JPH11221500A - 蓄圧式液体噴出容器 - Google Patents

蓄圧式液体噴出容器

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JPH11221500A
JPH11221500A JP10041127A JP4112798A JPH11221500A JP H11221500 A JPH11221500 A JP H11221500A JP 10041127 A JP10041127 A JP 10041127A JP 4112798 A JP4112798 A JP 4112798A JP H11221500 A JPH11221500 A JP H11221500A
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wall
flange
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Tatsuo Sato
達夫 佐藤
Tomoyoshi Fujioka
智愛 藤岡
Toru Toma
當麻  徹
Yoshiyuki Tsunoda
義幸 角田
Takayuki Goto
孝之 後藤
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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    • B05B15/55Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter using cleaning fluids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1001Piston pumps
    • B05B11/1016Piston pumps the outlet valve having a valve seat located downstream a movable valve element controlled by a pressure actuated controlling element
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1087Combination of liquid and air pumps

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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダ内の圧力低下で自動閉塞する吐出弁
付きの液体吐出容器において、吐出弁閉塞と同時に吐出
弁の弁室内に高圧空気が入り、液体噴出路およびノズル
孔内に付着した液体を吹き飛ばし乍ら噴出するよう設け
て、その液体乾燥によるノズル孔等の目塞りを防止す
る。 【解決手段】 作動部材28の筒部8上部と、押下げヘッ
ド頂壁22と、該頂壁外周から垂下する外周壁23とが形成
する下面開口空間一部に、外気吸入弁51を設けると共
に、その空間下面を容器体に対して固定された閉塞部で
作動部材の上下動が可能に閉塞して該空間をエアポンプ
室52となし、該ポンプ室と作動部材が有する吐出弁の弁
室25とを通気路37で連通し、弁室内に一端を固定して設
けた弾性筒33の外面一部で、通気路の弁室内排気口を弾
性閉塞する排気弁35を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蓋圧式の液体噴出容
器に関する。尚図示例はすべて噴霧容器を示すが、周知
のように該噴霧容器は、そのノズルを変えることで噴霧
することなく液体のまま、又泡状としても噴出可能であ
り、よって噴霧容器を、液体噴出容器の代表例としたも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば蓄圧式の噴霧容器として、図20
が示すように、容器体201 内へ小径シリンダ202 を垂下
すると共に、該シリンダ内から上方付勢されて起立する
大小両径の筒状ピストン203 ,204 付きの筒部材205 の
上部外面へ、ノズル孔付きの押下げヘッド206 下面から
筒状連結部207 を介して垂下する大径シリンダ208 を上
下動可能にかつ大径シリンダ頂板の弁孔と筒部材上面か
ら起立する弁体とで吐出弁を形成させて嵌合させ、又容
器体口頸部外面へ下半筒部を嵌合させた装着筒209 か
ら、内向きフランジを介して起立させた上部小内径の保
持筒部210 内へ、上記大径シリンダ208 を抜出し不能
に、かつ下降可能に嵌合させた噴霧容器が知られてい
る。該噴霧容器は、付勢に抗して押下げヘッド206 を押
下げすると、筒部材205 が共に押下げられることで大小
径両シリンダおよび筒部材205 内が高圧化し、すると大
小両筒状ピストン203 ,204 の径差、つまり受圧面積の
差により、大径シリンダ208 に対して筒部材205 が下降
してその筒部材上端面から突出する吐出弁体211 が大径
シリンダの頂板中心の弁孔から離れて吐出弁212 が開
き、よって上記両シリンダおよび筒部材内の高圧化され
た液体がノズル孔213 から噴霧し、又押下げヘッドの押
下げ終了により、上記両シリンダ等内が高圧状態を解消
するとスプリングの上方付勢で大径シリンダに対して筒
部材が上昇して吐出弁212 が閉じ、該状態から押下げヘ
ッドを離すと筒部材上昇により小径シリンダ202下端内
面の吸込み弁214 が開き、吸上げパイプを介して容器体
内液体を両シリンダ等内へ吸込むものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の蓋圧式液体噴出
容器は、噴出終了後、ノズル孔内面等に付着した液体を
そのままとするから、液体の種類によってはその付着液
体が乾燥することで液体中の成分が徐々に蓄積されて目
塞りの原因となることが考えられる。
【0004】本発明は押下げヘッドの外周壁内方にエア
ポンプ室を形成し、該室内空気が押下げヘッド下降によ
り圧縮されて高圧化し、該高圧空気が、吐出弁の閉塞を
待って吐出弁上方に設けた弁室内へ入りかつノズル孔を
通って放出するよう形成することで、ノズル孔内に付着
した液体を共に噴出できるよう設けたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の手段として、底部
内面に吸込み弁4を有するシリンダ2を容器体内へ垂下
すると共に、該シリンダ内から、筒部8上端にノズル孔
付き押下げヘッド21を付設して設けた、弾性閉塞された
吐出弁16付きの作動部材28を上方付勢させて起立し、更
にシリンダを容器体に対して固定し、又作動部材一部と
係合して該作動部材の上限を定める手段付き部材を容器
体口頸部へ直接ないし間接に付設した蓄圧式液体噴出容
器において、上記筒部8と、押下げヘッドの頂壁と、該
頂壁外周から垂下する外周壁23とが形成する下面開口空
間下方を、容器体に対して直接ないし間接に付設した単
数ないし複数の閉塞部で、該閉塞部に対する作動部材28
の摺動が可能に、かつ気密に閉塞すると共に、上記空間
一部に外気吸入弁51を、又吐出弁を有する弁室内に排気
口を開口させて、上記空間内と弁室とを連通する通気路
37を、更に一端部を固着させて弁室内周面へ圧接させた
弾性筒33の外面一部を上記排気口へ弾性圧接させる排気
弁35を、それぞれ設けて、上記空間をエアポンプ室52に
形成した。
【0006】第2の手段として、シリンダを小径シリン
ダ2とすると共に該小径シリンダ内から起立する筒部8
を、筒部材8aと、押下げヘッドから筒状連結部36を介
して垂下する大径シリンダ部材38とで、上記筒部材8a
は、筒部下端を小径筒状ピストン7に、筒部上端は大径
筒状ピストン6とし、かつ大径筒状ピストン上面から吐
出弁体9を起立して、又大径シリンダ部材38は、外周部
12a 内縁から起立する第1嵌合筒部12b 上面を中央板部
12c で閉塞して設けた筒状頂部外周から大径シリンダ11
を垂下して、それぞれ形成しておくことで、上記筒状頂
部内へ吐出弁体9を、かつ大径シリンダ内へ大径筒状ピ
ストン6を、それぞれ嵌合させて設け、吐出弁16は、中
央板部12c に穿設した吐出弁孔13へ吐出弁体9を圧接さ
せて形成し、上記大径シリンダ11を、容器体口頸部外面
へ嵌合させた装着筒41から内向きフランジを介して起立
する上部小内径の保持筒部43内へ、小内径部下面を上限
として上下方向への摺動が自在に嵌合させた。
【0007】第3の手段として、押下げヘッド頂壁の中
央部から垂下させた第2嵌合筒部24を、上記第1嵌合筒
部12b の外面へ嵌合させてこれ等両筒部を、筒状連結部
36の少くとも一部となし、又第2嵌合筒部24が囲むキャ
ップ頂壁部分を弁室25として、該弁室下部内へ、吐出弁
孔13を囲んで中央板部12c から弁座筒14を起立し、基筒
部31上端から内向きフランジ32を介して弾性筒33を垂下
する弾性弁筒34を設けて、弁座筒14内外面へ弾性筒33と
基筒部31とを嵌合させると共に基筒部外面を弁室25の下
部内面へ水密に圧接させ、通気路37の下流部を、第1嵌
合筒部12b と第2嵌合筒部24との間、および弁座筒14と
弾性弁筒34との間に設けて、排気口を弁座筒14内面に設
けた。
【0008】第4の手段として、上記第2又は第3の手
段を有すると共に大径シリンダを上方延長させて設けた
第3嵌合筒部15を第2嵌合筒部24外面へ嵌合させ、該第
3嵌合筒上端と押下げヘッド頂壁の下面との間にエアポ
ンプ室52と弁室25とを連通する通気路37の基端を開口さ
せると共に、エアポンプ室下面を閉塞する閉塞部を、保
持筒部43の上部外面へ嵌着させた縦筒54上端から、上内
方へ突出する弾性テーパ状筒55上端を上記第3嵌合筒部
15の下部外面へ気密にかつ摺動自在に嵌合させると共
に、縦筒上端に外向きフランジ56を付設して、縦筒の中
間部外面から外向きフランジ下面外端まで適当数の通気
溝57を穿設した第1シール筒53と、保持筒部外面へ付設
したストッパ59上へ短筒60を載置し、該短筒内面から突
出した内向きフランジ状壁61の内端面を、上記通気溝57
下方の縦筒部分外面へ気密に、かつ摺動自在に嵌合させ
ると共に、上記短筒60から外方へ突設した外向きフラン
ジ状壁62外端面を、押下げヘッド外周壁23の下部内面へ
気密に、かつ摺動自在に圧接させて、上記縦筒下部外周
面に対する内向きフランジ状壁の摩擦抵抗よりも外周壁
23に対する外向きフランジ状壁の摩擦抵抗が大とした可
動筒体58とで形成し、外気吸入弁51は、可動筒体58が第
1シール筒53に対して上限まで上昇したとき、上記通気
溝57を有する縦筒54の上部側方へ内向きフランジ状壁61
内端が位置して、このとき通気溝57が可動筒体上方の空
間と下方の空間とを連通可能として設けた。
【0009】第5の手段として、上記第2又は第3の手
段を有すると共に第2頂壁72外周から第2外周壁73を垂
下する有頂筒体71を、第2頂壁中央部に穿設した挿通孔
74内へ第2嵌合筒部24を挿通させて押下げヘッド21内へ
嵌着させて、外周壁23と第2外周壁73との間、および頂
壁22と第2頂壁72との間とに連続する外気流入路76を形
成させ、又第2頂壁72下方の第2嵌合筒部24部分外面に
嵌着させた基筒部77上端の弾性外向きフランジ状壁78上
面で、上記外気流入路と連通する弁孔75下面を閉塞させ
て外気吸入弁51を形成し、更に大径シリンダ筒状頂部の
外周部から、第2嵌合筒部外面へ嵌着させて第3嵌合筒
部15を起立して、該第3嵌合筒部上端と基筒部77下面と
の間に通気路37を開口させ、エアポンプ室下面閉塞の閉
塞部は、保持筒部43の上部外面に嵌着させた第2縦筒80
上端から、上内方へ突出する弾性テーパ状筒81上端を上
記第3嵌合筒部15の下部外面へ気密にかつ摺動自在に嵌
合させると共に、該第2縦筒から外方へ突出させた外向
きフランジ状壁82外面を上記第2外周壁73の下部内面へ
気密に、かつ摺動自在に圧接する第2シール筒79で形成
した。
【0010】第6の手段として、上記第2又は第3の手
段を有すると共に小径シリンダ2上端に外向きフランジ
3を付設して、該外向きフランジを、容器体口頸部上端
面と装着筒41の内向きフランジ42とで挟持させ、かつ外
向きフランジ上面へ径方向の通気溝3aを穿設して該通気
溝を、容器体口頸部外面と該口頸部外面へ嵌合させた装
着筒下半部内面との間隙を介して外気と連通させ、又装
着筒41の内向きフランジ42外周から押下げヘッドの外周
壁よりも大内径の外周筒44を起立すると共に、内向きフ
ランジ42下面に通気溝83a を周設し、かつ該通気溝上方
の内向きフランジ部分に適当数の通気孔84を穿設し、該
通気孔を、上記外周筒44内面ないし保持筒部43の外面に
嵌着させた基筒部85下端に付設した弾性フランジ86で密
閉してそれ等通気孔84と弾性フランジ86とで外気吸入弁
51を形成し、更に大径シリンダ11の下部外面に第3シー
ル筒87を、かつ押下げヘッドの外周壁23下部に第4シー
ル筒88を、それぞれ付設して、第3シール筒外面を保持
筒部43の上部内面へ、かつ第4シール筒下部外面を外周
筒44の上部内面へ、それぞれ気密に、かつ摺動自在に圧
接させ、更に又筒状連結部36外径を、保持筒部43の上端
部内径と同径ないし小径に形成した。
【0011】第7の手段として、上記第2又は第3の手
段を有すると共に装着筒41の内向きフランジ42外周から
押下げヘッド外周壁よりも大内径の外周筒44を起立し、
大径シリンダ11の下部外面に第5シール筒91を、かつ押
下げヘッドの外周壁23下部に第6シール筒92を、それぞ
れ付設して、第5シール筒外面を保持筒部43の上部内面
へ、かつ第6シール筒の下部外面を外周筒44の上部内面
へ、それぞれ気密にかつ摺動自在に圧接させ、又押下げ
ヘッド外周壁23の下方一部に通気孔93を穿設すると共
に、上記第6シール筒を上方へ突出して弾性弁板92a と
なし、該弁板で通気孔内面を閉塞させて外気吸入弁51と
し、更に筒状連結部36外径を保持筒の上端部内径と同径
ないし小径とした。
【0012】第8の手段として、上記第2又は第3の手
段を有すると共に筒状連結部36外径と同外径ないし大外
径に設けた大径シリンダ11の下部外面に第7シール筒10
1 を付設して、保持筒部43の上部内面へ気密に、かつ摺
動自在に圧接させ、又装着筒41の内向きフランジ42外周
から外周筒44を、該外周筒上部内へ押下げヘッドの外周
壁23下部を遊挿させて起立し、外周壁下部を下向き段部
103 を介して小外径部104 とすると共に、該小外径部の
下端部外面に適当数の通気用縦溝105 を設け、かつ外周
壁23の下部内面にストッパリング106 上部を嵌着させ
て、該リングの下部外面から、小外径部下端面に接して
複数の係合突子107 を突出して、これ等係合突子外端を
小外径部外面よりも外方へ位置させておき、更に小外径
部外面と保持筒内面との間へ上下動可能に第8シール筒
102 を設けて、該第8シール筒の縦筒108 内面から、小
外径部外面へ気密に接して摺動可能なフランジ状壁109
を突出して、該フランジ状壁の内端部下面を係合突子10
7 の外端部上面へ係合させると共に、フランジ状壁の内
端面を縦溝105 下部を有する小外径部分外面へ嵌合さ
せ、又縦筒外面に付設した摺接部110 外面を外周筒44の
上部内面へ気密に、かつ摺動自在に圧接させて、小外径
部104 外面に対するフランジ状壁の摩擦抵抗よりも外周
筒44に対する摺接部110 の摩擦抵抗を大とした。
【0013】第9の手段として、上記第2又は第3の手
段を有すると共に大径シリンダを上方延長させて設けた
第3嵌合筒部15を第2嵌合筒部24外面へ嵌合させ、該第
3嵌合筒部上端と押下げヘッド頂壁の下面との間にエア
ポンプ室52と弁室25とを連通する通気路37の基端を開口
させると共に、 保持筒部43の中間部外面を大径の弁座
面122 に、保持筒部上部を内向きフランジを介して小径
部123 に、上記内向きフランジ部分外面を中径部124 に
それぞれ形成して、内向きフランジ下面へ大径シリンダ
11下端の大外径部上面を係合させ、上記小径部123 外面
へ嵌着させた縦筒126 上端から上内方へ突出する弾性テ
ーパ状筒127 上端を、上記第3嵌合筒部15の下部外面へ
気密に、かつ摺動自在に嵌合させると共に、縦筒126 外
面から適当数の係合板128 を放射状に突出する第9シー
ル筒125 を設け、又押下げヘッド外周壁23の下部内面へ
気密にかつ摺動可能に圧接させたシール用短筒132 から
連続筒部133 を垂下し、該筒部の下部内面から上内方へ
突出した弾性テーパ状筒134 の上端面を、上記各係合板
128 の下面へ当接した摺動筒体131 を設け、上記第9シ
ール筒125 と摺動筒体131 とでエアポンプ室52下面を閉
塞して、上記係合板128 よりも下方の摺動筒体部分と保
持筒部部分との間、および係合板128 間の各間隙をエア
ポンプ室52内への外気流入路となし、押下げヘッドの押
下げにより、摺動筒体131 の連続筒部133 下端面が装着
筒の内向きフランジ42上面へ接したとき摺動筒体の弾性
テーパ状筒134 が弁座面122外面へ気密に嵌合可能とな
し、又シール用短筒132 と押下げヘッド外周壁23との摩
擦抵抗を、弾性テーパ状筒134 上端と弁座面122 との摩
擦抵抗よりも大として、弁座面122 および中径部124
と、摺動筒体の弾性テーパ状筒134 上端とで外気吸入弁
51を形成した。
【0014】第10の手段として、底部内面に吸込み弁4
を有するシリンダ2を容器体内へ垂下すると共に、該シ
リンダ内から、筒部8上端にノズル孔付き押下げヘッド
21を付設して設けた、弾性閉塞された吐出弁16付きの作
動部材28を上方付勢させて起立し、更にシリンダを容器
体に対して固定し、又作動部材一部と係合して該作動部
材の上限を定める手段付き部材を容器体口頸部へ直接な
いし間接に付設した蓄圧式液体噴出容器において、上記
筒部8と、押下げヘッドの頂壁と、該頂壁外周から垂下
する外周壁23とが形成する下面開口空間下方を、容器体
に対して直接ないし間接に付設した単数ないし複数の閉
塞部で、該閉塞部に対する作動部材28の摺動が可能に、
かつ気密に閉塞すると共に、上記空間一部に外気吸入弁
51を、又吐出弁を有する弁室内に排気口を開口させて、
上記空間内と弁室とを連通する通気路37を、更に一端部
を固着させて弁室内周面へ圧接させた弾性筒33の外面一
部を、上記排気口へ弾性圧接させた排気弁35を、それぞ
れ設けて、上記空間をエアポンプ室52に形成し、又上記
筒部8と押下げヘッド21とを、ノズル孔と連通して押下
げヘッド頂壁の中央部から垂下する連結筒部135 の下部
を大内径部として、該大内径部内へ筒部上端を嵌着させ
て連結すると共に、吐出弁16は、筒部8の上部内面を大
内径の弁室25として、該弁室底面中央に開孔する吐出弁
孔をスプリング143 で下方付勢された玉弁142 で閉塞さ
せて設け、排気弁35は、上記筒部上部が形成する弁室形
成周壁138 の内外両面および上面へ通気路37としての溝
を穿設すると共に、その筒部上端面と該上端面と対向す
る連結筒部135 の下面部分との間に挟持させた外向きフ
ランジ141 内周から弾性筒140 を垂下する弾性弁筒34を
設けて、その弾性筒で上記弁室形成周壁上部内面の溝部
分を弾性閉塞させて設けた。
【0015】第11の手段として、底部内面に吸込み弁4
を有するシリンダ2を容器体内へ垂下すると共に、該シ
リンダ内から、筒部8上端にノズル孔付き押下げヘッド
21を付設して設けた、弾性閉塞された吐出弁16付きの作
動部材28を上方付勢させて起立し、更にシリンダを容器
体に対して固定し、又作動部材一部と係合して該作動部
材の上限を定める手段付き部材を容器体口頸部へ直接な
いし間接に付設した蓄圧式液体噴出容器において、上記
筒部8と、押下げヘッドの頂壁と、該頂壁外周から垂下
する外周壁23とが形成する下面開口空間下方を、容器体
に対して直接ないし間接に付設した単数ないし複数の閉
塞部で、該閉塞部に対する作動部材28の摺動が可能に、
かつ気密に閉塞すると共に、上記空間一部に外気吸入弁
51を、又吐出弁を有する弁室内に排気口を開口させて、
上記空間内と弁室とを連通する通気路37を、更に一端部
を固着させて弁室内周面へ圧接させた弾性筒33の外面一
部を、上記排気口へ弾性圧接させた排気弁35を、それぞ
れ設けて、上記空間をエアポンプ室52に形成し、又容器
体口頸部外面へ嵌合させた装着筒41の上部外面へ、鍔状
板152 下面から垂下する縦筒153 を嵌着させて、鍔状板
内周部を筒部8の外面へ気密にかつ摺動自在に当接させ
ると共に、縦筒153 の中間部から、該縦筒上端から外方
へ突出する鍔状板外周部の下面外端まで、適当数の通気
溝154 を穿設した第9シール筒151 を設け、又短筒60の
内面から上内方へ突出する内向きフランジ状壁61を、上
記縦筒153の外面へ気密にかつ摺動自在に嵌合させると
共に、短筒60外面に付設した外向きフランジ状壁62を押
下げヘッドの外周壁23下部内面へ気密にかつ摺動自在に
圧接させた可動筒体58を設け、縦筒153 に対する内向き
フランジ状壁61の摩擦抵抗よりも、外周壁23に対する外
向きフランジ状壁62の摩擦抵抗を大として、外周壁23と
共にする下降で可動筒体58が第9シール筒151 に対して
下限まで下降したときは、弾性筒上端が通気溝を有しな
い縦筒下方部分外面に接すると共に、上限まで上昇した
ときは、弾性筒上端が通気溝154 を有する縦筒上方部分
外面へ移動可能として、上記第9シール筒151 と可動筒
体58とで、エアポンプ室下面を閉塞する、外気吸入弁付
きの閉塞部を形成した。
【0016】第12の手段として、底部内面に吸込み弁4
を有するシリンダ2を容器体内へ垂下すると共に、該シ
リンダ内から、筒部8上端にノズル孔付き押下げヘッド
21を付設して設けた、弾性閉塞された吐出弁16付きの作
動部材28を上方付勢させて起立し、更にシリンダを容器
体に対して固定し、又作動部材一部と係合して該作動部
材の上限を定める手段付き部材を容器体口頸部へ直接な
いし間接に付設した蓄圧式液体噴出容器において、上記
筒部8と、押下げヘッドの頂壁と、該頂壁外周から垂下
する外周壁23とが形成する下面開口空間下方を、容器体
に対して直接ないし間接に付設した単数ないし複数の閉
塞部で、該閉塞部に対する作動部材28の摺動が可能に、
かつ気密に閉塞すると共に、上記空間一部に外気吸入弁
51を、又吐出弁を有する弁室内に排気口を開口させて、
上記空間内と弁室とを連通する通気路37を、更に一端部
を固着させて弁室内周面へ圧接させた弾性筒33の外面一
部を、上記排気口へ弾性圧接させた排気弁35を、それぞ
れ設けて、上記空間をエアポンプ室52に形成し、容器体
口頸部外面へ嵌合させた装着筒41上端から内向きフラン
ジ42a を突出して該内向きフランジの内周を筒部8の外
面へ気密にかつ摺動自在に当接させると共に、装着筒41
下端から外向きフランジを介して起立する起立筒161 の
上部内へ、押下げヘッド外周壁23の下部を遊挿させ、外
周壁23下部を下向き段部103 を介して小外径部104 とす
ると共に該小外径部の下端部外面に適当数の通気用縦溝
105 を設け、かつ外周壁23の下部内面に装着筒41外径よ
りも大内径のストッパリング106 上部を嵌着させて、該
リングの下部外面から小外径部下端面に接して複数の係
合突子107 を突出して、これ等係合突子外端を小外径部
外面よりも外方へ突出させておき、更に小外径部外面と
起立筒内面との間へ上下動可能に第8シール筒102 を設
けて、該第8シール筒の縦筒108 内面から、小外径部外
面へ気密に接して摺動可能なフランジ状壁109 を突出し
て、該フランジ状壁の内端部下面を係合突子107 の外端
部上面へ係合させると共に、フランジ状壁の内端面を縦
溝105 を有する小外径部分の下部外面へ嵌合させ、又縦
筒外面に付設した摺接部110 外面を外周筒44の上部内面
へ気密に、かつ摺動自在に圧接させて、小外径部104 外
面に対するフランジ状壁の摩擦抵抗よりも外周筒44に対
する摺接部110 の摩擦抵抗を大とし、上記内向きフラン
ジ42a および起立筒161 付きの装着筒41と、ストッパリ
ング106 と、第8シール筒102 とで外気吸入弁付きの閉
塞部を形成した。
【0017】
【発明の実施の形態】まず図1から図7が示す実施形態
について説明すると、1は口頸部を起立する容器体、2
はその口頸部上端面へ、外向きフランジ3を載置させて
容器体内へ垂下する小径シリンダで、その底部内に吸込
み弁4を有し、又下端から吸上げパイプ5を垂下する。
その小径シリンダ内からはスプリングで上方付勢させて
大小径の両筒状ピストン6,7を上下に有する筒部材8a
を起立する。又大径筒状ピストン6上面からは吐出弁体
9を起立する。図示例にあっては小径シリンダ内空間を
狭少化させて、ピストンの効率を高めるための挿入部材
10をシリンダ底部から起立し、筒部材8a下降時にその挿
入部材上部が筒部材下部内へ遊挿されるよう設けてい
る。
【0018】上記筒部材8aの上部外面へ、後述の押下げ
ヘッド下面から筒状連結部を介して垂下する大径シリン
ダ11を上下動可能に嵌合させている。図示例において大
径シリンダ11は周壁下端を大外径部とし、大径シリンダ
上面を閉塞する頂板を外周部12a と、該外周部から起立
する第1嵌合筒部12b と、該第1嵌合筒部上面を閉塞す
る中央部12c とで筒状頂部に形成し、該中央部中心に吐
出弁孔13を穿設し、又その吐出弁孔を囲んで中央部上面
から弁座筒14を起立する。又大径シリンダを上方へ延長
して第3嵌合筒部15としている。16は吐出弁体9と吐出
弁孔13とが形成する吐出弁である。
【0019】押下げヘッド21は頂壁22外周から外周壁23
を垂下し、又頂壁中央部から上記第1、第3嵌合筒部間
に嵌着させて第2嵌合筒部24を垂下している。第2嵌合
筒部24が囲む頂壁中央部下面部分は下面開口の弁室25に
形成し、該弁室はその上部を、下向き段部を介して小内
径部とし、かつその上端部に、外周壁上方前部に穿設し
たノズル孔26と連通する液体吐出路27基端を開口させて
いる。
【0020】上記弁室25内へは、基筒部31上端から内向
きフランジ32を介して弾性筒33を垂下する弾性弁筒34を
設けて、弁座筒の内外面へ嵌合させ、かつその基筒部31
を弁室の下部内面へ、基筒部上端面が下向き段部下面へ
圧接する状態に嵌着させ、弾性筒33下部を弁座筒14の内
面へ圧接させて排気弁35(図5参照)としている。該排
気弁は後述エアポンプ室内空気を、筒状連結部36を構成
する複数の筒部間に設けた溝が形成する通気路37を通っ
て弁室内へ、その排気弁を介して放出可能とするもので
あり、図示例では既述第1、第2、第3の嵌合筒部12b
,24,15で筒状連結部36を形成し、第3嵌合筒部15の
上端面および内面と、大径シリンダ筒状頂部の外周部12
a 上面と、第1嵌合筒部12b 外面と、弁座筒14外方の大
径シリンダの中央部上面と、弁座筒14外面から上面およ
びその弁座筒の上部内面に溝を設けて上記通気路37とし
ている。
【0021】上記大径シリンダ11外面へは、容器体口頸
部外面へ下半筒部を嵌合させた装着筒41から内向きフラ
ンジ42を介して起立する保持筒部43を、抜出し不能に、
かつ下降可能に嵌合させている。その抜出し防止のため
に、保持筒上部は小内径部としており、既述大径シリン
ダ下端の大外径部上面を、その小内径部下端面へ係合さ
せている。又図示例では上記内向きフランジ42外周から
押下げヘッドの外周壁23よりも大内径の外周筒44を起立
している。
【0022】押下げヘッド21の頂壁22下面と、該頂壁中
央部と大径シリンダ11とを連結する筒状連結部36と、頂
壁外周から垂下する外周壁23と、上記装着筒41との間に
形成される空間とを利用して、装着筒に対する押下げヘ
ッド21の下降および上昇で容積が減少し、又拡大する、
外気吸入弁51付きのエアポンプ室52を形成する。
【0023】図示例では第1シール筒53と可動筒体58と
をエアポンプ室下面閉塞の閉塞部としており、これ等は
容器体に対して中間部材を介し固定させる。第1シール
筒53は、図3等が明示するように保持筒部43の上部外面
へ嵌着させた縦筒54上端から上内方へ弾性テーパ状筒55
を突出して、その上端を第3嵌合筒部15の下部外面へ気
密に、かつ摺動自在に嵌合すると共に、縦筒上端に外向
きフランジ56を付設し、その縦筒54の上部外面から外向
きフランジの下面外端まで適当数の通気溝57を穿設して
いる。
【0024】又可動筒体58は、図3が示す、第1シール
筒に対する下降位置において、保持筒部43外面へ付設し
たストッパ59上へ載置させた短筒60を有し、該短筒内面
から上内方へ突設した内向きフランジ状壁61の内端面
を、上記第1シール筒53の縦筒54下部外面へ気密にかつ
摺動自在に嵌合させ、又短筒60上端から外方へ突設した
外向きフランジ状壁62の外端を斜上下に拡開し、その先
端面を押下げヘッド外周壁23の下部内面へ気密に、かつ
摺動自在に圧接させ、上記縦筒54の下部外周面に対する
内向きフランジ状壁61の摩擦抵抗よりも、外周壁23に対
する外向きフランジ状壁62の摩擦抵抗を大としている。
【0025】上記第1シール筒53と可動筒体58とは外気
吸入弁51を形成する。即ち、第1シール筒53に対して可
動筒体58が図7のように上昇して短筒60上端面が外向き
フランジ56下面に接したとき、内向きフランジ状壁61は
縦筒54の通気溝穿設部分へ移動してエアポンプ室52内へ
外気が流入可能とし、又図3が示すように可動筒体58が
下降して内向きフランジ状壁61が通気溝57を有しない縦
筒54の下部外面に接したとき、エアポンプ室内が漏出し
ないよう設けている。
【0026】図1から図7が示す、上記第1実施形態の
作用について説明すると、数回押下げヘッド21を押下げ
操作することで、大小径両シリンダ11,2内および筒部
材8内が形成する加圧室内へ液体を入れることが出来、
該状態から図2と図3が示すように更に押下げヘッド21
を押下げする。既述従来例の場合と同様にこのとき吸込
み弁4と吐出弁16との間の上記両シリンダ等が形成する
加圧室内は等しく加圧されるが、両筒状ピストン6,7
の受圧面積の差で筒部材8aは下降することとなって吐出
弁16が開き、高圧液体を液体吐出路27を通ってノズル孔
26から噴霧する。押下げヘッドの押下げ継続中は筒部材
8aも吐出弁開放のままで共に下降する。該押下げヘッド
下降時において可動筒体58も外周壁23との摩擦抵抗で下
方へ押されるが、短筒60下端面が保持筒部43外面に付設
したストッパ59に接すると下降を停止する。エアポンプ
室52は押下げヘッドの下降と共に狭小化されて高圧化す
ることとなり、該高圧空気は筒状連結部36に設けた通気
路37を通り、更に排気弁35を開いて弁室25内へ抜け出し
しようとするが、その弁室25内には上記高圧液体が充満
しているため、排気弁35を開くことが出来ず、よってエ
アポンプ室内空気は更に高圧化することとなる。押下げ
ヘッド21が下限まで達したとき加圧室内の高圧状態は解
消され、よってスプリングの上方付勢により筒部材8aは
上昇して吐出弁16を閉塞する。該吐出弁閉塞と同時に弁
室25内の液体による高圧状態も解消されることとなり、
すると図5のように弾性筒33の先端部が押されて弁座筒
14内面から離れ、エアポンプ室52内高圧空気が即時に弁
室25、液体吐出路27を通ってノズル孔26から噴出し、該
噴出時にそのノズル孔内面等に残っていた液体を吹き飛
ばすこととなり、エア室内の高圧状態解消と共に弾性筒
先端部は弾性復元して排気弁35は閉塞する。
【0027】次いで押下げヘッド21を離すと、押下げヘ
ッドは大径シリンダ、筒部材と共にスプリングにより押
上げられ、すると可動筒体58は既述のようにその一部が
第1シール筒53の外向きフランジ56下面に接するまで引
上げられることとなり、このとき図7のように外気吸入
弁51が開くことでエア室内に外気が流入して、エアポン
プ室の負圧化を防止する。
【0028】エアポンプ室52下面の閉塞部、通気路37入
口部分の形成、外気吸入弁51の形成等は図8から図12
が示すように変更できる。該変更なき部分については第
1実施形態の場合と同様である。
【0029】図8が示す第2実施形態は、押下げヘッド
21の外周壁23内へ有頂筒体71を嵌合させ、その有頂筒体
の第2頂壁72に外気吸入弁51を設け、又有頂筒体の第2
周壁と第3嵌合筒部15との各下部内面間を閉塞してエア
ポンプ室52を形成している。有頂筒体71は第2頂壁72外
周から第2外周壁73を垂下するもので、その第2頂壁の
中央部に挿通孔74を穿設して押下げヘッド頂壁中央部か
ら垂下する第2嵌合筒部24を挿通させ、かつ第2外周壁
73を押下げヘッドの外周壁23内面へ嵌着させている。又
第2頂壁72には弁孔75を穿設し、該弁孔から第2頂壁上
面外縁へ外気流入路76としての溝を穿設し、該溝と連通
させて押下げヘッド外周壁23内面にも溝を縦設してい
る。又第2頂壁72下面に接して第2嵌合筒部24の上部に
は基筒部77を嵌着させ、該基筒部上端に付設した弾性外
向きフランジ状壁78で上記弁孔75下面を閉塞させて外気
吸入弁51としている。その基筒部77下端面は第3嵌合筒
部15上端面で支持させている。その第3嵌合筒部上端面
には通気路37の入口部分としての溝を設けている。
【0030】保持筒部43の上端部外面には閉塞部として
の第2シール筒79を嵌着させている。該第2シール筒は
第2縦筒80上端から上内方へ弾性テーパ状筒81を、かつ
外方へ外向きフランジ状壁82を、それぞれ突出して弾性
テーパ状筒上端を第3嵌合筒部15の下部外面へ、又外向
きフランジ状壁外面を第2外周壁73の下部内面へ、それ
ぞれ気密に、かつ摺動自在に嵌合させている。
【0031】次に図9が示す第3実施形態について説明
すると、小径シリンダの外向きフランジ3上面および外
面に径方向および上下方向への通気溝3aを穿設し、容器
体口頸部外面と装着筒41との間の間隙を介して外気とそ
の通気溝とを連通させている。又装着筒41の内向きフラ
ンジ42下面に通気溝83a を周設し、該通気溝上方の内向
きフランジ部分に適当数の通気孔84を穿設し、更に内向
きフランジ上面にも通気溝83b を周設して通気孔と連通
させている。その内向きフランジ上面の通気溝83b は保
持筒部43の下部外面、又は内向きフランジ外周から起立
する外周筒44の下部内面のいずれかに嵌着させた基筒部
85下端に付設した弾性フランジ86で密閉して、これ等で
外気吸入弁51を形成する。但し上記内向きフランジ42上
面の通気溝83b は必しも必要としない。
【0032】更に大径シリンダ11の下部外面には第3シ
ール筒87を、又押下げヘッド外周壁23の下部には第4シ
ール筒88を、それぞれ付設して第3シール筒を保持筒部
43の上部内面へ、又第4シール筒下部を外周筒44の上部
内面へ、それぞれ気密に、かつ摺動自在に圧接する。該
第3実施形態にあっては大径シリンダから起立する第3
保持筒を有せず、大径シリンダ11外径と、押下げヘッド
から垂下する第2嵌合筒部24外径とを同径としている
が、押下げヘッド下降で、保持筒部43内へ第2嵌合筒部
24が挿入可能であればよく、よって第2嵌合筒部は小外
径でもよい。尚作動部材上限は、第3シール筒87上端
が、保持筒部43上端の小内径部下面へ接することで定ま
る。
【0033】図10が示す第4実施形態は、大径シリン
ダ下部外面に第5シール筒91を、又押下げヘッド外周壁
の下部に第6シール筒92を、それぞれ付設して第5シー
ル筒を保持筒部43の上部内面へ、又第6シール筒92下部
を外周筒44の上部内面へ、それぞれ気密に、かつ摺動自
在に圧接すると共に、押下げヘッド外周壁の下方一部に
通気孔93を穿設して、該通気孔内面を、第6シール筒上
面ないしその一部から突出して形成した弾性弁板92a で
密閉して外気吸入弁51としている。該実施形態の場合も
第3実施形態の場合と同様に第3保持筒を有せず、大径
シリンダ11上端と第2保持筒部24下端との間に通気路37
としての溝を開口させている。
【0034】図11は第5実施形態を示す。該実施形態
にあっては、第3、第4実施形態の場合と同様に大径シ
リンダ下部外面に第7シール筒101 を付設して該シール
筒外面を保持筒部43の上部内面へ気密に、かつ摺動自在
に圧接するが、押下げヘッド外周壁23下部と外周筒44の
上部との間には第8シール筒102 を設け、該第8シール
筒で上記両筒間のシールを行うと共に、その第8シール
筒と押下げヘッド外周壁23とで外気吸入弁51を形成して
いる。
【0035】該実施形態にあっては、外周壁23の下部を
下向き段部103 を介して小外径部104 とし、かつ該小外
径部の更に下部外面に適当数の通気用縦溝105 を穿設し
ている。又外周壁23の下部内面にはストッパリング106
の上部を嵌着させ、該リングの下部外面から小外径部の
下端面に接して複数の係合突子107 を、小外径部外面よ
りも外方へ突出させて設け、その小外径部外面と外周筒
44の上部内面との間に第8シール筒102 を上下動可能に
嵌合させている。第8シール筒102 は縦筒108内面から
下内方へフランジ状壁109 を突出して該フランジ状壁の
内端部下面を係合突子107 の上面へ係合させると共に、
又縦筒108 外面へ、中間部小外径で上下両端部を大外径
とする短筒状の摺接部110 を付設してその外面を外周筒
44の上部内面へ、気密にかつ摺動自在に圧接させてい
る。
【0036】該第8シール筒102 は、小外径部104 外面
に対するフランジ状壁109 の摩擦抵抗よりも、外周筒44
に対する摺接部110 の摩擦抵抗を大とするもので、押下
げヘッド21押下げにより第8シール筒102 に対して外周
壁23が下降して、下向き段部103 に縦筒108 上端面が接
することで、外周壁23と第8シール筒102 とが共に下降
し、又押下げヘッド上昇時にあっては、まず第8シール
筒102 に対して外周壁23が上昇し、係合突子107 上面に
フランジ状壁109 が接することで、第8シール筒102 は
外周壁23と共に外周筒44に対して上昇可能とする。尚縦
筒108 上端が下向き段部103 下面に接する状態ではフラ
ンジ状壁109 内面は、縦溝105 を有しない小外径部104
外面へ気密に接し、又フランジ状壁下面が係合突子107
上面に接する状態では、縦溝105 内および係合突子107
間の間隙を介してエアポンプ室52内と外気とは連通す
る。
【0037】図12は第6実施形態を示す。該実施形態
は大径シリンダ11を上方延長させて設けた第3嵌合筒部
15を第2嵌合筒部24外面へ嵌合させ、該第3嵌合筒部上
端と押下げヘッド21の頂壁下面との間にエアポンプ室52
と弁室25とを連通する通気路37の基端を開口させてい
る。尚図示例においては押下げヘッド21の内面へ内面覆
合筒121 を、該筒の頂壁中心に穿設した透孔内へ第2嵌
合筒部24を挿入させ、かつその頂壁外周から垂下する周
壁23b を押下げヘッドから垂下する周壁23a 内面へ緊密
に嵌合させて設けている。従って該実施形態においては
押下げヘッド外周壁23を上記両周壁で形成することとな
る。このようにすることでその外周壁の剛性を高めて外
周壁内面を真円に保つことが容易となり、後述摺動筒体
とのシール性を高めることが出来る。
【0038】保持筒部43は、その中間部外面を真円の弁
座面122 とし、かつ保持筒上部を内向きフランジを介し
て小径部123 とし、上記弁座面と内向きフランジ上面と
の間を、それ等弁座面と小径部とに対して中径部124 と
する。従ってそれ等小径部、中径部に対して弁座面は大
径である。
【0039】上記小径部123 外面へは第9シール筒125
を嵌着させる。該第9シール筒は小径部外面へ嵌着させ
た縦筒126 上端から弾性テーパ状筒127 を上内方へ突出
して、その上端を第3嵌合筒部15の下部外面へ気密に、
かつ摺動自在に嵌合させる。又縦筒126 外面から適当数
の係合板128 を放射状に突出する。
【0040】131は摺動筒体で、押下げヘッド外周壁23
の下部内面へ気密にかつ摺動自在に圧接させたシール用
短筒132 から内向きフランジ状部を介して連続筒部133
を垂下し、該筒部の下部内面から上内方へ弾性テーパ状
筒134 を突出し、該筒上端を、上記係合板128 の内外方
向中間の下面に当接させている。これ等第9シール筒と
摺動筒体とがエアポンプ室52下面の閉塞部を形成する。
連続筒部133 と係合板128 との間、および係合板128 よ
りも下方の摺動筒体部分と該部分と対向する保持筒部分
との間、更に連続筒部133 下面と装着筒の内向きフラン
ジ42との間には、それぞれ間隙が形成され、又それ等間
隙のうち連続筒部下端と内向きフランジとの間、および
係合板128 下方の摺動筒体部分と該部分に対向する保持
筒部分との間、更に上記各係合板間の各間隙はエアポン
プ室52内への外気流入路を形成する。
【0041】摺動筒体131 の弾性テーパ状筒134 と弁座
面122 および中径部124 が外気吸入弁51を形成し、押下
げヘッド下降による弾性テーパ状筒下降で弁座面122 外
面へ弾性テーパ状筒上端部外面が気密に嵌合することで
外気吸入弁51が閉じ、又押下げヘッド21と共に摺動筒体
が上昇することで弾性テーパ状筒134 は弁座面122 から
中径部124 外方へ抜出し、該抜出しで外気吸入弁51が開
く。尚外気吸入弁閉塞時、連続筒部133 下端は内向きフ
ランジ42に接して保持筒部43に対して停止する。
【0042】その外気吸入弁開閉のため、外周壁23に対
するシール用短筒132 の摩擦抵抗を、弁座面122 に対す
る弾性シール筒134 上端の摩擦抵抗よりも大として、シ
ール用短筒132 が外周壁23内面へ圧接停止する状態で弾
性テーパ状筒134 は弁座面122 に対して摺動可能で、連
続筒部133 下端が内向きフランジ42に接して摺動筒体13
1 の下降不能となった場合、および弾性テーパ状筒134
上端が係合板128 下面に接して摺動筒体131 が上昇不能
となったときにだけ、シール用短筒132 は外周壁23内面
に対して上下動する。
【0043】図13から図16は第7実施形態を示す。
該実施形態容器は、図12までの容器と異るタイプで、
かつ公知の液体噴出容器を、本発明の液体噴出容器に改
良したものである。
【0044】まず公知部分について簡単に説明すると、
1は胴部上端から肩部を介して口頸部を起立する容器体
で、該容器体内には、底部内面に吸込み弁を有するシリ
ンダ2上端に付設した外向きフランジを、口頸部上端面
へ係合させることで貫設されている。
【0045】そのシリンダ内からは、筒部8上端に押下
げヘッド21を嵌合させた作動部材28が上方付勢させて起
立させてあり、該作動部材の上下動で、容器体内液体が
シリンダ下端から垂下する吸上げパイプおよび吸込み弁
を介してシリンダ内へ吸込みされ、又該シリンダ内液体
は、作動部材が有する吐出弁16を通って押下げヘッドの
ノズル孔から吐出可能に設けてある。
【0046】上記シリンダ上端の外向きフランジは、容
器体口頸部外面へ螺合させた装着筒41上端の内向きフラ
ンジ42a と、口頸部上端面とで挟持される。図示例では
その内向きフランジ内端縁と筒部8に設けた上向き段部
へ係合させて筒部の上限としているが、公知のように他
の手段で行ってもよい。
【0047】本発明にあっては、筒部8と押下げヘッド
21との連結を次のように行っている。即ち、押下げヘッ
ド頂壁の中央部から、連結筒部135 を垂下し、該筒部の
下部を大内径部として該大内径部内へ筒部8の上部を抜
出し不能に嵌着させている。上記連結筒部は、ノズル孔
26と連通する筒孔136 をその筒部中心に有し、かつその
筒孔中心に該筒孔よりも小外径でかつ下端部に下向き段
部を周設するスプリング押え棒137 を垂下する。
【0048】又筒部8は、上部内面を大内径の弁室25と
して、該弁室底面中心に筒孔を開孔させて、吐出弁孔と
している。図示例では筒部上端を更に大内径として後述
弾性弁筒の外向きフランジを嵌着させている。筒部の上
部、つまり弁室形成周壁138の内外面および上端面には
通気路37としての溝を穿設する。
【0049】139 は弾性弁筒で、弾性筒140 上端に外向
きフランジ141 を有し、その外向きフランジを弁室形成
周壁上部に設けた大内径部内へ嵌合させて、対向する連
結筒部下面部分との間で挟持させ、かつ弾性筒を弁室形
成周壁内面へ圧接させることで、該弾性筒と上記通気路
排出口としての溝部分、つまり弁室形成周壁内面に穿設
した溝部分とで排気弁35を形成している。
【0050】排出弁孔上へは玉弁142 を載置し、該玉弁
をコイルスプリング143 で吐出弁孔周縁へ圧接させ、閉
塞させている。コイルスプリング上端は、図示例におい
て、既述スプリング押え棒下端の下向き段部へ上面を係
合させて、その押え棒下端へ嵌合させている。
【0051】押下げヘッド21の外周からは外周壁23を垂
下し、既述筒部8と、連結筒部135と、押下げヘッドの
頂壁と、上記外周壁23とが形成する下面開口の空間下部
を閉塞部で閉塞して上記空間をエアポンプ室52としてい
る。
【0052】上記閉塞部は、既述図1から図7が示す第
1実施形態の閉塞部とほぼ同様に設けたもので、第9シ
ール筒と可動筒体とで形成している。第9シール筒151
は外周部を高く設けた鍔状板152 下面から縦筒153 を垂
設し、縦筒中間部から、該縦筒外方へ突出する鍔状板外
周部の下面外端まで、適当数の通気溝154 を穿設してい
る。その縦筒153 を、容器体口頸部外面へ嵌合させた装
着筒41の上端部外面へ嵌合固着させ、鍔状板内周部を筒
部8外面へ気密に、かつ摺動自在に嵌合させる。尚装着
筒41はその上部を上向き段部を小外径化しているが、こ
れは筒部8と外周壁23との間隙を比較的狭く形成してい
るためで、広くすることで上記小外径化は不要となる。
【0053】可動筒体58は、第1実施形態の場合と同様
に形成している。即ち短筒60内面から上内方へ突出する
内向きフランジ状壁61を上記縦筒の外面へ気密に、かつ
摺動自在に嵌合させ、又短筒60外面に付設した外向きフ
ランジ状壁62を押下げヘッドの外周壁下部内面へ気密
に、かつ摺動自在に圧接させる。外周壁に対する外向き
フランジ状壁62の摩擦抵抗を縦筒153 に対する内向きフ
ランジ状壁61の摩擦抵抗よりも大とする。押下げヘッド
下降により可動筒体58は、短筒60が装着筒41外面に付設
したストッパ155 に接するまで共に下降して図16が示
すように内向きフランジ状壁61上端が通気溝154 を有し
ない縦筒153 の下方部分まで移動して、以後可動筒体に
対して外周壁23だけが下降して図16が示すように内向
きフランジ状壁61上端が通気溝154 を有しない縦筒153
の下方部分まで移動して、以後可動筒体に対して外周壁
23だけが下降し、又押下げヘッド上昇時には、始め外周
壁23と共に可動筒体58は上昇するが、該可動筒体一部が
第9シール筒151 の鍔状板152 の外周部に接すると停止
し、以後外周壁23だけが上昇する。該可動筒体上限位置
において通気溝154 を有する縦筒部分外面へ内向きフラ
ンジ状壁61上端が位置し、又押下げヘッド上昇でエアポ
ンプ室52は容積を拡大するから、該室内負圧化で外気が
通気溝を通ってエアポンプ室内へ流入してその負圧状態
を解消する。
【0054】図17から図19は第8実施形態を示す。
液体噴出器の一般的構造および筒体と押下げヘッドとの
連結、蓄圧式吐出弁および排気弁の構造、通気路等に関
しては第7実施形態の場合と同様であり、エアポンプ室
52下面の閉塞および外気吸入弁において異る。よって第
7実施形態と同一部分については同一符号を付すること
で説明を省略し、異る部分について説明する。
【0055】装着筒41はその下端から外向きフランジを
介して押下げヘッドの外周壁23よりも大内径の起立筒16
1 を起立し、該起立筒上部内へ外周壁を遊挿している。
そしてその外周壁下部と起立筒上部との間を、図11が
示す第5実施形態の場合と同様に、ストッパリング106
と第8シール筒102 とで外気吸入弁51を形成させて閉塞
している。該部分に関しては、図11の外周筒44を図1
7の起立筒161 に代え、又図11のフランジ状壁109 を
縦筒108 から上外方へ突出させた点において異り、その
他部分については第5実施形態の場合と同じである。よ
ってこの場合も第5実施形態と同一部分については同一
名称、同一符号を用いることで説明を省略する。
【0056】装着筒41の上端部に付設したは内向きフラ
ンジ42a の内周縁からは、斜上内方へ弾性筒42b を起立
し、該弾性筒上端を筒部8外面へ気密にかつ摺動自在に
圧接する。尚該内向きフランジ42a の内周縁は第7実施
形態の場合と同様、筒部8に設けた上向き段部上面へ係
合させることで、作動部材の上限としている。
【0057】第2実施形態から第8実施形態までの場合
も、ノズル孔内面に付着する液体を第1実施形態の場合
と同様に除去する。
【0058】即ち、吐出弁16が閉じて弁室25内への高圧
液体流入が停止すると同時に、弾性筒先端部を弁座筒14
ないし弁室形成周壁138 内面へ押付けていた弁室内の液
体による高圧状態が解消することとなり、すると室内狭
少化により圧縮されて高圧化しているエアポンプ室52内
空気は、上記弾性筒33を外面側から押圧して弁座筒14等
から離す、つまり排気弁35が開くこととなり、すると排
気弁35を通って弁室25内へ入った圧縮空気は更に液体吐
出路27、ノズル孔26を通って噴出し、該噴出時にそのノ
ズル孔内面等に付着していた液体も共に外方へ噴出する
ものである。
【0059】
【発明の効果】本発明は既述構成としたから次のような
効果を有する。既述構成の蓄圧式液体噴出器において、
筒部8と、押下げヘッドの頂壁22と、該頂壁外周から垂
下する外周壁23等が形成する下面開口空間の下方を、容
器体に対して固定させて設けた閉塞部で該閉塞部に対す
る作動部材の摺動が可能に、かつ気密に閉塞し、又上記
空間一部に外気吸入弁51を、又吐出弁の弁室と上記空間
とを連通する通気路37を、更に一端部を固着させて弁室
内周面へ圧接させた弾性筒140 の外面一部を、通気路末
端が形成する排気口へ弾性圧接させて排気弁35を、それ
ぞれ設けて上記空間をエアポンプ室52に形成したから、
押下げヘッド押下げによりシリンダ内が高圧化して吐出
弁16が開き、高圧液体が弁室25内を通りノズル孔26から
噴出する間は、その弁室内に高圧液体が充満して弾性筒
33を弁室内周面へ押圧し、よってエアポンプ室内も高圧
化するに拘らず排気弁35は閉塞状態を保つこととなり、
吐出液体減少により吐出弁16が閉塞して、弁室内の液体
圧低下と同時に排気弁35が開いてエアポンプ室内の高圧
空気が弁室内へ入り、かつ液体吐出路27を通ってノズル
孔から噴出することとなるから、該高圧気体が液体噴出
路内に残る付着液体を吹き飛ばすこととなり、よってそ
の付着液体乾燥によるノズル孔の目塞りを防止すること
となる。
【0060】作動部材28を請求項2記載のように形成す
ることで、大小両シリンダ等が形成する加圧室内の液体
圧を高くし、かつ吐出弁の開閉を確実とすることが出
来、よって吐出弁開閉の前後における弁室内の液体圧の
変化を大とすることが出来、従って排気弁を確実に開放
させることが出来る。
【0061】請求項3のように中央部12c から弁座筒14
を弁室下部内へ起立し、弾性弁筒34の弾性筒33と基筒部
31とを弁座筒内外面へ嵌合させる等して、排気弁を形成
することで、その排気弁の形成が容易である。
【0062】請求項4から請求項9のようにそれぞれエ
アポンプ室下面を閉塞すると共に外気吸入弁51を形成す
ることで、その下面閉塞と外気吸入弁の形成および開閉
を確実とすることが出来、図8、図12のように押下げ
ヘッドの外周壁23を内外二重の周壁とすることで、その
外周壁の剛性を高めてその内面を真円に保つことが容易
となり、よってエアポンプ室下面を閉塞する閉塞部との
シール性を高めることが出来る。
【0063】作動部材の筒部8と押下げヘッド21とを、
押下げヘッド頂壁から垂下する連結筒部135 の下部内へ
筒部の上部を嵌着させて連結すると共に、吐出弁16を筒
部の上部内面を大内径の弁室に形成し、該弁室底面に開
孔する弁孔へ玉弁142 をスプリングにより圧接させて設
けることで該吐出弁構造を簡易化でき、又弁室25、通気
路37、排気弁35等の形成も容易となる。
【0064】容器体口頸部外面に嵌合させた装着筒41下
端から外向きフランジを介して起立する起立筒161 の上
部内へ押下げヘッド外周壁23の下部を遊挿させ、該外周
壁の下部外面に第8シール筒102 を、小ストローク上下
動可能に嵌合させて外気吸入弁51を形成することで、液
体吐出容器の大きさに比してエアポンプ室の容量を大と
することが出来、又圧縮比も高めることが出来、よって
排出風量も大とすることが出来、従って又液体排出路27
およびノズル孔等の内面に残る付着液体の吹き飛ばしの
効果を高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器の縦断面図である。
【図2】 図1容器の押下げヘッドを押下げて示す縦断
面図である。
【図3】 図2要部の拡大断面図である。
【図4】 図2容器の噴霧終了で吐出弁が閉じた後、排
気弁が開いてエアポンプ室内高圧空気が噴出している状
態を示す縦断面図である。
【図5】 図4の要部拡大断面図である。
【図6】 図4のエアポンプ室内高圧空気噴出終了後、
押下げヘッド上昇により外気吸入弁が開いてエアポンプ
室内に空気が流入している状態を示す、縦断面図であ
る。
【図7】 図6要部の拡大断面図である。
【図8】 第2実施形態で示す、本発明容器要部の拡大
断面図である。
【図9】 第3実施形態で示す、本発明容器要部の拡大
断面図である。
【図10】 第4実施形態で示す、本発明容器要部の拡
大断面図である。
【図11】 第5実施形態で示す、本発明容器要部の拡
大断面図である。
【図12】 第6実施形態で示す、本発明容器要部の拡
大断面図である。
【図13】 第7実施形態で示す、本発明容器の縦断面
図である。
【図14】 図13要部の拡大断面図である。
【図15】 外気吸入弁開弁状態で示す、図13要部の
拡大断面図である。
【図16】 外気吸入弁閉弁状態で示す、図13要部の
拡大断面図である。
【図17】 第8実施形態で示す、本発明容器の断面図
である。
【図18】 外気吸入弁開弁状態で示す、図17要部の
拡大断面図である。
【図19】 外気吸入弁閉弁状態で示す、図17要部の
拡大断面図である。
【図20】 従来例液体噴出容器の断面図である。
【符号の説明】
2…シリンダ 8…筒部 11…大径シリンダ 12b …第1嵌合筒部 15…第3嵌合筒部 24…第2嵌合筒部 25…弁室 34…弾性弁筒 51…外気吸入弁 52…エアポンプ室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 當麻 徹 東京都江東区大島3の2の6 株式会社吉 野工業所内 (72)発明者 角田 義幸 東京都江東区大島3の2の6 株式会社吉 野工業所内 (72)発明者 後藤 孝之 東京都江東区大島3の2の6 株式会社吉 野工業所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部内面に吸込み弁4を有するシリンダ
    2を容器体内へ垂下すると共に、該シリンダ内から、筒
    部8上端にノズル孔付き押下げヘッド21を付設して設け
    た、弾性閉塞された吐出弁16付きの作動部材28を上方付
    勢させて起立し、更にシリンダを容器体に対して固定
    し、又作動部材一部と係合して該作動部材の上限を定め
    る手段付き部材を容器体口頸部へ直接ないし間接に付設
    した蓄圧式液体噴出容器において、 上記筒部8と、押下げヘッドの頂壁と、該頂壁外周から
    垂下する外周壁23とが形成する下面開口空間下方を、容
    器体に対して直接ないし間接に付設した単数ないし複数
    の閉塞部で、該閉塞部に対する作動部材28の摺動が可能
    に、かつ気密に閉塞すると共に、 上記空間一部に外気吸入弁51を、又吐出弁を有する弁室
    内に排気口を開口させて、上記空間内と弁室とを連通す
    る通気路37を、更に一端部を固着させて弁室内周面へ圧
    接させた弾性筒33の外面一部を上記排気口へ弾性圧接さ
    せる排気弁35を、それぞれ設けて、上記空間をエアポン
    プ室52に形成したことを特徴とする蓄圧式液体噴出容
    器。
  2. 【請求項2】 シリンダを小径シリンダ2とすると共に
    該小径シリンダ内から起立する筒部8を、筒部材8a
    と、押下げヘッドから筒状連結部36を介して垂下する大
    径シリンダ部材38とで、 上記筒部材8aは、筒部下端を小径筒状ピストン7に、筒
    部上端は大径筒状ピストン6とし、かつ大径筒状ピスト
    ン上面から吐出弁体9を起立して、又大径シリンダ部材
    38は、外周部12a 内縁から起立する第1嵌合筒部12b 上
    面を中央板部12c で閉塞して設けた筒状頂部外周から大
    径シリンダ11を垂下して、それぞれ形成しておくこと
    で、 上記筒状頂部内へ吐出弁体9を、かつ大径シリンダ内へ
    大径筒状ピストン6を、それぞれ嵌合させて設け、 吐出弁16は、中央板部12c に穿設した吐出弁孔13へ吐出
    弁体9を圧接させて形成し、 上記大径シリンダ11を、容器体口頸部外面へ嵌合させた
    装着筒41から内向きフランジを介して起立する上部小内
    径の保持筒部43内へ、小内径部下面を上限として上下方
    向への摺動が自在に嵌合させたことを特徴とする、請求
    項1記載の蓄圧式液体噴出容器。
  3. 【請求項3】 押下げヘッド頂壁の中央部から垂下させ
    た第2嵌合筒部24を、上記第1嵌合筒部12b の外面へ嵌
    合させてこれ等両筒部を、筒状連結部36の少くとも一部
    となし、 又第2嵌合筒部24が囲むキャップ頂壁部分を弁室25とし
    て、該弁室下部内へ、吐出弁孔13を囲んで中央板部12c
    から弁座筒14を起立し、 基筒部31上端から内向きフランジ32を介して弾性筒33を
    垂下する弾性弁筒34を設けて、弁座筒14内外面へ弾性筒
    33と基筒部31とを嵌合させると共に基筒部外面を弁室25
    の下部内面へ水密に圧接させ、 通気路37の下流部を、第1嵌合筒部12b と第2嵌合筒部
    24との間、および弁座筒14と弾性弁筒34との間に設け
    て、排気口を弁座筒14内面に設けたことを特徴とする請
    求項2記載の蓄圧式液体噴出容器。
  4. 【請求項4】 大径シリンダを上方延長させて設けた第
    3嵌合筒部15を第2嵌合筒部24外面へ嵌合させ、該第3
    嵌合筒上端と押下げヘッド頂壁の下面との間にエアポン
    プ室52と弁室25とを連通する通気路37の基端を開口させ
    ると共に、 エアポンプ室下面を閉塞する閉塞部を、保持筒部43の上
    部外面へ嵌着させた縦筒54上端から、上内方へ突出する
    弾性テーパ状筒55上端を上記第3嵌合筒部15の下部外面
    へ気密にかつ摺動自在に嵌合させると共に、縦筒上端に
    外向きフランジ56を付設して、縦筒の中間部外面から外
    向きフランジ下面外端まで適当数の通気溝57を穿設した
    第1シール筒53と、保持筒部外面へ付設したストッパ59
    上へ短筒60を載置し、該短筒内面から突出した内向きフ
    ランジ状壁61の内端面を、上記通気溝57下方の縦筒部分
    外面へ気密に、かつ摺動自在に嵌合させると共に、上記
    短筒60から外方へ突設した外向きフランジ状壁62外端面
    を、押下げヘッド外周壁23の下部内面へ気密に、かつ摺
    動自在に圧接させて、上記縦筒下部外周面に対する内向
    きフランジ状壁の摩擦抵抗よりも外周壁23に対する外向
    きフランジ状壁の摩擦抵抗が大とした可動筒体58とで形
    成し、 外気吸入弁51は、可動筒体58が第1シール筒53に対して
    上限まで上昇したとき、上記通気溝57を有する縦筒54の
    上部側方へ内向きフランジ状壁61内端が位置して、この
    とき通気溝57が可動筒体上方の空間と下方の空間とを連
    通可能として設けたことを特徴とする、請求項2又は3
    記載の蓄圧式液体噴出容器。
  5. 【請求項5】 第2頂壁72外周から第2外周壁73を垂下
    する有頂筒体71を、第2頂壁中央部に穿設した挿通孔74
    内へ第2嵌合筒部24を挿通させて押下げヘッド21内へ嵌
    着させて、外周壁23と第2外周壁73との間、および頂壁
    22と第2頂壁72との間とに連続する外気流入路76を形成
    させ、 又第2頂壁72下方の第2嵌合筒部24部分外面に嵌着させ
    た基筒部77上端の弾性外向きフランジ状壁78上面で、上
    記外気流入路と連通する弁孔75下面を閉塞させて外気吸
    入弁51を形成し、 更に大径シリンダ筒状頂部の外周部から、第2嵌合筒部
    外面へ嵌着させて第3嵌合筒部15を起立して、該第3嵌
    合筒部上端と基筒部77下面との間に通気路37を開口さ
    せ、 エアポンプ室下面閉塞の閉塞部は、保持筒部43の上部外
    面に嵌着させた第2縦筒80上端から、上内方へ突出する
    弾性テーパ状筒81上端を上記第3嵌合筒部15の下部外面
    へ気密にかつ摺動自在に嵌合させると共に、該第2縦筒
    から外方へ突出させた外向きフランジ状壁82外面を上記
    第2外周壁73の下部内面へ気密に、かつ摺動自在に圧接
    する第2シール筒79で形成したことを特徴とする請求項
    2又は3記載の蓄圧式液体噴出容器。
  6. 【請求項6】 小径シリンダ2上端に外向きフランジ3
    を付設して、該外向きフランジを、容器体口頸部上端面
    と装着筒41の内向きフランジ42とで挟持させ、かつ外向
    きフランジ上面へ径方向の通気溝3aを穿設して該通気溝
    を、容器体口頸部外面と該口頸部外面へ嵌合させた装着
    筒下半部内面との間隙を介して外気と連通させ、 又装着筒41の内向きフランジ42外周から押下げヘッドの
    外周壁よりも大内径の外周筒44を起立すると共に、内向
    きフランジ42下面に通気溝83a を周設し、かつ該通気溝
    上方の内向きフランジ部分に適当数の通気孔84を穿設
    し、該通気孔を、上記外周筒44内面ないし保持筒部43の
    外面に嵌着させた基筒部85下端に付設した弾性フランジ
    86で密閉してそれ等通気孔84と弾性フランジ86とで外気
    吸入弁51を形成し、 更に大径シリンダ11の下部外面に第3シール筒87を、か
    つ押下げヘッドの外周壁23下部に第4シール筒88を、そ
    れぞれ付設して、第3シール筒外面を保持筒部43の上部
    内面へ、かつ第4シール筒下部外面を外周筒44の上部内
    面へ、それぞれ気密に、かつ摺動自在に圧接させ、 更に又筒状連結部36外径を、保持筒部43の上端部内径と
    同径ないし小径に形成したことを特徴とする、請求項2
    又は3記載の蓄圧式液体噴出容器。
  7. 【請求項7】 装着筒41の内向きフランジ42外周から押
    下げヘッド外周壁よりも大内径の外周筒44を起立し、 大径シリンダ11の下部外面に第5シール筒91を、かつ押
    下げヘッドの外周壁23下部に第6シール筒92を、それぞ
    れ付設して、第5シール筒外面を保持筒部43の上部内面
    へ、かつ第6シール筒の下部外面を外周筒44の上部内面
    へ、それぞれ気密にかつ摺動自在に圧接させ、 又押下げヘッド外周壁23の下方一部に通気孔93を穿設す
    ると共に、上記第6シール筒を上方へ突出して弾性弁板
    92a となし、該弁板で通気孔内面を閉塞させて外気吸入
    弁51とし、 更に筒状連結部36外径を保持筒の上端部内径と同径ない
    し小径としたことを特徴とする、請求項2又は3記載の
    蓄圧式液体噴出容器。
  8. 【請求項8】 筒状連結部36外径と同外径ないし大外径
    に設けた大径シリンダ11の下部外面に第7シール筒101
    を付設して、保持筒部43の上部内面へ気密に、かつ摺動
    自在に圧接させ、 又装着筒41の内向きフランジ42外周から外周筒44を、該
    外周筒上部内へ押下げヘッドの外周壁23下部を遊挿させ
    て起立し、 外周壁下部を下向き段部103 を介して小外径部104 とす
    ると共に、該小外径部の下端部外面に適当数の通気用縦
    溝105 を設け、かつ外周壁23の下部内面にストッパリン
    グ106 上部を嵌着させて、該リングの下部外面から、小
    外径部下端面に接して複数の係合突子107 を突出して、
    これ等係合突子外端を小外径部外面よりも外方へ位置さ
    せておき、 更に小外径部外面と保持筒内面との間へ上下動可能に第
    8シール筒102 を設けて、該第8シール筒の縦筒108 内
    面から、小外径部外面へ気密に接して摺動可能なフラン
    ジ状壁109 を突出して、該フランジ状壁の内端部下面を
    係合突子107 の外端部上面へ係合させると共に、フラン
    ジ状壁の内端面を縦溝105 下部を有する小外径部分外面
    へ嵌合させ、 又縦筒外面に付設した摺接部110 外面を外周筒44の上部
    内面へ気密に、かつ摺動自在に圧接させて、小外径部10
    4 外面に対するフランジ状壁の摩擦抵抗よりも外周筒44
    に対する摺接部110 の摩擦抵抗を大としたことを特徴と
    する、請求項2又は3記載の蓄圧式液体噴出容器。
  9. 【請求項9】 大径シリンダを上方延長させて設けた第
    3嵌合筒部15を第2嵌合筒部24外面へ嵌合させ、該第3
    嵌合筒部上端と押下げヘッド頂壁の下面との間にエアポ
    ンプ室52と弁室25とを連通する通気路37の基端を開口さ
    せると共に、 保持筒部43の中間部外面を大径の弁座面122 に、保持筒
    部上部を内向きフランジを介して小径部123 に、上記内
    向きフランジ部分外面を中径部124 にそれぞれ形成し
    て、内向きフランジ下面へ大径シリンダ11下端の大外径
    部上面を係合させ、 上記小径部123 外面へ嵌着させた縦筒126 上端から上内
    方へ突出する弾性テーパ状筒127 上端を、上記第3嵌合
    筒部15の下部外面へ気密に、かつ摺動自在に嵌合させる
    と共に、縦筒126 外面から適当数の係合板128 を放射状
    に突出する第9シール筒125 を設け、 又押下げヘッド外周壁23の下部内面へ気密にかつ摺動可
    能に圧接させたシール用短筒132 から連続筒部133 を垂
    下し、該筒部の下部内面から上内方へ突出した弾性テー
    パ状筒134 の上端面を、上記各係合板128 の下面へ当接
    した摺動筒体131 を設け、 上記第9シール筒125 と摺動筒体131 とでエアポンプ室
    52下面を閉塞して、上記係合板128 よりも下方の摺動筒
    体部分と保持筒部部分との間、および係合板128 間の各
    間隙をエアポンプ室52内への外気流入路となし、 押下げヘッドの押下げにより、摺動筒体131 の連続筒部
    133 下端面が装着筒の内向きフランジ42上面へ接したと
    き摺動筒体の弾性テーパ状筒134 が弁座面122外面へ気
    密に嵌合可能となし、又シール用短筒132 と押下げヘッ
    ド外周壁23との摩擦抵抗を、弾性テーパ状筒134 上端と
    弁座面122 との摩擦抵抗よりも大として、弁座面122 お
    よび中径部124 と、摺動筒体の弾性テーパ状筒134 上端
    とで外気吸入弁51を形成したことを特徴とする請求項2
    又は3記載の蓄圧式液体噴出容器。
  10. 【請求項10】 底部内面に吸込み弁4を有するシリン
    ダ2を容器体内へ垂下すると共に、該シリンダ内から、
    筒部8上端にノズル孔付き押下げヘッド21を付設して設
    けた、弾性閉塞された吐出弁16付きの作動部材28を上方
    付勢させて起立し、更にシリンダを容器体に対して固定
    し、又作動部材一部と係合して該作動部材の上限を定め
    る手段付き部材を容器体口頸部へ直接ないし間接に付設
    した蓄圧式液体噴出容器において、 上記筒部8と、押下げヘッドの頂壁と、該頂壁外周から
    垂下する外周壁23とが形成する下面開口空間下方を、容
    器体に対して直接ないし間接に付設した単数ないし複数
    の閉塞部で、該閉塞部に対する作動部材28の摺動が可能
    に、かつ気密に閉塞すると共に、 上記空間一部に外気吸入弁51を、又吐出弁を有する弁室
    内に排気口を開口させて、上記空間内と弁室とを連通す
    る通気路37を、更に一端部を固着させて弁室内周面へ圧
    接させた弾性筒33の外面一部を、上記排気口へ弾性圧接
    させた排気弁35を、それぞれ設けて、上記空間をエアポ
    ンプ室52に形成し、 又上記筒部8と押下げヘッド21とを、ノズル孔と連通し
    て押下げヘッド頂壁の中央部から垂下する連結筒部135
    の下部を大内径部として、該大内径部内へ筒部上端を嵌
    着させて連結すると共に、 吐出弁16は、筒部8の上部内面を大内径の弁室25とし
    て、該弁室底面中央に開孔する吐出弁孔をスプリング14
    3 で下方付勢された玉弁142 で閉塞させて設け、 排気弁35は、上記筒部上部が形成する弁室形成周壁138
    の内外両面および上面へ通気路37としての溝を穿設する
    と共に、その筒部上端面と該上端面と対向する連結筒部
    135 の下面部分との間に挟持させた外向きフランジ141
    内周から弾性筒140 を垂下する弾性弁筒34を設けて、そ
    の弾性筒で上記弁室形成周壁上部内面の溝部分を弾性閉
    塞させて設けたことを特徴とする蓄圧式液体噴出容器。
  11. 【請求項11】 底部内面に吸込み弁4を有するシリン
    ダ2を容器体内へ垂下すると共に、該シリンダ内から、
    筒部8上端にノズル孔付き押下げヘッド21を付設して設
    けた、弾性閉塞された吐出弁16付きの作動部材28を上方
    付勢させて起立し、更にシリンダを容器体に対して固定
    し、又作動部材一部と係合して該作動部材の上限を定め
    る手段付き部材を容器体口頸部へ直接ないし間接に付設
    した蓄圧式液体噴出容器において、 上記筒部8と、押下げヘッドの頂壁と、該頂壁外周から
    垂下する外周壁23とが形成する下面開口空間下方を、容
    器体に対して直接ないし間接に付設した単数ないし複数
    の閉塞部で、該閉塞部に対する作動部材28の摺動が可能
    に、かつ気密に閉塞すると共に、 上記空間一部に外気吸入弁51を、又吐出弁を有する弁室
    内に排気口を開口させて、上記空間内と弁室とを連通す
    る通気路37を、更に一端部を固着させて弁室内周面へ圧
    接させた弾性筒33の外面一部を、上記排気口へ弾性圧接
    させた排気弁35を、それぞれ設けて、上記空間をエアポ
    ンプ室52に形成し、 又容器体口頸部外面へ嵌合させた装着筒41の上部外面
    へ、鍔状板152 下面から垂下する縦筒153 を嵌着させ
    て、鍔状板内周部を筒部8の外面へ気密にかつ摺動自在
    に当接させると共に、縦筒153 の中間部から、該縦筒上
    端から外方へ突出する鍔状板外周部の下面外端まで、適
    当数の通気溝154 を穿設した第9シール筒151 を設け、 又短筒60の内面から上内方へ突出する内向きフランジ状
    壁61を、上記縦筒153の外面へ気密にかつ摺動自在に嵌
    合させると共に、短筒60外面に付設した外向きフランジ
    状壁62を押下げヘッドの外周壁23下部内面へ気密にかつ
    摺動自在に圧接させた可動筒体58を設け、 縦筒153 に対する内向きフランジ状壁61の摩擦抵抗より
    も、外周壁23に対する外向きフランジ状壁62の摩擦抵抗
    を大として、外周壁23と共にする下降で可動筒体58が第
    9シール筒151 に対して下限まで下降したときは、弾性
    筒上端が通気溝を有しない縦筒下方部分外面に接すると
    共に、上限まで上昇したときは、弾性筒上端が通気溝15
    4 を有する縦筒上方部分外面へ移動可能として、上記第
    9シール筒151 と可動筒体58とで、エアポンプ室下面を
    閉塞する、外気吸入弁付きの閉塞部を形成したことを特
    徴とする蓄圧式液体噴出容器。
  12. 【請求項12】 底部内面に吸込み弁4を有するシリン
    ダ2を容器体内へ垂下すると共に、該シリンダ内から、
    筒部8上端にノズル孔付き押下げヘッド21を付設して設
    けた、弾性閉塞された吐出弁16付きの作動部材28を上方
    付勢させて起立し、更にシリンダを容器体に対して固定
    し、又作動部材一部と係合して該作動部材の上限を定め
    る手段付き部材を容器体口頸部へ直接ないし間接に付設
    した蓄圧式液体噴出容器において、 上記筒部8と、押下げヘッドの頂壁と、該頂壁外周から
    垂下する外周壁23とが形成する下面開口空間下方を、容
    器体に対して直接ないし間接に付設した単数ないし複数
    の閉塞部で、該閉塞部に対する作動部材28の摺動が可能
    に、かつ気密に閉塞すると共に、 上記空間一部に外気吸入弁51を、又吐出弁を有する弁室
    内に排気口を開口させて、上記空間内と弁室とを連通す
    る通気路37を、更に一端部を固着させて弁室内周面へ圧
    接させた弾性筒33の外面一部を、上記排気口へ弾性圧接
    させた排気弁35を、それぞれ設けて、上記空間をエアポ
    ンプ室52に形成し、 容器体口頸部外面へ嵌合させた装着筒41上端から内向き
    フランジ42a を突出して該内向きフランジの内周を筒部
    8の外面へ気密にかつ摺動自在に当接させると共に、装
    着筒41下端から外向きフランジを介して起立する起立筒
    161 の上部内へ、押下げヘッド外周壁23の下部を遊挿さ
    せ、 外周壁23下部を下向き段部103 を介して小外径部104 と
    すると共に該小外径部の下端部外面に適当数の通気用縦
    溝105 を設け、かつ外周壁23の下部内面に装着筒41外径
    よりも大内径のストッパリング106 上部を嵌着させて、
    該リングの下部外面から小外径部下端面に接して複数の
    係合突子107 を突出して、これ等係合突子外端を小外径
    部外面よりも外方へ突出させておき、 更に小外径部外面と起立筒内面との間へ上下動可能に第
    8シール筒102 を設けて、該第8シール筒の縦筒108 内
    面から、小外径部外面へ気密に接して摺動可能なフラン
    ジ状壁109 を突出して、該フランジ状壁の内端部下面を
    係合突子107 の外端部上面へ係合させると共に、フラン
    ジ状壁の内端面を縦溝105 を有する小外径部分の下部外
    面へ嵌合させ、 又縦筒外面に付設した摺接部110 外面を外周筒44の上部
    内面へ気密に、かつ摺動自在に圧接させて、小外径部10
    4 外面に対するフランジ状壁の摩擦抵抗よりも外周筒44
    に対する摺接部110 の摩擦抵抗を大とし、 上記内向きフランジ42a および起立筒161 付きの装着筒
    41と、ストッパリング106 と、第8シール筒102 とで外
    気吸入弁付きの閉塞部を形成したことを特徴とする蓄圧
    式液体噴出容器。
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