JP2000309363A - スプーン付き容器 - Google Patents

スプーン付き容器

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JP2000309363A
JP2000309363A JP11120656A JP12065699A JP2000309363A JP 2000309363 A JP2000309363 A JP 2000309363A JP 11120656 A JP11120656 A JP 11120656A JP 12065699 A JP12065699 A JP 12065699A JP 2000309363 A JP2000309363 A JP 2000309363A
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spoon
container
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Kenichi Otani
憲一 大谷
Susumu Fujinami
進 藤波
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプーンを手を汚すことなく容易に取り出し
て使用することができ、また組み立てることなく使用す
ることのできるスプーン付き容器を提供する。 【解決手段】 本発明のスプーン付き容器20は、粉粒
体を収納する容器本体21の上端開口部22を覆う開閉
蓋23に、スプーン24が取外し可能に設けられてい
る。開閉蓋23には、その表面を陥没させてスプーン収
容凹部28が形成され、このスプーン収容凹部28内に
スプーン24を収容する。開閉蓋23はパルプモールド
製であることが好ましく、容器本体21は、パルプモー
ルド中空成形体であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に収納された
粉粒体を取り出すスプーンを備えたスプーン付き容器に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】粉状洗
剤等の粉粒体とこの粉粒体を取り出すスプーンとを封入
してなるスプーン付き容器は周知である。かかるスプー
ン付き容器によれば、使用時に容器を開封した後、内部
からスプーンを取り出し、このスプーンを用いて適宜計
量しながら粉粒体を所定量取り出して使用する。
【0003】しかし、従来のスプーン付き容器によれ
ば、スプーンが粉粒体の中に埋没してしまい、場所がわ
からなくて取り出しにくくなったり、取り出す際に手が
汚れることになる。また、組み立て式スプーンが付いた
容器では、スプーンを組み立てる必要があると共に、組
み立てが外れる等の問題がある。
【0004】本発明は、スプーンを手を汚すことなく容
易に取り出して使用することができ、また組み立てるこ
となく使用することのできるスプーン付き容器を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、粉粒体を収納
する容器本体の上端開口部を覆う開閉蓋に、スプーンが
取外し可能に設けられているスプーン付き容器を提供す
ることにより、上記目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態に係る
スプーン付き容器20は、図1及び図2に示すように、
粉粒体として例えば粉状洗剤を収納する容器本体21の
上端開口部22を開閉する開閉蓋23に、スプーン24
を取外し可能に取り付けて構成されている。
【0007】容器本体21は、パルプモールド製の中空
成形体であって、この容器本体21は、特に粉状体や粒
状体の収容に好適な中空容器であり、その上部に上端開
口部22を有し、更に胴部3及び底部4を有している。
【0008】胴部3と底部4とは、曲面部5を介して連
設されており、これにより容器本体21の衝撃強度が高
められている。曲面部5の曲率は0.5mm以上、特に
5.0mm以上であることが、衝撃強度の向上及び乾燥
効率の向上や成形体の表面仕上等の点から好ましい。容
器本体21の横断面の形状は、容器本体21の高さ方向
に亘ってほぼ同じであり、四隅が丸みを帯びた矩形状と
なっている。これによっても容器本体21の落下強度が
高められている。この四隅の曲率は、曲面部5の場合と
同様の理由により、0.5mm以上、特に5.0mm以
上であることが好ましい。また、上記矩形の四辺は何れ
も外方にやや膨らんだ緩やかな曲線状となっている。胴
部3には、その全周に亘って連続した凹状部6が形成さ
れており、これによって容器本体21の把持性が高めら
れている。
【0009】胴部3を構成する前後壁の外面は、容器本
体21を側面方向から視たときに、容器本体21の高さ
方向に亘って直線をなすような形状となっている(但
し、凹状部6は除く)。同様に、胴部3を構成する左右
側の外面も、容器本体21を正面方向から視たときに、
容器本体21の高さ方向に亘って直線をなすような形状
となっている(同様に凹状部6は除く)。
【0010】底部4は、中央凹部7と、中央凹部7を取
り囲む連続したヒール部8とから構成されている。ヒー
ル部8の外面は、容器本体21の接地部となっている。
底部4がこのような構成を有していることによって、容
器本体21の載置安定性(いわゆる座り)が向上する。
【0011】容器本体21は、その外面及び内面が平滑
になされている。これにより、例えばその外面及び/又
は内面にプラスチック層や塗工層を形成する場合に密着
性が良好になり、また外面への印刷を容易に且つ綺麗に
行うことができる。更に、外観も一層良好となる。本明
細書において「平滑」とは、容器20の外面又は内面の
表面凹凸形状についての中心線平均粗さ(Ra)が50
μm以下で、且つ最大高さ(Ry)が500μm以下で
あることをいう。
【0012】容器本体21においては、図2に示すよう
に底部4の接地面Bと胴部3の側壁の外面とのなす角θ
が、前後壁及び左右壁の何れにおいても85°超、好ま
しくは89°以上となっており(図2では角θは略90
°)、また胴部3の高さh(図2参照)が50mm以
上、好ましくは100mm以上となっている。角θは、
90°超でもよい。尚、角θの測定対象となる胴部の側
壁の外面とは、容器本体21を正面方向又は側面方向か
ら視たときに、該側壁の外面において、容器本体21の
高さ方向に亘って直線をなす部分をいう。従って、上記
の角θの測定に際しては、胴部3に形成された凹状部6
の外面は測定対象とならない。
【0013】容器本体21は、その肉厚が、容器本体2
1の縦断面及び横断面の何れにおいても均一になされて
いる。特に、従来のパルプモールド中空成形体と異な
り、本実施形態の容器本体21には、胴部3、及び胴部
3と底部4との間に、貼り合わせによるつなぎ目及び肉
厚部が存在していない。これにより、成形体の強度が高
まると共に外観の印象が良好な容器となる。
【0014】容器本体21は、パルプを主原料として形
成されている。勿論パルプ100%から形成されていて
もよい。パルプに加えて他の材料を用いる場合には、他
の材料の配合量を1〜70重量%、特に5〜50重量%
とすることが好ましい。他の材料としてはタルクやカオ
リナイト等の無機物、ガラス繊維やカーボン繊維等の無
機繊維、ポリオレフィン等の合成樹脂の粉末又は繊維、
非木材又は植物質繊維、多糖類等が挙げられる。
【0015】上述の原料から形成された容器本体21に
おいては、その密度(即ち、容器本体21の肉部の密
度)を0.4〜2.0g/cm3 とすることで、容器本
体21の引張強度や圧縮強度等の機械的物性が満たさ
れ、中空容器としての適切な剛性をもった成形体にする
ことができる。容器本体21の密度を更に好ましくは
0.6〜1.5g/cm3 することで、その使用感を向
上させることができる。
【0016】また、容器本体21のJIS Z0208
に基づく透湿度を100g/(m2・24hr)以下にする
ことで、大気中の水分が吸収されにくくなり、中空容器
としての適切な剛性を保つことができ、内容物の品質が
水分の吸収によって損なわれることを効果的に防止する
ことができる。特に上記透湿度を50g/(m2 ・24h
r)以下にすることで、内容物の保存安定性が更に良く
なる。
【0017】容器本体21は、その引張強度が5MPa
以上であることが好ましい。ここでいう引張強度は、J
IS P 8113に準じ、容器本体21の任意の部分
から長さ140mm×幅15mmの測定片を切り出し、
引張試験機にチャック間距離100mmで装着させて、
引張速度20mm/minで引っ張ったときの破断強度
を意味する。但し、上記大きさの測定片が得られない成
形体では、測定片の大きさ等を適宜変更して測定する。
【0018】また、容器本体21は、その比圧縮強度が
100Nm2 /g以上であることが好ましい。ここでい
う比圧縮強度は、JIS P 8126に準じた方法で
測定したものである。
【0019】次に、容器本体21の製造方法を図3を参
照して説明する。容器本体21は、パルプモールド法に
よって製造され、特に、内部にキャビティを有する金型
の該キャビティ内面にパルプを堆積させることによって
製造される。図3(a)〜(d)には、斯かる方法によ
って容器本体21を製造する工程のうちの抄紙工程が順
次示されており、具体的には(a)は抄紙工程、(b)
は中子挿入工程、(c)は加圧・脱水工程、(d)は金
型を開き、成形体の中間体を取り出す工程である。
【0020】先ず、図3(a)に示すように、一対の割
型11,12を突き合わせることにより、成形すべき容
器本体21の外形に対応した形状のキャビティ13が形
成される金型10にパルプスラリーを注入させる。各割
型11,12には、その外側面よりキャビティ13に連
通する複数の連通孔14がそれぞれ設けられている。ま
た、各割型11,12の内面は、所定の大きさの網目を
有するネットによってそれぞれ被覆されている。
【0021】次に、割型11,12の外側より吸引して
キャビティ13内を減圧し、パルプスラリー中の水分を
吸引すると共にパルプ繊維をキャビティ13の内面に堆
積させる。その結果、キャビティ13の内面には、パル
プ繊維が堆積されたパルプ層15が形成される。
【0022】所定厚みのパルプ層15が形成されたら、
パルプスラリーの注入を停止し、キャビティ13内を完
全に吸引・脱水する。引き続き、図3(b)に示すよう
に、キャビティ13内を吸引・減圧すると共に、弾性を
有し伸縮自在で且つ中空状をなす中子16をキャビティ
13内に挿入させる。中子16は、キャビティ13内に
おいて風船のように膨らませてパルプ層15をキャビテ
ィ13の内面に押圧させることにより、キャビティ13
の内面形状を付与するのに使用される。従って、中子1
6は引張強度、反発弾性及び伸縮性等に優れたウレタ
ン、フッ素系ゴム、シリコーン系ゴム又はエラストマー
等によって形成されている。
【0023】次に、図3(c)に示すように、中子16
内に加圧流体を供給して中子16を膨張させ、膨張した
中子16によりパルプ層15をキャビティ13の内面に
押圧させる。すると、パルプ層15は、膨張した中子1
6によってキャビティ13の内面に押し付けられ、パル
プ層15にキャビティ13の内面形状が転写されるとと
もに脱水が更に進行する。このように、キャビティ13
の内部からパルプ層15がキャビティ13の内面に押し
付けられるために、キャビティ13の内面の形状が複雑
であっても、精度良くキャビティ13の内面の形状がパ
ルプ層15に転写されることになる。その上、従来の製
造方法と異なり、貼り合わせ工程を用いる必要が無いの
で、得られる容器本体21には貼り合わせによるつなぎ
目及び肉厚部は存在しない。その結果、得られる容器本
体21の強度が高まると共に外観の印象が良好となる。
中子16を膨張させるために用いられる加圧流体として
は、例えば圧縮空気(加熱空気)、油(加熱油)、その
他各種の液が使用される。また、加圧流体を供給する圧
力は、0.01〜5MPa、特に0.1〜3MPaとな
すことが好ましい。
【0024】パルプ層15にキャビティ13の内面の形
状が十分に転写され且つパルプ層15を所定の含水率ま
で脱水できたら、図3(d)に示すように、中子16内
の加圧流体を抜く。すると、中子16が自動的に縮んで
元の大きさに戻る。次いで、縮んだ中子16をキャビテ
ィ13内より取出し、更に金型10を開いて所定の含水
率を有する湿潤した状態の成形体の中間体15’を取り
出す。
【0025】取り出された中間体15’は次に加熱・乾
燥工程に付される。加熱・乾燥工程では、抄紙・脱水を
行わない以外は、図3に示す抄紙工程と同様の操作が行
われる。即ち、先ず、一対の割型を突き合わせることに
より、成形すべき容器本体21の外形に対応した形状の
キャビティが形成される金型内に湿潤した状態の上記中
間体を装填する。
【0026】次に、上記抄紙工程で用いた中子16と同
様の中子を上記中間体内に挿入させ、該中子内に加圧流
体を供給して該中子を膨張させ、膨張した該中子により
上記中間体を上記キャビティの内面に押圧させる。中子
の材質及び加圧流体の供給圧力は、上記抄紙工程と同様
とすることができる。この状態下に上記金型を所定温度
に加熱して、上記中間体を加熱乾燥させる。上記中間体
が、十分に乾燥したら、上記中子内の加圧流体を抜き、
該中子を縮ませて取り出す。更に上記金型を開いて、成
形された容器本体21を取り出す。
【0027】このようにして製造された容器本体21
は、上述した通り底部4の接地面と胴部3の側壁の外面
とのなす角θが85°超であり、胴部3の高さが50m
m以上である。しかも、容器本体21の外面及び内面は
何れも平滑になされており、貼り合わせによるつなぎ目
が存在していない。
【0028】また、製造された容器本体21の上端開口
部22には、図1及び図2に示すように、この上端開口
部22を覆って、当該上端開口部22を開閉する開閉蓋
23が装着される。この開閉蓋23には、その表面を陥
没させてスプーン収容凹部28が形成され、このスプー
ン収容凹部28内にスプーン24を取外し可能に収容配
設する。
【0029】本実施形態によれば、開閉蓋23は、パル
プモールド製のものであって、例えば特開平5−279
998号公報に記載された製造方法によって容易に形成
することができる。すなわち、開閉蓋23の形状に成形
された抄造用ネット上に、パルプ原料液からパルプ成分
を抄き取り、その上面側を弾性素材からなる押圧型で押
圧して、抄き取ったパルプ原料中の水分を脱水すること
により抄造容器中間体を得、この容器中間体を加熱プレ
スすることによって、パルプモールド製の開閉蓋23が
容易に得られる。
【0030】開閉蓋23は、容器本体21の上端開口部
22の周縁装着部26にはめ込まれる嵌合凹部27を内
側に備え、上端開口部22を覆って周縁装着部26に開
閉蓋23を嵌合装着することにより、上端開口部22を
閉塞する。また開閉蓋23を手で持って、装着状態から
取外すことにより、上端開口部22を容易に開放するこ
とができる。なお、開閉蓋23を、容器本体21の上端
側部にヒンジ結合しておけば、かかる開閉作業を更に容
易に行うことができる。
【0031】開閉蓋23の上面中央部分には、当該上面
を陥没させて、矩形状のスプーン収容凹部28が形成さ
れている。スプーン収容凹部28は、スプーン24を収
容し得る大きさの幅、長さ、及び深さを有し、このスプ
ーン収容凹部28にスプーン24を収容した後、フィル
ム部材からなるテープ29を、スプーン収容凹部28を
覆いつつこれの周縁部に接着剤25を介して接着するこ
とにより、スプーン24は開閉蓋23に取り付けられ
る。また、スプーン24は、テープ29を引き剥がして
開封することにより、スプーン収容凹部28から容易に
取り出すことができる。なお、スプーン収容凹部28を
矩形状とすることにより、パルプモールドによる開閉蓋
23の製造が容易になる。
【0032】スプーン収容凹部28に収容されるスプー
ン24は、把持部30と掬い部31とからなる立体形状
を有するもので、パルプモールドやプラスチック等の合
成樹脂材料によって形成される。
【0033】図4(a)及び(b)は、開閉蓋23の上
面を陥没させて形成されるスプーン収容凹部の他の実施
態様を示す。図4に示す実施態様によれば、スプーン収
容凹部28’は、スプーン24の把持部30が装着され
る把持部収容部32と、スプーン24の掬い部31が装
着される掬い部収容部33とからなり、スプーン24の
外形形状に沿った内面形状を有する。また、掬い部収容
部33の両側の開口縁部に沿って延設される係止突部3
4が、アンダーカットにより突出形成されている。従っ
て、スプーン24をスプーン収容凹部28’に装着する
際に、掬い部31を掬い部収容部33に押し込めば、一
対の係止突部34は押し広げられた後に復元して、掬い
部31の両側端縁部が係止突部34に係止され、スプー
ン24はスプーン収容凹部28’に固定状態で装着され
る。また、スプーン24をスプーン収容凹部28’から
取り出す際には、一対の係止突部34は押し広げられ
て、スプーン24の固定状態は容易に解除される。な
お、必要に応じて、スプーン24を装着したスプーン収
容凹部28’を覆ってフィルム部材からなるテープを取
り付け、スプーン収容凹部28’を封止する。
【0034】スプーン24が設けられた開閉蓋23は、
容器本体21の内部に粉状洗剤を収納し、必要に応じて
封緘紙(図示せず)を取り付けた後に、容器本体21の
上端開口部22を覆うようにして装着され、容器本体2
1の内部に粉状洗剤を封入する。
【0035】スプーン付き容器20を使用するには、開
閉蓋23を開放し、封緘紙が取り付けられている場合に
はこれを除去して容器20を開封するとともに、開閉蓋
23からスプーン24を取外して、このスプーン24を
用いて内部の粉状洗剤を計量しつつ所定量取り出し、し
かる後にこの粉状洗剤を洗濯機等に投入する。
【0036】本実施形態によれば、スプーン24が開閉
蓋23に取外し可能に取り付けられているので、スプー
ン24が粉状洗剤の中に埋没してしまうことがなく、し
たがっスプーン24の場所がわからなくて取り出しにく
くなったり、取り出す際に手が汚れることがない。
【0037】また、容器本体21、及び開閉蓋23のい
ずれもがパルプモールドによって形成されているので、
廃棄処分が容易になる。
【0038】本発明は上述した実施形態に制限されるこ
となく、適宜変更が可能である。例えば、容器本体や開
閉蓋は、必ずしもパルプモールド製のものである必要は
なく、プラスチック等その他の材料で形成することもで
きる。また、スプーンは、必ずしも開閉蓋の表面を陥没
させて形成したスプーン収容凹部に収容する必要はな
い。例えば図5に示すように、スプーン24の外周形状
と略同様の形状を有する、開閉蓋23に開口形成された
装着開口35の周縁部に、接着剤36によってスプーン
24が取り付けられた被覆シート37を、当該スプーン
24を装着開口35に配設するようにして、接着剤38
を介して貼着することにより、開閉蓋23にスプーン2
4を取外し可能に設けることもできる。上記中子16
は、伸縮自在でないPE又はPP製袋であっても可能で
ある。抄紙工程において、加圧・脱水後に、中子16内
の加圧流体を抜き、中子16を縮ませる変わりに、中子
16を中間体15’の内面に押付けて、貼付けた成形体
の中間体15’として取出しても良い。
【0039】
【発明の効果】本発明のスプーン付き容器によれば、ス
プーンを手を汚すことなく容易に取り出して使用するこ
とができ、また組み立てることなく使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスプーン付き容器の一実施形態を示す
斜視図である。
【図2】図1に示すスプーン付き容器の縦断面図であ
る。
【図3】(a)〜(d)は図1に示す実施形態の容器本
体を製造する工程のうちの抄紙工程を順次示す工程図で
ある。
【図4】(a)及び(b)は、開閉蓋23の上面を陥没
させて形成されるスプーン収容凹部の他の実施態様を斜
視図である。
【図5】開閉蓋にスプーンを取外し可能に設ける他の実
施態様を示す断面図である。
【符号の説明】
20 スプーン付き容器 21 容器本体 22 上端開口部 23 開閉蓋 24 スプーン 28,28’ スプーン収容凹部 29 テープ 32 把持部収容部 33 掬い部収容部 34 係止突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA05 AA14 AA39 AB07 BA02 CA03 CC10 DA03 DB13 DC10 FA09 FC01 GA08 GB12 JA02 KB10 LA17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体を収納する容器本体の上端開口部
    を覆う開閉蓋に、スプーンが取外し可能に設けられてい
    るスプーン付き容器。
  2. 【請求項2】 上記開閉蓋には、その表面を陥没させて
    スプーン収容凹部が形成され、該スプーン収容凹部内に
    上記スプーンを収容した請求項1記載のスプーン付き容
    器。
  3. 【請求項3】 上記開閉蓋がパルプモールド製である請
    求項1又は2記載のスプーン付き容器。
  4. 【請求項4】 上記容器本体がパルプモールド中空成形
    体である請求項1〜3のいずれかに記載のスプーン付き
    容器。
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