JP6259258B2 - フォーマポンプ - Google Patents
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Description
ポンプには、ステムに連係する液用ピストンと、液用ピストンが内部に上下摺動自在に収容された液用シリンダと、ステムに連係する空気用ピストンと、空気用ピストンが内部に上下摺動自在に収容された空気用シリンダと、液用シリンダからの内容液と空気用シリンダからの空気とを混合する気液混合室と、空気用シリンダ内の空気を気液混合室に導く空気通路と、が備えられている。
空気用ピストンは、内部にステムが上下動自在に挿通される挿通筒部を備えている。この挿通筒部とステムとの間が、前記空気通路の一部となっている。ステムには、径方向の外側に向けて張り出して、挿通筒部の下端に該挿通筒部の下方から当接し、空気通路内と空気用シリンダ内との連通を遮断する開閉部が設けられている。
そして、押下ヘッドを押下したときに、ステムの開閉部が、空気用ピストンの挿通筒部の下端から下方に離間することで、空気用ピストン内と気液混合室とが空気通路を通して連通する。
そして、空気通路の上端が、発泡部材より上方に位置しているので、押下ヘッドの押下を解除したときに、押下ヘッド内に残存した内容液が、空気通路内に、気液混合室側の開口部を通して進入しても、空気通路の上端を空気用シリンダ側に超えるのを抑制することが可能になり、この内容液が空気用シリンダ内に進入するのを抑えることができる。
そして、発泡部材より上方に位置するステムの上端と開閉部とが互いに当接、離反することで、空気用シリンダ内と気液混合室との連通、及びその遮断が切り替えられる構成とされていて、ステムの上端と開閉部との間に形成される隙間が、空気通路の一部となるので、空気通路の上端が、発泡部材より上方に位置する構成を確実に実現することができる。
本実施形態のフォーマポンプ1は、図1及び図2に示されるように、ステム10を有するポンプ2と、ステム10の上端部10aに装着された押下ヘッド3と、を備えている。
なお、本実施形態では、ポンプ2及び押下ヘッド3が装着される容器本体Aにおける横断面の中央を通る軸線を容器軸Oとし、以下では容器軸Oに沿って押下ヘッド3側を上側、ポンプ2側を下側とする。また、容器軸Oに沿う方向を上下方向、容器軸Oに直交する方向を径方向、容器軸O回りに周回する方向を周方向とする。
但し、装着キャップ12の構成は、この場合に限定されるものではなく、例えば装着周壁部21を容器本体Aの口部A1に対してアンダーカット嵌合させることで、装着しても構わない。
空気用シリンダ14は、有底筒状に形成され、その底面に筒状の液用シリンダ16が空気用シリンダ14の内部と連通した状態で連結されている。つまり、大径の空気用シリンダ14の下側に小径の液用シリンダ16が連設されている。
但し、液用シリンダ16と空気用シリンダ14とをそれぞれ別体に構成したうえで、例えば、両者を係止する等して繋げても構わない。
また、空気用シリンダ14の上端開口部は、装着キャップ12における装着周壁部21及び天壁部20の内面にそれぞれ密着した状態で固定されている。これにより、液用シリンダ16及び空気用シリンダ14は、装着キャップ12から垂下した状態で容器本体Aの内部に配置されている。
なお、係合部33は、筒状に限らず、例えば板状等に適宜変更してもよい。
外筒部31の内径は、装着キャップ12のガイド筒部22の外径よりも大きくなっており、押下ヘッド3押し下げたときに、外筒部31の内周面とガイド筒部22の外周面とが径方向で対向する。なお、外筒部31の下端部と装着キャップ12の天壁部20との間に、押下ヘッド3の押し下げ操作を規制するストッパ部材を、着脱自在に配設してもよい。
装着筒部30は、ステム10の上端部10a内に嵌合されている。装着筒部30の外周面には、図2に示されるように、上下方向の全長にわたって延びる複数の第1縦溝30aが全周にわたって形成されている。
ステム10の内周面において、液用ピストン15と発泡部材17との間に位置する部分には、径方向内側に向けて円環状の弁座60が突設されており、この弁座60に着座及び離反可能に球状の液吐出弁61が配置されている。図示の例では、弁座60は、ステム10の下側部分10b内に配設されている。
小径部40bの外周面には、その下端から上方に延びて大径部40aの底部外表面に至り、さらにその径方向外側に向けて延在して開口した複数のケーシング溝42が形成されている。このケーシング溝42の径方向外側の開口が、装着筒部30の第1縦溝30aの下端に接続されている。
ここで、ステム10の内部において、小径部40bの下端と、弁座60の上面との間の空間が気液混合室Rとされている。
外筒50には、上下方向に貫通する空気孔52が形成されている。空気用ピストン13は、外筒50の上端部内に嵌合されて空気孔52を開閉するピストン用弁体54を備えている。外筒50の下端部には、空気用シリンダ14の内面に摺接する環状の下側摺接部50aが形成されている。
挿通筒部51の上端縁には、上方に向けて突出し、かつ押下ヘッド3の係合部33の下端部の内周面に摺接する上側摺接部51aが、全周にわたって形成されている。上側摺接部51aは、挿通筒部51の上端縁における径方向の内側部分に配設されており、挿通筒部51の上端縁における径方向の外側部分は、平坦面となっている。以下、この挿通筒部51の上端縁のうちの径方向の外側部分を被係合部51bという。
押下ヘッド3の係合部33の下端縁は、被係合部51bから上方に離れていて、これらの係合部33の下端縁と、被係合部51bと、の間には、図2に示されるように、上下方向の隙間S1が設けられている。
挿通筒部51には、径方向の内側に張り出して、ステム10の上端縁に、ステム10の上方から当接し、気液混合室Rと空気用シリンダ14内との連通を遮断する開閉部53が設けられている。図示の例では、開閉部53は、挿通筒部51の上端部に配設され、第2縦溝51cの上端の直上に位置している。
これにより、空気用シリンダ14内と気液混合室Rとが、挿通筒部51の第2縦溝51c、前記隙間S2、押下ヘッド3の装着筒部30の第1縦溝30a、及びケーシング溝42を通して連通する。すなわち、これらの第2縦溝51c、前記隙間S2、第1縦溝30a、及びケーシング溝42が、空気用シリンダ14内の空気を気液混合室Rに導く空気通路5を構成している。
液用ピストン15及び液用シリンダ16の内部には、上端部が中空逆円錐状をなす上部弁体65aとされるとともに、下端部が液用シリンダ16内の下端開口部に着座及び離反可能な下部弁体65bとされた棒状の弁部材65が設けられている。
このコイルスプリング66は、液用ピストン15を、大径筒部15bの下方から上方付勢状態で下方移動可能に支持している。
次に、図3に示すように、押下ヘッド3を押し下げると、押下ヘッド3が下降するので、それに追従して、発泡部材17、ステム10、及び液用ピストン15が下方移動するとともに、コイルスプリング66が上下方向に圧縮変形される。
さらにこの際、押下ヘッド3の係合部33の下端縁が、挿通筒部51の被係合部51bに当接して前記隙間S1が無くなり、これ以降の押下ヘッド3の下方移動に、空気用ピストン13も追従して下方移動する。
この過程において、ステム10の上端縁が、空気用ピストン13における挿通筒部51の開閉部53に当接して、前記隙間S2が無くなり空気通路5が分断される。この際、空気用ピストン13がステム10とともに上昇して、空気用シリンダ14内が負圧になることで、ピストン用弁体54が開き、空気孔52を通じて空気用シリンダ14内に空気が吸入される。また、液用ピストン15がステム10とともに上昇して、液用シリンダ16内が負圧になることで、容器本体A内の内容液が、液用シリンダ16の下端開口部を通して液用シリンダ16内に吸入される。
そして、発泡部材17より上方に位置するステム10の上端と開閉部53とが互いに当接、離反することで、空気用シリンダ14内と気液混合室Rとの連通、及びその遮断が切り替えられる構成とされていて、ステム10の上端と開閉部53との間に形成される隙間S2が、空気通路5の一部となるので、空気通路5の上端が、発泡部材17より上方に位置する構成を確実に実現することができる。
上記実施形態では、挿通筒部51に、ステム10の上端に当接して、気液混合室Rと空気用シリンダ14内との連通を遮断する開閉部53を設けるとともに、ステム10の上端を発泡部材17の上方に位置させたが、空気通路5の上端が、発泡部材17の上方に位置する構成であれば、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。例えば、開閉部をステムに設け、この開閉部を、挿通筒部の下端にこの挿通筒部の下方から当接させることで、空気通路内と空気用シリンダ内との連通を遮断する構成においても、本発明は適用可能である。
2 ポンプ
3 押下ヘッド
5 空気通路
10 ステム
13 空気用ピストン
14 空気用シリンダ
15 液用ピストン
16 液用シリンダ
17 発泡部材
30 装着筒部
32a ノズル孔
33 係合部
51 挿通筒部
51b 被係合部
51c 第2縦溝(空気通路の一部)
53 開閉部
A 容器本体
A1 口部
R 気液混合室
S2 隙間(空気通路の上端)
Claims (1)
- 内容液が収容された容器本体の口部に上方付勢状態で下方移動可能に立設されるステムを有するポンプと、
前記ステムの上端に配設されノズル孔が形成された押下ヘッドと、を備えるフォーマポンプであって、
前記ポンプには、
前記ステムに連係する液用ピストンと、
前記液用ピストンが内部に上下摺動自在に収容された液用シリンダと、
前記ステムに連係する空気用ピストンと、
前記空気用ピストンが内部に上下摺動自在に収容された空気用シリンダと、
前記液用シリンダからの内容液と前記空気用シリンダからの空気とを混合する気液混合室と、
前記気液混合室からの気液混合体を発泡させる発泡部材と、
前記空気用シリンダ内の空気を前記気液混合室に導く空気通路と、が備えられ、
前記空気通路の上端は、前記発泡部材より上方に位置し、
前記空気用ピストンは、内部に前記ステムが上下動自在に挿通される挿通筒部を備え、
この挿通筒部と前記ステムとの間に、前記空気通路の一部が位置し、
前記挿通筒部には、径方向の内側に張り出して、前記ステムの上端に、該ステムの上方から当接し、前記気液混合室と前記空気用シリンダ内との連通を遮断する開閉部が設けられ、
前記押下ヘッドは、前記ステムに装着される装着筒部と、前記挿通筒部に形成された被係合部にこの押下ヘッドの押下時に係合する係合部と、を備え、この係合部の下端は、前記挿通筒部の被係合部から上方に離れ、
前記ステムの上端は、前記発泡部材より上方に位置し、
前記被係合部は、前記ステムの上端、および前記開閉部より上方に位置していることを特徴とするフォーマポンプ。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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-
2013
- 2013-10-31 JP JP2013227667A patent/JP6259258B2/ja active Active
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