JP7236960B2 - 吐出容器 - Google Patents
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Description
この吐出容器では、押下ヘッドをステムとともに押下すると、液用ピストンおよび空気用ピストンも下降することで、液用シリンダから内容液が、空気用シリンダから空気が、それぞれ気液混合室に供給され、内容液が空気と混合されて発泡し、泡が吐出孔から吐出される。
すなわち、栓部材の閉塞部が、空気用シリンダの圧逃がし孔を閉塞している場合、押下ヘッドをステムとともに押下して、空気用ピストンおよび液用ピストンを下降させると、空気用シリンダ内のうち、空気用ピストンより下方に位置する下室の空気が圧縮されて、気液混合室に供給されるとともに、液用シリンダ内の内容液が圧縮されて気液混合室に供給される。これにより、気液混合室で内容液と空気とが混合され、発泡した内容液が吐出孔から吐出される。
一方、閉塞部が圧逃がし孔を開放している場合、押下ヘッドをステムとともに押下して、空気用ピストンおよび液用ピストンを下降させると、空気用シリンダの下室の空気が、圧逃がし孔から容器本体内に流出して圧縮されず、気液混合室に供給されないことから、液用シリンダからの内容液が、気液混合室を通過して液体のまま吐出孔から吐出される。
栓部材が、容器本体の内側に設けられることから、外観を現行同等に維持することができる。
装着キャップが、口部に螺着されていることから、装着キャップを口部に対して上昇させ、圧逃がし孔を閉塞部から離間させて開放した状態で、装着キャップの雌ねじ部と口部の雄ねじ部とを、上下方向で互いに当接させておくことが可能になり、押下ヘッドを押下したときに、装着キャップが口部に対してぐらつくのを抑制することができる。
液用ピストンが上方に向けて復元移動する過程で、容器本体内の内容液が液用シリンダに供給されたときに、空気が、装着キャップの天壁部の内周面とステムの外周面との間、上室、並びに横孔を通して容器本体内に供給されることで、容器本体内が負圧になるのを防ぐ。
本実施形態の吐出容器1は、図1に示されるように、内容液が収容される有底筒状の容器本体2と、ステム12を有するポンプ13と、ステム12に装着された押下ヘッド14と、ポンプ13を容器本体2の口部3に装着する装着キャップ11と、を備えている。
軸線Oが延びる方向に沿って、容器本体2の底部2aから押下ヘッド14へ向かう方向を上方といい、押下ヘッド14から容器本体2の底部2aへ向かう方向を下方といい、軸線Oが延びる方向を上下方向という。
上下方向から見て、軸線Oに交差する方向を径方向といい、軸線O回りに周回する方向を周方向という。
なお、装着キャップ11および口部3に規制部を設けなくてもよい。装着キャップ11は、口部3に対して移動可能に例えばアンダーカット嵌合されてもよい。
2つの表示部52、53は、周方向の位置を互いに異ならせて設けられている。図示の例では、2つの表示部52、53は、軸線Oを中心に所定角度(本実施形態では約180°)離れている。2つの表示部52、53のうちのいずれか一方の表示部52は、図2に示されるように、「泡」の文字と、径方向外側から見て、上方に向けて尖る三角形状を呈する図形と、により構成され、装着キャップ11の指示部56と周方向の位置が一致したときに、内容液が発泡された状態で吐出されることを使用者に認識させ、いずれか他方の表示部53は、図4に示されるように、「液」の文字と、径方向外側から見て、上方に向けて尖る三角形状を呈する図形と、により構成され、装着キャップ11の指示部56と周方向の位置が一致したときに、内容液が液体の状態で吐出されることを使用者に認識させる。
装着キャップ11および口部3それぞれの前記規制部は、装着キャップ11の指示部56が、他方の表示部53を指したときに、互いが係合するように構成されている。
連結部21は、周方向に間隔をあけて複数設けられている。
栓部材15は、環状にされた底壁部29を有する有底筒状に形成され、軸線Oと同軸に配設されている。
装着キャップ11を、再度、周方向のうち、口部3に対して締める方向に回転させ、指示部56により、図2に示されるように、容器本体2の胴部2bの外周面に設けられた2つの表示部52、53のうちの一方の表示部52を指示させると、圧逃がし孔16は、元の通り閉塞部51により閉塞される。
すなわち、装着キャップ11は、閉塞部51が圧逃がし孔16を開閉するように、口部3に移動可能に設けられている。
なお、栓部材15およびポンプ13を個別に口部3に装着してもよい。装着キャップ11および空気用シリンダ24を、口部3および栓部材15に対して上下動させず周方向に回転させるだけで、閉塞部51が圧逃がし孔16を開閉するようにしてもよい。
弁部材37の上端部は、中空の逆円錐状に形成され、液用ピストン23の小径部の上端部内に離反可能に当接した上部弁体39となっている。
弁部材37の下端部は、押下ヘッド14の押下時に、液用シリンダ25の下端部の内面に当接し、容器本体2内と液用シリンダ25内との連通を遮断する下部弁体40となっている。下部弁体40は、押下ヘッド14が上昇端位置に位置する待機時に、液用シリンダ25の下端部の内面から上方に離れている。
ステム12において、弁部材37より上方に位置する部分の内周面に、径方向内側に突出し周方向に延びる環状の台座部43が形成されている。図示の例では、台座部43は、ステム12において、フランジ部42より上方に位置する部分に設けられている。
ヘッド筒部63は、軸線Oと同軸に配設されている。ヘッド筒部63は、装着キャップ11のガイド筒18内に、上下動可能に挿入されている。
内筒部45の下端開口縁は、フランジ部42の上面に上方に向けて離反可能に当接している。内筒部45がフランジ部42に接触することにより、内筒部45の内周面とステム12の外周面との間が、下室49に対してシールされる。
またこの際、液用シリンダ25の下端開口が閉塞された状態で、液用ピストン23が、付勢部材36を圧縮変形させつつ、ステム12とともに下方移動する。これにより、液用ピストン23の小径部の上端部が、弁部材37の上部弁体39から下方に離れて、液用シリンダ25の内部とステム12の内部とが、液用ピストン23の内部を通して連通し、液用シリンダ25内の内容液が、台座部43内を上方に通過して逆止弁44を押上げつつ、気液混合室26に移送される。
この状態で、押下ヘッド14を押下すると、空気用シリンダ24の下室49の空気は、圧逃がし孔16から容器本体2内に流出して圧縮されず、気液混合室26に供給されない一方、液用シリンダ25内の内容液は、前述と同様に、ステム12、気液混合室26、発泡部材54、ヘッド筒部63、および吐出筒60の各内部を通過して、吐出孔70から液体のまま吐出される。
栓部材15が、容器本体2の内側に設けられることから、外観を現行同等に維持することができる。
装着キャップ11が、口部3に螺着されていることから、装着キャップ11を口部3に対して上昇させ、圧逃がし孔16を閉塞部51から離間させて開放した状態で、装着キャップ11の雌ねじ部と口部3の雄ねじ部とを、上下方向で互いに当接させておくことが可能になり、押下ヘッド14を押下したときに、装着キャップ11が口部3に対してぐらつくのを抑制することができる。
空気用シリンダ24は、装着キャップ11と一体に形成されてもよい。
2 容器本体
3 口部
11 装着キャップ
11a 天壁部
12 ステム
13 ポンプ
14 押下ヘッド
15 栓部材
16 圧逃がし孔
19a 横孔
22 空気用ピストン
23 液用ピストン
24 空気用シリンダ
25 液用シリンダ
26 気液混合室
48 上室
51 閉塞部
Claims (3)
- 内容液が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有するポンプと、
前記ステムの上端部に装着され、内容液の吐出孔が形成された押下ヘッドと、
前記ポンプを前記口部に装着する装着キャップと、を備え、
前記ポンプは、
前記ステムに連係する液用ピストンが内部に上下摺動自在に設けられた液用シリンダと、
前記ステムに連係する空気用ピストンが内部に上下摺動自在に設けられた空気用シリンダと、
前記液用シリンダから移送される内容液と前記空気用シリンダから移送される空気とを混合する気液混合室と、を備え、
前記空気用シリンダにおいて、前記空気用ピストンより下方に位置する部分に、前記容器本体内に向けて開口する圧逃がし孔が形成され、
前記口部に、前記圧逃がし孔を閉塞する閉塞部を有する栓部材が固定され、
前記空気用シリンダは、前記装着キャップに固定され、
前記装着キャップは、前記閉塞部が前記圧逃がし孔を開閉するように、前記口部に移動可能に設けられている、吐出容器。 - 前記装着キャップは、前記口部に螺着されている、請求項1に記載の吐出容器。
- 前記装着キャップは、環状の天壁部を有する有頂筒状に形成され、
前記天壁部の内側に前記ステムが挿通され、
前記空気用シリンダ内において、前記空気用ピストンより上方に位置する上室が、前記天壁部の内周面と前記ステムの外周面との間を通して外部に連通し、
前記空気用シリンダに、前記容器本体内に向けて開口し、かつ上昇端位置に位置する前記空気用ピストンに閉塞された横孔が形成されている、請求項1または2に記載の吐出容器。
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