JP2601167B2 - ポンプ注液式液体容器 - Google Patents

ポンプ注液式液体容器

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JP2601167B2 JP31061693A JP31061693A JP2601167B2 JP 2601167 B2 JP2601167 B2 JP 2601167B2 JP 31061693 A JP31061693 A JP 31061693A JP 31061693 A JP31061693 A JP 31061693A JP 2601167 B2 JP2601167 B2 JP 2601167B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、蓋体内のエアーポン
プをポンプ押板で圧縮させ、そのエアーポンプからの加
圧空気により内容器内の液体を液体注出通路を通して外
部へ注出し得るように構成したポンプ注液式液体容器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の一般的なポンプ注液式液体容器
においては、ポンプ押板の押下げ時にエアーポンプが圧
縮されて内容器内が高圧となり、ポンプ押板の上動時に
エアーポンプが伸長して該内容器内が負圧となる。
【0003】ところで、この種のポンプ注液式液体容器
において、内容器内の液体を一度に多量に注出する場合
には、ポンプ押板を必要回数だけ連続して上下動させて
行うが、そのポンプ操作速度を速くすると、内容器内に
ポンプ押板を押下げたときの残圧がまだ残っているにも
かかわらず、ポンプ押板の上動が開始した途端にその内
容器内の残圧が外部に逃げてしまい、ポンプ効率が悪か
った。
【0004】この種のポンプ注液式液体容器において、
上記のようなポンプ効率の問題を改善し得るようにした
ものとしては、エアーポンプ操作用のポンプ押板の押圧
操作時において内容器内へ通ずる空気吹込口と連通する
ポンプ吐出口と前記エアーポンプの伸張作動時に該ポン
プ吐出口を閉塞する逆止弁とを有し且つ前記ポンプ押板
の押圧操作と連動して前記空気吹込口を前記ポンプ吐出
口にのみ連通可能となるように閉塞する弁体を具備し、
該弁体による前記空気吹込口の閉塞時において前記エア
ーポンプの伸縮作動を許容するように構成し、ポンプ押
板の押圧時に内容器内に残る残圧を外部へ逃がすことな
く、次のポンプ押板の押圧による内容器内圧の上昇に利
用するようにしたものが提案されている(例えば、実開
昭63ー97687号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知例
の場合、弁体をエアーポンプの下板に当接させることに
よって、空気吹込口をポンプ吐出口とのみ連通可能とな
るように閉塞することとされているため、弁体の上下動
を円滑且つ確実に行わしめるために弁体をガイドするた
めの特別なガイド部材を狭い空間しかないエアーポンプ
内に設ける必要があり、構造的に複雑とならざるを得な
いという不具合が存する。
【0006】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、弁体の上下動をガイドするために特別な部材を設
けることなく、エアーポンプの下板を利用して弁体のガ
イドを行うことにより、簡単な構造で連続注出を可能な
らしめるとともに、加圧空気の内容器への吹き込み、蒸
気の排出および転倒時における内容液の流出防止を達成
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明のポンプ注液式
液体容器では、上記課題を解決するための手段として、
蓋体5内のエアーポンプ6をポンプ押板21にて押圧操
作し、加圧空気により内容器4内の液体を液体注出通路
7を通して外部へ注出し得るように構成されたポンプ注
液式液体容器において、前記ポンプ押板21の押圧操作
と連動する弁体25を設け、前記エアーポンプ6の下板
16に、該エアーポンプ6内に臨ませられるとともに前
記内容器4内に通ずる連通管24を形成し、該連通管2
4に対して前記弁体25を上下動自在に嵌挿し、該弁体
25を、前記ポンプ押板21の非押圧操作時においては
前記連通管24のエアーポンプ6内への臨出端部に形成
された連通口23を開放状態とし、前記ポンプ押板21
の所定ストローク範囲内での押圧操作時においては前記
連通口23を超えて前記連通管24内の通路を閉塞し、
さらにポンプ押板21の前記所定ストローク範囲を超え
た押圧操作時においては前記連通管24を再度開通させ
て加圧空気の吹込通路となすように構成している。
【0008】
【作用】本願発明のポンプ注液式液体容器では、上記手
段によって次のような作用が得られる。
【0009】即ち、ポンプ押板21の非押圧操作時にお
いては、弁体25の上動により連通口23が開放され、
連通管24は空気排出通路となる。従って、内容器4内
の蒸気は連通管24、連通口23およびエアーポンプ6
内を経て外部へ排出され、内容器4内の自然昇圧が防止
される。なお、液体容器の転倒時においては、内容器4
内の液体は連通管24および連通口23を経てエアーポ
ンプ6内に流入するため外部への流出は防止される。
【0010】一方、ポンプ押板21を所定ストローク範
囲を超えて押圧操作すると、弁体25による連通管24
内の通路の閉塞が解除されて連通管24は開放状態とさ
れ、連通管24はエアーポンプ6からの加圧空気を内容
器4内へ吹き込む吹込通路となる。従って、エアーポン
プ6からの加圧空気は、連通管24を通って内容器4内
に吹き込まれる。そして、この状態においてポンプ押板
21を所定ストローク範囲内上動させると、弁体25に
よって連通管24の通路が閉塞状態とされ、内容器4内
が保圧され、再度ポンプ押板21を押し下げると、エア
ーポンプ6からの加圧空気が連通管24を介して内容器
4内に吹き込まれることとなり、内容器4内を保圧した
状態での連続注出が可能となる。
【0011】
【発明の効果】本願発明によれば、蓋体5内のエアーポ
ンプ6をポンプ押板21にて押圧操作し、加圧空気によ
り内容器4内の液体を液体注出通路7を通して外部へ注
出し得るように構成されたポンプ注液式液体容器におい
て、前記ポンプ押板21の押圧操作と連動する弁体25
を設け、前記エアーポンプ6の下板16に、該エアーポ
ンプ6内に臨ませられるとともに前記内容器4内に通ず
る連通管24を形成し、該連通管24に対して前記弁体
25を上下動自在に嵌挿し、該弁体25を、前記ポンプ
押板21の非押圧操作時においては前記連通管24のエ
アーポンプ6内への臨出端部に形成された連通口23を
開放状態とし、前記ポンプ押板21の所定ストローク範
囲内での押圧操作時においては前記連通口23を超えて
前記連通管24内の通路を閉塞し、さらにポンプ押板2
1の前記所定ストローク範囲を超えた押圧操作時におい
ては前記連通管24を再度開通させて加圧空気の吹込通
路となすように構成して、ポンプ押板21の所定ストロ
ーク範囲を超えた押圧操作時においては、弁体25によ
る連通管24の閉塞状態が解除されて連通管24が加圧
空気の吹込通路となるようにしたので、エアーポンプ6
からの加圧空気を、連通管24を介して内容器4内に吹
き込むことが可能となり、しかも、この状態においてポ
ンプ押板21を所定ストロークだけ上動あるいは下動さ
せることにより、連通管24の通路が閉塞あるいは開通
を繰り返され、内容器4内を保圧した状態での連続注出
が可能となり、エアーポンプ6の下板16を利用して連
通管24を設けるという極めて簡易な構成により、ポン
プ押板21の上下動操作による連続注出が可能となると
ともに、弁体25の上下動の円滑化および確実な作動を
確保できるという優れた効果がある。
【0012】また、ポンプ押板21の非押圧操作時にお
いては、弁体25の上動により連通口23が開放され、
連通管24内が空気排出通路となるようにしたので、内
容器4内の蒸気は連通管24内の通路、連通口23およ
びエアーポンプ6内を経て外部へ排出されることとな
り、内容器4内の自然昇圧を防止できるとともに、液体
容器の転倒時においては、内容器4内の液体は連通管2
4内および連通口23を経てエアーポンプ6内に流入す
るため外部への流出を確実に防止することができるとい
う優れた効果がある。
【0013】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾
つかの好適な実施例を説明する。
【0014】実施例1 図1〜図3には、本願発明の実施例1にかかるポンプ注
液式液体容器が示されている。
【0015】本実施例のポンプ注液式液体容器は、外ケ
ース2の上部に肩体3を設け且つ該外ケース2内に真空
二重瓶製の内容器4を収容した容器本体1と、該容器本
体1の上部を覆蓋する蓋体5と、該蓋体5内に設けたエ
アーポンプ6と、一連の液体注出通路7とを備えて構成
されている。
【0016】前記液体注出通路7は、前記内容器4の上
部開口と連通するように前記肩体3の中央部に形成され
た給液口8の周壁に上端が取り付けられ且つ内容器4の
内底部まで垂下せしめられる汲上管部7aと該汲上管部
7aの上端に接続され且つ略水平に前記肩体3の前部に
設けられたパイプカバー部3aへ向って延びる注出管部
7bとによって構成されており、該注出管部7bの途中に
は転倒止水弁9が介設されている。符号10は注出口で
ある。
【0017】前記蓋体5は、容器本体1(即ち、肩体3)
の上部後側において蝶番ピン11で開閉自在に枢着され
ている。
【0018】この蓋体5は、天板12と底板13とによ
り前記エアーポンプ6を収容し得る空間を形成して構成
されており、前記底板13の略中央部には、蓋体5の閉
状態において前記給液口8を閉塞する栓部14が形成さ
れている。
【0019】エアーポンプ6としては、上板15と下板
16(本実施例の場合、蓋体底板13の一部により構成
されている)との間に環状のベローズ17を介設したも
のを使用している。また、この実施例では、エアーポン
プ6は、蓋体5の外形の割りに比較的小径のものを使用
しており、ポンプ操作が軽く行えるようにしている。符
号18はエアーポンプ6の伸張限を規制するストッパー
である。
【0020】前記ポンプ上板15の中央部には、エアー
ポンプ6の膨張時において空気を吸い込む吸気口19が
形成され、該吸気口19には、フックバルブタイプの吸
気弁20が設けられている。この吸気弁20は、下動時
に吸気口19を閉塞し、上動時に吸気口19を開放する
こととされている。本実施例の場合、前記吸気口19
は、エアーポンプ6の非作動時における内圧排出口を兼
用している。
【0021】前記エアーポンプ6の上部には、ポンプ押
板21が設けられており、該ポンプ押板21を押圧操作
することによってポンプ操作が行えることとなってい
る。
【0022】そして、本実施例の場合、前記吸気弁20
には、下向きに一体に垂設された作動杆26が設けられ
ており、該作動杆26の下端には、前記ポンプ押板21
の押圧操作に応動して後述する連通管24内の通路を開
閉する弁体25が設けられている。本実施例の弁体25
は、前記作動杆26の下端部外周に嵌着されたリング状
パッキンとされている。
【0023】前記ポンプ下板16の中央部下方には、前
記栓部14に形成された空気吹込口22を介して内容器
4内と連通し、前記エアーポンプ6内に臨ませられ且つ
その臨出端部にエアーポンプ6内と連通する連通口23
を有する連通管24が形成されている。
【0024】該連通管24は、前記ポンプ下板16の中
央部を略円筒状に隆起させて前記栓部14の上面との間
に形成されており、前記弁体25が上方から嵌挿される
小径のガイド筒部24aと、該ガイド筒部24aの下方に
連続する大径の連通部24bとからなっている。そし
て、前記ガイド筒部24aの上端の一部を切除すること
によって前記連通口23が形成されることとなってい
る。
【0025】また、前記吸気弁20とポンプ下板16と
の間には、エアーポンプ6を伸張させるためのスプリン
グ27が介設されている。
【0026】本実施例のポンプ注液式液体容器において
は、ポンプ伸張状態(即ち、ポンプ押板21の非操作時)
では、ポンプ上板15が吸気弁20とともにスプリング
27によって上方に押し上げられていることにより、弁
体25も上動せしめられて、連通口23が開放され、連
通管24は、内容器4内の内圧を排出させる内圧排出通
路となる(図1参照)。
【0027】また、ポンプ押板21を所定ストローク範
囲内で上下動させる時(即ち、弁体25が連通口23の
下端から連通管24のガイド筒部24aの下端に至る間
を往復する時)には、連通管24内の通路は閉塞状態と
され、内容器4内が保圧される(図2参照)。
【0028】さらに、ポンプ押板21を所定ストローク
範囲を超えて上下動させる時(即ち、弁体25が連通管
24の連通部24b内において往復する時)には、連通管
24は、開通状態とされ、加圧空気の吹込通路となる
(図3参照)。
【0029】図面中、符号28は蓋体5の閉止状態を保
持するためのロック機構、29はエアーポンプ6の圧縮
作動を規制するロック装置、30は把手、31,32は
断熱材である。
【0030】上記のように構成されたポンプ注液式液体
容器は次のように作用する。
【0031】液体注出時には、まずポンプ押板21を押
し下げると、図2に示すように、吸気弁20が押し下げ
られて弁体25が連通口23より下方に移動せしめら
れ、内容器4内が密封状態となる。この状態では内容器
4内は保圧される。なお、この時点では、エアーポンプ
6の吸気口19は吸気弁20により閉塞されていない。
さらに、ポンプ押板21を押し下げると、図3に示すよ
うに、吸気弁20が吸気口19を閉塞した後、弁体25
が連通管24におけるガイド筒部24aより下方の連通
部24bにまで下降せしめられて、連通管24が加圧空
気の吹込通路となり、エアーポンプ6内の加圧空気が、
連通管24を通って内容器4内に吹き込まれ、これによ
って内容器4内の液体が液体注出通路7を通って外部へ
注出される。
【0032】また、一度に多量の液体を連続注出したい
時のように、ポンプ操作を連続して行う場合には、ポン
プ押板21を所定ストローク(即ち、弁体25が連通管
24のガイド筒部24aに嵌挿される範囲で)上動させる
と(即ち、図2の状態に復帰させると)、内容器4内が保
圧されることとなるため、その後再度ポンプ押板21を
押し下げる操作を繰り返せばよい。この時、内容器4内
は残圧が保留されたままに維持されるとともに、吸気口
19からエアーポンプ6内に外気が導入される。このよ
うに、内容器4内に残圧が保留されたままで次のポンプ
押下げ操作をすると、内容器4内の残圧が外部に逃げな
い分だけポンプ効率が良好となる。
【0033】また、本実施例の場合、ポンプ押板21の
押圧操作時において、弁体25が連通管24のガイド筒
部24aに沿って円滑に下動せしめられることとなるた
め、エアーポンプ6の下板16を利用してその下方に連
通管24を設けるという極めて簡易な構成により、弁体
25の上下動の円滑化および確実な作動を確保できる。
【0034】一方、ポンプ押板21の非押圧操作時にお
いては、弁体25の上動により連通口23が開放され、
連通管24が内圧排出用の通路となるため、内容器4内
の蒸気は連通管24およびエアーポンプ6内を通って外
部へ排出されることとなり、内容器4内の自然昇圧を防
止できるとともに、液体容器の転倒時においては、内容
器4内の液体は空気吹込口22、連通管24および連通
口23を経てエアーポンプ6内に流入するため外部への
流出を確実に防止することができる。
【0035】実施例2 図4には、本願発明の実施例2にかかるポンプ注液式液
体容器が示されている。
【0036】本実施例の場合、吸気口19をポンプ押板
21の押圧時に閉塞する吸気弁20がポンプ押板21の
下面に設けられており、ポンプ押板21とポンプ上板1
5との間に復帰用スプリング33が介設されている。本
実施例の吸気弁20は前記ポンプ押板21の下面を下向
きに円形突出させてなね膨出部とされている。また、下
端に弁体25を具備する作動杆26は、ポンプ上板15
における吸気口19の周縁から一体に垂設されていて内
部中空とされており、その上端の吸気口19には、ポン
プ押板21の押圧操作時に前記吸気弁20が圧接される
シール部材34が設けられている。該シール部材34に
は作動杆26内と外部とを連通させる穴35(実質的な
吸気口となる)が形成されている。
【0037】本実施例の場合、ポンプ上板15とポンプ
下板16との間にポンプ伸長用のスプリング27が介設
されている。
【0038】従って、本実施例の場合、ポンプ押板21
を押圧操作すると、吸気口19が吸気弁20により閉塞
されるとともに、ポンプ上板15が押し下げられ、それ
によって弁体25が下動して連通管24の連通部24b
まで下降した時点で、連通管24が加圧空気の吹込通路
となる。そして、連続注出時におけるエアーポンプ6内
への吸気は作動杆26内の空間を介して行なわれること
となっている。その他の構成および作用効果は実施例1
と同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0039】実施例3 図5には、本願発明の実施例3にかかるポンプ注液式液
体容器が示されている。
【0040】本実施例の場合、吸気口19を閉塞する吸
気弁20は、ポンプ押板21の中央部に形成された通孔
36に対して上下動自在に嵌挿された押ボタンタイプの
操作部材37に設けられている。該操作部材37は、ポ
ンプ上板15との間に介設された復帰用スプリング38
により上方に付勢されるとともに、操作部材37の外周
に一体形成されたフランジ部39と前記通孔36の口縁
との係合により上動規制されている。なお、弁体25を
下端部に有する作動杆26は、実施例2の場合と同様に
吸気口19の周縁から一体に垂設されていて内部中空と
されている。
【0041】従って、本実施例の場合、操作部材37を
1本の指(例えば、中指)で押圧すると、吸気弁20が吸
気口19を閉塞するので、その状態のまま他の指でポン
プ押板21を押圧操作すれば、ポンプ上板15が押し下
げられ、それによって弁体25が下動して連通管24の
連通部24bまで下降した時点で、連通管24が加圧空
気の吹込通路となる。なお、連続注出時においては、操
作部材37への押圧力を解除することなく、ポンプ押板
21を上下動させればよい。また、連続注出時における
エアーポンプ6内への吸気は作動杆26の内部空間を介
して行なわれることとなっている。その他の構成および
作用効果は実施例1と同様なので重複を避けて説明を省
略する。
【0042】実施例4 図6には、本願発明の実施例4にかかるポンプ注液式液
体容器が示されている。
【0043】本実施例の場合、実施例1と異なる点は弁
体25の形状だけである。つまり、本実施例の場合、弁
体25は、作動杆26の下端に対して固着された円盤状
パッキンとされているのである。その他の構成および作
用効果は実施例1と同様なので重複を避けて説明を省略
する。
【0044】本願発明は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1にかかるポンプ注液式液体
容器の上部縦断面図である。
【図2】本願発明の実施例1にかかるポンプ注液式液体
容器において弁体による連通口閉塞時の状態を示す要部
縦断面図である。
【図3】本願発明の実施例1にかかるポンプ注液式液体
容器のポンプ加圧時の状態を示す要部縦断面図である。
【図4】本願発明の実施例2にかかるポンプ注液式液体
容器の要部縦断面図である。
【図5】本願発明の実施例3にかかるポンプ注液式液体
容器の要部縦断面図である。
【図6】本願発明の実施例4にかかるポンプ注液式液体
容器の要部縦断面図である。
【符号の説明】
1は容器本体、4は内容器、5は蓋体、6はエアーポン
プ、7は液体注出通路、15はポンプ上板、16はポン
プ下板、19は吸気口、20は吸気弁、21はポンプ押
板、22は空気吹込口、23は連通口、24は連通管、
25は弁体、26は作動杆。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋体(5)内のエアーポンプ(6)をポンプ
    押板(21)にて押圧操作し、加圧空気により内容器(4)
    内の液体を液体注出通路(7)を通して外部へ注出し得る
    ように構成されたポンプ注液式液体容器であって、前記
    ポンプ押板(21)の押圧操作と連動する弁体(25)を設
    け、前記エアーポンプ(6)の下板(16)には、該エアー
    ポンプ(6)内に臨ませられるとともに前記内容器(4)内
    に通ずる連通管(24)を形成し、該連通管(24)に対し
    て前記弁体(25)を上下動自在に嵌挿し、該弁体(25)
    は、前記ポンプ押板(21)の非押圧操作時においては前
    記連通管(24)のエアーポンプ(6)内への臨出端部に形
    成された連通口(23)を開放状態とし、前記ポンプ押板
    (21)の所定ストローク範囲内での押圧操作時において
    は前記連通口(23)を超えて前記連通管(24)内の通路
    を閉塞し、さらにポンプ押板(21)の前記所定ストロー
    ク範囲を超えた押圧操作時においては前記連通管(24)
    を再度開通させて加圧空気の吹込通路となすように構成
    されていることを特徴とするポンプ注液式液体容器。
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