JP5463010B2 - 吐出器 - Google Patents
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Description
この種の吐出器として、例えば下記特許文献1に示されているような、容器本体の口部に装着可能なキャップにポンプが取り付けられ、キャップの天壁部から突出したポンプのステムの上端に、ノズル孔が形成された押下ヘッドが取り付けられた構成が知られている。上記したポンプには、内部に液用ピストンが収容された液用シリンダと、内部に空気用ピストンが収容された空気用シリンダと、が備えられている。このような構成の吐出器を使用する際、使用者は、キャップの外周面を片手で把持し、ノズル孔を吐出方向に向けて、キャップ外周面を把持した手の指(例えば人差し指)で押下ヘッドの上面を押圧して押下ヘッドを押し下げる。これにより、押下ヘッドとともにステムが押し下げられ、このステムの押し下げ動作に連係して液用ピストン及び空気用ピストンがそれぞれ摺動する。そして、液用ピストンによって液用シリンダから圧送された液体と空気用ピストンによって空気用シリンダから圧送された空気とが気液混合室で混合され、この気液混合体が発泡部材で発泡されて泡状になり、この泡がポンプから押下ヘッド内に移送されてノズル孔から吐出される。
また、上述したように押下ヘッドが押し下げられることで、押下ヘッドとともにステムが押し下げられ、このステムの押し下げ動作に連係して液用ピストン及び空気用ピストンがそれぞれ摺動する。そして、液用ピストンによって液用シリンダから圧送された液体と空気用ピストンによって空気用シリンダから圧送された空気とが気液混合室で混合され、この気液混合体が発泡部材で発泡されて泡状になり、この泡が、ポンプから押下ヘッド内に移送されてノズル孔から吐出される。
まず、第一の実施の形態について、図1から図3に基いて説明する。
図1は本実施の形態における吐出器1の縦断面図であり、図2は吐出器1の側面図であり、図3は後述する押下ヘッド4を押し下げた状態における吐出器1の縦断面図である。
なお、本実施の形態では、吐出器1からみて容器10側(図1における下側)を下方とし、その反対側(図1における上側)を上方とする。また、後述するノズル孔44が向けられた方向(図1における左側)を前方とし、その反対側(図1における右側)を後方とし、前後方向に直交する方向(図2における横方向)を左右方向とする。また、図1から図3に示す符号Oは、吐出器1の中心軸線を示しており、以下、単に軸線Oと記す。また、この軸線O方向を、以下、単に軸方向と記し、軸線Oに直交する方向(後述するキャップ2や肩カバー5の径方向)を、以下、単に径方向と記す。
ケーシング36aは、上側に大径部、下側に小径部を有する2段円筒状をなしていて、下側の小径部はステム30の上端部の内側に嵌合されており、上側の大径部はステム30の上方に配設されている。ケーシング36aの小径部の外周面には、その下端から上方に延びて大径部の底部外表面に至りさらにその径方向外方に向けて延在して開口した複数のケーシング溝36cが形成されている。
発泡エレメント36bは、筒状本体に網が張設された構成からなり、ケーシング36aの大径部の内側に嵌合されている。上下一対の発泡エレメント36bのうち、下側に配された発泡エレメント36bは筒状本体の下側開口面に網が張設されており、上側に配された発泡エレメント36bは筒状本体の上側開口面に網が張設されている。
ここで、上記したステム30の隣り合う凸リブ30bの間、空気用ピストン33の内筒33cの上端と内周拡径部41aの上面との間に形成された隙間S、装着筒部41の縦溝41b及び、発泡部材36のケーシング溝36cによって、空気用シリンダ34と気液混合室35とを連通する空気通路7が形成されている。
続いて、ノズル孔44を吐出方向に向け、カバー周壁部51を把持した手の指で押圧部43の上面を押圧し、押下ヘッド4を押し下げる。このとき、カバー天壁部50はキャップ天壁部20の上方に配設されており、カバー周壁部51はキャップ周壁部21に比べて押圧部43に近い位置に配設されているので、吐出器1を把持する部分(カバー周壁部51)から押下ヘッド4を押圧する部分(押圧部43)までの距離が短縮されている。
また、上記した嵌合壁部22には、排水開口55に連通する連通開口27が形成されており、肩カバー5内に浸入した水等は連通開口27を通って排水開口55から排出されるので、肩カバー5内に浸入した水等が嵌合壁部22の内側に溜まることを防止することができ、衛生面を向上させることができる。
次に、第二の実施の形態について、図4から図6に基いて説明する。
図4は本実施の形態における吐出器1の縦断面図であり、図5は吐出器1の側面図であり、図6は後述する押下ヘッド4を押し下げた状態における吐出器1の縦断面図である。
なお、上述した第一の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
また、複数の排水開口155の高さ(軸方向の長さ)は、前方側から後方側に向かうに従い漸次低くなっている。具体的に説明すると、複数の排水開口155の各下面155aは、傾斜したキャップ天壁部120の上面120aと面一にそれぞれ形成されているとともに、複数の排水開口155の各上面155bは、同一水平面(軸線Oの垂直面)上に形成されている。つまり、複数の排水開口155のうち、最も後端側の排水開口155Aは、上述した第一の実施の形態における排水開口55と同様に、側面視矩形に形成されており、その最後端の排水開口155A以外の排水開口155Bは、側面視台形に形成されている。
例えば、上記した実施の形態では、ノズル孔44を覆うノズルカバー6が押下ヘッド4に被着された構成になっているが、本発明は、図7、図8に示すように、肩カバー205,305に、押下ヘッド4を覆うオーバーキャップ206,306が被着された構成にすることも可能である。このオーバーキャップ206,306によって、ノズル孔44の乾燥を防止することができる。
なお、上記した上板部250aの下面には、押下ヘッド4が挿通可能な内筒部256が垂設されており、この内筒部256の内側にはガイド筒部23が配設されている。また、押下ヘッド4のノズル部242は、上記したオーバーキャップ206の内側に収納できるように前方への突出長さが短縮されている。
なお、上記したカバー天壁部350の下面には、押下ヘッド4が挿通可能な内筒部356が垂設されており、この内筒部356の内側にはガイド筒部23が配設されている。また、キャップ天壁部320は、軸線Oの垂直面に対して傾斜した中央部320aが外周部320bよりも上方に膨出された多段状の構成になっており、キャップ天壁部320の外周部320bの上面320cに径方向に隣接する軸方向位置に排水開口55が形成されている。また、キャップ周壁部321は、二重筒構造になっており、カバー周壁部351の大径部351bの内側に嵌合された外筒部321aと、この外筒部321aの内側に配設されて容器口部11に螺合された内筒部321bと、を備えている。
例えば、本発明における排水開口及び連通開口の形状は適宜変更可能であり、また、上述した第一の実施の形態において、複数の排水開口及び連通開口を周方向に間隔をあけて並設させてもよい。
2 キャップ
3 ポンプ
4 押下ヘッド
5、205、305 肩カバー(カバー)
10 容器
11 口部
20、120、320 キャップ天壁部
21、321 キャップ周壁部
22 嵌合壁部
24 貫通孔
27、127 連通開口
30 ステム
31 液用ピストン
32 液用シリンダ
33 空気用ピストン
34 空気用シリンダ
35 気液混合室
36 発泡部材
44 ノズル孔
50、250、350 カバー天壁部
51、351 カバー周壁部
53、253、353 挿通孔
55、155 排水開口
Claims (2)
- 液体が収容された容器の口部の上方に配設されるとともに貫通孔が形成されたキャップ天壁部、及び、該キャップ天壁部から垂下されるとともに前記口部に係合される筒状のキャップ周壁部、を有するキャップと、
前記貫通孔の内側に上方付勢状態で下方移動可能に挿通されたステムを有するポンプと、
前記ステムの上端に設けられ、ノズル孔が形成された押下ヘッドと、
を備える吐出器であって、
前記ポンプには、前記ステムに連係して摺動する液用ピストンと、該液用ピストンが内部に収容された液用シリンダと、前記ステムに連係して摺動する空気用ピストンと、該空気用ピストンが内部に収容されるとともに前記口部の内側に収容された空気用シリンダと、前記液用シリンダから移送された液体と前記空気用シリンダから移送された空気とを混合する気液混合室と、該気液混合室で混合された気液混合体を発泡する発泡部材と、が備えられており、
前記キャップには、前記キャップ天壁部の上方に配設されているとともに前記押下ヘッドが挿通可能な挿通孔が形成されたカバー天壁部、及び、該カバー天壁部から垂下されて前記キャップに係合された筒状のカバー周壁部、を有するカバーが被着され、
前記カバー周壁部の外周面には、縦断面視円弧状の窪み部が全周に亘って形成され、
前記キャップには、前記キャップ天壁部の上面から立設されるとともに前記カバー周壁部の内側に嵌合された嵌合壁部が備えられ、
前記嵌合壁部の上端は、前記カバー周壁部のうち、前記窪み部が形成された部分の内側に嵌合され、
前記カバー周壁部には、前記カバー内に流入した液体を排水するための排水開口が形成され、
前記嵌合壁部には、前記排水開口に連通する連通開口が形成され、
前記連通開口は、前記嵌合壁部を、前記嵌合壁部の上端から切り欠いた開口であることを特徴とする吐出器。 - 請求項1記載の吐出器において、
前記キャップ天壁部の上面の少なくとも一部が、前記貫通孔から前記排水開口に向かって下向きに傾斜されていることを特徴とする吐出器。
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