JP3828336B2 - 液体噴出ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液体噴出ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
液体噴出ポンプとして、例えば、容器体内に下部を垂下した状態で固定させるシリンダと、該シリンダ上端より上方付勢状態で上下動可能に突出したステムの上端に噴出ヘッドを嵌着するとともに、上方付勢力に抗して押し下げた状態で螺着係止可能に構成した作動部材と、シリンダ底壁に設けた弁座上に開閉可能に弁板を当接させて吸込弁を形成した弁部材とを備え、作動部材の上下動により容器体内の液を吸い上げてヘッドの噴出口より噴出する如く構成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらポンプに於ける吸込弁は、上述の通り弁座上に弁板を当接或いは圧接したものであるため、ポンプ製造後の消費者の使用時までの運搬,保管時には液の汲み出しはなく、弁板は弁座と接触し続けているため、使用の際に弁板が弁座とくっついて離れないという不都合を生じる場合がある。特に、最初にポンプを使用する際の初期作動時にはシリンダ内の空気の負圧力により開弁させるため、弁板の離れ難さがより顕著となる。
【0004】
本発明は上記した点に鑑みなされたもので、通常の操作で弁座とくっついている弁板を剥がすことができ、確実な吸込弁の作動ひいてはポンプの作動を行え、構造も従来品と比較して特別複雑なものではない簡単な構造である、優れた液体噴出ポンプを提案する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、容器体5内に下部を垂下した状態で固定させるシリンダ2と、シリンダ上端より上方付勢状態で上下動可能に突出したステム20上端に噴出ヘッド21を嵌着するとともに、上方付勢力に抗して押し下げた状態で螺着係止可能に構成した作動部材3と、シリンダ底壁6に設けた弁座14上に開閉可能に弁板26を当接させて吸込弁27を形成した弁部材4とを備え、作動部材3の上下動により容器体内の液を吸い上げてヘッドの噴出口より噴出する如く構成した液体噴出ポンプに於いて、上記作動部材3の上方付勢力が、作動部材3と弁部材4とに掛け渡したコイルスプリング33による上方付勢力であり、作動部材の螺脱方向への回動時にコイルスプリング端部に係合するとともに、螺着方向への回動時にはコイルスプリング端部と非係合の係合部34を、作動部材3及び弁部材4にそれぞれ設けた。
【0006】
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、上記弁部材4の下面或いは該弁部材下面及び/又は当接するシリンダ底面のいずれかに離間用突条35を突設した。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
【0008】
本発明の液体噴出ポンプ1は、図1に示す如く、シリンダ2と、作動部材3と、弁部材4とを備えている。
【0009】
シリンダ2は、容器体5内に下部を垂下した状態で固定させるもので、底壁6周縁より上方へ周壁7を延設した上端開口の有底筒状をなしている。本実施例では、容器体5の口頚部8外周に嵌合させた周壁7上端縁より内方へフランジ状の頂板10を延設してなる装着筒11により容器体に固定されている。具体的には、装着筒頂板10と口頚部8上面との間に挟持したフランジ12を周壁7外周上部より突設するとともに、下部を容器体内に垂下させている。また、底壁6中央部に穿設した弁孔13周縁に弁座14を立設しており、底壁6下面からは嵌合筒部15を垂設し、該嵌合筒部15にはパイプ16の上端を嵌着し、その下端を容器体内下部に垂下させる。
【0010】
シリンダ2の上端には作動部材3を螺着係止させるためのリング部材17を嵌着固定している。該リング部材17は、シリンダ2外周上端に嵌着固定した嵌合筒をリング状頂板裏面より垂設するとともに、頂板外周縁部より、外周に螺条を周設した螺筒18を垂設し、また、頂板内周縁部より作動部材3の後述するステムを案内する案内筒を垂下させている。
【0011】
作動部材3は、シリンダ2内面に嵌合させた環状ピストン19をステム20外周下部に突設するとともに、シリンダ上端より上方へ突出したステム20上端に噴出ヘッド21を嵌着した形態のものが採用される。図示例では、ステム20外周上端部に下部を嵌合させた縦筒22を頂壁裏面中央部より垂設するとともに、頂壁周縁部より周壁23を垂下させ、また、縦筒22の上部に基端を開口したノズル24を、周壁前部を貫通して前方へ突出した噴出ヘッド21を備えている。また、ヘッド周壁23の内周には螺条を設け、作動部材3を押し込んだ状態でリング部材の螺条と螺合係止可能に構成している。
【0012】
弁部材4は、シリンダ底壁6周縁部に載置した支持筒25内に開閉可能に弁板26を支持するとともに、弁板26をシリンダ2底部の弁座14に当接して吸込弁27を形成し、且つ、支持筒25上よりコイルスプリング支持用の支持台28を一体に立設して構成している。
【0013】
弁板26は、図3に示す如く、支持筒25内周より、周方向間隔をあけて延設した複数の弾性連結片29を介して中央部に支持しており、液圧で上下に開閉する如く構成している。尚、この弁板の支持は本実施例のものに限らず、図10に示す如き弾性連結片29で一点支持し、連結片を中心に揺動する如く構成したものであっても良い。
【0014】
また、支持台28はコイルスプリング下端部を嵌合係止させる形状であれば種々の形態を採用することができ、図示例では、外面に係合用の上向き段部30を有する左右一対の支持板28a を備えている。また、各支持板の上部間の中心部を縦板28b で連結し、各支持板28a 及び縦板28b 上に、下降係止状態のステム20内面に密嵌する有底のシール筒31を延設している。尚32はリブを示す。
【0015】
本発明では、作動部材3と弁部材4とに掛け渡したコイルスプリング33により作動部材3を上方付勢させている。図示例では、作動部材3のステム20下面と、弁部材4の上向き段部30との間にコイルスプリング33を掛け渡して作動部材3を常時上方へ付勢させている。そして、このコイルスプリング33の弾発力に抗して作動部材3を押し下げた状態で、図6に示す如く、上記ヘッドの周壁23をリング部材17の螺筒に螺着係止可能に構成している。
【0016】
本発明では、作動部材3の螺脱方向への回動時にコイルスプリング33端部に係合するとともに、螺着後方への回動時にはコイルスプリング端部と非係合の係合部34を、作動部材3及び弁部材4にそれぞれ設けている。この様な係合部34を設けることにより、作動部材3の螺着係止状態から噴出ヘッド21を回動して螺脱させる際に、コイルスプリング33の上端部及び下端部がそれぞれ作動部材3及び弁部材4の係合部34と係合し、コイルスプリング33の回動に伴い弁部材4も回動する如く構成している。従って、長時間の圧接等により弁板26と弁座14との間がくっついて剥がれに難くなっている場合でも、弁部材4の回動によりその部分が剥がれ、円滑な吸込弁27の作動を行える如く構成している。
【0017】
係合部34の形態は種々採用でき、例えば、突起状のもの、或いは段部状のもの、或いは凹部状のもの等種々採用できる。図1の実施例における作動部材3は、図7及び図8に示す如く、ステム20下面に周方向間隔をあけて複数の突起状係合部34を設けており、この係合部34は、一側面が傾斜面をなす突起状のもので、図9aに示す如く、螺脱方向に回動の際は垂直面にスプリング上端が係合し、螺着方向に回動の際は、傾斜面により突起をより乗り越し易く構成している。また、弁部材4は、支持台28を構成する支持板28a の側面上端部を係合部34に構成している。更に、図11は凹部状の係合部34を示し、一端縁から傾斜面を介して垂直状面を有する断面直角三角形状のものである。尚、弁部材4の支持台28を、外周面に上向き段部を有する筒状として、突起状或いは凹部状の係合部34を設けることも可能である。
【0018】
本発明ではまた、図12及び図13に示す如く、弁部材4の下面及び/又は該弁部材下面と当接するシリンダ2底面に離間用突条35を設けても良い。この突条を設けることにより、弁部材4のコイルスプリング33による回動の際により回動が行い易くなる。
【0019】
尚、上記各部材のうちコイルスプリングに関しては金属や合成樹脂により形成すると良く、また、その他の部材は合成樹脂等により形成すると良い。
【0020】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明のトリガー式液体噴出ポンプは、既述構成としたことにより、運搬,保管時等の作動部材の押し下げ螺着状態から使用に当たり、螺脱させる際に、コイルスプリングを介して弁部材を回動させるため、弁板が弁座とくっついた状態であっても確実に外すことができ、吸込弁の機能を確実に発揮させることができる。
【0021】
また、第2の手段のポンプにあっては、弁部材とシリンダ底面の接触面積が小さいため、より容易な弁部材の回動を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す半断面図である。
【図2】同実施例の弁部材部分の要部拡大半断面図である。
【図3】同実施例の弁部材の横断面図である。
【図4】同実施例の弁部材の平面図である。
【図5】同実施例の弁部材の一部切欠側面図である。
【図6】同実施例の作動部材押し下げ螺着状態の半断面図である。
【図7】同実施例のステム及び環状ピストンを示す拡大半断面図である。
【図8】同実施例のステム及び環状ピストンを示す底面図である。
【図9】同実施例の係合部の作用を説明する説明図である。
【図10】弁部材の他の例を示す横断面図である。
【図11】係合部の他の例を示す断面図である。
【図12】弁部材の他の例を示す要部断面図である。
【図13】シリンダの他の例を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
2…シリンダ,3…作動部材,4…弁部材,5…容器体,6…底壁,
14…弁座,20…ステム,21…噴出ヘッド,26…弁板,27…吸込弁,
33…コイルスプリング,34…係合部,35…離間用突条

Claims (1)

  1. 容器体5内に下部を垂下した状態で固定させるシリンダ2と、シリンダ上端より上方付勢状態で上下動可能に突出したステム20上端に噴出ヘッド21を嵌着するとともに、上方付勢力に抗して押し下げた状態で螺着係止可能に構成した作動部材3と、シリンダ底壁6に設けた弁座14上に開閉可能に弁板26を当接させて吸込弁27を形成した弁部材4とを備え、作動部材3の上下動により容器体内の液を吸い上げてヘッドの噴出口より噴出する如く構成した液体噴出ポンプに於いて、上記作動部材3の上方付勢力が、作動部材3と弁部材4とに掛け渡したコイルスプリング33による上方付勢力であり、作動部材の螺脱方向への回動時にコイルスプリング端部に係合するとともに、螺着方向への回動時にはコイルスプリング端部と非係合の係合部34を、作動部材3及び弁部材4にそれぞれ設け、上記弁部材4の下面或いは該弁部材下面及び/又は当接するシリンダ底面のいずれかに離間用突条 35 を突設したことを特徴とする液体噴出ポンプ。
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