JP4931057B2 - 泡噴出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、押下げヘッドの押下げで泡を噴出可能な泡噴出容器に関する。
押下げヘッドを押下げることにより、容器体内液体と空気とを混合させて泡を噴出させる泡噴出容器が知られている(特許文献1参照)。
特開平8−230919号公報
しかしながら特許文献1記載の泡噴出容器では、容器体内に収容された液体の粘度が高い場合には、空気と混ざりにくく、このため粗い泡が発生するという問題点があった。
本発明の目的は、液体の粘度が高い場合でも、液体と空気が混ざり易い泡噴出容器を提供することにある。
本発明の他の目的は、成形コストの低減化が可能な泡噴出容器を提供することにある。
本発明は、容器体内に収納された液体加圧用の第1シリンダと空気圧縮用の第2シリンダとを備える泡噴出ポンプを有し、第1および第2シリンダ内へ挿入された上下動部材の押下げで、第1シリンダ内の第1ピストンが下降して、該第1シリンダ内の液体を加圧することにより該第1シリンダ内の液吸入弁を第1シリンダ底部の弁座に着座させると共に、第2シリンダ内の第2ピストンが下降して空気を圧縮することにより、第1シリンダ内の加圧液体と第2シリンダ内の圧縮空気とを気液混合室内へ送り出すことで泡を形成して噴出させる泡噴出容器において、
前記液吸入弁が着座した第1シリンダ内加圧時に、該第1シリンダ内と容器体内とを連通させて、第1シリンダ内の液体の一部を容器体内へ逆流させる液逆流手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、前記液吸入弁は、下端部が下面開口の筒状体から形成された棒状弁体からなり、前記液逆流手段は該筒状体に形成された連通部からなることを特徴とする。
さらに、本発明は、前記連通部は前記筒状体31に形成された透孔301からなることを特徴とする
さらに、本発明は、前記液逆流手段は、第1ピストンの下降下限と液吸入弁用の弁座との間における第1シリンダ部分に設けられた連通部から構成されていることを特徴とする。
さらに、本発明は、前記連通部は前記第1シリンダの周壁に形成された透孔からなることを特徴とする。
前記連通部は前記弁座24aに形成された溝部302からなることを特徴とする。
本発明は、液体を加圧して気液混合室に送る際に、液体の一部を容器体内へ逆流させることが可能であるから、液体と空気との混合比率を任意に設定することができ、これによって粗い泡の発生を抑制することができ、したがって、きめの細かい泡を得ることができる。
また、本発明は、液逆流手段としての透孔を液吸入弁に設けることにより、金型の透孔形成用治具を変更するだけで、透孔の形状や大小を変更することができ、したがって、成形コストの低減を図ることができると共に、透孔の形状等の変更が容易に行える。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
まず、本発明が適用される泡噴出容器について説明する。
泡噴出容器は、容器体1の口頸部2に泡噴出ポンプ10を備えている。容器体1には、例えば、洗顔液のように発泡性を有する液体が収容される。
泡噴出ポンプ10は、シリンダ部材20と、液吸入弁30と、ステム40と、第1ピストン50と、第2ピストン60と、液吐出弁70と、ポンプヘッド100と、発泡ユニット130と、装着筒150とを備えている。
シリンダ部材20は上端に環状のフランジ部21を有し、内部を空気室とする円筒状の大径シリンダ部(空気用シリンダ)22がフランジ部21から下方に延び、内部を液室とする円筒状の小径シリンダ部(液用シリンダ)24が大径シリンダ部22の底板部23から同心状に下方へ垂設している。
このシリンダ部材20は、口頸部2から大径シリンダ部22と小径シリンダ部24とを容器体1内に挿入させ、口頸部2の上面に配したパッキンの上にフランジ部21を載置して、口頸部2に螺合する装着筒150によって容器体1に固定されている。
シリンダ部材20の下端には吸い上げパイプ201が連結されており、この吸い上げパイプ201の下端は容器体1の底部まで延びている。
装着筒150上面の内向きフランジ状頂壁内周には中央筒部151が立設されていて、この中央筒部151からポンプヘッド100が上下動可能に突出している。ポンプヘッド100の内部には発泡ユニット130が装着されており、ポンプヘッド100の下部にはシリンダ部材20内を上下動するステム40が連結固定されている。
ステム40の内部には液吐出弁70が設けられており、ステム40の外周部には大径シリンダ部22の内周面を気密に摺動する第2ピストン60が取り付けられている。第2ピストン60には空気吸入弁90が取り付けられている。
ステム40の下部には小径シリンダ部24の内周面を液密に摺動する第1ピストン50が連結されており、第1ピストン50の下方には、ステム40及び第1ピストン50に連繋して動作してシリンダ部材20下端を開閉する液吸入弁30が配されている。
以下、これらについてさらに詳述する。シリンダ部材20の小径シリンダ部24内には、棒状の液吸入弁30とコイルスプリング39と第1ピストン50とが収納されている。液吸入弁30の下端部は、小径シリンダ部24の下端に形成された下方小径のテーパ面からなる弁座24aに着座及び離反可能な下部弁体31に形成されている。
液吸入弁30において下部弁体31より上方部分には外方に突出する複数の係合ピン32が設けられており、この係合ピン32は、小径シリンダ部24の下端に設けられた複数の縦リブ26の間に上下動可能に嵌合されている。
また、液吸入弁30において係合ピン32よりも上方部は大径部33になっていて、大径部33の上部に小径部34が連なっている。大径部33の外周面及び小径部34の外周面にはそれぞれ上下方向に延びる縦溝33a,34aが形成されている。小径部34の上端部は上方へ向け拡径するテーパ筒状の上部弁体35に形成されている。
第1ピストン50は上下を開口させた中空筒状をなし、その下部は小径シリンダ部24の内周面を液密に摺動するシール部51になっており、また、その上部開口周縁は弁座52を形成している。
液吸入弁30の上部弁体35は第1ピストン50の上部開口から上方に突出し、第1ピストン50の弁座52に着座及び離反可能になっていて、第1ピストン50の上部開口を開閉する。
第1ピストン50内には、液吸入弁30の小径部34が第1ピストン50の内周面との間に十分な隙間を有して挿入されており、ポンプヘッド100の押し下げによるステム40の下降時には、液吸入弁30の大径部33が第1ピストン50の内周面との間に僅かな隙間を有して進入可能になっていて、その際には縦溝33aが液流路を確保する。
コイルスプリング39は、シリンダ部材20における縦リブ26の上端と第1ピストン50との間に設けられ、第1ピストン50を上方に付勢している。液吸入弁30の係合ピン32はコイルスプリング39の下端に下方から掛止可能になっていて、これにより液吸入弁30の上方移動時の上限が規制されている。
ステム40は上下を開口させた筒状をなし、大径シリンダ部22及び小径シリンダ部24に対し上下動可能になっている。ステム40の下部には第1ピストン50の上部が嵌着されている。
ステム40の内側上部には環状の弁座41が形成されている。ステム40の内部であって弁座41の上方部分は気液混合室46に形成されており、該室内に弁座41に着座及び離反可能な球形の液吐出弁70が設けられている。
ステム40の内面であって、上部弁体35上面と弁座41下端との間には上下方向に延びる複数の縦リブ42が周方向に所定間隔をおいて設けられている。この縦リブ42内面には、ポンプヘッド100の押し下げによるステム40の下降時に、液吸入弁30の上部弁体35及び小径部34が進入可能になっており、その際、縦リブ42間と、液吸入弁30の小径部34における縦溝34aは液通路となる。
ステム40の上部に連結されるポンプヘッド100は外側筒部材110と内側筒部材120とを備えている。内側筒部材120は上下を開口させた中空筒状をなし、かつ、内側筒部材120の上端部には噴出孔121bが形成されている。内側筒部材120の下部内面にはステム40上部が嵌着されている。
また、内側筒部材120の下部内周面には上下方向に延びる複数の縦溝123aが周方向に所定間隔をおいて設けられている。この縦溝123aの上端はステム40上端よりも若干上方まで延びており、該縦溝123aは空気流路として機能する。
内側筒部材120の上下方向中間部内面には発泡ユニット130が収納固定されている。発泡ユニット130は、筒131とその内部に装着された上下一対の発泡エレメント132から構成されている。該筒は大径筒部とこれより下方の小径筒部とから形成され、小径筒部はステム40内に径方向に隙間を有して挿入されている。また、大径筒部下面とステム40上端との間にも隙間が設けられており、これら隙間は空気流路として機能する。
小径筒部の下部内周面には、その下端面から上方に延びる複数の縦溝が形成されており、液吐出弁70が小径筒部下端に当接した際にも液及び空気の流路を確保できるようになっている。
ポンプヘッド100の外側筒部材110は有頂円筒状の周壁部111を有し、周壁部111の上部一側には側方に突出する突出部112が設けられている。該突出部112は先端が略矩形の噴出口113として開口する筒状をなし、噴出口113は外側筒部材110の上方内部に連通している。なお、噴出口113の形状は矩形に限るものではなく、円形や楕円形等であってもよい。
ステム40外面の上下方向中間部には外向きフランジ部43が形成されており、該フランジ部43の上面には環状の起立壁44が上向きに突設されている。起立壁44の内周面は上方へ向け拡径するテーパ面に形成されている。
ステム40には、フランジ部43とポンプヘッド100との間に第2ピストン60が小さい範囲内で上下動可能に外嵌されている。第2ピストン60は上下を開口させた中空筒状をなし、最外部はシリンダ部材20の大径シリンダ部22の内周面を気密に摺動するシール筒部61に形成されており、最内部はステム40を外嵌する基筒部62に形成されていて、シール筒部61と基筒部62は断面が階段状に屈曲してなる段付き筒部63によって接続されている。なお、下降前の第2ピストン60と対応する位置の大径シリンダ部22部分には通気孔22aが形成されている。
基筒部62の上部はポンプヘッド100の内側筒部材120の内周面に気密に摺動可能に圧接している。基筒部62と段付き筒部63との連結部分には空気孔64が周方向に所定間隔をおいて設けられており、この空気孔64はポンプヘッド100と第2ピストン60との相対上下動によって開閉する。即ち、ポンプヘッド100と第2ピストン60が相対的に上下動して、ポンプヘッド100の内側筒部材120が基筒部62と段付き筒部63との連結部分に当接すると空気孔64は閉塞され、筒状弁体125が前記連結部分から離間すると空気孔64は開放される。
基筒部62の下端は、ステム40と第2ピストン60との相対上下動によってステム40の起立壁44の内周面に当接離反する。ステム40の外周面であって基筒部62が外嵌する部位には、上下方向に延びる複数の縦溝45が周方向に所定間隔をおいて設けられている。この縦溝45は基筒部62の下端がステム40の起立壁44から離間した時に大径シリンダ部22の内部に連通し、基筒部62の下端が起立壁44に当接した時に大径シリンダ部22の内部から遮断される。
基筒部62の下部には第2空気吸入弁90が固定されている。第2空気吸入弁90はその下端から径方向外方に広がる上向きテーパ状の環状のダイアフラム91を備えている。このダイアフラム91は弾性を有していて、通常はダイアフラム91の外周縁部が第2ピストン60の段付き筒部63の下面に圧接してシールし、大径シリンダ部22内の負圧化によりダイアフラム91の外周縁は下方に引っ張られて段付き筒部63から離間するように動作する。
次に作用について説明する。図1はポンプヘッド100を押し下げる前の状態であり、ポンプヘッド100は上限に位置している。ポンプヘッド100を押し下げる前の状態では、液吸入弁30は第1ピストン50を介してコイルスプリング39により押し上げられており、下部弁体31はシリンダ部材20の弁座24aから離間しており、小径シリンダ部24内は吸い上げパイプ201を介して容器体1内と連通した状態にある。
液吸入弁30の上部弁体35は第1ピストン50の弁座52に着座し第1ピストン50の上部開口を閉塞している。第2ピストン60の基筒部62の下端はステム40の起立壁44に当接し、ポンプヘッド100の内側筒部材120の下端は第2ピストン60の段付き筒部63から離間し、空気孔64を開放している。
この状態からポンプヘッド100を押し下げていくと、ステム40と第1ピストン50がポンプヘッド100と一体となって下降し、その結果、第1ピストン50の弁座52から液吸入弁30の上部弁体35が離間し、第1ピストン50の上部開口を開放する。これとほぼ同時に第1ピストン50の下降により小径シリンダ部24内が加圧され、小径シリンダ部24内の液圧によって液吸入弁30が下降させられ、下部弁体31が弁座24aに着座して、小径シリンダ部24の下端開口を閉塞する。
一方、第2ピストン60は、ポンプヘッド100の押し下げ開始直後はシール筒部61と大径シリンダ部22との摩擦力によって停止しており、その状態でステム40が下降する結果、第2ピストン60の基筒部62の下端はステム40の起立突起44から離間し、ポンプヘッド100の内側筒部材120の下端が第2ピストン60の段付き筒部63に当接して空気孔64を閉塞する。
ポンプヘッド100の内側筒部材120下端が第2ピストン60の段付き筒部63に当接した以後は、第2ピストン60もポンプヘッド100、ステム40、第1ピストン50と一体となって下降する。
これ以降においてポンプヘッド100が下降すると、第1ピストン50によって加圧された小径シリンダ部24内の液体は、第1ピストン50の上部開口及び液吸入弁30の縦溝33a,34aを通り、ステム40の縦リブ42の間を通って、上部弁体35の上方に押し出され、更に液圧で液吐出弁70を押し上げて気液混合室46内に流入する。
一方、大径シリンダ部22内の空気は、ステム40のフランジ部43及び起立突起44と第2ピストン60における基筒部62の下端との間を通って、ステム40の縦溝45を通り、ポンプヘッド100における内側筒部材120の縦溝123aを通り、更に発泡ユニット130の大径筒部とステム40との間の通路を通って、気液混合室46内に流入する。
こうして気液混合室46内で液体と空気は合流し混合されて、発泡ユニット130内に送られる。発泡ユニット130を通過する際に液体は発泡し、泡の状態でポンプヘッド100の筒部115内に押し出される。この泡は、筒部115の開口115a及び小径部121における噴出孔121bを通って、ポンプヘッド100の噴出口113から噴出する。
ポンプヘッド100から手を離すと、小径シリンダ部24内の液圧、及び、大径シリンダ部22内の空気圧は下がり、液吐出弁70が弁座41に着座し、コイルスプリング39の弾性によって第1ピストン50、ステム40、ポンプヘッド100が上方に押し上げられる。
ここで、第2ピストン60は、ステム40の押し上げ開始直後はシール筒部61と大径シリンダ部22との摩擦力によって停止しており、その状態でステム40が上昇する結果、ステム40の起立突起44の内周面が第2ピストン60の基筒部62の下端に圧接し、大径シリンダ部22内とステム40の縦溝45との間を遮断する。これと同時に、ポンプヘッド100の内側筒部材120の下端が第2ピストン60の段付き筒部63から離間し、空気孔64を開放する。
起立突起44の内周面が基筒部62の下端に突き当たった以降は、第1ピストン50とステム40と第2ピストン60とポンプヘッド100は一体となって上昇する。
第1ピストン50が上昇すると小径シリンダ部24内が負圧化し、これによって液吸入弁30が引き上げられ、下部弁体31が弁座24aから離間して、小径シリンダ部24内が容器体1内に連通する。その結果、容器体1内の液体が第1ピストン50の上昇に伴って小径シリンダ部24内に吸い上げられる。
液体が小径シリンダ部24内にポンプアップされると容器体1内が負圧化し、また、第2ピストン60の上昇に伴って大径シリンダ部22内も負圧化し、これに起因して第2空気吸入弁90のダイアフラム91が下方に引き付けられ、第2ピストン60の段付き筒部63から離間し隙間が生じる。
第2空気吸入弁90がこのように動作する結果、口頸部外面を介して外気が通気孔22aを通って大径シリンダ部22内および容器体1内に入る。これによって大径シリンダ部22内及び容器体1内は大気圧と等圧になり、第1ピストン50及び第2ピストン60の上昇がスムーズに行われ、液体の小径シリンダ部24内へのポンプアップがスムーズに行われる。
次に、液逆流手段300について説明するが、その前に液吸入弁30についてさらに説明すると、液吸入弁30が大径部33、小径部34、上部弁体35および下部弁体31からなることは上記の通りであり、ここでは下部弁体31について詳述する。
下部弁体31は下面開口の筒状体から形成されており、この筒状体下部はテーパ状の下向き段部36を介して小外径部37に形成され、さらに、該小外径部37の下端部外面は下方に向かうにつれて先細となるテーパ面38に形成されており、該テーパ面38が小径シリンダ部24の下端に形成されたテーパ面からなる弁座24aに着座可能となっている。なお、38aは大径部33の下面中央から垂下する補助棒である。
液逆流手段300は、液吸入弁30が着座した小径シリンダ部24内加圧時に、該小径シリンダ部内と容器体内とを連通させて、小径シリンダ部内の液体の一部を容器体内へ逆流させるためのもので、本実施形態では、下部弁体31を形成する筒状体の周面に形成された透孔301から構成されている。
しかし、液逆流手段300としてはこれに限定されることなく、例えば、小径シリンダ部24の周面に透孔301を形成することによっても同様の作用効果を得ることができる。ただし、該透孔は、第1ピストン50の下降下限と小径シリンダ部24の弁座24a下端との間に位置させる。あるいは下部弁体31の下面または弁座24aに上下方向の溝302を設けることによっても同様の作用効果を奏することが可能であるが、成形上の理由から下部弁体31に透孔301を設けることが好ましい。
すなわち、液吸入弁30の下部弁体31に透孔301を形成する場合には、金型に治具挿通孔を形成して、この挿通孔から透孔形成用の治具の先端部を金型内に挿入した後、樹脂を金型に充填すればよく、透孔の形状や大小を変更したい場合には、金型を変更することなく、治具のみを代えることで対応できるからである。
このように透孔301を設けることにより、ポンプヘッド100を押し下げていくと、第1ピストン50の下降により小径シリンダ部24内が加圧され、小径シリンダ部24内の液圧によって液吸入弁30が下降させられ、下部弁体31が弁座24aに着座して、小径シリンダ部24の下端開口を閉塞するため、小径シリンダ部24内の液体の大部分は気液混合室46内に送り出されるが、一部は透孔301を介して容器体1内へ逆流させられる。
このように加圧液体の一部を逆流させることにより、気液混合室46内での通常の気液混合比率と異なる比率を得ることができ、これにより粘度の高い液体でも空気と混ざりやすくすることができる。加圧液体の逆流量は透孔301の大小や形状を適当に選択することにより調節可能である。
上記では液吸入弁30として棒状体を用いたが、これに限定されることなく、例えば、玉弁を使用することも可能である。この場合には、透孔301は小径シリンダ部24の周面に形成する
なお、400は案内筒で、中央筒部151外面に嵌合されており、該案内筒400は外側筒部材110の下端に設けられた案内爪401が上下動自在な案内溝を備えている。
本発明に係る泡噴出器の側断面図である。 押下げヘッドの平面図である。 要部断面図である。 変形例の図3相当図である。 さらなる変形例の図3相当図である。
符号の説明
1 容器体
10 泡噴出ポンプ
22 第2シリンダ
24a 弁座
30 液吸入弁
31 筒状体
40 上下動部材
46 気液混合室
50第1ピストン
60 第2ピストン
301 透孔
302 溝部

Claims (6)

  1. 容器体1内に収納された液体加圧用の第1シリンダ24と空気圧縮用の第2シリンダ22とを備える泡噴出ポンプ10を有し、第1および第2シリンダ内へ挿入された上下動部材40の押下げで、第1シリンダ内の第1ピストン50が下降して、該第1シリンダ24内の液体を加圧することにより該第1シリンダ内の液吸入弁30を第1シリンダ24底部の弁座24aに着座させると共に、第2シリンダ22内の第2ピストン60が下降して空気を圧縮することにより、第1シリンダ24内の加圧液体と第2シリンダ22内の圧縮空気とを気液混合室46内へ送り出すことで泡を形成して噴出させる泡噴出容器において、
    前記液吸入弁30が着座した第1シリンダ24内加圧時に、該第1シリンダ内と容器体内とを連通させて、第1シリンダ内の液体の一部を容器体1内へ逆流させる液逆流手段を設けたことを特徴とする泡噴出容器。
  2. 前記液吸入弁30は、下端部が下面開口の筒状体31から形成された棒状弁体からなり、前記液逆流手段は該筒状体に形成された連通部からなることを特徴とする請求項1記載の泡噴出容器。
  3. 前記連通部は前記筒状体31に形成された透孔301からなることを特徴とする請求項2記載の泡噴出容器。
  4. 前記液逆流手段は、第1ピストン50の下降下限と液吸入弁30用の弁座24aとの間における第1シリンダ24部分に設けられた連通部から構成されていることを特徴とする請求項1記載の泡噴出容器。
  5. 前記連通部は前記第1シリンダ24の周壁に形成された透孔301からなることを特徴とする請求項4記載の泡噴出容器。
  6. 前記連通部は前記弁座24aに形成された溝部302からなることを特徴とする請求項4記載の泡噴出容器。
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