JPH08230919A - 泡噴出容器 - Google Patents

泡噴出容器

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Publication number
JPH08230919A
JPH08230919A JP7314681A JP31468195A JPH08230919A JP H08230919 A JPH08230919 A JP H08230919A JP 7314681 A JP7314681 A JP 7314681A JP 31468195 A JP31468195 A JP 31468195A JP H08230919 A JPH08230919 A JP H08230919A
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JP
Japan
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cylinder
foam
diameter cylinder
container
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP7314681A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Iizuka
茂雄 飯塚
Hiroshi Mizushima
博 水島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP7314681A priority Critical patent/JPH08230919A/ja
Publication of JPH08230919A publication Critical patent/JPH08230919A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/0018Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam
    • B05B7/0025Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam with a compressed gas supply
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1087Combination of liquid and air pumps

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用に際して、容器体内の収納液上部に泡が
溜まってしまう不都合を解消した泡噴出容器を提案す
る。 【解決手段】 小径シリンダ下端より垂設した吸い上げ
パイプ17を湾曲形成してその先端が容器体内下端隅部に
開口する如く構成するとともに、常時吸い上げパイプ開
口方向を向いて押し下げヘッド22を上下動させる方向規
制機構を設け、且つ、大径シリンダ11に設けた容器体内
への外気導入孔48をヘッドのノズル開口方向と反対位置
に設けて、泡の噴出時には、ノズル開口とパイプの開口
とが常時同じ方向にあり、外気導入孔48は反対側にある
ため、外気導入孔48が液に埋没しない様に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は泡噴出容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】泡噴出容器として、例えば国際公開番号
W092/08657号の泡放出用ポンプ容器が知られている。該
容器は、上部を大径の空気シリンダに、下部を小径の液
体シリンダに、それぞれ形成し、かつ空気シリンダ上部
に容器体内への空気供給弁を設けたシリンダ部材を空気
シリンダ上端面を蓋体で密閉させて容器体内へ垂設固定
するとともに、上記両シリンダ内へ嵌合させた大小両径
ピストンから大小両径ステムを、小径ステム上部を大径
ステム内へ嵌着させかつ大径ステムを蓋体に貫通させて
起立し、大径ステム上端にノズル付き押し下げヘッドを
付設して、上方付勢された上下動部材を設け、付勢に抗
して押し下げられた状態で押し下げヘッド一部を蓋板一
部へ螺合可能に設けたものである。
【0003】使用に当たっては上下動部材の上下動で液
体シリンダ内へ液体が、又空気シリンダ内へ外気がそれ
ぞれに設けた吸い込み弁を通って流入し、またそれら両
シリンダ内の液体及び空気が、液体は小径ステム上端の
吐出弁を通って、また空気は大小両ステム間に設けた通
路を通って、更に大径ステム上端上方の吐出路部分内へ
嵌着させた発泡部材を通過することで混合し、発泡して
ノズルから放出するよう設けたものである。容器体内の
液体の減少による負圧化は、空気シリンダ上部の空気導
入孔を通って流入した空気が解消する。尚、この容器で
は空気導入孔に逆止弁を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記空気導入孔がノズ
ル孔開口側に設けられている場合には、泡噴出の為に容
器をその噴出方向に傾けると、容器体内の液がこの空気
導入孔位置まで充満し、ここから導入される外気が液体
内を通りその上部に排出される。この種容器に収納され
る液は起泡性を有するものであるため液内を通過して液
面に至る空気は液を発泡させ、その結果液面に泡が充満
するという不都合を生じる。
【0005】本発明は、上記した従来技術の欠点を解消
するもので、泡噴出操作時に容器体内液面に泡が充満す
る等の不都合がない優れた容器を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本請求項1発明容器は上
記課題を解決するため、口頚部7を起立した容器体2
と、上記口頚部に嵌合させた装着キャップ3と、該キャ
ップに上端部を装着固定させ且つ容器体内へ垂下させた
空気用大径シリンダ11及び該シリンダと同心円状に設け
た液用小径シリンダ12よりなるシリンダ部材4と、上記
シリンダ部材4に対して上方付勢状態で上下動自在に装
着させるとともに、上記大径シリンダ11内に嵌合する大
径ピストン20及び小径シリンダ12内に嵌合する小径ピス
トン21を有し、且つ、上端の押し下げヘッド22を装着キ
ャップ3を貫通して上方へ上下動可能に突出させた上下
動部材5とを備え、該上下動部材の上下動により内部の
泡噴出機構が働いてヘッドのノズル孔より泡を噴出する
如く構成した泡噴出容器に於いて、上記小径シリンダ下
端より垂設した吸い上げパイプ17を湾曲形成してその先
端が容器体内下端隅部に開口する如く構成するととも
に、常時吸い上げパイプ開口方向を向いて押し下げヘッ
ド22を上下動させる方向規制機構を設け、且つ、大径シ
リンダ11に設けた容器体内への外気導入孔48を上記ヘッ
ドのノズル開口方向と反対位置に設けたことを特徴とす
る泡噴出容器として構成した。
【0007】また、請求項2発明の容器は、上記装着キ
ャップ3とシリンダ部材4との嵌合部位に複数の縦リブ
相互を係合させてなる回動防止機構を設けた請求項1記
載の泡噴出容器として構成した。
【0008】また、請求項3発明の容器は、上記方向規
制機構が、装着キャップ頂壁中央の窓孔周縁部及び押し
下げヘッド22外周の相対向部位に上下動可能に係合する
縦突条36及び凹溝37を設けてなる方向規制機構である請
求項1記載の泡噴出容器として構成した。
【0009】また、請求項4発明の容器は、上記方向規
制機構が、装着キャップ3の窓孔を非円形窓孔に形成す
るとともに、押し下げヘッド外周下部を上記非円形窓孔
と相似形に形成してなる方向規制機構である請求項1記
載の泡噴出容器として構成した。
【0010】また、請求項5発明の容器は、上記吸い上
げパイプ17を円筒状に構成するとともに、その上端部を
嵌合する小径シリンダ下端の嵌合筒部16内周を横断面多
角形に形成してなる請求項1記載の泡噴出容器として構
成した。
【0011】また、請求項6発明の容器は、上記多角形
が四角形である請求項5記載の泡噴出容器として構成し
た。
【0012】
【作用】押し下げヘッド22を押し下げると、吸い込み弁
55が閉じて小径シリンダ12内が加圧され、内部の液が吐
出弁26を介して通液路35内に導入され、一方、空気加圧
室Aが加圧されるとともに、隔壁24がステム23に対して
相対的に上昇して筒状弁部42下端のシールが外れ、空気
加圧室A内の加圧空気が通気路40を介して通液路35内に
導入され、ここで混合した気・液混合液が起泡層38を介
して発泡し、整泡層39を介してノズル34先端より噴出す
る。
【0013】次いでヘッド22の押圧を解除すると、スプ
リング25の作用で上下動部材5が上昇し、小径シリンダ
12内が負圧化することにより吐出弁26が閉じて吸い込み
弁55が開き、容器体2内の液が小径シリンダ12内に吸入
され、一方、隔壁24がステム23と相対的に下降して筒状
弁部42下端がシールされて通気路40が遮断され、負圧化
した空気加圧室A内に吸気弁47を介して外気が導入され
る。また、容器体2内液の小径シリンダ12内への吸引に
起因して容器体内上部が負圧化するため、外気導入弁49
が開いて外気導入孔48より外気が容器体内に導入され
る。
【0014】泡の噴出時には常時ノズル34の開口と吸い
上げパイプ17の開口が同じ向きにあり、また、外気導入
孔48はノズル開口方向と反対位置にあるため、外気導入
孔48部分は常に空気の存在する部分となり、従って、導
入された外気が液内を介して液表面に至るということは
生じない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0016】図1乃至図6は本発明の実施例を示すもの
で、図中1は泡噴出容器を示す。該容器1は、容器体2
と、装着キャップ3と、シリンダ部材4と、上下動部材
5とを備えている。
【0017】容器体2は筒状胴部6より口頚部7を起立
して構成している。
【0018】また、装着キャップ3は、容器体口頚部7
外周に螺合させた周壁8上端縁より、中央部に上下動部
材挿通用の窓孔を穿設した頂壁9を延設し、頂壁9裏面
周縁部にはシリンダ部材4を嵌着させるための係止筒10
を垂設し、また、頂壁9中央部の窓孔周囲部分には上下
動部材を案内する下端面開口の二重筒状をなす隆起部9a
を立設している。
【0019】シリンダ部材4は、装着キャップ3により
容器体2に固定させ且つ容器体内へ垂下させた空気用大
径シリンダ11及び該シリンダと同心円状に設けた液用小
径シリンダ12より構成している。
【0020】本実施例では、外周上端部より突設した外
向きのフランジ13周縁部より立設した嵌合筒部14を、上
記装着キャップ周壁8及び係止筒10間に嵌着させて固定
し、また、フランジ13下面をパッキン15を介して口頚部
7上面に圧接させた大径シリンダ11と、該シリンダ11の
底壁中央部に上端を開口し、下端を大径シリンダ11下方
へ同心円状に垂下させた小径シリンダ12とで構成してい
る。
【0021】また、小径シリンダ12下端部に延設した嵌
合筒部16内に上端部を嵌着固定させた吸い上げパイプ17
を設けている。この吸い上げパイプ17は、その先端が容
器体下端隅部に開口する如く湾曲形成している。
【0022】また、吸い上げパイプ17は円筒状に形成す
るとともに、その上端部を嵌合する小径シリンダ下端の
嵌合筒部16内周を横断面多角形に形成することにより、
一旦固定したパイプが容器体への装着時に回動ズレを生
じる様な不都合を確実に防止できるように構成してい
る。
【0023】上記した多角形とは、三角形,四角形,五
角形,六角形,七角形,八角形及びそれ以上の多角形が
採用できるが、なかでも、回動ズレの防止効果が優れ、
パイプの挿入し易さ及びパイプ嵌着後のパイプ外面と嵌
合筒部内面との密着性等を考慮すると四角形がより好ま
しい。
【0024】また、本実施例では、装着キャップ3とシ
リンダ部材4との嵌合部位に複数の縦リブ相互を係合さ
せてなる回動防止機構を設けている。該機構は、上記嵌
合筒部14外周に周方向多数設の縦リブ18を設け、一方、
装着キャップ3の周壁8内周上端部に周方向多数の縦リ
ブ19を設け、各縦リブ18、19を互いに係合させている。
【0025】更に、大径シリンダ11下面所定位置に後述
する外気導入孔の位置を知らせる板状突起56を突設して
おり、機械的に装着キャップのシリンダ部材への適正位
置への取り付けを行える如く構成している。
【0026】上下動部材5は、上記シリンダ部材4に対
して上方付勢状態で上下動自在に装着させるとともに、
上記大径シリンダ11内に嵌合する大径ピストン20及び小
径シリンダ12内に嵌合する小径ピストン21を有し、且
つ、上端の押し下げヘッド22を装着キャップ3を貫通し
て上方へ上下動可能に突出させたものである。
【0027】また、本発明容器は、上下動部材5の上下
動により内部の泡噴出機構が働いてヘッドのノズル孔よ
り泡を噴出する如く構成している。
【0028】本実施例に於いて上下動部材5は、小径ピ
ストン付きステム23と、押し下げヘッド22と、大径ピス
トン20付き隔壁24とを備えている。
【0029】ステム23は、上記小径シリンダ12内周上部
に嵌合させた環状小径ピストン21を外周下部より突設し
て上下動自在に装着させている。また、ステム23は、そ
の下面と小径シリンダ内下端部とに介在させたコイルス
プリング25により常時上方へ付勢させており、従って、
上下動部材5が常時上方へ付勢されている。
【0030】また、ステム23内上部には玉弁体と弁座よ
りなる吐出弁26を設けている。
【0031】更に、小径シリンダ12内下端部に、下端部
を上下動可能に係止させるとともに、上端部をステム23
内に立設した棒状体27を設けている。この棒状体27の上
端部は上向きのスカート状に形成し、このスカート部28
外周にステム内面より突設した環状弁部29を密接させて
常時はステム内上下を遮断させ、上下動部材の押し下げ
により、環状弁部29がスカート部28外周から離れて上下
が連通する如く構成している。従って、誤って容器を倒
した場合に吐出弁26の玉弁体が位置ズレしても噴出孔よ
り液が漏出する等の不都合を極力防止できる如く構成し
ている。
【0032】また、棒状体27下部外周から突設した突起
53を小径シリンダ12内周下端部に周方向複数突設した係
止リブ54間に上下動可能に係合させ、各係止リブ54上面
にコイルスプリング25下端面を当接係止させている。そ
して、棒状体27下面と小径シリンダ12上面とで吸い込み
弁55を形成している。即ち、ヘッドを押し下げると、下
降するステム23内周面に上記スカート部28が嵌合して棒
状体27が押し下げられ、その下面が小径シリンダ上面に
密接してパイプ内と小径シリンダ内とを遮断する如く構
成している。
【0033】押し下げヘッド22は、周壁30上端縁より頂
壁31を延設した下端面開口の円筒状をなすケーシングを
有し、該ケーシング内中央に一体に垂設させてステムの
一部を構成する垂直筒部32上端より前方へ水平筒部33を
延設し、該筒部33前端をケーシング周壁30前部より突設
して、その部分をノズル34として構成している。そし
て、上記垂直筒部32をステム23上端部に嵌着固定して、
ステム23内よりノズル34先端の噴出孔に至る通液路35を
内部に形成するとともに、ステム23と一体動可能に構成
している。
【0034】本発明では、常時吸い上げパイプ開口方向
を向いて押し下げヘッド22を上下動させる方向規制機構
を設けている。
【0035】本実施例では、装着キャップ3中央の窓孔
周縁部及び押し下げヘッド外周に設けた互いに上下動可
能に係合する縦突条36及び凹溝37で構成した方向規制機
構を設けている。更に具体的には、装着キャップ3の上
記隆起部9a内周に縦設した凹溝37に、押し下げヘッド22
のケシーング周壁30前面所定位置に縦設した縦突条36を
嵌合させることにより、ヘッド22のノズル孔を常時パイ
プ17開口方向に向かせて上下動する如く構成している。
【0036】この方向規制機構は本実施例のものに限ら
ず、例えば、装着キャップ頂壁9中央部の上記窓孔を非
円形窓孔に形成するとともに、押し下げヘッド22外周下
部を上記非円形窓孔と相似形に形成してなるものを採用
することもできる。
【0037】例えば、装着キャップ3の窓孔を四角形状
に形成するとともに、押し下げヘッド22のケーシング周
壁外周下部を図7に示す如き上記四角形窓孔と相似する
四角形周壁30a に形成したものでも良く、或いは装着キ
ャップの窓孔を楕円形窓孔に形成するとともに、ケーシ
ング周壁外周を図8に示す如き上記楕円形窓孔と相似す
る楕円形周壁30b に形成したものでも良い。
【0038】また、上記吐出弁26上部の通液路35内には
起泡層38を設けている。この起泡層38は、ポリエステル
繊維等で編んだネットで構成しており、気・液混合液が
通過すると発泡して泡が形成される如く構成している。
本実施例では、上下にネットを張架した筒体を二つ縦に
並べて嵌合固定させている。
【0039】また、上記起泡層38下流の水平筒部33内に
も上記ネットよりなる整泡層39を設けている。この整泡
層39は、例えば上流の起泡層38で一旦発泡された泡を略
均一にする働きをする。
【0040】また、ステム23には後述する空気加圧室内
の空気をステム23内に供給するための通気路40を設けて
いる。該通気路40は、上記吐出弁26及び起泡層38の間の
ステム23内面に一端を開口し、他端をステム23外周上部
に周設した下端面開口の凹部41内に開口している。
【0041】隔壁24はステム23とは別体に構成したもの
で、上記大径シリンダ11内周上部に嵌合させた大径ピス
トン20を外周縁部より突設するとともに、内周縁部に周
設した筒状弁部42上端縁を、上記凹部41内の外方面に気
密且つ上下動可能に嵌合させ、且つ、筒状弁部42下端縁
を上記凹部41下方に突設したフランジ43上面に気密に当
接させて下方に空気加圧室Aを画成している
【0042】また、コイルスプリング25によって押し上
げられたステム23及び押し下げヘッド22の最上昇位置で
は、その筒状弁部42下端縁がフランジ43上面に気密に当
接して大径シリンダ11内と通気路40内とを遮断してい
る。
【0043】また、隔壁24の内周縁部に周方向複数の透
孔44を穿設し、該透孔44外周に環状の弁片45を立設して
上記垂直筒部32外周下端部に気密に当接させるととも
に、該透孔44下部の筒状弁部42外周に取り付け筒部を嵌
合させたドーナツ板状の弁板46により透孔44を気密に閉
塞させ、上記弁片45と弁板46とで二重シール構造の吸気
弁47を構成している。
【0044】上記状態からヘッド22を押し下げると隔壁
24がステム23と相対的に上昇して空気加圧室A内とステ
ム23内とが通気路40を介して連通し、一方ヘッドの上昇
時には筒状弁部42下端縁がフランジ43上面に気密に当接
して通気路40を閉塞させ、且つ、上記吸気弁47から大径
シリンダ11内へ外気が導入される如く構成している。
【0045】また、大径シリンダ11には容器体内への外
気導入孔48を設け、該孔48を上記ヘッドのノズル開口方
向と反対位置に設けている。
【0046】本実施例では、大径シリンダ11後部の上記
フランジ13部分に外気導入孔48を穿設している。また、
装着キャップ3に上記外気導入孔を開閉するための外気
導入弁49を設けている。
【0047】該弁49は、装着キャップ頂壁9下面中央よ
り垂設した係止筒50外周に環状基部を嵌着させ、該環状
基部外周下部より斜め上方へスカート状の弁板51を突設
してその外周縁部を大径シリンダ11内周上端部に気密に
当接させ、また、環状基部内面下部より斜め下方へスカ
ート状の弁板52を突設してその外周縁部を隔壁24の垂直
壁部分外面に気密に当接させた二重シール構造としてい
る。
【0048】尚、上記各部材は合成樹脂及びエラストマ
ー等により形成すると良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明した如く本発明容器は、小径シ
リンダ下端より垂設した吸い上げパイプ下部を湾曲形成
してその先端が容器体下端隅部に開口する如く構成する
とともに、押し下げヘッドを常時パイプ開口方向を向い
て上下動させる方向規制機構を設け、大径シリンダに設
けた容器体内への外気導入孔を上記ヘッドのノズル開口
方向と反対位置に設けたので、容器体をノズル開口方向
に傾けながら泡の噴出を行っても、容器体内への外気導
入孔は液に埋没することはなく、従って、容器体内の負
圧化を解消するため導入される外気が収納液内を通過す
ることがないため、液面上方に泡が充満する等の不都合
を生じることはない。
【0050】吸い上げパイプの開口部位はノズル開口方
向でしかも容器体内下端隅部に位置するため、容器体内
の液を残らず噴出することができる利点も兼ね備えてい
る。
【0051】また、回動防止機構を設けてなるものは、
装着キャップを容器体に締め込んだ際に、締めトルクで
装着キャップとシリンダが位置ズレを起こすことがな
い。
【0052】また、上下動可能に係合する縦突条及び凹
溝を装着キャップ中央の窓孔周縁部及び押し下げヘッド
外周の相対向部位に設けてなる方向規制機構を備えたも
のは、単に突条及び凹溝を形成すればよいだけなので、
製造が容易に行える利点を兼ね備えている。
【0053】また、装着キャップの窓孔を非円形窓孔に
形成するとともに、押し下げヘッド外周を非円形窓孔と
相似形に形成してなる方向規制機構を備えたものは、ヘ
ッドに余分な突条や凹溝が露出しないで外見が良好とな
り、また、非円形のヘッドのため容器の差別化を図れる
等の利点を兼ね備えている。
【0054】また、吸い上げパイプを円筒状に形成し、
また、該パイプを嵌合する嵌合筒部内周を横断面多角形
に形成してなるものは、嵌合させたパイプが外力で回動
ズレすることがなく、従って、パイプの適正位置への開
口を正確に行えるものであり、特に正四角形のものでは
パイプの装着がより行い易いという効果を併せて発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】 同実施例の分解斜視図である。
【図3】 同実施例のパイプ連結部分の縦断面図であ
る。
【図4】 図3のX−X線部分の横断面図である。
【図5】 図3のY−Y線部分の横断面図である。
【図6】 同実施例の使用を説明する説明図である。
【図7】 押し下げヘッドの他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図8】 押し下げヘッドの更に他の実施例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
2…容器体,3…装着キャップ,4…シリンダ部材,5
…上下動部材,7…口頚部,11…大径シリンダ,12…小
径シリンダ,17…吸い上げパイプ,18…縦リブ,19…縦
リブ,20…大径ピストン,21…小径ピストン,22…押し
下げヘッド,36…縦突条,37…凹溝,48…外気導入孔
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B05B 1/02 101 B05B 1/02 101

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口頚部7を起立した容器体2と、上記口
    頚部に嵌合させた装着キャップ3と、該キャップに上端
    部を装着固定させ且つ容器体内へ垂下させた空気用大径
    シリンダ11及び該シリンダと同心円状に設けた液用小径
    シリンダ12よりなるシリンダ部材4と、上記シリンダ部
    材4に対して上方付勢状態で上下動自在に装着させると
    ともに、上記大径シリンダ11内に嵌合する大径ピストン
    20及び小径シリンダ12内に嵌合する小径ピストン21を有
    し、且つ、上端の押し下げヘッド22を装着キャップ3を
    貫通して上方へ上下動可能に突出させた上下動部材5と
    を備え、該上下動部材の上下動により内部の泡噴出機構
    が働いてヘッドのノズル孔より泡を噴出する如く構成し
    た泡噴出容器に於いて、上記小径シリンダ下端より垂設
    した吸い上げパイプ17を湾曲形成してその先端が容器体
    内下端隅部に開口する如く構成するとともに、常時吸い
    上げパイプ開口方向を向いて押し下げヘッド22を上下動
    させる方向規制機構を設け、且つ、大径シリンダ11に設
    けた容器体内への外気導入孔48を上記ヘッドのノズル開
    口方向と反対位置に設けたことを特徴とする泡噴出容
    器。
  2. 【請求項2】 上記装着キャップ3とシリンダ部材4と
    の嵌合部位に複数の縦リブ相互を係合させてなる回動防
    止機構を設けた請求項1記載の泡噴出容器。
  3. 【請求項3】 上記方向規制機構が、装着キャップ頂壁
    中央の窓孔周縁部及び押し下げヘッド22外周の相対向部
    位に上下動可能に係合する縦突条36及び凹溝37を設けて
    なる方向規制機構である請求項1記載の泡噴出容器。
  4. 【請求項4】 上記方向規制機構が、装着キャップ3の
    窓孔を非円形窓孔に形成するとともに、押し下げヘッド
    外周下部を上記非円形窓孔と相似形に形成してなる方向
    規制機構である請求項1記載の泡噴出容器。
  5. 【請求項5】 上記吸い上げパイプ17を円筒状に構成す
    るとともに、その上端部を嵌合する小径シリンダ下端の
    嵌合筒部16内周を横断面多角形に形成してなる請求項1
    記載の泡噴出容器。
  6. 【請求項6】 上記多角面が四角形である請求項5記載
    の泡噴出容器。
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