JPH0811911A - 泡噴出容器 - Google Patents

泡噴出容器

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JPH0811911A
JPH0811911A JP6164509A JP16450994A JPH0811911A JP H0811911 A JPH0811911 A JP H0811911A JP 6164509 A JP6164509 A JP 6164509A JP 16450994 A JP16450994 A JP 16450994A JP H0811911 A JPH0811911 A JP H0811911A
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cylinder
diameter
valve
head
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Shigeo Iizuka
茂雄 飯塚
Tadao Saito
忠雄 斎藤
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/0018Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam
    • B05B7/0025Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam with a compressed gas supply
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1087Combination of liquid and air pumps

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 玉弁体を使用しないで済み、その部分の部材
数が少なくて、組付けも容易であり、また、空気用シリ
ンダ内に液が入るのを極力防止出来、ポンプの作動不良
を生じることがない優れた泡噴出容器を提案する。 【構成】 特殊形状の弁体33を用いて玉弁を使用する吐
出弁及び吸い込み弁を省き、また、大径シリンダ14内を
上下動してその下方を空気加圧室Aとして画成する隔壁
25を設け、その内周縁部をステム22外周に開口する通気
路42を開閉可能に嵌合させ、ヘッド23の押し下げ時に開
口し、上昇時に閉塞する如く構成し、玉弁を使用する吸
気弁を省いて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は泡噴出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種容器として、例えば、国際公開番
号WO 92/8657(特願平2−515082号)
の容器が知られている。該容器は、口頚部を起立する容
器体と、上部外面に付設した外向きフランジを容器体口
頚部の上面へ係合させて容器体内へ大径シリンダを垂設
するとともに、該大径シリンダ下端から上内方へ折り返
し筒部を介して吸い込み弁付きの小径シリンダを垂下す
るシリンダ部材と、上記口頚部外面へ嵌合させた筒部上
端の内向きフランジで上記外向きフランジを口頚部上端
との間で挟持するキャップ状部材と、上記小径シリンダ
内へ嵌合させた小径筒状ピストンから小径ステムを起立
して該ステムの上端部に吐出弁を設けるとともに上記大
径シリンダ内へ嵌合させた大径筒状ピストンから上記小
径ステム外面へ嵌着させて大径ステムを起立する作動部
材と、上記大径ステムを上下動自在に貫通させた頂壁外
周から大径シリンダの上端部外面へ嵌合させて周壁を垂
下するキャップ状部材と、上記大径ステムの上部外面へ
嵌着させたノズル付き押下げヘッドとを有し、該押し下
げヘッドから垂下して大径ステム外面へ嵌着させた嵌合
筒部内へ、上下両面に発泡ネットを張設した短筒を嵌着
させるとともに、上記作動部材をスプリングで上方付勢
させ、かつ上記大径筒状ピストンの頂板部に設けた空気
吸入弁と大小両ステム間に穿設した空気流通路とを介し
て、上記吐出弁とネット付き短筒との間の大径ステム部
分内へ開口する外気吸入路を設けている。
【0003】上記容器は、付勢に抗して押し下げヘッド
を押し下げすると、小径筒状ピストンと大径筒状ピスト
ンとが共に小径及び大径シリンダ内を下降することで、
小径シリンダ内の液体は吐出弁を通って、又、大径シリ
ンダ内の空気は大小両ステム間の空気流通路を通って大
径ステムの上端部内で混合し、かつネットを通過するこ
とで発泡した状態でノズルから放出し、又、該作動部材
の押し下げを解放すると、大小両筒状ピストン上昇によ
り空気吸入弁が開いて大径シリンダ内へ外気が、又、吐
出弁が閉じ且つ吸い込み弁が開くことで小径シリンダ内
へ容器体内液体がそれぞれ流入するよう設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の容器は、吸
い込み弁,吐出弁,空気吸入弁に玉弁体を利用したもの
で、それだけ部材数も多くなり、組付け工程も多くな
る。また、その重量の関係から玉弁体として金属製のも
のを使用する場合が多いが、収納液が金属を好まない場
合等は用途が限定される等の不都合を生じる。
【0005】また、上記容器は、液通路と空気通路が合
流する合流点がポンプ上端部で、吐出弁下流のノズル体
部分に設けられ、しかも空気通路は大径シリンダ内と常
時連通しているため、この合流点から空気通路を伝って
空気用シリンダ内に液が逆流し、空気用シリンダ内に液
が溜まってしまう場合がある。空気用シリンダ内に液が
溜まると作動不良のもとになるとともに、空気供給量も
少なくなってしまい良好な起泡,噴出作用を行えなくな
る虞れがある。
【0006】そこで本発明の目的の一つは、玉弁体を使
用しないで済み、その部分の部材数が少なくて、組付け
も容易であり、しかも内容液の流路を全て合成樹脂で形
成することが可能であるため、用途が限定される等の不
都合を生じない優れた泡噴出容器を提案するものであ
る。
【0007】また、本発明の目的の一つは、上記目的に
加えて、空気用のシリンダ内に液が入るのを防止出来、
その結果、ポンプの作動不良を生じることがなく、良好
な起泡,噴出作用を行える効果を併せ持つ優れた泡噴出
容器を提案するものである。
【0008】また、本発明の目的の一つは、上記目的に
加えて、誤って容器を倒しても収納液が漏出する等の不
都合を防止出来る効果を兼ね備えた優れた泡噴出容器を
提案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本請求項1発明容器は上
記課題を解決するため、口頚部5を起立した容器体2
と、上記口頚部に嵌合させた装着キャップ6と、該キャ
ップにより容器体に固定させ且つ容器体内へ垂下させた
空気用大径シリンダ14及び該シリンダと同心円状に設け
た液用小径シリンダ15よりなるシリンダ部材7と、上記
小径シリンダ15内周上部に嵌合させた環状小径ピストン
21を外周下部より突設するとともに、上部を上方へ広が
るテーパ部22a を介して拡径して上下動自在に装着した
ステム22と、該ステム上端に延設して上記装着キャップ
上方に上下動可能に突出させるとともに、ステム内より
噴出孔に至る通液路32を内部に延設させた押し下げヘッ
ド23と、上記ステム及びヘッドを常時上方へ付勢させる
弾性部材26と、上記小径シリンダの底壁中央に立設した
短筒部20内に下端係止部33a を小径シリンダ内外連通状
態で上方への抜け出し不能に係止させた縦長棒状をなす
とともに、上方付勢状態の上記テーパ部22a 内面に圧接
して吐出弁34を構成するテーパ状部33b を上端に拡径形
成させた弁体33と、該弁体上方の通液路に設けた起泡層
39と、上記テーパ部上方で且つ起泡層下方のステム内面
に一端を開口するとともに、その上方ステム外面に他端
を開口する通気路42と、該通気路上部開口を閉塞してス
テム外周に内周縁部を所定幅の上下摺動が可能に嵌合さ
せるとともに、外周縁部より突設した環状大径ピストン
24を上記大径シリンダ内周上部に嵌合させてその下方に
空気加圧室Aを画成してなる隔壁25とを備え、上記ヘッ
ドの押し下げ時には隔壁がステムと相対的に上昇して空
気加圧室A内とステム内とが連通し且つヘッド周壁27下
端縁が隔壁上面に気密に当接して空気加圧室A内外が遮
断されるとともに、ステムが弁体と相対的に下降して吐
出弁34が開弁し、且つ該開弁状態で弁体が押し下げられ
てその下部が上記短筒部に摺動嵌合され、ヘッドの上昇
時には上記隔壁内周縁部により通気路上部開口を気密に
閉塞させ且つヘッド周壁内方位置の隔壁に設けた透孔44
を介して空気加圧室A内外が連通するとともに、上記吐
出弁34が閉弁して弁体が係止位置迄上昇する如く構成し
てなることを特徴とする泡噴出容器として構成した。
【0010】
【作用】図1の上下動部材8最上昇状態では吐出弁34に
より通液路32が遮断され、また、隔壁25の摺動部25f に
より通気路42上部開口が遮断されているため、容器が倒
れても噴出孔からの液の漏出を極力防止できるととも
に、大径シリンダ14内への液の浸入を確実に防止でき
る。
【0011】また、この状態からカバーキャップ10を外
して押し下げヘッド23を押し下げると、弁体33のテーパ
状部33b とステム22のテーパ部22a が離間して吐出弁34
が開弁し、また、弁体33の棒状部33c が短筒部20内に挿
入されて略密閉状態となるため、小径シリンダ15内が加
圧され、それに伴って液が吐出弁34上方の通液路32内に
排出される。
【0012】一方、ヘッド23及びステム22の最上昇時に
は装着キャップ6の係止筒12下面により隔壁25上面が押
圧係止され、また、ステム22はコイルスプリング26によ
り上方へ押し上げられているため、隔壁25はステム22に
対して相対的に押し下げ係止され、隔壁25の摺動部25f
により通気路42上部開口が閉塞されるとともに、摺動部
25f 下面が段部43上面と当接して空気加圧室Aとステム
22内とは遮断される。そして、ヘッド23の押し下げによ
り、最初大径ピストン24の摩擦力等により隔壁25及び大
径ピストン24は最上昇位置に止まるため、下降するヘッ
ド23の周壁27下面が隔壁25上面に気密に当接して空気加
圧室A内外が遮断されるとともに、通気路42が開口して
空気加圧室A内とステム22内とが連通し、大径ピストン
24等により加圧された空気は通気路42を通って吐出弁34
上方の通液路32内に排出され液と混合される。
【0013】次いで、気・液混合液が起泡層39(整泡層
41がある場合には次いで整泡層41も通過する)を通過す
ることにより発泡してノズル31先端より泡が放出され
る。次に、押し下げヘッド23の押し下げを解除すると、
コイルスプリング26の力でステム22が上昇して吐出弁34
が閉じ、弁体棒状部33c が短筒部20から外れて小径シリ
ンダ15内が負圧化するため、容器体2内の液が吸い上げ
管19を通って小径シリンダ15内に吸引される。この際、
大径シリンダ14の透孔45は開口しており、外気が容器体
2内の負圧化により容器体内へ吸入される。
【0014】一方、最初大径ピストン24の摩擦力等によ
り隔壁25及び大径ピストン24は最下降位置に止まるた
め、直ちに通気路42の上部開口が摺動部25f により遮断
され、また、ヘッド周壁27下面と隔壁25上面とが離間し
て空気加圧室A内外が透孔44を介して連通し、ここから
大径ピストン24の上昇に伴って負圧化した空気加圧室A
に外気が導入され、元の状態に戻る。
【0015】上下動部材8の上昇の際には直ちに通気路
42上部開口が閉塞されるため、大径シリンダ14内が負圧
化しても液が大径シリンダ14内へ流入することはない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0017】図1乃至図4は本発明の一実施例を示し、
図中1は泡噴出容器を示す。該容器1は、容器体2と、
ポンプ3とを備えている。
【0018】容器体2は合成樹脂等より形成されたもの
で、筒状胴部4より口頚部5を起立して構成している。
【0019】また、ポンプ3は、合成樹脂或いは合成樹
脂とエラストマー等より形成されたもので、装着キャッ
プ6と、シリンダ部材7と上下動部材8とを主要部材と
して構成している。
【0020】装着キャップ6は、容器体口頚部5外周に
螺合させた周壁9上端縁より中途にカバーキャップ10を
嵌合させるための段部を形成した内向きフランジ状の頂
壁11を延設し、該頂壁中央部に穿設した円形窓孔周縁よ
り下方へ係止筒12を、また、その外方離間位置にシリン
ダ部材7を係止させるための係止筒13を各々垂設して構
成している。
【0021】また、シリンダ部材7は、装着キャップ6
により容器体2に固定させ且つ容器体内へ垂下させた空
気用大径シリンダ14及び該シリンダと同心円状に設けた
液用小径シリンダ15より構成している。本実施例では、
上記係止筒13と周壁9との間に上端を嵌着固定するとと
もに、その上端フランジ16をパッキン17を介して口頚部
5上面とキャップ頂壁11下面とで挟持させ、下端を容器
体2内に垂下させた円筒状をなす大径シリンダ14と、該
シリンダの底壁中央部を貫通して上端を大径シリンダ14
内中央下部に突設開口し、下端を大径シリンダ14下方へ
同心円状に垂下させた小径シリンダ15とで構成してい
る。
【0022】また、小径シリンダ15の底壁中央に上端を
開口した嵌合筒部18を垂設し、該筒部に上端を嵌着固定
して下端を容器体底部へ垂下させた吸い上げ管19を設
け、容器体2内と小径シリンダ15内を連通させている。
【0023】また、小径シリンダ15底壁上面より後述す
る弁体の下端係止部を係止し且つ弁体下部を摺動嵌合さ
せるための短筒部20を起立している。
【0024】上下動部材8は、シリンダ部材7に対して
上方付勢状態で上下動自在に装着させたもので、小径ピ
ストン21付きステム22と、押し下げヘッド23と、大径ピ
ストン24付き隔壁25とを備えている。
【0025】ステム22は、上記小径シリンダ15内周上部
に嵌合させた環状小径ピストン21を外周下部より突設す
るとともに、上方へ広がるテーパ部22a を介して上端部
を拡径している。また、ステム22は、大径シリンダ14底
壁上面とステム22の大径部外周面に設けた下向きの段部
下面との間に介在させた弾性部材としてのコイルスプリ
ング26により常時上方へ付勢させている。
【0026】押し下げヘッド23は、周壁27上端縁より頂
壁28を延設した下端面開口の円筒状をなすケーシングを
有し、該ケーシング内中央に一体に垂設させてステムの
一部を構成する垂直筒部29上端より前方へ水平筒部30を
延設し、該筒部前端を周壁27前部より突設して、その部
分をノズル31として構成している。そして、上記垂直筒
部29をステム22上端部に嵌着固定して、ステム22内より
ノズル31先端の噴出孔に至る通液路32を内部に形成する
とともに、ステム22と一体動可能に構成している。
【0027】また、上記ステム22内には弁体33を設けて
いる。この弁体33は、上記短筒部20内に下端の係止部33
a を小径シリンダ内外連通状態で上方への抜け出し不能
に係止させた縦長棒状をなすとともに、上方付勢状態の
テーパ部内面に圧接して吐出弁34を構成するテーパ状部
33b を上端に拡径形成して構成している。
【0028】本実施例では、ステム内面に沿って上部が
大径で下部が小径の棒状部33c 下面より、外面に係合用
の返し35を突設した一対の係止板36を突設して係止部33
a を構成しており、また、棒状部33c 上端より上方へ広
がるテーパ板状のテーパ状部33b を延設し、更に、テー
パ状部33b 上面より上方へ、周方向複数の突起37を突設
している。
【0029】そして、上記各返し35を上記短筒部20内上
端部に周設した係止突条38下面に係止させるとともに、
コイルスプリング26により上方へ付勢されたステム22の
上記テーパ部22a 内面にテーパ状部33b 外面を圧接して
ステム22内に装着させている。また、上記突起37は、後
述する起泡層を張設するための取り付け筒下面と小間隙
をあけて位置させ、ヘッド23押し下げ開始直後の吐出弁
34開弁状態に於いて取り付け筒下面が各突起37上面と当
接し、吐出弁34上下の通液路32を連通した状態で弁体33
を押し下げることが可能に構成している。また、棒状部
33c 外周はステム22内面と比較的小さい隙間をあけて垂
下させている。
【0030】ステム及びヘッドが最上昇位置にある場合
は、各係止板36周囲の隙間を介して小径シリンダ15内と
短筒部20内ひいては小径シリンダ15内と容器体2内とが
連通しており、吐出弁34は閉じている。この状態からヘ
ッド23を押し下げた際には、テーパ状部33b とテーパ部
22a とが離間して吐出弁34が開き、直後に各突起37上面
を上記取り付け筒下面により押し下げるため、棒状部33
c 下部が上記短筒部20内に摺動挿入されて小径シリンダ
15内が加圧され、加圧された液は吐出弁下流の通液路32
内に排出される如く構成している。
【0031】また、ヘッド23及びステム22が上昇する場
合には、吐出弁34が閉じて小径シリンダ15内が負圧化す
るため、容器体2内の液が吸い上げ管19を介して吸い上
げられる如く構成している。
【0032】また、上記吐出弁34上部の通液路32内には
起泡層39を設けている。この起泡層は、ポリエステル繊
維等で編んだネットで構成しており、気・液混合液が通
過すると発泡して泡が形成される如く構成している。本
実施例では、上記テーパ部22a 上方のステム内に嵌着固
定させた円筒状の取り付け筒40上面に張設している。
【0033】上記起泡層39下流のノズル基端部にも上記
ネットよりなる整泡層41を横設している。この整泡層41
は、例えば下部の起泡層39で一旦発泡された泡を略均一
にする働きをする。尚、上記起泡層39及び整泡層41は上
記ネットに限らず、多孔質部材等の従来のこの種容器に
使用されている発泡機能、整泡機能のあるものであれば
使用可能である。
【0034】また、ステム22には後述する空気加圧室A
内の空気をステム22内に供給するための通気路42を設け
ている。該通気路42は、上記吐出弁34及び起泡層39間の
ステム22内面に一端を開口し、他端をステム22外面の上
記開口より上方に開口している。
【0035】隔壁25は、上記ステム22とは別体に構成し
たもので、上記通気路42の上部開口を開閉可能な上下幅
で、内周縁部をステム22外周に相対的な上下摺動が可能
に嵌合させるとともに、外周縁部より突設した環状大径
ピストン24を上記大径シリンダ14内周上部に嵌合させて
その下方に空気加圧室Aを画成している。
【0036】本実施例では、上記ステム22とヘッド周壁
27との間にそれぞれ内外隙間をあけて位置する円筒状の
上部垂壁部25a の下端縁と、大径シリンダ14内上部の上
記係止筒12下方に位置する下部垂壁部25b の上端縁と
を、下方へ広がるテーパ壁部25c で連結するとともに、
下部垂壁部25b 下端縁より大径ピストン24内周縁部に連
結するフランジ部25d を延設し、また、上部垂壁部25a
上端縁より内方へフランジ部25e を介してステム22外周
に摺動可能に嵌合する摺動部25f を突設して隔壁25を構
成している。
【0037】隔壁25は、コイルスプリング26によって押
し上げられたステム22及び押し下げヘッド23の最上昇位
置では、摺動部25f 下面がステム22外周の上記通気路42
上部開口直下に設けた上向きの段部43により上方へ押し
上げられる一方、テーパ壁部25c 上面が装着キャップ6
の係止筒12下面に当接係止されて摺動部25f により通気
路42上部開口を閉塞している。従ってこの状態では、空
気加圧室A内とステム22内とが遮断されている。また、
その際ヘッド周壁27下端縁はテーパ壁部25c 上面と所定
の間隙をあけて垂下させており、上記ヘッド周壁27内方
位置で、上記上部垂壁部25a とテーパ壁部25c との境界
部に穿設した透孔44を介して空気加圧室A内外が連通す
る如く構成している。
【0038】上記状態からヘッド23を押し下げてその周
壁27下端縁がテーパ壁部25c 上面に当接した際に、空気
加圧室A内外が遮断されるとともに、上記通気路42上部
開口が開いて空気加圧室A内とステム22内とが連通する
如く構成している。
【0039】また、大径シリンダ14の上部所定位置に
は、負圧化した容器体2内への外気導入用の透孔45を穿
設している。
【0040】
【発明の効果】以上説明した如く本発明容器は、従来の
この種容器の様に玉弁体を使用しないで済み、その部分
の部材数が少なくて済み、組付けも容易であり、しかも
内容液の流路にあたる部分を全て合成樹脂で形成するこ
とが可能であるため、用途が限定される等の不都合を生
じない優れたものである。
【0041】また、上記効果に加えて、通常の泡噴出操
作中に空気用のシリンダ内に液が入るのを極力防止出
来、その結果、ポンプの作動不良を生じることがなく、
良好な起泡,噴出作用を行える効果を併せ持つものであ
る。
【0042】また、非使用時に容器を誤って倒した場合
には注出孔よりの液の漏出を極力防止出来、また、大径
シリンダ内への液の浸入を確実に防止出来るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す一部切り欠き側面図
である。
【図2】 同実施例の要部拡大断面図である。
【図3】 同実施例のヘッド押し下げ状態の要部拡大断
面図である。
【図4】 同実施例の弁体の係止部を示す要部斜視図で
ある。
【符号の説明】
2…容器体,5…口頚部,6…装着キャップ,7…シリ
ンダ部材,14…大径シリンダ,15…小径シリンダ,20…
短筒部,21…小径ピストン,22…ステム,22a …テーパ
部,23…押し下げヘッド,24…大径ピストン,25…隔
壁,26…コイルスプリング,27…周壁,32…通液路,33
…弁体,33a …係止部,33b …テーパ状部,34…吐出
弁,39…起泡層,42…通気路,44…透孔,A…空気加圧

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口頚部5を起立した容器体2と、上記口
    頚部に嵌合させた装着キャップ6と、該キャップにより
    容器体に固定させ且つ容器体内へ垂下させた空気用大径
    シリンダ14及び該シリンダと同心円状に設けた液用小径
    シリンダ15よりなるシリンダ部材7と、上記小径シリン
    ダ15内周上部に嵌合させた環状小径ピストン21を外周下
    部より突設するとともに、上部を上方へ広がるテーパ部
    22a を介して拡径して上下動自在に装着したステム22
    と、該ステム上端に延設して上記装着キャップ上方に上
    下動可能に突出させるとともに、ステム内より噴出孔に
    至る通液路32を内部に延設させた押し下げヘッド23と、
    上記ステム及びヘッドを常時上方へ付勢させる弾性部材
    26と、上記小径シリンダの底壁中央に立設した短筒部20
    内に下端係止部33a を小径シリンダ内外連通状態で上方
    への抜け出し不能に係止させた縦長棒状をなすととも
    に、上方付勢状態の上記テーパ部22a 内面に圧接して吐
    出弁34を構成するテーパ状部33b を上端に拡径形成させ
    た弁体33と、該弁体上方の通液路に設けた起泡層39と、
    上記テーパ部上方で且つ起泡層下方のステム内面に一端
    を開口するとともに、その上方ステム外面に他端を開口
    する通気路42と、該通気路上部開口を閉塞してステム外
    周に内周縁部を所定幅の上下摺動が可能に嵌合させると
    ともに、外周縁部より突設した環状大径ピストン24を上
    記大径シリンダ内周上部に嵌合させてその下方に空気加
    圧室Aを画成してなる隔壁25とを備え、上記ヘッドの押
    し下げ時には隔壁がステムと相対的に上昇して空気加圧
    室A内とステム内とが連通し且つヘッド周壁27下端縁が
    隔壁上面に気密に当接して空気加圧室A内外が遮断され
    るとともに、ステムが弁体と相対的に下降して吐出弁34
    が開弁し、且つ該開弁状態で弁体が押し下げられてその
    下部が上記短筒部に摺動嵌合され、ヘッドの上昇時には
    上記隔壁内周縁部により通気路上部開口を気密に閉塞さ
    せ且つヘッド周壁内方位置の隔壁に設けた透孔44を介し
    て空気加圧室A内外が連通するとともに、上記吐出弁34
    が閉弁して弁体が係止位置迄上昇する如く構成してなる
    ことを特徴とする泡噴出容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7611033B2 (en) 2001-11-12 2009-11-03 Technical Concepts Bentfield B.V. Foam dispenser, housing and storage holder therefor
JP2011502891A (ja) * 2007-11-01 2011-01-27 チョン ウー カンパニー リミテッド 内容物の汚染を引き起こさない起泡ポンプ
WO2024158055A1 (ja) * 2023-01-27 2024-08-02 大和製罐株式会社 ポンプディスペンサ、吐出容器及び内容物入り吐出容器

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