JP2564024Y2 - 泡射出容器 - Google Patents

泡射出容器

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JP2564024Y2
JP2564024Y2 JP6132291U JP6132291U JP2564024Y2 JP 2564024 Y2 JP2564024 Y2 JP 2564024Y2 JP 6132291 U JP6132291 U JP 6132291U JP 6132291 U JP6132291 U JP 6132291U JP 2564024 Y2 JP2564024 Y2 JP 2564024Y2
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利一 小川
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、加圧液体を発泡させて射
出させる泡射出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種泡射出容器として、縦型ポンプ式
のものが周知であり、例えば、実開平4−87766号
記載の泡射出容器は、容器体内へ垂下するシリンダから
ステムを起立し、かつ該ステム上端にノズル付き押下げ
ヘッドを装着させ、該押下げヘッドを押下げると、シリ
ンダ内の液体と空気が加圧され、かつ加圧液体と加圧空
気が、ステム内に装着された多孔質体で混合して発泡
し、ノズルから泡が射出され、又押下げヘッドを解放す
ると、シリンダ下端から垂下させた吸上げパイプと、該
吸上げパイプ上部に穿設した吸気孔から、容器体内の発
泡用液体と空気をシリンダ内へ吸い上げるよう形成して
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来泡射出器で
は、発泡用液体の粘度が大きいと、吸上げパイプを通過
する際の抵抗が大となって液体の吸上げ量が減少し、か
つその分空気が余分に吸い込まれることから、液体と空
気の混合比が変化して、意図した状態に泡を発泡できな
くなった。本案は、液体吸上げ用のポンプと空気吸込み
用のポンプを形成して、両ポンプで一定量の液体と空気
を多孔質体へ供給できるよう形成することで、発泡用液
体が高粘度である場合にも、液体と空気を所定の比に混
合させて意図した状態に泡を発泡できるよう設けた。
【0004】
【課題を解決するための手段】口頸部20を起立した容
器体1と、上記口頸部20上端面に、第1シリンダ4上
端に付設した外向きフランジ状壁21下面を係合させて
第1シリンダ4を容器本体1内上部に垂下すると共に、
該第1シリンダの底壁中央部に穿設した吸上げ孔周縁か
ら第2シリンダ14を起立し、かつ該第2シリンダを下
方へ延長形成して、該延長形成部下端から吸上げパイプ
13を容器本体1底部へ垂下したシリンダ部材2と、上
記口頸部20の外面に螺筒部22aを螺合させ、かつ該
螺筒部の上端に付設した内向きフランジ状壁22bと容
器体口頸部20の上端面とで上記外向きフランジ状壁2
1を挟持させた装着筒22と、上記第1シリンダ4の上
部内面に第1筒状ピストン6を嵌合させ、かつ該第1筒
状ピストン内面から内向きフランジ状壁を介して起立す
る第1ステム9を、上記装着筒22の内向きフランジ状
壁22bのフランジ孔を挿通させて上方へ突出させると
共に、その第1ステム9上端にノズル10付き押下げヘ
ッド11を装着させ、又上記第2シリンダ14の上部内
面に嵌合させた第2筒状ピストン15から、有頂かつ第
1ステム9より小径の第2ステム19を起立して、該第
2ステムの上部外面を第1ステム9の上部内面へ、該第
1ステム筒方向への通路を残して固着させた作動部材3
と、該作動部材を上方付勢する圧縮ばね5と、上記第2
シリンダ14の底部に形成した吸込み弁12と、上記第
2ステム19内下部に形成した吐出弁18とからなり、
上記第1ステム9の上部を小内径として、該小内径部の
下端内面を第2ステム19の上端部外面へ近接させ、か
つその小内径部直ぐ下方の第2ステム19部分に液体流
出孔17を穿設し、又上記小内径部の上部内面に多孔質
板8a,8bを張設した。
【0005】
【作用】図1が示す状態では、第1シリンダ4内には空
気が、又第2シリンダ14内には発泡用液体が吸い込ま
れており、該状態から押下げヘッド11を介して作動部
材3を圧縮ばね5の弾性に抗して押下げると、第1,第
2筒状ピストン6,15が下降するため、第1シリンダ
4内の空気および第2シリンダ14内の発泡用液体が加
圧され、加圧液体が第2ステム19を通って液体流出孔
17から第1ステム9内上部へ吐出され、かつ第1ステ
ム9内へ加圧空気が流入するため、加圧液体が加圧空気
と混合して霧状となり、多孔質板8a,8bで発泡して
ノズル10から泡が吐出される。該状態から押下げヘッ
ド11を解放すると、圧縮ばね5により作動部材3が押
上げらて、第1,第2シリンダ4,14内が負圧化する
ため、第1シリンダ4内にはノズル10および第1ステ
ム9を通って外気が、又第2シリンダ14内には吸込み
弁12が開弁して容器体内の収納液体が吸入される。
【0006】
【実施例】1は容器体であり、該容器体は、胴部上端か
ら肩部を介して口頸部20を起立している。
【0007】2はシリンダ部材であり、該シリンダ部材
は、内外二重筒状であって外側の筒壁を第1シリンダ4
とし、該第1シリンダの上端に付設した外向きフランジ
状壁21の下面を上記口頸部20の上端面へ係合させ
て、その第1シリンダ4を容器体1内上部に垂下し、又
第1シリンダ4の底壁中央部に穿設した吸上げ孔の周縁
から第2シリンダ14を起立すると共に、該第2シリン
ダを下方へ延長形成して、該延長形成部の中間部内面に
付設した内向きフランジ状の弁座と、該弁座上面に載置
させた玉弁とで吸込み弁12を形成し、更に、弁座下方
の延長形成部分内面に吸上げパイプ13の上部を嵌合さ
せて該吸上げパイプを容器体1の底部へ垂下している。
【0008】22は装着筒であり、該装着筒は、上記口
頸部20外面に螺筒部22aの内面を螺合させると共
に、該螺筒部上端に付設した内向きフランジ状壁22b
下面と口頸部20上端面とで上記外向きフランジ状壁2
1を挟持させ、かつその内向きフランジ状壁22bの内
周縁から雌ねじ筒23を起立し、図2が示すように、該
雌ねじ筒の内面に後述連結筒25外面を螺合させて後述
作動部材3を押下げた状態を保持するよう形成してい
る。
【0009】3は作動部材であり、該作動部材は、上記
第1シリンダ4の上部内面に嵌合させた第1筒状ピスト
ン6を有し、該第1筒状ピストンの内面から内向きフラ
ンジ状壁を介して起立する第1ステム9を、上記装着筒
22の内向きフランジ状壁22bのフランジ孔を挿通さ
せて上方へ突出させ、又第1ステム9の上部を小内径と
して、該小内径部の下端内面第2ステム19の上端部外
面へ近接させ、かつ小内径部直ぐ下方の第1ステム9部
分の内壁面を上方小径のテーパ面7として、加圧空気の
流路の断面積を狭小化することにより、第1ステム9内
を通る加圧空気の流速を加速するよう形成して、発泡用
液体を具合良く霧化できるよう設けている。更に、上記
小内径部の中間内面と上端面には、網状の多孔質板8
a,8bを張設し、又小内径部外面に、ノズル10付き
押下げヘッド11の下面から垂設した連結筒25の内面
を嵌着させている。更に、上記第2シリンダ14の上部
内面には、第2筒状ピストン15を嵌合させ、かつ該第
2筒状ピストンから、有頂かつ第1ステム9より小径の
第2ステム19を起立し、該第2ステムの上部外面に周
設した突条28を、上記テーパ面7直ぐ下方の第1ステ
ム9部分内面に復数縦設した係合板24の下部へ係止さ
せ、更に、上記第1ステム9の小内径部の直ぐ下方の第
2ステム19部分に小径の液体流出孔17を穿設し、又
更に、第2ステム19内下部に玉弁で吐出弁18を形成
している。5は、上記作動部材3を上方付勢する圧縮ば
ねである。
【0010】
【考案の効果】本案は上記構成とするものであり、第1
シリンダ4内面に第1筒状ピストン6を嵌合させると共
に、該第1筒状ピストン内面から内向きフランジ状壁を
介して第1ステム9を起立し、かつ該第1ステム上端に
ノズル10付き押下げヘッド11を装着させ、又第1シ
リンダ4の底壁中央部に穿設した吸上げ孔周縁から第2
シリンダ14を起立して、該第2シリンダ内面に嵌合さ
せた第2筒状ピストン15から、有頂かつ第1ステム9
より小径の第2ステム19を起立して、該第2ステムの
上部外面を第1ステム9の上部内面へ、該第1ステム筒
方向への通路を残して固着させ、更に、第2ステム19
の上部に液体流出孔17を穿設したから、押下げヘッド
11を介して作動部材3を押下げると、第1シリンダ4
内の空気と第2シリンダ14内の発泡用液体が共に加圧
されて、発泡用液体は第2ステム19内を通って液体流
出孔17から第1ステム9内へ吐出され、又空気は第1
ステム9内を通って該ステム内上部で発泡用液体と混合
することとなり、発泡用液体と空気を別個の流路を通し
て多孔質板8a,8bへ供給するよう形成したから、所
定量の空気と発泡用液体を多孔質板8a,8bへ供給す
ることができ、発泡用液体の粘性の大小に関係なく、意
図した状態の泡を発泡させることができる。又第1ステ
ム9の上部を小内径として、該小内径部の下端内面を第
2ステム19の上端部外面へ近接させたから、つまり第
1ステム9の上部で加圧空気の流路の断面積が狭小化し
たから、第1ステム9内を通る加圧空気の流速を加速す
ることができ、よって、小内径部内で発泡用液体を具合
良く霧化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本案泡射出容器の縦断面図である。
【図2】 押下げヘッドを押下げた状態で示す縦断面図
である。
【符号の説明】
2…リンダ部材 3…作動部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口頸部20を起立した容器体1と、 上記口頸部20上端面に、第1シリンダ4上端に付設し
    た外向きフランジ状壁21下面を係合させて第1シリン
    ダ4を容器本体1内上部に垂下すると共に、該第1シリ
    ンダの底壁中央部に穿設した吸上げ孔周縁から第2シリ
    ンダ14を起立し、かつ該第2シリンダを下方へ延長形
    成して、該延長形成部下端から吸上げパイプ13を容器
    本体1底部へ垂下したシリンダ部材2と、 上記口頸部20の外面に螺筒部22aを螺合させ、かつ
    該螺筒部の上端に付設した内向きフランジ状壁22bと
    容器体口頸部20の上端面とで上記外向きフランジ状壁
    21を挟持させた装着筒22と、 上記第1シリンダ4の上部内面に第1筒状ピストン6を
    嵌合させ、かつ該第1筒状ピストン内面から内向きフラ
    ンジ状壁を介して起立する第1ステム9を、上記装着筒
    22の内向きフランジ状壁22bのフランジ孔を挿通さ
    せて上方へ突出させると共に、その第1ステム9上端に
    ノズル10付き押下げヘッド11を装着させ、又上記第
    2シリンダ14の上部内面に嵌合させた第2筒状ピスト
    ン15から、有頂かつ第1ステム9より小径の第2ステ
    ム19を起立して、該第2ステムの上部外面を第1ステ
    ム9の上部内面へ、該第1ステム筒方向への通路を残し
    て固着させた作動部材3と、 該作動部材を上方付勢する圧縮ばね5と、 上記第2シリンダ14の底部に形成した吸込み弁12
    と、 上記第2ステム19内下部に形成した吐出弁18とから
    なり、 上記第1ステム9の上部を小内径として、該小内径部の
    下端内面を第2ステム19の上端部外面へ近接させ、か
    つその小内径部直ぐ下方の第2ステム19部分に液体流
    出孔17を穿設し、 又上記小内径部の上部内面に多孔質板8a,8bを張設
    したことを特徴とする泡射出容器。
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