JP6781656B2 - 液剤吐出容器 - Google Patents
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Description
前記容器本体に装着される装着部と、
前記装着部に対して一方向及び前記一方向に対する反対方向に移動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に前記一方向に押し込まれることにより前記液剤が通過するヘッド部と、
前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、
前記装着部に対して相対的に揺動可能に軸支部において軸支されるとともに、押し込み力を受ける力点部を有する揺動部と、
ユーザーの操作により前記装着部に対して相対的に押し込まれる操作部であって、押し込まれる際に前記力点部を押し込む押込部を有する操作部と、
前記力点部と前記軸支部との間に位置する作用部であって、前記力点部が押し込まれることにより前記揺動部が前記一方向の成分を持つ方向に揺動する際に、前記揺動部から前記ヘッド部に対して押し込み力を伝達する作用部と、
を備え、
前記揺動部が前記軸支部に軸支されていない非軸支状態で前記操作部及び前記ヘッド部が前記装着部に対して押し込まれることによって、前記揺動部が前記操作部又は前記ヘッド部の少なくとも一方により押されて前記一方向に移動し前記揺動部が前記軸支部に連結されることで軸支され、前記軸支部を支点として前記揺動部が前記一方向の成分を持つ方向及びその反対方向に前記装着部に対して相対的に揺動可能となる液剤吐出容器を提供する。
前記装着部に対して一方向及び前記一方向に対する反対方向に移動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に前記一方向に押し込まれることにより前記液剤が通過するヘッド部と、
前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、
前記装着部に対して相対的に揺動可能に軸支部において軸支されるとともに、押し込み力を受ける力点部を有する揺動部と、
ユーザーの操作により前記装着部に対して相対的に押し込まれる操作部であって、押し込まれる際に前記力点部を押し込む押込部を有する操作部と、
前記力点部と前記軸支部との間に位置する作用部であって、前記力点部が押し込まれることにより前記揺動部が前記一方向の成分を持つ方向に揺動する際に、前記揺動部から前記ヘッド部に対して押し込み力を伝達する作用部と、
を備え、
前記揺動部が前記軸支部に軸支されていない非軸支状態で前記操作部及び前記ヘッド部が前記装着部に対して押し込まれることによって、前記揺動部が前記操作部又は前記ヘッド部の少なくとも一方により押されて前記一方向に移動し、前記揺動部が前記軸支部に連結されることで軸支され、前記軸支部を支点として前記揺動部が前記一方向の成分を持つ方向及びその反対方向に前記装着部に対して相対的に揺動可能となる液剤吐出器付きキャップを提供する。
前記容器本体に充填された前記液剤と、
を備える液剤吐出容器詰め品を提供する。
先ず、図1から図8を用いて第1実施形態を説明する。
図8に示すように、本実施形態に係る液剤吐出容器100は、液剤150を貯留する容器本体10と、容器本体10に装着される装着部52と、装着部52に対して一方向及び一方向に対する反対方向に移動可能に装着部52に保持され装着部52に対して相対的に上記一方向に押し込まれることにより液剤150が通過するヘッド部30と、ヘッド部30を通過した液剤150を吐出する吐出口41と、を備えている。
ここで、一方向とは、装着部52に対するヘッド部30の押し込み方向である。
更に、液剤吐出容器100は、装着部52に対して相対的に揺動可能に軸支部75において軸支されるとともに押し込み力を受ける力点部61(図3、図4等参照)を有する揺動部60を備えている。ここで、軸支部75の軸の方向は、上記一方向に対して直交する方向であることが好ましい一例であるが、装着部52に対する揺動部60の揺動の方向が上記一方向の成分を持つ方向及びその反対方向になる限りにおいて、上記一方向に対して直交する方向に対して交差する方向であっても良い。本実施形態の場合、軸支部75の軸の方向は、上記一方向に対して直交する方向である。
更に、液剤吐出容器100は、ユーザーの操作により装着部52に対して相対的に押し込まれる操作部20を備えている。操作部20は、当該操作部20が押し込まれる際に力点部61を押し込む押込部(例えば押下部21)を有する。
更に、液剤吐出容器100は、力点部61と軸支部75との間に位置する作用部であって、力点部61が押し込まれることにより揺動部60が上記一方向の成分を持つ方向に揺動する際に、揺動部60からヘッド部30に対して押し込み力を伝達する作用部(例えば揺動部60の作用面65aとヘッド部30の突起部33とにより構成される)を備えている。
揺動部60が軸支部75に軸支されていない非軸支状態(図1、図2の状態)で操作部20及びヘッド部30が装着部52に対して押し込まれることによって、揺動部60が操作部20又はヘッド部30の少なくとも一方により押されて上記一方向に移動し揺動部60が軸支部75に連結されることで軸支される(図3の状態)。
これにより軸支部75を支点として揺動部60が上記一方向の成分を持つ方向及びその反対方向に装着部52に対して相対的に揺動可能となるように、液剤吐出容器100は構成されている。
なお、本発明は、この例に限らず、上記一方向は、下方向に限定されない。例えば、上記一方向は、水平方向であってもよいし、その他の方向であってもよい。
ただし、後述する第4実施形態のように、装着部52が軸支部75を有していてもよい。すなわち、揺動部60が装着部52に対して直接軸支されてもよい。
また、図3に示す状態は、揺動部60が軸支部75に軸支された状態である。なお、図3に示す状態は、操作部20及びヘッド部30が下限位置(下死点)まで押し下げられた状態(以下、単に押下状態という場合がある)でもある。
また、図4及び図8に示す状態は、操作部20及びヘッド部30が押し下げられていない通常時の状態(通常状態)であり、操作部20及びヘッド部30が上死点に位置する状態である。
また、図7に示す状態は、装着部52に対するストッパ部材70(後述)の取り付け状態が第1取付状態となっていることによって、装着部52に対する操作部20及びヘッド部30の押下げが規制された状態(以下、押下規制状態という場合がある)である。
なお、図1〜図4及び図8に示す状態は、装着部52に対するストッパ部材70の取り付け状態が第2取付状態となっていることによって、装着部52に対する操作部20及びヘッド部30の押下げが許容された状態(以下、押下許容状態という場合がある)である。
図1〜図4において、左方向が前方、右方向が後方、紙面の奥側方向が左方、紙面の手前側方向が右方であるものとする。
なお、軸支部75の軸の方向(以下、軸方向と称する:後述する軸部64の延在方向)は、例えば左右方向となっている。
ただし、本発明における液剤150としては、泡状にして吐出されるものに限られず、流動性の液剤のまま吐出されるものも含まれ、そのような液剤150としては、ハンドソープ、洗顔料、クレンジング剤、食器用洗剤、整髪料、ボディソープ、髭剃り用ジェル、ファンデーションや美容液等の肌用化粧料、染毛剤、消毒薬などを例示することができる。
液剤吐出容器100は、例えば、機械式のポンプ容器であり、操作部20を介して間接的にヘッド部30を押下操作することにより、液剤150を泡体として吐出する。
ただし、本実施形態とは異なり、ボンベ等に貯留された高圧ガスなどを用いて液剤150(泡体)を吐出するように、液剤吐出容器が構成されていても良い。
すなわち、液剤吐出器付きキャップ50は、液剤150を貯留する容器本体10に装着される装着部52と、装着部52に対して一方向及び一方向に対する反対方向に移動可能に装着部52に保持され装着部52に対して相対的に上記一方向に押し込まれることにより液剤150が通過するヘッド部30と、ヘッド部30を通過した液剤150を吐出する吐出口41と、装着部52に対して相対的に揺動可能に軸支部75において軸支されるとともに押し込み力を受ける力点部61を有する揺動部60と、ユーザーの操作により装着部52に対して相対的に押し込まれる操作部20であって押し込まれる際に力点部61を押し込む押込部(押下部21)を有する操作部20と、力点部61と軸支部75との間に位置する作用部であって力点部61が押し込まれることにより揺動部60が上記一方向の成分を持つ方向に揺動する際に揺動部60からヘッド部30に対して押し込み力を伝達する作用部(例えば揺動部60の作用面65aとヘッド部30の突起部33とにより構成される)と、を備え、揺動部60が軸支部75に軸支されていない非軸支状態で操作部20及びヘッド部30が装着部52に対して押し込まれることによって、揺動部60が操作部20又はヘッド部30の少なくとも一方により押されて上記一方向に移動し揺動部60が軸支部75に連結されることで軸支され、軸支部75を支点として揺動部60が上記一方向の成分を持つ方向及びその反対方向に装着部52に対して相対的に揺動可能となる。
管状部52cと筒状部52aとは互いに同軸に配置されている。管状部52c及び筒状部52aの軸方向は上下に延在している。
筒状部52aは、例えば、二重筒構造となっており、筒状部52aにおける内側の筒部の内周面には、口頸部13の外周面に形成されたねじ山と螺合するねじ山が形成されている。
管状部52cの上端部には、径方向外方に(周囲に)向けてフランジ状に張り出したフランジ部52d(図2等参照)が形成されている。
ヘッド本体部31は、後述する昇降部によって保持されている。この昇降部は、管状部52cの軸方向(つまり上下方向)において管状部52cに対して相対移動可能となっている。したがって、ヘッド本体部31、ひいてはヘッド部30の全体も、管状部52cの軸方向において管状部52cに対して相対移動可能である。
ヘッド部30は、内筒部34の内部に昇降部が嵌入することにより、昇降部によって保持されている。
外筒部32及び内筒部34は、管状部52cと同軸に配置されている。平面視において、管状部52cの外方に外筒部32が配置され、管状部52cの内方に内筒部34が配置されており、外筒部32及び内筒部34、ひいてはヘッド本体部31の全体は、管状部52cにより上下方向にガイドされている。
ノズル部40の基端部における下面には、それぞれ前後に延在する左右一対のリブ42が形成されている。リブ42の後端は外筒部32の前面に達している。
なお、以下に説明する泡ポンプ機構の構造および動作は一例であり、その他の広く知られている構造のものを本実施形態に適用しても何ら差し支えが無い。
一方、ユーザーが操作部20に対して押下操作を行うことにより、揺動部60を介してヘッド部30に押下力が伝達され、ヘッド部30はバネ体の付勢に抗して昇降部と一体に押し下げられる。その結果、ヘッド本体部31が管状部52cに対して相対的に下降して外筒部32が装着部52の天面部52bに近づき、例えば、外筒部32により管状部52cが覆われた状態となる(図3)。
操作部20に対する押下操作が解除されると、バネ体の付勢に従って昇降部と一体にヘッド部30が上昇し、通常状態に復帰する。その際、操作部20も押下操作前の位置に復帰する。
作用部は力点部61と軸支部75との間に位置しているため、テコの原理によって、押下部21が力点部61を押す力が、揺動部60がヘッド部30を押す力よりも小さくなる。
よって、ユーザーが軽い力で操作部20を押し下げることにより、ヘッド部30を下方に押し込むことができる。
ディップチューブ53は、容器本体10内の液剤150を吸い上げる管であり、ハウジングの内部と連通しているとともに、ハウジングから下方に垂下している。
液剤吐出器付きキャップ50が口頸部13に装着された状態で、ハウジング及びディップチューブ53は容器本体10の内部に位置する。
泡ポンプ機構のピストンは、ハウジング内において上下方向に往復動が可能となっている。ピストンの下端には球状の弁体が形成されている。弁体は、ハウジングおよびディップチューブ53に貯留された液剤150の流下を抑止する。
ユーザーが操作部20を押し下げることによって揺動部60を介してヘッド部30が押し下げられると、ピストンによりその下端の弁体の上昇(開放)が規制された状態で、ハウジングの内部の空気圧が上昇する。ピストンには、ハウジングとヘッド部30とを連通させる小孔の液流路(不図示)が設けられている。液流路の開口面積は十分に小さいため、ヘッド部30を押し下げることによってハウジングの空気圧が上昇し、その後に液剤150はハウジングからヘッド部30に押し上げられる。ヘッド部30には、外部と連通する空気流路(不図示)が設けられている。
液剤吐出器付きキャップ50の内部には液剤150の流路上に泡生成部が設けられている。泡生成部では、液剤150に対して空気が吹き付けられることにより、液剤150が粗い泡になる。この粗い泡が泡生成部における後段部分に配置されたメッシュを通過することにより、きめ細かく均一な泡体となる。そして、この泡体が、内筒部34の内部からノズル部40内に導入され、ノズル部40を介して吐出口41から吐出される。
操作部20の押下操作が解除されると、バネ体が弾性復帰することによってピストンが上方位置に復帰する。これによりハウジングの内部は低圧となり、弁体が開放されて新たな液剤150がディップチューブ53を介してハウジングに吸い上げられる。なお、空気流路を通じて液剤吐出器付きキャップ50の内部に外部の空気が取り込まれることによって液剤吐出器付きキャップ50の内部は大気圧に維持される。
泡生成部は、例えば、昇降部内に保持されている(図6参照)。昇降部は、ピストンとともに昇降可能となっている。
同様に、後述する他の実施形態においても、液剤吐出器付きキャップ50を示す各図においては、装着部52よりも下側に位置する構成の図示を省略している。
ヘッド部30の外筒部32の左右の側面の各々には、操作部20を上下にガイドするガイド部38と、作用部を構成する突起部33とが形成されている。
より詳細には、ガイド部38は、例えば、上下に直線状に延在する第1ガイドリブ38aと、第1ガイドリブ38aの前側において上下に直線状に延在する第2ガイドリブ38bと、を含んで構成されている。
例えば、第2ガイドリブ38bの下端は、第1ガイドリブ38aの下端よりも高い位置に配置されている。
突起部33は、第2ガイドリブ38bの下端の下側に隣接する位置に配置されており、外筒部32から側方に突出している。したがって、突起部33は、ヘッド部30の上面30aよりも下方に配置されている。外筒部32の外周面からの突起部33の突出高さは、外筒部32の外周面からの第2ガイドリブ38bの突出高さよりも高い。
ヘッド部30の外筒部32の後面には、ガイド部38とともに操作部20を上下にガイドする第2ガイド部39が形成されている。第2ガイド部39は、蟻ほぞ状に形成されており、外筒部32の上端から外筒部32の下端部に亘って、上下に直線状に延在している。
第2ガイド部39の上端部の後面には、操作部20がヘッド部30から上方に脱落することを規制する突起部39aが形成されている。
例えば、第1押下規制部35は、外筒部32の前部から右側部に亘って周回状に形成されたフランジ状の部分である。
また、第2押下規制部36は、外筒部32の右側部から後部に向けて周回状に形成されたフランジ状の部分である。
ここで、第1押下規制部35の一端部(後端部)は、第1押下規制部35における他部と比べて外筒部32の径方向における突出長が大きく設定された突起部35aとなっている。第2押下規制部36の前端部は、突起部35aから後方に離間しており、突起部35aと第2押下規制部36との間隙には操作部20の後述する被ガイド部24の下端部が入り込み可能となっている(図1、図3参照)。
ここで、図6(a)〜図6(d)はストッパ部材70を示す図であり、このうち図6(a)は平面図、図6(b)は平断面図(図6(c)のB−B断面図)、図6(c)は縦断面図(図6(a)のC−C断面図)、図6(d)は斜視図である。
装着部52に対するストッパ部材70の取り付け状態は、装着部52に対する操作部20又はヘッド部30の少なくとも一方の押し込みを当該ストッパ部材70により規制する第1取付状態(図7)と、装着部52に対する操作部20及びヘッド部30の押し込みを許容する第2取付状態(図1、図2)とに切り替え可能である。
上記非軸支状態で且つ上記第2取付状態の状態(図1、図2)において、操作部20及びヘッド部30が装着部52に対して押し込まれることによって、揺動部60が操作部20又はヘッド部30の少なくとも一方により押されて上記一方向に移動し揺動部60が軸支部75に軸支される(図3)。
より詳細には、軸支部75は、軸部64の軸方向が水平方向(例えば左右方向)となるように、軸部64を軸受けする。
ここで、第1取付状態において、ストッパ部材70が操作部20の押し込みを規制する場合は、操作部20を押し下げようとしても押し下げが規制されるため、ヘッド部30が押し下げられることもない。また、第1取付状態において、ストッパ部材70がヘッド部30の押し込みを規制する場合は、やはり、操作部20を押し下げようとしても、ヘッド部30の押し下げが規制される。
本実施形態の場合、ストッパ部材70は、第1取付状態においてヘッド部30の押し下げを規制する。
図1等に示すように、支持部74の起立方向における先端部(つまり上端部)に軸支部75が設けられている。軸支部75は、上記一方向(つまり下方)に向けて湾曲した返し部75aを有するフック形状に形成されている。
揺動部60は、返し部75aに係合する軸部64を有し、軸部64が返し部75aに係合することで揺動部60が軸支部75に連結される(図3)。
また、返し部75aの上面は、ストッパ部材70の軸心側に向けて下り傾斜した傾斜面75bとなっている。
筒状部が管状部52cに外嵌された状態でストッパ部が管状部52cに対して当該管状部52cの軸周りに回転させられることによって、ストッパ部が上記第1取付状態(図7)と第2取付状態(図1、図2)とに切り替わるようになっている。
より詳細には、図7に示す第1取付状態から、ストッパ部材70を平面視において時計回りに回転させることによって、図1及び図2に示す第2取付状態となる。
ここで、本実施形態では、ここでいう筒状部と上述の取付部とが同一であるが、本発明は、この例に限らず、筒状部と取付部とは互いに別の部分であってもよい。
内周壁部71の内径は管状部52cの外径と同等の大きさに設定されており、内周壁部71に管状部52cが圧入されて嵌め込まれることにより、ストッパ部材70が装着部52に装着されている(図1〜図4、図7、図8)。
内周壁部71の内周面は、管状部52cにおいて、天面部52bの上面とフランジ部52dとの間の部位の外周面に対して密着するようになっている。また、上下方向において、ストッパ部材70の下面から内周壁部71の上端までの寸法は、管状部52cの周囲における天面部52bの上面からフランジ部52dまでの距離よりも若干小さい寸法に設定されている。このため、ストッパ部材70が装着部52に装着された状態では、ストッパ部材70が装着部52に対して相対的に上下方向に移動することが規制されている。
支持部74は、膨出部76の上端から上方に突出している(図6(c))。
内周壁部71と外周壁部72との間隙は、内周壁部71及び外周壁部72の上端において上方に開放している。
なお、膨出部76及び支持部74は、例えば、第1部分72aの周方向における第2部分72b側の端部に配置されている。
一方、押下許容状態(ストッパ部材70は第2取付状態)のときには、第2部分72bは、平面視において第1押下規制部35と重ならない位置に移動し、第1部分72aは、平面視において第2押下規制部36と重ならない位置に移動する。押下許容状態のときにヘッド部30が押下されると、外筒部32の周壁の一部分と第1押下規制部35の少なくとも一部分とが、内周壁部71と外周壁部72との間隙に入り込むようになっている。すなわち、第1部分72aは第2部分72bよりも径方向外側に位置しているため、外筒部32及び第1押下規制部35の下降が許容される。
第1位置決め溝77aは、図7に示す押下規制状態(ストッパ部材70は第1取付状態)においてヘッド部30の第1位置決め用突起37aと係合する一方で、押下許容状態(ストッパ部材70は第2取付状態)においてヘッド部30の第2位置決め用突起37bと係合する。
第2位置決め溝77bは、押下規制状態においては第1位置決め用突起37aと第2位置決め用突起37bのいずれとも係合せず、押下許容状態においては第1位置決め用突起37aと係合する。
このように、ストッパ部材70が第1取付状態のときには、第1位置決め溝77aと第1位置決め用突起37aとが係合することによってストッパ部材70が第1取付状態の位置に位置決めされる。
また、ストッパ部材70が第2取付状態のときには、第1位置決め溝77aと第2位置決め用突起37bとが係合するとともに第2位置決め溝77bと第1位置決め用突起37aとが係合することによってストッパ部材70が第2取付状態の位置に位置決めされる。
第2位置決め溝77bは、第2部分72bの上端から当該第2部分72bの内周面の下端に亘って、上下に延在している。
これにより、押下許容状態のときに操作部20及びヘッド部30が押し下げられた際、及び、操作部20の押下げが解除されてヘッド部30が上昇する際に、第1位置決め用突起37aが第2位置決め溝77bにガイドされて上下に摺動するとともに、第2位置決め用突起37bが第1位置決め溝77aにガイドされて上下に摺動するようになっている。
ここで、図4に示す通常状態での側面視にて(つまり液剤吐出容器100を軸部64の軸方向に視たときに)、揺動部60は、例えば、軸部64から上方向成分を持つ方向且つ力点部61側に向けて延びる第1部分62と、第1部分62の上端部から力点部61に向けて延びる第2部分63と、を有している。そして、軸部64の軸方向に視たときに、揺動部60は、第1部分62と第2部分63との境界部65において上に凸に屈曲している。境界部65とは、第1部分62における第2部分63側の端部から、第2部分63における第1部分62側の端部にかけての部分である。
より詳細には、揺動部60は、平面視において環状に形成されており、左右対称に形成されている。したがって、揺動部60は、左右一対の第1部分62と左右一対の第2部分63とを有している。したがって、揺動部60は、左右一対の境界部65を有している。
揺動部60は、平面視において、外筒部32を囲んでいる。
力点部61は、例えば、丸棒状に形成されており、左右に延在している。また、軸部64も丸棒状に形成されており、左右に延在している。
また、第1部分62及び第2部分63もそれぞれ棒状に形成されている。
すなわち、軸部64、左右の第1部分62、左右の第2部分63及び力点部61の総体は、環状の棒状となっている。
ただし、揺動部60は、第1部分62及び第2部分63から下側に延びているカバー部66を有している。
このカバー部66は、液剤吐出容器100を軸部64の軸方向に視たときに、突起部33を覆う(図1〜図4)。
また、作用部は、揺動部60の境界部65の下面である作用面65aと、上記の突起部33と、により構成されている。
より詳細には、揺動部60は、左右一対の作用面65aを有しており、各作用面65aが、それぞれ対応する突起部33の上に載っている。
各被ガイド部24、ひいては操作部20の全体は、各ガイド部38によって上下にガイドされている。なお、第2ガイドリブ38bは、被ガイド部24の前面を上下にガイドしている。
各被ガイド部24は、操作部20が押し下げられる際に、対応するガイド部38に沿って摺動する。
操作部20は、ガイド部38によって上下に直線状にガイドされるため、操作部20の天地方向は一定に維持されることとなる。
よって、ヘッド部30を直に押し下げるタイプの液剤吐出容器に近い操作感を実現することができる。
連結部27の後端部の前面(内面)には、ヘッド部30の第2ガイド部39によって上下にガイドされる第2被ガイド部29が形成されている。第2被ガイド部29は、ほぞ溝状に形成されており、第2被ガイド部29に対して第2ガイド部39が嵌合している。
第2被ガイド部29の上部には、通常状態(図4)において第2ガイド部39の上端部の突起部39aを収容する突起部収容溝29aが形成されている。
また、突起部収容溝29aの下端は、通常状態において突起部39aの下面に突き当たる段差部29bとなっている。段差部29bが突起部39aの下面に突き当たることによって、操作部20がヘッド部30に対して上方に脱落することが規制されている(抜け止めされている)。
また、操作部20は、押下部21の下面21aが揺動部60の力点部61によって支えられることにより、図4の位置に配置される。この状態で、被ガイド部24の下端部が揺動部60の第2部分63と外筒部32との間に入り込んでいる。これにより、第2部分63と外筒部32との接触が抑制されているとともに、揺動部60が揺動する際における揺動部60の動作のぐらつきが抑制されている。
ここで、作用面65aにおいて突起部33と接触する部位は、常に水平に維持されるように、作用面65aの形状(傾斜)が設定されていることが好ましい(図3、図4参照)。このようにすることにより、揺動部60からヘッド部30に対して伝達される力の損失を抑制できるため、操作部20の押下に必要な力を抑制できる。
また、突起部33の上面には面取り加工が施されていることが好ましい。
例えば、側面視において、作用部が力点部61と軸支部75とのおよそ中間位置に配置されている場合には、操作部20を押下することによって、直にヘッド部30を押下する場合と比べておよそ1/2の大きさの力でヘッド部30を押し下げることができる。
これらにより、操作部20、ヘッド部30、揺動部60及びストッパ部材70は、一体的に、装着部52の軸周りに回転可能となっている。
よって、ユーザーが操作部20、ヘッド部30、揺動部60及びストッパ部材70を好みの位置に移動(回転)させて、液剤吐出容器100を用いることができる。
また、流通時には、軸部64が軸支部75に軸支されていない。
軸部64が軸支部75に軸支されていない状態では、揺動部60の軸部64は、外筒部32の前面におけるノズル部40の基端の近傍の部位に近接して、当該部位の前側に配置されており、揺動部60の力点部61は、押下部21の下面21aに係合しているとともに、揺動部60の作用面65aが突起部33の上面に係合している。なお、揺動部60の姿勢については、図7に示す流通時(押下規制状態)と、図1及び図2に示す押下許容状態且つ非軸支状態のときとで同一である。
また、軸部64が軸支部75に軸支されていない状態では、操作部20は、例えば、当該操作部20の下面25aがヘッド部30の上面30aによって支持されているか、又は、当該操作部20の連結部27の下面がヘッド部30の第2押下規制部36の上面によって支持されていることにより、ヘッド部30によって支持されている。なお、操作部20とヘッド部30との位置関係については、図7に示す流通時(押下規制状態)と、図1及び図2に示す押下許容状態且つ非軸支状態のときとで同一である。
このように操作部20及びヘッド部30が押し下げられる際には、揺動部60は、例えば、押下部21又はリブ42によって下方に押されること、及び、当該揺動部60の自重に従って、下降する。ここで、揺動部60は、押下部21の下面21a、突起部33、外筒部32の前面及びリブ42によって、姿勢の変化が規制されうる。このため、操作部20の押下げ時に、揺動部60は一定の姿勢で操作部20及びヘッド部30に伴って下降する。なお、揺動部60は、専ら操作部20によって押されることにより下降するようになっていてもよいし、専らヘッド部30によって押されることにより下降するようになっていてもよい。
この際、ストッパ部材70の支持部74等が弾性変形することにより、軸部64が軸支部75に対して容易に係合する。
また、返し部75aの上面である傾斜面75bは、ストッパ部材70の軸心側に向けて下り傾斜しているため、軸部64が返し部75aに対してよりスムーズに係合することができる。
こうして、揺動部60の軸部64が軸支部75の返し部75aに対して係合する。すなわち、揺動部60が軸支部75に連結されることで軸支される。これにより、軸支部75を支点として揺動部60が上方向成分を持つ方向及びその反対方向に装着部52に対して相対的に揺動可能となる。
図3に示す状態は、操作部20及びヘッド部30はそれぞれ下死点の状態である。
よって、外筒部32に第1押下規制部35及び第2押下規制部36が設けられていても、操作部20のストロークを十分に確保することができる。
このとき、ヘッド部30の突起部33が揺動部60の作用面65aを押し上げることにより、揺動部60は図3に示す姿勢から図4に示す姿勢に変化する。つまり、揺動部60は軸支部75を支点として、図3において反時計回りに揺動し、図4の姿勢となる。また、揺動部60の力点部61が操作部20の下面21aを押し上げることにより、操作部20はヘッド部30に対して相対的に上昇する。すなわち、ヘッド部30に対する操作部20の相対的な高さ位置は、図3に示す位置(操作部20の下死点位置)から図4に示す位置(操作部20の上死点位置)に変化する。この際、操作部20は、ガイド機構(ガイド部38、第2ガイド部39、被ガイド部24及び第2被ガイド部29)によって、上方にガイドされるため、一定の姿勢に維持される。なお、ヘッド部30に対する操作部20の上昇は、第2被ガイド部29の段差部29bが第2ガイド部39の突起部39aの下面に接する位置(図4の位置)で規制される。
換言すれば、図7に示す流通状態では、図4に示す通常状態と比べると、ヘッド部30の上面30aと操作受部25の下面25aとの距離が小さい。好ましくは、流通状態では、下面25aの少なくとも一部分が、上面30aに接している(例えば、図2に示すように、上面30aの周縁部に対して下面25aが接している)。
よって、図7に示す流通状態では、図4に示す通常状態と比べると、液剤吐出器付きキャップ50の高さ寸法、ひいては、液剤吐出容器100及び液剤吐出容器詰め品200の高さ寸法が小さくなる。
これにより、液剤吐出器付きキャップ50、液剤吐出容器100及び液剤吐出容器詰め品200の流通時におけるサイズを小型化することが可能であるため、良好な流通効率を実現できる。
同様に、液剤吐出容器詰め品200、液剤吐出容器100又は液剤吐出器付きキャップ50を販売店で陳列する際の高さ寸法も小さくできるため、陳列に必要なスペースも抑制できる。
また、揺動部60が軸支部75に軸支されていない非軸支状態で操作部20及びヘッド部30が装着部52に対して押し込まれることによって、揺動部60が軸支部75に連結されることで軸支され、軸支部75を支点として揺動部60が装着部52に対して相対的に揺動可能となる。よって、図7に示す流通状態では、図4及び図8に示す通常状態と比べると、液剤吐出器付きキャップ50の寸法(例えば高さ寸法)、ひいては、液剤吐出容器100及び液剤吐出容器詰め品200の寸法(例えば高さ寸法)を小さくすることができるため、良好な流通効率を実現できる。同様に、液剤吐出容器詰め品200、液剤吐出容器100又は液剤吐出器付きキャップ50を販売店で陳列する際の高さ寸法も小さくできるため、陳列に必要なスペースも抑制できる。
また、ストッパ部材70が軸支部75を有しているため、部品点数の増大を抑制することができる。
次に、図9(a)から図11(b)を用いて第2実施形態を説明する。
図9(a)、図9(b)及び図11(a)の各々は、流通状態(ストッパ部材70は第1取付状態)の液剤吐出器付きキャップ50を示す図である。
図10(a)、図10(b)及び図11(b)の各々は、非軸支状態で且つストッパ部材70が第2取付状態の液剤吐出器付きキャップ50を示す図である。
このうち図9(a)及び図10(a)の各々は右前方上側から液剤吐出器付きキャップ50を視た斜視図、図9(b)及び図10(b)の各々は右後方上側から液剤吐出器付きキャップ50を視た斜視図、図11(a)及び図11(b)の各々は液剤吐出器付きキャップ50の側断面図である。
本実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と相違し、その他の点では、上記の第1実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と同様に構成されている。
より詳細には、図9(a)、図9(b)及び図11(a)に示す第1取付状態のストッパ部材70を、一旦、管状部52cから取り外したあと、ストッパ部材70の向きを前後反転させて管状部52cに再装着することにより、図10(a)、図10(b)及び図11(b)に示す第2取付状態となる。
第1取付状態ではヘッド部30の押下げがストッパ部材70によって規制される一方で、第2取付状態ではヘッド部30及び操作部20の押下げが許容されるように、ストッパ部材70及びヘッド部30の形状が設定されている。
第1取付状態では、支持部74の一部分と軸支部75とが押下部21内に入り込むようになっている。
なお、本実施形態の場合、外筒部32には、第1位置決め用突起37a及び第1位置決め用突起37aは形成されておらず、ストッパ部材70には第1位置決め溝77a及び第2位置決め溝77bが形成されていない。
また、本実施形態に係る液剤吐出容器詰め品は、全体の図示は省略するが、本実施形態に係る液剤吐出容器と、容器本体10に充填された液剤と、を備えて構成されている。
次に、図12から図15を用いて第3実施形態を説明する。
本実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と相違し、その他の点では、上記の第1実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と同様に構成されている。
ただし、本実施形態では揺動部60と操作部20とが一体であるため、本実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50は、操作部20から揺動部60に力を伝達する押下部21及び力点部61を有していない。
また、本実施形態の場合、揺動部60は、第1実施形態とは前後が反転した姿勢で配置されている。
また、本実施形態の場合、ヘッド部30及び操作部20は、操作部20を直線的にガイドするガイド機構を有していない。すなわち、ヘッド部30にはガイド部38及び第2ガイド部39を有しておらず、操作部20は被ガイド部24及び第2被ガイド部29を有していない。
なお、ヘッド部30の左右両側面には、外筒部32から左右に離間した位置において突起部33を支持するための左右一対のリブ状支持部33aが形成されている。リブ状支持部33aは、上下に延在しており、リブ状支持部33aの下端部にそれぞれ突起部33が設けられている。
図13の状態から操作部20及びヘッド部30が下方に押し込まれることにより、操作部20とヘッド部30とが一体に下降し、係止用開口28bを介して軸支部75が軸部64に対して係合する。こうして、軸部64が軸支部75に対して軸支される。
換言すれば、図12に示す流通状態では、図15に示す通常状態と比べると、液剤吐出器付きキャップ50の高さ寸法、ひいては、液剤吐出容器100及び液剤吐出容器詰め品200の高さ寸法が小さくなる。
これにより、液剤吐出器付きキャップ50、液剤吐出容器100及び液剤吐出容器詰め品200の流通時におけるサイズを小型化することが可能であるため、良好な流通効率を実現できる。
同様に、液剤吐出容器詰め品200、液剤吐出容器100又は液剤吐出器付きキャップ50を販売店で陳列する際の高さ寸法も小さくできるため、陳列に必要なスペースも抑制できる。
また、本実施形態に係る液剤吐出容器詰め品は、全体の図示は省略するが、本実施形態に係る液剤吐出容器と、容器本体10に充填された液剤と、を備えて構成されている。
次に、図16を用いて第4実施形態を説明する。図16は第4実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50(操作部20及びヘッド部30が上死点)の上部を示す側面図である。
本実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と相違し、その他の点では、上記の第1実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と同様に構成されている。
例えば、図16に示すように、装着部52の天面部52bの上面から支持部74が立設されており、支持部74の上端部に軸支部75が形成されている。
本実施形態の場合、ストッパ部材が管状部52cから取り外されることにより、液剤吐出器付きキャップ50は押下許容状態となる。その状態で操作部20が押し下げられることにより、第1実施形態と同様に軸部64が軸支部75に軸支される。
また、本実施形態に係る液剤吐出容器詰め品は、全体の図示は省略するが、本実施形態に係る液剤吐出容器と、容器本体10に充填された液剤と、を備えて構成されている。
例えば、ストッパ部材70に形成された長孔の範囲内で装着部52がストッパ部材70に対して相対的にスライド移動可能な状態でストッパ部材70が装着部52に装着されていて、ストッパ部材70を装着部52に対してスライド移動させることによって、第1取付状態と第2取付状態との切り替えが可能となっていてもよい。
<1>液剤を貯留する容器本体と、
前記容器本体に装着される装着部と、
前記装着部に対して一方向及び前記一方向に対する反対方向に移動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に前記一方向に押し込まれることにより前記液剤が通過するヘッド部と、
前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、
前記装着部に対して相対的に揺動可能に軸支部において軸支されるとともに、押し込み力を受ける力点部を有する揺動部と、
ユーザーの操作により前記装着部に対して相対的に押し込まれる操作部であって、押し込まれる際に前記力点部を押し込む押込部を有する操作部と、
前記力点部と前記軸支部との間に位置する作用部であって、前記力点部が押し込まれることにより前記揺動部が前記一方向の成分を持つ方向に揺動する際に、前記揺動部から前記ヘッド部に対して押し込み力を伝達する作用部と、
を備え、
前記揺動部が前記軸支部に軸支されていない非軸支状態で前記操作部及び前記ヘッド部が前記装着部に対して押し込まれることによって、前記揺動部が前記操作部又は前記ヘッド部の少なくとも一方により押されて前記一方向に移動し前記揺動部が前記軸支部に連結されることで軸支され、前記軸支部を支点として前記揺動部が前記一方向の成分を持つ方向及びその反対方向に前記装着部に対して相対的に揺動可能となる液剤吐出容器。
<2>前記軸支部を有しているとともに、前記装着部に取り付けられるストッパ部を備え、
前記装着部に対する前記ストッパ部の取り付け状態を、前記装着部に対する前記操作部又は前記ヘッド部の少なくとも一方の押し込みを当該ストッパ部により規制する第1取付状態と、前記装着部に対する前記操作部及び前記ヘッド部の押し込みを許容する第2取付状態とに切り替え可能であり、
前記非軸支状態で且つ前記第2取付状態の状態において、前記操作部及び前記ヘッド部が前記装着部に対して押し込まれることによって、前記揺動部が前記操作部又は前記ヘッド部の少なくとも一方により押されて前記一方向に移動し前記揺動部が前記軸支部に軸支される<1>に記載の液剤吐出容器。
<3>前記ストッパ部は、
前記装着部に取り付けられる取付部と、
前記取付部から前記一方向に対する反対方向に起立している支持部と、
を備え、
前記支持部の起立方向における先端部に前記軸支部が設けられており、
前記軸支部は、前記一方向に向けて湾曲した返し部を有するフック形状に形成されており、
前記揺動部は、前記返し部に係合する軸部を有し、
前記軸部が前記返し部に係合することで前記揺動部が前記軸支部に連結される<2>に記載の液剤吐出容器。
<4>前記ストッパ部は、前記装着部に取り付けられる筒状部を有し、
前記装着部は、前記筒状部が外嵌されることで前記ストッパ部が取り付けられる管状部を有し、
前記筒状部が前記管状部に外嵌された状態で前記ストッパ部が前記管状部に対して当該管状部の軸周りに回転させられることによって、前記ストッパ部が前記第1取付状態と前記第2取付状態とに切り替わる<2>又は<3>に記載の液剤吐出容器。
<5>前記揺動部と前記操作部とが一体形成されている<1>から<4>のいずれか一項に記載の液剤吐出容器。
<6>液剤を貯留する容器本体に装着される装着部と、
前記装着部に対して一方向及び前記一方向に対する反対方向に移動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に前記一方向に押し込まれることにより前記液剤が通過するヘッド部と、
前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、
前記装着部に対して相対的に揺動可能に軸支部において軸支されるとともに、押し込み力を受ける力点部を有する揺動部と、
ユーザーの操作により前記装着部に対して相対的に押し込まれる操作部であって、押し込まれる際に前記力点部を押し込む押込部を有する操作部と、
前記力点部と前記軸支部との間に位置する作用部であって、前記力点部が押し込まれることにより前記揺動部が前記一方向の成分を持つ方向に揺動する際に、前記揺動部から前記ヘッド部に対して押し込み力を伝達する作用部と、
を備え、
前記揺動部が前記軸支部に軸支されていない非軸支状態で前記操作部及び前記ヘッド部が前記装着部に対して押し込まれることによって、前記揺動部が前記操作部又は前記ヘッド部の少なくとも一方により押されて前記一方向に移動し前記揺動部が前記軸支部に連結されることで軸支され、前記軸支部を支点として前記揺動部が前記一方向の成分を持つ方向及びその反対方向に前記装着部に対して相対的に揺動可能となる液剤吐出器付きキャップ。
<7><1>から<5>のいずれか一項に記載の液剤吐出容器と、
前記容器本体に充填された前記液剤と、
を備える液剤吐出容器詰め品。
11 胴部
12 肩部
13 口頸部
20 操作部
21 押下部
21a 下面
21b 凹部
24 被ガイド部
24a 被ガイド溝
25 操作受部
25a 下面
27 連結部
28 ドーム型本体部
28a 開口
28b 係止用開口
29 第2被ガイド部
29a 突起部収容溝
29b 段差部
30 ヘッド部
30a 上面
31 ヘッド本体部
32 外筒部(筒状部)
32a 回転規制突起
33 突起部(作用部)
33a リブ状支持部
34 内筒部
35 第1押下規制部
35a 突起部
36 第2押下規制部
37a 第1位置決め用突起
37b 第2位置決め用突起
38 ガイド部
38a 第1ガイドリブ
38b 第2ガイドリブ
39 第2ガイド部
39a 突起部
40 ノズル部
41 吐出口
42 リブ
50 液剤吐出器付きキャップ
52 装着部
52a 筒状部
52b 天面部
52c 管状部
52d フランジ部
53 ディップチューブ
60 揺動部
61 力点部
62 第1部分
63 第2部分
63a 係合部
64 軸部
65 境界部
65a 作用面(作用部)
66 カバー部
70 ストッパ部材(ストッパ部)
71 内周壁部
72 外周壁部
72a 第1部分
72b 第2部分
73 連結部
74 支持部
75 軸支部
75a 返し部
75b 傾斜面
76 膨出部
77a 第1位置決め溝
77b 第2位置決め溝
78 上方突出部
100 液剤吐出容器
150 液剤
200 液剤吐出容器詰め品
Claims (7)
- 液剤を貯留する容器本体と、
前記容器本体に装着される装着部と、
前記装着部に対して一方向及び前記一方向に対する反対方向に移動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に前記一方向に押し込まれることにより前記液剤が通過するヘッド部と、
前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、
前記装着部に対して相対的に揺動可能に軸支部において軸支されるとともに、押し込み力を受ける力点部を有する揺動部と、
ユーザーの操作により前記装着部に対して相対的に押し込まれる操作部であって、押し込まれる際に前記力点部を押し込む押込部を有する操作部と、
前記力点部と前記軸支部との間に位置する作用部であって、前記力点部が押し込まれることにより前記揺動部が前記一方向の成分を持つ方向に揺動する際に、前記揺動部から前記ヘッド部に対して押し込み力を伝達する作用部と、
を備え、
前記揺動部が前記軸支部に軸支されていない非軸支状態で前記操作部及び前記ヘッド部が前記装着部に対して押し込まれることによって、前記揺動部が前記操作部又は前記ヘッド部の少なくとも一方により押されて前記一方向に移動し前記揺動部が前記軸支部に連結されることで軸支され、前記軸支部を支点として前記揺動部が前記一方向の成分を持つ方向及びその反対方向に前記装着部に対して相対的に揺動可能となる液剤吐出容器。 - 前記軸支部を有しているとともに、前記装着部に取り付けられるストッパ部を備え、
前記装着部に対する前記ストッパ部の取り付け状態を、前記装着部に対する前記操作部又は前記ヘッド部の少なくとも一方の押し込みを当該ストッパ部により規制する第1取付状態と、前記装着部に対する前記操作部及び前記ヘッド部の押し込みを許容する第2取付状態とに切り替え可能であり、
前記非軸支状態で且つ前記第2取付状態の状態において、前記操作部及び前記ヘッド部が前記装着部に対して押し込まれることによって、前記揺動部が前記操作部又は前記ヘッド部の少なくとも一方により押されて前記一方向に移動し前記揺動部が前記軸支部に軸支される請求項1に記載の液剤吐出容器。 - 前記ストッパ部は、
前記装着部に取り付けられる取付部と、
前記取付部から前記一方向に対する反対方向に起立している支持部と、
を備え、
前記支持部の起立方向における先端部に前記軸支部が設けられており、
前記軸支部は、前記一方向に向けて湾曲した返し部を有するフック形状に形成されており、
前記揺動部は、前記返し部に係合する軸部を有し、
前記軸部が前記返し部に係合することで前記揺動部が前記軸支部に連結される請求項2に記載の液剤吐出容器。 - 前記ストッパ部は、前記装着部に取り付けられる筒状部を有し、
前記装着部は、前記筒状部が外嵌されることで前記ストッパ部が取り付けられる管状部を有し、
前記筒状部が前記管状部に外嵌された状態で前記ストッパ部が前記管状部に対して当該管状部の軸周りに回転させられることによって、前記ストッパ部が前記第1取付状態と前記第2取付状態とに切り替わる請求項2又は3に記載の液剤吐出容器。 - 前記揺動部と前記操作部とが一体形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の液剤吐出容器。
- 液剤を貯留する容器本体に装着される装着部と、
前記装着部に対して一方向及び前記一方向に対する反対方向に移動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に前記一方向に押し込まれることにより前記液剤が通過するヘッド部と、
前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、
前記装着部に対して相対的に揺動可能に軸支部において軸支されるとともに、押し込み力を受ける力点部を有する揺動部と、
ユーザーの操作により前記装着部に対して相対的に押し込まれる操作部であって、押し込まれる際に前記力点部を押し込む押込部を有する操作部と、
前記力点部と前記軸支部との間に位置する作用部であって、前記力点部が押し込まれることにより前記揺動部が前記一方向の成分を持つ方向に揺動する際に、前記揺動部から前記ヘッド部に対して押し込み力を伝達する作用部と、
を備え、
前記揺動部が前記軸支部に軸支されていない非軸支状態で前記操作部及び前記ヘッド部が前記装着部に対して押し込まれることによって、前記揺動部が前記操作部又は前記ヘッド部の少なくとも一方により押されて前記一方向に移動し前記揺動部が前記軸支部に連結されることで軸支され、前記軸支部を支点として前記揺動部が前記一方向の成分を持つ方向及びその反対方向に前記装着部に対して相対的に揺動可能となる液剤吐出器付きキャップ。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の液剤吐出容器と、
前記容器本体に充填された前記液剤と、
を備える液剤吐出容器詰め品。
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