JPH07315401A - 泡噴出容器 - Google Patents

泡噴出容器

Info

Publication number
JPH07315401A
JPH07315401A JP6137945A JP13794594A JPH07315401A JP H07315401 A JPH07315401 A JP H07315401A JP 6137945 A JP6137945 A JP 6137945A JP 13794594 A JP13794594 A JP 13794594A JP H07315401 A JPH07315401 A JP H07315401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stem
cylinder
fitted
diameter cylinder
small
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6137945A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Iizuka
茂雄 飯塚
Tadao Saito
忠雄 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP6137945A priority Critical patent/JPH07315401A/ja
Publication of JPH07315401A publication Critical patent/JPH07315401A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/0018Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam
    • B05B7/0025Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam with a compressed gas supply
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1087Combination of liquid and air pumps

Landscapes

  • Nozzles (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 玉弁体を使用しないで済み、その部分の部材
数がすくなくて、組付けも容易であり、また、発泡した
後直ちに噴出孔より泡を噴出することができるため、よ
り良質の泡を噴出することが出来る優れた泡噴出容器を
提案する。 【構成】 特殊形状の弁体35を用いて吐出弁及び吸い込
み弁の玉弁を省略し、また、大径シリンダ14内を上下動
してその下方を空気加圧室Aとして画成する隔壁25を設
け、その内周縁部をステム22より延設した嵌合筒部27外
周に周設した凹溝38内に内外を連通する小間隙をあけて
上下動可能に遊嵌させ、ヘッド23の押し下げ時に開口
し、上昇時に閉塞する如く構成し、吸気弁の玉弁を省略
した。また、起泡層44をノズル32の噴出孔近傍に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は泡噴出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種容器として、例えば、国際公開番
号WO 92/8657(特願平2−515082号)
の容器が知られている。該容器は、口頚部を起立する容
器体と、上部外面に付設した外向きフランジを容器体口
頚部の上面へ係合させて容器体内へ大径シリンダを垂設
するとともに、該大径シリンダ下端から上内方へ折り返
し筒部を介して吸い込み弁付きの小径シリンダを垂下す
るシリンダ部材と、上記口頚部外面へ嵌合させた筒部上
端の内向きフランジで上記外向きフランジを口頚部上端
との間で挟持するキャップ状部材と、上記小径シリンダ
内へ嵌合させた小径筒状ピストンから小径ステムを起立
して該ステムの上端部に吐出弁を設けるとともに上記大
径シリンダ内へ嵌合させた大径筒状ピストンから上記小
径ステム外面へ嵌着させて大径ステムを起立する作動部
材と、上記大径ステムを上下動自在に貫通させた頂壁外
周から大径シリンダの上端部外面へ嵌合させて周壁を垂
下するキャップ状部材と、上記大径ステムの上部外面へ
嵌着させたノズル付き押下げヘッドとを有し、該押し下
げヘッドから垂下して大径ステム外面へ嵌着させた嵌合
筒部内へ、上下両面に発泡ネットを張設した短筒を嵌着
させるとともに、上記作動部材をスプリングで上方付勢
させ、かつ上記大径筒状ピストンの頂板部に設けた空気
吸入弁と大小両ステム間に穿設した空気流通路とを介し
て、上記吐出弁とネット付き短筒との間の大径ステム部
分内へ開口する外気吸入路を設けている。
【0003】上記容器は、付勢に抗して押し下げヘッド
を押し下げすると、小径筒状ピストンと大径筒状ピスト
ンとが共に小径及び大径シリンダ内を下降することで、
小径シリンダ内の液体は吐出弁を通って、又、大径シリ
ンダ内の空気は大小両ステム間の空気流通路を通って大
径ステムの上端部内で混合し、かつネットを通過するこ
とで発泡した状態でノズルから放出し、又、該作動部材
の押し下げを解放すると、大小両筒状ピストン上昇によ
り空気吸入弁が開いて大径シリンダ内へ外気が、又、吐
出弁が閉じ且つ吸い込み弁が開くことで小径シリンダ内
へ容器体内液体がそれぞれ流入するよう設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の容器は、吸
い込み弁,吐出弁,空気吸入弁に玉弁体を利用したもの
で、それだけ部材数も多くなり、組付け工程も多くな
る。また、その重量の関係から玉弁体として金属製のも
のを使用する場合が多いが、収納液が金属を好まない場
合等は用途が限定される等の不都合を生じる。
【0005】そこで本発明の目的の一つは、玉弁体を使
用しないで済み、その部分の部材数が少なくて、組付け
も容易であり、しかも内容液の流路にあたる部分を全て
合成樹脂で形成することが可能であるため、用途が限定
される等の不都合を生じない優れた泡噴出容器を提案す
るものである。
【0006】また、従来のこの種容器は、起泡層をステ
ム内に設けているため、ここで発泡された泡はステム上
端よりノズル内を通り噴出されるため、起泡してから吐
出まで時間が掛かる。発泡した泡は時間の経過とともに
破損し易くなるためできるだけ発泡後すぐに噴出するの
が好ましい。
【0007】そこで、本発明の目的の一つは、上記目的
に加えて、発泡後出来るだけ早く噴出孔より噴出させて
良質の泡を噴出することが可能な泡噴出容器を提案する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本請求項1発明の容器は
上記課題を解決するため、口頚部5を起立した容器体2
と、上記口頚部に嵌合させた装着キャップ6と、該キャ
ップにより容器体に固定させ且つ容器体内へ垂下させた
空気用大径シリンダ14及び該シリンダと同心円状に設け
た液用小径シリンダ15よりなるシリンダ部材7と、上記
小径シリンダ内周上部に嵌合させた環状小径ピストン21
を外周下部より突設するとともに、上部を上方へ広がる
テーパ部22a を介して拡径して上下動自在に装着したス
テム22と、該ステム上端より外方へ延設したフランジ26
を介して下方へ垂設させた嵌合筒部27外周に周壁28を嵌
着固定させるとともに、上記ステム上端より前方へ突設
したノズル32先端に至る通液路33を内部に形成してなる
押し下げヘッド23と、上記テーパ部内面に圧接するテー
パ状部35a を上端部に拡径形成した縦長棒状をなすとと
もに、上面より一体に起立してその上端をステム内に固
定して板バネ36により常時下方へ付勢させ、且つ、下端
を小径シリンダの底壁中央に立設した短筒部20上端近傍
に垂下させるとともに、該短筒部内に僅かな隙間を介し
て挿入可能に構成した弁体35と、上記嵌合筒部27外周下
部に周設した凹溝38内に内外を連通する小間隙をあけて
内周縁部を上下動可能に遊嵌させるとともに、外周縁部
より突設した環状大径ピストン24を上記大径シリンダ内
周上部に嵌合させ、且つヘッド23の押し下げ時に凹溝38
上壁面が内周縁部上面を圧接して上記空気加圧室A内外
を気密に遮断する隔壁25と、上記通液路内のノズル噴出
孔近傍に縦設した起泡層44と、上記ステム及びヘッドを
常時上方へ付勢させる弾性部材46とを備え、上記ステム
のフランジ26前部下面に一端を開口し且つ他端をその上
部の起泡層上流通液路33内へ開口して、空気加圧室Aと
通液路33内を連通する通気路43を形成してなることを特
徴とする泡噴出容器として構成した。
【0009】
【作用】図1の状態からカバーキャップ10を外して押し
下げヘッド23を押し下げると、弁体35の棒状部35b が短
筒部20内に挿入されて略密閉状態となるため、小径シリ
ンダ15内が加圧され、それに伴って、弁体35が板バネ36
の下方付勢に抗してステム22と相対的に上方へ押し上げ
られるため、吐出弁34が開き小径シリンダ15内の液が吐
出弁34上方の通液路33内に排出される。
【0010】一方、上下動部材8の最上昇時には装着キ
ャップ6の係止筒12下面により隔壁25上面が押圧係止さ
れ、またステム22はコイルスプリング46により上方へ押
し上げられているため、隔壁25の嵌合突条部25c 上面の
小間隙が開いた状態で空気加圧室A内外は連通している
が、ヘッド23の押し下げにより、最初大径ピストン24の
摩擦力等により隔壁25及び大径ピストン24は最上昇位置
に止まり、従って、凹溝38の上壁面が上記嵌合突条部25
c 上面に当接して空気加圧室A内が遮断され、空気加圧
室A内が加圧される。加圧された空気は、通気路43を通
って通液路33先端部内に排出され液と混合される。
【0011】次いで、気・液混合液が起泡層44(存在す
れば次いで第2起泡層44A も)を通過することにより発
泡してノズル32先端より泡が噴出される。
【0012】次に、押し下げヘッド23の押し下げを解除
すると、コイルスプリング46の力で上下動部材8が上昇
し、この際、小径シリンダ15内が負圧化すると同時に板
バネ36の作用で吐出弁34が閉じるため、容器体2内の液
が吸い上げ管19を通って小径シリンダ15内に吸引され
る。この際、容器体2内の液の減少に伴う負圧化によ
り、透孔48より外気が容器体2内に導入される。
【0013】一方上記嵌合突条部25a 上面と凹溝38上壁
面とは最初当接しているが、ヘッド23が最初に上昇して
嵌合突条部25a 上面及び凹溝38上壁面両面は離間し、よ
って空気加圧室A内外が連通し、ここから大径ピストン
24の上昇にともなって負圧化した空気加圧室A内に外気
が導入され、元の状態に戻る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0015】図1及び図2は本発明の一実施例を示し、
図中1は泡噴出容器を示す。該容器1は、容器体2と、
ポンプ3とを備えている。
【0016】容器体2は合成樹脂等より形成されたもの
で、筒状胴部4より口頚部5を起立して構成している。
【0017】また、ポンプ3は、合成樹脂或いは合成樹
脂とエラストマー等を主材質として形成されたもので、
装着キャップ6と、シリンダ部材7と上下動部材8とを
主要部材として構成している。
【0018】装着キャップ6は、容器体口頚部5外周に
螺合させた周壁9上端縁より中途にカバーキャップ10を
嵌合させるための段部を形成した内向きフランジ状の頂
壁11を延設し、該頂壁中央部に穿設した円形窓孔周縁よ
り下方へ係止筒12を、また、その外方離間位置にシリン
ダ部材7を係止させるための係止筒13を各々垂設して構
成している。
【0019】また、シリンダ部材7は、装着キャップ6
により容器体2に固定させ且つ容器体内へ垂下させた空
気用大径シリンダ14及び該シリンダと同心円状に設けた
液用小径シリンダ15より構成している。本実施例では、
上記係止筒13と周壁9との間に上端を嵌着固定するとと
もに、その上端フランジ16をパッキン17を介して口頚部
5上面とキャップ頂壁11下面とで挟持させ、下端を容器
体2内に垂下させた円筒状をなす大径シリンダ14と、該
シリンダの底壁中央部より同心円状に立設した小径シリ
ンダ15とを備えている。
【0020】また、小径シリンダ15の底壁中央に上端を
開口した嵌合筒部18を垂設し、該筒部に上端を嵌着固定
して下端を容器体底部へ垂下させた吸い上げ管19を設
け、容器体2内と小径シリンダ15内を連通させている。
【0021】また、小径シリンダ15底壁上面より後述す
る弁体の下部を僅かな隙間を介して挿入させるための短
筒部20を起立している。
【0022】上下動部材8は、シリンダ部材7に対して
上方付勢状態で上下動自在に装着させたもので、小径ピ
ストン21付きステム22と、押し下げヘッド23と、大径ピ
ストン24付き隔壁25とを備えている。
【0023】ステム22は、上記小径シリンダ15内周上部
に嵌合させた環状小径ピストン21を外周下部より突設す
るとともに、上方へ広がるテーパ部22a を介して上端部
を拡径している。また、その上端部から外方へフランジ
26を延設し、該フランジ26外周縁より下方へ嵌合筒部27
を垂設している。
【0024】押し下げヘッド23は、周壁28上端縁より頂
壁29を延設した下端面開口の円筒状をなすケーシングを
有し、該ケーシング内中央に一体に垂設させてステムの
一部を構成する垂直筒部30上端より前方へ水平筒部31を
延設し、該筒部前端をケーシング周壁28前部より突設し
て、その部分をノズル32として構成している。そして、
上記周壁28を上記嵌合筒部27外周に嵌着固定するととも
に、上記垂直筒部30をステム22上端部に嵌着固定して、
ステム22内よりノズル32先端の噴出孔に至る通液路33を
内部に形成するとともに、ステム22と一体動可能に構成
している。
【0025】また、上記ステム22内上部には吐出弁34を
設けている。この吐出弁34は、上記テーパ部22a 内面に
圧接するテーパ状部35a を上端部に拡径形成した縦長棒
状の弁体35を、該弁体上面より一体に起立してその上端
を通液路33内に固定した板バネ36により常時下方へ付勢
させて構成している。
【0026】本実施例では、ステム22のテーパ部22a 上
方の大径部に外周フランジ部を嵌着固定した円筒状の取
付け基部37下面より円弧板状の一対の板バネ36を垂設
し、各板バネ36下端を、テーパ状部35a 上面に一体に連
結するとともに、テーパ上部35a 下面より垂下させた棒
状部35b をステム22下端開口より突出して上記短筒部20
上端近傍に垂下させている。また、棒状部外周はステム
22内面と比較的小さい隙間をあけて垂下させている。
【0027】上記棒状部35b 下端部は、上下動部材8を
押し下げた際に、上記短筒部20内に比較的小さい隙間を
あけて挿入される如く構成しており、この下端部が短筒
部20内に挿入された際は小径シリンダ15内が加圧され
て、上記各板バネ36の付勢に抗して弁体35がステム22に
対して相対的に上昇し、吐出弁34が開く如く構成してい
る。
【0028】隔壁25は、上記ステム22とは別体に構成し
たもので、上記嵌合筒部27外周下部に周設した凹溝38内
に、内外を連通する小間隙をあけて内周縁を上下動が可
能に遊嵌させるとともに、外周縁部より突設したた環状
大径ピストン24を上記大径シリンダ14内周上部に嵌合さ
せてその下方に空気加圧室Aを画成している。
【0029】本実施例では、隔壁25を、円筒状の垂壁部
25a 下端外周より大径ピストン24内周縁部に連結するフ
ランジ部25b を延設し、また、垂壁部25a 上端縁より内
方へ、上記凹溝38内へ遊嵌し、且つ、上面が外方へ下る
テーパ状に形成した嵌合突条部25c を突設して構成して
いる。また、凹溝38は押し下げヘッド23下端縁と、上記
嵌合筒部27外周下端縁に突周設した突条39との間で形成
し、その上壁面が内方より外方へ傾斜下降するテーパ状
に形成している。また、上記凹溝38下壁面に周方向複数
突設した小突条40により嵌合突条部下面と凹溝38下壁面
とに小間隙を設け、また、嵌合突条部25c 内周面に周方
向複数設けた縦突条41により嵌合突条部25c 内面と凹溝
38奥壁面とに小間隙を設け、また、装着キャップ23の上
記係止筒12内面に周方向複数突設した縦突条42により押
し下げヘッド23外面との間に小間隙を設け、嵌合突条部
25c 上面と凹溝38上壁面との間及び上記垂壁部25a 内面
と上記突条39外面との間にも小間隙を設けている。従っ
て、常時は後述するコイルスプリングによりステム及び
ヘッドが上方へ押し上げられる一方、上記係止筒12下面
により垂壁部25a 上面を係止しているため、嵌合突条部
25c 上面の小間隙が開いて外部と空気加圧室A内とが連
通している。そして、押し下げヘッド23を押し下げるこ
とにより上記凹溝38の上壁面が嵌合突条部25c 上面に当
接して空気加圧室A内外を気密に閉塞し、また、ヘッド
23上昇時には凹溝38上壁面と嵌合突条部25c 上面とが離
間して外部と空気加圧室A内とが連通する如く構成して
いる。
【0030】また、上記ステムのフランジ26の前部下面
に下端を開口するとともに、その上部の通液路33内に他
端を開口して空気加圧室A内の空気を通液路33内に供給
するための通気路43を設けている。
【0031】また、上記通気路43上部開口下流の通液路
33内で、ノズル32の噴出孔近傍位置には起泡層44を設け
ている。この起泡層は、ポリエステル繊維等で編んだネ
ットで構成しており、気・液混合液が通過すると発泡し
て泡が形成される如く構成している。本実施例では、前
端部にフランジを突設し、周壁に複数の横長透孔を穿設
した円筒部材の前面に起泡層44としてのネットを張設し
て、該円筒部材を上記水平筒部31内に嵌着固定させてい
る。
【0032】また、起泡層44下流の通液路33内にもネッ
トよりなる第2起泡層44A を縦設している。第2起泡層
44A は、例えば上流の起泡層44で一旦発泡された泡を略
均一にする働きをする。本実施例においてこの第2起泡
層44A は、ノズル噴出孔先端に着脱可能に嵌着させた装
着筒45の後面に張設させて取り外し可能に構成してい
る。従って、取り外しての第2起泡層(起泡層が一つの
場合もある)の目詰まりの解消の為に洗浄等を容易に行
える如く構成している。
【0033】尚、上記起泡層44及び第2起泡層44A は上
記ネットに限らず、多孔質部材等の従来のこの種容器に
使用されている発泡機能,整泡機能のあるものであれば
使用可能である。
【0034】また、ステム22は、弾性部材としてのコイ
ルスプリング46により常時上方へ付勢させている。この
スプリング46は、大径シリンダ14底壁上面に下端を係止
させるとともに、ステム22のテーパ部22a 外周上端と上
記嵌合筒部27内周間の狭間隙部下端に上端を係止させ
て、ステム22を常時上方へ付設させている。
【0035】尚、本実施例では、スプリング46上端を係
止する部分の嵌合筒部27内面には周方向複数のリブ47を
突設して、空気加圧室A内とスプリング46上部の上記狭
間隙部内とが連通する如く構成している。
【0036】また、上記大径シリンダ14上部には容器体
2内の液の減少に伴う負圧化を防止するための透孔48を
穿設し、上記大径ピストン24の最上昇位置では上記透孔
48を閉塞させて、誤って容器を倒した場合等にこの透孔
48を介して容器体2内の液が大径シリンダ14内へ浸入し
ない様に構成している。
【0037】
【発明の効果】以上説明した如く本発明容器は、従来の
この種容器の様に玉弁体を使用しないで済み、その部分
の部材数が少なくて済み、組付けも容易であり、しかも
内容液の流路にあたる部分を全て合成樹脂で形成するこ
とが可能であるため、用途が限定される等の不都合を生
じない優れたものである。
【0038】また、起泡層がノズル噴出孔近傍位置に存
在するため、起泡された泡が直ぐに噴出孔より噴出され
るため、良質の泡を噴出させることができる利点を兼ね
備えている。
【0039】また、非使用時に容器を誤って倒した場合
には噴出孔よりの液の漏出及び大径シリンダ内への液の
浸入を極力防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す一部切欠き側面図で
ある。
【図2】 同実施例の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
2…容器体,5…口頚部,6…装着キャップ,7…シリ
ンダ部材,14…大径シリンダ,15…小径シリンダ,20…
短筒部,21…小径ピストン,22…ステム,22a …テーパ
部,23…押し下げヘッド,24…大径ピストン,25…隔
壁,26…フランジ,27…嵌合筒部,28…ヘッド周壁,32
…ノズル,33…通気路,35…弁体,35a …テーパ状部,
36…板バネ,38…凹溝,43…通気路,44…起泡層,46…
コイルスプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口頚部5を起立した容器体2と、上記口
    頚部に嵌合させた装着キャップ6と、該キャップにより
    容器体に固定させ且つ容器体内へ垂下させた空気用大径
    シリンダ14及び該シリンダと同心円状に設けた液用小径
    シリンダ15よりなるシリンダ部材7と、上記小径シリン
    ダ内周上部に嵌合させた環状小径ピストン21を外周下部
    より突設するとともに、上部を上方へ広がるテーパ部22
    a を介して拡径して上下動自在に装着したステム22と、
    該ステム上端より外方へ延設したフランジ26を介して下
    方へ垂設させた嵌合筒部27外周に周壁28を嵌着固定させ
    るとともに、上記ステム上端より前方へ突設したノズル
    32先端に至る通液路33を内部に形成してなる押し下げヘ
    ッド23と、上記テーパ部内面に圧接するテーパ状部35a
    を上端部に拡径形成した縦長棒状をなすとともに、上面
    より一体に起立してその上端をステム内に固定して板バ
    ネ36により常時下方へ付勢させ、且つ、下端を小径シリ
    ンダの底壁中央に立設した短筒部20上端近傍に垂下させ
    るとともに、該短筒部内に僅かな隙間を介して挿入可能
    に構成した弁体35と、上記嵌合筒部27外周下部に周設し
    た凹溝38内に内外を連通する小間隙をあけて内周縁部を
    上下動可能に遊嵌させるとともに、外周縁部より突設し
    た環状大径ピストン24を上記大径シリンダ内周上部に嵌
    合させ、且つヘッド23の押し下げ時に凹溝38上壁面が内
    周縁部上面を圧接して上記空気加圧室A内外を気密に遮
    断する隔壁25と、上記通液路内のノズル噴出孔近傍に縦
    設した起泡層44と、上記ステム及びヘッドを常時上方へ
    付勢させる弾性部材46とを備え、上記ステムのフランジ
    26前部下面に一端を開口し且つ他端をその上部の起泡層
    上流通液路33内へ開口して、空気加圧室Aと通液路33内
    を連通する通気路43を形成してなることを特徴とする泡
    噴出容器。
JP6137945A 1994-05-27 1994-05-27 泡噴出容器 Pending JPH07315401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6137945A JPH07315401A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 泡噴出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6137945A JPH07315401A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 泡噴出容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07315401A true JPH07315401A (ja) 1995-12-05

Family

ID=15210382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6137945A Pending JPH07315401A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 泡噴出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07315401A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020011751A (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 花王株式会社 泡吐出器
WO2020017174A1 (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 花王株式会社 泡吐出器
JP2020081925A (ja) * 2018-11-19 2020-06-04 花王株式会社 泡吐出器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020011751A (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 花王株式会社 泡吐出器
WO2020017174A1 (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 花王株式会社 泡吐出器
CN112424080A (zh) * 2018-07-18 2021-02-26 花王株式会社 泡沫喷出器
US11351560B2 (en) 2018-07-18 2022-06-07 Kao Corporation Foam discharger
JP2020081925A (ja) * 2018-11-19 2020-06-04 花王株式会社 泡吐出器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08230961A (ja) 泡放出用ポンプ容器
EP0462281A1 (en) Liquid sprayer
JPH0811921A (ja) 泡噴出容器
JP5126815B2 (ja) 泡付着用噴出容器
JP3836312B2 (ja) 液体噴出ポンプ
JPH07315401A (ja) 泡噴出容器
JP3278023B2 (ja) 泡噴出容器
JP3209404B2 (ja) 泡噴出容器
JP3278022B2 (ja) 泡噴出容器
JP3329581B2 (ja) 泡噴出容器
JP3217719B2 (ja) 泡噴出容器
JP3628827B2 (ja) トリガー式液体噴出ポンプ
JPH07315410A (ja) 泡噴出容器
JP6879890B2 (ja) 泡吐出器
JP3647614B2 (ja) トリガー式液体噴出ポンプ
JPH08230919A (ja) 泡噴出容器
JPH07315409A (ja) 泡噴出容器
JP2585621Y2 (ja) 泡噴出容器
JP2816179B2 (ja) 指作動式ポンプ
JPH10180158A (ja) トリガー式液体噴出ポンプ
JPH08230924A (ja) 泡放出用ポンプ容器
JP3527332B2 (ja) ポンプ容器
JP5688728B2 (ja) ポンプ
JP3566799B2 (ja) 泡放出用ポンプ容器
JP3976886B2 (ja) 手動噴霧容器