップの台座の間に配置するディスペンサーは、スプリングがシリンダーの外側に配置されることから、アウタースプリングタイプのディスペンサーとも呼ばれており、内容物がスプリングに触れることがないので金属による内容物の反応・変色を起こすことがなく、長期にわたり安定した使用が可能になっていた。
ところで、アウタースプリングタイプのディスペンサーにおいては、スプリングがノズルヘッドに直接セットされた構成のものや、ジョイントを介してセットされた構成のものにあっては、ノズルヘッドがジョイント部にアンダーカットの如き係合手段にて一体となるように嵌合させており、スプリングが実質的にノズルヘッドに直接的にセットされているため、落下衝撃等によりノズルヘッドに不測の負荷が加わったことに起因するノズルヘッドの外れやその他、何らかの理由によりノズルヘッドが強制的に引き抜かれた場合にスプリングが外れてしまい、該スプリングを紛失してしまう等の事態を生じ、ポンプを作動させるのに支障をきたす可能性があった。
本発明の課題は、アウタースプリングタイプのディスペンサーにつき、ノズルヘッドが外れたり強制的に引き抜かれるようなことがあってもノズルヘッドを支持するスプリングが簡単に外れることのない新規なディスペンサーを提案するところにある。
本発明は、容器の口部に固定保持されるベースキャップと、このベースキャップの下面に垂下され容器内の内容物を吸引、加圧、圧送するポンプと、ベースキャップの天面部でポンプのステムにジョイント部材を介して着脱可能に連結されその上下動にて該ポンプを作動させて容器内の内容物を噴出させるノズルヘッドを備えたディスペンサーであって、
前記ジョイント部材は、ノズルヘッドとポンプとの境界に配置される隔壁と、この隔壁の縁部につながり該隔壁との協働により下向きに開放された凹部空間を形成する周壁からなり、
前記隔壁に、ノズルヘッドの排出経路につながる上側筒体と、ポンプのステムに差し込まれ該上側筒体の内部通路につながる通路を有する下側筒体と、周壁の内側でポンプのステムを隙間を隔てて取り囲む内筒体をそれぞれ設け、
前記ジョイント部材とポンプのステムとの相互間に、該ジョイント部材の内筒体を差し込む溝部と、ポンプのステムに引き抜け不能に嵌合する開口をそれぞれ有する内外二重の環状体を配置し、
該環状体と、ベースキャップの天面に形成された台座との間に、ノズルヘッドを上下動可能に支持する弾性部材を設けたことを特徴とするディスペンサーである。
上記の構成になるディスペンサーにおいて、前記環状体の溝部と、内筒体とはアンダーカットによって抜け止め保持するのが好ましい。
また、前記環状体は、底壁でつながる内外二重の壁部からなり、外側に位置する壁部に、溝部へ到達する少なくとも2つの開口を有するものとし、該開口の縁部に、溝部に差し込まれた内筒体の突起と係合してジョイント部材4を抜け止め保持する係止突起を形成するのが望ましい。
さらに、前記環状体とポンプのステムとの嵌合強度は、環状体の溝部と内筒体との嵌合強度よりも大きくするのが望ましい。
また、本発明は、容器の口部に固定保持されるベースキャップと、このベースキャップの下面に垂下され容器内の内容物を吸引、加圧、圧送するポンプと、ベースキャップの天面部でポンプのステムにジョイント部材を介して着脱可能に連結されその上下動にて該ポンプを作動させて容器内の内容物を噴出させるノズルヘッドを備えたディスペンサーであって、
前記ジョイント部材は、ノズルヘッドとポンプとの境界を仕切る隔壁と、この隔壁の縁部につながり該隔壁との協働により下向きに開放された凹部空間を形成する周壁からなり、
前記隔壁に、ノズルヘッドの排出経路につながる上側筒体と、この上側筒体の内部通路につながる通路を有し凹部空間を通り抜けてポンプのステムに差し込まれる長尺の下側筒体をそれぞれ設け、
前記ジョイント部材とポンプのステムとの相互間に、隔壁の裏面に当接するフランジを有しポンプのステムの外周に嵌合保持される単一の壁面からなる環状体を配置し、
該環状体のフランジと、ベースキャップの天面及び/又はベースキャップとステムとの間に配設されるリングに形成された台座との間に、ノズルヘッドを上下動可能に支持する弾性部材を設けたことを特徴とするディスペンサーであり、このディスペンサーにおいては、前記環状体のフランジは、隔壁の裏面で離脱可能にアンダーカット係合するのがとくに好ましく、前記環状体とポンプのステムとの嵌合強度は、環状体のフランジとジョイント部材との嵌合強度よりも大とするのが好ましい。
ジョイント部材とポンプのステムとの相互間に環状体を別途に設け、この環状体とベースキャップの台座の間にノズルヘッドを上下動可能に支持する弾性部材を配置したので、ノズルヘッドが外れたり強制的に引き抜かれるようなことがあっても該弾性部材がそれとともに脱落・紛失することはない。また、ノズルヘッドが組み込まれていない状態であってもスプリングが外れないため、ポンプ機能部を備えたモジュールを製作することが可能となり効率的な生産が行なえる。
下側筒体を長尺体として凹部空間から突出させる(ジョイント部材の周壁よりも長くする)と、ステムとの接触長さがそれに伴って長くなるため、ジョイント部材に負荷がかかってステムに対して傾くような力が作用しても下側筒体の先端がステムの内壁に当接することによりジョイント部材が傾くのが抑制され、その相互間でのシールがより確実となり(高いシール性を確保できる)、しかも、組込み製造ラインにおいては凹部空間から突出した部分を案内部材として活用できるため、効率的な組立てが可能となる。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明に従うディスペンサーの実施の形態を示した断面図である。
図における1は容器の口部にねじ止め(アンダーカットによる係合でもよい)されるベースキャップである。このベースキャップ1はその天面部に、ノズルヘッドの押し込み空間を形成する凹部1aと、この凹部1aの内側でその口部に向けて隆起させるとともに、外周端部に立ち上がり部1b′を形成した環状の台座1bと、台座1bの中央で開口する貫通孔1cを有する。
また、2はベースキャップ1の下面に形成された環状溝mに嵌合垂下され容器内の内容物を吸引、加圧、圧送するポンプ、3はベースキャップ1の凹部1aに配置されその上下動にてポンプ2を作動させて容器内の内容物を噴出させるノズルヘッド、4はノズルヘッド3とポンプ2とを連結するジョイント部材である。
ここに、上記ポンプ2は吸引管Kに連結する開口hを有するシリンダー2aと、このシリンダー2a内でスライド可能でその上端部域をベースキャップ1の貫通孔1cから露出させたステム2bと、ステム2bの内側に連結され該ステム2bとともにスライド可能なガイド2cと、このガイド2c及びステム2bの相互間でスライド代をもって配置され、該ガイド2cと協働して吐出弁を構成するピストン2dと、シリンダー2a内で開口hの開閉を行うポペット2eからなる。
ジョイント部材4は、ノズルヘッド3とポンプ2との境界に配置される隔壁4aと、この隔壁4aの縁部につながり該隔壁4aとの協働により下向きに開放された凹部空間Mを形成する周壁4bからなる。隔壁4aにはノズルヘッド3の排出経路3aにつながる上側筒体4cと、ポンプ2のステム2bに差し込まれ、上側筒体4c内部通路につながる通路を有する下側筒体4dと、周壁4bの内側でポンプ2のステム2bを隙間tを隔てて取り囲む内筒体4eがそれぞれ一体的に設けられている。
ジョイント部材4はノズルヘッド3に対し可動に組み付けられており、ジョイント部材4より上部のノズルヘッド3の空間内には、噴出口に向けてシャットオフピンPが弾装され、その端部には中間部を枢着したレバーLが係合しており、該レバーLの他端はジョイント部材4の隔壁4aの頂面に当接するように配置されている。
この構造は、てこの原理を応用したものであり、ノズルヘッド3の押圧に伴いジョイント部材4に当接しているレバーLの他端が押し込まれることで該レバーLが可動し、これによりシャットオフピンPが弾性部材(後で説明する符号6に相当する)の反発力に抗して噴出口を開くように後ろ向きにスライドし、ノズルヘッド3の上昇時にはシャットオフピンPが前向きにスライドして初期位置に戻ることにより噴出口を閉じるように構成されており、不使用時においてノズル内に内容物が残留して固化することがないようになっている。
また、5はジョイント部材4とポンプ2のステム2bの相互間に配置された環状体である。
この環状体5は底壁5aを介してつながる内外二重の壁部(外壁5b、内壁5c)からなり、この環状体5には、図2に要部を拡大して示す如くジョイント部材4の内筒体4eを差し込んでアンダーカットCにて嵌合する溝部5dと、隙間tに入り込みポンプ2のステム2bを凹部、凸部の如き係合手段dにて引き抜け不能に嵌合させる開口5eと、外壁5bの先端にて一体的に連結するフランジ(台座)5fが設けられている。ここで、係合手段dによる環状体5とポンプ2のステム2bとの嵌合強度は、アンダーカットCにて嵌合する環状体5の溝部5dと内筒体4eとの嵌合強度よりも大となっている。
6は環状体5のフランジ5fとベースキャップ1の台座1bの間に配置された弾性部材(スプリング)である。この弾性部材6はノズルヘッド3を上下動可能に支持してポンプ2を作動させる機能を有する。
弾性部材6の径方向への押さえとして、環状体5のフランジ5fの外側に位置するジョイント部材4の内壁には複数のリブ4fが形成されており、ベースキャップ1の台座1bの外周縁部に形成された立ち上がり部1b′についても弾性部材6の径方向への押さえとして機能する。さらに、7はノズルヘッド3を格納するオーバーキャップである。
上記の構成になるディスペンサーは、ノズルヘッド3に、それを引き抜くような力(又は外れるような外力)が作用した場合に、ジョイント部材4からノズルヘッド3がそっくり抜けることになるが、このとき、環状体5は開口5eにてポンプ2のステム2bと係合手段dにより抜け止め保持されているため(アンダーカットCによる環状体5の溝部5dと内筒体4eとの嵌合強度よりも大きな嵌合強度となっている。)、環状体5はノズルヘッド3及びジョイント部材4と一緒に抜けることがなく、弾性部材6は組込み姿勢をそのまま維持することになる。なお、ジョイント部材4はノズルヘッド3の内壁の下方に形成された突出部3bにより抜け止め保持されている。
弾性部材6が組込み姿勢をそのまま維持することによりノズルヘッドを取り付けない状態(ポンプ機能部を備えたモジュール)での生産が可能となり、生産効率の改善を図ることもできる。
図3は本発明に従うディスペンサーの他の実施の形態を示したものであり、図4は環状体5のみを取り出した外観斜視図である。この例は、環状体5の外壁5bに溝部5dへ到達する開口5gを設け、この開口5gの内側縁部(上縁)に、溝部5dに差し込まれた内筒体4eの突起4e′と係合してジョイント部材4を抜け止保持する係止突起5hを設けた構成になるものであって、内筒体4eを溝部5dに差し込んでアンダーカットCにて嵌合させた図2に示したような構造のものは、その突出代、凹み代を大きくとることができないため(射出成形するに際して成形品を金型から取り出すときに凸や凹が引っ掛かり引き出し難くなり、その部位が損傷し易い)、相互の連結力をさらに高めることができないが、上掲図4に示した構造のものは突出代を大きくしても金型からの取り出しが容易で相互の連結力も増大させることが可能となる。
なお、この例においても、環状体5とポンプ2のステム2bとの係合手段dは、環状体5の溝部5dに差し込まれた内筒体4eの突起4e′と係止突起5hとの係合強度よりも大きい嵌合強度にてポンプ2のステム2bに対して環状体5が抜け止め保持されており、弾性部材6は組込み姿勢をそのまま維持することになる。
図5〜図7は本発明に従うディスペンサーのさらに他の実施の形態を示したものである。このディスペンサーは、ジョイント部材4の隔壁4aに凹部空間Mを通り抜けてポンプ2のステム2bに差し込まれる長尺の下側筒体4gを設けた構造のものであり、ジョイント部材4とポンプ2のステム2bの相互間には、単一の壁面からなる環状体8が配置されている。
環状体8は、ポンプの外周に係合手段dにより嵌合、抜け止め保持された単一の壁面体8aからなっていて、その上端には隔壁4aの裏面に当接するフランジ8bが設けられている。フランジ8bは、図6に示す如く、ジョイント部材4の周壁4bの内面に突出形成された段部4hの内壁に設けられたアンダーカットCにて嵌合されている。
上掲図5〜7に示したディスペンサーにおいて、ベースキャップ1は、外側に金冠等の装飾パーツを配した内外別体の二重構造としたものを示してあり、ベースキャップ1の内側でステム2bの外周に位置するようにシリンダー2aに係合するリング9が備えられており、スプリング6は、環状体5のフランジ5fと、ベースキャップ1の台座1b及びリング9の上端に設けられた台座9aにより形成された台座部の間に配置されている。
かかる構成になるディスペンサーにおいては、環状体8とポンプ2のステム2bとの係合手段dは、環状体8のフランジ8bと段部4hの内壁に設けられたアンダーカットC(図6参照)との嵌合強度よりも大きい嵌合強度にてポンプ2のステム2bに対し環状体8を抜け止め保持しており、前掲実施例と同様、弾性部材6は組込み姿勢をそのまま維持することになる。なお、段部4hの内壁は図5に示す如く、対向する一部を切欠いたものとして図示している。
上記の構成になるディスペンサーは、環状体8のフランジ8bと、ベースキャップ1の台座1bの相互間に弾性部材6が配置されることになるが、下側筒体4gの寸法wがジョイント部材4の周壁4bより長いため、例えば、横方向からの負荷に対してジョイント部材4が傾くようなことがあっても、下側筒体4gの先端(下端)がステム2bの内壁面に当接してその傾きを抑えることが可能なので、その相互間に隙間ができることがなく、ジョイント部材4とポンプ2のステム2bとのシール性がより高くなる。また、組込み製造ラインにおいては、下側筒体4gの凹部空間Mから突出した部分(ジョイント部材4の周壁4bより下方部分)を案内部材として活用できるため、効率的な組立てが可能となる。
ここに、下側筒体4gは、その全体をステム2bの内壁面に接触させるのが最もよいが、該下側筒体4gの組込み性(セット性)を考慮して上側半分のみを接触させてもよく、また、その外径は先端(下端)に向けて若干小さくすることができる。
図8、9は本発明に従うディスペンサーのさらに他の実施の形態を示したものである。
上掲図1〜7に示したディスペンサーは、べースキャップ1を組み込んだ状態でポンプ2が一つのモジュールとして形成されていたが、このディスペンサーは、ベースキャップ1を、後の工程でセット可能とし、ベースキャップ1を除いた状態でポンプ2をモジュールとして構成し、より生産性の向上を図ったものである(図9参照)。
そのため、図1〜7では、スプリング6の下端を支持する台座部をベースキャップ1の台座1bのみ又は台座1b及びリング9の台座9aにより形成していたのに代えて、この例では、リング9の台座9aの座面を径方向に拡げて該リング9の台座9aのみでスプリング6の下端を支持するように構成しており、ベースキャップ1の立ち上り部1b′は削除されている。なお、この例における他の構成については、上掲図5〜7に示したものとかわるところはない。
ノズルヘッドが外れてもスプリングが脱落することがなく、しかも生産性を改善することができるディスペンサーが提供できる。
本発明に従うディスペンサーの実施の形態を示した図である。 図1に示したディスペンサーの要部を拡大して示した図である。 本発明に従うディスペンサーの他の実施の形態を示した図である。 図3に示したディスペンサーの環状体の外観斜視図である。 は本発明に従うディスペンサーのさらに他の実施の形態を示した図である。 図5に示したディスペンサーの正面を断面で示した図である。 図5に示したディスペンサーにおいてノズルヘッドを取り外した状態を示した図である。 本発明に従うディスペンサーのさらに他の実施の形態を示した図である。 図8に示したディスペンサーにおいてノズルヘッド及びベースキャップを取り外した図である。
符号の説明
1 ベースキャップ
1a 凹部
1b 台座
1b′立ち上がり部
1c 貫通孔
2 ポンプ
2a シリンダー
2b ステム
2c ガイド
2d ピストン
2e ポペット
3 ノズルヘッド
3a 噴出経路
3b 突出部
4 ジョイント部材
4a 上側筒体
4b 下側筒体
4c 基体
4d 周壁
4e 内筒体
4f リブ
4g 下側筒体
4h 段部
5 環状体
5a 底壁
5b 外壁
5c 内壁
5d 溝部
5e 開口
5f フランジ
5g 開口
5h 係止突起
6 弾性部材
7 オーバーキャップ
8 環状体
8a 壁面体
8b フランジ
9 リング
9a 台座
m 環状溝
h 開口
t 間隔
C アンダーカット
d 係合手段
K 吸引管
P シャットオフピン
L レバー
M 凹部空間
d 係合手段
Cアンダーカット

Claims (7)

  1. 容器の口部に固定保持されるベースキャップと、このベースキャップの下面に垂下され容器内の内容物を吸引、加圧、圧送するポンプと、ベースキャップの天面部でポンプのステムにジョイント部材を介して着脱可能に連結されその上下動にて該ポンプを作動させて容器内の内容物を噴出させるノズルヘッドを備えたディスペンサーであって、
    前記ジョイント部材は、ノズルヘッドとポンプとの境界に配置される隔壁と、この隔壁の縁部につながり該隔壁との協働により下向きに開放された凹部空間を形成する周壁からなり、
    前記隔壁に、ノズルヘッドの排出経路につながる上側筒体と、ポンプのステムに差し込まれ該上側筒体の内部通路につながる通路を有する下側筒体と、周壁の内側でポンプのステムを隙間を隔てて取り囲む内筒体をそれぞれ設け、
    前記ジョイント部材とポンプのステムとの相互間に、該ジョイント部材の内筒体を差し込む溝部と、ポンプのステムに引き抜け不能に嵌合する開口を有する内外二重の環状体を配置し、
    該環状体と、ベースキャップの天面に形成された台座との間に、ノズルヘッドを上下動可能に支持する弾性部材を設けたことを特徴とするディスペンサー。
  2. 前記環状体の溝部と、内筒体とはアンダーカット嵌合によって抜け止め保持されたものである、請求項1記載のディスペンサー。
  3. 前記環状体は、底壁でつながる内外二重の壁部からなり、外側に位置する壁部に、溝部へ到達する開口を有し、該開口の縁部に、溝部に差し込まれた内筒体の突起と係合してジョイント部材を抜け止め保持する係止突起を有する、請求項1又は2記載のディスペンサー。
  4. 前記環状体とポンプのステムとの嵌合強度が、環状体の溝部と内筒体との嵌合強度よりも大である、請求項2又は3に記載のディスペンサー。
  5. 容器の口部に固定保持されるベースキャップと、このベースキャップの下面に垂下され容器内の内容物を吸引、加圧、圧送するポンプと、ベースキャップの天面部でポンプのステムにジョイント部材を介して着脱可能に連結されその上下動にて該ポンプを作動させて容器内の内容物を噴出させるノズルヘッドを備えたディスペンサーであって、
    前記ジョイント部材は、ノズルヘッドとポンプとの境界を仕切る隔壁と、この隔壁の縁部につながり該隔壁との協働により下向きに開放された凹部空間を形成する周壁からなり、
    前記隔壁に、ノズルヘッドの排出経路につながる上側筒体と、この上側筒体の内部通路につながる通路を有し凹部空間を通り抜けてポンプのステムに差し込まれる長尺の下側筒体をそれぞれ設け、
    前記ジョイント部材とポンプのステムとの相互間に、隔壁の裏面に当接するフランジを有しポンプのステムの外周に嵌合保持される単一の壁面からなる環状体を配置し、
    該環状体のフランジと、ベースキャップの天面及び/又はベースキャップとステムとの間に配設されるリングの天面に形成される台座との間に、ノズルヘッドを上下動可能に支持する弾性部材を設けたことを特徴とするディスペンサー。
  6. 前記環状体のフランジは、隔壁の裏面で離脱可能にアンダーカット係合するものである、請求項5に記載のディスペンサー。
  7. 前記環状体とポンプのステムとの嵌合強度が、環状体のフランジとジョイント部材との嵌合強度よりも大である、請求項6に記載のディスペンサー。
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