JP2585621Y2 - 泡噴出容器 - Google Patents

泡噴出容器

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JP2585621Y2
JP2585621Y2 JP9170492U JP9170492U JP2585621Y2 JP 2585621 Y2 JP2585621 Y2 JP 2585621Y2 JP 9170492 U JP9170492 U JP 9170492U JP 9170492 U JP9170492 U JP 9170492U JP 2585621 Y2 JP2585621 Y2 JP 2585621Y2
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弘幸 中村
岸  隆生
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は泡噴出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【考案が解決しようとする課題】従来の泡噴出容器は、
フロンガス等の高圧ガスを容器内に発泡性の液体ととも
に収納しておき、噴出時に泡を発生させる形式が広く実
用化されている。しかしながら、近年のフロンガスによ
る大気汚損問題により高圧ガスを使用しない泡噴出容器
が提案されている。
【0003】この様なものとして、特願平2−5150
82号の容器が提案されている。この容器は、液体を収
納した容器の開口部の内側に設けられる空気ポンプのた
めの空気用シリンダと液体ポンプのための液用シリンダ
とを同心円状に設けてなる二重シリンダと、液用シリン
ダの底部と前記容器の底部とを連通する吸液管と、空気
用シリンダと液用シリンダ内をそれぞれ上下移動する空
気用ピストンと液用ピストンとを同心円状に一体に設け
てなるピストン体と、該ピストン体の上端に設けられる
泡噴出用の穴部を有するノズル体と、前記穴部と空気用
シリンダ内とを連通させる空気流路と、液用シリンダ内
と穴部とを連通させる液流路と、該液流路の途中に配設
される第1逆止弁と、液用シリンダ内に配設される第2
逆止弁と、穴部に配設させる多孔体と、ピストン体を二
重シリンダに対する上死点側に付勢する付勢バネと、容
器内の液体と容器外の外気とを連通させて容器内が負圧
になることを防止するために空気用シリンダに形成され
るとともに作動弁を有した外気導入穴と、二重シリンダ
を容器に対して固定させかつピストンを挿通して案内す
る蓋体とを具備してなる容器であって、多孔体を多孔の
シート状体で形成し、多孔のシート状体の配設箇所の手
前側に流通路と空気路とが合流する合流点を設けて液体
と空気とを混合させる混合室となし、ピストン体の空気
用ピストンの摺動部と液用ピストンの摺動部とに高低差
を設けて上下移動させるように液用シリンダを空気用シ
リンダの底面より下方に延設し、かつ空気用シリンダと
空気ピストンとで形成される空気室内への外気導入を前
記空気ピストンの外周面と蓋体の挿通の間隙を介して行
なうために第3逆止弁を空気ピストンに設けて構成して
いる。
【0004】上記従来の容器は、ノズル体を押し下げた
時のみ泡が噴出するものであり、ノズル体が上昇する場
合には泡の噴出は起こらない。
【0005】本考案はノズルヘッドの上下動に伴い常時
泡を噴出することが出来、効率の良い泡の噴出を行える
泡噴出容器を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案容器は上記課題を
解決するため、容器体口頚部5に嵌合させた装着キャッ
プ6と、該キャップ6により容器体2内へ垂下させた有
底筒状で且つ下部が大径の第1シリンダー7と、該シリ
ンダー7内に同心円状に設けるとともに、下部が大径の
第2シリンダー8と、上記第2シリンダー8下端に設け
た吸い込み弁14を介して容器体2内下部に垂下させた吸
い込み管15と、上記各シリンダー内を上方付勢状態で上
下動可能に設けるとともに、上端をキャップ頂壁12より
突設させた上下動部材9と、該部材9上端に嵌着固定し
たノズルヘッド10とを有し、上記上下動部材9は、上記
キャップ頂壁12を貫通して上端を頂壁12上方へ上下動可
能に突出するとともに、下端外周より突設した第2ピス
トン19を上記第2シリンダー8の小径部8a内面に液密且
つ上下動可能に嵌合させた吐出弁20付きステム16と、該
ステム16内下部より垂設するとともに、下端外周より上
記第2シリンダー8の大径部8b内面を液密且つ上下動可
能に外周縁を嵌合させた上向きスカート状の第2逆止弁
21を突設し、且つ、上記第2ピストン19下部の第2シリ
ンダー8内とステム16内とを連通する流通路22を設けて
なる棒状部17と、上記ステム16外周上端部より第1シリ
ンダー7内に上下動可能に垂下させるとともに、外面上
部より上記第1シリンダー7の小径部7a内面と液密且つ
上下動可能に嵌合させた第1ピストン23を突設し、且
つ、外面下端部より外周縁を上記第1シリンダー7の大
径部7b内面に液密且つ上下動可能に嵌合させた上向きス
カート状の第1逆止弁24を突設してなる管状部18とから
構成し、上記第1シリンダー7内下端部に設けた吸気弁
27を介して容器体外部に連通する吸気路を設けるととも
に、上記第1ピストン23下部の第1シリンダー7内と上
記吐出弁20上方のステム16内とを連通する通気路30を設
け、該通気路30の合流点上方の流路内に起泡層31を備え
て構成した。
【0007】
【作用】図1の状態からヘッド10を押し下げると、第2
シリンダー8内の液は第2逆止弁21を開いて流通路22を
介してステム16内へ流入し、更に、吐出弁20を開いて下
流へ吐出される。一方、第1シリンダー7内の空気は第
1逆止弁24を開いて通気路30を通りステム16上方へ排出
され、ここで液と合流してその上方の起泡層31により発
泡してノズル32より排出される。
【0008】次いで、ヘッドの押圧を解除するとコイル
スプリング25の作用で上下動部材9が上昇し、この際、
第2シリンダー8内下部は負圧化するため容器体2内の
液が吸い込み弁14を介して流入し、又、第2逆止弁21上
方の大径部8b内の液はステム16内より吐出弁20を介して
合流点に排出される。又、第1シリンダー7内には吸気
路を通り外気が導入されるとともに、第1シリンダー大
径部7b内に於ける第1逆止弁24上方の空気が上記同様に
合流点に導入され泡を発生してノズルより吐出される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】図1は本考案の一実施例を示し、図中1は
泡噴出容器を示す。該容器1は、容器体2とポンプ3と
から構成している。
【0011】容器体2は合成樹脂、硝子等より形成され
たもので、筒状胴部4より口頚部5を起立して構成して
いる。
【0012】又、ポンプ3は合成樹脂により形成された
もので、装着キャップ6と、第1,第2の各シリンダー
7,8と、上下動部材9と、ノズルヘッド10とを主要部
材として構成している。
【0013】装着キャップ6は、容器体口頚部5外周に
螺合させた周壁11上端縁より頂壁12を延設するととも
に、頂壁12中央部に穿設した円形窓孔周縁部より上方へ
ヘッド螺着用の螺筒13を立設して構成している。
【0014】又、上記第1シリンダー7は、装着キャッ
プ頂壁12裏面に上端を嵌着固定して容器体2内に垂設し
た有底円筒状をなし、内面上半部を小径部7aに、内面下
半部を大径部7bに構成している。又、この第1シリンダ
ー7内中央部に第1シリンダー7と同心円状に第2シリ
ンダー8を設けている。この第2シリンダー8も、上半
部を小径部8aに、下半部を大径部8bに構成している。こ
の第2シリンダー8の下端部には吸い込み弁14を設けて
おり、該弁14下部には下端を容器体2内底部に垂下させ
た吸い込み管15を垂設している。
【0015】上下動部材9は、ステム16と、棒状部17
と、管状部18とから構成している。ステム16は、下端外
周より突設した管状の第2ピストン19を上記第2シリン
ダー8の小径部8a内面に液密且つ上下に摺動可能に嵌合
させるとともに、上端を上記螺筒13内よりキャップ頂壁
12上方へ上下動可能に突出させており、その上端部には
吐出弁20を設けて上流より下流へ一方的に連通させてい
る。
【0016】又、棒状部17は、上端を上記ステム16内下
端に嵌着固定して下方へ垂下するとともに、外周下端よ
り突設した上向きスカート状の第2逆止弁21外周縁を上
記第2シリンダー8の大径部8b内面に液密且つ上下に摺
動可能に嵌合させている。又、上記第2ピストン19下部
直下より第2シリンダー8内とステム16内とを連通する
流通路22を形成している。
【0017】又、管状部18は、ステム16外面上端部より
二重筒状に第1シリンダー7内に垂設した管状をなし、
外面上部より第1シリンダー7の小径部7aに液密且つ上
下に摺動可能に嵌合させた環状の第1ピストン23を突設
し、又、下端外周からは第1シリンダー7の大径部7b内
周に液密且つ上下に摺動可能に嵌合させた上向きスカー
ト状の第1逆止弁24を突設している。
【0018】又、上記管状部18内面に設けた段部に上端
を係止し、又、下端を第1シリンダー内下面に係止した
コイルスプリング25を設けて上下動部材9を常時上方へ
付勢させている。
【0019】又、上記第1シリンダー7の下端コーナー
部に一端を開口し、第1シリンダー7周壁を通り、他端
を第1シリンダー上面と装着キャップ頂壁12との隙間に
開口する通気路26を設け、上記螺筒13と作動部材9との
隙間より上記隙間を介してこの通気路26を通り第1シリ
ンダー7内に至る吸気路を構成している。又、この第1
シリンダー7内の通気路26開口部上面には環状の吸気弁
27を設けて、外部より吸気路を介して第1シリンダー7
内部への一方的な空気の導入を行う様構成している。
【0020】又、上記通気路26の上端部には容器体2内
へ連通する透孔28を穿設し、該透孔28外側に容器体2内
へ一方的に連通させるための環状の吸気弁29を設けてい
る。
【0021】又、管状部18の上記第1ピストン23直下に
一端を開口し、該管状部18内を通り上記吐出弁20上方の
ステム16内に他端を開口する通気路30を設けている。そ
してこの通気路30の開口部上方の流路内に起泡層31を横
設している。この起泡層31は網状の多孔シートで構成し
ており、所定間隔をあけて二重に設けて良い。又多孔シ
ートに限らず、多孔質部材等の従来のこの種容器に使用
されている発泡機能のあるものであれば使用可能であ
る。
【0022】又、ノズルヘッド10は、上記ステム16上端
に下端開口部を嵌着固定して他端をノズル32先端に連通
する流路を有し、又、この流路垂直部周囲に垂設した螺
筒33を装着キャップ6の上記螺筒13と螺合させて下降状
態でヘッド10を係止出来る様構成している。
【0023】
【考案の効果】以上説明した如く本考案容器は、既述構
成としたことにより、ノズルヘッドの下降時及び上昇時
にいずれも泡を噴出することが出来、効率の良い泡の噴
出を行えるものである。
【0024】又、液供給用の第2シリンダー及び空気供
給用の第1シリンダーをそれぞれ下方大径上方小径に形
成して、ヘッド下降時と上昇時の液の噴出量に誤差を生
じるのを極力防止することが出来、常時略均一量の泡の
噴出が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案容器の一実施例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
2…容器体,5…口頚部,6…装着キャップ,7…第1
シリンダー,7a…第1シリンダー小径部,7b…第1シリ
ンダー大径部,8…第2シリンダー,8a…第2シリンダ
ー小径部,8b…第2シリンダー大径部,9…上下動部
材,10…ノズルヘッド,12…キャップ頂壁,14…吸い込
み弁,15…吸い込み管,16…ステム,17…棒状部,18…
管状部,19…第2ピストン,20…吐出弁,21…第2逆止
弁,22…流通路,23…第1ピストン,24…第1逆止弁,
27…吸気弁,30…通気路,31…起泡層

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器体口頚部5に嵌合させた装着キャッ
    プ6と、該キャップ6により容器体2内へ垂下させた有
    底筒状で且つ下部が大径の第1シリンダー7と、該シリ
    ンダー7内に同心円状に設けるとともに、下部が大径の
    第2シリンダー8と、上記第2シリンダー8下端に設け
    た吸い込み弁14を介して容器体2内下部に垂下させた吸
    い込み管15と、上記各シリンダー内を上方付勢状態で上
    下動可能に設けるとともに、上端をキャップ頂壁12より
    突設させた上下動部材9と、該部材9上端に嵌着固定し
    たノズルヘッド10とを有し、上記上下動部材9は、上記
    キャップ頂壁12を貫通して上端を頂壁12上方へ上下動可
    能に突出するとともに、下端外周より突設した第2ピス
    トン19を上記第2シリンダー8の小径部8a内面に液密且
    つ上下動可能に嵌合させた吐出弁20付きステム16と、該
    ステム16内下部より垂設するとともに、下端外周より上
    記第2シリンダー8の大径部8b内面を液密且つ上下動可
    能に外周縁を嵌合させた上向きスカート状の第2逆止弁
    21を突設し、且つ、上記第2ピストン19下部の第2シリ
    ンダー8内とステム16内とを連通する流通路22を設けて
    なる棒状部17と、上記ステム16外周上端部より第1シリ
    ンダー7内に上下動可能に垂下させるとともに、外面上
    部より上記第1シリンダー7の小径部7a内面と液密且つ
    上下動可能に嵌合させた第1ピストン23を突設し、且
    つ、外面下端部より外周縁を上記第1シリンダー7の大
    径部7b内面に液密且つ上下動可能に嵌合させた上向きス
    カート状の第1逆止弁24を突設してなる管状部18とから
    構成し、上記第1シリンダー7内下端部に設けた吸気弁
    27を介して容器体外部に連通する吸気路を設けるととも
    に、上記第1ピストン23下部の第1シリンダー7内と上
    記吐出弁20上方のステム16内とを連通する通気路30を設
    け、該通気路30の合流点上方の流路内に起泡層31を備え
    てなることを特徴とする泡噴出容器。
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JP6172805B2 (ja) * 2013-11-18 2017-08-02 花王株式会社 泡吐出器
JP6609515B2 (ja) * 2015-05-29 2019-11-20 株式会社吉野工業所 付け替え容器
JP7336901B2 (ja) * 2019-07-16 2023-09-01 花王株式会社 泡吐出器

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